JPH0218031Y2 - - Google Patents

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JPH0218031Y2
JPH0218031Y2 JP15713084U JP15713084U JPH0218031Y2 JP H0218031 Y2 JPH0218031 Y2 JP H0218031Y2 JP 15713084 U JP15713084 U JP 15713084U JP 15713084 U JP15713084 U JP 15713084U JP H0218031 Y2 JPH0218031 Y2 JP H0218031Y2
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control
control cable
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work equipment
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は所定の作業を行う作業機器とこの作業
機器の作動を遠隔制御する制御装置とをつなぐ制
御ケーブルを、作業機器の移動に伴つて繰り出し
たり繰り込んだりするケーブル送り装置に関す
る。
〈従来の技術〉 空調用ダクト内の清掃ロボツトや各種配管内の
検査ロボツト等のように、作業者が立ち入つたり
近付くことができないような箇所に対して種々の
作業を行う作業機器においては、一般に作業機器
とこの作業機器の作動を制御する制御装置とを給
電線や信号線を一括して束ねた制御ケーブルにて
連結し、この制御ケーブルを介して作業機器の作
動を遠隔操作するようにしている。このような作
業機器の移動のための駆動源の出力を小さくして
可能な限り作業機器の小型化を企図した場合、作
業機器の移動に伴つて制御ケーブルを自動的に繰
り出したり繰り込んだりするケーブル送り装置を
作業機器と制御装置との間に介在させ空調ダクト
や各種配管を設けた開口に臨んで設置するのが普
通である。このケーブル送り装置は制御ケーブル
を送る送りローラと、この送りローラを作業機器
の移動に伴つて回転駆動するモータとを具えてお
り、制御ケーブルの繰り出し繰り込みは作業ロボ
ツトの前進・後退の信号によりモータを正逆転さ
せて制御している。一方、空調ダクトや各種配管
内に制御ケーブルを挿入するために設ける開口
は、後始末のしやすさの点から比較的小形(幅
300mm程度)となつている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記のようにケーブル送り装置は、作業機器の
前進、後退に応じて制御ケーブルを繰り出し、繰
り入れするものである。このため、作業機器の移
動速度に一致した送り速度であると共に作業機器
の移動量に一致した送り量で制御ケーブルの繰り
出し、繰り入れを行わなければならず、これを実
現するためには、送りローラ等のケーブル送り部
に制御ケーブルを正確に案内することが要求され
る。
ところが、制御ケーブルの重さ等の原因により
作業機器が引つ張られ駆動輪がスリツプし、地上
局の制御盤に表示される走行距離と作業機器の実
際の走行距離とが一致しなくなる。その結果、制
御ケーブルがたるんだ場合は作業機器が制御ケー
ブルを踏み、制御ケーブルが張り過ぎた場合は作
業機器自体が引つ張られることになる。作業機器
の動きと制御ケーブルの動きが同調しなくなると
作業パターンが狂い作業ムラが生じる。そこでエ
ンコーダー付のDCモータを用いて、作業機器の
走行速度に同期させて制御ケーブルの繰り出し繰
り入れ駆動をさせることも考えられるが、装置が
高価になると共に、作業機器が走行時にスリツプ
したり、ケーブル送り装置内で制御ケーブルがス
リツプするため、実用には至つていないのが実状
である。
また、作業機器を併用、たとえば清掃ロボツト
と点検検査ロボツトを併用して運転する場合、ケ
ーブル送り装置を空調ダクトや各種配管の開口近
傍に互いに干渉しないように並設する必要があ
