JPH0217611A - 過負荷溶断形抵抗器 - Google Patents

過負荷溶断形抵抗器

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JPH0217611A
JPH0217611A JP16824988A JP16824988A JPH0217611A JP H0217611 A JPH0217611 A JP H0217611A JP 16824988 A JP16824988 A JP 16824988A JP 16824988 A JP16824988 A JP 16824988A JP H0217611 A JPH0217611 A JP H0217611A
Authority
JP
Japan
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resistor
resin layer
fusing
film
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP16824988A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenemon Hosokawa
細川 善右衛門
Hideyoshi Matsumura
松村 栄喜
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は民生用機器、産業用機器等に広く使われている
過負荷溶断形抵抗器に関するものである。
従来の技術 近年、装置の小形化、低電力化の要請に伴い。
過負荷溶断形抵抗器には、異状時における印加電力が定
格電力に対し低倍率であっても、電流を遮断できること
が要求されている。
従来、この種の過負荷溶断形抵抗器には(1)  金属
皮膜、金属酸化物皮膜またはカーボン皮膜等の一般抵抗
皮膜上に低融点ガラスペーストを塗布したもの。
(2)抵抗皮膜とそれを支持或いは保護している材料の
熱膨張係数の差を利用したもの。
(3)部分的に電流通路を狭くして熱集中化を起こし溶
断させるもの。
(4)溶断形抵抗皮膜を使用するもの等がある。
発明が解決しようとする課題 しかし、これらの従来の抵抗器にあっては、定格電力の
1例えば4〜6倍程度の低倍率で溶断させることは一般
に困難である。このため、上記(4)のタイプの抵抗器
において改良が試みられておシ。
定格電力の4〜6倍の低倍率の印加電力で溶断するもの
も開発されているが、抵抗皮膜材料の溶融温度が低くな
シすぎ、はんだ付、取付時等の外部からの熱によシ溶断
することがあるという問題点を有する。
本発明は、これら問題点を解消し、定格電力の4〜6倍
程度の印加電力により安定かつ正確に溶断して電流を遮
断できると共に、外部からの熱の作用を受は燕い過負荷
溶断形抵’i”+ RFrを得ることを目的とする。
課題を解決するだめの手段 そこで1本発明は、絶縁基体表面に、1゛b9つヘ一9
9wt%、In1〜10ft%の組成から成る抵抗皮膜
を設けた過負荷溶断形抵抗器としたものである。
即ち1本発明は絶縁基体表面にPb9・フ〜99wt%
、In1〜10wt%の組成から成る抵抗皮膜を設けた
過負荷溶断形抵抗器を提供するもので、とシわけ抵抗皮
膜の一部分または全体を覆うように熱軟化性樹脂層が形
成され、かつ全体が熱収縮チューブ等の絶縁物で覆われ
た構造にて具体的に実現する。
作用 過負荷溶断形抵抗器として備えうるべき主な特性として
溶断特性、寿命特性、はんだ耐熱性等があるが、抵抗皮
膜の融点が高くなシ過ぎると溶断特性が悪化傾向となり
、一方融点が低くなり過ぎると寿命許性、はんだ耐熱性
等外部からの熱の作用を受ける特性において悪化傾向と
なp問題となる。そこで双方の特性を考えた場合、抵抗
皮膜融点として300°C前後の材料が必要となる。p
b90〜99wt%、In1〜10wt%の組成から成
る抵抗皮膜は皮膜融点が300°C前後(特にpbss
wt%、Incswt%のものは融点316°C)のも
のが得られ、前述目的の過負荷溶断形抵抗器が得られる
実施例 以下本発明の実施例を示す添付図面を参照しつつ説明す
る。第1図は本発明に係る抵抗器の一部を示す断面図で
ある。′1ず第1図において1は絶縁基体であって、こ
れはこの分野で通常使用されている磁器等の材料から成
