JPH02177122A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH02177122A
JPH02177122A JP33106088A JP33106088A JPH02177122A JP H02177122 A JPH02177122 A JP H02177122A JP 33106088 A JP33106088 A JP 33106088A JP 33106088 A JP33106088 A JP 33106088A JP H02177122 A JPH02177122 A JP H02177122A
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JP
Japan
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thin film
magnetic thin
magnetic
fen
phase
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Pending
Application number
JP33106088A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Takahashi
誠一郎 高橋
Tsuyoshi Tsujioka
強 辻岡
Minoru Kume
久米 実
Kotaro Matsuura
松浦 宏太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP33106088A priority Critical patent/JPH02177122A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は耐候性及び磁気特性に浸れた磁気記録媒体に関
する。
(ロ)従来の技術 近年、磁気記録の高密度化の要求に伴い、真空蒸着法、
スパッタリング法、イオンブレーティング法等の薄膜形
成技術により磁性層を形成した磁気記録媒体が提案され
ている。上記薄膜形成技術により磁性層が形成された磁
気記録媒体は、■残留磁束密度が大きい■保持力Hcが
高い■磁性層を薄く出来る等の特徴を有しており、塗布
型の磁気記録媒体に比べて高密度記録に適している。
上述の薄膜型の磁気記録媒体の磁性材料としては、Co
Ni系合金(Co:80wt%、Ni;20wt%)が
主に用いられている。しかし乍ら、上記CoN i系合
金はC,oを多量に含有するため高価となり、また高温
高湿下での耐食性も十分でないという欠点がある。また
、斯かる欠点を解消した磁性材料としてFeN系(窒化
鉄系)合金が特開昭60−28028号公!!(011
B5/85〉等で提案されている。このFeN系合金1
JI5Iよりなる磁気記録媒体はCoNi系合金薄膜の
磁気記録媒体と比べて安価で且つ耐食性に優れている。
第7図はbυ来のFeN系の磁気記録媒体の製造装置を
示す概略断面図である。
酸室(6)が配設されている。前記るつぼ(2)内には
蒸発源である鉄(7)が収納されている。前記冷却ロー
ラ(3)には送出しローラ(4)から送出され巻取りロ
ーラ(5)に巻取られるフィルム基板(8)が巻付けら
れている。前記プラズマ生成室(6)はガス導入管(1
4)からの窒素ガスをイオン化して、窒素イオン及び電
子を前記フィルム基板(8)に向けて照射する。(9)
は遮へい板である。
前記るつぼ(2)より蒸発した鉄の蒸気(10)は前記
冷却ローラ(3)上のフィルム基板(8)上に最小入力
角θで斜め蒸着すると同時に、前記イオン銃(6)から
窒素プラズマビーム(窒素イオン及び電子) (121
を前記フィルム基板(8)に照射して該フィルム基板(
8)上にFeN系の磁性薄膜を形成する。
上述の製造方法では、窒素イオンの電動エネルギーは1
00eV以下の低エネルギーに抑えられ且つ窒素イオン
と同時に電子が照射されるため、前記フィルム基板(8
)上には窒素イオンの蓄積によるチャージアップは生じ
ず、FeN系の磁性薄膜の成膜速度は向上する。
しかし乍ら、上記従来の製造方法では、窒素イオンの運
動エネルギーはプラズマ放電電圧によって決定されるた
め100cV以下と低く、FeN系の磁性薄膜の結晶配
向性が悪くなり角形比が劣化する。尚、−RにFeN系
の磁性薄膜が良好な角形比を得るには窒素イオンの運動
