JPH02176650A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH02176650A
JPH02176650A JP32898788A JP32898788A JPH02176650A JP H02176650 A JPH02176650 A JP H02176650A JP 32898788 A JP32898788 A JP 32898788A JP 32898788 A JP32898788 A JP 32898788A JP H02176650 A JPH02176650 A JP H02176650A
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silver halide
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compound
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ring
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JP32898788A
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Yasuko Sugita
杉田 靖子
Shigeto Hirabayashi
茂人 平林
Junichi Kono
純一 河野
Yutaka Kaneko
豊 金子
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関し、さらに詳し
くは、色再現性に優れ、しかも保存安定性の良好なハロ
ゲン化銀写真感光材料に関する。
[発明の背景] ハロゲン化銀写真感光材料に露光を与えた後、発色現像
処理することにより、酸化された芳香族第一級アミン発
色現像主薬と色素形成カプラーとが反応して色素が生成
し色画像が形成される。
一般に、この写真方法においては減色法による色再現法
が使われ、イエロー、マゼンタおよびシアンの色画像が
形成される。
シアン色画像形成カプラーとして、これまでフェノール
類あるいはナフトール類が多く用いられている。
ところが、従来用いられているフェノール類およびナフ
トール類から得られるシアン画像には色再現上大きな問
題がある。それは、吸収の短波側のキレが悪く、縁領域
にも不要な吸収すなわち不整吸収をもつことである。こ
れにより、ネガにおいてはマスキング等による不整吸収
の補正を行わざるを得す、またペーパーの場合は補正の
手段がなく、色再現性をかなり悪化させているのが現状
である。
また、従来用いられているフェノール類およびナフトー
ル類から得られる色素画像は、その保存性においても幾
つかの問題点が残されていた。例えば米国特許第2,3
67.531号および第2,423,730号明細書に
記載の2−アシルアミノフェノールシアンカプラーより
得られる色素画像は、一般に熱堅牢性が劣り、米国特許
第2,369,929号および第2.772,162号
明細書に記載の2,5−ジアシルアミノフェノールシア
ンカプラーより得られる色素画像は一般に光堅牢性が劣
り、1−ヒドロキシ2−ナツタミドシアンカプラーから
得られる色素画像は、一般に光および熱堅牢性の両面で
不十分である。
また、米国特許第4,122,369号および特開昭5
7−155538号、特開昭57−157246号など
の明細書に記載されている2、5−ジアシルアミノフェ
ノールシアンカプラーや米国特許第3,880,661
号明細書に記載されているバラスト部分にヒドロキシ基
を有する2、5−ジアシルアミノフェノールシアンカプ
ラーもその色素画像を長期保存するには、光・熱に対す
る堅牢性や、イエロースティンの発生の点で、未だ十分
満足できるレベルは得られていない。
この問題を解決すべく特願昭62−203450号、同
62−203451号、同63−7204号、同63−
36086号、同63−32094号、同63−379
98号、同63−237681号等には、各種ピラゾロ
ピリミドン、ピラゾロキナゾロン型シアンカプラーが、
提案されている。
確かに、これらのシアンカプラーから得られるシアン画
像は色再現性に著しく優れ、また、シアン画像の熱安定
性も極めて優れていることが認められるが、これらのシ
アンカプラーを用いた場合、写真感光材料の露光前の保
存性(以下生保存性と称する。)は、未だ実用上十分な
レベルに到達していない。
従来、ハロゲン化銀乳剤層や中間層及び保護層等の写真
構成層の成膜の際、硬膜剤を用いることによって、その
膜の特性を著しく改良することが行われており、このよ
うな硬膜剤として、ビニルスルホン系化合物(米国特許
3,490,911号)、アルデヒド系化合物(米国特
許3,288,775号)、反応性エチレン系化合物(
米国特許3.635718号)、エポキシ系化合物およ
びムコクロル酸系化合物(米国特許3,091,537
号)、アジリジン系化合物(米国特許3,017,28
0号)等が知られている。
本発明者等は、鋭意検討の結果、前記シアンカプラーを
使用した場合の写真感光材料の生保存性が、ある特定の
硬膜剤を前記写真感光材料の構成層に適用した場合に、
著しく改善される現象を見い出した。特に、高温・高湿
下に該写真感光材料を保存した場合の生保存性の改良は
著しいものであった。
[発明の目的] 従って、本発明の目的は、色再現性に優れ、しかも、生
