JPH02170705A - 位相検出器 - Google Patents

位相検出器

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JPH02170705A
JPH02170705A JP1279592A JP27959289A JPH02170705A JP H02170705 A JPH02170705 A JP H02170705A JP 1279592 A JP1279592 A JP 1279592A JP 27959289 A JP27959289 A JP 27959289A JP H02170705 A JPH02170705 A JP H02170705A
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    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、無線周波回路測定用の位相検出器に関するも
のである。
[発明の技術的背景及びその問題点] 最も一般的な無線周波(RF)位相検出器は、二重平衡
型混合器(double balanced m1xe
r)である。二重平衡型混合器は、無線周波数(RF)
ボート、局部発振器(LO)ポートおよび中間周波数(
IP)ポートを有している。これら3つのボートのイン
ピーダンスは、50オームである。この混合器は、和の
出力および差の出力の両者を生じる。この和の出力は、
差の出力のみが残るように、フィルタ処理によって除去
される。理想的な混合器の差の出力は、LO周波数とR
F周波数との位相差の余弦である。混合器の位相スロー
プは、IF電力出力の関数である。余弦波の微分は正弦
波であるので、正弦波のピーク電圧は、出力がゼロ・ボ
ルトであるときの位相スロープ(ボルト/ラジアン)に
等しい。たとえば、混合器のIF比出力おけるゼロdB
mは50オームにかかる0、316ボルト・ピークの正
弦波に等しく、かつ位相スロープはゼロボルト出力にお
いて0.316ボルト/ラジびLO電力並びに混合器の
変換損失の関数である。
変換損失は、RF電力とIF電力との間の差である。通
常の場合LO電力はRF電力よりはるかに大であり、こ
のことが最小変換損失を付与する。
混合器の通常の変換損失は、6dBと9dBの間で変動
する。3dBの変換損失は、フィルタ処理される和の出
力の損失電力によるものである。残りの変換損失は、混
合器内の諸損失およびスイッチング・ダイオードの効率
によるものである。RF電力をこれがLO電力に等しく
なるまで増大させることによってIP電力および位相ス
ロープが増大し、変換損失はより低くなる。
LOボートおよびRFポートにおける電力が等しい状態
では、出力は余弦波ではなく三角波に近づく。位相検出
器の変換損失の一貫した定義を維持するために、位相ス
ロープ、IFボート・ソース抵抗、RF電力およびRF
ソース抵抗によってしてRFソース抵抗をRrに等しく
すると、変換損失は、 す、50オーム負荷抵抗に終端されたとき、測定された
電圧の2倍である。RFおよびLO源に逆参照される位
相検出器の単側波帯位相ノイズは、たがって、50オー
ムで終端される0、5ボルト/う力よりもはるかに小で
ある場合に一貫性がある。
RF電力レベルとLO電力レベルとが等しい場合の混合
器に関する変換損失は、一般的に12dB〜15dBで
ある。たとえば、RFポートおよびLOボートに対する
+20dBmの電力を有する典型的な高レベル混合器は
、3.16ボルトのピークRF電圧および0.56〜0
.8ボルト/ラジアンの位相スロープを有することにな
る。
混合器のIF比出力理想電圧源および50オーム・ソー
ス抵抗としてモデル化することによって、位相検出器の
ノイズ・フロアが決定可能になる。電圧源電圧は、ソー
ス抵抗と負荷抵抗の分割比によのソース・ノイズを有す
ることになり、IHz帯域幅において一184dBcの
