JPH0217839Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0217839Y2
JPH0217839Y2 JP1982012498U JP1249882U JPH0217839Y2 JP H0217839 Y2 JPH0217839 Y2 JP H0217839Y2 JP 1982012498 U JP1982012498 U JP 1982012498U JP 1249882 U JP1249882 U JP 1249882U JP H0217839 Y2 JPH0217839 Y2 JP H0217839Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
servo
workpiece
punch
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982012498U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58117400U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1249882U priority Critical patent/JPS58117400U/ja
Publication of JPS58117400U publication Critical patent/JPS58117400U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0217839Y2 publication Critical patent/JPH0217839Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高分子複合材料の加工物に上下ポンチ
で繰返し剪断力を加え、それによつて発生する剪
断エネルギーにより加工物を部分的に溶融あるい
はそれに近い状態にさせ、打抜き、接合、成形等
を行う振動プレス装置に関するものである。
高分子複合材料の穴明けは一般的には超硬ドリ
ルによつて行われているが、ドリルの抜き側にか
えりが生じたり、充填された繊維が穴の内部に露
出して粗い面になり、あるいは積層された層が剥
離を生ずるような欠点がある。
このような欠点を除去するために近時振動プレ
スを用いて剪断エネルギーを熱エネルギーに変化
させて加工物の剪断面を溶融させて精密打抜き、
接合等を行う方法が開示されている(特開昭57−
102310)。この方法を実施する装置として加工物
を上下のダイで挟持し、更に上下のダイにそれぞ
れ滑り嵌合し同一軸線上に配置された上下のポン
チに同期的に上下の振動を与える機構として加工
物を挟持する上下のダイを一体の本体フレームを
用いて少くとも一方のダイを上下可能に支持し、
これらのダイに滑り嵌合された上下のポンチを第
2の一体フレームで上下の相対位置を調整可能に
かつ同軸上に支持すると共に、この第2の一体フ
レームをサーボシリンダを用いた一個所の加振部
に連結して加振するものを考案し、出願人は先に
実用新案登録出願(実公昭62−880号公報)した。
しかしかかる装置では加振部が一個所であるた
め、上下ポンチをつなぐ一体の第2フレームを、
加圧時の上下のダイとポンチの位置のずれをなく
するために十分な剛性をもつように大型にしなけ
ればならず、結局は大きな容量を加振する必要が
あり経済的ではない。
本考案はこのような問題点を解決し工業的に用
いられる振動プレス装置を提供しようとするもの
で、同軸上に設けられた上ダイと下ダイで加工物
を挟持し、更に各ダイに滑り嵌合した上ポンチと
下ポンチで加工物を挟持し、これに振動を与えて
加工を行うようにした高分子複合材料の振動プレ
ス装置において、基台上に立設された一対の支柱
に上フレームと下フレームを架設し、下フレーム
にダイホルダを載置し、該ダイホルダに固定下ダ
イと、移動可能の上ダイを取付けると共に、上下
各ダイに上下各ポンチを挿通し、さらに上下各フ
レームにサーボシリンダを取付け、各サーボシリ
ンダのロツドを上下フレームの貫通穴を経てその
端部を各ポンチの端部に当接させ、各サーボシリ
ンダを各サーボアンプを経て共通のコントローラ
に接続し、両方のサーボシリンダの動きを共通の
コントローラにより同期させて動かすことにより
実質的に上下ポンチを一体に加振作動させるよう
にした新規な振動プレスに関するものである。
以下実施例を図面について説明すると基台1上
に一対の支柱2が立設され、この一対の支柱2に
は下フレーム3aと上フレーム3bが架設され門
型となつている。下フレーム3aの下方にはサー
ボシリンダ4aが、上方にダイホルダー5がそれ
ぞれ取りつけられ、サーボシリンダ4aのロツド