る。その寸法、形状は目的とする抵抗器の定格電力等に
より適宜決定されるが、典型的には例えば直径1.7〜
4.6111M、長さ5.5〜14.QlHの円柱状磁
器が例示される。かかる絶縁基体は、常法に従い、研摩
、再焼成等の通常行なわれる処理を施して使用する。本
発明の一実施例においては、前記Pb−In合金皮膜層
2を設けるに当り、絶縁基体上にスパッタリング法等の
乾式法にて着膜を行なった。又、Sn、ムg又はPdか
らなる活性化処理層を設け1次いでムg又はSn層を下
地層として設け、この下地層上に前記Pb−In合金皮
膜層2を電気メツキ法により設ける湿式法も考えられる
。湿式法の場合Pb−Inの合金メツキ着膜の方法及び
pb層Jn層単独形成後熱処理にて合金化する方法が考
えられる。又、スパッタリング法等の乾式法においても
、着膜後抵抗皮膜の安定化を目的とした熱エージングを
行なう場合が考えられる。以上のようにして得られた抵
抗皮膜には、必要に応じ抵抗値修正用の溝切りが行なわ
れる。次に本発明では、熱軟化性樹脂層を、溝切シを施
した(又は施さない)抵抗皮膜の一部の範囲又は全範囲
に形成する。第2図は第1図の合金皮膜上に熱軟化性樹
脂層3が形成されている状態を示すものである。第3図
は、第1図のPb4n合金皮膜層2からなる抵抗皮膜上
に。
絶縁基体1の両端においてキャップ4を圧入し。
これにリード線6を溶接したもので、上記合金層の周面
には溝切りにより形成された溝切り部6が設けられてい
る。その溝切り中央部、(即ち溝切りを施された部分の
中央部)の一部分に、前記熱軟化性樹脂層3が設けられ
ている。上記熱軟化性樹脂層3が設けられている。上記
熱軟化性樹脂層3は過負荷時の発熱により軟化し、粘度
の低下及びフラックス作用により、溶融した抵抗皮膜の
溶断を助長するものであり1例えばロジン、オレフィン
系、スチレン系、ナイロン系、フェノール系。
キシレン系の樹脂及びこれらの変性品等の熱軟化性樹脂
が例示できる。これら熱軟化性樹脂は、抵抗皮膜の溶断
時の温度付近(一般に90〜260℃程度)にて軟化し
粘度が低下するものが好ましく、特に溶融した抵抗皮膜
が表面張力によシ球状化することを助ける作用を有する
ものがより好ましい。熱軟化性樹脂層3の厚さは使用す
る樹脂の種類等によっても変わり得るが、一般に2〜2
0/In程度、好ましくは6〜16μm程度とすればよ
い。かかる熱軟化性樹脂層3は、熱軟化性樹脂の溶液又
は融解物を筆状のもので塗布するか浸漬法又は印刷方式
で形成される。最後に、第4図に示すように抵抗器全体
をこの分野で慣用されている絶縁物からなる保護層7、
例えば熱収縮チュプ等で覆うことにより、過負荷溶断形
抵抗器が完成する。
以下実施例を掲げて、本発明を更に詳しく説明する。径
1.11!ff、長さ5.5WMの碍子に以下の如くス
パッタリング法にてPb4n皮膜を着膜し抵抗値son
Ωの過負荷溶断形抵抗器を得た。上記実施例で得られた
本発明の過負荷溶断形抵抗器の溶断特性を試験した。試
験方法は次のとおりである。
第6図に示す回路にて試験を行ない、電源は定電圧電源
を使用するものとする。第6図において。
R4は供試抵抗器である。R2は高電力・安定抵抗器で
あり、その抵抗値はR4の30〜60倍とし。
R1にシリーズ接続しておく。あらかじめ、試験抵抗器
R5の代わりに高電力ダミー抵抗器を使用し。
溶断特性仕様に定められた条件になるように電源の′1
1工圧をあわせておく。次にダミー抵抗の代わりに試験
する抵抗器を取り付はスイッチSを入れる。
スイッチを入れてから規定の電流になっていない場合す
みやかに(1秒以内)微調整を行なう。ただし、それ以
降は電源の調整は行なわない。スイッチを入れてから断
線するまでの時間を測定する。
抵抗器の断線状態に至ったことの判定は、電流値が最初
の試験電流の100以下になった状態をもって行なう。
結果を第6図に示す。また上記実施例で得られた本発明
抵抗器の外部からの熱に対する耐性を試験した。即ち、
抵抗器をシリコンオイルに浸漬し、徐々に温度を上昇さ
せていった場合の抵抗値変化率を測定した。結果を第7
図に示す。
また、第8図へのように、260’Cのはんだ槽に4秒
浸漬するはんだ耐熱性の試験を行った結果について第8
図すに示す。
発明の効果 本発明の過負荷溶断形抵抗器は、定格電力の4〜6倍程
度の低電力倍率で安定かつ高信頼性にて溶断し、電流を