単側波帯位相ノイズ・フロアを付与する。
位相検出器のノイズ指数(noise figure)
は、前記に定義のとおり位相検出器の変換損失より3d
B小である。上記の例に対して、14d Bの変換損失
および18dBmのRF電力は、記述した0、5ボルト
/ラジアンを付与することになる。RF電力の18dB
mは、−177−18=−195d Bcの単側波帯位
相ノイズ・フロアを付与する。ノイズ指数は、−184
−(−195)=11d Bである。この結果は、変換
損失の14dBよりも3dB少ない。位相検出器のノイ
ズ指数が変換損失よりも3dB良好である理由は、RF
ポートにおける両側波帯ノイズが、IFポートにおける
単側波帯ノイズに変換されることにある。IFボートに
おける関連単側波帯ノイズをRFボートにおける単側波
帯ノイズに戻す場合、3dBの補正係数が生じる。
位相検出器に続く増幅器も、位相検出器のノイズ・フロ
アに影響することになる。この影響は、ノイズ指数の形
で原因することができる。典型的な差動対増幅器のノイ
ズ指数は、50オームのソース・インピーダンスに対し
て約3dBである。上記の例に対して位相検出器および
この位相検出器に続く増幅器の全ノイズ・フロアは、I
Hz帯域幅において−L81dBcとなり14dBの全
ノイズ指数を付与する。
位相検出器の他のタイプは、和・差ピーク検出器として
説明することができる。この検出器は、一方の出力ポー
トにおいてRFをLOに加算しかつ他方の出力ポートに
おいてLOからRFを減算する。和ポートおよび差ポー
トにおける両信号をピーク検出しかつピーク検出器の面
出力を減算することによって、比較的低いRFおよびL
O電力に対して非常に高い位相スロープが達成される。
しかしながら、ピーク検出器のソース・インピーダンス
は非常に高くなることがある。位相検出器の変換損失の
定義が与えられると、非常に高い位相スロープはIFソ
ース・インピーダンスが非常に高い場合非常に不十分な
変換損失を有する。たとえば、和および差ボートにピー
ク検出器を使用することによってRF電圧入力の2倍に
等しいIF電圧出力を生じる。約10.000オームの
ソース・インピーダンスにより、変換損失は17dBに
なる。
変換損失がこれ程高いと、位相検出器は低ノズルの応用
には好ましくないものになる。
[発明の目的コ 本発明は、ノイズ・フロアの低い位相検出器を提供する
ことを目的とする。
[発明の概要コ 本発明による無線周波用の低ノイズ・フロア位相検出器
は、信号源間に介挿された2つの無線周波信号用結合手
段、人力無線周波信号内に存在する低周波信号成分の振
幅に比例する振幅を有する復調信号が生成される2つの
出力を有する振幅検出手段、および復調信号の振幅の任
意の差の関数である出力信号を生じる加算手段を基本的
に具備している。これらの振幅の検出された差は、2つ
の入力無線周波信号間の位相差の関数であることになる
本発明の第1の局面によると、位相検出器回路の低ノイ
ズ特性は、無線周波信号と振幅検出器との間に介挿され
た組合せ手段としての伝送線路カップラの利用の所産で
ある。
本発明の第2の局面は、位相検出器内の新規な振幅検出
器回路の利用に関する。これら新規な振幅検出器は、前
記組合せ手段から1つの出力を受は取る並列回路内の相
互に逆向きである1対の半導体ダイオードをめいめいに
備えている。これらのダイオードは相互に逆向きにされ
、かつキャパシタを通してグラウンドに動作可能に接続
されている一端をめいめいに有している。終端手段が並
列回路にわたって接続されていて約67度の導通角で各
々のダイオードをバイアスし、これによって個々のダイ
オードはそれぞれに向けられた各無線周波サイクルの3
7バーセントの間、順次導通せしめられる一方、各振幅
検出器の無線周波負荷インピーダンスを各前記検出器が
接続されている信号ぜ 出力の無線周波インピーダンスに整合さ笑ている。
〔発明の実施例] 本発明は、第1A図および第1B図に全般的に図説され
