JPH02172607A - 自動締付ドリルチャック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、自動締付ドリルチャックに関する。

［従来の技術］ 衝撃ドリルスピンドルにおける作動のためのドリルチャ
ックであって、チャックジョーと、このチャックジョー
をチャック軸に対して傾斜させて案内するジョー案内部
と、チャックジョーの移動のための締付ネジを担持して
いて衝撃ドリルスピンドルに回転接続して駆動される締
付ネジ部とを備え、ジョー案内部と締付ネジ部とが、互
いに反対方向に回転可能に案内されて軸方向に摩擦接続
して互いに支持されている自動締付ドリルチャックが、
未公開の西ドイツ特許出願Ｐ３７２７１４７．４及びＰ
３８０８１５５．５に示されている。

Ｐ３７２７１４７．４のドリルチャックでは、チャック
ジョーの案内方向に対して平行な円錐面を有するチャッ
ク体によって締付ネジ部が形成されており、この円錐面
上に締付ネジが形成され、この締付ネジが各チャックジ
ョーにおいて歯切列に係合している。チャック体に回転
可能に取り付けられて軸方向移動を阻止されたアダプタ
スリーブが、ジョー案内部を形成する。

締め直しの制限のための係止リングが、チャック体にお
いてバネに抗してその都度２つの終端位置の間を回転可
能かつ軸方向に移動可能に配設されている。この係止リ
ングは、バネの力を受けて、歯切を介して周方向におい
てアダプタスリーブに係合している。係止リング自身の
回転制限のためには、チャック体に固定されたストッパ
ピンが係止リングの切除部に係合する。

Ｐ３８０８１５５．５のドリルチャックでは、ジョー案
内部がチャック体によって形成されていて、締付ネジ部
を形成するアダプタスリーブがこのチャック体に回転可
能かつ軸方向に移動不能に取付けられている。アダプタ
スリーブの締付ネジは、各チャックジョーにおいて歯切
列に係合する。この場合にも、締め直し制限のためにチ
ャック体とアダプタスリーブとの間に係止リングが設け
られることがある。

［発明が解決しようとする課８］ 前記両者の場合、一体のすなわち回転運動と衝撃運動と
を同時に行なう衝撃ドリルスピンドルが、回転及び衝撃
接続して締付ネジ部に接続されている。したがって、締
付ネジ部は、衝撃ドリルスピンドルによって回転接続し
て駆動されるだけでなく軸方向の衝撃によって直接付勢
され、この衝撃はまず第一に締付ネジを介してチャック
ジョーに伝えられる。このような負荷関係であるから、
衝撃ドリリングの際の締め直し作用がジョー案内部と締
付ネジ部との間のチャックジョーの締付けをもたらし、
このドリルチャックを二度と開くことができなくなった
り、あるいは開くのが非常に難しくなったりする。

本発明の根底をなす課題は、衝撃ドリリングの際の締め
直し作用の結果として生じるチャックジョーの締付とド
リルチャックの固着とを回避するように、冒頭に説明し
たドリルチャックを構成することである。

［課題を解決するための手段とその作用］本発明によれ
ば、前記課題は、締付ネジ部が衝撃ドリルスピンドルに
対して軸方向のあそびを有し、ジョー案内部に対する衝
撃ドリルスピンドルの軸方向移動を締付ネジ部の軸方向
のあそび内に制限するストッパをジョー案内部が有する
ことによって解決される。

この構成のドリルチャックによれば、その都度まず第一
に、衝撃ドリルスピンドルの回転運動が締付ネジ部に伝
えられる一方、この衝撃ドリルスピンドルの衝撃運動が
ジョー案内部に伝えられる。したがって、衝撃インパル
スは、ジョー案内部を介して直接チャックジョーに達す
る。つまり、締付ネジ部及びその締付ネジに与えられる
衝撃インパルスは、この衝撃インパルスが締付ネジ部を
介してドリルチャックに導かれる場合とは違って著しく
わずかとなる。この違いにより、チャックジョーが締付
ネジ部とジョー案内部との間に締付けられることはない
。

したがって、締付ネジが固着することはなく、ドリルチ
ャックを締め直し状態から困難なく緩め、これを開くこ
とができる。

特に簡単な実施態様では、締付ネジ部が直接衝撃ドリル
スピンドルに接し、この衝撃ドリルスピンドルがジョー
案内部のストッパに当接する。

しかしながら、衝撃ドリルスピンドルが回転及び衝撃接
続してスピンドル接続部に固定され、このスピンドル接
続部に締付ネジ部が軸方向のあそびを伴って回転接続し
て接し、このスピンドル接続部がジョー案内部のストッ
パに当接することも好ましい。

