JPH0138847Y2 - - Google Patents

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JPH0138847Y2
JPH0138847Y2 JP20219586U JP20219586U JPH0138847Y2 JP H0138847 Y2 JPH0138847 Y2 JP H0138847Y2 JP 20219586 U JP20219586 U JP 20219586U JP 20219586 U JP20219586 U JP 20219586U JP H0138847 Y2 JPH0138847 Y2 JP H0138847Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車輌のバツテリとスタータモータ回
路との間に接続される電磁スイツチの接点部の防
水構造に関する。
(従来技術及びその問題点) 一般に、バツテリとスタータモータ回路との間
に接続される電磁スイツチは、大電流を流す必要
があるが、この場合、電磁スイツチ本体の接点部
を構成する固定接点と、これに連結されるバツテ
リ側接続用またはスタータモータ回路側接続用の
接続端子とを一体成形とした所謂固定接点部材を
備え、他方、この固定接点部材の固定接点に接離
される可動接点部材が配置される部位、すなわ
ち、前記接点部は、当然のことながら水密状態に
保持する必要がある。
そこで従来より、例えば実開昭61−16840号公
報および実開昭60−105042号公報に開示されるよ
うに、前記固定接点部材の一端部に設けられる接
続端子を円柱状に形成する一方、この固定接点部
材の他端部に設けられる固定接点を平板状に形成
し、前記円柱状の接続端子を前記接点部を覆う蓋
体の外方へ突出させ、その接続端子と蓋体との間
に円環状のシールリングを介在させることにより
接点部の防水を行うようにしたものが知られてい
る。
しかしながら、かかる平板状の固定接点と円柱
状の接続端子とを一体成形することは、その形状
が相互に異形となるために成形が困難であり、固
定接点部材の製造コストが嵩むという問題点があ
つた。
そこで、上記問題点を解決すべく、固定接点部
材の製造に平板を用いることにより、その接続端
子と固定接点とを共に平板状に一体成形する手法
が考えられるが、単に平板から一体成形した場合
には、平板を貫通させる部位の防水構造が複雑に
なり易いという問題点が生じ、かかる問題点を解
消するには、例えば電磁スイツチ本体をケーシン
グ内に組み込んだ後、このケーシング内全体を樹
脂により充填する必要があり、この場合にも充填
樹脂が高価である等の原因により、コストが嵩む
という問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決するために、電磁
スイツチ本体1′の接点部Sを該電磁スイツチ本
体1′の蓋体15内に形成し、可動接点部材10
と固定接点部材3,4とにより構成される前記接
点部Sの固定接点部材3,4を板状に形成すると
共に、該固定接点部材3,4の一端部3a,4a
を前記蓋体15の外方に延出し、一方、該固定接
点部材3,4の他端部3′,4′を前記蓋体15に
形成された角孔18,17に挿入可能とし、他
方、該角孔18,17を前記固定接点部材3,4
の他端部3′,4′の先端部3b,4bが前記可動
接点部材10に臨まされるべく挿通される挿通部
18a,17aと、該先端部3b,4bよりも幅
広に形成された前記固定接点部材3,4の他端部
3′,4′の基端部3c,4cを係止可能な拡開段
部18b,17bとにてそれぞれ形成し、更に、
該角孔18,17の拡開段部18b,17bと前
記固定接点部材3,4の他端部3′,4′の基端部
3c,4cとの間に、シールリング23,22を
介在させると共に該シールリング23,22を前
記先端部3b,4bに向けて押圧すべく装着可能
な座金21,20を介在させたことを特徴とし、
前記固定接点部材3,4を板材にて形成して加工
容易とする一方、安価に、かつ、確実な防水を図
り得る電磁スイツチの接点部Sの防水構造を提供
することを目的としている。
(作用) 固定接点部材3,4の先端部3b,4bを蓋体
15の角孔18,17に挿入する際、まず、座金
21,20を先端部3b,4bに基端部3c,4
cと当接するように嵌挿し、次いで、シールリン
グ23,22を同様に嵌挿し、かかる状態で固定
接点部材3,4を角孔18,17に挿通する。こ
れにより、前記シールリング23,22は座金2
1,20を介しての前記基端部3c,4cの押圧
により、角孔18,17の拡開段部18b,17
bに圧接され、角孔18,17部分における防水
が確保されると共に、シールリング23,22の
角孔18,17内での遊動が阻止される。ひいて
は、固定接点部材3,4の基端部3c,4cおよ
び先端部3b,4bの遊動も阻止される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図乃至第3図に示すように、この電磁スイ
ツチ1は車輌のバツテリ2の上面凹部2′に嵌合