保存性が改良されたハロゲン化銀写真感光材料を提供す
ることにある。
[発明の構成コ 本発明は、支持体上に青感光性ハロゲン化銀乳剤層、緑
感光性ハロゲン化銀乳剤層、赤感光性ハロゲン化銀乳剤
層、中間層及び保護層を含む写真構成層を有するハロゲ
ン化銀写真感光材料において、該写真構成層の少なくと
も1層中にビニルスルホン系硬膜剤を含有し、かつ、前
記赤感光性ハロゲン化銀乳剤層に、下記一般式[I]で
示されるシアンカプラーを含有することを特徴とするハ
ロゲン化銀写真感光材料により達成される。
一般式[I] Y [式中、RおよびYは水素原子または置換基を表わし、
Xは水素原子または発色現像主薬の酸化体との反応によ
り離脱する置換基を表わす。2は−N−と共に該ピラゾ
ール環と縮環して含窒素複素6員環を形成するに必要な
非金属原子群を表わし、該6員環は置換基を有していて
もよく、該ピラゾール環以外にベンゼン環と縮環してい
てもよい。] [発明の具体的構成] 次に本発明を具体的に説明する。
本発明のシアンカプラーは、ピラゾール環と縮環して、
複素6員環を形成した構造を有するもので、Rの表わす
置換基としては、特に制限はないが、代表的には、アル
キル、アリール、アニリノ、アシルアミノ、スルホンア
ミド、アルキルチオ、アリールチオ、アルケニル、シク
ロアルキル等の多基が挙げられるが、この他にハロゲン
原子及びシクロアルキル、アルキニル、複素環、スルホ
ニル、スルフィニル、ホスホニル、アシル、カルバモイ
ル、スルファモイル、シアノ、アルコキシ、スルホニル
オキシ、アリールオキシ、複素環オキシ、シロキシ、ア
シルオキシ、カルバモイルオキシ、アミノ、アルキルア
ミノ、イミド、ウレイド、スルファモイルアミノ、アル
コキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルア
ミノ、アルコキシカルボニル、アリールオキシ力ルホニ
ル、複素環チオ、チオウレイド、カルボキシル、ヒドロ
キシ、メルカプト、ニトロ、スルホン酸等の多基、なら
びにスピロ化合物残基、有橋炭化水素化合物残基等も挙
げられる。
Rで表されるアルキル基としては、炭素数1〜32のも
のが好ましく、直鎖でも分岐でもよい。
Rで表されるアリール基としては、フェニル基か好まし
い。
Rで表されるアシルアミノ基としては、アルキルカルボ
ニルアミノ基、アリールカルボニルアミノ基等が挙げら
れる。
Rで表されるスルホンアミド基としては、アルキルスル
ホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基等が挙げ
られる。
Rで表されるアルキルチオ基、アリールチオ基における
アルキル成分、アリール成分は上記Rで表されるアルキ
ル基、アリール基が挙げられる。
Rで表されるアルケニル基としては、炭素数2〜32の
もの、シクロアルキル基としては炭素数3〜12、特に
5〜7のものが好ましく、アルケニル基は直鎖でも分岐
でもよい。
Rで表されるシクロアルケニル基としては、炭素数3〜
12、特に5〜7のものが好ましい。
Rで表されるスルホニル基としてはアルキルスルホニル
基、アリールスルホニル基等;スルフィニル基としては
アルキルスルフィニル基、アリールスルフィニル基等; ホスホニル基としてはアルキルホスホニル基、アルコキ
シホスホニル基、アリールオキシホスホニル基、アリー
ルホスホニル基環; アシル基としてはアルキルカルボニル基、アリールカル
ボニル基等; カルバモイル基としてはアルキルカルバモイル基、アリ
ールカルバモイル基等; スルファモイル基としてはアルキルスルファモイル基、
アリールスルファモイル基環;アシルオキシ基としては
アルキルカルボニルオキシ基、アリールカルボニルオキ
シ基部;カルバモイルオキシ基としてはアルキルカルバ
モイルオキシ基、アリールカルバモイルオキシ基等; ウレイド基としてはアルキルウレイド基、アリールウレ
イド基等; スルファモイルアミノ基としてはアルキルスルファモイ
ルアミノ基、アリールスルファモイルアミノ基等; 複素環基としては5〜7員のものが好ましく、具体的に
は2−フリル基、2−チエニル基、2ピリミジニル基、
2−ベンゾチアゾリル基、1ピロリル基、1−テトラゾ
リル基等: 複素環オキシ基としては5〜7員の複素環を有するもの
が好ましく、例えば3,4,5.6−テトラヒドロピラ
ニル−2−オキシ基、■−フェニルテトラゾールー5−
オキシ基等; 複素環チオ基としては5〜7員の複素環チオ基が好まし
く、例えば2−ピリジルチオ基、2−ベンゾチアゾリル
チオ基、2,4−ジフェノキシ−1,3,5−トリアゾ
ール−6一チオ基等:シロキシ基としてはトリメチルシ
ロキシ基、トリエチルシロキシ基、ジメチルブチルシロ
キシ基等; イミド基としてはコハク酸イミド基、3−ヘプタデシル
コハク酸イミド基、フタルイミド基、グルタルイミド基
等ニ スピロ化合物残基としてはスピロ[3,3]へブタン−
1−イル等; 有橋炭化水素化合物残基としてはビシクロ[2゜2.1
]へブタン−1−イル、トリシクロ[3゜3.1.13
7]デカン−1−イル、7,7−シメチルービシクロ[
2,2,1]へブタン−1イル等が挙げられる。
上記の基は、更に長鎖炭化水素基やポリマー残基などの
耐拡散性基等の置換基を有していてもよい。
Xの表す発色現像主薬の酸化体との反応により離脱しう
る基としては、例えばハロゲン原子、(塩素原子、臭素
原子、弗素原子等)及びアルコキシ、アリールオキシ、
複素環オキシ、アシルオキシ、スルホニルオキシ、アル
コキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニル、
アルキルオキザリルオキシ、アルコキシオキザリルオキ
シ、アルキルチオ、アリールチオ、複素環チオ、アルキ
ルオキシチオカルボニルチオ、アシルアミノ、スルホン
アミド、N原子で結合した含窒素複素環、アルキルオキ
シカルボニルアミノ、アリールオキシカル(R′は前記
Rと同義であり、Z′は前記Zと同義であり、Raおよ
びRbは水素原子、アリール基、アルキル基又は複素環
基を表わす。)等の多基が挙げられるが、好ましくはハ
ロゲン原子である。これらのうち、Xで表わされる特に
好ましいものは、水素原子および塩素原子である。
一般式[I]で示される化合物の好ましい具体例は下記
一般式[II]によって示される。
一般式[■コ Y″ [式中、2″は該ピラゾール環と縮環して、少なY# くとも一つの−N−および少なくとも一つのカルボニル
基もしくは少なくとも一つのスルホニル基を含んで含窒
素複素6員環を形成するに必要な非金属原子群を表わし
、該6員環は置換基を有していてもよく、該ピラゾール
環以外にベンゼン環と縮環していてもよい。R″および
Y″は水素原子または置換基を表わし、X″は水素原子
または発色現像主薬の酸化体との反応により離脱する置
換基を表わす。] 一般式[I]で示される化合物について更に詳しく説明
する。
一般式[、I]において、Zが形成する含窒素複素6員
環は、好ましくは6π電子系あるいは8π電子系であり
、少なくとも一つの−N−を含んで1〜4個の窒素原子
を含有しており、該6員環が含む少なくとも一つのカル
ボニル基とは〉C=0や>C=S等の基を表わす。また
、該6員環が含む少なくとも一つのスルホニル基とは−
8−の基を表わす。
一般式[I]においてYは水素原子または置換基を表わ
し、Yが表わす置換基の好ましいものは、例えば、本発
明の化合物が、現像主薬酸化体と反応した後、前記化合
物から脱離するものであるが、例えばYが表わす置換基
は、特開昭61−228444号公報等に記載されてい
るような、アルカリ条件下で、離脱しうる基や、特開昭
56−133734号公報等に記載されているような、
現像主薬酸化体との反応によりカップリング・オフする
置換基等が挙げられるが、好ましくはYは水素原子であ
る。
−取代[IIで示される化合物のうち、好ましい具体例
としては、下記−取代[II−a]、[■b]、[ff
−cコおよび[I[−dコで表わされる化合物が挙げら
れる。
一般式[II−aコ 一般式[I[−b] 一般式[■ 以下余白 一般式[■ [式中、R,、R2およびR3は一般式[IIにおける
Rと同義であり、Xは一般式[IIにおけるXと同義で
あり、Yは一般式[IIにおけるYと同義である。−取
代[n−b]において、nは0〜4の整数を表わし、n
が2〜4の整数のとき、複数のR2は同じでも異なって
いてもよい。]一般般式II−a]、[I[−c]およ
び[II−d]におけるR2およびR3は一般式[II
におけるRと同義であるが、ただし、R2がヒドロキシ
基であることはない。
R2およびR3が表す好ましいものは、例えばアルキル
基、アリール基、カルボキシル基、オキシカルボニル基
、シアノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ
基、アミド基およびスルホンアミド基等の多基および水
素原子、ハロゲン原子等である。
次に本発明の代表的化合物例を以下に示すが、本発明は
これらによって限定されない。
次に本発明の化合物の代表的な合成例を以下に示す 合成例1[化合物(A−13)の合成〕[化合物且の合
成] is、9g (0,1モル)の5 アミノ フェニ ルピラゾールと、15.9g (0,1モル)の2−工
トキシカルボニルアセトイミド 200mlの脱水エタノール中で2時間加熱・還流した
。反応溶液を熱時濾過した後、r液を冷却して、生成し
た沈澱を枦取し、冷エタノールで洗浄後、ジメチルボル
ムアミドと水の混合溶媒で再結晶して、化合物aである
白色針状結晶17.8g (0.079モル)を得た。
(化合物a)融点;300℃以上 NMRスペクトルおよびマススペクトルにより化合物a
の構造を確認した。
[化合物且から化合物(A−13)の合成]化合物a1
7。or (0.075モル)の酢酸エチル溶液G O
 O mlに、化合物b31.2g (0.075モル
)の酢酸エチル溶液1 0 0 mlを加え、さらに7
.8gの1ヘリエチルアミンを加えて、2時間、室温に
て撹拌し、析出してきた結晶をt取した.これを水洗し
、さらに、アセトニトリルで再結晶して、化合物(A1
3)である白色針状結晶23.0g(0.038モル)
を得た。
NMRスペクトルおよびマススペクトルにより化合物(
 A−13)の構造を確認した。
合成例2[化合物(B−1)の合成] ■ [化合物eの合成コ 上記化合物c 16.2g (0. 1モル)と上記化
合物亘34.8g (0、1モル)を40m1のメタノ
ールに溶がした後、室温で2時間撹拌し、ついで9.8
gの炭酸ナトリウムを加えてから、50°Cにおいて2
時間撹拌した。反応溶液を300m1の水中に注いだ後
塩酸を用いて中和し、それによって析出した固体をトル
エンとアセトニトリルとの混合溶媒から再結晶させて、
白色結晶状の上記化合物eを12.8g(0,03モル
ン得た。
[化合物層から化合物(B−1)の合成]つぎに、この
化合物e  10.Og ((1,(123モル)を1
