JPH0217391Y2 - - Google Patents

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JPH0217391Y2
JPH0217391Y2 JP5108985U JP5108985U JPH0217391Y2 JP H0217391 Y2 JPH0217391 Y2 JP H0217391Y2 JP 5108985 U JP5108985 U JP 5108985U JP 5108985 U JP5108985 U JP 5108985U JP H0217391 Y2 JPH0217391 Y2 JP H0217391Y2
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circuit breaker
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は抽出形回路遮断器、特に投入ばねの
蓄勢力を放出して開閉機構を投入する回路遮断器
の投入ばね自動釈放装置に関するものである。
従来の技術 投入ばね操作形の回路遮断器を投入ばねが蓄勢
されたまゝで回路遮断器本体が固定枠より取り出
されると、投入ばねの高いエネルギーが保持され
ていて保守点検の際に投入ばねが釈放されると思
わぬ危険を伴う事故原因となつていた。
そこで安全のために、従来では固定枠側に係合
突起片を設け、抽出操作によつて回路遮断器本体
がそこを通過するときに、その係合突起片と投入
ばねの蓄勢力を保持する投入ラツチ部とが係合
し、投入ラツチが外れて投入ばねを釈放するよう
にされている。また、投入ばねが蓄勢状態にある
と回路遮断器本体を抽出操作できないように構成
したものも実施されている。
考案が解決しようとする問題点 従来のこの様な固定枠側に係合突起片を設け、
抽出操作過程で回路遮断器本体側の投入ラツチ部
と係合させ投入ラツチを外して投入ばねを釈放す
るように構成したものは固定枠側と回路遮断器本
体側との位置関係に寸法精度を要し、抽出の際の
ガタツキ等を含めて誤差が生じ易く円滑な操作を
得るためには調整作業が必要となり生産性が悪い
欠点がある。
また、投入ばねが蓄勢状態にあると回路遮断器
本体を抽出操作できないように構成したものは抽
出のために回路遮断器を投入して或は投入ばねを
釈放して、次に開路操作を行うという手順を踏ま
ねばならぬ煩わしさがあつた。
問題点を解決するための手段 従つて、この考案の目的は従来におけるこの様
な欠点を解消して回路遮断器本体側で抽出操作に
連動して蓄勢状態にある投入ばねを自動釈放する
ようにした回路遮断器の投入ばね自動釈放装置を
提供することにある。
この考案によれば、投入ばね操作式の抽出形回
路遮断器の投入ばね自動釈放装置は、ウオームホ
イール軸に一体に装着した位置検出突起片と、投
入ばねの蓄勢力をレリーズレバーとの係合により
保持する投入レリーズ爪に一体に測着された作動
片と、中央部が回動自在に支持され一端に位置検
出突起片と対応する作動ピンを有し他端が投入レ
リーズ爪の作動片と対応するように設けられたデ
イスチヤージレバーとを備え、投入ばねが蓄勢さ
れた状態の回路遮断器本体の抽出操作過程中、主
回路および2次断路部が断路されたテスト、断路
位置間において位置検出突起片により作動ピンを
介してデイスチヤージレバーが投入レリーズ爪を
回動してレリーズレバーとの係合が外れて投入ば
ねが釈放されることを特徴としている。
この考案の他の目的と特長および利点は以下の
添付図面に沿つての詳細な説明により明らかにな
ろう。
実施例 図面の第1図乃至第3図において、回路遮断器
は回路遮断器本体1と、固定枠2と、回路遮断器
本体1のフロントカバー3と、回路遮断器本体1
に取付部材5を介して装着された抽出ローラ4
と、固定枠4に装着されて抽出ローラ4により回
路遮断器本体1を滑動自在に支持する抽出用レー
ル6とから主に構成されている。
ウオームホイール軸7は回路遮断器本体1の内
部において全幅員に亘つて設けられ、中央左寄り
にウオームホイール8が一体に装着されている。
このウオームホイール8と直角に噛み合うウオー
ム9と連結されるウオーム軸10がフロントカバ
ー3に設けられた抽出操作孔11に対応して配置
される。また、ウオーム軸10の前端面と抽出操
作孔11との間にシヤツタ板12が設けられて不
