JPH02175466A - 車両の姿勢制御装置 - Google Patents

車両の姿勢制御装置

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JPH02175466A
JPH02175466A JP33268488A JP33268488A JPH02175466A JP H02175466 A JPH02175466 A JP H02175466A JP 33268488 A JP33268488 A JP 33268488A JP 33268488 A JP33268488 A JP 33268488A JP H02175466 A JPH02175466 A JP H02175466A
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也寸志 天野
Takahiko Mori
森 孝彦
Norio Iwama
岩間 紀男
Yasuyuki Hayashi
林 靖享
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    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
    • B62D7/159Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels characterised by computing methods or stabilisation processes or systems, e.g. responding to yaw rate, lateral wind, load, road condition

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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の姿勢制御装置に関し、更に詳しくは、
車両の主操向装置とは別に補助操向装置を設けて、車両
の姿勢を望む方向へ制御する車両の姿勢制御装置に関す
るものである。
〔従来の技術およびその問題点〕
従来より、車両の姿勢制御装置の一つに、4輪操舵車が
ある(「電子制御の後輪実舵角の適応:ヨー角速度操舵
系の一考察」、合弁、内凹、他、第7回通用制御シンポ
ジウム予稿集、1982年2月発行)、この4輪操舵車
は、第2図に示すように、先ず後輪に油圧シリンダー7
と該シリンダー7を制御する油圧制御装置8とからなる
補助操舵機構1を設ける0次に、車速と前輪の主操舵角
を検出器2.3により測定し、この両側定値から車体の
望ましいヨーレートの値を目標ヨーレート演算回路4に
より演算し、指令する。次に、この指令値とジャイロ5
により検出したヨーレートの実際値との差を演算する。
次に、回路6がヨーレートの偏差から補助操舵角を演算
し、補助操舵機構1の制御装置8へ指令する9これによ
り、油圧シリンダー7が作動して後輪の向きを変える。
以上の構成によりこの4輪操舵車では、例えば、横風外
乱が加わって車体がト′ライバーが意図した方向と異な
った方向へ動いた場合、補助操舵機構1が作動して姿勢
を本来あるべき方向へ立て直すことができるとしている
しかしながらこの4輪操舵車では、走行中の車両に対し
て横風が作用すると、この横風は第3図に示すように前
輪付近に加わる(矢印A)、この横風による時計方向の
モーメントを打消すために後輪を時計方向に操向させる
と(矢印B)、同図中矢印Cの方向にサイドフォースが
生じ、横風で生じるヨーレートが抑制されるとともにこ
のサイドフォースにより同時に同図中の上下方向の横力
が新たに発生ずる。このため、車体の回転は抑制される
ものの横方向への平行移動が逆に助長され、ドライバー
に不安感を与える。また、補助操舵機構が故障して動か
なくなった場合、後輪がある向きに固定される可能性が
高く大変危険である。さらに、この従来装置では、低μ
路で走行した場合、前輪1桑舵角が大きくなりすぎると
後輪のスリップ角が限界値を越え、後輪の操舵ができな
くなるという問題点があった。
これら従来技術の問題点を解決する方法として、本出願
人は先に[車両の主操向装置とは別に補助操向装置を設
けて車両の姿勢を望む方向へ制御する車両の姿勢制御装
置」 (特願昭62−270034号)を提案した。こ
の姿勢制御装置は、第4図に示すように、操舵角センサ
20により出力される操舵角信号と車速センサ10aよ
り出力される車速信号とから最適な目標挙動量を演算す
る目標全動量演算手段50aと、該目標全動量演算手段
50aより出力された目標挙動量信号と挙動センサ30
より出力された検出挙動量との偏差を演算する偏差演算
手段61と、該偏差演算手段61より出力された挙動量
偏差信号に基づき補正量を演算する補正量演算手段62
と、該補正量演算手段62から出力された補正量信号に
基づき車両姿勢制御量を演算するモータ指令値演算手段
63とからなる制御量演算手段60と、該制′4′IB
量に基づいて従動輪91.92の各々の軸のトルクを連
続的に可変制御するそれぞれのモータ81.82とから
なる。
これにより、車両の姿勢を望む方向へ制御することを実
現した。
しかしながらこの姿勢制御装置は、低μ路で走行する場
合、操舵角と車速だけにより目標挙動量が演算されるた
め高μ路で走行する場合と同様の挙動量(ヨーレート、
横Gなど)が指令され、これに従い同じ駆動力・制動力
が配分されると車輪がグリップ限界を越えてタイヤが過
剰なスリップを起こし、延いてはスピンが発生ずる虞れ
がある。
また、この低μ路走行時の問題を路面状況を考慮してタ
イヤが過剰なスリップを生じないような駆動力・制動力
配分がされるように目標挙動量を算出することにより防
止しても十分ではな(、さらに未熟なドライバーがハン
ドルを大きく切りすぎると、操舵角に応じた大きなモー
メントを後輪が出力するためタイヤが非線型領域(タイ
ヤのスリップ角に比例したコーナーリングフォースが得
られない領域)に入ってしまい、スピンが発生し大変危
険であるという問題があった。
そこで、本発明者らは、上述の如き従来技術の問題点を