る。ところが、ケーブル送り装置を並設すると制
御ケーブルの間隔が開口の幅よりも広くなつてし
まうことがあり、開口が小形の空調ダクトや各種
配管では開口を広げなければ複数台の作業ロボツ
トの併用運転は不可能であつた。
本考案は上述した問題点を有効に解決するため
になされたもので、送りローラ等の制御ケーブル
送り部に制御ケーブルをこの制御ケーブルの変形
に関係なく正確に案内し、また制御ケーブルの張
力を検出してそれにより作業機器に対する制御ケ
ーブルのスムーズな同期運転を可能とし、しかも
制御ケーブル挿入用の開口に対して簡単に任意の
角度をつけることができ作業機器の併用運転を可
能にしたケーブル送り装置を提供することを目的
とする。
〈問題点を解決するための手段・作用〉 本考案は、作業機器の作業場所に臨む位置に回
動自在且つ回動位置決め可能に制御ケーブルを繰
る送りローラが回転自在に支持された装置本体を
設けて制御ケーブルを開口に対して任意の角度で
挿入できるようにし、この送りローラに対し複数
の押えローラをそれぞれ独立して揺動するように
し、制御ケーブルに断面形状変形があつても制御
ケーブルが送りローラに押えローラにより押付け
られるようにし、また装置本体に制御ケーブルに
押え付けられるテンシヨンローラを備えたレバー
を回動自在に支持すると共に制御ケーブルの緊張
によりこのレバーが回動した時作動する本体側セ
ンサ部材を設けこの本体側センサ部材の信号によ
り送りローラの駆動回転を制御するようにし、更
に装置本体に制御ケーブルが貫通する分割可能な
ガイド孔を有するガイドを備え付けて制御ケーブ
ルの送りを正確に案内すると共に制御ケーブルの
ケーブル送り装置への着脱性を保証するように
し、一方作業機器の給電コネクタを挾んで少なく
とも二箇所に制御ケーブルの引張力により作動す
る作業機器側センサ部材を設けこの作業機器側セ
ンサ部材の信号により送りローラの駆動回転を制
御するようにしたものである。
〈実施例〉 本考案に係るケーブル装置を空調ダクト清掃・
検査装置に応用した一実施例について説明する。
本実施例のケーブル送り装置の全体システムは
第9図に示すように空調ダクト1内を走行してこ
の空調ダクト1内を清掃する清掃ロボツト2と、
空調ダクト1内を点検検査する検査ロボツト3に
は、当該清掃ロボツト2と検査ロボツト3の作動
を制御する制御装置4が制御ケーブル5,6を介
して連結されており、制御装置4は図示しない電
源に接続される給電線7と、清掃ロボツト2、検
査ロボツト3に搭載された図示しないテレビカメ
ラからの画像を写し出すモニタ8と、作業者がこ
のモニタ8の画像に基づいて清掃ロボツト2と検
査ロボツト3に指令を発する操作ホツクス9とを
具えている。制御ケーブル5,6の出入り口とな
る空調ダクト1の開口1aには清掃ロボツト2、
検査ロボツト3それぞれのケーブル送りを行なう
ケーブル送り装置10が2個設置され、固定部材
である固定バンド11にて固定され、ケーブル送
り装置10は図示しない給電ケーブルを介して制
御装置4に接続されている。
次にケーブル送り装置10を、一部断面にして
示す正面、側面、平面を表す第1図〜第3図、第
2図のA矢視、B矢視を表す第4図、第5図、ガ
イドの斜視を表す第6図に基づき説明する。ま
た、第7図にはケーブル送り装置を二台並設した
状態の概略斜視、第8図には作業機器側のセンサ
部材を表す側面を示してある。尚、清掃ロボツト
2用のケーブル送り装置10と検査ロボツト用3
のケーブル送り装置10とは同一物である。
空調ダクト1の開口1a近傍に設置されるコモ
ンベース12は固定バンド11により空調ダクト
1に固定され、コモンベース12上には支点部材
である支点ピン13と図示しないスペーサ、およ
びマグネツト14を介してベース板18が、回動
自在(図中矢印で示す)且つ任意の位置にマグネ
ツト14により固定可能に載置されている。ベー
ス板18上には装置本体であるブラケツト19が
立設され、そこに減速機を具えたモータ20が制
御箱15と共に固定されると共に、そのモータ2
0の駆動軸21には送りローラ22が固定されて
