JPH02178456A - 三角状立体トラス結構体、三角状立体トラスの結構方法及び三角状立体トラス或いは三角状立体トラス結構体の支承方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は三角状立体トラス、その結構方法、その：角状
立体トラスを用いた三角状立体トラス結構体、及び三角
状立体トラス結構体の支承方法に関する。

従来の技術および本発明が解決しようとする問題点三構
面全てにはラチスを入れない従来の三角状立体トラスは
、トラスユニットとしては捩じれに弱く、建方時に仮設
材が多く必要となり建方時間も長くかかっまたこのよう
な三角状立体トラスを連続して並べた従来の結構体は、
部材数あるいは工数が多い。

トラスユニットを大きな平面トラス要素に分解出来ない
従来の三角状立体トラスは、構築現場以外の場所で予め
完成された形とし、これを構築現場まで搬送して用いる
ので、保管場所をとり、搬送費用が多くかかる。

さらに従来の三角状立体トラス結構体の支承方法は柱と
か梁材に直接固定する方法では、トラスの熱延びあるい
は指示構造の精度など精度面の構築現場での調整が難し
いという欠点があった。

本発明の目的と手段 本発明の第１の目的は、２木の平行な上弦材１と各上弦
材ｌから等距離に上弦材Ｌζ平行に配設した１本の下弦
材２、上弦材１間を垂直方向に連結する複数の水平材５
、水平材５と上弦材１により形成される枡目毎に水平材
５と上弦材１との交点を対角線状に且つ大組みに連結し
たブレース材４、及び下弦材２の、隣接する水平材５の
中間点に対応する点と上弦材１及び水平材５の交点を連
結するラチス３、とよりなる三角状立体トラスであって
、座屈長さが短く、構造効率の良い主として立体トラス
結構体のための三角状立体トラスを提供することである
。

本発明の第２の目的は、上記の三角状立体トラスを一定
間隔を置いて横列平行に配置し、各トラス間を水平材５
を実質的に延長した梁材５°により結構すると共に、梁
材５″と上弦材１との交点を、三角状立体トラスのブレ
ース材４の配置と位相が１枡ズラした配置となるように
ブレース材４″によって連結したことを特徴し、構築後
の面内、面外共剛性の高い三角状立体トラス結構体を提
供することである。

本発明のさらに別の目的は、予め結構された同一構造の
平面トラスの長手方向の各一側をアングル材または曲げ
部材を介して連結し、平面トラスの各他側をガセットプ
レートを介して平面トラスの長手方向に垂直方向に延在
する水平材５を結構すると共に、各他側と水平材５の交
点を対角線状に連結することを特徴とする、工場製作、
保管、運搬および組立ての容易な三角状立体トラスの結
構方法を提供することである。

本発明の第４の目的は、三角状立体トラスユニー／　）
或いは三角状立体トラス結構体を、基板と基板に立設し
た本体と本体頂部に切妻屋根状に固着したアングル材ま
たは曲げ部材よるなる支承体を、アングル材に桁行方向
を三角状立体トラスユニットの長手方向に一敗させて配
置し、三角状立体トラスユニットの所定箇所を該支承体
にガセットプレートを介在させてＲ置しボルト止めする
ことを特徴とする、柱、梁等の支持構造体精度の結構体
への影響を低減し、トラス建入れの容易な三角状立体ト
ラスユニット或いは三角状立体トラス結構体の支承方法
を提供することである。

三角状立体トラス結構体の熱による伸びが建方中あるい
は建方後問題となる場合、少なくとも１側の支承体固定
用ボルト孔を三角状立体トラスの弦材の長手方向に伸び
る長孔とすることが好ましい。

支承体の本体はＨ形鋼あるいは鋼管であることができる
。

実施例 以下に図面について本発明の詳細な説明する。

第１図及び第２図は本発明による三角状立体トラスを示
す０図において、１は２本の平行配置の上弦材であり、
２は下弦材で、上弦材１を底辺とする直角２等辺三角形
の頂点の位置に配置されている。下弦材２の位置は、上
弦材１と２等辺三角形を形成する位置であれば、その２
等辺三角形は直角２等辺三角形でなくてもよい。

３は上弦材１と下弦材２との間に組まれたラチスであり
、５は上弦材１の間に張りわたした梁材である。

梁材５は上弦材１の両端間に、上弦材１と正方形の枡目
を形成するように張り渡しである。

ラチス３は隣接する梁材５の中間点に相当する点と梁材
５と上弦材１の交点との間を結ぶように組まれている。

従って、第２図に明瞭に示すように、下弦材２は全長が
上弦材ｌよりもｌ枡分短く、両端においてｌ枡の半分だ
け上弦材Ｉの端より内側に入った位置に配置されている
。但し、下弦材２は上弦材１と同じ長さであっても、上
弦材１よりも長くてもよく、その場合には上弦材ｌと下
弦材２の端の間にラチスを組んでもよい。

