JPH02173174A - 濡れ色防止用塗料組成物及び仕上げ方法 - Google Patents

濡れ色防止用塗料組成物及び仕上げ方法

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JPH02173174A
JPH02173174A JP33420588A JP33420588A JPH02173174A JP H02173174 A JPH02173174 A JP H02173174A JP 33420588 A JP33420588 A JP 33420588A JP 33420588 A JP33420588 A JP 33420588A JP H02173174 A JPH02173174 A JP H02173174A
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Hisashi Suzuki
鈴木 久志
Takanori Nakashiyouya
隆典 中庄谷
Koji Hayashi
孝司 林
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Shikoku Kaken Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、多孔質基材に塗料を塗付した時に、基材表面
における屈折率の変化により、基材が濡れたような色に
なることを防止する塗料組成物とその施工方法に関する
ものである。
(従来技術) 従来、多孔質基材、即ちコンクリート、モルタル、石膏
ボード、ケイ酸カルシウム板、セメント及びプラスター
類等に各種の塗料を用いて塗装が行われている。
これらは、顔料を含み実質的に隠ぺい性を有する塗膜に
よる各種色彩仕上げと、顔料を極少量含むか全く含まず
、実質的に透明性を有する塗膜を形成し、基材の素材感
を生かす仕上げに大別される。
ここで後者の仕上げに用いられる方法としては、■アク
リル系、ウレタン系、ビニル系、フッ素系等々の溶剤可
溶型合成樹脂の透明性塗料を用いる方法。■前述■に示
した如き各種合成樹脂のエマルションタイプを用いる方
法。■下塗に■のエマルションタイプを用い、上塗に■
の合成樹脂の透明性塗料を用いる方法。■コロイド状シ
リカまたはケイ酸塩水溶液単独またはエマルションをブ
レンドした処理液を下塗りとし、同系の塗料を上塗りと
して、建材に塗装する方法等が知られている。
ここで、■の場合、塗料を塗付すると基材の表面が濡れ
た様に変色し、塗料自身の色彩を表すことができず鮮や
かさや基材の素材感が失われる。
■■のエマルションタイプを用いる場合、■に比へ濡れ
色の程度はやや優れるものの、耐候性、密着性等に問題
がある。■の場合、素地を濡れ色にさせる程度は小さい
が、上塗りに溶剤型塗料を用いた場合は下塗りを濡れ色
にするとともに耐水性、付着性に劣る。
この様に、従来のものは種々問題点があるのが現状であ
る。
これらを解決するために特開昭62−277182号公
報には、多孔性無機質建材の表面に、儀式〔D〕 : で示される有機珪素化合物および(または)その低縮合
物と、−儀式〔E〕 : (以下余白) (D) で示される有機珪素化合物および(または)その低縮合
物からなる混合物を酸触媒の存在下で加水分解した後、
アルカリ物質を用いてそのpHを7以上として縮合せし
めてなる分子末端にシラノール基を有しない有機珪素高
縮合物をバインダー成分とする浸透型無機質系塗料を下
塗りにし、その上にフン素樹脂系高重合物および(また
は)ポリウレタン樹脂をバインダー成分とする上塗り塗
料を塗付して発色せしめることを特徴とする多孔性無機
質建材の多層発色方法が示されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、特開昭62−277182号公報の方法
によると下塗りの段階ではある程度の効果があるが上塗
りで仕上げた時は濡れ色になってしまう場合があった。
これは、特開昭62−277182号公報の組成物の造
膜性が不良のため、基材への浸透硬化は良好なるも、続
く上塗り塗料の浸透による濡れ色を防ぐ程には至ってい
ないものと推察される。
本発明は、これらの問題を解決し下塗りのみならず上塗
り材で仕上げても濡れ色にならない多孔質基材の下塗り
材と、その仕上げ方法に関するものである。
(問題点を解決するための方法) 本発明では、上記のような問題点を解決するために、多
孔質建材の表面に、−儀式〔l〕 :(ただし、Xは加
水分解性基、R,、R2は水素または炭素数1−10の
アルキル基、アリール基、アラルキル基、nは12.3
の、整数である) で示される加水分解性シリル基を1分子中に少なくとも
l fil有する重量平均分子量300〜60000の
オリゴマーまたはプレポリマー(A)と−儀式(B) Si(OR)4       −・−−−・・−−−(
B)(但し、Rは炭素数1〜8のアルキル基)および/
または、−儀式(C) Rは炭素数1〜8のアルキル基、またはフェニル基) で示される有機化合物の加水分解物とを混合して下塗り
として塗付し、その上にフッ素樹脂またはポリウレタン
樹脂または(A)をバインダー成分とする上塗り塗料を
塗付した。
とりわけ(A)/ (CB)+ (C))が7/3〜2
/8の場合、それら塗料組成物を下塗りに用いた時、最
も濡れ色になりにくいことが判明した。
次に、本発明において用いられる加水分解性シリル基を
1分子中に少なくとも11[1有するオリゴマーまたは
プレポリマー(A)としては、ポリエステル、ビニル系
重合体、ジアリルフタレート化合物、ジアリルフタレー
ト系共重合体の1種または、2種以上の混合物、NGO
末端ウレタンプレポリマーが上げられる。これらは、特
開昭56−34704、特開昭60−231722の方
法で重合可能である。また、これらのうち最も好ましい
ものは、ビニル系重合体である。
一方、CB)としては、オルトメチルシリケート、オル
トエチルシリケート、オルトn−プロピルシリケート、
