JPH02175839A - 溶接性、加工性に優れた高強度冷延鋼板およびその製造方法 - Google Patents
溶接性、加工性に優れた高強度冷延鋼板およびその製造方法Info
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- JPH02175839A JPH02175839A JP63329454A JP32945488A JPH02175839A JP H02175839 A JPH02175839 A JP H02175839A JP 63329454 A JP63329454 A JP 63329454A JP 32945488 A JP32945488 A JP 32945488A JP H02175839 A JPH02175839 A JP H02175839A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、延性、曲げ加工性、スポット溶接等の溶接
性に優れた高強度鋼板、なかでも引張強度(TS)が6
0kgf/ram”以上を有する高強度薄鋼板およびそ
の製造方法に関するものである。
性に優れた高強度鋼板、なかでも引張強度(TS)が6
0kgf/ram”以上を有する高強度薄鋼板およびそ
の製造方法に関するものである。
(従来の技術)
自動車用高強度薄鋼板としては、従来の固溶強化鋼ある
いは析出強化鋼に比して優れた強度と延性を存するいわ
ゆるDual Phase鋼(フェライト。
いは析出強化鋼に比して優れた強度と延性を存するいわ
ゆるDual Phase鋼(フェライト。
マルテンサイトの2相混合組[1Jl)が注目されてい
る。ちなみに典型的な材質としては、引張強度(TS)
60kgf/ma+” T:伸びElが約30%、引
張強度(TS)100kgf/ff1lIZで伸びEl
が15χ程度であり、これに関する文献としてたとえば
特開昭56−116833号公報が参照される。
る。ちなみに典型的な材質としては、引張強度(TS)
60kgf/ma+” T:伸びElが約30%、引
張強度(TS)100kgf/ff1lIZで伸びEl
が15χ程度であり、これに関する文献としてたとえば
特開昭56−116833号公報が参照される。
ところで近年では、このような鋼板に対する特性向上の
要求はますます厳しくなり、従来のDua IPhas
e 綱でも満足のいく特性を得ることができない場合が
あった。Dual Phase鋼における欠点の1つは
、曲げ加工性があまり良好でなく、とくに引張強度が1
00 kgf/mrs”を超える場合には、密着面げに
おける加工が困難であるというところにある。
要求はますます厳しくなり、従来のDua IPhas
e 綱でも満足のいく特性を得ることができない場合が
あった。Dual Phase鋼における欠点の1つは
、曲げ加工性があまり良好でなく、とくに引張強度が1
00 kgf/mrs”を超える場合には、密着面げに
おける加工が困難であるというところにある。
このような背景で開発されてきた鋼板として、残留オー
ステナイトによる加工誘起塑性を利用した鋼板が知られ
ている(Trans、ASM、60(1976)、25
2頁、特開昭62−18224号公報、特開昭62−1
8225号公報参照)。
ステナイトによる加工誘起塑性を利用した鋼板が知られ
ている(Trans、ASM、60(1976)、25
2頁、特開昭62−18224号公報、特開昭62−1
8225号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら上述のような残留オーステナイトを多量に
含む鋼板においては、次のような問題があった。すなわ
ち、 l)、高C鋼(C20,15χ) を用いていて他にM
n等も多量に含むため、スポット溶接等の溶接性が悪い
こと。
含む鋼板においては、次のような問題があった。すなわ
ち、 l)、高C鋼(C20,15χ) を用いていて他にM
n等も多量に含むため、スポット溶接等の溶接性が悪い
こと。
2)、フェライト、マルテンサイト組織のDual P
hase鋼と同様に曲げ加工性が不十分であること。
hase鋼と同様に曲げ加工性が不十分であること。
3)、超高強度(TS≧100 kgf/mm”)鋼板
の製造は容易であるが、引張強度が60kgf/amz