いる。一方、送りローラ22の中心軸上方のブラ
ケツト19に取付けられた支軸23には一対のア
ーム24,25が回動自在に取付けられ、それら
の先端部にそれぞれ第1及び第2の押えローラ2
6,27が枢着されている。両アーム24,25
には、支軸23に巻回されたねじりコイルばね2
8の両端がそれぞれ引掛けられることにより、第
1及び第2の押えローラ26,27をそれぞれ送
りローラ22に押付ける方向に付勢されており、
ねじりコイルばね28のばね力により送りローラ
22と第1及び第2の押えローラ26,27とで
前記制御ケーブル5又は6を挾圧するようになつ
ている。尚、第2図に示すように、送りローラ2
2の外周面には制御ケーブル5又は6のすべりを
防止するゴムリング29が装着されている。
また、送りローラ22を挾んで両側にはそれぞ
れ第1及び第2のケーブルガイド30,31が配
設される。ケーブルガイド30,31は送りロー
ラ22に対向するガイド孔30a,31aをそれ
ぞれ有しており、制御ケーブル5,6はこのケー
ブル外径より約4mm大きい径で形成されているガ
イド孔30a,31aに挿通されて正確に送りロ
ーラ22へ案内されるようになつている。尚、ガ
イド孔31aについては後述するテンシヨンロー
ラ39の作用の関係から縦長の長孔となつてい
る。従つて、制御ケーブル5,6のケーブルガイ
ド30より制御装置4側に延在する部分やケーブ
ルガイド31より清掃・検査ロボツト2,3側に
延在する部分が揺動しても、この揺動はケーブル
ガイド30,31により抑制されることとなり、
制御ケーブル5,6は送りローラ22へ確実に案
内されて安定した繰り出し若しくは繰り込みがな
される。
また、第6図に示すようにケーブルガイド3
0,31はヒンジ32を介して連結された2つ割
り構造となつており、止具33を外してガイド孔
30a,31aを開放することによりガイド孔3
0a,31a内に制御ケーブル5,6を容易に貫
通させることができる。従つて、長尺の制御ケー
ブル5,6を端部から送つてガイド孔30a,3
1aに通すという面倒な作業を行う必要がなくな
ると共に、制御ケーブル5,6の端部に清掃・検
査ロボツト2,3や制御装置4に接続するための
ガイド孔30a,31aより大径のコネクタが設
けられている場合にも制御ケーブル5,6をガイ
ド孔30a,31aの挿通することができる。
尚、制御ケーブル5,6の移動を円滑にすると共
に制御ケーブル5,6外周面の損傷を防止するた
めに、ケーブルガイド30,31をジユラコン等
のプラスチツクで形成したり、ガイド孔30a,
31aの縁部を丸みをもたせて面取りしたりする
のが好ましい。
制御装置4側に位置する第1のケーブルガイド
30と送りローラ22との間にはブラケツト19
に取付けられた下面ガイド板34が配設されてお
り、この下面ガイド板34は第1のケーブルガイ
ド30から送りローラ22に至る制御ケーブル
5,6の下方に位置してこの制御ケーブル5,6
の下方への逃げを防止して確実な送りがなされる
ようにしている。尚、この第1のケーブルガイド
30から送りローラ22に至る部分での制御ケー
ブル5,6の側方への逃げは送りローラ22に取
付けられた一対の環状側面ガイド板22aにより
防止される。
清掃・検査ロボツト2,3側に位置する第2の
ケーブルガイド31と送りローラ22との間には
ベース板18に立設された一対の側面ガイド板3
5が配設されており、これら側面ガイド板35は
制御ケーブル5,6の側方を囲み、確実に送りが
なされるように制御ケーブル5,6の側方への逃
げを防止している。側面ガイド板35間にはこれ
ら側面ガイド板35に取付けられた下面ガイド板
36が配設されており、下面ガイド板36は制御
ケーブル5,6の下方に位置して確実に送りがな
されるように制御ケーブル5,6の下方への逃げ
を防止している。
さらに、ブラケツト19には支軸37が取付け
られ、その支軸37にレバー38が回動自在に支
持されると共に、レバー38の先端にはテンシヨ
ンローラ39が枢着されている。テンシヨンロー
ラ39は、送りローラ22と第2の押えローラ2
7との対向部から第2のケーブルガイド31に到