解決すべく鋭意研究し、各種の系統的実験を重ねた結果
、本発明を成すに至ったものである。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、外乱発生時や路面状態などの外部環境
がどのような状況であっても、姿勢制御時に好ましくな
い横力を発生させることなく、安全でかつ制御可能範囲
が広い車両の補助操向制御装置を提供することにある。
本発明者らは、上述の従来技術の問題に対し、以下のこ
とに着眼した。
上記従来技術の不具合は、路面とタイヤ間の摩擦(μ)
の変化に対する適応性が十分ではないことにある。そこ
で、本発明者らは、車両状a量等から路面とタイヤ間の
摩擦を推定し、このμ推定価を用いて路面の状況に応じ
た最適な目標挙動量を決定することにより、上記問題点
を解決することに着眼した。
すなわち、操舵角および車速等の車両状態量を検出し、
該車両状態量などから推定された路面とタイヤ間の摩擦
(μ)と前記検出値とに基づき目標挙動量をドライバー
が望んでいる挙動量として演算して制御の目標値として
出力し、ジャイロなどの車両挙動量検出手段で計測した
実際のヨーレートなどの車両挙動量と前記目標値との偏
差に応じた制御力を発生させて、車両の非駆動輪の左右
各輪にそれぞれ設けたモータに駆動力差を発生させて車
体にモーメントを付加することにより、車両の姿勢を望
む方向へ制御するようになした。
〔第1発明の説明〕 介里重盪底 本発明の車両の姿勢制御装置は、第1図に示すように、
車両の主操向装置とは別に補助操向装置を設けて車両の
姿勢を制御する姿勢制御装置において、車両の状態量を
検出する車両状態量検出手段IOと、ハンドルの操舵角
を検出する操舵角検出手段20と、車両の挙動量を検出
する車両挙動量検出手段30と、前記車両状態量検出手
段10より出力された車両状態■信号と、必要に応じて
前記操舵角検出手段20より出力された操舵角信号また
は/および前記車両挙動量検出手段30より出力された
車両挙動組信号とから路面とタイヤ間の摩擦(μ)を推
定する路面状況推定手段40と、前記車両状態量検出手
段IOより出力された車両状態量信号と前記操舵角検出
手段20より出力された操舵角信号と前記路面状況推定
手段40より出力されたμ推定信号とから車両に働く外
乱或いは車両状態を考慮して最適な目標挙動量を演算す
る目標挙動量演算手段50と、該目標挙動量演算手段5
0より出力された目標挙動量信号と前記車両挙動量検出
手段30より出力された検出挙動量信号との偏差を演算
する偏差演算手段61と。
該偏差演算手段61より出力された挙動量偏差信号に基
づき該挙動量偏差に等価的な補正量を演算する補正量演
算手段62と、該補正量演算手段62より出力された補
正量信号に基づき車両姿勢を補正制御するために必要な
駆動力及び/又は制動力に見合う制重量を演算するモー
タ指令値演算手段63とからなる制御量演算手段60と
、該制御量演算手段60の出力であるモータ指令信号に
基づきモータに供給される電力を調節する第一モータ制
御装271および第二モータ制御装置72と。
該第−モータ制御装置71および第二モーク制御装置7
2に接続して電力をモータに供給する電力供給源73と
からなる駆動手段70と、該駆動手段70で制御された
電力に基づき車両に働く外乱或いは車両状態を考慮した
目標挙動量に対する検出挙動量の偏差に応じた制御力を
発生すべく車両の推進用原動機の動力が直接伝達されな
い従動輪91.92の各々の軸のトルクを連続的に可変
制御する第一のモータ81および第二のモータ82とか
らなることを特徴とするものである。
組忙用 上記構成よりなる本発明の作用は、次のようである。
すなわち、本発明は車両の主操向装置とは別に補助操向
装置を設けて車両の姿勢を制御する姿勢制御装置におい
て、先ず、車両状態量検出手段10において、車速、車
輪速度、モータ電流などの車両状態量を検出し、該車両
状態量に相当する電気信号などに変換する。また、操舵
角検出手段20において、ハンドルにおける操舵角を検
出し、操舵角に相当する電気信号などに変換する。また
、車両挙動量検出手段30において、ヨーレート、横速
度などの車両の挙動変化■を検出し、該挙動変化量に相
当する電気13号などに変換する。
次に、路面状況推定手段40において、前記車両状態量
検出手段10より出力された車両状態量信号と、必要に
応じて前記操舵角検出手段20より出力された操舵角信
号または/および前記車両挙動量検出手段30より出力
された車両状態量信号とから、路面とタイヤ間の[(μ
)を推定し、μ推定値信号を出力する。
次に、目標挙動型演算手段50において、前記車両状態
量検出手段10より出力された車両状態量信号と前記操
舵角検出手段20より出力された操舵角信号と前記路面
状況推定手段40より出力されたμ推定信号とから、車
両に働く外乱或いは車両状態を考慮して最適な目標挙動
量を演算し、制?Ilの目標値として出力する。
次に、制御量演算手段60において、先ず、偏差演算手
段61で、前記目標挙動型演算手段50より出力された
目標挙動量信号と前記車両挙動量検出手段30より出力
された検出挙動型信号との偏差を演算する。次いで、補
正量演算手段62において、該偏差演算手段61より出
力された挙動fit偏差信号に基づき該挙動W偏差に等
価的な補正量を演算する。次いで、モータ指令値演算手
段63において、該補正量演算手段62より出力された
補正量信号に基づき車両姿勢を補正制御するために必要
な駆動力及び/又は制動力に見合う制御量を演算し、制
御量演算御手段60の出力として、モータ指令信号を出
力する。
次に、この制御量演算御手段60の出力であるモータ指
令信号に基づき駆動手段70において、第一モータ制御
装置71および第二モータ制御装置72により、モータ
に供給される電力を調節することにより第一のモータ8
1および第二のモータ82において車両の推進用原動機
の動力が直接伝達されない従動輪に車両に働く外乱或い
は車両状態を考慮した目標挙動量に対する検出挙動量の
偏差に応じた制御力を与えるように第一のモータ81お
よび第二のモータ82を駆動する。
なお、駆動手段70の電力供給a73は、該第−モータ