〜lOOkgf/ms”における鋼板の製造は困難であ
ること。
の製造は容易であるが、引張強度が60kgf/amz
〜lOOkgf/ms”における鋼板の製造は困難であ
ること。
ここに、1)、および3)、については、残留オーステ
ナイト相を得るためにC量の高い鋼が必要であり、2)
、については、曲げ歪みが鋼板表面で最大になるのに対
し表層部の硬度も鋼板内部と同様に大きいためと考えら
れる。
ナイト相を得るためにC量の高い鋼が必要であり、2)
、については、曲げ歪みが鋼板表面で最大になるのに対
し表層部の硬度も鋼板内部と同様に大きいためと考えら
れる。
この発明は、上述したような従来問題を解消し、自動車
の外板等に用いて好適な、延性、曲げ加工性、溶接性に
優れた引張強度60kgf/mm2以上の高強度冷延鋼
板およびその製造方法を提案することを目的とするもの
である。
の外板等に用いて好適な、延性、曲げ加工性、溶接性に
優れた引張強度60kgf/mm2以上の高強度冷延鋼
板およびその製造方法を提案することを目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段)
発明者らは、従来のフェライト・残留オーステナイト鋼
のもつ欠点を解消すべく種\の実験と検討を重ねた結果
、複合材料のアナロジ−から、鋼板の表層部を低強度・
軟質の低Cのフェライト組織に、鋼板の板厚中央部を高
強度の残留オーステナイトおよびベイナイト、マルテン
サイト組織とした3層の層状組織にすることが極めて有
効であることを突き止めた。
のもつ欠点を解消すべく種\の実験と検討を重ねた結果
、複合材料のアナロジ−から、鋼板の表層部を低強度・
軟質の低Cのフェライト組織に、鋼板の板厚中央部を高
強度の残留オーステナイトおよびベイナイト、マルテン
サイト組織とした3層の層状組織にすることが極めて有
効であることを突き止めた。
二のような層状組織であれば先に述べた3つの従来問題
は以下のように解決される。
は以下のように解決される。
1)6強度・・・鋼板の強度は、各々の層の重み平均で
おおむね表されるので例えば軟質層の体積分率を制御す
ることで綱板全体の機械的引張強度を制御できる。
おおむね表されるので例えば軟質層の体積分率を制御す
ることで綱板全体の機械的引張強度を制御できる。
2)、溶接性(スポット)・・・薄鋼板の場合、作業の
簡素化のため多くが重ね合わせ継手の形態をとる。
簡素化のため多くが重ね合わせ継手の形態をとる。
この場合、溶融接合層(ナゲツト)は重ね合わせ部分に
生じていて、板の全厚に渡って生じているわけではない
。高Cw4で溶接性が悪くなる原因の1つはナゲツト部
が高Cf1lであるため顕著に硬化することによるもの
で、板厚方向に組織(焼き入れ硬化性に最も影響するC
量)を変えること、より具体的には実際に溶融してナゲ
ツトを形成する板厚表層部を低C組織にすることによっ
て硬度増加による接合継手の強度低下を抑制できる。
生じていて、板の全厚に渡って生じているわけではない
。高Cw4で溶接性が悪くなる原因の1つはナゲツト部
が高Cf1lであるため顕著に硬化することによるもの
で、板厚方向に組織(焼き入れ硬化性に最も影響するC
量)を変えること、より具体的には実際に溶融してナゲ
ツトを形成する板厚表層部を低C組織にすることによっ
て硬度増加による接合継手の強度低下を抑制できる。
3)1曲げ加工性・・・曲げ加工の際歪みが最大となる
のは、板厚表層部である。従ってこの部分が軟質であれ
ばクラックが発生しにくくなり、曲げ加工性の改善が可
能となる。
のは、板厚表層部である。従ってこの部分が軟質であれ
ばクラックが発生しにくくなり、曲げ加工性の改善が可
能となる。
なお、このような層状組織でも残留オーステナイトを含
む中心層がもつ高延性という利点は失われない。すなわ
ち、引張試験においてボイドが発生するのは3軸応力状
態が強く発生する板厚中心部であるので、そのような部
分に残留オーステナイトを多く含有させれば加工誘起望
外により応力集中を緩和できるので、より大きなマクロ
の歪みまでボイドの発生を抑制できると考えられた。
む中心層がもつ高延性という利点は失われない。すなわ
ち、引張試験においてボイドが発生するのは3軸応力状
態が強く発生する板厚中心部であるので、そのような部
分に残留オーステナイトを多く含有させれば加工誘起望
