JPH02176605A - プラスチック製マルチ光ファイバ、その製造方法および装置 - Google Patents

プラスチック製マルチ光ファイバ、その製造方法および装置

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JPH02176605A
JPH02176605A JP63329118A JP32911888A JPH02176605A JP H02176605 A JPH02176605 A JP H02176605A JP 63329118 A JP63329118 A JP 63329118A JP 32911888 A JP32911888 A JP 32911888A JP H02176605 A JPH02176605 A JP H02176605A
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JP
Japan
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forming
cap plate
sea
optical fiber
component
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JP63329118A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Nieda
贄田 義朗
Masaji Okamoto
正司 岡本
Yoshihiko Hoshiide
芳彦 星出
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画素数が50〜10000なる高画素数のプラ
スチック製マルチファイバであり、がっ、伝送画像がガ
ラス系マルチファイバの伝送画像に比べて極めて明るく
、外部からのダメージの影響を受けにくいプラスチック
系マルチファイバに関するものである。
〔従来の技術〕
繊維径200μ以下なる石英系光ファイバを配列度よく
整列し、繊維同士を接着剤にて接合したマルチ光ファイ
バは光による画像伝送を行なうことができるため、胃カ
メラをはじめとする内視鏡として医療機器分野を中心に
その利用が進められている。
ガラス系光ファイバは、これまでプラスチック系光ファ
イバに比べ、その繊度を細くすることが比較的容易であ
るため10000を越える多画素数のマルチ光ファイバ
の開発が進められているが、ここに用いている光ファイ
バが、極めて細繊度であることと、曲げに対する抵抗力
が小さいため、マルチ光ファイバの使用時における曲げ
操作により比較的容易に折損し、当該部分がマルチ光フ
ァイバの画像欠点となることが大きな難点とされている
またガラス系光ファイバにて作られたマルチ光ファイバ
はその特性上剛直なものとなることはさけられず、イメ
ージスコープとして使用する場合、その曲げ角度を太き
(とることが難しく、監視々野を余り広くとれないとい
う難点もある。
そこで、従来より、ガラス系光ファイバに比べ折損しに
くく、曲げ易いという特性を備えたプラスチック系光フ
ァイバを複数本集合したプラスチツク系マルチ光ファイ
バの開発が試みられている。
本発明者等は、先に優れたプラスチック製マルチ光ファ
イバを作るための方法をE、P、0.0207705−
A2に提案した。この発明は多数の島成分形成用ノズル
孔を備えた口金板、海成分形成用ノズル孔を備えた口金
板、繊維集合ノズル孔を備えた口金板を重ねた海島型マ
ルチファイバ製造用複合紡糸口金であり、最下部口金板
直上に設置される口金板のノズル孔が、当該口金板の下
端面に向ってラッパ状の開口を備えており、最下部口金
板直上に設けた2板の口金板の間に海成分流路を設けた
口金板を用いて複合紡糸した多数の繊条を集合ノズルに
