JPH02172913A - ポリプレニル系化合物含有注射剤 - Google Patents

ポリプレニル系化合物含有注射剤

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JPH02172913A
JPH02172913A JP63325360A JP32536088A JPH02172913A JP H02172913 A JPH02172913 A JP H02172913A JP 63325360 A JP63325360 A JP 63325360A JP 32536088 A JP32536088 A JP 32536088A JP H02172913 A JPH02172913 A JP H02172913A
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Katsuzo Ida
井田 勝三
Takayuki Ikeuchi
池内 孝之
Mamoru Suzuki
護 鈴木
Seiichi Araki
誠一 荒木
Katsunobu Osada
勝信 長田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリプレニル系化合物含有注射剤nは1−r
oの整数を意味する。) によって示されるポリプレニル系化合物は、ヒト又は動
物の免疫機能不全による疾患の予防、治療剤として作用
する。特に、ヒト又は動物の感染症に対する防御剤とし
てを効であり、特開昭58−206517.  同58
−225014.  同59−73513.  同59
−73533号各公報によってすでに公知であり、通常
注射剤として投与される。
ポリプレニル系化合物のうち、ポリプレニルアルコール
の注射剤はレシチンを用いた製剤(特開昭62−169
725号公報)があり、その持続性は4〜5日である。
しかし、動物用の免疫機能不全による疾病の予防治療に
は多数匹の動物へ投与する必要があり、効率化のために
より長時間の持続性を有し、かつより免疫防御効果のす
ぐれた製剤の開発が望まれる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、持続性製剤について長年にわたり鋭意検
討した結果、ポリプレニル系化合物にシクロデキストリ
ン又はその誘導体を添加して懸濁性注射剤とすることに
より、所定の持続性の向上が達成され、また、免疫防御
効果を高めることができることを見出し、本発明を完成
するに到った。
即ち、本発明は、一般式(1) nは1−10の整数を意味する。) によって示されるポリプレニル系化合物とシクロデキス
トリン又はその誘導体とを必須成分とするポリプレニル
系化合物含有注射剤を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において、ポリプレニル系化合物とは前記−触式
(1)で示される化合物であり、具体的には下記の化合
物が例示される。
ここで、nは1〜IOの整数を表わすが、好ましくは5
〜7である。
本発明におけるポリプレニル系化合物の代表的化合物を
以下に掲げるが、本発明がこれらに限定されることがな
いことはいうまでもない。
3.7.11,15.19,23.27.31−オクタ
メチル−6、10゜14、1B、22.26.30−ド
トリアコンタへブタエンl−オール(以下、化合物りと
する)。
3.7.11,15.19.23.27−へブタメチル
−2,6,10,14゜1B、22.26−オクタコサ
へブタエン−1−オール(以下、化合物Aとする)。
3.7.11,15,19.23−へキサメチル−6、
10,14,18゜22−テトラコサペンタエン−1−
オール(以下、化合物Bとする)。
3.7,11,15.19.23.27−へブタメチル
−6,10,14゜1B、 22.26−オクタコサへ
キサエン−1−オール(以下、化合物Cとする)。
6、10.14.1B、22.26−へキサメチル−5
,9,13,1?。
21 、25−へブタコサへキサエン−2−オン(以下
、化合物Eとする)。
本発明に使用するシクロデキストリンは、デンプンを酸
又はアミラーゼにより加水分解して得られるものであり