外により応力集中を緩和できるので、より大きなマクロ
の歪みまでボイドの発生を抑制できると考えられた。
この発明は、上記の知見に立脚するものである。
すなわちこの発明は、C:0.15〜0.60 wtχ
(以下単にχで示す) 、Si: 0.50〜2.50
χ、Mn: 0.50〜3.50χ、P:0.040%
以下、S: 0.010%以下、Al: o、io%以
下およびN:0.0050%以下を含有し残部Feおよ
び不可避的不純物よりなるm仮であって、上記鋼板はC
:0.10wt%以下になる少な(とも10Vo lχ
の軟質表面層と10Vo 1%以上の残留オーステナイ
トを含む硬質中心層を有することを特徴とする溶接性、
加工性に優れた高強度冷延鋼板であり、ここにこの発明
では上記の成分のほか、Nb: 0.01〜0.10
χ 、Ti: 0.01〜0.10χ 、V: 0
.01〜0.10χのうちから選ばれる少なくとも1種
、ただしNb、 Ti、■の合計が0.10%以下、を
含有することができる。
(以下単にχで示す) 、Si: 0.50〜2.50
χ、Mn: 0.50〜3.50χ、P:0.040%
以下、S: 0.010%以下、Al: o、io%以
下およびN:0.0050%以下を含有し残部Feおよ
び不可避的不純物よりなるm仮であって、上記鋼板はC
:0.10wt%以下になる少な(とも10Vo lχ
の軟質表面層と10Vo 1%以上の残留オーステナイ
トを含む硬質中心層を有することを特徴とする溶接性、
加工性に優れた高強度冷延鋼板であり、ここにこの発明
では上記の成分のほか、Nb: 0.01〜0.10
χ 、Ti: 0.01〜0.10χ 、V: 0
.01〜0.10χのうちから選ばれる少なくとも1種
、ただしNb、 Ti、■の合計が0.10%以下、を
含有することができる。
またこの発明は、C:0.15〜0.60χ、Si:
0.50〜2.50 Z、 Mn: 0.50〜3.5
0χ、P:0.040%以下、S:0.010%以下、
Al: 0.10%以下およびN:0.0050%以下
を含有する熱延鋼板を、酸洗、冷間圧延した後脱炭焼鈍
し、次いでAcl+50〜^C3+50℃の温度域でt
o−120秒保持した後、20℃/S以上200℃/S
未満の速度で350〜500℃の温度範囲に冷却し、引
き続きその温度を30〜300秒保持した後10”C/
S以上の速度で室温まで冷却することを特徴とする溶接
性、加工性に優れた高強度冷延鋼板の製造方法であり、
この発明においては、上記成分のはかCr: 0.50
〜1.50χ、B: 0.001〜0.0032および
Nb: 0.01〜0.10χ、Ti: 0.01〜0
.10χ、■=0.01〜0.10χのうちから選ばれ
る少なくとも1種、ただしNb、、Ti、 Vの合計が
0.10 wt%以下、を含有する鋼であっても存利に
適合する。
0.50〜2.50 Z、 Mn: 0.50〜3.5
0χ、P:0.040%以下、S:0.010%以下、
Al: 0.10%以下およびN:0.0050%以下
を含有する熱延鋼板を、酸洗、冷間圧延した後脱炭焼鈍
し、次いでAcl+50〜^C3+50℃の温度域でt
o−120秒保持した後、20℃/S以上200℃/S
未満の速度で350〜500℃の温度範囲に冷却し、引
き続きその温度を30〜300秒保持した後10”C/
S以上の速度で室温まで冷却することを特徴とする溶接
性、加工性に優れた高強度冷延鋼板の製造方法であり、
この発明においては、上記成分のはかCr: 0.50
〜1.50χ、B: 0.001〜0.0032および
Nb: 0.01〜0.10χ、Ti: 0.01〜0
.10χ、■=0.01〜0.10χのうちから選ばれ
る少なくとも1種、ただしNb、、Ti、 Vの合計が
0.10 wt%以下、を含有する鋼であっても存利に
適合する。
(作 用)
この発明に従う鋼の成分組成の限定理由についてまず説
明する。
明する。
C:Cはその含有量が0.15χ未満では、後述するよ
うに鋼板を脱炭焼鈍するので、板厚方向の中央部を最終
的に1OVo 1%以上の残留オーステナイトを含む所
望の組織とすることができず、一方。、6゜χを超える
と軟質の表面層(脱炭層)があったとしても溶接性の劣
化は避けられない。すなわち溶接継手の強度が顕著に劣
化する。よってCは0.152〜0.60Zに限定した
。