00a+Iの酢酸に溶かし、生成した溶液に35%過酸
化水素水35m1をゆっくりと滴下した後、50℃にお
いて3時間撹拌した。この溶液に300m1の水を加え
、5℃以下の温度において水酸化ナトリウム水溶液で中
和し、それによって得られた溶液を酢酸エチルで抽出し
た後、抽出液から酢酸エチルを留去させ、生成した析出
物をアセトニトリルを用いて再結晶させると、白色粉末
状に結晶した化合物(B−1)が8.5g(0,018
モル)得られた。
NMRスペクトルおよびマススペクトルにより化合物(
B−1>の構造を確認した。
合成例3[化合物(C−5)の合成コ H3 化合物(C−5> E化合物層の合成J エチル−3,5−ジアミノピラゾール−4−力lレボン
酸17.0g<(1,1モlしン、p−ドデカオキシフ
ェニルスルホニルクロリド36.1t (0,1モル)
およびトリエチルアミン15.2g (0,15モル)
を500m1の酢酸エチルに加え、1時間加熱還流した
冷却後、析出した結晶をr取し水洗して29.6g(0
,06モル)の化合物fを得た。
[化合物層から化合物層の合成] 29.1g (0,059モル)の化合物層および14
.6g(0,089モル)のα−タロロアセト酢酸エチ
ルエステルを600m1のトルエン中で6時間加熱・還
流して、脱水反応を行なった。
反応溶液を減圧下f4mし粗結晶を得て、これをエタノ
ールで再結晶し、化合物層である白色針状結晶18.1
+r <0.027モル)を得た。
NMRスペクトルおよびマススペクトルにより化合物層
の構造を確認した。
[化合物層から化合物(C−5)の合成]化合物層15
.4g (0,026モル)を酢酸、硫酸、水の混合浴
ji 130m1 (100:25:5)に溶解し、1
時間加熱還流した。水酸化ナトリウム水溶液でpH5に
した後、#酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウムで溶媒
乾燥後留去した。残渣をアセトニトリルで再結晶して化
合物(C−S)である白色針状結晶7.3g (0,0
14モル)を得た。
N M IIベクトルおよびマススペクトルにより化合
物(C=5)の構造を確認した。
合成例4[化合物(D−5>の合成] [化合物りの合成] 45g(0,1モル)の化合物f(合成例3で用いた)
および22+r(0,1モル)のω−アセトフェノンス
ルホニルクロリドを11のクロロホルムに加え、さらに
12g <0.12モル)のトリエチルアミンを加え、
5時間加熱・還流した後冷却し、反応液を希塩酸で2回
洗浄した後クロロホルムを減圧留去し、メタノールより
2回再結晶して、化合物旦である白色粉末結晶30f 
(0,045モル)を得た。
NMRスペクトルおよびマススペクトルにより化合物り
の構造を確認した。
[化合物りから化合物上の合成] 20、 (0,03モル)の化合物りを 140〜16
0℃で1時間加熱した後冷却し、析出する結晶をエタノ
ールで再結晶し、化合物上である灰白色粉末結晶9.8
t (0,015モル)を得た。
NMRスペクトルおよびマススペクトルにより化合物i
の構造を確認した。
[化合物上から化合物(D−5)の合成コ合成例、3に
おける化合糊層から化合物(C−5)得る方法と全く同
様にして、6.3g (0,01モル)の化合物lより
化合物(D−5)である白色粉末結晶2.9g (0,
005モル)を得た。
NMRスペクトルおよびマススペクトルにより化合物(
D−5)の構造を確認した。
本発明のカプラーは特願昭62−203450号、同6
2203451号、同63−7204号、同63−32
094号、同63−36086号、同63−37998
号、同63−237681号等により合成することがで
きる。
本発明のシアンカプラーは、通常ハロゲン化銀1モル当
り、1x10−’モル−1モル、好ましくはlX10−
”モル〜8 x 10−’モルの範囲で用いることがで
きる。
また、本発明のシアンカプラーは他の種類のシアンカプ
ラーと併用することもできる。
本発明のシアンカプラーには、通常のシアン色素形成カ
プラーにおいて用いられる方法および技術が同様に適用
できる。典型的には、本発明のシアンカプラーをハロゲ
ン化銀乳剤に配合し、この乳剤を支持体上に塗布して本
発明のカラー感光材料を形成する。
次に本発明に係るビニルスルホン系硬膜剤について説明
する。
本発明に用いられるビニルスルホン系硬膜剤は、例えば
、独国特許第1,100,942号および米国特許第3
,490,911号等に記載されている如き芳香族系化
合物、特公昭44−29622号、同47−25373
号、同47−24259号等に記載されている如きペテ
ロ原子で結合されたアルキル化合物、特公昭47−87
36号等に記載されている如きスルホンアミド、エステ
ル系化合物、特開昭49−24435号等に記載されて
いる如き1,3.5−)リス[β−(ビニルスルホニル
)−プロピオニル]−へキサヒドロ−5−トリアジンあ
るいは特公昭50−35807号、特開昭51−441
64号等に記載されている如きアルキル系化合物および
特開昭59−18944号等に記載されている化合物等
を包含する。
本発明において好ましく用いられるビニルスルホン系硬
膜剤は下記−取代[H−IFで示される。
−取代[H−IF L−+S02−x)m 上記−取代[H−IFにおいて、Lはm価の連結基であ
り、置換されていてもよく、Xは−CH−CHeまたは
−CH2CH2Yのいずれかであり、Yは求核性基によ
り置換されるか、あるいは、塩基によってHYの形で脱