制御装置71および第二モータ制御装置72に接続して
電力をモータに供給している。
しかして、目標挙動型演算手段50で演算された挙動量
と車両挙動量検出手段30で検出された挙動量の大きさ
により、以下のように作用する。
1)目標挙動型演算手段50で演算された挙動量と車両
挙動量検出手段30で検出された挙動量が一致した場合
、制御量演算手段60の出力はゼロとなり、従動輪91
.92のモータ81.82はトルクを発生しない。
ii)車両挙動量検出手段30で検出された挙動量が目
標挙動型演算手段50で演算された挙動量より大きい場
合は、偏差演算手段6エの出力に負の信号が発生し、こ
の信号により補正量演算手段62が車両の挙動量を抑制
するのに必要なモーメントを演算する。このモーメント
は、2個のモータ81.82のトルク差に比例する。
モータ指令値演算手段63では、先ずこのトルク差を作
るために2個のモータ81.82が分担すべきトルクを
決定する。例えば、通常は、トルク差の2の駆動トルク
と制動トルクを指令するが、双方とも駆動トルクあるい
は制動トルクであってもよい0次に、この指令トルクを
発生させるのに必要な2つのモータ81.82の電圧あ
るいは電流を、使用するモータの形式に応じて演算する
。この指定値に基づき、通常のモータ制御で使われる電
圧・電流制御回路、チゴッパ、インバータ等のパワー調
整器の作用によって所定のトルクを発揮し、これによっ
て車両にモーメントを付加し、挙動量を抑制することに
よって望む挙動量に近づける。
山)車両挙動量検出手段30で検出された挙動量が目標
全動量演算手段50で演算された挙動量より小さい場合
は、偏差演算手段61の出力に正の信号が発生し、この
信号により補正量演算手段62が車両の挙動量を増大す
るのに必要なモーメントを演算する。このモーメントは
、以下上述のii)の場合と同様に、2個のモータ81
.132のトルク差によりこのモーメントを車両に付加
し、挙動量を増大することによって望む挙動量に近づけ
る。
1皿■四玉 本発明の車両の姿勢制御装置により、外乱発生時や路面
状態などの外部環境がどのような状況であっても、姿勢
制御時に好ましくない横力を発生させることなく、安全
でかつ制御可能範囲が広い車両の補助操向り制御装置を
提供することにある。
すなわち、横風等の外乱によりドライバーが望む挙動量
よりも大きな挙動量が車両に発生した場合、2個のモー
タによって新たに付加されたモーメントが挙動量を抑制
し、外部環境がどのような状況であっても外乱によって
乱された車両の姿勢を本来の向きに復元することができ
る。
また、逆に、車両の積載重量が大きくなった場合など、
ドライバーの操舵に対する車両の姿勢変化の応答性が悪
化するとき、モータにより付加されるモーメントが挙動
量を助長するので、ドライバーは応答性の劣化を体感す
ることな(、平常時と同じ操舵感覚で運転することがで
きる。
さらに、主操舵装置の操舵により得られるはずの挙動量
を上回るように目標挙動量を設定すれば、モータの補助
モーメントにより、その車両本来の特性を上回る旋回性
能が得られ、緊急のレーンチェンジが要求される場合に
迅速な方向転換により対処できる。
本発明の車両の姿勢制御装置は、さらに以下の効果を奏
することができる。
1)以上の挙動量の補正は、従来のように、補助操舵機
構によって車輪の向きを変えて行うのではなく、左右の
従動輪の駆動差によって車体に発生する挙動量を利用し
ているので、横方向の速度に影響を与えることなく挙動
量だけを増減できる。
従って、従来のように制御によりドライバーに新たな違
和感を与える式れはない。
2)また、挙動量の補正量は路面状況および操舵角を基
にタイヤの非線型性を考慮しているため、タイヤが過剰
なスリップを生じたりタイヤが充分なコーナリングフォ
ースを出さないような領域に入らないように前記補正量
が決定されので、路面〃の低下やドライバのハンドルの
切りすぎによる車両のふらつきやスピンを防止し、より
車両の操安性を向上させることができる。
3)さらに、モーメントを付加する手段がモータである
ので、制御系が故障したときの安全性が高い、すなわち
、一般に、車両の電子制御装置は、高・低温、振動、ノ
イズなどの悪環境下で使用されるのが普通で、誤動作を
皆無にすることは極めて難しい。この装置は故障モード
を大別すると、過大な制御量が指令される場合とfiI
Imがされない場合の二つになる。車両にとってより重
大であるのは前者の場合である。従来の補助操舵機構を
用いる方式では、このモードの故障の場合、誤った方向
に車輪が操向されたままになるので、致命的な事故につ
ながる危険性がある0本発明の装置では、過大な制御量
が指令されると破壊するようにモータ制御装置を設定し
ておくことにより、過大な制inが指令されてもモータ
制御装置の破壊により電力が遮断されるので、姿勢を変
化させる機能は失われるものの、操縦不能になる危険性
はない。
4)モータ駆動車両で駆動輪の左右のモータに回転数差
を設けて挙動量を補正する従来の方式では、駆動力を限
界近くまで上げても走行している場合は回転数差を発生
させる余地がない0本発明では、車両を推進する車輪と
は異なる車輪(従動輪)に駆動力差を設けて挙動量を補
正する。従って、推進車輪の駆動力が路面をグリップで
きる限界に達していたとしても、これに無関係に姿勢制
御のためのモーメントを付加できる。特に、凍結路のよ
うに、すべり限界駆動力が低い道路では、従動輪の左右
ともに駆動側のトルクを与えることにり、トータルの推
進力を増加させうるので、所謂4輪駆動車と同様な走行
安定性をも期待できる。4)本発明では、車両の主原動
機の駆動輪とは別の従動輪にモータを設けているので、
踏切、交差点などで主原動機が故障して停止したような
緊2、の場合に、モータを作動させて脱出し危険を回避
することができる。
〔実施例〕
IJJL塩 本発明の第1実施例の車両の姿勢制御装置を、第5図お
よび第6図を用いて説明する。
本実施例の車両の姿勢制御装置は、土操向装置を有する
車両の補助操舵装置に適用したもので、左右のモータに
大きさが等しく向きが逆のトルクを指令するタイプの例
である。