本発明の他の実施態様によれば、ジョー案内部のストッ
パが、衝撃方向において（ドリルに向って）軸方向に、
ジョー案内部への締付ネジ部の締付摩擦接続支持位置の
前方に、できる限り大きな距離を隔てて位置する。この
距離が大きくなればなるほど、ジョー案内部から締付ネ
ジ部への前者（ジョー案内部）に対する後者（締付ネジ
部）の軸方向支持を介した衝撃インパルスの移行度合が
少なくなる。

好ましい実施態様においては、締付ネジ部が、半径方向
において、外側に位置するジョー案内部と衝撃ドリルス
ピンドル及び／又はスピンドル接続部との間に配設され
ている。この場合、ジョー案内部から締付ネジ部への衝
撃インパルスの伝達がまずジョー案内部への締付ネジ部
の軸方向の支持を介して行われて締付ネジが最初に回さ
れるので、締付ネジに与えられる衝撃が特に有効に軽減
される。

構造上の観点において特に合目的の実施態様は、締付ネ
ジ部がこれに固定された横方向ピンによりスピンドル接
続部に接続され、締付ネジ部から突出する横方向ビンの
端部が係止リングのための回転制限ストッパとして構成
されており、この係止リングは、締付ネジ部又はスピン
ドル接続部に案内されるとともに、ジョー案内部の回転
制限のために回転接続してこのジョー案内部に連結可能
であることを特徴とする。

本発明の原理は、回転だけを行なう部分例えば中空スピ
ンドルの構造部分と、衝撃作用だけを行なう部分例えば
この中空スピンドル中を走行する打撃体の構造部分との
２つの部分で構成されるハンマードリルスピンドルにお
いて作動する自動締付ドリルチャックでも、実現可能で
ある。

この場合、本発明は、ハンマードリルスピンドルにおけ
る作動のためのドリルチャックであって、チャックジョ
ーと、このチャックジョーをチャック軸に対して傾斜さ
せて案内するジョー案内部と、チャックジョーの移動の
ための締付ネジを担持する締付ネジ部とを備え、ジョー
案内部と締付ネジ部とが、互いに反対方向に回転可能に
案内されて締付摩擦接続して互いに支持されている自動
締付ドリルチャックに関する。

このようなドリルチャックでは、同様にドリル工程の際
の締め直し作用の結果として生じるチャックジョーの締
付とドリルチャックの固着とを回避するために、本発明
は、締付ネジ部が軸方向のあそびを伴ってハンマードリ
ルスピンドルの回転部に回転接続して接し、ジョー案内
部がハンマードリルスピンドルの衝撃部のための軸方向
のストッパを有する点にある。

この場合にも結果的には、衝撃負荷がシロ−案内部に最
初に伝えられ、締付ネジ部が衝撃インパルスの負荷を免
れる。したがって、ドリルチャックは固着することがな
く、締め直し状態からこれを難なく緩め、開くことがで
きる。

［実施例］ 以下、図面に描かれた実施例を用いて本発明の詳細な説
明する。

第１図〜第３図の自動締付ドリルチャックは、一体に構
成されて回転運動と衝撃運動とを同時に行なう衝撃ドリ
ルスピンドルｌにおける作動のために選定されたもので
ある。これらのドリルチャックは、チャックジョー２と
、このチャックジョーをチャック軸３に対して傾斜させ
て案内するジョー案内部４と、チャックジョー２の移動
のための締付ネジ５を担持する締付ネジ部６とを備え、
この締付ネジ部が回転接続により衝撃ドリルスピンドル
ｌで駆動される。ジョー案内部４と締付ネジ部６とは、
互いに反対方向に回転可能に接して案内されていて、そ
れぞれ７の位置において軸方向に摩擦接続して対向支持
されている。この摩擦接続支持７は、チャックジョー２
の締付の際に生じる締付ネジ部６への反力をジョー案内
部４に対して緩衝するのに役立ち、この結果、締付力よ
り生じる締付ネジ部６とジョー案内部４との間の摩擦接
続が閉成され得る。