て集合せしめることにより、海成分断面内に島成分が俵
積み配列構造としたプラスチック系マルチ光ファイバを
得ることに成功した。この方法によって可成り画像伝送
性の良好なプラスチック製マルチ光ファイバを作り得る
ことが明らかになった。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、こうして得られたプラスチック製マルチ光フ
ァイバは、外部ダメージからの本体の保護及び漏光防止
のために、後工程でケーブル材を被覆してから実用に供
せられるのが一般的である。
ケーブル化工程では、通常、押出しダイスが用いられる
が、この押出しダイス内をマルチ光ファイバが通過する
際、ユニット周辺部のファイバの光学性能が低下してし
まうという問題が生しやすい。
すなわち、ダイス内でのファイバのぶれに起因する機械
的ダメージ、及びケーブル化時の熱的ダメージによって
、外周部のファイバの伝送損失が著しく大きくなってし
まうのである。その結果、このファイバを用いて伝送さ
れた画像は中心部が明るく、周辺部が暗くなり、均一な
明るさの画像は得られず、画像伝送性の優れたプラスチ
ック製マルチ光ファイバとするには、今−歩の改良が必
要であった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、さらに画像伝送性に優れたプラスチック
製マルチ光ファイバを得ることを目的として検討した結
果、本発明を完成したものである。
本発明の要旨とするところは、 略円形の断面を有し、直径5〜200μなる光伝送性の
芯−鞘構造の隔部が、海部に50〜10,000個なる
範囲で、俵積み構造で、かつ、マルチ光ファイバの両端
面に配置された隔部の位置が1対1の関係を有し、海部
断面内における芯部断面の総面積が50%以上を占有す
るように配置されたプラスチック製マルチ光ファイバに
おいて、該マルチ光ファイバの外周に保護層を一体被覆
したことを特徴とするプラスデック製マルチ光ファイバ
にある。
本発明で規定するイメージファイバの伝送画像の明るさ
指数Iは次式の如く表わされる。
α17 1=S−Ni2 ・1O−(−)(1)本発明のイメー
ジファイバの伝送画像の明るさ指数■は4.5 Xl0
−2以上であることが必要であり、とくに5 Xl0−
2以上である場合には極めて明るい伝送画像が得られる
プラスチック系マルチファイバであるイメージファイバ
のコアの占有率が50%未満となるとその伝送画像の明
るさ指数I値は4.5 Xl0−2以下となり、このイ
メージファイバ中を伝送される画像の明るさは急激に暗
くなり、伝送された画像の不鮮明性が増大する。このよ
うな観点より、本発明のイメージファイバ中でのコア占
有率は50%以上、とくに55%以上、更には60%以
上であることが好ましい。
また、開口数NAの値は次式(2)によって規定される
ものであり、本発明のマルチ光ファイバにおいては伝送
画像の明るさに寄与する要素である。
NA=2下イy       (2) (式中、nlはコア成分の屈折率を、n2は鞘成分の屈
折率を示す) 式(2)で規定される開口数NAは島成分を形成してい
る光伝送体である芯成分プラスチックの屈折率n1と鞘
成分の屈折率n2とによって決まる値である。
本発明において、島成分を形成している芯成分ポリマー
の屈折率n1と鞘成分ポリマーの屈折率n2との差が0
.01以上となるようにすることが、島成分中を伝送す
る光の伝送損失を増大させないためにも必要である。n
l −nZ値が0.01よりも小さい組合せにより作ら
れたマルチ光ファイバの場合には芯成分中に導入された
光が鞘層へ漏光する現象が認められ、本発明の如きマル
チ光ファイバにおいては伝送画像の鮮明性が著しく低下
するようになる。
また、式(2)で規定する開口数NA値は0.16以上