オルトn−ブチルシリケート、オルト2−メトキシエチ
ルシリケートおよびそれらの縮合体がある。これらのう
ち最も好ましいものは、オルトエチルシリケートおよび
その縮合物である。
さらに、(C)としては、メチルトリメトキシシラン、
メチルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラ
ン、フェニルトリエトキシシラン、イソブチルトリメト
キシシラン、デシルトリメトキシシランがある。このう
ち好ましいものは、メチルトリメトキシシラン、メチル
トリエトキシシランである。
ここで、本発明に用いるCB)および(C)の加水分解
物は、CB)および(C)にそれぞれ、INの塩酸を触
媒として0.5〜2%添加混合することで作製した。
(作用) 本発明組成物を多孔質基材に塗付した時、成分CB)、
(C)は多孔質基材中に浸透し、基材中の水分と反応し
て硬化しつつも、その官能基の一部は、成分(A)と架
橋することになる。成分(A)は、主鎖が炭素鎖であり
、このとき形成される塗膜は、基材面において平面的に
は、耐候性等に優れる合成樹脂塗膜と同様になっており
、基材内部に向かってはシロキサン結合により架橋した
樹脂が硬化し、封孔されているものと思われる。本発明
者らは、このような塗膜構造の時さらに上塗り塗料を塗
付しても濡れ色に成らないと予測し、さらに鋭意研究の
結果、(A)成分の重量平均分子量が300〜6000
0であり、(A)成分と(B)+ (C)成分の比率が
7/3〜2/8のとき、このような効果が著しいことを
発見した。本発明者らは、このように特定の成分比率に
おいて濡れ色が防止できるのは、濡れ色の原因が塗膜と
空気層との屈折率の違いに起因し、本発明における組成
物では(A)、CB)、(C)成分よりなる高分子量の
塗膜と、一部基材中の水分により硬化する比較的低分子
量のCB)、(C)成分が存在するが故に濡れ色となる
屈折率の条件を外れている為ではないかと推察している
(実施例1) ・試験体の作成方法 ■)下塗 アクリルシリコーン樹脂(YC−3623,鐘淵化学■
製)66.7重量部に対し、エチルシリケート加水分解
物(エチルシリケート加水分解物100重量部に対して
INの塩酸を1重量部添加したもの)33.3電量部を
撹拌しながら混入したものを、スプレーまたは刷毛塗り
にてフレキシブルボードに塗装した。
2)上塗り 下塗りを塗装した後、8時間、20℃にて乾燥しアクリ
ルシリコーン樹脂塗料をスプレーにて塗装した。
3)#生 上塗り塗装後1週間、20℃にて養生を行う。
実施例2〜12、比較例1〜6は表−1〜表−2の配合
比によって混合し、実施例1と同様に塗装した。
比較例7.9は浸透性撥水材(イ)、(ハ)を100重
量部刷毛塗りにてフレキシブルボードに塗付後、上塗り
は実施例1と同様に塗付した。
比較例8は浸透性治水材(ロ)2液タイプ、99重量部
にたいして1重量部の硬化材を添力旧重合した後、実施
例1と同様に上塗りを塗付した。
・試験方法 上記のごとく作成した試験体を用いて以下のように試験
を行った。
標準密着−JISに54006.15基盤目試験ののち
塗膜にセロテープを貼り、引き剥がした 後残っている基盤目数を数え、次のよ うに表した。
(残った基盤口数)/(基盤目総数) 温水浸漬後密着・−50℃の温水に488浸漬した後、
標準密着と同様の試験を行った。
温冷サイクル後−−−−20℃で3H150℃で38.
20℃の水で18)1−t−1サイクルとして10サイ
クル後標準密着と同様の試 験を行った。
水 浸 後−20°Cの水に1週間浸漬後、標準密着と
同様の試験を行った。
耐溶剤性−・塗膜にキシレンを滴下して浸透性を確認し
た。(下塗りのみで確認) 透水性−塗膜に水を滴下して浸透性を確認した。
(下塗りのみでf!認) 上塗り通性−上塗りを塗付した時の上塗りの造膜性 グレースケール−JIS L 0804の変退色用グレ
ースケールにて上塗を塗付した面と なにも塗付しない面での色調の 変化を色差で表した。
上の試験結果を表−3〜表−4に示す。
(効果) 実施例および比較例より明白なように、本発明組成物を
塗付した多孔質基材は、各種の塗膜性能試験において優
秀な結果を示すとともに、JIS  L0804の変退
色用グレースケールによって、上塗りまで塗付した面と
、なにも塗付しない面での色差も比較例に対して優れた
値を示した。
特許出願人 四国化研工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕 (ただし、Xは加水分解性基、R_1、R_2は水素ま
    たは炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アラル
    キル基、nは1、2、3の整数である) で示される加水分解性シリル基を1分子中に少なくとも
    1個有する重量平均分子量300〜60000のオリゴ
    マーまたはプレポリマー〔A〕と、一般式〔B〕 Si(OR)_4・・・〔B〕 (但し、Rは炭素数1〜8のアルキル基) および/または、一般式〔C〕 R′Si(OR)_3・・・〔C〕 (但し、R′は炭素数1〜12のアルキル基、またはフ
    ェニル基Rは炭素数1〜8のアルキル基、またはフ ェニル基) で示される有機化合物の加水分解物とを混合してなる濡
    れ色防止用塗料組成物。 (2)〔A〕/(〔B〕+〔C〕)が7/3〜2/8の
    混合比である請求項第1項記載の濡れ色防止用塗料組成
    物。 3)請求項第1項に記載の濡れ色防止用塗料組成物を下
    塗りにし、その上にフッ素樹脂またはポリウレタン樹脂
    または〔A〕をバインダー成分とする上塗り塗料を塗付
    することを特徴とする多孔性無機質建材の仕上げ方法。 (4)請求項第2項記載の濡れ色防止用塗料組成物を下
    塗りに用いた請求項第3項記載の多孔性無機質建材の仕
    上げ方法。
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