6aは下フレーム3aの貫通穴7aに挿入されて
いる。ダイホルダー5は第2図に示すようにC型
をなしており、ダイホルダに固定された下ダイ8
aと上下に移動可能な上ダイ8bが同軸上に挿入
されている。下ダイ8aには下ポンチ9aが滑り
嵌合されていて、固定下ダイに挿入されたばね1
0によりロツド6a端に常に当接するように下方
に付勢されている。
上フレーム3bには下フレーム3aのサーボシ
リンダ4aと同軸上にサーボシリンダ4bが取付
けられ、またサーボシリンダ4bの両側に1対の
油圧シリンダ11及びガイドピン12がとりつけ
られている。油圧シリンダ11にはガイドピン1
2によつて案内されるバー13がとりつけられバ
ー13の下面にブラケツト14が取りけられ、バ
ー13とブラケツト14で形成されたT溝に上ダ
イ8bのフランジが挿入されている。
サーボシリンダ4bのロツド6bは上フレーム
3bの貫通穴7bを通して上ダイ8bに滑り嵌合
され、上ダイに挿入されたばね15により上方に
付勢された上ポンチ9bに当接している。サーボ
シリンダ4a,4bはそれぞれサーボバルブ1
6、サーボアンプ17を介して共通のコントロー
ラ18に連結されており、またサーボシリンダ4
a,4bにはそれぞれ位置検出器19a,19b
が取付けられて共通のコントローラ18に連結さ
れている。かくしてサーボシリンダ4a,4bは
位置検出器19a,19bとサーボバルブ16、
サーボアンプ17および共通のコントローラ18
により設定された周波数、振幅、波形などで移動
が可能であり更にサーボシリンダ4a,4bの動
きを第3図に示すように同期させて確実に運動さ
せることもでき、又サーボシリンダ内の油圧を制
御することにより上下ポンチ9a,9bのクラン
プ力や加振力も制御することができる。
今、本考案の振動プレスにより穴明け加工する
には、まず加工物20を固定された下ダイ8aの
上にのせる。次に油圧シリンダ11を下降させて
上ダイ8bを降し、上ダイ8bと下ダイ8aで加
工物を挟持する。この時油圧シリンダ11に供給
する圧力を制御することにより所定のクランプ力
を発生させることができる。次にサーボシリンダ
4a,4bを作動させて、第1図に示すように上
ポンチ9bと下ポンチ9aで加工物20をクラン
プする。その後第3図に示すように上下のサーボ
シリンダ4a,4bをT1時間振動させ、次に振
動を持続させながら、下ポンチ9aが加工物20
を貫通するまで上昇させる。この際上ポンチ9b
は下ポンチ9aに確実に同期しながら上昇する。
上昇し終つたところでサーボシリンダ4a,4b
の振動を止め、同時に油圧シリンダ11により上
ダイ8bを上方に移動させる。次にサーボシリン
ダ4bを上方に移動させて抜きかすを取つた後、
サーボシリンダ4aを下方に移動させて、下ポン
チ9aを加工物20から抜けさせ、次に加工物2
0を次の穴明け位置へ移動させる。
本考案によれば、一体の容量の大きなフレーム
を用いないで上下のサーボシリンダ4a,4bの
ロツド6a,6bと、これに当接する上下のポン
チ9a,9bだけに上下の加振をすればよいの
で、大型フレームによる重心移動による偏心のお
それがないうえ、小さなエネルギーで行えるので
経済的である。また、加圧時の上下ダイ8a,8
bやポンチ9a,9bの位置のずれが無くなるの
で、ダイとポンチの間に生ずる損傷も防止され
る。しかも、共通のコントローラ18により制御
されたサーボバルブ16によりサーボシリンダ4
a,4bを通じてポンチ9a,9bを作動させる
ので、所望の周波数、振幅、波形で確実に作業を
行うことができ、きわめて能率的な加工ができ
る。
尚、本考案の振動プレスも高分子複合材料の精
密打抜き穴明け加工や、2枚の板、特に軟質金属
板の接合、成型等に広く利用できることはいうま
でもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を切欠いて示
す正面図、第2図はダイホルダとダイとポンチの
部分を第1図の側方から視た部分断面図、第3図
は上下のサーボシリンダのロツドの動きを示すグ
ラフ、第4図は油圧回路図である。 1…基台、2…支柱、3a…下フレーム、3b
…上フレーム、4a,4b…サーボシリンダ、6
a,6b…ロツド、7a…下フレームの貫通穴、
7b…上フレームの貫通穴、8a…上ダイ、8b
…下ダイ、9a…下ポンチ、9b…上ポンチ、1
7…サーボアンプ、18…コントローラ、20…
加工物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同軸上に設けられた上ダイと下ダイで加工物を
    挟持し、更に各ダイに滑り嵌合した上ポンチと下
    ポンチで加工物を挟持し、これに振動を与えて加
    工を行うようにした高分子複合材料の振動プレス
