JPH0217101A - ドライフラワの製造および保存方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ドライフラワの製造・保存方法に関するもの
である。

［従来の技術Ｊ 近年、インテリアには、現代生活に適合する様々なもの
が要求されており、多様性、装飾性は益々高まっている
。一方、多様性が向上すると、インテリア自体が持つ顕
著性が稀釈されてしまい、購買力が低下してしまった。

このような状況の中で、最近では、ナチュラルなものを
志向する消費者が多く、特に、インテリアとしてのドラ
イフラワが注目されている。

以下、ドライフラワの製造および保存方法の従来技術を
記述する。

ドライフラワを製造するためには、生花を充分乾燥させ
なければならないが、そのために、シリカゲル中に埋め
て脱水作用を起こさせたり、さらに、短時間で乾燥させ
るために、遠赤外線などによって加熱する方法が採用さ
゛れている。

このようにして作られたドライフラワは、このままの状
態で飾っておくと、９気中で乾燥が進み、完全に子細び
て風化してしまう。そこで、ドライフラワに保存液とし
てニスなどの透明な塗料が塗布されることが知られてい
る。

従来より、ドライフラワに保存液を塗イ■する方法とし
ては、スプレによって保存液を吹付（プたすする方法（
第２図）や、濃度の高い保存液に浸漬する方法（第３図
）が行なわれていた。

し発明が解決しようとする課題」 しかしながら、以上のような保存方法においては、次に
挙げるような課題が指摘されていた。

すなわち、保存液を噴射する場合、対象となる花の形状
が複雑だったり、花びらが入組んだりしていると、保存
液が届かない部分が残ってしまい、葉や花びらの部分に
皺が生じてしまった。しかも、スプレの噴射力によって
花びらなどの柔かい部分が変形してしまう恐れもあった
。

一方、上記のような課題を解決するために、乾燥したド
ライフラワを保存液中に浸漬する方法が提案されている
のだが、この場合、保存液が花全体に付着するよう粘性
を有する程の濃い保存液が用いられている。これだと保
存液が付着しすぎて、花びらなどの端部に厚く溜ってし
まい、花が持つ自然の風相を損ねてしまっていた。

以上のように、従来技術においては、保存液が、塗られ
ていない部分が残ったり、反対に、付着しずぎたりして
問題となっていた。

本発明は、上記のような課題を解決するために提案され
たものであり、その目的は、保存液が充分に塗布され、
且つ、自然の風相に近い美しいドライフラワを作り、長
時間その状態で保存できる優れたドライフラワの製造お
よび保存方法を提供することである。

［課題を解決するための手段］ 以上のような課題を解決するために、本発明のドライフ
ラワの製造および保存方法においては、ドライフラワを
一定時間内、粘性が低い保存液中に浸漬しておぎ、ドラ
イフラワに保存液を浸透させつつ、塗イトすることを特
徴とする。

［作　用］ 以上のような構成を有する本発明の作用は、次の通りで
ある。

すなわち、ドライフラワが保存液に浸漬されるため、花
の形状が複雑でも、保存液が付着していない部分が残る
ということがない。しかも、保存液は、温度か低く、粘
性がほとんどないため、水切れも良く、且つ、ドライフ
ラワに付着しプぎないため、花びらなどの端部に厚く溜
らることかなく、花が持つ自然の風相を残したままドラ
イフラワとするごとが可能である。

また、ドライフラワには、保存液中に浸漬されている一
定時間の間に保存液が染込むため、保存液の濃度が低く
とも、充分にドライフラワを保護づ−ることが出来る。

［実施例］ 以上説明した本発明の一実施例を具体的に説明する。

＊実施例の構成 ■第１工程 第１図に示すように、ドライフラワにする生花１を粒状
のシリカゲル２が満たされた脱水槽３中に置き、生花１
の周囲にまんべんなくシリカゲル２が来るように埋め、
１日半の間、寝かせておく。

同時に、その間、遠赤外線によって６０度に加熱し続【
プる。

■第２工程 第１工程によって充分乾燥した生花１は、ドライフラワ
４となり、脱水槽３から取出される。そして、このドラ
イフラワ４は、搬送手段７によって、花４ａの部分を下
にして、保存液５が入った保存液槽６上に運ばれる。

ところで、保存液５は、床用ニスなどに使用される油変
性ポリウレタン樹脂塗料と石油系炭化水素などを成分と
する溶剤を７：３の割合で配合して作られている。従っ
て、この保存液５は、かなり低い濃度を有しており、粘
性を有するには至っていない。

なお、保存液５は、配合される際、塗料および溶剤が約
３０度の温度で渇せんされつつ混合され、その後、冷却
されてから使用されるようになっている。

このようにして作られた保存液５中にドライフラワ４は
、３分間浸漬され、その間に、保存液５は、ドライフラ
ワ４中に浸透していく。

■第３工程 ざらに、第２工程を通じて保存液５が付着・浸透したド
ライフラワ４は、搬送手段７によって保存液槽６から静
かに引上げられ、乾燥室８に運ばれて、ここで余分な保
存液５を下方に落し乾かされる。また、乾燥室８の床部
には、落下した保存）疫５を回収する排水口９が設置さ
れている。

本実施例の作用 以上のような構成を右する本実施例の作用は次の通りで
ある。

ずなわら、ドライフラワ４が保存ｆｉ５に浸漬されるた
め、保存液５が塗られていない部分が残るということが
ない。しかも、保存液５は、粘性がほとんどないため、
ドライフラワ４に付着しすぎるということがなく、花び
らなどの端部に厚く溜らず、花か持つ自然の凪相をその
まま残すことが可能でおる。

また、ドライフラワ４には、保存液５中に浸漬されてい
る３分程の間に保存液５が染込むため、保存液５の淵１
哀か低くとも、充分にドライフラワ４を保護することが
出来る。

しかも、本実施例によれば、搬送手段７によって、ドラ
イフラワ４が、脱水槽３、保存液槽６および乾燥下８に
順次運ばれるため、流れ作業に適し、大ｍ生産を行うこ
とが出来る。さらに、乾燥下８には、排水口９が形成さ
れているため、保存液５を回収することができ、効率良
く、再利用出来る。

＊他の実施例 なお、本発明は、以上のような実施例に限定されるもの
ではなく、保存液の濃度は、水切れが良く、粘性が低け
ればよく、また、保存液への浸漬時間も、保存液の濃度
、ドライフラワにする生花の種類に応じて、適宜変更可
能である。

［発明の効果１ 以上述べたとおり、本発明のドライフラワの製造および
保存方法によれば、ドライフラワを一定時間内、粘性が
低い保存液中に浸漬しておき、ドライフラワに保存液を
浸透させつつ、塗布するという簡単な方法によって、保
存液が充分に塗イ［され、且つ、自然の１血相に近い美
しいドライフラワを作り、しかも、その状態で長時間保
存できる浸れたドライフラワの製造および保存方法を提
供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本実施例の工程説明図、第２図および第３図
は従来技術の工程説明図である。 １・・・生花、２・・・シリカゲル、３・・・脱水槽、
４・・・ドライフラワ、５・・・保存液、６・・・保存
液槽、７・・・搬送手段、８・・・乾燥下、９・・・排
水口。 留 図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 生花を乾燥させて作られるドライフラワを一定時間内、
   粘性が低い保存液中に浸漬しておき、ドライフラワに保
   存液を浸透させつつ、塗布することを特徴とするドライ
   フラワの製造および保存方法。