JPS58111301A - 過負荷溶断形抵抗器 - Google Patents
過負荷溶断形抵抗器Info
- Publication number
- JPS58111301A JPS58111301A JP21523881A JP21523881A JPS58111301A JP S58111301 A JPS58111301 A JP S58111301A JP 21523881 A JP21523881 A JP 21523881A JP 21523881 A JP21523881 A JP 21523881A JP S58111301 A JPS58111301 A JP S58111301A
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- Japan
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- heat
- resin layer
- resistance
- overload
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はテレビジョン受像機、ビデオテープレコーダ、
音響機器などのセットにおいて、抵抗器本体に異常電流
が流れて過負荷になったとき、電流を自動的に遮断する
機能を有する過負荷溶断形抵抗器に関する。
音響機器などのセットにおいて、抵抗器本体に異常電流
が流れて過負荷になったとき、電流を自動的に遮断する
機能を有する過負荷溶断形抵抗器に関する。
最近はセットの小形化、低電力化の傾向にあり、それに
伴い異常時における印加電力が定格電力に対して低倍率
でも電流遮断動作をすることが要求されてきている。ま
た低抵抗領域で電流ヒユーズの代用としての必要性も増
しつつある。
伴い異常時における印加電力が定格電力に対して低倍率
でも電流遮断動作をすることが要求されてきている。ま
た低抵抗領域で電流ヒユーズの代用としての必要性も増
しつつある。
従来、過負荷溶断形抵抗器としては、■溶断形抵抗皮膜
を使用するもの、■金属皮膜、金属酸化物皮膜、カーボ
ン皮膜などの一般抵抗皮膜上に低融点ガラスペーストを
塗布したもの、■抵抗皮膜とそれを支持または保護して
いる材料との熱膨張係数の差を利用したもの、■部分的
に電流通路を狭くして熱集中化を起こし溶断させるもの
などがあるが、いずれも定格電力に対する倍率を低倍率
(4〜6倍)で溶断させることは難しい面を有している
。
を使用するもの、■金属皮膜、金属酸化物皮膜、カーボ
ン皮膜などの一般抵抗皮膜上に低融点ガラスペーストを
塗布したもの、■抵抗皮膜とそれを支持または保護して
いる材料との熱膨張係数の差を利用したもの、■部分的
に電流通路を狭くして熱集中化を起こし溶断させるもの
などがあるが、いずれも定格電力に対する倍率を低倍率
(4〜6倍)で溶断させることは難しい面を有している
。
本発明は以上のような欠点を除去し、低電力倍率で安定
かつ正確に電流を遮断し、かつ定格動作時には一般の抵
抗器と同等の性能、信頼性を有する過負荷溶断形抵抗器
を提供することを目的とする。
かつ正確に電流を遮断し、かつ定格動作時には一般の抵
抗器と同等の性能、信頼性を有する過負荷溶断形抵抗器
を提供することを目的とする。
以下、本発明の実施例につい七′第1図〜第3図ととも
に説明する。
に説明する。
第1図に本発明の過負荷溶断形抵抗器の一実施例を示す
。この過負荷溶断形抵抗器は、円柱状セラミック碍子よ
りなる絶縁基体1の表面に、低融点導電性金属皮膜また
は低融点導電性合金皮膜よりなる抵抗皮膜2を設け、そ
の両端にはキャップ状電極3を圧入している。抵抗皮膜
2には抵抗値修正用溝切部4がらせん状に形成され、こ
の抵抗値修正用溝切部4の中央部に少なくとも1タ一ン
幅の抵抗皮膜2と接するように熱軟化性樹脂層5を形成
し、キャップ状電極3に接続されたリード@6の一部も
含め全体を絶縁被覆材7で被覆して過負荷溶断形抵抗器
を構成している。
。この過負荷溶断形抵抗器は、円柱状セラミック碍子よ
りなる絶縁基体1の表面に、低融点導電性金属皮膜また
は低融点導電性合金皮膜よりなる抵抗皮膜2を設け、そ
の両端にはキャップ状電極3を圧入している。抵抗皮膜
2には抵抗値修正用溝切部4がらせん状に形成され、こ
の抵抗値修正用溝切部4の中央部に少なくとも1タ一ン
幅の抵抗皮膜2と接するように熱軟化性樹脂層5を形成
し、キャップ状電極3に接続されたリード@6の一部も
含め全体を絶縁被覆材7で被覆して過負荷溶断形抵抗器
を構成している。
この過負荷溶断形抵抗器の溶断機構について説明するっ
低融点導電性合金皮膜捷たは低融点導電性合金皮膜より
なる抵抗皮膜2の温度が過負荷時の発熱でその融点に達
すると、抵抗皮膜2は溶融し、また同時に抵抗皮膜2の
表面に形成された熱軟化性樹脂層5の熱軟化によりその
粘度が低下してフラックス作用が働き、溶融した抵抗皮
膜2は表面張力により球状化し、溶断が行われる。この
場合、熱軟化性樹脂層5は、最も発熱温度が高くなる抵
抗値修正用溝切部4の中央部に少なくとも1タ一ン幅の
抵抗皮膜と接するように形成されているため、溶断が速
やかに行われる。また溶断に必要な部分のみしか形成さ