、とくに0.3以上なる範囲となるように01なる屈折
率を有する芯成分ポリマーとn2なる屈折率とを有する
鞘成分ポリマーとを選定することが望ましい。NA値が
0.16未満なるような屈折率関係を満たす芯ポリマー
と鞘ポリマーを用いて作ったマルチ光ファイバの伝送画
像の明るさ指数Iの値は4.5 X 10−3以下とな
り易くなり、鮮明で明るさの十分な画像伝送のできない
マルチ光ファイバとなるので好ましくない。
本発明のマルチ光ファイバの光伝送損失α値は3dB/
m以下、とくに1.36B/m以下の値であることが好
ましい。α値が3dB/mを越えて大きくなると開口数
の大きな島成分を用いても、マルチ光ファイバの伝送画
像の明るさ指数I値を4.5×10−2以上とすること
が難しくなる。このα値を低くするにはとくに島成分形
成用ポリマーを精製すること、とくに原料段階から精製
することが好ましい。
式(1)中の値しは本発明のマルチ光ファイバの使用長
(m)であり、前述したS値、NA値、α値の選定によ
って適宜選定することができ、通常0.1〜20なる値
となる。
本発明のマルチ光ファイバの島の断面形状は略円形であ
り、かつ島の数、すなわち画素数は50〜10000な
る範囲であることが必要である。島の数が余り多ずぎる
と得られるマルチ光ファイバの均一性を保つのが難しい
。また島の数が50未満のマルチ光ファイバでは一本の
マルチ光ファイバ中の画素数が少なすぎるため解像度の
良好な画像伝送を行ない得るマルチ光ファイバとするこ
とが難しい。本発明においては、とくに150〜5 、
000なる品数のマルチ光ファイバとするのがよい。
第1図は、本発明のプラスチック製マルチ光ファイバ(
11)の−例の断面図であり、紡糸時に一本被覆された
保護層(12)により、周辺部ファイバ(13)も中心
部と変わりなく、十分に高い光学性能を保つことができ
る。なお、この例では、ファイバユニットの外形は円形
を取っているが、矩形、正方形、6角形等の多角形を取
ることも可能である。
また、本発明のプラスチック系マルチ光ファイバは、そ
の海断面内に配された島の配列状態は第2図に示す如く
、俵積み構造をとっていることが必要である。第2図中
(21)は芯断面を、(22)は鞘成分を、(23)は
海成分を示す。
海成分断面内における島成分の配列状態を俵積み構造と
することによって画素密度が高く高解像度のマルチ光フ
ァイバとすることができるのである。
第3図は本発明のプラスチック系マルチ光ファイバを製
造するに際して好ましく用いる紡糸口金の一例の断面図
である。この紡糸口金は島成分となる光学繊維芯形成用
口金板(31)と、その鞘成分形成用口金板(32)、
海成分形成用口金板(33)、保護層形成用及びマルチ
光ファイバ集合用口金板(39)と4つの口金板を重ね
た海島型マルチファイバ製造用複合紡糸口金となってい
る。
同図中(31aL (32aL (33a )はそれぞ
れ島成分となる芯成分の紡出孔及び鞘成分紡出孔並びに
海成分紡出孔である。
この紡糸口金の特徴の一つは最下部口金板、即ち繊維集
合口金板(39)の直上に設置された口金板である。海
成分形成用口金板(33)の紡出孔(33a)の形状に
ある。この海島成分紡出孔(33a)は、同図に示す如
く、海成分口金板下面に向ってラッパ状に開口している
点に特徴があり、とくに紡出孔(33a)の途中から下
床がりのテーパー孔となる形状とするのがよい。更に、
紡出孔の下端部は互に隣接する海鳥成分紡出孔の下端部
となるようにするのが好ましい。
上述した口金構造とすることによって、島成分と海成分
の接合点の溶融ポリマーの流れが極めてスムーズになり
、各紡出孔内に於ける島成分と海成分の流れも、は\゛
層流状態を確保することができるため、島成分を真円に
近い略円形の形状に保持することができるようになり、
