JPH0217397Y2 - - Google Patents

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JPH0217397Y2
JPH0217397Y2 JP1986201197U JP20119786U JPH0217397Y2 JP H0217397 Y2 JPH0217397 Y2 JP H0217397Y2 JP 1986201197 U JP1986201197 U JP 1986201197U JP 20119786 U JP20119786 U JP 20119786U JP H0217397 Y2 JPH0217397 Y2 JP H0217397Y2
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JP
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housing
electromagnetic switch
casing
watertight
solenoid
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JP1986201197U
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JPS63108145U (ja
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    • Y02E60/12

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えばバツテリの正負両極端子の
間に形成された凹所に収納される電磁スイツチの
防水構造に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の電磁スイツチとしては、例えば
特開昭62−93828号公報に記載されているような
ものが提案されているが、この場合、電磁スイツ
チ本体は底抜け箱状のハウジング内にその底部開
口側から収納されるようになつており、その収納
後、底部開口側から樹脂を充填しハウジング内へ
の浸水の防止を図るようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、かかる従来の防水構造では、ハ
ウジング内に充填される樹脂は特に防水を要求さ
れる電磁スイツチの接点部の周囲や該接点用接続
線の接続部のみならず、防水が不要な部位までも
充填する構造となつているので、余分な樹脂を必
要とするばかりでなく、電磁スイツチ本体の収納
後におけるハウジング内の自由度(例えば接続線
の引き回し態様)を制約する結果となるという問
題点があつた。
(問題点を解決するための手段) この考案はかかる従来技術の問題点を解決する
べくなされたものであり、電磁スイツチ本体のハ
ウジングを略角形有底筒状に形成し、ケーシング
に取付けられた該電磁スイツチ本体を前記ハウジ
ングの開口端より内部に挿入可能とする一方、該
ハウジング内の底側を、前記電磁スイツチ本体の
接点及び該接点の開閉用ソレノイド部を収納する
ための要水密部に、開口端側を該ソレノイド部の
接続線等を収納するべく一部中空に形成された略
式水密部とにそれぞれ区分するように、前記ハウ
ジングとケーシングとの間にシール部材を介在さ
せたことを特徴とし、必要かつ最小限の部材によ
りハウジング内の防水を可能としたバツテリ直付
け用電磁スイツチの防水構造を提供するものであ
る。
(作用) 電磁スイツチのハウジング内はシール部材を境
界として電磁スイツチの接点及び接点の開閉用ソ
レノイド部を収納する要水密部と該ソレノイド部
用接続線等の引き回し部位として一部中空に形成
された略式水密部とにそれぞれ区分されることと
なり、特に防水を必要とする要水密部は十分な防
水が行なえる一方、略式水密部は無用な防水対策
を施す必要がない。
(実施例) 第1図ないし第5図は、本考案をバツテリ1の
上方(正負両極端子1A,1Bの突出側)に直付
けされる電磁スイツチ2に適用した場合を示すも
のであり、この電磁スイツチ2の本体部は、横長
で略角形筒状のハウジング3内に収納されてい
る。ここで、電磁スイツチ2の本体部はケーシン
グ4に取付けられており、接点開閉用ソレノイド
部5及びハウジング3の一部中空部位に設けられ
るヒユーズ取付部6から大略構成されている。
そして、ソレノイド部5の励磁コイル7は断面
略コの字状のソレノイドケース8にて覆われてお
り、この励磁コイル7との間に作用する電磁力に
よりプランジヤ9が第1図の左右方向に進退する