ているような低ノイズ位相検出器である。
この位相検出器は、2つの無線周波(RF)信号を組み
合わせる手段lO1および前記組合せられたRF倍信号
振幅を検出する高“信号対ノイズ比(SNR)”手段1
1から成っている。2つのRF倍信号組み合わせる手段
lOは2つのRF大入力ボートAおよびB)および2つ
のRF比出力ポー)CおよびD)から成り、面出力にお
ける信号が面入力の等しい線形和になるようになってい
る。たとえば、無線周波(RF)信号源12によって印
加されるRF倍信号、CおよびDにおいて等しい信号レ
ベルを生じる。また、基準局部発振器源13によってB
に印加されるRF倍信号、CおよびDにおいて等しい信
号レベルを生じる。両人力に信号を印加することによっ
て、創出力と線形和を生じる。創出力における位相関係
は、AおよびBからの2つのRF倍信号ボー)Cに同相
で到達するとこれらの信号はポートDにおいて180°
異相になり、位相がポートCにおいて+90@であると
これはポートDにおいて一90°になり、位相がポート
Cにおいて180°であるとこれはポートDにおいて0
°になる。ポートCにおける振幅は、ポートAおよびポ
ートBからの信号間の相対位相が180°から0゜に変
化するにつれて増大することにある。ポートDに関して
も同様である。Cにおける位相差が90゜(プラスまた
はマイナス)かつポートDにおいて90° (プラスま
たはマイナス)であると、ポートCおよびDにおける振
幅は同一である。
ボー)CおよびDにおける高SNR振幅検出器は、ボー
)AおよびBからの組合せRF倍信号振幅を測定する。
2つの振幅検出器の創出力を減算することによって、ポ
ートAにおけるRF倍信号ポートBにおけるRF倍信号
の相対位相に伴って変化する位相検出器出力を付与する
。この位相検出器の位相スロープは、振幅検出器定数、
および両RF信号を組み合わせる装置の損失の関数であ
る。ソース・インピーダンスは、2つの振幅検出器が直
列に用いられているので、これら振幅検出器の1つのソ
ース・インピーダンスの2倍である。
組合せ手段10の一例は、3dB伝送線路カツプラ(第
1A図)である。結合(coupled)ポートおよび
通過(thru)ポートにおける信号間の位相関係は、
任意の伝送線路に対して常に90°である。このことは
、上述したような必要な諸条件に合致する。創出力Cお
よびDにおけるRFソース・インピーダンスは、50オ
ームのカップラに対して50オームである。低ノイズA
M検出器の各々に対する検出器ソース・インピーダンス
は、約300オームに設計することができる。全ソース
・インピーダンスは、したがって600オームである。
無損失カップラに対しては、この検出器に対する位相ス
ロープは、LO電力レベルがRF電力レベルよりもはる
かに大である場合は、ピークRF信号源電圧の2.2倍
である。これは、4dBの変換損失をもたらす。位相検
出器のRFおよびLO信号入力が等しい電力レベルを有
する場合は、変換損失はただ3dB高いのみで、変換損
失を7dBに持ち込む。伝送線路カップラの典型的損失
は1dBより小であるので、最悪の場合で8dBの変換
損失をもたらす。この例に関しては、変換損失は約4〜
7dBでありこの値はこの開示の背景情報に記載されて
いる位相検出器としての混合器の例よりも良好である。
600オームのシステムの場合は、50オームのシステ
ムの場合の3dBノイズ指数と比較して0.4dBノイ
ズ指数を有することになる。
これは、混合器による方法よりも6〜9dBの総合的改
良をもたらしている。
第1A図および第1B図は、位相検出器の全般的回路を
図説している。第1A図の2つの人力RF倍信号ための
組合せ手段10は、伝送線路カップラ50である。これ
は、回路基板上の1対の平行トレース、または1対の導
線で構わない。本発明の好適形態の場合は、伝送線路カ
ップラは相互に絶縁されかつ被覆シールド内にある1対
の撚り内部導体を有するある長さの同軸ケーブルを具備