得られるマルチ光ファイバの光ファイバ成分の断面形状
を従来技術に比較して第2図に示す如く極めて均一なも
のとすることができるのである。
また、海成分形成用口金の紡出孔の形状が前述した如く
口金下端面に向ってラッパ状開札となっていると、海島
構造に形成された可塑状態の糸条の海成分形成用ノズル
からのノズル離れは良好であり、蛇行や偏芯が起らない
ため、繊度斑の発生や、真円性の欠除を効率よく防止す
ることができるため、海島型ファイバの均斉性を確保す
ることができるのである。
次いでノズル孔(33a)を離れた多数の糸条は、第3
図に示す保護層形成部(38b)から供給された保護成
分によって外周を被覆される。従来の後工程ケーブル化
法とは異なり、紡糸時のポリマー溶融状態で一気に保護
層まで形成されるため、ユニント周辺部のファイバがダ
メージを受けやすい危険性は一切なく、中心部ファイバ
、周辺部ファイバとも均一な光学性能を保持することが
できる。
さらに、繊維集合口金板(39)下部で、糸条は集合・
一体化され、本発明の目的とするプラスチック製マルチ
光ファイバが得られる。従来の知見では、繊維集合口金
板の繊維集合口下端部の形状が円形形状の繊維集合用口
金板を用いると、得られるマルチ光ファイバの断面形状
は略円形形状となり、海断面内に配される島成分の配列
状態は俵積み配列が崩れてくるとともに、島成分断面形
状も円形から多角形状となり易く、高い解像度の画像伝
送を行い得るプラスチック製マルチ光ファイバとするこ
とが難しくなるので、繊維集合口金板下端部に繊維集合
口は矩形のものを用い、また得られるマルチ光ファイバ
の外形の形状も矩形のもののみであった。今回、保護成
分を繊維集合口金内に流すことにより、ノズル内のポリ
マーの流動が、壁面に引きずられることなくよりスムー
ズになり、繊維集合口を矩形以外の形状にしても、各フ
ァイバの形状・配列状態は乱れることがなくなった。従
って、矩形以外の円形、多角形等の外形形状を持ったプ
ラスチック製マルチ光ファイバも容易に製造可能となっ
たのである。
第4回には、本発明で用いる紡糸口金の別の例を示す。
ここでは、保護層形成用口金板(41)と繊維集合口金
板(39)とを独立した別々の口金板とした。このよう
な構造のノズルにすると、保護成分ポリマーは、主とし
て保護層形成用口金板(41)と繊維集合口金板(39
)に触れるだけで、非常に複雑な構造を持った海成分形
成用口金板(33)の海成分紡出孔(33a)に触れる
ことはない。よって、ノズルメインテナンス必要時にノ
ズルを洗浄する場合、たとえノズルへの粘着性が高いポ
リマーを保護成分に使ったとしても、複雑な構造ゆえに
洗浄のしにくい海成分形成用口金板(33)にこのポリ
マーが触れることはなく、ノズル洗浄の操作性・簡便性
は極めて優れたものになる。
上述した如き、紡糸口金を用い本発明のプラスチック系
マルチ光ファイバを効率よく製造するには、芯成分、鞘
成分及び海成分を各ノズルに供給し、次式(3)で規定
する紡糸トラフ)Dが30以上となるような条件で溶融
紡糸し、次いで100〜300°C1延伸倍率1.05
〜5.0倍なる条件で延伸処理する紡糸延伸法を採用す
るのがよい。
紡糸ドラフトが30未満なる条件を用いて熔融紡糸して
得たプラスチック系マルチ光ファイバは、剛直で折れ易
いマルチ光ファイバとなり易いこと、未延伸マルチ光フ
ァイバの引取り速度を遅くすることが必要なため、各ノ
ズル孔から吐出された繊維状ポリマーの形態保持安定性
が低下する傾向が認められるので、画像伝送性の良好な
プラスチック系マルチ光ファイバとするには、紡糸ドラ
フトDを30以上、とくに10000以下なる条件を用
いて紡糸するのがよい。
マルチ光ファイバに要求されるもう一つの重要な特性は
透光性である。本発明で得られたマルチ光ファイバは芯