して配設されるものであり、その電磁スイツチ本
体1′は、バツテリ2側に電気的に接続される一
方の固定接点部材としての第1の固定接点部材3
と、スタータモータ回路(図示せず)側に電気的
に接続される他方の固定接点部材としての第2の
固定接点部材4と、ヨーク5を上面に配したボビ
ン6にコイル7′を巻回して成る励磁コイル7と、
該励磁コイル7内に摺動自在に嵌挿され且つ戻し
ばね8により一方向(開成方向、即ち第1図中左
方向)に付勢されたプランジヤ9と、該プランジ
ヤ9の摺動動作に連動して前記両方の固定接点部
材3,4間を電気的にオン(閉成)、オフ(開成)
する可動接点部材10とを主要構成要素としてい
る。そして、前記第1および第2の固定接点部材
3,4は、可動接点部材10と共に接点部Sを構
成している。
前記第1および第2の固定接点部材3,4は、
共に所定形状の導電性金属平板を折曲することに
より形成されるものであり、第1の固定接点部材
3は、その一方の端部(第1図において左方端
部)に前記バツテリ2の陽極端子2aにボルト1
1により取り付けられる略コ字状の第1の接続端
子3aと、他方の端部(右方端部)に前記可動接
点部材10と接離可能に立ち上がり、一方の固定
接点とする第1の先端部3bとを有しており、こ
の第1の先端部3bの基端側部分には、この先端
部3bの幅よりも若干幅広とされた第1の基端部
3cが形成されて、この基端部3cと前記第1の
先端部3bとで第1の固定接点部材3の固定接点
部3′を構成している。また、前記第2の固定接
点部材4は、その右方端部に前記スタータモータ
回路のケーブル端子(図示せず)に取り付け可能
に立ち上がる第2の接続端子4aと、左方端部に
前記可動接点部材10と接離可能に立ち下がり他
方の固定接点とする第2の先端部4bとを有して
おり、この第2の先端部4bの先端側部分には、
この先端部4bの幅よりも若干幅広とされた第2
の基端部4cが形成されて、この基端部4cと前
記第2の先端部4bとで第2の固定接点部材4の
固定接点部4′を構成している。
そして、前記励磁コイル7、プランジヤ9およ
び戻しばね8は、横置された有底円筒状のケース
14内に収容されており、このケース14の左方
に開口する開口端部には、例えばポリブチレンテ
レフタレート(PBT)等の耐熱絶縁部材から成
るカバー15が密着固定されている。ここで前記
可動接点部材10およびこの可動接点部材10の
左側に介装され可動接点部材10を右方に付勢す
るばね16は、前記カバー15側の内部に収容さ
れる。
他方、カバー15の上部および下部には、第3
図に示すように、それぞれ幅狭矩形状の角孔1
7,18が穿設されており、これら角孔17,1
8は、前記両固定接点部材4,3の固定接点部
4′,3′の先端部4b,3bおよび基端部4c,
3cにそれぞれ対応する挿通部17a,18aお
よび拡開端部17b,18bを有している。そし
て、上部の角孔17にはその上方から前記第2の
固定接点部材4の固定接点部4′が、また下部の
角孔18にはその下方から前記第1の固定接点部
材3の固定接点部4′が、それぞれ共に幅狭矩形
環状を成す座金20,21およびシールリング2
2,23を介してカバー15内へ挿入されてい
る。ここで、前記シールリング22,23は、角
孔17,18の拡開段部17b,18bと座金2
0,21との間にそれぞれ介在され、座金20,
21を介しての前記基端部4c,3cの押圧によ
り拡開段部17b,18bに圧接されて、固定接
点部4′,3′と角孔17,18との間を水密に保
持するようになつている。
なお、第1の固定接点部材3は、前記カバー1
5の左端側に突設された突出片15aにハトメ2
5により一体的に取り付け支持されていると共
に、カバー15と同様の耐熱絶縁部材から成りカ
バー15およびケース14の上部を覆うケーシン
グ27の左端側に突設された突出片27aにリベ
ツト28により一体的に取り付け支持されてい
る。
また、第2の固定接点部材4は、前記ケーシン
グ27の上端面27bから外方に突出しており、
この突出部分においてケーシング27により支持
されている。
ケーシング27は、その右端側に支持片27c
を有しており、この支持片27cは前記バツテリ
2の陰極端子2bに環状の補強部材30を介して
ボルト31により取り付けられている。
33は、ヒユーズユニツトで、このヒユーズユ
ニツト33は2つのブレードヒユーズ34,35
を内蔵しており、一方のブレードヒユーズ34の
一端(図示せず)は前記第1の固定接点部材3の
略中央部分を切り起こして形成された第3の接続
端子3dに接続され、このブレードヒユーズ34
の他端34bは前記ケーシング27の上面略中央
に形成されている凹部27d内に一端37aを突
出させる電気負荷側端子37の他端37bに当接
することにより接続されている。そして、この電
気負荷側端子37の一端37aはコードおよびメ
インスイツチを介して電気負荷側回路(共に図示
せず)に接続されるようになつている。なお、前
記他方のブレードヒユーズ35は、一方のブレー
ドヒユーズ34の予備のものである。
また、前記凹部27d内には、前記励磁コイル