遮断するものである。その溶断機構はおそらく本発明の
抵抗皮膜の融点が比較的低融点であり、抵抗皮膜の温度
が過負荷の発熱でその融点に達すると、上記抵抗皮膜が
融解し、また同時に熱軟化性樹脂層の熱軟化による粘度
の低下及びフラックヌ作用が相俟って融解した抵抗皮膜
は表面張力により球状化し、こうして溶断が達成さ丘る
ものと推察される。
本発明の抵抗器は定格動作時には、一般の抵抗器と同等
の性能、信頼性を有する過負荷溶断形抵抗器となる。ま
た本発明抵抗器の抵抗皮膜は、はんだ取付等のリード線
からの熱伝導等の外部からの熱に対しては安定した耐熱
性を示す。加えて。
抵抗皮膜上に熱軟化性樹脂層が形成されているので溶断
特性において高性能を示し溶断後の耐電圧も大きいもの
である。また、従来の皮膜抵抗器の製造工程をそのまま
活用できるため、製造コストも廉価で有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る抵抗器の一部を示す断
面図、第2図は第1図の抵抗皮膜上に熱軟化性樹脂層を
形成後の断面図、第3図は本発明抵抗器の完成直m1の
要部側面図、第4図は絶縁物で被覆し完成した本発明抵
抗器の要部側面図、第6図は溶断特性測定用の回路図、
第6図はこれを用いて測定された実施例の溶断特性度数
分布図。 第7図は外部温度上昇に伴なう抵抗値変化率を示す特性
図、第8図a、bは、はんだ耐熱性試験方法とその結果
を示す説明図である。 1・・・・・・絶縁基体、2・・・・・・Pb−In合
金皮膜層。 3・・・・・・熱軟化性樹脂層、4・・・・・・キャッ
プ、6・・・・・・リード線、6・・・・・・溝切シ部
、7・・・・・・絶縁物。 代理人の氏名 弁理士 粟 野 重 孝 ほか1名第 図 第 図 第 図 炉 加電力 (W) 第 第 図 第 図 第 図 図 届 囲′A漫 (ヒン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体上にPb90〜99wt%,In1〜10w
    t%の組成から成る抵抗皮膜を設けたことを特徴とする
    過負荷溶断形抵抗器。
  2. (2)抵抗皮膜の一部分または全体を覆うように熱軟化
    性樹脂層を形成し,かつ全体を熱収縮チューブ等の絶縁
    物で覆った請求項1記載の過負荷溶断形抵抗器。
JP16824988A 1988-07-06 1988-07-06 過負荷溶断形抵抗器 Pending JPH0217611A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16824988A JPH0217611A (ja) 1988-07-06 1988-07-06 過負荷溶断形抵抗器

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JP16824988A JPH0217611A (ja) 1988-07-06 1988-07-06 過負荷溶断形抵抗器

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JPH0217611A true JPH0217611A (ja) 1990-01-22

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JP16824988A Pending JPH0217611A (ja) 1988-07-06 1988-07-06 過負荷溶断形抵抗器

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JP (1) JPH0217611A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06119870A (ja) * 1992-10-06 1994-04-28 Mitsubishi Electric Corp 漏電遮断器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06119870A (ja) * 1992-10-06 1994-04-28 Mitsubishi Electric Corp 漏電遮断器

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