ようになつていて、励磁コイル7への通電時以外
はこのプランジヤ9によりコンタクト10をスプ
リング11の付勢力に抗して前進(第1図におい
て左方への動き)させるようになつている。
一方、ヒユーズ取付部6は着脱可能なカバー6
Aを有している一方、ケーシング4に形成された
角穴形の装着凹部12を有しており、この装着凹
部12には着脱可能なヒユーズガイド13が挿入
されていて、このヒユーズガイド13内にはブレ
ードヒユーズ14のブレード15(第1図では一
方のみ図示)が後述する分岐接続端子24に対し
圧接嵌入状態で接続されるようになつている。
他方、ケーシング4の下端側とハウジング3と
の間にはクランク状に折曲されたバツテリ側端子
板16が挟持されており、ソレノイド部5の上方
には略L字状に折曲された負荷側端子板17が配
置されるようになつていて、この負荷側端子板1
7と前述したバツテリ側端子板16とはコンタク
ト10により電気的に接離され、コンタクト10
と共に接点を構成している。
ここで、バツテリ側端子板16の一端(第1図
において左端)はハウジング3の一端の挿入開口
3A側に延在しており、ボルト18(第2図参
照)を介してバツテリ1の正極端子1Aに接続さ
れていて、その他端(第1図において右端)は前
述したコンタクト10の位置にまで延在し若干立
ち上げられて形成されている。一方、負荷側端子
板17の一端(第1図において左端)はコンタク
ト10の位置にあつて立ち下げられて形成され、
その他端(第1図において右端)はハウジング3
の狭間隙開口部3Bを貫通してハウジング3の他
端(第1図において右端)に延在し、ボルト19
により固定されるようになつている。また、バツ
テリ1の負極端子1Bはハウジング3の他端側
(第1図において右端側)の係止突部3aに装着
される略L字状の補助端子板20にボルト21
(第2図参照)を介して接続されるようになつて
いる。
さらに、ハウジング3の長手方向の略中央部位
には、ケーシング4の外周に沿つて形成された環
状溝22にシール部材としての角形Oリング23
(第4図参照)が装着されており、この角形Oリ
ング23を境界として一方(第1図において右
方)にはソレノイド部5やコンタクト10等が配
設されていて、角形Oリングを境界として他方
(第1図において左方)には後述する接続線25,
26,27等が配設されている。
なお、バツテリ側端子板16は前述したように
バツテリ1の正極端子1Aに接続されると共に、
その略中間位置から分岐した分岐接続端子24及
びブレードヒユーズ14を介して第1の負荷回路
(図示省略)に接続される一方、負荷側端子板1
7は第2の負荷回路(図示省略)に接続されるよ
うになつている。ここで、励磁コイル7への通電
を図る接続線25,26及びブレードヒユーズ1
4に電流を供給する接続線27を結束した接続コ
ード28はコードクランパ29によりケーシング
4に取付られるようになつており、各接続線2
5,26,27はケーシング4に形成された配線
孔30を貫通し、その先端は励磁コイル7の両リ
ード線7a,7b,及びブレードヒユーズ14の
ブレードの接続端子31にそれぞれ半田付け接続
されるようになつている。(第3図参照)。
したがつて、電磁スイツチ2は、バツテリ1か
らの電流を第1及び第2の負荷回路に供給するよ
うになつており、例えば第1の負荷回路の作動
(例えば当該負荷回路を構成するスタータスイツ
チのオン作動)によりバツテリ側端子板16、分
岐接続端子24及びブレードヒユーズ14を介し
て励磁コイル7が通電されると、プランジヤ9が
リターンスプリング32の付勢力に抗して後退
し、コンタクト10がバツテリ側端子板16と負
荷側端子板17とを電気的に接続し(接点が閉じ
られ)、負荷側端子板17を介して第2の負荷回
路(例えばスタータモータ)を作動させるように
なつている。
このように構成される電磁スイツチ2の概略の
組み立て手順を説明すると、まず、ケーシング4
にスプリング11、コンタクト10を取付け、次
いでバツテリ側端子板16及び負荷側端子板17
を取付け、角形Oリング23を組み付ける一方、
さらに、ソレノイド部5を構成するプランジヤ
9、励磁コイル7等をソレノイドケース8に組み
込んでソレノイドケース8をケーシング4に嵌着
する。次いで、各接続線25,26,27の先端
の接続部の半田付けを行なう。
こうして、電磁スイツチ本体の組み付けを行な
い、しかる後、この電磁スイツチ本体をハウジン
グ3の挿入開口3A側からハウジング3の長手方
向に沿つて挿入固定し、負荷側端子板17の端部
を開口部3Bから外部に延出させる。ヒユーズ取
付け部6へのブレードヒユーズ14の装着等はそ
の後に行なう。