離し得る基(例えば、ハロゲン原子、スルホニルオキシ
基、硫酸モノエフ ステル等)を表す。
mは2〜10の整数を表す。
m価の連結基りは、例えばアルキレン基、アリーレン基
又はこれらの基と、−0−−N−CO−1S OS O
2−1−803SO2N−1−COO−−CON Rl          R1 つ或いは複数組み合わせることにより形成されるm価の
基である R1は水素原子、又はlがら15個の炭素原
子を有するアルキル基又はアラルキル基を表す。又、−
N I R’     R’   R’ −302N−1−CON−1−NCO2−を2つ以上含
む場合、それらのR1同志が結合して環を形成しても良
い。更に、しは置換基を有しても良く、置換基としては
ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルバモイル基、スルフ
ァモイル基、アルキル基、アリール基等が例として挙げ
られる。又、その置換基は、1つ以上のX35O2−で
表される基によって更に置換されていても良い。X3は
前述のXと同意義である。
Lの代表的な例としては次のものを挙げることができる
。但し、例中のa〜Vは1〜6の整数であり、dのみは
0であっても良い。このうち、d、k、p及びpは1〜
3であることが好ましく、a〜■の上記d、に、、9及
びp以外のものは、1又は2であることが好ましい。又
、R1は水素原子、又は1〜6価の炭素原子を有するア
ルキル基が好ましく、水素原子、メチル基及びエチル基
が特に好ましい。
以下余白 3つ (CH2)a  O(CH2)b CH=CHe 、 CH2CH2Cj。
CH2CH2Br、 −CH2CH20SOa CH3、 (CH2)h  N (CH2)i RI                  R1(CH
2)J  C0N(CH2>k  0(CH2)l  
Neo  **−(CH2)m−1 (CH2)n  COa  (CH2)P  OCO(
CH2) q−Go (CHa )t  SOa X3
、Xの具体例としては、例えば次のものを挙げることが
できる。
CH2CH2 CHe CH2 CHe CHe CHa CH2 CHe CH2 O3O2Na、 0303に、     CH2CH20)(、OCOC
H3, 0COCF3. 0COCHC,l12、 これらの中でも、特に CH= CH*、   CH2CH2Cj、CH2CH
2B r、 CH2CH20S02 CHs及び CH2CH20SO3Na が好ましい。
以下に、本発明に係るビニルスルホン系硬膜剤の代表的
具体例を示す。
A−I A−2 A−3 A−4 A−5 A−6 A−7 A−8 A−9 A−10 H2c=cH8O2cH2SO2c)I;CHgH2C
=CH8O□ (CH2) zsO2cH=cH2H+
C=CH8O2[C)1215sO2cH=cH2kc
=cH3O2ckOc)I2SO2C)I=ChH2C
#CH302(CH2) 20 (CH2) 2SO2
CH=CH2H2C=CI(So。CkCHChSO2
CH;CH2H H2c=cl(SOgCH2CHCH2CHCH2SO
2CH=CH20H0H H2C=CH8O2CH2CONHCHJHCOCHd
O3CH=CH2H2C=CH8O2CHaCONH[
CH2) JHCOCH2SOzCH=CH2H2C=
C)+8020)12CONHCI(2CH2C)12
NHcOcH2sO2cI(=C)12A A−14 A−15 A A H2C=CH8O2(CH212cONH−CHgH2
C=CH8O□(CH212CONH−CI(2kc=
cH8O2ckc)ICH2SO2CH=CH2SOa
CH=CHa SO2CH=CH2 A−12 COCH2SO2CH=CH2 H2C=CH8O2CH2−C−CHa−0−CH2−
C−CHgSOH=CHaH+C=CH8O2CH2C
H2SOH=CHeA−28 S02CトCH2 A−20 [(H2C=CH8O213CCH2SO2(C)+2
+ 2sc)Ial 2COA−22 A−24 (1’2C=CH8O2CH2) tC(H2C=CH
8O2CH2) 3cc2HsA−30 H2C=CH8O2(CH3I 2802 (CH2)
 2sO2cH=chA−31 82C=CH8O2[CH1!l eo (CH212
NHONH(CH2) 20 (CH212sO2cH
=cH2HA  32              C
o (CH212SO2CH冨CH2H3 A−35 A−36 H2C=CH8O2CH2 (hc=cH8OaNH) 2CH2 kc=cH8O2(Ckl 2NH(CH2] 2N旧
CH2J asO2cl(=ChHA−37 HA −38 (H2C=CH8O9(CH2+ 2CONC)12+
 2C)12h C1(CH2hSO□CHCOO(Ck)20COCH
3O2(Ch12CJC2H5C2H5 HA−41 CJ+7C(CkSO2CH=CH21iA−48 HA−49 HA−50 HA−51 HA−52 NH[(CH2)2SO2CH=CH2]2CH3C(
CkOCkSO2CH=C)Iz) 3C(CH20C
hSO2CH=Ckl 4町(C)+21zOcksO
ac)l=c)I2] 3(CH2=CH8O2C)1
213CCH8O2(CH2) 2cj以下余白 A14 CH2[C0NHCH25O2CH冨CH212A−4
6 C(Co (CH2hSO2C1(=CH2) 4これ
らのビニルスルホン系硬膜剤は、水または有機溶剤に溶
解し、ゼラチンに対してo、 oos〜20重量%、好
ましくは、0.02〜10重量%用いられる。