うに鋼板を脱炭焼鈍するので、板厚方向の中央部を最終
的に1OVo 1%以上の残留オーステナイトを含む所
望の組織とすることができず、一方。、6゜χを超える
と軟質の表面層(脱炭層)があったとしても溶接性の劣
化は避けられない。すなわち溶接継手の強度が顕著に劣
化する。よってCは0.152〜0.60Zに限定した
。
Si: Siは最終的に鋼板の中心層に充分な量の残留
オーステナイトを確保するために必要な元素であって、
そのためにはすくなくとも0.50χ添加する必要があ
る。一方2.5oχを超えて添加してもその効果は飽和
し、単にコストアップになるだけでなく鋼を顕著に硬質
化させ鋼板の製造に著しい困難を来す不利がある。よっ
てSiは0.50〜2.50%の範囲に限定した。
オーステナイトを確保するために必要な元素であって、
そのためにはすくなくとも0.50χ添加する必要があ
る。一方2.5oχを超えて添加してもその効果は飽和
し、単にコストアップになるだけでなく鋼を顕著に硬質
化させ鋼板の製造に著しい困難を来す不利がある。よっ
てSiは0.50〜2.50%の範囲に限定した。
Mn: Mnはオーステナイトの安定性を高め残留オ−
ステナイト量を増す傾向がある。この効果は0.50%
以上で顕著となるが、3.50χを超えて添加してもそ
の効果は飽和する。よってMnは0.50〜3.50χ
の範囲に限定した。
ステナイト量を増す傾向がある。この効果は0.50%
以上で顕著となるが、3.50χを超えて添加してもそ
の効果は飽和する。よってMnは0.50〜3.50χ
の範囲に限定した。
P: Pは少量の添加では、残留オーステナイトの量を
増す効果があるが、0.040χを超えて添加すると溶
接性・靭性の劣化が顕著となる。よってPは0.040
%以下にした。
増す効果があるが、0.040χを超えて添加すると溶
接性・靭性の劣化が顕著となる。よってPは0.040
%以下にした。
S: Sはその含有量が0.010χを超えると鋼板の
局部延性が低下することに加え、スポット溶接性が顕著
に低下する。よってSはo、oio%以下にした。
局部延性が低下することに加え、スポット溶接性が顕著
に低下する。よってSはo、oio%以下にした。
Al: Alは脱酸元素として鋼の清浄度を向上させる
のに重要であるが、その含有量が0.10χを超えると
鋼が顕著に硬化し、かつ表面欠陥を生じるおそれがある
。よってAIは0.10%以下にした。
のに重要であるが、その含有量が0.10χを超えると
鋼が顕著に硬化し、かつ表面欠陥を生じるおそれがある
。よってAIは0.10%以下にした。
N:NはCと同様にオーステナイト安定化元素であるが
、その含有量が0.0050χを超えると鋼の脆化を招
(おそれがある。よってNは0.0050X以下にした
。
、その含有量が0.0050χを超えると鋼の脆化を招
(おそれがある。よってNは0.0050X以下にした
。
Cr: Crは残留オーステナイトの残存を促進する元
素であり、その効果は0.50%以上の添加であられれ
てくる。一方1.50χを超えて添加してもその効果は
ほぼ飽和するだけでなくコストアップにもつながる。よ
ってCrは0.50〜1.502の範囲に限定した。
素であり、その効果は0.50%以上の添加であられれ
てくる。一方1.50χを超えて添加してもその効果は
ほぼ飽和するだけでなくコストアップにもつながる。よ
ってCrは0.50〜1.502の範囲に限定した。
B:Bは0.001%以上の添加で焼き入れ性の向上が
期待でき硬質中心層の強度向上に有効である。−方0.
003χを超えると上記効果は飽和し、場合によっては
逆に焼き入れ性が低下する。よってBはo、ooi〜0
.003χに限定した。
期待でき硬質中心層の強度向上に有効である。−方0.
003χを超えると上記効果は飽和し、場合によっては
逆に焼き入れ性が低下する。よってBはo、ooi〜0
.003χに限定した。
Nb: Nbは最終的な鋼の組織を微細化するのに有効
であり、また曲げ性等の局部延性能の改善にも有効であ
る。この効果は0.01χが下限であり一方0.10%
以上添加してもその効果は飽和する。よってNbは0.
01〜0.10χの範囲に限定した。
であり、また曲げ性等の局部延性能の改善にも有効であ
る。この効果は0.01χが下限であり一方0.10%
以上添加してもその効果は飽和する。よってNbは0.