、重合度によりα−(重合度6)、β−(重合度7)、
γ−(重合度8)デキストリンがある(薬学雑誌、 1
01.857(1981)、特開昭53−31223号
公報)、また、本発明においては、シクロデキストリン
にアルキル化等の処理をしたシクロデキストリン誘導体
も用いることができる。これらのシクロデキストリン誘
導体としては、例えば、カルポキシルメチルエチルシク
ロデキストリン、ジエチルシクロデキストリンなどが挙
げられる。シクロデキストリン及びその誘導体は環状の
オリゴ糖の一種であり、分子中に疎水性の空洞をもつ単
分子的ホスト分子として、脂溶性薬物と包接化合物を生
成するものである。
本発明で用いられるシクロデキストリン又はその誘導体
の中で、特にβ−シクロデキストリン、γ−シクロデキ
ストリンが好ましい。
本発明の注射剤を製造するには、まず上記のようなポリ
プレニル系化合物をシクロデキストリン又はその誘導体
で包接化する。シクロデキストリン又はその誘導体によ
る包接化の方法としては、一般に混練法、溶解法が知ら
れているが、本発明の包接化はいずれの方法を用いても
可能である。包接化の具体例としては、ポリプレニル系
化合物とシクロデキストリン又はその誘導体を蒸留水に
加え混合し、これに他の配合成分及び蒸留水を加えて均
一に分散させる方法が挙げられる。注射剤とするには、
所定のアンブル、バイアルに充填し、滅菌すればよい。
なお、本操作を無菌下で実施すればなお好ましい。
本発明の注射剤中のポリプレニル系化合物とシクロデキ
ストリン又はその誘導体の配合量はポリプレニル系化合
物1モルに対してシクロデキストリン又はその誘導体1
〜10モルが好ましく、更に好ましくは1〜4モルであ
る。
本発明において、医療用の注射剤を製造する際には他の
配合成分として、上記必須成分の他に通常使用される補
助成分、例えば、クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウ
ムなどの緩衝剤、塩化ナトリウム、ソルビトールなどの
等張化剤、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロ
ースなどの分散剤を選択することは自由である。
本発明の注射剤は下記の実験例で示す如(、免疫防御作
用において顕著な効果を示した。
〔発明の効果〕
以下、実験例において本発明の効果を詳細に説明する。
実験例1 化合物A、C,E各2gに対して表1に示す各重量gの
β−シクロデキストリンまたはγ−シクロデキストリン
をとり混合し、蒸留水20〜5Mを加え約30分線合し
た。更にD−ソルビトール5gと蒸留水を加え100 
mとし、撹拌しながら10dアンプルに充填し更に、窒
素置換、溶閉、流通蒸気滅菌60分を行い、必要により
水中にて振盪しながら冷却して各検体を調製する。
各検体の100 sg/kgをslc:ICR雄性マウ
ス5週令(25〜30g)1群lO匹に筋肉内投与し、
7日後、14日後に大腸菌(f’5cherichia
 coli KCl4)を2.8X10” CFυ/マ
ウスに皮下接種し、感染後7日目の生残数から生残率を
求め持続性を確認した。
なお、精製大豆レシチン1.5%、グリセリン5%を用
いて超音波乳化装置にて化合物A、C1Eの各2%を乳
化分散させソルビトールにて等県北したサンプルを対照
とした。
結果を表1に示す。
表1より明らかなように本発明の注射剤は、本発明に係
るポリプレニル系化合物の生体内利用を向上させるもの
である。
実験例2 化合物C1gに対して表2に示す各重量gのβまたはT
−シクロデキストリンをとり混合し蒸留水20〜50−
を加え約30分線合する。更にD−ソルビトール5gと
蒸留水を加え100 dとし、撹拌しながら10dアン
プルに充填し、更に窒素置換、溶閉、流通蒸気滅菌60
分を行い、必要により水中にて振盪しながら冷却して各
検体を調製する。
各検体の6.25mg/kg、12.5B/kg、25
mg/kg、50mg/kg、 100 a+g/kg
をslc:IcR1jl性マウマウス5(25〜30g
)1群10匹に筋肉内投与し、24時間後に大腸菌(E
scherichia coli KC−14)を2.