する周知の構造の3dBカツプラである。第1B図にお
いては、組合せ手段は従来方式の2:1変成器51とし
て示されている。
第1A図および第1B図の両図において、組合せ手段1
0は文字AおよびBによって表わされている2つの信号
入力、並びに文字CおよびDによって表わされている2
つの信号出力を有している。
信号出力CおよびDは、信号人力AおよびBからの人力
無線周波信号に対する通過ボートおよび結合ポートの両
者として働いている。さらに明確に説明すると、第1A
図において信号出力Cは信号入力BからのRF倍信号対
する通過ポートかつ信号入力へにおけるRF倍信号対す
る結合ボートである。信号出力りは、逆の方法で信号人
力Aおよび已に動作可能に接続されている。第1B図に
おいて、信号出力CおよびDは信号人力BにおけるRF
倍信号対する通過ボート、また信号入力AにおけるRF
倍信号対する結合ポートである。
各信号出力CおよびDにおける無線RFの振幅は、信号
人力Aおよび已における2つの入力RF信号の加算値で
ある。位相検出を提供するため、信号人力Aまたは已に
おける入力信号の少なくとも一方の位相角が2つの信号
出力CおよびDの間で一定の角度量だけシフトされなけ
ればならない。
伝送線路カップラ50(第1A図)の場合は、各信号入
力は2つの信号出力CおよびDの間で90°シフトされ
る。第1B図に示されている変成器51の場合は、信号
人力へからの入力信号は信号出力CおよびDの間で18
0°シフトされ、信号人力Bからの入力信号に関して全
く位相シフトが発生しない。これらの位相関係について
は、第16A図、第168rXJ、第17A図、および
第17B図に示されている位相図に関連してさらに説明
する。
信号出力CおよびDは別個の上方振幅検出器11Aおよ
び下方振幅検出器11Bにそれぞれ接続され、各々の検
出器は、1対のダイオード21.31、及び定電流源2
6として第1A図および第1B図に図説されている信号
終端手段26を包含している。第1A図において、たと
えば、振幅検出器11Aにおいてダイオード21の一方
側はキャパシタ22を通してグラウンドに接続され、ま
たダイオード31の対応する側はキャパシタ24及びL
O信号源13を通してグラウンドに接続されている。下
方振幅検出器11Bにおいて、同一の回路が使用されて
いるが、この場合そのダイオード31の一方側は同様な
キャパシタ24及びRF信号源12を通してグラウンド
に接続されている。信号源12および13は別個の信号
源で構わないが、位相検出器に導かれる2つの信号間に
一定の位相関係を生じる遅延線または回路ループを通し
て分割された信号を有するRF倍信号単一源であること
が一般的である。
振幅検出器からの復調出力信号は、増幅器54として第
1A図および第1B図に示されている加算手段に導かれ
る。増幅器54の出力は、2つの振幅検出器の復調出力
電圧間の差が関数である。
第2図は、振幅検出器内に備えられる素子および回路等
漬物を全般的に図説している。1対の半導体ダイオード
21.31は、無線周波(RF)信号源20に動作可能
に接続するよう成された並列回路内で互に逆向きになっ
ている。第1のキャパシタ22は、第1のダイオード2
1の一方側とグラウンドとの間に動作可能に接続されて
いる。第2のキャパシタ32は、第2のダイオード31
の一方側とグラウンドとの間に動作可能に接続されてい
る。
振幅検出器は、第3図にグラフ的に図説されている導通
角θで各ダイオードが信号源20からの電流を導通させ
るように各ダイオードを適切にバイアスするための並列
回路にわたって接続されている終端手段23によって完
成されている。導通角は、振幅検出器の信号対ノイズ比
(SNR)を最小化するように選択される。この角度は
さらに、振幅検出器の無線周波負荷インピーダンスを信
号源20の無線周波インピーダンスに整合させる。信号
終端手段23は、信号源20から振幅検出器に対して導
かれる無線周波信号内に存在する任意の低周波信号の振