7の両末端(図示せず)にそれぞれ接続ピン4
0,40′(第2図参照)を介して接続されるコ
イル端子41,41′の端部41a,41′aがそ
れぞれ突出されており、コード(図示せず)を介
して一方の端部41aはスタータスイツチ(図示
せず)へ、他方の端部41′aはボデイーアース
(図示せず)へ接続されている。
次に、上記のように構成された電磁スイツチ1
の作動について説明する。
エンジンを始動させるためのスタータモータを
駆動させる場合には、メインスイツチを閉じた
後、スタータスイツチ(共に図示せず)を操作す
れば、この電磁スイツチ1の励磁コイル7は励磁
され、プランジヤ9を戻しばね8の付勢力に抗し
てボビン6内に吸引する。これに伴い、ばね16
に付勢される可動接点部材10は、第1および第
2の固定接点部材3,4の各先端部3b,4bと
当接して電磁スイツチ1を閉成(オン)する。こ
の結果、スタータモータ回路が閉成されてスター
タモータ(共に図示せず)は駆動する。
エンジンの始動後、スタータモータスイツチの
押圧を解除すれば、励磁コイル7の励磁が解除さ
れ、前記可動接点部材10は戻しばね8の付勢力
により第1および第2の先端部3b,4bから離
隔し、スタータモータへの通電は断たれる。
ここで、仮に、ケーシング27の上端面27に
おける第2の接続端子4aの突出部分を介して、
雨水等がこのケーシング27の下方内部へ浸入し
たとしても、カバー15に穿設された角孔17,
18には、それぞれシールリング22,23が設
けられ、しかも、これらシールリング22,23
は、座金20,21を介しての第2および第1の
固定接点部材4,3の基端部4c,3cの押圧に
より角孔17,18の拡開段部17b,18bに
その全周にわたり圧接密着されていると共に、カ
バー15とケース14とは密着嵌合されているた
め、このカバー15およびケース14内への前記
雨水等の浸入は確実に阻止され、電磁スイツチ1
の接点部Sは水密状態に保持される。また、可動
接点部材10が前記第1および第2の固定接点部
材3,4の各先端部3b,4bに当接する際に、
これら第1および第2の先端部3b,4bおよび
その各基端部3c,4cが移動しようとしても、
シールリングが介在しているため、各孔18,1
7内での固定接点部3′,4′の移動は阻止され
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は、固定接点部材
を板状に形成すると共に、この固定接点部材の可
動接点部材に接離可能とされる他端部の基端部
を、その他端部の先端部よりも幅広に形成し、一
方、この固定接点部材の前記他端部が挿入可能と
される蓋体の角孔を、前記先端部が挿通される挿
通部と、前記基端部が係止可能な拡開段部とにて
形成し、更に、この拡開段部と前記基端部との間
にシールリングおよび座金を介在させたので、板
材の折曲形成により固定接点部材を安価に製造可
能とし、しかも、シールリングおよび座金の協動
作用により確実な防水が図れ、同時に、固定接点
部材の前記他端部の無用な遊動が阻止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電磁スイツチの縦断面
図、第2図は第1図の−線矢視断面図、第3
図は固定接点部材とシールリングおよび座金との
関係を示す分解斜視図である。 1′……電磁スイツチ本体、3……第1の固定
接点部材、3′……固定接点部(他端部)、3a…
…第1の接続端子(一端部)、3b……第1の先
端部、3c……第1の基端部、4……第2の固定
接点部材、4′……固定接点部(他端部)、4a…
…第2の接続端子(一端部)、4b……第2の先
端部、4c……第2の基端部、10……可動接点
部材、15……カバー(蓋体)、17,18……
角孔、17a,18a……挿通部、17b,18
b……拡開段部、20,21……座金、22,2
3……シールリング、S……接点部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁スイツチ本体の接点部を該電磁スイツチ本
    体の蓋体内に形成し、可動接点部材と固定接点部
    材とにより構成される前記接点部の固定接点部材
    を板状に形成すると共に、該固定接点部材の一端
    部を前記蓋体の外方に延出し、一方、該固定接点
    部材の他端部を前記蓋体に形成された角孔に挿入
    可能とし、他方、該角孔を前記固定接点部材の他
    端部の先端部が前記可動接点部材に臨まされるべ
    く挿通される挿通部と、該先端部よりも幅広に形
    成された前記固定接点部材の他端部の基端部を係
    止可能な拡開段部とにてそれぞれ形成し、更に、
    該角孔の拡開段部と前記固定接点部材の他端部の
    基端部との間に、シールリングを介在させると共
    に該シールリングを前記先端部に向けて押圧すべ
    く装着可能な座金を介在させたことを特徴とする
    電磁スイツチの接点部の防水構造。
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