8X10” CFυ/マウスに皮下接種し、感染後7臼
目の生残数からHD、。(+mg/kg)を求めた。
結果を表2に示す。
(注) 化合物Cニジクロデキストリンのモル比表2より明らか
なように本発明注射剤は、本発明に係るポリプレニル系
化合物の生体内利用を向上させるものである。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 化合物A2gとT−シクロデキストリン15gを混合し
、蒸留水50dを加え約30分量線合し、D−ソルビト
ール5g、クエン酸0.05gと蒸留水を加え100−
とじ水酸化ナトリウム水溶液にてpH7,2に調製し、
更に撹拌し均一とし、ladアンプルに充填、窒素置換
、熔閉し、流通蒸気滅菌60分を行い注射剤を得た。
実施例2 化合物B1gとβ−シクロデキストリン9gを混合し、
蒸留水30M&を加え約30分量線合し、D−ソルビト
ール5g、クエン酸0.05gと蒸留水を加え100 
dとし水酸化ナトリウム水溶液にてpH7,2に調製し
、更に撹拌し均一とし、1 ttrlアンプルに充填、
窒素置換、熔閉し、流通蒸気滅菌60分を行い注射剤を
得た。
実施例3 化合物C1gとβ−シクロデキスト9710gを混合し
、蒸留水30dを加え約30分量線合し、塩化ナトリウ
ム0.9gと蒸留水を加え100−とし撹拌し均一とし
、20dアンプルに充填、窒素置換、熔閉し、流通蒸気
滅菌60分を行い注射剤を得た。
実施例4 化合物CO,1gとβ−シクロデキストリン1゜2gを
混合し、蒸留水4−を加え約30分量線合し、D−ソル
ビトール5gと蒸留水を加え100 dとし撹拌し均一
とし、1ml!アンプルに充填、窒素置換、熔閉し、流
通蒸気滅菌60分を行い注射剤を得た。
実施例5 化合物C2gとγ−シクロデキストリン15gを混合し
、蒸留水40aeを加え約30分量線合し、D−ソルビ
トール5g、0.4%カルボキシメチルセルロース水溶
液25m1と蒸留水を加え100dとし撹拌し均一とし
、ladバイアルに充填、窒素置換、ゴム栓打栓捲き締
め、流通蒸気滅菌60分を行い注射剤を得た。
実施例6 化合物C1gとβ−シクロデキストリン7.5gを混合
し、蒸留水30dを加え約30分量線合し、D−ソルビ
トール5g、クエン酸0.05gと蒸留水を加え100
 mとし水酸化ナトリウム水溶液にてpF17.2に調
製し、更に撹拌し均一とし、1ml!アンプルに充填、
窒素置換、熔閉し、流通蒸気滅菌60分を行い注射剤を
得た。
実施例7 化合物D2gとT−シクロデキストリン12gを混合し
、蒸留水5011dlを加え約30分量線合し、D−ソ
ルビトール5g1クエン酸0.05gと蒸留水を加え1
00 dとし水酸化ナトリウム水溶液にてpH7,2に
調製し、更に撹拌し均一とし、1mlアンプルに充填、
窒素置換、熔閉し、流通蒸気滅菌60分を行い注射剤を
得た。
実施例8 化合物E1gとβ−シクロデキストリン9.5gを混合
し、蒸留水30JIIlを加え約30分量線合し、D−
ソルビトール5g、クエン酸0.05gと蒸留水を加え
100 adとし水酸化ナトリウム水溶液にてpH7,
2に調製し、更に撹拌し均一とし、1gアンプルに充填
、窒素置換、熔閉し、流通蒸気滅菌60分を行い注射剤
を得た。
実施例9 メンブランフィルタ−1高圧蒸気滅菌にてそれぞれ無菌
化した化合物C0,1gと40%β−シクロデキストリ
ン懸濁液3社を無菌操作法にて約30分線合し、更に高
圧蒸気滅菌にて無菌化した10%ソルビトール液50−
と蒸留水を加えて100−lとした後、攪拌し均一にし
て、1m1アンプルに充填、窒素置換、熔閉し、注射剤
を得た。
出願人代理人  古 谷   馨

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは式▲数式、化学式、表等があります▼で示
    される基、 式▲数式、化学式、表等があります▼で示される基、又
    は 式▲数式、化学式、表等があります▼で示される基を意
    味する。 nは1〜10の整数を意味する。) によって示されるポリプレニル系化合物とシクロデキス
    トリン又はその誘導体とを必須成分とするポリプレニル
    系化合物含有注射剤。
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WO2018164128A1 (ja) * 2017-03-07 2018-09-13 持田製薬株式会社 アルギン酸液剤

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WO2018164128A1 (ja) * 2017-03-07 2018-09-13 持田製薬株式会社 アルギン酸液剤
JPWO2018164128A1 (ja) * 2017-03-07 2020-04-16 持田製薬株式会社 アルギン酸液剤
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