このようにしてハウジング3内への組込が終了
したら、ハウジング3の上方の円形開口37から
も樹脂を充填し、蓋38を嵌着する。次いで、ハ
ウジング3の底部に小さく開口された角孔33か
ら、その後、その半田付け部の対応位置における
ケーシング4に形成された凹部34,35,36
にそれぞれ樹脂を充填する。また、こうして構成
された電磁スイツチ2はバツテリ1の両極端子1
A、1B間に形成された凹所1Dに装着され、バ
ツテリ側端子板16と正極端子1Aとがボルト1
8により接続され、負荷側端子板17と負極端子
1Bとがボルト21により接続されることとな
る。つまり、電磁スイツチの本体は角形筒状のハ
ウジング3内にコンパクトに納まり、しかも、ハ
ウジング3の長手方向に沿う中央部には角形Oリ
ング23が介在しているため、コンタクト10や
ソレノイド部5から成る要水密部と接続線25,
26,27等が配設される略式水密部とにそれぞ
れ区分することができる。
(考案の効果) 以上のようにこの考案によれば、スイツチ本体
を略角形筒状のハウジング内に収納し、このハウ
ジング内をシール部材を介して要水密部と略式水
密部とに区分する構成としたので、電磁スイツチ
の接点及び接点開閉用ソレノイド部のような要水
密部の十分な防水を可能とする一方、接続線の引
き回し等を行なう略式水密部においては従来のよ
うな無用な防水対策を講じる必要がなくなる。な
お、ハウジングは略角形筒状をなすので、従前の
ような大きな開口を形成する必要がなく、かつ、
両端の少なくとも一端側は大きく開口させる必要
があるもののスイツチの本体部の収納後はその開
口は略閉塞されたものと同等となるので、ハウジ
ングそれ自体で効果的な墨水構造を呈している。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案を電磁スイツチ
に適用した場合の一実施例を示すものであり、第
1図はハウジングに収納された電磁スイツチの縦
断面図、第2図はその上面図、第3図はその底面
図、第4図は第1図の−に沿う断面図、第5
図は第1図の−に沿う断面図である。 2……電磁スイツチ、3……ハウジング、4…
…ケーシング、5……ソレノイド部(要水密部)、
10……コンタクト(要水密部)、23……角形
Oリング(シール部材)、25,26,27……
接続線、30……配線孔(略式水密部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 電磁スイツチ本体のハウジングを略角形有底
    筒状に形成し、ケーシングに取付けられた該電
    磁スイツチ本体を前記ハウジングの開口端より
    内部に挿入可能とする一方、該ハウジング内の
    底側を、前記電磁スイツチ本体の接点及び該接
    点の開閉用ソレノイド部を収納するための要水
    密部に、開口端側を該ソレノイド部の接続線等
    を収納するべく一部中空に形成された略式水密
    部とにそれぞれ区分するように、前記ハウジン
    グとケーシングとの間にシール部材を介在させ
    たことを特徴とする電磁スイツチの防水構造。 2 前記ケーシングは、前記略式水密部における
    接続線の接続部位に樹脂充填用凹部を形成して
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の電磁
    スイツチの防水構造。
JP1986201197U 1986-12-29 1986-12-29 Expired JPH0217397Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986201197U JPH0217397Y2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29

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JPS63108145U JPS63108145U (ja) 1988-07-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11353998A (ja) * 1998-06-09 1999-12-24 Mitsubishi Electric Corp ケーブル固定構造

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JPS6132319A (ja) * 1984-07-24 1986-02-15 株式会社デンソー 電磁継電器

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