の断面の形状が略円形で均一であり柔軟性の優れたもの
であるが、光の伝送損失が大きくなる傾向があることは
好しいことではない。
特に柔軟性を十二分に賦与させたプラスチック系マルチ
光ファイバとするために、高ドラフトで紡糸することが
必要であるがかくして得られるマルチ光ファイバは伝送
損失が著しく増加する傾向が認められるので得られた未
延伸マルチ光ファイバを次の如く処理するのがよい。
すなわち、海部に、芯−鞘構造の島成分を配したプラス
チック製マルチ光ファイバを製造するに際し、式(3)
で規定する紡糸トラフI−Dが30以上の条件で紡糸し
た後該マルチ光ファイバを100〜200°C1延伸倍
率1.05〜5倍にて熱延伸処理することである。
第5図は本発明のプラスチック系マルチ光ファイバを効
率よく製造するのに好適に用いる延伸工程図である。同
図中(51)は、紡糸口金より吐出されたマルチ光ファ
イバ未延伸糸の引取りローラであり、(52)は延伸加
熱装置を、 (53)は延伸ローラを、 (54)は捲
取機である。
本発明のマルチ光ファイバの芯成分及び鞘成分形成用プ
ラスチックの具体例としては次の如きものが挙げられる
ポリメチルメタクリレート (n=1.49)およびメ
チルメタクリレートを主成分とするコポリマー(n=1
.47〜1.50) 、ポリスチレン(n=1.58)
およびスチレンを主成分とするコポリマー(n−1,5
0〜1.58) 、スチレンアクリロニトリルコポリマ
ー(n =1.56) 、ポリ4−メチルペンテン1(
n=1.46) 、エチレン/酢ビコポリマー(n−1
,46〜1.50) 、ポリカーボネート(n=1.5
0〜1.57) 、ポリクロロスチレン(n−1,61
) 、ポリ塩化ビニリデン(n=1.63) 、ポリ酢
酸ビニル(n=1.47) 、メチルヌククリレート/
スチレン、ビニルトルエン又はα−メチルスチレン/無
水マレイン酸三元コポリマー又は四元コポリマー(n−
1,50〜1.58) 、ポリジメチルシロキサン(n
−1,40) 、ポリアセタール(n=1.48) 、
ポリテトラフルオロエチレン(n=1.35) 、ポリ
フッ化ビニリデン(n =1.42) 、ポリトリフル
オロエチレン(n =1.40) 、パーフルオロプロ
ピレン(n−1,34) 、およびこれらフン化エチレ
ンの二元系、又は三元系コポリマー(n=1.35〜1
.40) 、ポリフン化ビニリデンとポリメチルメタク
リレート・ブレンドポリマー(n=1.42〜1.46
) 、一般式Cl1z=C(CH3)COORfで表わ
されるフッ化メタクリレートを主成分とするコポリマー
で、基Rfが(CHz)n (CF、) nHであるコ
ポリマー(n=1.37〜1.42) 、Rfが(、C
Hz)m(CF2)nFのもの(n=1.37〜1.4
0)、RfがCH・(CF3)2のもの(n = 1.
38)、RfがC(CF+)*のちの(n =1.36
) 、RfがCHzCFzCHFCF:+のもの(n 
=1.40) 、RfがCHzCF(CF3)zのもの
(n =1.37) 、およびこれらのフッ化メタクリ
レートのコポリマー(n=1.36〜1.40) 、お
よびこれらのフッ化メタクリレートとメチルメタクリレ
ートコポリマー(n=1.37〜1.43) 、一般弐
CH2=CH−GOOR’ fで表わされるフッ化アク
リレートを主成分とするポリマー、但しRf’が(CH
z)n+(CFz)nFのもの(n = 1.37〜1
.40)、Rf’が(CHz)m(CF2)nHのもの
(n =1..37〜1.41)、Rf’がCH2CF
2CHF ’ CF3のもの(n=1.41)、Rfが
C8(CH3) 2のもの(n=1.38) 、および
これらフッ化アクリレートコポリマー(n=1.36〜
1.41) 、およびこれらフッ化アクリレートと前記
フッ化メタクリレートコポリマー(n=1.36〜1.