上弦材ｌと梁材５とによって形成される枡目には、対角
線状に１本のブレース材４が、大組みに張り渡してあり
、隣接する枡目のブレース材４は連続してジグザグ状に
配置されている。

上記の三角状立体トラスは予め結構した２個の平面トラ
スの一例をアングル材によって直角配置に組み上げ、両
者の他側を適当なガセットプレートを介して梁材５とブ
レース材４とによって結んで組み立てである。

しかし、この三角状立体トラスの組立て方法は上記に限
ることなく、全体を適当なガセットプレートあるいは曲
げプレート等を利用して組み立ててもよい。

この三角状立体トラスは、座屈長さが短く、構造効率が
橿めて良い。

第３図及び第４図は上記の実施態様の三角状立体トラス
を利用し、それを横列に配列し、それらの間を梁材５°
及びブレース材４°によって横方向に連結してなる、屋
根架橋を形成した三角状立体トラス結構体を示す。

各三角状立体トラスの間は梁材５゛を梁材５の延長方向
に配置して梁材５゛　と上弦材１とによって矩形のり１
目が形成されるように三角状立体１−ラス相互を連結し
、その枡目には、ブレース材４°を大組みに、三角状立
体トラスのブレース材４の延長方向に張り渡しである。

各三角状立体トラスと梁材５°、ブレース材４°との結
構は適当なガセットプレートを用いる等常套の手段で行
えばよい。

この三角状立体トラス結構体は、ブレース材４゛　と梁
材５°　との協働によって、面内、面外の剛性が高く、
安定性、耐風性能等に優れている。

又、この三角状立体トラス結構体によれば、従来の平面
トラス構造に比べ梁材５のスパンが半減しているため、
梁材断面を節約することができるなど、経済的に実現で
きるのみならず、平面トラスを要素として立体感のある
トラス結構体が構成され、建築構造の美的演出も可能と
なる。

さらには、三角状立体トラス内上面にジグザグ状に配設
されたブレース材４．４′　は梁材５．５°　と協働し
て、引っ張りに強いのみならず、建方時における三角状
立体トラスの横方向の安定化に役立ち、仮設材の節約と
か建方時間を短縮することを可能とする。

第５図及び第６図は、本発明の方法により結構した三角
状立体トラスを示す。これらの図によって本発明の三角
状立体トラスの結構方法を説明する。

上弦材ビ、下弦材２°及びラチス３°によって予め結構
されている２＆ｆｌの平面トラスの一側即ち下弦材２°
同志をアングル部材、即ち等透出形鋼１８によって、ａ
点をボルト止めあるいは熔接により９０６角に連結する
。上弦材ｌ゛の所定の箇所に取りつけたガセットプレー
ト６を介して梁材５”を両三角状立体トラスの上弦材１
に組み付ける。上弦材１と梁材５”によって形成される
枡目に同じガセットプレート６を介して、対角線状にブ
レース材４”を架設したものである。

ガセットプレート６は、第７図に示すように、一定形状
のプレート７の一面に別のプレート８を立設し、その別
プレート８の位置に対応する裏面にアングル材９を熔接
したものである。アングル材９は、少なくとも上弦材ビ
以上の辺長であることが必要である。ガセットプレート
６はｂ点において上弦材ｌ“にボルト止めされる。ガセ
ットプレート６の立設プレート８には０点において梁材
５”をボルト止めすることによって、二角状立体トラス
全体がアンセンプルされる。

上記の実施Ｂ様によって例示される本発明の方法によれ
ば、平面トラスを構成ユニットとして建設現場において
接合金物、即ちアングル材あるいは曲げ部材、ガセット
プレート等によって、極めて簡単に組立てることが出来
るので、作業効率が非常の上昇するのみならず、トラス
要素の保管、搬送上非常に効率がよい。

また、例えば２本の等連山形鋼を断面がＸ字型を形成す
るように並列させて上弦材を形成し、上弦材の強度は高
めるなど、必要に応じ上弦材ｌ°、下弦材２′ラチス３
°の数を調節することが出来、部材サイズの供給に制約
がある場合でも構築が可能である利点がある。