写真層への添加はバッチ方式あるいはインライン添加方
式等が採用される。
これらの硬膜剤の写真層への添加の層は特に限定される
ことは無く、例えば最上層−層、最下層−層、あるいは
全層に添加しても本発明の目的を達成することができる
前記の硬膜剤は、写真構成層中において拡散性に富むの
で写真構成層の全層を同時塗布する場合、同時塗布され
るいかなる構成層中に添加しても硬膜性を発揮する前に
、あるいは硬膜性を発揮しつつ同時塗布される写真構成
層はぼ全層に行きわたって最終的には全層をほぼ均一に
硬膜することは可能である。
また何回かに分けて写真構成層全層を塗布する場合には
本発明のシアンカプラーを含有する赤感光性ハロゲン化
銀乳剤層中又は該乳剤層より上層の構成層に本発明のビ
ニルスルホン系硬膜剤を添加するのが好ましい。
本発明者等は鋭意検討の結果、本発明のシアンカプラー
を使用した場合の写真感光材料の生保存性が、ビニルス
ルホン系の硬膜剤を前記写真感光材料の構成層に適用し
た場合、著しく改善される現象を見出だしたものであり
、この改良は他のいかなる系統の硬膜剤でも全く達成で
きないものである事を認めたのである。
本発明のカプラーの添加方法としては、一般的な疎水性
化合物の添加方法と同様に、固体分散法、ラテックス分
散法、水中油滴型乳化分散法等、種々の方法を用いる事
ができ、これはカプラー等の疎水性化合物の化学構造等
に応じて適宜選択することができる。水中油滴型乳化分
散法は、カプラー等の疎水性化合物を分散させる方法が
適用でき、通常、沸点約150℃以上の高沸点有機溶媒
に、必要に応じて低沸点、及び/又は水溶性有機溶媒を
併用して溶解し、ゼラチン水溶液などの親水性バインダ
ー中に界面活性剤を用いて撹拌器、ホモジナイザー、コ
ロイドミル、フロージェットミキサ、超音波装置等の分
散手段によって、乳化分散した後、目的とする親水性コ
ロイド層中に添加すればよい。分散後または分散と同時
に低沸点有機溶媒を除去する工程を入れても良い。
高沸点有機溶媒としては、現像主薬の酸化体と反応しな
いフェノール誘導体、フタル酸エステル、リン酸エステ
ル、クエン酸エステル、安息香酸エステル、アルキルア
ミド、脂肪酸エステル、トリメシン酸エステル等の沸点
150°C以上の有機溶媒が用いられる。
本発明において好ましく用いることのできる高沸点有機
溶媒としては、誘導率が6.0以下の化合物であり、例
えば、誘電率6.0以下のフタル酸エステル、リン酸エ
ステル等のエステル類、有機酸アミド類、ケトン類、炭
化水素化合物等である。
好ましくは誘電率6.0以下1.9以上で100°Cに
おける蒸気圧がQ、5mH!J以下の高沸点有機溶媒で
ある。更に該高沸点有機溶媒は2種以上の混合物であっ
てもよい。
本発明の感材のハロゲン化銀乳剤層においてそれぞれ用
いるハロゲン化銀としては、塩化銀、臭化銀、沃化銀、
塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀等の通常のハロゲン化
銀写真乳剤に使用される任意のものが包含される。
これらのハロゲン化銀粒子は、粗粒のものでも微粒のも
のでもよく、粒径の分布は狭くても広くてもよい。
また、これらのハロゲン化銀粒子の結晶は、正常晶、双
晶でもよく、(100)面と〔111〕面の比率は任意
のものが使用できる。更に、これらのハロゲン化銀粒子
の結晶構造は、内部から外部まで均一なものであっても
、内部と外部が異質の層状構造をしたものであってもよ
い。また、これらのハロゲン化銀は潜像を主として表面
に形成する型のものでも、粒子内部に形成する型のもの
でもよい。
これらのハロゲン化銀粒子は、当業界において慣用され
ている公知の方法によって調整することができる。
本発明の感材においてそれぞれ用いられるハロゲン化銀
乳剤は可溶性塩類を除去するのが好ましいが、未除去の
ものも使用できる。また、別々に調整した2種以上のハ
ロゲン化銀乳剤を混合して使用することもできる。
本発明において用いられるハロゲン化銀乳剤としては、
塩化銀乳剤、塩臭化銀乳剤、塩沃臭化銀乳剤等、いずれ
のハロゲン化銀乳剤であってもよく特に制限はないが、
高塩化物ハロゲン化銀粒子を有するハロゲン化銀乳剤で
あることが好ましい。
上記高塩化物ハロゲン化銀粒子とは、90モル%以上の
塩化銀含有率を有しているものをいう。高塩化物ハロゲ
ン化銀粒子においては臭化銀含有率は10モル%以下、
沃化銀含有率は0.5モル%以下であることが好ましい
。更に好ましくは、臭化銀含有率が0.1〜2モル%の
塩臭化銀である。
高塩化物ハロゲン化銀粒子は、単独で用いなければなら
ないものではなく、組成の異なる他のハロゲン化銀粒子
と混合して用いることもできる。
例えば塩化銀含有率が10モル%以下のハロゲン化銀粒
子と混合してもよい。
また、高塩化物ハロゲン化銀粒子が含有されるハロゲン
化銀乳剤層においては、該乳剤層に含有される全ハロゲ
ン化銀粒子に占める高塩化物ハロゲン化銀粒子の割合は
60重量%以上であることか好ましく、80重量%以上
であることが更に好ましい。
高塩化物ハロゲン化銀粒子の組成は、粒子内部から外部
に至るまでの均一なものであってもよいし、粒子内部と
外部の組成が異なってもよい。また粒子内部と外部の組
成が異なる場合、連続的に組成が変化してもよいし、不
連続であってもよい。
高塩化物ハロゲン化銀粒子の粒子径は特に制限はないが
、迅速処理性および感度等、他の写真性能等考慮すると
、好ましくは0.2〜1,6μm、更に好ましくは0.
