JPH0217235Y2 - - Google Patents

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JPH0217235Y2
JPH0217235Y2 JP9576787U JP9576787U JPH0217235Y2 JP H0217235 Y2 JPH0217235 Y2 JP H0217235Y2 JP 9576787 U JP9576787 U JP 9576787U JP 9576787 U JP9576787 U JP 9576787U JP H0217235 Y2 JPH0217235 Y2 JP H0217235Y2
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JP
Japan
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pawl
frame
ratchet
prevention
reversal
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JP9576787U
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JPS64748U (ja
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  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラチエツト機構を利用してロープを
引つ張ることによりトラツク、貨車、船舶等に積
載した荷物を結束するための荷締め機に関するも
のである。
〔従来の技術〕
ラチエツト機構を利用した従来の荷締め機とし
て第6図に示されるような構成のものがある。
これは、ドラム軸52にラチエツト54が一体
に取付けられていると共に、このドラム軸52に
門形の作動枠56の両下端部が回動自在に枢着さ
れ、この作動枠56にラチエツト54と係合する
送り爪58が回動自在に取付けられている。
この送り爪58は回動軸60を中心にして回動
し、回動軸60の軸心に対して爪体58aとほぼ
反対の部分に逆転防止解除用突起62が突設され
ている。尚、作動枠56に固定した筒体64に圧
縮スプリング(図示せず)が内装され、この圧縮
スプリングとロツド66との作用によつて送り爪
58は、ラチエツト54と係合する方向に常時付
勢されている。
一方、枠状本体68に逆転防止爪70が回動軸
72を中心にして回動自在に取付けられ、逆転防
止爪70は、回動軸72に巻回したコイルスプリ
ング(図示せず)の復元力によつてラチエツト5
4の側に付勢されており、この付勢力によつて逆
転防止爪70の爪体70aとラチエツト54とは
常時係合している。これにより、ラチエツト54
の逆転を防止している。
ロープ74を引つ張つて積荷を締めるには、第
6図に示されるように、ラチエツト54と送り爪
58の爪体58aとが係合した状態で作動枠56
を矢印S方向に押し倒す。また、ラチエツト54
の逆転防止を解除してロープ74を緩めるには、
第7図に示されるように、作動枠56を反巻取り
方向Tに最大限に回動させて引き起すと、送り爪
58に一体に設けた逆転防止解除用突起62が、
逆転防止爪70に一体に設けた突起76に当接し
て、該逆転防止爪70が付勢方向と反対の方向に
回動され、ラチエツト54と逆転防止爪70の爪
体70aとの係合が解かれてラチエツト54は逆
転可能となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のラチエツト機構を利用した荷締め機はこ
のような構成を有するので、作動枠56の押し倒
し及び引き起しを反復してロープ74を巻取る場
合において、次のような問題が生ずる。
即ち、作動枠56を最大限に引き起すと、送り
爪58に一体に設けた逆転防止解除用突起62に
より逆転防止爪70が回動されてラチエツト54
との係合が解かれてロープ74が緩んでしまうの
で、逆転防止解除用突起62と逆転防止爪70に
一体に設けた突起76とが当接しないように手加
減してゆつくりと作動枠56を引き起さねばなら
ない。
このように、作動枠56を引き起す場合に逆転
防止爪70を回動させてロープ74を緩めてしま
という危険が常にあると共に、この危険を防止し
ようとすると作動枠56の引き起し操作を遅くし
なければならないという問題があつた。
本考案は、ラチエツト機構を利用した従来の荷
締め機の有するこのような問題点に鑑み、作動枠
を引き起す場合に逆転防止爪を回動させてロープ
を緩めてしまう恐れが全くないようにすることを