01〜0.10χの範囲に限定した。
Ti: TiはNbと同様な理由テ0.01〜0.10
X 17)範囲に限定した。
X 17)範囲に限定した。
v:■についてもNb、 Tiと同様の理由1’0.0
1〜0.10χの範囲に限定した。
1〜0.10χの範囲に限定した。
なお、Nb、 Tt、 Vについては複合添加してもそ
の効果は減じられることはないが、それらの合計で0.
10χを上限として添加することで上記の効果を得るこ
とができる。
の効果は減じられることはないが、それらの合計で0.
10χを上限として添加することで上記の効果を得るこ
とができる。
この発明において上記の組成よりなる鋼を用いて製造し
た冷延板の軟質表面層を体積分率で少なくとも10χ(
片面)としたのは、これが10χ未満では鋼板の溶接性
・曲げ加工性等の改善が期待出来ないからである。なお
軟質表面層のC含有率を0.10%以下としたのは、C
は軟質表面層の加工性を最も強く支配する因子であり、
これが0.10%以下でなければ曲げ加工性の改善、ス
ポット溶接性の改善は達成できない。また鋼板の硬質中
心層における残留オーステナイトを体積分率で10%以
上としたのは、これがIO2以上でないと加工誘起塑性
の効果が小さく高い延性を得ることができないからであ
る。なお、硬質中心層としては、10%以上の残留オー
ステナイトを含めば残相はマルテンサイト、ベイナイト
のいずれであってもかまわない。
た冷延板の軟質表面層を体積分率で少なくとも10χ(
片面)としたのは、これが10χ未満では鋼板の溶接性
・曲げ加工性等の改善が期待出来ないからである。なお
軟質表面層のC含有率を0.10%以下としたのは、C
は軟質表面層の加工性を最も強く支配する因子であり、
これが0.10%以下でなければ曲げ加工性の改善、ス
ポット溶接性の改善は達成できない。また鋼板の硬質中
心層における残留オーステナイトを体積分率で10%以
上としたのは、これがIO2以上でないと加工誘起塑性
の効果が小さく高い延性を得ることができないからであ
る。なお、硬質中心層としては、10%以上の残留オー
ステナイトを含めば残相はマルテンサイト、ベイナイト
のいずれであってもかまわない。
第1図にC:0.50χ、Si:0.80χ、Mrl:
1.20χ、P:0.010X 、 S:0.005X
、 A1:0.040X 、 N:0.0030χ
を含有する組成になる鋼を用い、熱延後の段階で脱炭(
例えば弱酸化雰囲気中で720°(Xt時間箱焼鈍)し
、その後連続焼鈍して得た板厚1.6 mmの鋼板の材
質におよぼす軟質表面層の影響を該軟質表面層の体積分
率の関係において調査した結果を示す。なお軟質表面層
中のC量はすべて約0.03χであった。第1図より軟
質表面層の体積分率を20%以上(両面)とすることで
密着までの曲げ加工が可能となることがわかる。ここに
、鋼板表裏おける軟質層は同一としているが、たとえば
溶接性においては重ね合わせ側が重要であるので製造が
可能であるならば、片面のみであってもかまわない。
1.20χ、P:0.010X 、 S:0.005X
、 A1:0.040X 、 N:0.0030χ
を含有する組成になる鋼を用い、熱延後の段階で脱炭(
例えば弱酸化雰囲気中で720°(Xt時間箱焼鈍)し
、その後連続焼鈍して得た板厚1.6 mmの鋼板の材
質におよぼす軟質表面層の影響を該軟質表面層の体積分
率の関係において調査した結果を示す。なお軟質表面層
中のC量はすべて約0.03χであった。第1図より軟
質表面層の体積分率を20%以上(両面)とすることで
密着までの曲げ加工が可能となることがわかる。ここに
、鋼板表裏おける軟質層は同一としているが、たとえば
溶接性においては重ね合わせ側が重要であるので製造が
可能であるならば、片面のみであってもかまわない。
また第2図に、上記鋼板のスポット溶接継手(テンパー
処理なし、加圧カフ00 kgf 、電橿径8■、溶接
電流は接合強度が最大となる点)の十字引張強度に及ぼ
す軟質表面層の影響を該軟質表面層の体積分率の関係に
おいて調査した結果を示す。
処理なし、加圧カフ00 kgf 、電橿径8■、溶接
電流は接合強度が最大となる点)の十字引張強度に及ぼ
す軟質表面層の影響を該軟質表面層の体積分率の関係に
おいて調査した結果を示す。
第2図より軟質表面層の体積分率を片面で10%以上と
することで300 kgfを越える高い十字引張強度が
得られることがわかる。
することで300 kgfを越える高い十字引張強度が
得られることがわかる。