エネルギーは500eV以上?ピ・要である。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 本発明は上記bt来例の欠点に鑑み為されたものであり
、耐食性が劣化することなく、角形比等の磁気特性に優
れたFeN系の磁性薄膜を高速て被着することが可能で
ある磁気記録媒体を提供することを目自勺とするものて
・ある。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明の磁気記録媒体は、非磁性基板上に、Feと非固
溶であり且つFeに比べて窒化しにくい非磁性の元素を
含有するFeN系の磁性薄膜を被着したことを特徴とす
る。
更に、本発明の磁気記録媒体は、前記元素がCUであり
、その含有量が磁性薄膜中の10at%以下であること
を特徴とする。
更に、本発明の磁気記録媒体は、前記元素がAgであり
、その含有量が磁性薄膜中の5at%以下であることを
特徴とする。
(ホ) 作用 上記組成に依れば、Feと非固溶である非磁性の元素が
常磁性のFe2〜.N相と共に強磁性のα−Fe相を分
離するため、Fe2〜.Nの優れた耐食性を保持した状
態で前記α−Fe相の磁区配列が向上し、磁性薄膜の保
持力Hc及び角形比Sが向上する。また、前記元素が常
磁性のFe2〜。
N相と共に強磁性のα−Fe相の周囲に偏析するため、
形成するのに時間を要するFe2〜.N相の量が少なく
てよく成膜速度が向上する。
更に、前記元素がCuの場合、その含H量が磁性薄膜中
の10at%以下であれば、飽和磁化MSの減少が少な
く保持力Hc及び角形比Sが高い磁性薄膜を速い成膜速
度で形成することが出来る。
更に、前記元素がAgの場合、その含有量が磁性薄膜全
体中の5at%以下であれば、飽和磁化Msの減少が少
なく保持力HC及び角形比Sが高い磁性薄膜を使い成膜
速度で形成することが出来る。
(へ)実施例 以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例を計則に説明
する。
第1図は本実施例の磁気記録媒体の製造装置を示す概略
断面図であり、第7図と同一部分には同一符号を付しそ
の説明は割愛する。
第1図中、(13)は電子ビーム蒸発源であり、該蒸発
源(13)には第2図に示すようにFe収納用の第する
つぼ(14)と添加元素収納用の第2るつぼ(15)と
がフィルム基板(8)の進行方向と直交する方向に配列
するように形成されている。尚、第2図は電子ビーム蒸
発源(13)の上面図である。前記電子ビーム蒸発源(
13)は電子ビーム制御装置により、第1、第2るつぼ
(14) (15)へのビーム照射時間を任意に設定す
ることが出来、前記第1、第2るつぼ(14) (15
1からの蒸発速度を別々に任意に設定出来る。
上述の製造装置では、電子ビーム蒸発源(13)の第1
、第2るつぼ(14) <15)より蒸発した鉄及び添
加元素の蒸気(16)は冷却ローラ(3)上のフィルム
基板(8)上に最小入射角θで斜め蒸着し、それと同時
にプラズマ生成室(6)から窒素プラズマビーム(12
)が前記フィルム基板(8)上に照射され、前記フィル
ム基板(8)上にFeN系の磁性薄膜が形成される。
本実施例では、第2るつぼ(15)に添加元素としてC
uを収納して下記の条件でCuを含有するFeN系の磁
性薄膜を形成した。
蒸発源Fe  70at%以下 Cu  30at%以上 電子ビーム電力   5〜10.OKW窒素イオン電流
  0.1A/c+n2(固定)フィルム送り速度 1
.C)−10,0ffl/win磁性層厚     0
.2μm 最小入射角θ    60゜ N2ガス圧力    2.OX 10−’To r r
まな、比較例として蒸発源に100at%のFeを用い
、それ以外は上記実施例の条件と同様にしてFeNより
成る磁性薄膜を形成した。
フィルム送り速度を3m/+nin 、電子ビーム電力
を5KW、窒素イオン電流を0.1A/cm2と固定し
、Cし1の含有量(蒸発量)を30 a t 6まで変
化させて磁性薄膜を形成した時のCuの含有量に対する
磁性薄膜の保持力Hcの変化、角形比Sの変化及び飽和
磁化M sの変化を第3図に示す。第3図から判るよう
にCL、1添加型の窒化鉄系の磁性薄膜はCuの含有量
がO〜30at%の範囲内では、飽和磁化MsはCuの
添加量の増加に伴い減少し、保持カドIc(icuの含
有量がO〜10at%の範囲では1.0  KOe前後
と高いがl Oat?6を越えると1.0  KOeか
ら急激に減少する。