詳細には、第１図及び第２図のドリルチャックでは円錐
面を有するチャック体によって締付ネジ部６が形成され
ており、この円錐面は、チャック軸３に対して傾斜する
チャックジョー２の案内方向に対して平行である。この
円錐面上に締付ネジ５が形成され、この締付ネジが各チ
ャックジ５１−２において横方向の歯切と係合している
。チャック体に回転可能に取り付けられたアダプタスリ
ーブが案内溝を備えるジョー案内部４を形成していて、
この案内溝中にチャックジョー２が移動可能に案内され
ている。締め直しの制限のための係止リング８が、締付
ネジ部Ｂにおいてバネ９に抗してその都度２つの終端位
置の間を回転可能かつ軸方向に移動可能に配設されてい
る。この係止リング８は、バネの力を受けて、歯切１０
を介して周方向においてジョー案内部４に係合している
。

第３図のドリルチャックでは、ジョー案内部４がチャッ
ク体によって形成されており、締付ネジ部６を形成する
アダプタスリーブが回転可能にこのチャック体に取付け
られている。更に、アダプタスリーブの締付ネジ５が各
チャックジｇ　２において歯切列に係合している。また
同図には描かれていないが、第１図及び第２図の場合と
同様にこの場合にも、チャック体とアダプタスリーブと
の間に締め直し作用の制限のために係止リングが配設さ
れている。

締付ネジ部６は、衝撃ドリルスピンドルｌに対して軸方
向のあそびを有する。このために、第３図の実施例では
衝撃ドリルスピンドル１中に横方向ピン１１が設けられ
ていて、このビンが締付ネジ部６の切除部１２に係合す
る。この切除部は、周方向では衝撃ドリルスピンドル１
によるジョー案内部６の駆動を確実にする一方、軸方向
では横方向ピン１１の直径より大きな寸法を有し、この
横方向ピン１１は、衝撃ドリルスピンドルｔの所望の軸
方向のあそびだけ締付ネジ部に対して切除部１２中を移
動することができる。

これに対して第１図及び第２図の実施例では、衝撃ドリ
ルスピンドルｌが回転及び衝撃接続してスピンドル接続
部１３に固定され、このスピンドル接続部に締付ネジ部
６が軸方向のあそびを伴って回転接続して接する。締付
ネジ部８とスピンドル接続部１３との間の接続は、横方
向ビン１４を用いて行われる。この横方向ビン１４は、
締付ネジ部６に固定されていて、横方向ビン１４の直径
より大きな軸方向寸法を有する切除部１５においてスピ
ンドル接続部１３に係合し、この結果、ここにも所望の
軸方向のあそびが存在する一方、回転方向ではスピンド
ル接続部１３による締付ネジ部６の摩擦及び形状接続駆
動が行われる。締付ネジ部６から突出する横方向ビン１
４の端部は、係止リング８のための回転制限ストッパと
してのはたらきを有する。ただし、係止リング８は、本
実施例では締付ネジ部Ｂに案内されるが、スピンドル接
続部１３に直接案内されても良く、ジョー案内部４の回
転制限のために既に詳細に説明した方法で回転接続して
このジョー案内部に連結可能である。

以上、全ての実施例において更にジョー案内部４がスト
ッパ１６を有しており、このストッパは、ジョー案内部
４に対する衝撃ドリルスピンドルｌの軸方向移動を、締
付ネジ部６がこの衝撃ドリルスピンドル１に対して有す
る軸方向のあそび内に制限する。第３図の実施例では、
締付ネジ部６が直接衝撃ドリルスピンドルｌに接し、こ
の衝撃ドリルスピンドルがジョー案内部４のストッパ１
Ｂに当接する。これに対して第１図及び第２図の実施例
では、締付ネジ部６が所望の軸方向のあそびを伴ってス
ピンドル接続部１３に回転接続して接し、このスピンド
ル接続部がジョー案内部４のストッパ１６に当接する。

この際、締付ネジ部６が、半径方向において外側に位置
するジョー案内部４と内側に位置するスピンドル接続部
１３との間に配設されている。したがって、衝撃インパ
ルスは、スピンドル接続部１３からストッパ１６を介し
てジョー案内部４に直接伝わり、ここから締付ネジ５の
回転のもとに位置７におけるジョー案内部４の軸方向の
支持を介して締付ネジ部６に伝わる。つまり、締付ネジ
５に与えられる衝撃インパルスが特に有効に軽減される
。