次にこの発明にしたがう鋼板を得るための製造条件の限
定理由について説明する。
定理由について説明する。
まず、熱延・酸洗・冷延については、特に条件に規制は
なく、通常の中高炭素鋼の製造条件で良い。
なく、通常の中高炭素鋼の製造条件で良い。
脱炭焼鈍については、鋼板の表裏合わせて20Vo 1
%以上の軟質表面層を形成させるためにオープン箱焼鈍
を行うが、その温度域、雰囲気は特に特定する必要はな
く雰囲気、温度、時間の組み合わせにより、適正な厚さ
の表面脱炭層を得れば良い。このような軟質表面層(脱
炭層)を形成させればのちの冷延・焼鈍後においてもこ
の層をほぼ同一の分率で維持できる。
%以上の軟質表面層を形成させるためにオープン箱焼鈍
を行うが、その温度域、雰囲気は特に特定する必要はな
く雰囲気、温度、時間の組み合わせにより、適正な厚さ
の表面脱炭層を得れば良い。このような軟質表面層(脱
炭層)を形成させればのちの冷延・焼鈍後においてもこ
の層をほぼ同一の分率で維持できる。
次に上記の脱炭につづく焼鈍処理において焼鈍温度をA
c1+50〜Ac1+50℃とするのは焼鈍温度がこれ
よりも低いと焼鈍時に生成するオーステナトが少なすぎ
最終的に残留オーステナイトをl0VOA1以上含む硬
質中心層を得ることができない。一方これよりも高いと
、均熱時にオーステナイトが粗大化し逆に残留オーステ
ナイト量が減少するとともにベイナイI−1が増加し延
性の著しい劣化を来すからである。
c1+50〜Ac1+50℃とするのは焼鈍温度がこれ
よりも低いと焼鈍時に生成するオーステナトが少なすぎ
最終的に残留オーステナイトをl0VOA1以上含む硬
質中心層を得ることができない。一方これよりも高いと
、均熱時にオーステナイトが粗大化し逆に残留オーステ
ナイト量が減少するとともにベイナイI−1が増加し延
性の著しい劣化を来すからである。
焼鈍時間については、10秒以上とする必要がある。焼
鈍時間が10秒未満では充分な量のオーステナイトが生
じないこと、また均熱時に鋼板内に多くの金属組織学的
不均一性が内在するため焼鈍後に必要な量の残留オース
テナイトを得ることができないことによる。なお焼鈍時
間の上限はとくに規制しないが実操業での連続焼鈍では
120秒程度が限界であると考えられる。焼鈍後におけ
る冷却速度を20〜200〜Ac3+50℃/Sとした
のは、冷却速度が20℃/S未満では、冷却中にパーラ
イトが生成し鋼の延性を劣化させるからであり、一方2
00℃/S以上では鋼板の形状の乱れが顕著になるとと
もに、急冷の最終点の制御が困難となるからである。
鈍時間が10秒未満では充分な量のオーステナイトが生
じないこと、また均熱時に鋼板内に多くの金属組織学的
不均一性が内在するため焼鈍後に必要な量の残留オース
テナイトを得ることができないことによる。なお焼鈍時
間の上限はとくに規制しないが実操業での連続焼鈍では
120秒程度が限界であると考えられる。焼鈍後におけ
る冷却速度を20〜200〜Ac3+50℃/Sとした
のは、冷却速度が20℃/S未満では、冷却中にパーラ
イトが生成し鋼の延性を劣化させるからであり、一方2
00℃/S以上では鋼板の形状の乱れが顕著になるとと
もに、急冷の最終点の制御が困難となるからである。
冷却後の保持温度については、350〜500℃とする
が、これは350℃未満では残留するオーステナイトの
安定化が不十分であり、500℃を超える場合にはベイ
ナイトのほかにパーライトも生成するようになり、いず
れの場合も充分な量の残留オーステナイトを得ることが
できないからである。
が、これは350℃未満では残留するオーステナイトの
安定化が不十分であり、500℃を超える場合にはベイ
ナイトのほかにパーライトも生成するようになり、いず
れの場合も充分な量の残留オーステナイトを得ることが
できないからである。
上記の温度域における保持時間を30〜300秒とする
のは保持時間が30秒未満ではオーステナイトの安定化
が不十分であり一方、300秒を超えても製造工程に大
きな制約を与えるにも係わらすオーステナイトの安定化
の効果は飽和する。よって保持時間は30〜300秒の
範囲とした。
のは保持時間が30秒未満ではオーステナイトの安定化
が不十分であり一方、300秒を超えても製造工程に大
きな制約を与えるにも係わらすオーステナイトの安定化
の効果は飽和する。よって保持時間は30〜300秒の
範囲とした。
つぎに上記の温度域からの冷却速度をlO℃/S以上と
するのは、冷却速度が10℃/S未満では、充分な量の