本実施例装置は、第5図に示すように、車両状態量検出
手段11と、操舵角検出手段21と、車両挙動検出手段
31と、路面状況検出手段41と、目標挙動量演算手段
51と、制御量演算手段600と、駆動手段700と、
第一のモータ811と、第二のモータ821とからなる
車両状態量検出手段11は、車速センサ111と、回転
速度センサ112.113と、電流センサ114.11
5とからなる。
車速センサ111は車両■の速度を検出するもので、タ
コジェネレータで構成しており、トランスミッション(
図示せず)に組込まれている0回転速度センサ112は
、第1モーク811の回転速度を検出するもので、エン
コーダで構成しており、モータ軸に組込まれている0回
転速度センサ113は、第2モータ812の回転速度を
検出するもので、エンコーダで構成しており、モータ軸
に組込まれている。電流センサ114は、第1モータa
llの電流を検出するもので、ホール素子で構成してお
り、第1モータ制御装置内のチョッパ回路とモータの間
に組込まれている。電流センサ115は、第2モータ8
12の電流を検出するもので、ホール素子で構成してお
り、第2モータ制御装置内のチタンバ回路とモータの間
に組込まれている。
操舵角検出手段21は、車両■のハンドルHの操舵角を
測定するもので、磁気エンコーダで構成した操舵角セン
サ211からなり、該ハンドルHと同軸上に項りつけら
れている。
車両挙動検出手段31は、車両■の挙動量としてのヨー
レートを検出するもので、レートジャイロで構成するヨ
ーレートセンサ311からなり、車室内の床上に組込ま
れている。
路面状態検出手段41は、スリップ率演算回路411と
路面μ推定値演算回路412とからなり、前記車速セン
サ111より出力された車速信号と前記回転速度センサ
112.113より出力されたモータ回転速度信号と、
電流センサ114.115より出力されたモータ電流信
号から路面μ准定値を演算する。
目標挙動量演算手段51は、目標ヨーレート演算回路5
11からなり、前記路面状態検出手段41より出力され
た路面μ推定値と前記操舵角センサ211より出力され
た操舵角信号と前記車速センサ111より出力された車
速信号とから目標ヨーレートを演算する。
制御量演算手段61は、偏差演算手段610と、補正量
演算手段620と、モータ指令値演算手段630とから
なる。
偏差演算手段610は、前記目標ヨーレート演算手段5
11より出力された目標ヨーレート信号と前記ヨーレー
トセンサ311より出力された検出ヨーレート信号との
偏差演算する減算回路61■からなる。
補正演算手段620は、前記減算回路611より出力さ
れたヨーレート偏差信号に基づき、咳コーレート偏差を
ゼロにするために必要な付加モーメントを演算するモー
メント演算回路621からなる。
モータ指令値演算手段630は、前記モーメント演算回
路621より出力された補正信号(モーメント指令値)
の大きさと符号(正負)から、左右各モータが発揮すべ
き駆動トルクないし制動トルクを演算するトルク演算回
路631.633と、このトルクを発生するのに必要な
電流を、モータの形式に応じて演算する電流演算回路6
32.634とからなり、車両姿勢を補正制御するため
に必要な制御量を演算する。
駆動手段700は、第一モータ制御装置(左)71、0
と、第二モータ制御袋T!(右)720と、電力供給源
730とからなる。
第一モータ制御装置710は、電力供給源730と第一
のモータ811に接続して、該モータに供給する電力の
パワーを!!11ffする第一チョッパ711と、第一
のモータ811に指令された電圧または電流値に基づい
て該第−チョッパ711を制御する信号を出力する第一
の電圧・電流制御回路712とからなる。
第二モータ制御装置720は、電力供給源730と第二
のモータ821に接続して、該モータに供給する電力の
パワーを調節する第二チョッパ721と、第二のモータ
821に指令された電圧または電流値に基づいて該第二
チョッパ721を制御する信号を出力する第二の電圧・
電流制御回路722とからなる。
電力供給源730は、第一モータ制御装置811と第二
モータ制御装置821に接続して、電力をモータに供給
するバッテリーからなる。
第一のモータ811は、左の従動輪911に接続し、前
記駆動手段700で制御された電力に基づき該従動輪の
各々の軸のトルクを連続的に可変制御する。
第二のモータ821は、右の従動輪921に接続し、前
記駆動手段700で制御された電力に基づき該従動輪の
各々の軸のトルクを連続的に可変制御する。
上記スリップ率演算回路411、路面μ推定値演算回路
412、目標ヨーレート演算回路511、減算回路61
1、モーメント演算回路621、およびトルク演算回路
631.633と電流演算回路632.634から構成
されるモータ指令値演算回路630は、マイクロコンピ
ュータによる演算処理により行う。
この演算処理で行う機能を、第6図に基づいて詳細に説
明する。
先ず、車速センサIllよりタコジェネレータの出力を
ディジタル値に変換した車速の実際値として車速Uの値
を、回転速度センサ112より磁気エンコーダのパルス
カウント値として左従動輪911の車輪速nLの値を、
回転速度センサ113より磁気エンコーダのパルスカウ
ント値として左従動輪921の車輪速nmの値を、電流
センサ1】4より電流計の出力をディジタル値に変換し
た第1モータ811へ供給される電流r IILの値を
、電流センサ115より電流計の出力をディジタル値に
変換した第2モータ821へ供給される電流Iallの
値を操舵角センサ211より、磁気エンコーダのパルス
のカウント値として操舵角δ、の値を、ヨーレートセン
サ311よりレートジャイロの出力をディジタル値に変
換したヨーレートの実際値としてヨーレートセンサを、
それぞれ読み込む(PI)。
次に、スリップ率演算回路411では、先ず、次式の計
算を行う。
Δv、=  nl・RL−u  ・・・(1)Δv、l
=  n*−Rm −u  =(2)ここで、Δv、(
i=L、R)が零以上ならば(3)式によりスリップ率
S、(i=L、R)を計算し、もしΔVi  H−t、
、R)が零未満ならば(4)弐によりスリップ率S! 