更に、第１図及び第２図の実施例では、ジョー案内部４
におけるストッパ１６が、衝撃方向すなわち不図示のド
リルに向かう方向において、ジョー案内部４への締付ネ
ジ部６の締付摩擦接続支持位置７の軸方向はるか前方に
位置している。この距離が大きくなればなるほど、ジョ
ー案内部４と締付ネジ部６との間の軸方向支持７を介し
たジョー案内部４から締付ネジ部６への衝撃インパルス
エネルギーの直接伝達がわずかとなる。

締付ネジ部６と衝撃ドリルスピンドル１及び／又はスピ
ンドル接続部１′３との間に軸方向のあそびを設けてい
るので、衝撃ドリルスピンドル１の衝撃運動がジョー案
内部４に直接伝えられる。一方、衝撃ドリルスピンドル
１の回転運動は、締付ネジ部Ｂに伝わる。したがって、
衝撃インパルスは、ジョー案内部４を介して直接チャッ
クジョー２に伝わる。つまり、締付ネジ部８及び締付ネ
ジ５自体は衝撃インパルスをあまり受けないことになり
、この結果、チャックジ１３−２が締付ネジ部６とジョ
ー案内部４との間に締付けられることはない。

第４図は、中空シャフトの形のスピンドル回転部１°と
、この中空シャフト中に軸方向に移動可能に案内された
打撃体の形のスピンドル衝撃部１′とからなるハンマー
ドリルスピンドルにおける作動のための自動締付ドリル
チャックを示す。この場合にも、チャックジー３−２が
チャック軸３に対して傾斜してジョー案内部４中に案内
されている。また、チャックジョー２の移動のために、
締付ネジ部６に設けられた締付ネジ５が働く。ジョー案
内部４と締付ネジ部６とは、互いに反対方向に回転可能
に案内されていて、位置７において締付摩擦接続して軸
方向に互いに対向して支持されている。締付ネジ部６は
、軸方向のあそびを伴ってハンマードリルスピンドルの
回転部１“に回転接続して接する。このために、スピン
ドル回転部１°の切除部１７中に連結球１８が嵌込まれ
ていて、この連結球が締付ネジ部６の対応する切除部Ｉ
９に係合する。ただし、これらの受入部の軸方向寸法は
球直径に比べて大きく、締付ネジ部６はハンマードリル
スピンドルの回転部ｌ°に接しながら軸方向に移動する
ことができる。この場合にも、ジョー案内部４が軸方向
のストッパ１６を有していて、このストッパにハンマー
ドリルスピンドルの衝撃部ｌ”が当接する。また、衝撃
応力がジョー案内部４に直接像わり、締付ネジ部Ｂは、
軸方向においてスピンドル回転部ｌ゛に接続されている
ために衝撃応力を免れる。

［発明の効果］ 以上に説明したように、本発明に係る自動締付ドリルチ
ャックは、締付ネジ部が衝撃ドリルスピンドルに対して
軸方向のあそびを有し、ジョー案内部に対する衝撃ドリ
ルスピンドルの軸方向移動を締付ネジ部の軸方向のあそ
び内に制限するストッパをジョー案内部が有する。ある
いは、締付ネジ部が軸方向のあそびを伴ってハンマード
リルスピンドルの回転部に回転接続して接し、ジョー案
内部がハンマードリルスピンドルの衝撃部のための軸方
向のストッパを有する。したがって、本発明によれば、
衝撃ドリリングの際の締め直し作用の結果として生じる
チャックジョーの締付とドリルチャックの固着とを回避
することかできる。

［要　約コ 本ドリルチャックは、チャックジョー（２）と、このチ
ャックジョーをチャック軸（３）に対して傾斜させて案
内するジョー案内部（４）と、チャックジョー（２）の
移動のための締付ネジ（５）を担持していて衝撃ドリル
スピンドル（１）に回転接続して駆動される締付ネジ部
（６）とを備え、ジョー案内部（４）と締付ネジ部（６
）とが、互いに反対方向に回転可能に案内されて位置（
７）において軸方向に摩擦接続して互いに支持されてい
る。しかも、締付ネジ部（６）は衝撃ドリルスピンドル
（１）に対して軸方向のあそびを、ジョー案内部（４）
はストッパ（１Ｂ）をそれぞれ有し、このストッパがジ
ョー案内部（４）に対する衝撃ドリルスピンドル（１）
の軸方向移動を締付ネジ部（６）の軸方向のあそび内に
制限する。