25〜1.2μmの範囲である。なお、上記粒子径は、
当該技術分野において一般に用いられる各種の方法によ
って測定することができる。
代表的な方法としては、ラブランドの「粒子径分析法J
  (A、 S、T、M、シンポジウム・オン・ライト
・マイクロスコピー、1955年、94〜122頁)ま
たは「写真プロセスの理論」 (ミースおよびジェーム
ス共著、第3版、マクミラン社発行(1966年)の第
2章)に記載されている。
この粒子径は、粒子の投影面積か直径近似値を使ってこ
れを測定することができる。粒子が実質的に均一形状で
ある場合は、粒径分布は直径か投影面積としてかなり正
確にこれを表すことができる。
高塩化物ハロゲン化銀粒子の粒子径の分布は、多分散で
あってもよいし、単分散であってもよい。
好ましくはハロゲン化銀粒子の粒径分布において、その
変動係数が0.22以下、更に好ましくは0.15以下
の単分散ハロゲン化銀粒子である。
本発明の乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は酸性法、
中性法、アンモニア法のいずれで得られたものでもよい
。該粒子は一時に成長させてもよいし、種粒子をつくっ
た後、成長させてもよい。
種粒子をつくる方法と成長させる方法は同じであっても
、異なってもよい。
また、可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応させる形式
としては、順混合法、逆混合法、同時混合法それらの組
み合わせなどいずれでもよいが、同時混合法で得られた
ものが好ましい。更に同時混合法の一形式として特開昭
54−48521号等に記載されているpAQ−コンド
ロールド−ダブルジェット法を用いることもできる。
更に必要であればチオエーテル等のハロゲン化銀溶剤を
用いてもよい。また、メルカプト基含有化合物、含窒素
へテロ環化合物または増感色素のような化合物をハロゲ
ン化銀粒子の形成時、または粒子形成終了の後に添加し
て用いてもよい。
本発明で用いるハロゲン化銀粒子の形状は任意のものを
用いることができる。好ましい一つの例は、(1001
面を結晶表面として有する立方体である。
また、8面体、14面体、12面体等の形状を有する粒
子を用いることもできる。更に、双晶面を有する粒子を
用いてもよい。
本発明で用いるハロゲン化銀粒子は、単一の形状からな
る粒子を用いてもよいし、種々の形状の粒子が混合され
たものでもよい。
本発明で用いるハロゲン化銀粒子は、粒子形成過程及び
/又は成長過程で、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリ
ウム塩、イリジウム塩又は錯塩、ロジウム塩又は錯塩、
鉄塩又は錯塩を用いて金属イオンを添加し、粒子内部に
及び/又は粒子表面に包含させることができ、また適当
な還元雰囲気におくことにより、粒子内部及び/又は粒
子表面に還元増感核を付与できる。
本発明で用いるハロゲン化銀粒子を含有する乳剤(以下
、「本発明の乳剤」という。)は、ハロゲン化銀粒子の
成長の終了後に不要な可溶性塩類を除去してもよいし、
あるいは含有させたままでもよい。該塩類を除去する場
合には、リサーチ・ディスクロージャー17643号記
載の方法に基づいて行うことができる。
本発明で用いる乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は、
好ましくは、潜像が主として表面に形成される粒子であ
るが、潜像が粒子内部に形成される粒子でもよい。
本発明においては、カルコゲン増感剤を用いることがで
きる。カルコゲン増感剤とは硫黄増感剤、セレン増感剤
、テルル増感剤の総称であるが、硫黄増感剤、セレン増
感剤が好ましい。硫黄増感剤としては例えばチオ硫酸塩
、アリルチオカルバジド、チオ尿素、アリルイソチオシ
アネート、シスチン、p−1ルエンチオスルホン酸塩、
ローダニンが挙げられる。その他、米国特許1,574
,944号、同2,410,689号、同2,278,
947号、同2,728,668号、同3,501,3
13号、同3.6’56,955号、西独出願公開(O
LS)  1,422,869号、特開昭56−249
37号、同55−45016号公報等に記載されている
硫黄増感剤も用いることができる。硫黄増感剤の添加量
はpH1温度、ハロゲン化銀粒子の大きさなどの種々の
条件によって相当の範囲にわたって変化するが、目安と
してはハロゲン化!1モル当り10−7モル〜10−1
モル程度が好ましい。
本発明の乳剤は、還元性物質を用いる還元増感法、貴金
属化合物を併せて用いる貴金属増感法などを用いること
ができる。
本発明に係るシアンカプラーを含有する写真構成層に、
前記高塩化物ハロゲン化銀乳剤層を含ませることによっ
て、忠実な色再現性が得られ、また、充分な最高濃度を
得ることができるようになる。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、写真業界にお
いて、増感色素として知られている色素を用いて、所望
の波長域に光学的仁増感できる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられるバイン
ダー(又は保護コロイド)としては、ゼラチンを用いる
のが有利であるが、それ以外にゼラチン誘導体、ゼラチ
ンと他の高分子のグラフトポリマー、蛋白質、糖誘導体
、セルロース誘導体、単一あるいは共重合体の如き合成
親水性高分子物質等の親水性コロイドも用いる事が出来
る。
上記の構成になる本発明のハロゲン化銀写真感光材料は
、例えばカラーネカのネガ及びポジフィルム、ならびに
カラー印画紙などであることができるが、とりわけ直接
鑑賞用に供されるカラー印画紙を用いた場合に本発明方
法の効果が有効に発揮される。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料がフルカラー
の感光材料として用いられる場合は、本発明に係るシア
ンカプラー以外にマゼンタカプラ、イエローカプラーが
用いられる。マゼンタカプラー、イエローカプラーは特
に制限がなく公知のものが使用できる。
マゼンタカプラーとしては、5−ピラゾロン系、ピラゾ
ロベンズイミダゾール系、ピラゾロアゾール系、開鎖ア
シルアセトニトリル系カプラー等が用いられ、中でも5
−ピラゾロン系およびピラゾロトリアゾール系マゼンタ
カプラーが好ましい。
イエローカプラーとしては、例えば、アシルアセトアニ
リド系カプラーを用いることができ、これにはベンゾア
セトアニリド系及びピバロイルアセトアニリド系化合物
が含まれる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、さらにイラジ
ェーション防止剤、色濁り防止剤、画像安定化剤、可塑
剤、ラテックス、界面活性刑、マット剤、滑剤、帯電防
止剤等の添加剤を必要に応じて用いることができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、当業界公知の発
色現像処理を行うことにより画像を形成することができ
る。
発色現1液のpH値は、通常は7以上、最も一般的には
約10乃至13である。
発色現像温度は通常15°C以上であり、一般的には2
0℃〜50℃の範囲である。迅速現像のためには30℃
以上で行うことが好ましい。また、従来の処理では3分
〜4分であるが、迅速処理を目的とした本発明の発色現
像時間は一般的には20秒〜60秒の範囲で行われるの
が好ましく、より好ましくは30秒〜50秒の範囲であ
る。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、迅速現像に用い
られるベンジルアルコールを11当り2mu以下とした
発色現像液を用いても、特性曲線の最高濃度が低下する
ことなく迅速に現像することができる。
発色現像後、漂白処理、定着処理を施される。
漂白処理は定着処理と同時に行ってもよい。
定着処理の後は、通常は水洗処理が行われる。
また水洗処理の代替として、安定化処理を行ってもよい
し、両者を併用してもよい。
[実施例] 以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本発明の実施
の態様はこれらに限定されない。
実施例−1 ここでは本発明を、カラーペーパーに適用した。
即ち、ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体上に
、下記の各層を支持体側より順次塗設し、ハロゲン化銀
カラー写真感光材料No、 1〜No、24を作成した
層1・・・・・・1.2g / rrrのゼラチン、0
.32 tr / rrl’ (銀換算、以下同じ)の
青感性塩臭化銀乳剤(塩化銀含有率99.3モル%) 
、0.50t /dのジオクチルフタレートに溶解した
0、80g/rrrのイエローカプラー (Y−1’I
を含有する層。
層2・・・・・・0.70g/dのゼラチン、12mr
/ni’のイラジェーション防止染料(’Al−1) 
、6 mr/rrf’の(AI−2)及び40■/dの
ジオクチルフタレートに溶解した40■/r+1′の色
濁り防止剤(As−1)からなる中間層。
層3−・−1,25t / tri’のゼラチン、0.