41) 、およびこれらフン化アクリレートとフン化メ
タクリレートとメチルメクレートコポリマー(、n =
1.37〜1.43) 、一般弐GHz=CF−COO
R″fで表わされる2−フルオロアクリレートを主成分
とするポリマー、およびそのコポリマー(n=1.37
〜1.42)(但し、式中R”fはC13、(CHz)
m(CPz)nF、(C1lz)m(CFz)nll 
、CHzCFzCHFCF3、C(Ch)zを示す)。
海成分及び保護層成分として使用しうるプラスチックと
しては、例えばポリアミド、ポリエステルエラストマー
、ポリアミドエラストマー、ポリスチレンエラストマー
、ポリオレフィンエラストマー、ポリ−4−メチルペン
テン1、ポリ沸化ビニリデン、アイオノマー、エチレン
/エチルアクリレートコポリマー、エチレン/酢酸ビニ
ルコポリマー、沸化ビニリデンコポリマー、ポリメチル
メタクリレート、ポリスチレン、ABS、ポリブチレン
テレフタレート、ポリエチレン、塩化ビニルなどをその
具体例として挙げることができるが、これらポリマーの
流動性が島成分となる鞘形成用ポリマーの紡糸時の流動
性よりも太き(なるような海成分及び保護層成分形成用
ポリマーを選定するのが鮮明で明るい画像を伝送するマ
ルチ光ファイバを作るためには好ましい。
また、保護層成分形成用ポリマーにカーボンブラック、
酸化鉛、酸化チタン、あるいは有機顔料等を混合し、保
護層を着色することにより、ファイバ内部伝送光の外部
への漏れを防ぎ、外部光のファイバ内部への侵入を防ぐ
光遮蔽効果を高めることができる。
本発明によれば、従来の後工程ケーブル化法によって製
造されたプラスチック製マルチ光ファイバケーブルにみ
られたような明るさ斑のない、極めて画像伝送性に優れ
たプラスチック製マルチ光ファイバを容易に得ることが
できる。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を更に説明する。
実施例1 第3図に示した如き構造の紡糸口金を用い、ホール数を
第1表に示したホール数とし、島成分を構成する芯成分
として、屈折率が1.492のポリメチルメタクリレー
トを、鞘成分として屈折率が1.415なるポリフッ化
メタクリレートポリマーを用い、海成分としてポリメチ
ルメタクリレートを用い、保護層成分としてポリエチレ
ンを用いて複合紡糸し、第1表に示した如き特性を備え
たプラスチック製マルチ光ファイバを得た。
第1表の実験番号1.2.3および4に示した如くして
得たプラスチック製マルチ光ファイバは、島成分が第1
図に示す如く俵積み状であり、鮮明で、かつ繊細な画像
を伝送することができ、伝送された画像の明るさは極め
て明るいものであった。
実施例2 第3図に示した如き構造の紡糸口金を用い、ホール数を
第2表に示したホール数とし、芯成分として屈折率1.
492のポリメチルメタクリレート、鞘成分として屈折
率1.402のポリフッ化ビニリデンコポリマーを用い
、海成分としてポリメチルメタクリレートを用い、保護
層成分としてエチレン/酢酸ビニルコポリマーを用い、
実施例1と同様にして複合紡糸して第2表に示した如き
特性を備えたマルチ光ファイバを製造した。
このマルチ光ファイバは、島成分が俵積み状であり、鮮
明でかつ繊細な画像を伝送することができ、伝送された
画像の明るさは極めて明るいものであった。
第1表 第2表 用い、海成分としてポリメチルメタクリレートを用い、
保護層成分としてポリエチレンを用いて複合紡糸し、第
3表に示した如き特性を備えたプラスチック製マルチ光
ファイバを得た。
第3表の実験番号8 、9.10.11および12に示
した如くして得たプラスチック製マルチ光ファイバは、
島成分が第1図に示す如く俵積み状であり、鮮明で、か
つ繊細な画像を伝送することができ、伝送された画像の
明るさは極めて明るいものであった。
実施例3 第3図に示した如き構造の紡糸口金を用い、ホール数を
第1表に示したホール数とし、島成分を構成する芯成分
として、屈折率が1.492のポリメチルメタクリレー
トを、鞘成分として屈折率が1.415なるポリフッ化