用意な抽出操作を防止している。ウオームホイー
ル軸7は回路遮断器本体側フレームに回動自在に
支承され、両端部に抽出レバー13が装着されて
いる。抽出レバー13には抽出レバーローラ14
が装着され、固定枠2に装着されるガイド部材1
5の抽出レバーガイド溝16に嵌め込まれてい
る。
回路遮断器本体1の抽出操作を説明すれば、回
路遮断器本体1に設けられた端子導体すなわち可
動側主回路接続子17,17′と、固定枠2に設
けられた絶縁端子台18に装着された固定側主回
路接続子19,19′との1次断路部が接続され
た状態で、且つ回路遮断器本体1に設けられた可
動側制御回路接続子20と、固定枠2に設けられ
た固定側制御回路接続子21との2次断路部が接
続された第2A図に示す接続位置から、2次断路
部が接続されているが、1次断路部が接続されて
いない第2B図に示すテスト位置へ、またテスト
位置から1次断路部および2次断路部が共に接続
されていない第2C図に示す断路位置へ抽出操作
孔11より操作ハンドル(図示されない)を挿入
してウオーム軸10に接続してウオーム軸10を
回動すれば、ウオーム9とウオームホイール軸7
の両端の抽出レバー13に装着された抽出レバー
ローラ14が抽出レバーガイド溝16を滑つて押
圧するので、回路遮断器1の抽出操作が行なわれ
る。また、ウオーム軸10を逆に回転することに
より回路遮断器本体1の挿入操作が行なわれる。
ウオームホイール8とウオーム9は第3図に示さ
れるように回路遮断器本体側の間隙を置いて対応
する一対の支持枠部材22の間に配置され、支持
枠部材22を回動自在に貫通するウオームホイー
ル軸7にウオームホイール8が装着され、これと
噛み合うウオーム9が一対の支持枠部材22の間
に装着された軸受部材23によつて支承されウオ
ーム9と一体に連結されたウオーム軸10がフロ
ントカバー3の抽出操作孔11と対応するように
延びている。
この考案での一実施例の抽出形回路遮断器とし
て第4図に示すものにおいて、接触子装置として
固定主コンタクト31と固定アーキングコンタク
ト32とが端子導体17の一端に固着され、端子
導体17の他端は可動側主回路接続子を形成して
おり、可動主コンタクト33と可動アーキングコ
ンタクト34がそれぞれ固定主コンタクト31と
固定アーキングコンタクト32に対接するように
可動主コンタクト杆35と可動アーキングコンタ
クト杆36に装着され、可動コンタクト杆35,
36は可動コンタクト軸37により可動コンタク
トホルダー38に回動自在に軸支され、一端を可
動コンタクト杆35,36に、他端をコンタクト
ホルダー38に架設されたコンタクトスプリング
39により接触圧力を与えるように形成されてい
る。また、可動コンタクトホルダー38は可動コ
ンタクトホルダー軸40により可動コンタクト支
持板41に回動自在に軸支されている。U字形に
形成された可撓リード導体42は一端が可動コン
タクト杆35,36に、他端が端子導体17′に
接続されている。端子導体17′の他端は可動側
主回路接続子となる。更に、左右両側のフレーム
43に亘つて成形絶縁物から成るモールドベース
44が取付けられ、このモールドベース44に可
動コンタクト支持板41と、背面に突出するよう
端子導体17,17′とが装着支持されている。
接触子装置の開閉機構として絶縁物からなる各
極の操作ロツド45の一端が接続調整ボルト46
を介してコンタクトホルダー38に一体に連結さ
れ、他端がコネクターレバー軸47を介して各極
を連結するクロスバー48を具えたコネクタレバ
ー49および投入リンク50のそれぞれの一端に
連結されている。投入リンク50の他端は投入ロ
ーラ軸51を介してトリツプリンク52の一端に
連結され、更にトリツプリンク52の他端はトリ
ツプリンク軸53によりトリツプレバー54の一
端に連結されている。このトリツプレバー54は
トリツプレバー軸55により回動自在に軸支され
ている。軸47と固定フレーム43に設けたスプ
リング架け片56との間に架設された遮断ばね5
7は閉路状態では常時可動側コンタクト33,3
4を固定側コンタクト31,32から開離させる
ように、且つコネクタレバー49を時計方向に回
転させるように作用する。投入リンク50とトリ
ツプリンク52とは一対のトリツプリンク機構を
形成し、コネクターレバー49の回転力が投入リ