るケーブル経路上に位置するようになつている。
第2図のA矢視図、B矢視図をそれぞれ表わす第
4図及び第5図に示すように、支軸37にはねじ
りコイルばね40が巻回され、支軸37の端部に
固定されたばね力調整板41の孔にそのねじりコ
イルばね40の一端が挿通されて係止されると共
に、ねじりコイルばね40の他端はレバー38に
引掛けられており、それによりレバー38は第1
図中反時計方向のばね力を与えられている。その
ため、テンシヨンローラ39は制御ケーブル5,
6に押付けられ、ねじりコイルばね40のばね力
と制御ケーブル5,6の張力の兼合いに応じて制
御ケーブル5,6を屈曲させている。
また、ばね力調整板41には支軸37を中心と
した円周上に複数の孔が穿設されていて、ねじり
コイルばね40の一端が挿通される孔を変更する
ことによりねじりコイルばね40がレバー38に
与えるばね力の大きさを調節できるようにしてい
る。さらに、第4図に示されるように、レバー3
8の基端にはドグ42が突設される一方、それに
隣接して本体側センサ部材であるリミツトスイツ
チ43がブラケツト19に固定されており、前記
ばね力に抗してレバー38が所定角度まで回動し
たときにドグ42がリミツトスイツチ43を作動
させるようにする。また、リミツトスイツチ43
は制御箱15のモータ制御装置に接続され、前記
制御装置4からの制御信号と共にモータ20の運
転を制御するようになつている。
一方、第8図に示すように清掃・検査ロボツト
2,3後部の制御ケーブル5,6がつながれる給
電コネクタ45取付部にはこの給電コネクタ45
を挾んで両側に取付板46,46aが設けられ、
取付板46,46aには作業機器側センサ部材で
あるリミツトスイツチ47,47aが設けられて
いる。また取付板46,46aにはリミツトスイ
ツチ47,47aを作動させるためのL字形状の
ドグ48,48aが支点ピン49,49aを中心
に揺動自在(図中矢印で示す)に枢支され、ドグ
48,48aの清掃・検査ロボツト2,3側には
ばね50,50aが取り付けられ、ドグ48,4
8aはこのばね50,50aによつて清掃・検査
ロボツト2,3側に引張り力が加えられている。
ドグ48,48aのばね50,50a取付部には
ボールチエーン51,51aの一端が取付けら
れ、ボールチエーン51,51aの他端は1つの
ボールチエーン52に取り付けられている。一
方、制御ケーブル5,6には止め具53が固定さ
れ、止め具53にはばね54を介してボールチエ
ーン52の一端が取り付けられている。また制御
ケーブル5,6にはテンシヨンメンバが入れられ
ていると共に、リミツトスイツチ47,47aの
レバーには、リミツトスイツチ47,47aのレ
バーが下死点以上オーバーしないようにストツパ
55,55aが設けられている。
上記構成のケーブル送り装置10を2台並設し
て清掃ロボツト2と検査ロボツト3を併用運転す
る場合、まずコモンベース12を空調ダクト1の
開口1a近傍に設置し、固定バンド11により固
定する。次に開口1aの幅に合わせてベース板1
8を支点ピン13を中心に回動させて開口1aが
狭い場合ケーブル繰出し部を互いに内側に向け、
また開口1aが広い場合ケーブル送り部を互いに
平行して、開口1aの大きさに合わせて開口1a
に2本の制御ケーブル5,6がスムーズに入るよ
うにし、マグネツト14によりベース板18をコ
モンベース12に固定する。このようにケーブル
送り部はベース板18を回動させることで任意の
方向を向くように調整することができる。次に清
掃・検査ロボツト2,3と制御装置4とを繋ぐ制
御ケーブル5,6を送りローラ22と第1及び第
2の押えローラ26,27とで挾圧すると共に、
両ケーブルガイド30,31の止具33を外して
ガイド孔30a,31aを開放させると共に、押
えローラ26,27及びテンシヨンローラ39を
それぞれ引き上げて制御ケーブル5,6を両ケー
ブルガイド30,31に挿通する。この状態にお
いて、テンシヨンローラ39はねじりコイルばね
40のばね力により制御ケーブル5,6に押付け
られてそれによりその部分の制御ケーブル5,6