(t=L、R)を計算する。
U ここで、R5は左従動輪911タイヤ半径、Rxは右従
動輪921タイヤ半径である。(R2)次に、路面μ推
定値演算回路412では、まず次式の計算を行う。
ΔS+ (k)=St (k)  St (k−1)(
i=L、R)  ・・・(5) ここで、Sz (k)(i=L、R)は、今回のステッ
プでR2において計算されたスリップ率5t(i−L、
R)であり、Si (k−1)<i−t、。
R)は前回のステップで計算されたスリ・ノブ率S。
(i−L、R)である。
もし、ΔSi (k)(i−L、R)が零以上ならば、
次式により左従動輪911のμ推定値iLおよび右従動
輪921のμ推定値μmを8を算する。
(1=L、R)  ・ ・ ・(6) ここで、ILは左従動輪911および第1モータ811
軸の慣性モーメントの和であり、!、は右従動輪921
および第2モータ821軸の慣性モーメントの和であり
、WLは左従動輪911にかかる垂直荷重であり、W#
は右従動輪921にかかる垂直荷重である。
T、i (j=L、R)は、電流f、Lおよびramを
用いて次式により計算する。
T 、、−C、・I−i (i=L、R,)  ・・・
(7)ここで、C1は電流からトルクへの変換係数であ
る。
A、(1=L、R)は、次式により計算する。
(i=L、R)  ・ ・ ・(8) ここで、n+、(k)は今回のステップで読み込んだ値
で、nL(k−1)は前回のステップで読み込んだ値で
ある。Tはサンプリングタイムである。
次に、次式の計算を行う。
Δμ=  (k)=7:t! (k)  −μm  (
k−1)(i−L、R)  ・ ・ ・(9) ここで、μm (k)は今回のステップで(6)弐によ
り計算されたイ直であり、1t(k  1)は前回のス
テップで計算された値である。
もし、Δμ+(k  1)が零以上で、Δμ、(k)が
零未満であれば、次式のようにμm (i −L。
R)を定める。
μm(k)−μm (k−1)(i−L、R)・・・O
m 次に、Δi+(k)が上記以外の条件、およびΔSs 
(h)が零未満の場合は次式のようにμシ(i−L、I
’?)を定める。
μm (k)−μm  (k   l)  (i=L、
R)・00 次に、路面μ推定値を次式により計算する。
μm  min、  (μm(k)、  uL(k) 
)・・0り ここで、mkn、(、)は、両者のうち、小さい方をと
ることを意味する。(R3) 次に、目標ヨーレートω1を、次の式で計算する(P 
4 ) 。
ω8= K、・rA+(μ)・δ。
・面 ここで、K、は、車速Uに対して、 K、=  βt/(α+  u  +  1  )  
・・・C4のように変化する比例定数である。α1、β
1は、適当な定数である。「1(μ)は次式で表される
関数である。
・ ・ ・05) ここで、aμは適当な定数である。
次に、減算回路621に相当するプログラムでは、次の
計算を実行する(R5)。
Δω = C0−ω   ・・・00 次に、必要モーメントmは、ヨーレート偏差Δωから、
次式に従って求める(R6)。
m (k ) = a o ・ Δω(kL+−a 、
−Δω(k−1)十m(k−1)   ・・・Q7) ここで、kは、制御する時点を表わす。上式は、連続値
制御系のPI(比例・積分)制御の演算式に相当する。
a、が比例ゲイン、a、が積分ゲインである。これらの
ゲインは、測定値の誤差等の原因により、系が不安定に
なる限界内で、大きく選ぶ。
次に、左右モータの指令トルクTR,TLは、次式に従
って求める(P7)。
TI  =  −(m/l)  ・ (r/λ)Tt=
   Tu ・ ・ ・08) tは、モータがついている車輪間の距離(トレンド)、
rは車輪の半径、λはモータから車輪に至る減速比であ
る。車両の重心に立って、時計回りのモーメントを正に
とれば、T1が制動トルク、TLが駆動トルクである。
次に、モータ電流指令値iRi♂は、次式に従って求め
る(P8)。
+、* =  Ta  / KL iL −Tt  / Kt ・ ・ ・09) K、は、モータのトルク定数である。
次に、予め設定された制限式(最大値制限)に基づき、
P8で得られたiRiL*の出力値を決定する(P9、
PIO1pH)。
上述のプログラムと第5図の各回路との関係を示すと、
以下のようである。
・スリップ率演算回路411  →P2・路面μ推定値
演算回路412 →P3・目標ヨーレート演算回路11
 → P3、P4・減算回路211  →P5 ・モーメント演算回路221  −4P6・トルク演算
回路231.233 →P7・電流演算回路232.2
34 →P8、P9、PIO%P 1.1 次に、電圧・電流制御回路712.722は、通常の電
流制御形のパルス幅変調(PWM)回路を用いる。ii
  i♂の値と、センサ114.115で検出したモー
タ電流111%ILとの偏差信号を作り、この信号と三
角波の搬送波を比較し、両者の大小関係に応じて発生さ
せたパルスでチョッパ711.721を駆動して、各モ
ータの電流が指令値に追従するように制御する。
上記構成からなる本実施例の作用および効果は、以下の
ようである。
先ず、車速を測定する車速センサ111の出力であるタ
コジェネレータの出力をディジタル値に変換した車速の
実際値として車速Uおよび車輪速を推定する車輪の回転
速度センサ112.113の出力であるタコジェネレー
タの出力をディジタル値に変換した車輪の回転速度nL
snlおよびモータ電流を推定するだめの電流センサ1