また、角形比SはCuの含有量が10at%まではCu
の増加に伴い上昇するが、10 a t%を越えると緩
やかに減少する。以上の結果から、10at%以下のC
klを添加したF e、 N系の磁性薄膜は飽和磁化M
sの減少が少なく且つ保持力T−(c及び角形比Sが高
いことが判る。
また、10at%のCuを添加した時のFeN系磁性薄
膜と、Feか100at%である比較例の磁性薄膜との
保磁力Hcの成膜速度依存性及び角形比Sの成膜速度依
存性を第4図に、飽和磁化Msの成膜速度依存性を第5
図に夫々示す。第61図及び第5図から判るように比較
例の磁性薄膜はフィルム送り速度が3fll/sinの
時に保磁力Hcが1.0  KOe、角形比Sが0.5
 、飽和磁化Msが400 +、Ilv/ccという良
好な磁気特性が得られたが、Cuを10at%含有した
本実施例の磁性薄膜はフィルム送り速度が’ze/si
nの時に保磁力HCが1.0KOe、角形比Sが0.7
、飽和磁化MSが400 emv/ccという比較例よ
り優れた磁気特性が得られる。即ち、FeN系の磁性薄
膜に10at%のC+、+を含有する磁気記録媒体は磁
気特性が優れ且つ量産性に適している。
また、Cuを含有するFeN系磁性薄膜についてSO□
ガスによる4日間の耐候性テスト及び純水による150
間の浸漬テストを行ったところ。
磁気特性及び表面形状に何ら変化は見られず、CUを添
加した窒化鉄系磁性薄膜においても、FcN薄膜固有の
良好な耐候性を有していることが判明した。尚、Co□
oNi2o磁性薄膜について同様に耐候性テスI・及び
浸漬テストを行ったところ両テストも磁性薄膜の変質が
激しく、浸漬テストでは15日間で約9096の減磁が
生じた。
次に、Cuの代りにAgを添加したFeN系の磁性1膜
のAgの含有量に対する保磁力Hcの変化、角形比Sの
変化、及び飽和磁化Msの変化を第6図に示す。尚、C
uの代りにAgを添加した以外は、上記磁性薄膜の製造
方法は上述のCuを添加した磁性薄膜の製造方法と同一
である。第6図から判るようにAgを添加したFeN系
の磁性薄膜の場合、飽和磁化MsはAgの含有量の増加
に伴い減少し、保磁力HcはAgの含有量が0〜5at
%の範囲では1.0  KOe前後と高いが、5at%
を越えると1.0KOe から急激に減少する。また、
角形比はAgの含有量が5 a t %まではAgの増
加に伴い上昇するが、5at%を越えると緩やかに減少
する。以上の結果から5at%以下のAgを添加しなF
eN系の磁性薄膜は飽和磁化Msの減少が少なく且つ保
磁力He及び角形比Sが高いことが判る。
また、Agを添加したFeN系の磁性薄膜においても耐
候性テスト及び浸漬テストを行ったところ、前記磁性薄
膜が良好な耐候性を有していることが判明した。
また、Ctt、Ag以外にも非磁性且つ非固溶であり、
Feよりも窒化しにくい元素としてはBi、Tj2等が
あり、これらの元素を窒化鉄系の磁性薄膜に添加した場
合においζも上述と同様の効果を得ることが出来る。
(ト)発明の効果 本発明に依れば、角形比S等の磁気特性及び耐候性に優
れ、更に社屋性にも適した磁気記録媒体を提供し得る。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第6図は本発明に係り、第1図は製造装置の
概略断面図、第2図は蒸着源の上面図、第3図はCuの
大有量に対する磁気特性の変化を示す図、第4図は及び
第5図は夫々磁気特性の成膜速度依存性を示す図、第6
図はAgの含有量に対する磁気特性の変化を示す図であ
る。第7図は従来の製造装置の概略断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性基板上に、Feと非固溶であり且つFeに
    比べて窒化しにくい非磁性の元素を含有するFeN系の
    磁性薄膜を被着したことを特徴とする磁気記録媒体。
  2. (2)前記元素がCuであり、その含有量が磁性薄膜中
    の10at%以下であることを特徴とする請求項(1)
    記載の磁気記録媒体。
  3. (3)前記元素がAgであり、その含有量が磁性薄膜中
    の5at%以下であることを特徴とする請求項(1)記
    載の磁気記録媒体。
JP33106088A 1988-12-28 1988-12-28 磁気記録媒体 Pending JPH02177122A (ja)

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