フタクリレートポリマーを比較例 実施例1と同様の紡糸口金、芯ポリマー、鞘ポリマー、
海ポリマーを用い、ただし保護層ポリマーは用いず、芯
−鞘一海の3層構造を持ったプラスチック製マルチ光フ
ァイバを、実施例1と同じく実験番号1〜4の条件で製
造した。次に、これらのファイバについて、通常用いら
れるケーブル被覆装置を用い、150°Cの温度下でポ
リエチレンを最外層に被覆した。これらのファイバを用
いて画像を伝送したところ、いずれの場合もマルチ光フ
ァイバ断面の周辺部の像が暗く、中心部と周辺部の明る
さ斑が著しくなり、鮮明な画像を得ることは極めて困難
であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のプラスチックマルチ光ファイバの断面
図であり、第2図はその部分拡大図を、第3図および第
4図は本発明の実施に際して用いる紡糸口金の部分断面
図を、第5図は本発明を実施するのに用いる延伸装置の
概略図を示す。 11・・・光ファイバ、    12・・・保護層、2
1・・・芯、 23・・・海成分、 13・・・周辺部ファイバ、 22・・・鞘成分、 31・・・芯形成用口金板、 32・・・鞘成分形成用口金板、 33・・・海成分形成用口金板、 39・・・繊維集合口金板、 41・・・保護層形成用口金板、 51・・・引取りローラ、   52・・・延伸加熱装
置、53・・・延伸ローラ、    54・・・巻取機

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、略円形の断面を有し、直径5〜200μなる光伝送
    性の芯−鞘構造の島部が、海部に50〜10,000個
    なる範囲で、俵積み構造で、かつ、マルチ光ファイバの
    両端面に配置された島部の位置が1対1の関係を有し、
    海部断面内における芯部断面の総面積が50%以上を占
    有するように配置されたプラスチック製マルチ光ファイ
    バにおいて、該マルチ光ファイバの外周に保護層を一体
    被覆したことを特徴とするプラスチック製マルチ光ファ
    イバ。 2、50〜10,000個の芯形成用ノズル孔を備えた
    口金板と鞘成分形成用ノズル孔を備えた口金板とを重ね
    た島成分形成用口金板、海成分形成用ノズル孔を備えた
    口金板で、当該口金板のノズル孔がその下端面に向かっ
    て、ラッパ状開口を備えた海成分形成用口金板、および
    保護層形成部及び繊維集合口を備えた繊維集合口金板よ
    りなる少なくとも4枚の口金板を重ねて構成された紡糸
    ノズルを用い、芯形成用ポリマー、鞘形成用ポリマー、
    海形成用ポリマー及び保護層形成用ポリマーをそれぞれ
    のノズル孔に供給して海島構造の多数本のファイバを紡
    糸し、保護層を被覆し、繊維集合口金板で集合一体化し
    、マルチ光ファイバの外周に保護層を一体被覆した構造
    のプラスチック製マルチ光ファイバを得ることを特徴と
    する、プラスチック製マルチ光ファイバの製造方法。 3、50〜10,000個の芯形成用ノズル孔を備えた
    口金板と鞘成分形成用ノズル孔を備えた口金板とを重ね
    た島成分形成用口金板、海成分形成用ノズル孔を備えた
    口金板で、当該口金板のノズル孔がその下端面に向かっ
    てラッパ状開口を備えた海成分形成用口金板、および保
    護層形成部及び繊維集合口を備えた繊維集合口金板より
    なる少なくとも4枚の口金板を重ねて構成された紡糸ノ
    ズルを備えてなる、芯形成用ポリマー、鞘形成用ポリマ
    ー、海形成用ポリマー及び保護層形成用ポリマーをそれ
    ぞれのノズル孔に供給して海島構造の多数本のファイバ
    を紡糸し、保護層を被覆し、繊維集合口金板で集合一体
    化し、保護層一体型マルチ光ファイバを得るためのプラ
    スチック製マルチ光ファイバ製造装置。
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