を屈曲させている。
而して、清掃・検査ロボツト2,3の前進時に
おいてはモータ20の制御はリミツトスイツチ4
3により行なわれる。清掃・検査ロボツト2,3
の前進に伴つて清掃・検査ロボツト2,3とケー
ブル送り装置10との間の制御ケーブル5,6が
不足すると、制御ケーブル5,6が緊張してテン
シヨンローラ39をねじりコイルばね40のばね
力に抗して押上げ、レバー38を第1図中時計方
向に回動させる。すると、レバー38によりリミ
ツトスイツチ43が作動し、その信号によりモー
タ20が起動して送りローラ22を回転させ、制
御ケーブル5,6が繰り出される。このケーブル
繰り出し速度は、清掃・検査ロボツト2,3の前
進速度より例えば5%程度大きくなるように設定
されており、従つてある時間制御ケーブル5,6
が繰り出されると制御ケーブル5,6は弛緩す
る。制御ケーブル5,6が弛緩すると、ねじりコ
イルばね40のばね力によりレバー38がテンシ
ヨンローラ39で制御ケーブル5,6を屈曲させ
つつ第1図中反時計方向に回動し、それによりリ
ミツトスイツチ43の作動が解除されてモータ2
0の運転が停止される。このように制御ケーブル
5,6の張力状態に応じて適宜モータ20の運
転、停止が繰り返されて、制御ケーブル5,6は
清掃・検査ロボツト2,3の前進と同期して繰り
出される。
ここで、レバー38を付勢するねじりコイルば
ね40のばね力は、制御ケーブル5,6の曲げ剛
性に応じて適宜ねじりコイルばね40が挿通され
るばね力調整板41の孔を変更することによつて
調節される。すなわち、制御ケーブル5,6の曲
げ剛性が大きい場合はそれに応じてばね力を大き
くして、制御ケーブル5,6が弛緩した時に直ち
にそのばね力で制御ケーブル5,6を屈曲して繰
り出しを停止できるようにする。尚、このばね力
は清掃・検査ロボツト2,3の走行の負担となら
ないように必要最小限に留めるのが肝要である。
また、清掃・検査ロボツト2,3の後退時にお
いてはモータ20の制御はリミツトスイツチ4
7,47aにより行なわれる。清掃・検査ロボツ
ト2,3が後退すると制御ケーブル5,6がたる
み、清掃・検査ロボツト2,3側に設けられたば
ね50,50aのばね力によりドグ48,48a
が清掃・検査ロボツト2,3側に揺動してリミツ
トスイツチ47,47aが不作動状態となり、制
御ケーブル5,6が清掃・検査ロボツト2,3の
後退速度よりも速い速度で繰り込まれる。制御ケ
ーブル5,6の繰り込みが進み制御ケーブル5,
6が引つ張られると、ばね54が伸びてボールチ
エーン52,51,51aが引つ張られ、ドグ4
8,48aがばね50,50aのばね力に抗して
揺動し、リミツトスイツチ47,47aを作動さ
せ、リミツトスイツチ47,47aの作動により
モータ20の作動が停止して制御ケーブル5,6
の繰り込みが停止する。以下後退時は上記作用が
繰り返され必要時に必要量だけ制御ケーブル5,
6が繰り込まれる。
尚、上述したリミツトスイツチ47,47aは
どちらか一方の作動のみでも後退時においては繰
り込みが停止するので、制御ケーブル5,6が斜
めに引つ張られてもテンシヨンの検出は確実に行
なわれる。また制御ケーブル5,6にはテンシヨ
ンメンバが入れられると共に制御ケーブル5,6
とボールチエーン52の結合はばね54を介して
おり、またリミツトスイツチ47,47aにはス
トツパー55,55aが設けられているので、万
一急に強い引つ張り力が作用してもボールチエー
ン52,51,51a,リミツトスイツチ47,
47aが破損するおそれはない。
尚、上記一実施例ではケーブルガイド30,3
1をヒンジにより開閉すると共に止具により一体
的に保持される2つ割りのものとしたが、その分
割手法は他にも任意に選定されるものである。ま
た押えローラ26,27も2個以上設けるように
することも可能である。更にセンサ部材としてリ
ミツトスイツチ43,47,47aを設けたが、
近接スイツチ等種々のものが適用可能であり、作
業機器側に設けるセンサ部材の数も2個に限らず
走行する作業機器の態様にあわせて適宜個数を用
いることが可能である。