目的としてなされたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、枠状本体にドラムを回転自在に支承
し、ドラム軸における枠状本体から突出した部分
にラチエツトを一体に取付け、門形の作動枠の両
作動板を枠状本体の外側に配置して該作動板の下
端部をドラム軸に枢着し、作動枠の作動板にラチ
エツトと係合する送り爪を回動自在に取付けると
共に、付勢力によりラチエツトと常時係合して該
ラチエツトの逆転を防止するための逆転防止爪を
枠状本体に回動自在に取付けた構成の荷締め機に
おいて、前記逆転防止爪を付勢力と反対の方向に
回動させるための逆転防止解除用突起を前記送り
爪に一体に設けると共に、送り爪と逆転防止爪と
の相対形状を、作動枠を反巻取り方向に最大限に
引き起して送り爪が逆転防止爪に当接した状態に
おいて逆転防止爪が付勢方向と反対の方向に回動
されないような形状に定めたことを要旨とするも
のである。
〔考案の作用〕
逆転防止を解除してロープを緩める場合には、
まず送り爪を反転させ、この状態で作動枠を反巻
取り方向に引き起すと、送り爪に一体に設けた逆
転防止解除用突起により逆転防止爪が付勢方向と
反対の方向に回動され、これにより逆転防止爪と
ラチエツトとの係合が解かれてロープが緩む。
送り爪の爪体とラチエツトとが係合しているロ
ープの巻取り状態においては、作動枠を反巻取り
方向に回動させて最大限に引き起しても逆転防止
解除用突起は逆転防止爪に当接せず、送り爪の他
の部分が逆転防止爪に当接し、しかも当接時に送
り爪が逆転防止爪に及ぼす力は、逆転防止爪に対
しては該逆転防止爪を付勢方向に回動させるモー
メントとして作用する。このため、作動枠を思い
切り最大限まで引き起すことができる。
〔実施例〕
第1図ないし第5図に本考案に係わる荷締め機
が示されている。
第1図ないし第3図において、枠状本体2には
ドラム軸4を介してドラム6が回転自在に支承さ
れ、このドラム軸4の両端部分は枠状本体2から
突出している。ドラム軸4における枠状本体2か
ら突出した部分にラチエツト8が一体に設けられ
ている。ハンドル10が一体に取付けられた門形
の作動枠12の両作動板14が枠状本体2の外側
に配置され、両作動板14の下端部はドラム軸4
に対して自由に回動するように該ドラム軸4に枢
着されている。作動枠12の一方の作動板14と
枠状本体2との間にラチエツト8が配置されてい
る。
作動枠12の一方の作動板14の内側には、ラ
チエツト8と係合する送り爪16が回動軸18を
中心に回動するように取付けられている。送り爪
16には、ラチエツト8と係合する爪体20と、
逆転防止解除用突起22と、空振防止用突起24
とがそれぞれ設けられている。
この送り爪16は、ほぼ正三角形の各頂点の部
分に爪体20、逆転防止解除用突起22と、空振
防止用突起24がそれぞれ設けられた形状であ
り、空振防止用突起24に近接した部分が回動軸
18に支持されている。よつて、送り爪16の重
心は、爪体20と逆転防止解除用突起22とが設
けられた側にあり、回動軸18の軸心に対して大
きく偏位している。このため第2図に示されるよ
うな巻取り状態においては、送り爪16は自重の
作用によつてその爪体20とラチエツト8とが係
合する方向に回動する。
枠状本体2にはラチエツト8と係合して該ラチ
エツト8の逆転を防止するための逆転防止爪26
が回動軸28を中心に回動するように取付けられ
ていると共に、この逆転防止爪26は枠状本体2
に設けられた圧縮スプリング30の復元力によつ
てラチエツト8の方向に付勢されている。逆転防
止爪26には、ラチエツト8と係合する爪体32
と、回動用突起34とが設けられている。
尚、図中36,38は、それぞれドラム6に巻
取られるロープ、チエーンを示す。
そして、第1図に示されるようにロープ36の
次の巻取りを行うために作動枠12を反巻取り方
向Pに回動させて引き起すと、送り爪16に設け
られた空振防止用突起24が逆転防止爪26の当
接面26aに最初に当接し、これにより第2図に
示されるように送り爪16は矢印Q方向に僅かに
回動して爪体20がラチエツト8の歯の間に確実
に入り込む。作動枠12を最大限に引き起した状
態においては、送り爪16に設けられた逆転防止
解除用突起22と逆転防止爪26に設けられた回
動用突起34とは当接せず、しかも空振防止用突
起24が逆転防止爪26に当接する際に該逆転防
止爪26に及ぼす力は、逆転防止爪26に対して
は該逆転防止爪26を付勢方向に回動させるモー
メントとして作用するので、逆転防止爪26とラ
チエツト8との係合が解かれることはない。この
状態で、作動枠12を巻取り方向Rに押し倒すと
所定長さのロープ36がドラム6に巻取られる。
また、逆転防止爪26とラチエツト8との係合
を解いてロープ36を緩めるには、まず第4図に
示されるように引き起し端以外の部分において送