ンク50とトリツプリンク52とを「く」の字形
に折り曲げるように作用するが、両方のリンク5
0,52を連結する投入リンク軸51に設けられ
た投入ローラ58と投入ラツチ59の腕59aの
一端とが係合することによつて両リンク50,5
2を伸張した閉路状態に保持するように作用す
る。投入ラツチ59は投入シヤフト60に回動自
在に支承され、投入ラツチばね(図示されない)
によつて時計方向に偏倚されている。トリツプレ
バー54はトリツプレバースプリング61により
時計方向に偏倚され、他端54aがフツク62に
設けられたフツクローラ63と釈放自在に係合さ
れ、フツク62はフツク軸64に回動自在に軸支
されフツクスプリング65により反時計方向に偏
倚されており、フツク62の外周縁62aとトリ
ガレバー66の回動軸に設けたトリガー爪67と
係合している。遮断ばね57によるコネクタレバ
ー49の時計方向の回転力のトリツプリンク52
側に作用する力は軽減されてトリツプレバー5
4、フツク62を介してトリガー爪67によつて
支承され、投入ラツチ59と共に回路遮断器を閉
路状態に保持する。
開閉インジケータリンク68は一端が開閉によ
つて動くコネクタレバー49に、他端が開閉イン
ジケーター69に連結され、開閉インジケーター
69は一端側の表示部69aがフロントカバー3
の表示窓3aと対応し、他端部をレリーズレバー
軸70に回動自在に支承され、同軸上に開閉イン
ターロツクレバー71とレリーズレバー72が軸
支されている。開閉インターロツクレバー71は
開閉インターロツク連動ピン73が両側に突出す
るよう設けられており、連動ピン73の一側が開
閉インジケーター69の下側縁に常時圧接するよ
う時計方向の偏倚力が与えられ連動ピン73の他
側に開閉インターロツクリンク74を支持する。
開閉インターロツクリンク74の下端折り曲げ部
には開閉インターロツクピン75が装着され、開
閉インターロツクピン75はフロントカバー3の
外部より操作しうるように設けられた投入ボタン
76と対応するように設けられる。投入ボタン7
6の一端はハンドルシヤフト77に回動自在に装
着される。投入レリーズ爪78はレリーズレバー
72の一端と係合釈放可能に回動自在に支承さ
れ、投入レリーズ板79が一体に装着されてい
る。レリーズレバー72の他端は投入シヤフト6
0に投入ラツチ59と共に一体に装着された投入
カム80に設けられた保持ローラ81と係合釈放
自在に対応し、後述の投入ばねが蓄勢された場合
にはレリーズレバー72の一端は投入レリーズ爪
78と、他端は投入カム80の保持ローラ81と
夫々係合し、投入状態は投入ローラ58と投入ラ
ツチ59との係合により保持される。投入ばねが
蓄勢されていない場合には、投入カム80の周縁
によつても投入ローラ58が支承されて投入状態
が保持される。トリガー連動レバー82は連動レ
バー軸83に回動自在に一体に装着され、トリガ
ー連動レバーピン84が設けられ、トリガー連動
レバーピン84がトリガーリンク85の一端に設
けられた長孔86と遊嵌接続される。トリガーリ
ンク85の他端はトリガーレバー66の一端と接
続される。トリガースプリング87はトリガーリ
ンク85の一端と機構フレーム88との間に架設
され、トリガーリンクスプリング89はトリガー
リンク85とトリガー連動レバー82との間に架
設されている。フツク連動レバー90は回路遮断
器が投入できる状態にある時以外は開閉インター
ロツクピン75を下方に押し下げて投入ボタン7
6を空動きするように設けられたもので、連動レ
バー軸83上に回動自在に支承され、フツクリン
クピン91によりフツクリンク92の一端に設け
られた長孔93と遊嵌接続される。フツクリンク
92の他端はフツクリンク軸94によりフツク6
2に連結されている。間隙を置いて開閉機構部材
を支持する一対の機構フレーム88,88′間に
架設するように機構フレーム88,88′のガイ
ド長孔88aを挿通して両側に突出して設けられ
た投入ばねガイド軸95と、第5,6図に示すよ
うに機構フレーム88,88′の両側に突出する
部分の投入シヤフト60に一体に枢着された投入
クランク96の投入クランク軸97との間に投入
ばね98が架設される。投入ばねガイド99が投
入ばね98のコイル内を挿通するように設けられ
ている。
第4図の閉路状態において、手動或は電気的引
外し指令が与えられると連動レバー軸83を回動