残留オーステナイトを得るのが困難になる場合があり材
質制御上の安定性に欠けるからである。
するのは、冷却速度が10℃/S未満では、充分な量の
残留オーステナイトを得るのが困難になる場合があり材
質制御上の安定性に欠けるからである。
なお、脱炭の焼鈍においては冷延後におこなってもよく
、ここで10%以上の軟質表面層(脱炭層)を得ること
ができれば最終的にも約10%以上という望ましい脱炭
層を得ることができる。
、ここで10%以上の軟質表面層(脱炭層)を得ること
ができれば最終的にも約10%以上という望ましい脱炭
層を得ることができる。
以上の熱処理を経て得た鋼板は、形状矯正・粗度調整を
行うためのスキンパス圧延を行ってもよいのは勿論であ
り、こうして得られた鋼板は鋼板の表裏における軟質表
面層と硬質中心層(オーステナイト(マルテンサイト・
ベイナイト))を有する3層の層状組織となり、優れた
溶接性と加工性を示す良加工性高強度冷延鋼板となる。
行うためのスキンパス圧延を行ってもよいのは勿論であ
り、こうして得られた鋼板は鋼板の表裏における軟質表
面層と硬質中心層(オーステナイト(マルテンサイト・
ベイナイト))を有する3層の層状組織となり、優れた
溶接性と加工性を示す良加工性高強度冷延鋼板となる。
(実施例)
実施例−1
表−1に示す成分組成になる鋼を素材として、この鋼を
表−2に示す条件に従って処理し板厚1.6mmの冷延
鋼板を製造した。
表−2に示す条件に従って処理し板厚1.6mmの冷延
鋼板を製造した。
得られた各鋼板の組織すなわち口板の表裏における軟質
表面層の体積分率V、 (χ)およびC(1,)。
表面層の体積分率V、 (χ)およびC(1,)。
硬質中心層の残留オーステナイトの体積分率Vγ(χ)
およびベイナイトの体積分率Vm (χ)また材質とし
て引張強度(TS) 、伸び([2)、曲げ加工の際ク
ラックの発生しない臨界曲げ半径(m+s)およびスポ
ット溶接継手の十字引張強度(kgf)の調査結果を表
−3に示す。
およびベイナイトの体積分率Vm (χ)また材質とし
て引張強度(TS) 、伸び([2)、曲げ加工の際ク
ラックの発生しない臨界曲げ半径(m+s)およびスポ
ット溶接継手の十字引張強度(kgf)の調査結果を表
−3に示す。
なおスポット溶接条件は、テンパー処理等の特殊な処理
はせず加圧カフ00 kgf 、電極径8mmで溶接電
流は最適の条件とした。
はせず加圧カフ00 kgf 、電極径8mmで溶接電
流は最適の条件とした。
(11tχ)
表−3より明らかなように、充分な残留オーステナイト
量が得られない供試t1mNα5、供試鋼No、 10
、供試鋼No、 11では高い延性を得ることができず
、また供試鋼Nα6では十字引張強度が250 kgf
、引張強度は120 kgf/mm’あるがEfが1
0%と低くなり好ましくないのが明らかである。
量が得られない供試t1mNα5、供試鋼No、 10
、供試鋼No、 11では高い延性を得ることができず
、また供試鋼Nα6では十字引張強度が250 kgf
、引張強度は120 kgf/mm’あるがEfが1
0%と低くなり好ましくないのが明らかである。
実施例−2
表−1における供試鋼Nα3の鋼を素材として、この鋼
の熱延後表−4に示す条件の下に脱炭焼鈍次いで酸洗、
板厚1.6mmまで冷延しさらに同しく表−4に示す条
件の下に連続焼鈍してから各鋼板の組織ならびに材質に
ついて実施例−1と同様の調査を行った。
の熱延後表−4に示す条件の下に脱炭焼鈍次いで酸洗、
板厚1.6mmまで冷延しさらに同しく表−4に示す条
件の下に連続焼鈍してから各鋼板の組織ならびに材質に
ついて実施例−1と同様の調査を行った。
その結果を表−5に示す。
表
この発明に従うことですぐれた材質の鋼板を得ることが
できるのは明らかである。
できるのは明らかである。
(発明の効果)
この発明によれば、延性、曲げ加工性、溶接性ともに優
れた高強度冷延綱板を困難な工程を付加することなしに
容易に得ることができる。
れた高強度冷延綱板を困難な工程を付加することなしに
容易に得ることができる。
第1図は、鋼板の軟質表面層の体積分率V、と材質の関
係を示すグラフ、 第2図は、m板の軟質表面層の体積分率v3と十字引張
強度の関係を調査したグラフである。 第2図 fo 2Q30 40
係を示すグラフ、 第2図は、m板の軟質表面層の体積分率v3と十字引張
強度の関係を調査したグラフである。 第2図 fo 2Q30 40