14.115の出力である電流計の出力をディジタル値
に変換したモータ電流値L1mLs Lu1lは、路面
状況推定手段41に入力される。
また、車両Vのハンドル角を測定する操舵角センサ21
1の出力である磁気エンコーダのパルスのカウント値と
しての操舵角δ、および前記車速Uは目標挙動型演算手
段51に入力される。
また、車両■の挙動量としてのヨーレートを検出するヨ
ーレートセンサ311の出力である、レートジャイロの
出力をディジタル値に変換したヨーレートの実際値とし
てのヨーレートωの値は、偏差演算手段611に入力さ
れる。
次に、路面状況推定手段41において、まずスリップ演
算回路411において車速Uと車輪の回転速度n L 
s n Rから(1)〜(4)式によりスリップ率SL
、S、を算出し、路面μ推定値演算回路412に出力す
る。
次いで、路面μ推定値演算回路412において、モータ
電流値し、い L、llから(7)式によりモータトル
クT、LXT□を算出するとともに、該モータトルクT
@L、 Ts+1、前記スリップ率St、、Smおよび
車輪の回転速度nLsnllから、(5)、(7)〜0
211式により路面μ推定値μを算出し、目標挙動型演
算手段51に入力される。
次に、目標挙動型演算手段51において、操舵角信号δ
tと車速信号Uと路面μ推定値μとから目標ヨーレート
偏差信号し、制0「量演算手段600の減算回路611
に出力する。
次いで、制御量演算手段600において、先ず、偏差演
算手段610の減算回路211により、目標ヨーレート
信号ω1と検出ヨーレート信号ωとを偏差演算して得た
ヨーレート偏2信号Δωを、補正演算手段620に出力
する。次に、補正演算手段620のモーメント演算回路
621により、ヨーレート偏差信号Δωに基づき、該ヨ
ーレート偏差をゼロにするために演算した付加モーメン
トm(k)をモータ指令値演算手段630に出力する。
更に、モータ指令値演算手段630において、トルク演
算回路63】、633により、モーメント指令値m<k
)に基づき演算した指令トルクTI 、 Tt、を出力
し、電流演算回路632.634により、指令トルクT
ll、TLから演算したモータ電流指令値ijl  i
ビをモータ811.821に出力する。
更に、駆動手段700のモータ制御装置731.732
において、モータ811.821に出力されたモータ電
流指令値i、  iどに基づき電圧・電流制御回路71
2.722によりチョッパ711.721を制御し、モ
ータに供給する電力を調節する。
次に、モータ811.821により、駆動手段30で制
御された電力に基づき咳従動輪の各々の軸のトルクを連
続的に可変制御することにより車両の姿勢をl1iII
御する。
これにより、成る車速U、成る路面Iのもとてドライバ
ーがδ、たけ操舵したとすると、その時のドライバーが
望んでいるヨーレートに路面状況を考慮してω°が制御
Jの目標値として、0■、071)、09式で決定され
る。車両がちょうどω1のヨーレートをもって走行して
いれば、06)式のΔωはゼロであり、制御は行われな
い。もし、外乱その他の原因で車両の実際のヨーレート
ωがω1と一致しないと、その過不足量Δωが(I6)
式によって制御周期ごとに計算され、q′7)弐によっ
てΔωをゼロにするのに必要なモーメントmが決定され
る。さらに、mを作り出すのに必要なモータにトルクが
、θ0式により大きさが等しく向きが反対のトルクとし
て求められ、0弐によって電流の必要値が決定されて、
PWM回路を介してチョッパへ指令される。
これにより、左右のモータが所定のトルクを発生して、
車両のヨーレートを望む値へ近づける。
これにより、本実施例装置を搭載した車両は、モータの
トルクは駆動トルクと制動トルクで大きさが等しいから
、車両の横方向の運動、さらには進行方向の運動に影響
を与えることなくヨーレートのみを独立に制御できる。
また、路面μの推定値を用いてμが小さい場合はヨーレ
ート目標値が小さくなるように算出していることから、
路面状況にあった駆動力がタイヤに伝達される。つまり
、目標ヨーレートは、それを実現するためにタイヤが過
剰にスリップし、湿安性が劣化しないような領域内に常
時あるように算出される。従って、路面μが変化する場
合でも、安定性を…うことなく車両の応答性を向上させ
ることができる。
さらに、制動トルクを発生しているモータは発電機とし
て作動し、車両の運動エネルギーを電気エネルギ7に変
換する。このエネルギーは、制動側のチョッパの入力側
(バッテリー側)へ戻るが、制動側チョッパと駆動側チ
ョッパは入力側でつながっているので、制動側から回収
されたエネルギーをそのまま駆動側チョッパを介して駆
動モータに供給される。従って、大きなモーメントを発
生する場合でも、バッテリーからは両モータの損失分の
エネルギーのみを供給すればよいので、小さな容量のバ
ッテリーでよいという特有の効果を奏する。
工」JuI桝 本発明の第2実施例の車両の姿勢制御装置を、第7図な
いし第9図を用いて、第1実施例との相違点を中心に詳
述する。
本実施例の車両の姿勢制御装置は、主操向装置を有する
車両の補助操舵装置に適用したもので、左右のモータに
大きさが異なる駆動側のトルクを指令するタイプの例で
ある。
本実施例装置は、第7図に示すように、車両状態量検出
手段12と、操舵角検出手段22と、車両挙動検出手段
32と、路面状況検出手段42と、目標挙動型演算手段
52と、制御量演算手段605と、駆動手段705と、
第一のモータ815と、第二のモータ825とからなる