するように設けられており、連動レバー軸83を
介してトリガー連動レバー82を反時計方向に回
転し、トリガーリンク85に連なるトリガーレバ
ー66を時計方向に回転してトリガー爪67とフ
ツク62との係合が外れ、フツク62は時計方向
に回動し、フツクローラ63とトリツプレバー5
4との係合が外れ、トリツプリンク52と投入リ
ンク50が下方に引き落され、コネクタレバー4
9が時計方向に回転して開閉機構が崩潰した第7
図に示す状態となり、可動側コンタクト33,3
4は固定側コンタクト31,32より開離した開
路状態となる。第7図は投入ばね98が放出状態
にあり、投入ローラ58は投入カム80の外周に
沿つて移動し引外し自由となつている。
第7図の引外し状態から引外し指令が断たれる
とトリガー連動レバー82とトリガーレバー66
がトリガーリンク85に設けられたトリガースプ
リング87によつて元の状態への復帰力が作用し
ており、この際に手動或は電動操作により投入ク
ランク96が反時計方向に回転されて投入ばね9
8が蓄勢されると、これと連動する投入カム80
が反時計方向に回転し、投入カム80の周縁凹部
80aが第8図に示すように投入ローラ58と対
向してトリツプレバースプリング61によつてト
リツプレバー54、トリツプリンク52を介して
投入ローラ58は投入カム80の凹所80aに落
ち込み、トリツプレバー54は反時計方向に回転
してフツクローラ63と摺動する外周縁とから外
れ、一端54aと係合する。次に、フツク62は
フツクスプリング65によつて反時計方向に回動
し、トリガーレバー66もトリガースプリング8
7によつて反時計方向に回動し、第8図に示すリ
セツト状態となる。第7図の引外し状態にあつて
投入ばね98が放出状態にあるときはトリツプレ
バー54、フツク62が拘束されてリセツトでき
ない。
第8図に示すように投入ばね98が蓄勢されて
リセツト状態にあるとき、投入ばね98の作用力
は投入ばねガイド99を介して投入クランク軸9
7に作用して投入クランク96を反時計方向に回
転させるよう作用力が加わつており、投入クラン
ク96は投入シヤフト60を介して投入カム80
に連繋されて投入カム80を反時計方向に回転さ
せようとする。この投入カム80は保持ローラ8
1を備え、保持ローラ81はレリーズレバー72
と係合され、レリーズレバー72に反時計方向の
作用力が加わり、この作用力が投入レリーズ爪7
8によつて保持されている。
上述のリセツト状態より回路遮断器を投入する
場合、投入ボタン76を押すと、ハンドルシヤフ
ト77を支点として時計方向に回動し開閉インタ
ーロツクピン75を介して投入レリーズ板79が
押されて投入レリーズ爪78が反時計方向に回転
し、レリーズレバー72との係合が外れ、レリー
ズレバー72は反時計方向に回転し、投入カム8
0は保持ローラ81での支えを失つて投入ばね9
8の放出作用によつて反時計方向に回転し投入カ
ム80の外周が投入ローラ58を押し上げ投入リ
ンク50とトリツプリンク52の屈曲を伸張させ
て投入リンク50はコネクタレバー49を押し、
クロスバー48を反時計方向に回転させ、各極の
コネクタレバー49に連結される操作ロツド45
を押し、可動コンタクトホルダー38を時計方向
に回転し、可動側コンタクト33,34を固定側
コンタクト31,32に圧接する。この投入の
ほゞ最終ストロークにおいて投入カム80の外周
はほゞ投入シヤフト60を中心とする円弧状とな
り投入が完了する。投入作動中、投入ローラ58
は投入ラツチ59を反時計方向に押すが、投入完
了と同時に投入ラツチ59は投入ローラ58の作
用がなくなり、投入ラツチばね(図示せず)によ
つて元の状態に戻り投入ラツチ59の腕の一端5
9aと投入ローラ58とが対向する状態となる。
投入ばね98の作用力は投入クランク96を第5
図の状態から反時計方向に回転させ、投入クラン
ク軸97が投入シヤフト60を中心にほゞ180度
回転した第6図の位置で最も弱くなつて停止して
第4図の閉路状態となる。投入状態において投入
ばね98が蓄勢されると、投入カム80は反時計
方向に回転し、投入カム80の凹部80aが投入
ローラ58と対向し、投入ローラ58は投入ラツ
チ59によつて支承された投入状態が保持され
る。
次に、上述のような投入ばね操作形の抽出形回
路遮断器に投入ばね自動釈放装置を設けた場合に