    装置において、基台上に立設された一対の支柱に
    上フレームと下フレームを架設し、下フレームに
    ダイホルダを載置し、該ダイホルダに固定下ダイ
    と、移動可能の上ダイを取付けると共に、上下各
    ダイに上下各ポンチを挿通し、さらに上下各フレ
    ームにサーボシリンダを取付け、各サーボシリン
    ダのロツドを上下フレームの貫通穴を経てその端
    部を各ポンチの端部に当接させ、各サーボシリン
    ダを各サーボアンプを経て共通のコントローラに
    接続したことを特徴とする高分子複合材料の振動
    プレス装置。
JP1249882U 1982-02-02 1982-02-02 振動プレス Granted JPS58117400U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1249882U JPS58117400U (ja) 1982-02-02 1982-02-02 振動プレス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1249882U JPS58117400U (ja) 1982-02-02 1982-02-02 振動プレス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58117400U JPS58117400U (ja) 1983-08-10
JPH0217839Y2 true JPH0217839Y2 (ja) 1990-05-18

Family

ID=30025063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1249882U Granted JPS58117400U (ja) 1982-02-02 1982-02-02 振動プレス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58117400U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070069003A1 (en) * 2003-10-22 2007-03-29 Teruie Takemasu Boring device and boring method
JP5553732B2 (ja) * 2010-11-11 2014-07-16 株式会社神戸製鋼所 金属材の接合体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58117400U (ja) 1983-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE102004018309B4 (de) Vorrichtung zum Stanzen und Schweißen oder Kleben von Werkstücken
JP3565880B2 (ja) 製品分離に使用する成形加工金型
KR102032097B1 (ko) 차량 머플러 케이스의 파이프 이음부위 자동화 가공장치
US4853053A (en) Method of welding two halves of a hollow ceramic component
JP2571959B2 (ja) 金属材料の剪断加工方法
JPH0217839Y2 (ja)
CN210305253U (zh) 一种采用辅助压边处理的汽车零部件冲压设备
JP3823256B2 (ja) 振動溶着装置とその溶着方法
JPS6384736A (ja) プレス金型成形工具
JP2001001157A (ja) 溶接装置を備えたプレス機
FI106187B (fi) Revolverilävistyspuristin
JPH0529837Y2 (ja)
CN210816928U (zh) 门窗生产加工用固定组件
JPH03216220A (ja) 複合加工機
JPH07195298A (ja) 振動仕上げ方法及び装置
JP3170100B2 (ja) 複合加工機
JP2000246370A (ja) ワーククランプ装置及びその装置を使用するワーク加工方法
JP3106133B1 (ja) 超音波溶着装置と溶着方法
JP2917761B2 (ja) 粉末成形品の成形装置及びその成形方法
JPS62880Y2 (ja)
JPH03133527A (ja) パンチプレス
CN111515733B (zh) 一种机床用粘胶装夹工具
JP3005915U (ja) パンチプレス機
JP2024044064A (ja) ガントリー型穿孔装置を用いた穿孔システム、及びガントリー型穿孔装置を用いた穿孔方法
JPH0649424Y2 (ja) ドリルユニットスライド機構