れていないため、通常の一般電気特性においても信頼性
の高いものとなる。
低融点導電性合金皮膜捷たは低融点導電性合金皮膜より
なる抵抗皮膜2の温度が過負荷時の発熱でその融点に達
すると、抵抗皮膜2は溶融し、また同時に抵抗皮膜2の
表面に形成された熱軟化性樹脂層5の熱軟化によりその
粘度が低下してフラックス作用が働き、溶融した抵抗皮
膜2は表面張力により球状化し、溶断が行われる。この
場合、熱軟化性樹脂層5は、最も発熱温度が高くなる抵
抗値修正用溝切部4の中央部に少なくとも1タ一ン幅の
抵抗皮膜と接するように形成されているため、溶断が速
やかに行われる。また溶断に必要な部分のみしか形成さ
れていないため、通常の一般電気特性においても信頼性
の高いものとなる。
なお、低融点導電性金属皮膜および低融点導電性合金皮
膜としては溶融温度が300〜350°C以下の範囲の
もので、例えば錫、鉛、ビスマス。
膜としては溶融温度が300〜350°C以下の範囲の
もので、例えば錫、鉛、ビスマス。
カドミウム、インジウムなどの釡礪、またはこれらの金
属と銀、銅、亜鉛、アルミニウムなどとの合金が用いら
れる。
属と銀、銅、亜鉛、アルミニウムなどとの合金が用いら
れる。
また、これらよりなる抵抗皮膜2は絶縁基体1であるセ
ラミック碍子、プラスチックなどの表面に、無電解めっ
き、電解めっき、真空蒸着、ス・くツタリングなど、の
方法により形成される。まだ、特に低融点導電性合金皮
膜の形成は、各種組成の同時析出による方法でも2種以
上の金属の多層形成を行った後、その金属の融点以下の
温度で熱処理を行い、合金化しても良い。
ラミック碍子、プラスチックなどの表面に、無電解めっ
き、電解めっき、真空蒸着、ス・くツタリングなど、の
方法により形成される。まだ、特に低融点導電性合金皮
膜の形成は、各種組成の同時析出による方法でも2種以
上の金属の多層形成を行った後、その金属の融点以下の
温度で熱処理を行い、合金化しても良い。
熱軟化性樹脂層6に用いる樹脂としては、例えばロジン
、変性ロジン、オレフィン系樹脂、ス忙しン系樹脂、ナ
イロン系樹脂、フェノール系樹脂。
、変性ロジン、オレフィン系樹脂、ス忙しン系樹脂、ナ
イロン系樹脂、フェノール系樹脂。
キシレン系樹脂およびこれらの変性品がある。熱軟化性
樹脂層6の形成は抵抗値修正用溝切部の中央部において
、少なくとも1タ一ン幅の抵抗皮膜2と接するように筆
状のもので塗布するかまたは印刷方式により形成する。
樹脂層6の形成は抵抗値修正用溝切部の中央部において
、少なくとも1タ一ン幅の抵抗皮膜2と接するように筆
状のもので塗布するかまたは印刷方式により形成する。
抵抗皮膜2.熱軟化性樹脂層6を保護し、さらに機械的
強度を向上させるために被覆される絶縁被覆材7として
は、シリコーン、エポキシ、フェノールなどの熱硬化性
樹脂を主成分とする絶縁塗料が用いられる。
強度を向上させるために被覆される絶縁被覆材7として
は、シリコーン、エポキシ、フェノールなどの熱硬化性
樹脂を主成分とする絶縁塗料が用いられる。
第2図に本発明の別の実施例を示す。本実施例は絶縁被
覆材7に代えて、セラミック碍管8およびその両端を封
入する絶縁被覆材9を用いて絶縁被覆をしたものである
。この絶縁被覆材9は第1の実施例における絶縁被覆材
7と同じものが用いられる。また、その他の構成も第1
の実施例と同じである。
覆材7に代えて、セラミック碍管8およびその両端を封
入する絶縁被覆材9を用いて絶縁被覆をしたものである
。この絶縁被覆材9は第1の実施例における絶縁被覆材
7と同じものが用いられる。また、その他の構成も第1
の実施例と同じである。
第3図に本発明のまた別の実施例を示す。本実施例にお
いては、熱軟化性樹脂層6を設ける抵抗値修正用溝切部
4の中央部以外の抵抗皮膜2上にあらかじめ耐熱性の樹
脂を塗布して耐熱性樹脂層1oを設け、その後、熱軟化
性の樹脂をリング状に塗布して熱軟化性樹脂層6を設け
ている。
いては、熱軟化性樹脂層6を設ける抵抗値修正用溝切部
4の中央部以外の抵抗皮膜2上にあらかじめ耐熱性の樹
脂を塗布して耐熱性樹脂層1oを設け、その後、熱軟化
性の樹脂をリング状に塗布して熱軟化性樹脂層6を設け
ている。
このように、耐熱性樹脂層1oを設けることにより、異
常時Ω発熱で熱軟化性樹脂層1oが軟化して全体に拡が
るような場合が生じたとしても、抵抗値修正用溝切部4
の中央部以外では抵抗皮膜2と反応しないので溶断個所
を局所に限定でき、確実にかつ速やかに遮断させること
ができる。
常時Ω発熱で熱軟化性樹脂層1oが軟化して全体に拡が
るような場合が生じたとしても、抵抗値修正用溝切部4
の中央部以外では抵抗皮膜2と反応しないので溶断個所
を局所に限定でき、確実にかつ速やかに遮断させること
ができる。
なお、本実施例においては熱軟化性樹脂層6をリング状
に設けているが、リング状でなく円周の一部分のみでも
良い。リング状に設ける場合は量産性良く設けることが
できる。
に設けているが、リング状でなく円周の一部分のみでも
良い。リング状に設ける場合は量産性良く設けることが
できる。
以上のように本発明の過負荷溶断形抵抗器は、低融点導
電性金属皮膜または低融点導電性合金皮膜よりなる抵抗
皮膜の抵抗値修正用溝切部の中央部に少なくとも1タ一