ついて第10図乃至第12図を参照して説明す
る。第10図は投入ばね自動釈放装置を示す要部
斜視図、第11図、第12図は投入ばね自動釈放
装置の簡略動作説明図で、第11図は回路遮断器
本体が抽出過程であり、投入ばねが釈放されてい
ない動作状態を示し、第12図は投入ばねが釈放
された状態を示すもので、第13図は位置検出突
起片の他の実施例の形状を示すものである。
デイスチヤージレバー24は中央部が投入シヤ
フト60に回動可能に支持されているが、支持軸
は投入シヤフト60に限らず別軸でもよいことは
勿論である。このデイスチヤージレバー24の一
端には作動ピン25が設けられ、他端側にてデイ
スチヤージレバー24の一端には作動ピン25が
設けられ、他端側にデイスチヤージレバーばね2
6が機構フレーム88′との間に架設され、常時
時計方向に偏倚力が与えられており、レリーズレ
バー軸70がストツパーを兼ねるようにデイスチ
ヤージレバー24の上方に延長されている。ウオ
ームホイール軸7に一体に装着された位置検出突
起片27は回路遮断器本体1の抽出位置をウオー
ムホイール軸7の回動位置によつて検出するもの
で、この実施例では回路遮断器本体1がテスト位
置と断路位置との間で2次断路部が断路された状
態の時点において、位置検出突起片27がデイス
チヤージレバー24を作動するように位置検出突
起片27が設けられている。作動片28は投入レ
リーズ爪78の軸の延長上に一体に装着され、デ
イスチヤージレバー24の他方端と対応するよう
に設けられている。
第11図は回路遮断器本体1のコンタクトが回
路しており、投入ばね98が蓄勢された状態で回
路遮断器本体1をテスト位置から断路位置への抽
出操作過程であつて、ウオームホイール軸7に設
けられた位置検出突起片27がデイスチヤージレ
バー24の作動ピン25に接近した位置に運ばれ
ていてデイスチヤージレバー24は作動していな
い。この第11図の状態から抽出操作が進み断路
位置手前でウオームホイール軸7が時計方向に回
動されると、位置検出突起片27がデイスチヤー
ジレバー24の一端の作動ピン25を押し上げて
デイスチヤージレバーばね26に抗してデイスチ
ヤージレバー24を反時計方向に回動させ、デイ
スチヤージレバー24の他端が投入レリーズ爪7
8の作動片28と係合して投入レリーズ爪78を
反時計方向に回動させ、レリーズレバー72との
係合が外れ、投入カム80は保持ローラ81での
支えを失つて反時計方向に回転し、投入ばね98
の蓄勢力が放出された第12図の状態となる。
更に、断路位置まで抽出されると、作動ピン2
5と位置検出突起片27との係合が外れてデイス
チヤージレバー24が時計方向に回動し、第11
図の元の状態に復帰して断路位置では投入ばね9
8の蓄勢が可能となり手動による回路遮断器本体
1の投入操作ならびに開路操作が可能となる。
従つて、抽出操作では投入ばね98が蓄勢状態
にあれば、必ず断路位置の手前で投入ばね98は
自動的に釈放され、挿入操作の場合にも投入ばね
98が蓄勢されておれば必ず断路位置を過ぎた時
点で投入ばね98は釈放される。
尚、第13図のように位置検出突起片27の先
端の形状を変更してデイスチヤージレバー24の
作動ピン25との係合状態を長く保持することに
より、回路遮断器本体1の断路位置或は固定枠2
より取出された場合にも投入ばね98を蓄勢でき
ないようにすることもできる。
考案の効果 以上の様に、この考案は投入ばね操作式の抽出
形回路遮断器の抽出操作において、投入ばね98
が蓄勢された状態の回路遮断器本体1をテスト位
置と断路位置との間で2次断路部が断路して断路
位置にくる手前で、ウオームホイール軸7の回転
位置により抽出位置を検出する位置検出突起片2
7によりデイスチヤージレバー24を介して投入
レリーズ爪78を回動してレリーズレバー72と
の係合を外し、投入ばね98が自動的に釈放され
るので保守、点検が安全で便益となる。
また、この考案の装置においては回路遮断器本
体側1に設けられた構成部品により目的が達成さ
れるので、従来装置の如く回路遮断器本体側1と
の構成部品の位置寸法的な関係は無視できるので
生産性が良くなる等の効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した回路遮断器の簡略
正面図、第2A図は断路位置、第2B図はテスト
位置、第2C図はテスト位置での抽出操作を示す