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、C:0.15〜0.60wt%、 Si:0.50〜2.50wt%、 Mn:0.50〜3.50wt%、 P:0.040wt%以下、 S:0.010wt%以下、 Al:0.10wt%以下および N:0.0050wt%以下を含有し残部 Feおよび不可避的不純物よりなる鋼板であって、上記
鋼板はC:0.10wt%以下になる少なくとも10V
ol%の軟質表面層と10Vol%以上の残留オーステ
ナイトを含む硬質中心層を有することを特徴とする溶接
性、加工性に優れた高強度冷延鋼板。 2、Cr:0.50〜1.50wt%、 B:0.001〜0.003wt%および Nb:0.01〜0.10wt%、 Ti:0.01〜0.10wt%、 V:0.01〜0.10wt%のうちから選ばれる少な
くとも1種、ただしNb、Ti、Vの合計が0.10w
t%以下、 を含有する請求項1記載の溶接性、加工性に優れた高強
度冷延鋼板。 3、C:0.15〜0.60wt%、 Si:0.50〜2.50wt%、 Mn:0.50〜3.50wt%、 P:0.040wt%以下、 S:0.010wt%以下、 Al:0.10wt%以下および N:0.0050wt%以下を含有する熱 延鋼板を、酸洗、冷間圧延した後脱炭焼鈍し、次いでA
_c_1+50〜Ac_35℃の温度域で10〜120
秒保持した後、20℃/S以上200℃/S未満の速度
で350〜500℃の温度範囲に冷却し、引き続きその
温度を30〜300秒保持した後10℃/S以上の速度
で室温まで冷却することを特徴とする溶接性、加工性に
優れた高強度冷延鋼板の製造方法。 4、C:0.15〜0.60wt%、 Si:0.50〜2.50wt%、 Mn:0.50〜3.50wt%、 P:0.040wt%以下、 S:0.010wt%以下、 Al:0.10wt%以下、 N:0.0050wt%以下を含み、さら にCr:0.50〜1.50wt%、、B:0.001
〜0.003wt%およびNb:0.01〜0.10w
t%、Ti:0.01〜0.10wt%、V:0.01
〜0.10wt%のうちから選ばれる少なくとも1種、
ただしNb、Ti、Vの合計が0.10wt%以下、を
含有する熱延鋼板を、酸洗、冷間圧延した後脱炭焼鈍し
、次いで A_c_1+50〜A_c_3+50℃の温度域で10
〜120秒保持した後、20℃/S以上200℃/S未
満の速度で350〜500℃の温度範囲に冷却し、引き
続きその温度を30〜300秒保持した後10℃/S以
上の速度で室温まで冷却することを特徴とする溶接性、
加工性に優れた高強度冷延鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63329454A JPH02175839A (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 溶接性、加工性に優れた高強度冷延鋼板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63329454A JPH02175839A (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 溶接性、加工性に優れた高強度冷延鋼板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02175839A true JPH02175839A (ja) | 1990-07-09 |
Family
ID=18221558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63329454A Pending JPH02175839A (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 溶接性、加工性に優れた高強度冷延鋼板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02175839A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1988
- 1988-12-28 JP JP63329454A patent/JPH02175839A/ja active Pending
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