（第１図） 符号の説明 ■・・・衝撃ドリルスピンドル、１°・・・ハンマート
リルスピンドルの回転部、■“・・・ハンマードリルス
ピンドルの衝撃部、２・・・チャックジョー３・・・チ
ャック軸、４・・・ジョー案内部、５・・・締付ネジ、
Ｂ・・・締付ネジ部、７・・・締付摩擦接続支持位置、
８・・・係止リング、１３・・・スピンドル接続部、１
４・・・横方向ピン、１６・・・ストッパ。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例に係るドリルチャックの縦方
向半断面図、 第２図は、第１図のドリルチャックの■−■断面図、 第３図は、本発明の他の実施例に係るドリルチャックの
縦断面図、 第４図は、本発明の更に他の実施例に係るドリルチャッ
クの縦断面図である。 特許出願人　ギュンタ　ホルスト　ロエーム１Ｇ、　１ ＦＩＧ、　２ ＦＩＧ、　３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、衝撃ドリルスピンドル（１）における作動のための
   ドリルチャックであって、チャックジョー（２）と、こ
   のチャックジョー（２）をチャック軸（３）に対して傾
   斜させて案内するジョー案内部（４）と、チャックジョ
   ー（２）の移動のための締付ネジ（５）を担持していて
   衝撃ドリルスピンドル（１）に回転接続して駆動される
   締付ネジ部（６）とを備え、ジョー案内部（４）と締付
   ネジ部（６）とが、互いに反対方向に回転可能に案内さ
   れて軸方向に摩擦接続して互いに支持されている自動締
   付ドリルチャックにおいて、 締付ネジ部（６）が衝撃ドリルスピンドル（１）に対し
   て軸方向のあそびを有し、ジョー案内部（４）に対する
   衝撃ドリルスピンドル（１）の軸方向移動を締付ネジ部
   （６）の軸方向のあそび内に制限するストッパ（１６）
   をジョー案内部（４）が有することを特徴とする自動締
   付ドリルチャック。 ２、締付ネジ部（６）が直接衝撃ドリルスピンドル（１
   ）に接し、この衝撃ドリルスピンドルがジョー案内部（
   ４）のストッパ（１６）に当接することを特徴とする請
   求項１記載の自動締付ドリルチャック。 ３、衝撃ドリルスピンドル（１）が回転及び衝撃接続し
   てスピンドル接続部（１３）に固定され、このスピンド
   ル接続部に締付ネジ部（６）が軸方向のあそびを伴って
   回転接続して接し、このスピンドル接続部がジョー案内
   部（４）のストッパ（１６）に当接することを特徴とす
   る請求項１記載の自動締付ドリルチャック。 ４、ジョー案内部（４）のストッパ（１６）が、衝撃方
   向において（ドリルに向って）軸方向に、ジョー案内部
   （６）への締付ネジ部（４）の締付摩擦接続支持位置（
   ７）の前方に、できる限り大きな距離を隔てて位置する
   ことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の
   自動締付ドリルチヤツク。 ５、締付ネジ部（６）が、半径方向において、外側に位
   置するジョー案内部（４）と衝撃ドリルスピンドル（１
   ）及び／又はスピンドル接続部（１３）との間に配設さ
   れていることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項
   に記載の自動締付ドリルチャック。 ６、締付ネジ部（６）がこれに固定された横方向ピン（
   １４）によりスピンドル接続部（１３）に接続され、締
   付ネジ部（６）から突出する横方向ピン（１４）の端部
   が係止リング（８）のための回転制限ストッパとして構
   成されており、この係止リングは、締付ネジ部（６）又
   はスピンドル接続部（１３）に案内されるとともに、ジ
   ョー案内部（４）の回転制限のために回転接続してこの
   ジョー案内部に連結可能であることを特徴とする請求項
   ３及び５に記載の自動締付ドリルチャック。 ７、ハンマードリルスピンドルにおける作動のためのド
   リルチャックであって、チャックジョー（２）と、この
   チャックジョー（２）をチャック軸（３）に対して傾斜
   させて案内するジョー案内部（４）と、チャックジョー
   （２）の移動のための締付ネジ（５）を担持する締付ネ
   ジ部（６）とを備え、ジョー案内部（４）と締付ネジ部
   （６）とが、互いに反対方向に回転可能に案内されて締
   付摩擦接続して互いに支持されている自動締付ドリルチ
   ャックにおいて、 締付ネジ部（６）が軸方向のあそびを伴ってハンマード
   リルスピンドルの回転部（１’）に回転接続して接し、
   ジョー案内部（４）がハンマードリルスピンドルの衝撃
   部（１”）のための軸方向のストッパ（１６）を有する
   ことを特徴とする自動締付ドリルチャック。