り爪16を反転させ、この状態で作動枠12を反
巻取り方向Pに引き起すと、第5図に示されるよ
うに送り爪16に設けた逆転防止解除用突起22
が逆転防止爪26に設けた回動用突起34に当接
し、逆転防止爪26が圧縮スプリング30の復元
力に抗して付勢方向と反対の方向に回動されてラ
チエツト8との係合が解かれる。これにより、ラ
チエツト8は逆転可能となつてドラム6に巻取ら
れたロープ36が巻戻されて緩む。
〔考案の効果〕
本考案によれば、作動枠を最大限に引き起して
も送り爪によつて逆転防止爪が付勢方向と反対の
方向に回動される恐れは全くないので、作動枠を
思い切り引き起すことが可能となる。
この結果、作動枠の押し倒し、及び引き起し操
作を速く行うことができ、ひいてはロープ締めの
作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、本考案に係わる荷締め
機を説明するための図であつて、第1図は、作動
枠12を最大限に引き起す直前の状態の荷締め機
の側面図、第2図は、作動枠12を最大限に引き
起した状態の荷締め機の側面図、第3図は、同じ
く平面図、第4図は、送り爪16を反転させた状
態の荷締め機の側面図、第5図は、ラチエツト8
の逆転防止を解除した状態の側面図である。第6
図及び第7図は、従来の荷締め機を説明するため
の図であり、それぞれロープ74を巻取つている
状態及びラチエツト54の逆転を解除した状態の
側面図である。 主要部分の符号の説明、2:枠状本体、4:ド
ラム軸、6:ドラム、8:ラチエツト、12:作
動枠、14:作動板、16:送り爪、18:送り
爪の回動軸、20:送り爪の爪体、22:逆転防
止解除用突起、26:逆転防止爪、28:逆転防
止爪の回動軸、32:逆転防止爪の爪体、34:
逆転防止爪の回動用突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 枠状本体にドラムを回転自在に支承し、ドラム
    軸における枠状本体から突出した部分にラチエツ
    トを一体に取付け、門形の作動枠の両作動板を枠
    状本体の外側に配置して該作動板の下端部をドラ
    ム軸に枢着し、作動枠の作動板にラチエツトと係
    合する送り爪を回動自在に取付けると共に、付勢
    力によりラチエツトと常時係合して該ラチエツト
    の逆転を防止するための逆転防止爪を枠状本体に
    回動自在に取付けた構成の荷締め機において、 前記逆転防止爪を付勢力と反対の方向に回動さ
    せるための逆転防止解除用突起を前記送り爪に一
    体に設けると共に、送り爪と逆転防止爪との相対
    形状を、作動枠を反巻取り方向に最大限に引き起
    して送り爪が逆転防止爪に当接した状態において
    逆転防止爪が付勢方向と反対の方向に回動されな
    いような形状に定め、送り爪を反転させた状態で
    作動枠を反巻取り方向に引き起して逆転防止解除
    用突起により逆転防止爪を付勢方向と反対の方向
    に回動させることによりラチエツトの逆転防止を
    解除するようにしたことを特徴とする荷締め機。
JP9576787U 1987-06-22 1987-06-22 Expired JPH0217235Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9576787U JPH0217235Y2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9576787U JPH0217235Y2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22

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Publication Number Publication Date
JPS64748U JPS64748U (ja) 1989-01-05
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JP9576787U Expired JPH0217235Y2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0751882Y2 (ja) * 1993-06-02 1995-11-29 有限会社オノザト 植物栽培用土の充填装置

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JPS64748U (ja) 1989-01-05

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