車両状態量検出手段12は、車速センサ121からなり
、前記第1実施例と同様に構成する。
操舵角検出手段22および車両挙動検出手段32は、そ
れぞれ操舵角センサ221、ヨーレートセンサ321か
らなり、前記第1実施例と同様に構成する。
路面状態検出手段42は、ヨーレートゲイン演算回路4
21と路面μ推定値演算回路422とからなり、前記車
速センサ121より出力された車速信号とヨーレートセ
ンサ321より出力されたヨーレト信号と操舵角センサ
221より出力された操舵角信号とから、路面μ推定値
を演算する。
目標挙動型演算手段52と制御量演算手段605と、駆
動手段705と、第一モータ制御装置715と、第一の
モータ815および第二のモータ825は、前記第1実
施例と同様に構成する。
上記ヨーレートゲイン演算回路421、路面μ推定値演
算回路422、目標ヨーレート演算回路521、減算回
路616、モーメント演算回路626、およびトルク演
算回路636,638と電流演算回路637,639か
ら構成されるモータ指令値演算回路635は、マイクロ
コンピュータによる演算処理により行う。
この演算処理で行う機能を、第8図に基づいて詳細に説
明する。
先ず、車速センサ121よりタコジェネレータの出力を
ディジタル値に変換した車速の実際値として車速Uの値
を、操舵角センサ221より磁気エンコーダのパルスカ
ウント値として操舵角δ。
の値を、ヨーレートセンサ321よりレートジャイロの
出力をディジタル値に変換したヨーレートの実際値とし
てヨーレートセンサを、それぞれ読み込む(P21)。
次に、ヨーレートωと操舵角δ、をある周波数域だけを
通すようなバンドパスフィルターに入力し、その出力を
計算する。この計算は、例えば、次式により計算する。
(P22) ・ ・ ・Qo ・ ・ ・(21) ここで、Sはラプラス演算子であり、T、、T□は抽出
する周波数により定められる時定数である。
次に、P22で計算された5、Jfの最大値を以下の式
により計算する。
先ず、次式を計算する。
Δゐ(k−t) =(Ll (k)−石(k−i)(i
=1.2.・・・、n)   ・・・(22)Δ71.
 (k−i) =L (k) −’It (k−i)(
i=1□ 2.・・・、n)   ・・・(23)なお
、” (k) 、it ck>は今回のステップで計算
されたあ、8fの値であり、1(k−i)、Jr(k 
 i)はi回前のステップで計算されたぁ、8.の(直
である。
ここで、もし次式が満足されるならば、Δ1(k−i)
≧0かつ6m(k+i)≧0(i=1.2.・・・、n
)   ・・・(24)ΔL(k−t)≧0 かつΔd
r(k++)≧0(i=1.2.−、n)   −(2
5)次式により、最大値”j s#X s  J t 
11811を定める。
2ilisaw =  ” (k)        ・
−−(26)1、、、X=  He (k)     
 ・・・(27)次に、次式によりヨーレイトゲインG
−を計算する。(P23) G w =  Q’eamw / 7ft mmg  
  ・・・(28)次に、P23によって計算されたG
wと車速Uとから、第9図に示したマツプにより路面μ
推定値を求める。(P24) なお、第9図は、ある周波数で操舵したときのヨーレイ
トゲインG−と車速Uと路面μとの関係を示したマツプ
である。ここで、Ui(i−1,2,・・・、)は車速
であり、μの算出時は入力した車速Uに最も近いU; 
(i=1.2.・・・1)を選択する。
次に、目標ヨーレイトω“を次式で計算する。
(P25) ω”=に、・f (μ、δ、)・δ。
・ ・ ・(29) ここで、K、は車速Uに対して、 K、=  β+ / (α+  ・u + 1)  ・
・・(30)のように変化する比例定数である。α1、
β1は適当な定数である。
f (μ、δ、)は、次式により計算される。
f (μ、δ、)−「。(μ)・f、(δt)・・・(
31) このとき、r□(μ)は、次式により計算される。
f、(μ)= ここで、a、は零以上の適当な定数であり、fAl(μ
)が零以下の場合はrl(μ)−〇とする。
また、【、(δ、)は次式により計算される。
f、(δ、)=− ・ ・ ・(33) ここで、a、は零以上の適当な定数であり、aδはそれ
以上の操舵をするとタイヤが非線型領域に入り、コーナ
リングフォースが飽和してしまうような限界値であり、
f、(6g)が零以下の場合は、f、(δ、)=Oとす
る。従って、δ、がa、以上の場合は、ω0を小さくし
、場合によってはドライバの操舵する方向とは逆のモー
メントをかけるようにω“が決定される。
なお、第8図で示した演算処理で行う機能のうち、上記
以外のP25、P26、P27、P2O、P29、P2
O、P31、r’32は、第1実施例で説明した機能(
第6図にも示す)P4、P5、P6、P7、P8、P9
、PIO1pHと同様に構成される。
、ト記構成からなる本実施例の作用および効果は、以下
のようである。
先ず、車速を測定する車速センサ121の出力であるタ
コジェネレータの出力をディジクル値に変換した車速の
実際値として車速Uと、車両■のハンドル角を測定する
操舵角センサ221の出力である磁気エンコーダのパル
スのカウント値としての操舵角δ7、および車両Vの挙
動型としてのヨーレートを検出するヨーレートセンサ3
21の出力であるレートジャイロの出力をディジタル値
に変換したヨーレートの実際値としてのヨーレートωの
値が、路面状況推定手段42に人力される。