ン幅の抵抗皮膜と接するように熱軟化性樹脂層を設けて
構成しているので、電子機器の異常状態における応答性
が良く、溶断も正確にかつ迅速に行うことができ、溶断
後の耐電圧も大きく、また定常状態における緒特性も規
格値も充分に満足し、さらに従来の皮膜抵抗器の製造工
程がそのまま活用できるため安価な過負荷溶断形抵抗器
を提供することができる。
電性金属皮膜または低融点導電性合金皮膜よりなる抵抗
皮膜の抵抗値修正用溝切部の中央部に少なくとも1タ一
ン幅の抵抗皮膜と接するように熱軟化性樹脂層を設けて
構成しているので、電子機器の異常状態における応答性
が良く、溶断も正確にかつ迅速に行うことができ、溶断
後の耐電圧も大きく、また定常状態における緒特性も規
格値も充分に満足し、さらに従来の皮膜抵抗器の製造工
程がそのまま活用できるため安価な過負荷溶断形抵抗器
を提供することができる。
第1図は本発明における一実施例の過負荷溶断形抵抗器
の断面図、第2図、第3図は同じく他の実施例の断面図
である。 1・・・・・・絶縁基体、2・・・・・・抵抗皮膜、4
・・・・・・抵抗値修正用溝切部、6・・・・・・樹脂
層、7,9・・・・・・絶縁被覆材、8・・・・・・セ
ラミック碍管、1o・・・・・・耐熱性樹脂層。
の断面図、第2図、第3図は同じく他の実施例の断面図
である。 1・・・・・・絶縁基体、2・・・・・・抵抗皮膜、4
・・・・・・抵抗値修正用溝切部、6・・・・・・樹脂
層、7,9・・・・・・絶縁被覆材、8・・・・・・セ
ラミック碍管、1o・・・・・・耐熱性樹脂層。
Claims (2)
- (1)絶縁基体の表面に低融点導電性金属皮膜または低
融点導電性合金皮膜よりなる抵抗皮膜を設け、この抵抗
皮膜に形成された抵抗値修正用溝切部の中央部に少なく
とも1タ一ン幅の抵抗皮膜と接するように熱軟化性樹脂
層を設け、絶縁物で全体を被覆した過負荷溶断形抵抗器
。 - (2) 熱軟化性樹脂層の抵抗皮膜と接する部分を除
いた抵抗皮膜上に耐熱性樹脂層が設けられている特許請
求の範囲第0)項記載の過負荷溶断形抵抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21523881A JPS58111301A (ja) | 1981-12-24 | 1981-12-24 | 過負荷溶断形抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21523881A JPS58111301A (ja) | 1981-12-24 | 1981-12-24 | 過負荷溶断形抵抗器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58111301A true JPS58111301A (ja) | 1983-07-02 |
Family
ID=16668999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21523881A Pending JPS58111301A (ja) | 1981-12-24 | 1981-12-24 | 過負荷溶断形抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58111301A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02305409A (ja) * | 1989-05-19 | 1990-12-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 過負荷溶断形抵抗器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50144067A (ja) * | 1974-05-09 | 1975-11-19 | ||
JPS5658206A (en) * | 1979-10-18 | 1981-05-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Fusing type resistor |
-
1981
- 1981-12-24 JP JP21523881A patent/JPS58111301A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50144067A (ja) * | 1974-05-09 | 1975-11-19 | ||
JPS5658206A (en) * | 1979-10-18 | 1981-05-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Fusing type resistor |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02305409A (ja) * | 1989-05-19 | 1990-12-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 過負荷溶断形抵抗器 |
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