簡略側面図、第3図はウオームとウオームホイー
ルの関係を示す部分側面図、第4図はこの考案で
の回路遮断器本体の閉路状態における中央断面側
面図、第5図は投入ばねの蓄勢状態を示す側面
図、第6図は投入ばねの放出状態を示す側面図、
第7図は引外し状態を示す一部中央断面側面図、
第8図はリセツト(開路)状態を示す一部中央断
面側面図、第9図は投入ボタン操作の釈放部材関
連斜視図、第10図は投入ばね自動釈放装置を示
す要部斜視図、第11図、第12図は投入ばね自
動釈放装置の簡略動作説明図で、第11図は回路
遮断器本体が抽出過程であり、投入ばねが釈放さ
れていない動作状態を示す図、第12図は投入ば
ねが釈放された状態を示す図で、第13図は位置
検出突起片の他の実施例の形状を示す図である。 図中、1:回路遮断器本体、2:固定枠、3:
フロントカバー、4:抽出ローラ、5:取付部
材、6:抽出用レール、8:ウオームホイール、
9:ウオーム、10:ウオーム軸、11:抽出操
作孔、12:シヤツタ板、13:抽出レバー、1
4:抽出レバーローラ、15:ガイド部材、1
6:抽出レバーガイド溝、17,17′:可動側
主回路接続子、18:絶縁端子台、19,1
9′:固定側主回路接続子、20:可動側制御回
路接続子、21:固定側制御回路接続子、22:
支持枠部材、31:固定主コンタクト、32:固
定アーキングコンタクト、33:可動主コンタク
ト、34:可動アーキングコンタクト、35:可
動主コンタクト杆、36:可動アーキングコンタ
クト杆、38:可動コンタクトホルダー、39:
コンタクトスプリング、41:可動コンタクト支
持板、42:可撓リード導体、43:フレーム、
44:モールドベース、45:操作ロツド、4
6:接続調整ボルト、48:クロスバー、49:
コネクタレバー、50:投入リンク、51:投入
ローラ軸、52:トリツプリンク、54:トリツ
プレバー、57:遮断ばね、58:投入ローラ、
59:投入ラツチ、60:投入シヤフト、61:
トリツプレバースプリング、62:フツク、4
2:フツクローラ、45:トリガレバー、68:
開閉インジケータリンク、69:開閉インジケー
ター、71:開閉インターロツクレバー、72:
レリーズレバー、74:開閉インターロツクリン
ク、76:投入ボタン、77:ハンドルシヤフ
ト、78:投入レリーズ爪、79:投入レリーズ
板、80:投入カム、81:保持ローラ、82:
トリガー連動レバー、85:トリガーリンク、8
7,89:トリガースプリング、90:フツク連
動レバー、92:フツクリンク、96:投入クラ
ンク、98:投入ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 操作ハンドルをウオーム軸に接続してウオーム
    軸のウオームとかみ合うウオームホイールを備え
    たウオームホイール軸を回転して回路遮断器本体
    を固定枠より接続、テスト、断路の各位置に抽
    出、挿入操作されるものであつて、且つ投入ばね
    の蓄勢力がレリーズレバーとこのレリーズレバー
    とに係合する投入レリーズ爪とにより保持され、
    前記係合を釈放して投入ばねの蓄勢力を放出して
    開閉機構を投入する回路遮断器において、 前記ウオームホイール軸に一体に装着された位
    置検出突起片と、 前記投入レリーズ爪と一体に回動するよう装着
    された作動片と、 中央部が回動自在に支持されて一端に前記位置
    検出突起片と対応する作動ピンを有し、他端が前
    記投入レリーズ爪の作動片と対応するよう設けら
    れたデイスチヤージレバーとを備え、 投入ばねが蓄勢された状態のまゝ回路遮断器本
    体が抽出される場合には抽出過程の主回路および
    2次断路部が断路されたテスト、断路位置間にお
    いて前記位置検出突起片により前記作動ピンを介
    してデイスチヤージレバーが前記投入レリーズ爪
    を回動してレリーズレバーとの係合が外れて投入
    ばねが釈放されることを特徴とする抽出形回路遮
    断器の投入ばね自動釈放装置。
JP5108985U 1985-04-08 1985-04-08 Expired JPH0217391Y2 (ja)

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