〈考案の効果〉 以上一実施例に基づき具体的に説明したように
本考案によれば、空調ダクトや各種配管等のケー
ブル挿入用の開口が小形の場合でも支点ピンを中
心にケーブル送り装置を回動させてケーブル送り
装置に角度をつけることで、複数本のケーブルを
小形の開口に入れることができる。したがつて開
口幅が狭い空調ダクトや各種配管等での作業ロボ
ツトの併用運転が可能となる。また、制御ケーブ
ル自体から直接その緊張、弛緩の状態を検出して
いるので応答が早く、作業機器の動きに即応した
制御ケーブルの繰り出し、繰り入れが可能とな
る。その結果作業機器の走行がスムーズなものと
なり作業ムラの発生を防止することができる。ま
た、構造が簡単であるので、安価に製造できると
共にその作動も確実であり、またメンテナンスも
非常に簡単である。
更に制御ケーブルに断面形状変形が生じている
場合にあつても、確実に複数の押えローラにより
制御ケーブルを送りローラへ押付けることができ
ると共に、制御ケーブルのケーブル送り装置への
着脱も容易に行なうことができるため信頼性の高
いケーブル送りが達成できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例にかかり、第1図、第
2図、第3図はそれぞれ本考案にかかるケーブル
送り装置の一部断面にして示す正面図、側面図、
平面図、第4図及び第5図はそれぞれ第2図のA
矢視図及びB矢視図、第6図はガイドを表す斜視
図、第7図はケーブル送り装置を2台並設した状
態の概略斜視図、第8図は作業機器側のセンサ部
材を表す側面図、第9図はケーブル送り装置を空
調ダクト清掃・検査ロボツトに応用したシステム
図である。 図面中、1は空調ダクト、2は清掃ロボツト、
3は検査ロボツト、4は制御装置、5,6は制御
ケーブル、10はケーブル送り装置、19はブラ
ケツト、20はモータ、22は送りローラ、2
6,27は押えローラ、30,31はケーブルガ
イド、38はレバー、39はテンシヨンローラ、
42はドグ、43はリミツトスイツチ、45は給
電コネクタ、47,47aはリミツトスイツチ、
48,48aはドグである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の作業を行なう作業機器とこの作業機器の
    作動を遠隔制御する制御装置とを繋ぐ制御ケーブ
    ルのテンシヨンを検出してこの制御ケーブルの繰
    り出し繰り込みを行なうケーブル送り装置であつ
    て、前記作業機器の作業場所に臨む位置に回動自
    在且つ回動位置決め可能に設けられた装置本体に
    前記制御ケーブルを繰るよう駆動回転される送り
    ローラを回転自在に支持すると共に、該送りロー
    ラと共に前記制御ケーブルを挾む複数の押えロー
    ラを前記装置本体に回転自在且つそれぞれ独立し
    て揺動自在に支持し、前記制御ケーブルに押付け
    られるテンシヨンローラを備えたレバーを前記装
    置本体に回動自在に支持すると共に、前記制御ケ
    ーブルの緊張に伴つて前記テンシヨンローラの押
    付力に抗して前記レバーが回動した時該レバーに
    より作動され前記送りローラの回動を制御する本
    体側センサ部材を設け、更に前記装置本体に前記
    制御ケーブルが貫通する分割可能なガイド孔を有
    するガイドを備え付ける一方、前記作業機器の前
    記制御ケーブルが繋がれる給電コネクタを挾んで
    少なくとも二箇所に制御ケーブルの引張力により
    作動して前記送りローラの回動を制御する作業機
    器側センサ部材を装備したことを特徴とするケー
    ブル送り装置。
JP15713084U 1984-10-19 1984-10-19 Expired JPH0218031Y2 (ja)

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JPS6172562U (ja) 1986-05-17

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