次に、路面状況推定手段42において、まずヨーレート
ゲイン演算回路421において、操舵角δ、とヨーレー
トωから四〜(28)式によりヨーレートゲインG、を
算出し、路面μ推定値演算回路422に出力する。
次いで、路面μ推定値演算回路422において、車速U
と前記G。より路面μ推定値μを算出し、目標挙動量演
算手段52に入力される。
次に、目標挙動看演算手段51において、操舵角信号δ
、と車速信号Uと路面μ准定値μとから(29)〜(3
3)式により目標ヨーレートゲイン算し、制御量演算手
段6050減算回路616に出力する。
以下、モーメント演算回路626、モータ指令値演算手
段635、駆動手段705、モータ815.825にか
かる動作については、前記第1実施例で示したものと同
様である。
以上の構成により、本第2実施例の車両の姿勢装置は、
前記本発明の効果1)、2)、3)に加えて以下のよう
な効果を奏する。
まず、目標ヨーレートω“を車速Uと路面μに加えて操
舵角δ、をもとにタイヤが非線型領域に入るかどうかを
考慮して決定することにより、ドライバがハンドルを切
りすぎた場合、タイヤが充分なコーナリングフォースを
出せない上にそのハンドル角に応じたモーメントを後輪
が出すことにより生じるふらつきやスピン等を防止でき
る。
また、第1実施例では、タイヤのスリップが或る程度以
上大きくならないと(路面のμが成る程度低くtζいと
)、路面μが推定できなかったが、本実施例装置では、
通常の操舵時におけるヨーレートの変化によりμの推定
を行うため、より広範囲の路面μの推定が可能となった
。従って、μの小さい変化も推定でき、そのμの値によ
って路面状況に対応した目標ヨーレートω“を決定する
ため、より操縦安定性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概念を示すat略構成図、第2図ない
し第4図は従来技術を示し、第2図はその概略構成図、
第3図は第2図に示した従来技術の問題点を説明する説
明図、第4図は他の従来技術の概略構成図、第5図およ
び第6図は本発明の第1実施例を示し、第5図はその全
体を示すシステム構成図、第6図は第1実施例で用いる
コンピュータプログラムのフローチャート、第7図ない
し第9図は本発明の第2実施例を示し、第7図はその全
体を示すシステム構成図、第8図はその路面μ推定値を
求めるのに用いるヨーレイトゲインG。 と車速Uと路面μの関係を示す線図、第9図は第2実施
例で用いるコンピュータプログラムのフローチャートで
ある。 10・・・車両状LQ量検出手段 20・・・操舵角検出手段 30・・・車両挙動量検出手段 40・・・路面状況推定手段 50・・・目標挙動型演算手段 60・・・制御量演算手段 61・・・偏差演算手段 62・・・補正量演算手段 63・・・モータ指令値演算手段 70・・・駆動手段 71・・・第一モータ制御手段 72・・・第二モータ制御手段 73・・・電力供給源 81・・・第一のモータ 82・・・第二のモータ 91.92・・・従動輪 第3図 第6図 G、。 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  車両の主操向装置とは別に補助操向装置を設けて車両
    の姿勢を制御する姿勢制御装置において、 車両の状態量を検出する車両状態量検出手段と、 ハンドルの操舵角を検出する操舵角検出手段と、 車両の挙動量を検出する車両挙動量検出手段と、 前記車両状態量検出手段より出力された車両状態量信号
    と、必要に応じて前記操舵角検出手段より出力された操
    舵角信号または/および前記車両挙動量検出手段より出
    力された車両挙動量信号とから路面とタイヤ間の摩擦(
    μ)を推定する路面状況推定手段と、 前記操舵角検出手段より出力された操舵角信号と前記車
    両状態量検出手段より出力された車両状態量信号と前記
    路面状況推定手段より出力されたμ推定信号とから車両
    に働く外乱或いは車両状態を考慮して最適な目標挙動量
    を演算する目標挙動量演算手段と、 該目標挙動量演算手段より出力された目標 挙動量信号と前記車両挙動量検出手段より出力された検
    出挙動量信号との偏差を演算する偏差演算手段と、 該偏差演算手段より出力された挙動量偏差 信号に基づき該挙動量偏差に等価的な補正量を演算する
    補正量演算手段と、 該補正量演算手段より出力された補正量信 号に基づき車両姿勢を補正制御するために必要な駆動力
    及び/又は制動力に見合う制御量を演算するモータ指令
    値演算手段と、 からなる制御量演算手段と、 該制御量演算手段の出力であるモータ指令信号に基づき
    モータに供給される電力を調節する第一モータ制御装置
    および第二モータ制御装置と、該第一モータ制御装置お
    よび第二モータ制御装置に接続して電力をモータに供給
    する電力供給源とからなる駆動手段と、 該駆動手段で制御された電力に基づき車両に働く外乱或
    いは車両状態を考慮した目標挙動量に対する検出挙動量
    の偏差に応じた制御力を発生すべく車両の推進用原動機
    の動力が直接伝達されない従動輪の各々の軸のトルクを
    連続的に可変制御する第一のモータおよび第二のモータ
    と、からなることを特徴とする車両の姿勢制御装置。
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