第８図及び第９図は、本発明による三角状立体トラス結
構体の支承方法に用いる支承体の１実施Ｓ様を示す。

この実施態様においては第３図及び第４図に示した三角
状立体トラス結構体による屋根架構を支承する場合を示
す。

支承体１０は、ベースプレート１１、そのペースプレー
ト１夏に立設したＨ形鋼による本体１２、及び本体１２
の上端に切妻屋根状に載置した山形ｍ１３よりなる。

屋根架構全体は、三角状立体トラスユニットの上弦材１
の両端部で支承されるよう、第３図においてｄで示す位
置に配設された支承体ｌＯに載架される。

支承体１０は、一定の高さに架設した梁１４上の上記ｄ
に対応する所定の箇所に予め埋め込まれたアンカーボル
ト１５によって、ベースプレート１１を固定しである。

支承体ＩＯは切妻Ｍ根状にＩＩした山形鋼１３の桁行方
向を架設すべき屋根架構を構成する三角状立体トラスの
長手方向に一致させである。

支承体１０の切妻屋根状に載置した山形鋼１３の上に、
ガセットプレート１７を介在させて三角状立体トラスユ
ニントの上弦材ｌを載せ、ｅ点でボルト止めして固定す
る。

三角状立体トラスユニットの上弦材１の末端には、上弦
材ｌの辺長より中広のガセットプレート１７を固着しで
ある０両端のラチス３°の上部のみは上弦材１に固着せ
ず、このガセットプレート１７に固着してあｅ点におけ
るボルト孔１６は、上弦材１とガセットプレート１７の
重なり部に穿孔しである。このボルト孔１６は、少なく
とも三角状立体トラスユニントの一方の端部において上
弦材１の長手方向に伸びる長孔としである。

屋根架構は、先ず三角状立体トラスユニットをこの支承
体１０に、はぼ所定の位置で載架し、次いで梁材５゛及
びブレース材４”を結構して組み上げる。

三角状立体トラスユニットが支承体１０に支承された状
態で、三角状立体トラスユニットは長手方向に移動可能
である。

このため、上記の支承方法によるときには、上記のとお
り三角状立体トラスユニットが長手方向に移動可能であ
ることとボルト孔が長孔であることによって、三角状立
体トラス結構体の建方中あるいは建方後の熱などによる
材長変化、或いは加工精度の粗さを吸収でき、建て方精
度を確保することができ、これによって、柱、梁等の支
持構造体精度の屋根構造への影響を低減し、トラス建入
れを容易にできる。

支承体１０の本体は鋼管でも溝形鋼であってもよい。

本発明に係わる三角状立体トラス或いはその結構体を構
成する各部材はいずれも常套のものを用いることが出来
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の三角状立体トラスの部分斜視図、第２
図は第１図の三角状立体トラスの側面図、第３図は本発
明の三角状立体トラス結構体の部分平面図、第４図は第
３図の結構体の部分側面図、第５図は本発明の方法によ
り結構した三角状立体トラスの正面図、第６図は第５図
の三角状立体トラスの部分側面図、第７図は第５図の三
角状立体トラス結構に用いるガセットプレートの斜視図
、第８図及び第９図は本発明による支承体の使用状態を
示す図である。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）２本の平行な上弦材１と 上弦材１より各上弦材１から等距離に上弦材１と平行に
   配設した１本の下弦材２と 上弦材１間を垂直方向に連結する複数の水平材５と 水平材５と上弦材１により形成される枡目毎に水平材５
   と上弦材１との交点を対角線状に且つ大組みに連結した
   ブレース材４と 下弦材２の、隣接する水平材５の中間点に対応する点と
   上弦材１及び水平材５の交点を連結するラチス３と よりなる三角状立体トラス。
2. （２）クレーム１の三角状立体トラスを一定間隔を置い
   て横列平行に配置し、各トラス間を水平材５を実質的に
   延長した部材５′により結構すると共に、梁材５′と上
   弦材１との交点を、三角状立体トラスのブレース材４の
   配置と位相が１枡ズラした配置となるようにブレース材
   ４′によって連結したことを特徴とする三角状立体トラ
   ス結構体。
3. （３）予め結構された同一構造の平面トラスの長手方向
   の各一側をアングル材または曲げ部材を介して連結し、
   平面トラスの各他側をガセットプレートを介して平面ト
   ラスの長手方向に垂直方向に延在する水平材５を結構す
   ると共に、各他側と水平材５の交点を対角線状に連結す
   ることを特徴とする三角状立体トラスの結構方法。
4. （４）三角状立体トラスユニット或いは三角状立体トラ
   ス結構体を、基板と基板に立設した本体と本体頂部に切
   妻屋根状に固着したアングル材または曲げ部材よるなる
   支承体を、切妻屋根状アングル材の桁行方向を三角状立
   体トラスユニットの長手方向に一致させて配置し、三角
   状立体トラスユニットの所定箇所を該支承体にガセット
   プレートを介在させて載置しボルト止めすることを特徴
   とする三角状立体トラスユニット或いは三角状立体トラ
   ス結構体の支承方法。
5. （５）三角状立体トラス結構体の、少なくとも１側の支
   承体固定用ボルト孔を三角状立体トラスの弦材の長手方
   向に伸びる長孔としたクレーム１の三角状立体トラスユ
   ニット或いは三角状立体トラス結構体の支承方法。
6. （６）支承体の本体がＨ形鋼であるクレーム１の三角状
   立体トラスユニット或いは三角状立体トラス結構体の支
   承方法。
7. （７）支承体の本体が鋼管であるクレーム１の三角状立
   体トラスユニット或いは三角状立体トラス結構体の支承
   方法。