25sr/rrrの緑感性塩臭化銀乳剤(塩化銀含有率
99.5モル%)、0.30g/rrl’のジオクチル
フタレートに溶解した0、74g/dのマゼンタカプラ
ー(M−1)を含有する層。
層4・・・・・・1.20t/rrrのゼラチン及び4
0■/dのジオクチルフタレートに溶解した40■/d
の色濁り防止剤(As−1>からなる中間層。
層5・・・・・・1.20g/ゴのゼラチン、0.30
t/rrrの赤感性塩臭化銀乳剤(塩化銀含有率99.
7モル%)、0.20g/dのジオクチルフタレートに
溶解した0、9ミリモルの表−1に示すシアンカプラー
を含有する層。
層6 ・−−−−−1,00g / nfのゼラチン及
び0.20g/rr11のジオクチルフタレートに溶解
した0、30g/r+fの紫外線吸収剤(UV−1)を
含有する層。
層7・・・・・・0.50g/rri’のゼラチンを含
有する層。
以下余白 I−1 I−2 S−1 UV−1 H (Ill I H なお、表−1に示す硬膜剤を、層2.4及び7中に、そ
れぞれゼラチン1g当り0.1 ミリモルになるように
添加した。
得られた各々の試料を自然放置3日間及び55℃80%
の相対湿度下で36時間保存した後、感光針KS−7型
(コニカ株式会社製)を使用してウェッジ露光後、以下
の発色現像処理工程にしたがって処理した後、光学濃度
計(コニカ株式会社製P口A−65型)を用いて赤感光
性乳剤層の最高濃度(Dla×)、感度(S)及びカブ
リ(Fog)を測定して表−1に示した。
〔処理工程〕
温度   時間 発色現像   34.7±0.3°C45秒漂白定着 
  34.7±0.5℃    50秒安定化  30
〜34℃   90秒 乾   燥    60〜80℃      60秒く
発色現像液〉 純水       800mJ トリエタノールアミン          8gN、N
−ジエチルヒドロキシルアミン  5g塩化カリウム 
             2gN−エチル−N−β−
メタンスルホン アミドエチル−3−メチル−4− アミノアニリン硫酸塩         5gテトラポ
リリン酸ナトリウム       2g炭酸カリウム 
             30g亜硫酸カリウム  
          0.2g蛍光増白剤(4,4′−
ジアミノ スチルベンジスルホン酸誘導体)1g 純水を加えて全量を1.11とし、pH10,2に調整
する。
く漂白定着液〉 エチレンジアミンテトラ酢酸鉄([[>アンモニウム2
水塩          60gエチレンジアミンテト
ラ#[3g チオ硫酸アンモニウム(70%溶液)    100J
亜硫酸アンモニウム(40%溶液)    27.5m
l炭酸カリウムまたは氷酢酸でl)H5,7に調整し、
水を加えて全量を1jとする。
く安定化液〉 5−クロロ−2−メチル−4 イソチアゾリン−3−オン       1g1−ヒド
ロキシエチリデン−1゜ 1−ジホスホン酸            2g水を加
えて1jとし、硫酸又は水酸化カリウムにてDHを7.
0に調整する。
以下余白 表−1より本発明に係るシアンカプラーと硬膜剤との組
合せにより、55℃、80%の葛湯、高湿度下に3日間
放置しても、写真性能があまり劣化しない生保存性に優
れた試料が得られることがわかる。
[発明の効果コ 本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、色再現性に優れ
、しかも、生保存性が改良されるという効果を奏する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上に青感光性ハロゲン化銀乳剤層、緑感光性ハロ
    ゲン化銀乳剤層、赤感光性ハロゲン化銀乳剤層、中間層
    及び保護層を含む写真構成層を有するハロゲン化銀写真
    感光材料において、該写真構成層の少なくとも1層中に
    ビニルスルホン系硬膜剤を含有し、かつ、前記赤感光性
    ハロゲン化銀乳剤層に、下記一般式[ I ]で示される
    シアンカプラーを含有することを特徴とするハロゲン化
    銀写真感光材料。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、RおよびYは水素原子または置換基を表わし、
    Xは水素原子または発色現像主薬の酸化体との反応によ
    り離脱する置換基を表わす。Zは▲数式、化学式、表等
    があります▼と共に該ピラゾール環と縮環して含窒素複
    素6員環を形成するに必要な非金属原子群を表わし、該
    6員環は置換基を有していてもよく、該ピラゾール環以
    外にベンゼン環と縮環していてもよい。]
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