幅に比例する振幅を有する復調信号がその出力において
生じる出力を有している。
さらに第2図を参照すると、正弦形状を有する典型的な
RF倍信号波形は、VPを入力RF信号ビーダンスを示
し、これは通常50オームである。
信号源20と2つの並列ダイオード回路との間に直列に
なっているように示されているキャパシタ24は、グラ
ウンドに関して“浮動”入力信号を提供している。キャ
パシタ22および32に関連してキャパシタ24を備え
ることは、以下に説明する回路設計の代案である。Rd
は、各ダイオード21.31の典型的なダイナミック抵
抗に等価の回路である。
説明のため、R4は10オームになっている。インダク
タ25は、信号終端手段23の前で低周波信号のRFフ
ィルタ処理を提供している。信号終端手段23は、各並
列回路からグラウンドに至る2つの別個の装置として図
説されている。各装置を通して流れる電流は、Idcで
表わされている。信号終端手段23と各並列回路との間
の接続における電圧レベルは、Vdcと表わされている
。並列回路の端子端にわたる出力電圧は、Voutと表
わされ、かつ2Vdcに等しい。
第3rgJは、選択されたダイオード導通角θに対する
電圧と(正弦波曲線内の斜線によって示されンピーダン
ス(Rin)の計算が、第6図に提示されている。これ
らの数学的関係が最大信号対ノイズ比を決定するために
解かれたとき、θは1.165ラジアンすなわち約67
°に等しいことが分かる。
このことは、各ダイオード21.31は入力無線周波数
波の各半サイクルの間で全角度で134°にわたって、
すなわち各完全サイクルの37%の間にわたって導通す
ることを意味している。最小ノイズ動作に対する最適導
通角が一度決定されると、最適動作を達成するために必
要とされる振幅検出器の低周波ソース・インピーダンス
を計算することができる。1.1656ラジアンの導通
角に基づき、振幅検出器ソース・インピーダンスはRF
ソース・インピーダンスのインピーダンスの2.695
倍であり、これはつまるところ信号源20のインピーダ
ンスと各ダイオード21.31のインピーダンスの和(
RsプラスRd)になる。
RF信号源20に対して振幅検出器が呈する平均RF負
荷インピーダンスはRF信号源のソース・インピーダン
スに概ね等しいことが、実験的にさらに実証されている
。これは、RF倍信号効率的な終端のために検出器の無
線周波負荷インピーダンスを信号源の無線周波インピー
ダンスに適切に整合させる。
第4図および第5図は、ダイオード導通角の関数として
の信号対ノイズ比に関係する理論的に導出されたデータ
のプロット図(第4図)、及び信号終端手段23として
使用される受動抵抗器負荷と同様、検出器のダイナミッ
ク・ソース・インピーダンスの関数としての導通角に関
係する理論的に導出されたデータのプロットである。こ
れらは、67°の導通角において発生する最適な信号対
ノイズ比および負荷整合をグラフ的に図説している。
第8図〜第10図は、前述の動作機能を含む回路設計の
変化を概略的に図説している。第8図においては、3つ
のキャパシタが使用されているが、第3のキャパシタ2
4は、ダイオード21.31を包含している並列回路へ
“浮動”RF信号入力を提供している。第9図の場合は
、単に2つのキャパシタのみが使用されている。一方の
ダイオードはグラウンドに直接短絡されている一方側を
有し、そしてその他方側はキャパシタ24および信号源
20によって提供される浮動接続を通してグラウンドに
接続されている。ダイオード21または31のいずれか
がこの方法でグラウンドに直接短絡されている一方側を
有することができるものと理解されたい。
第10図は、ダイオード31の一方側がRF信号源20
を通して直接グラウンドにシャントされ、前述したとお
り両キャパシタ22.32を使用している場合を示して
いる。
第11図乃至第14図は、振幅検出器に終端手段23と
して使用可能な各種のタイプの装置を略図的に図説して
いる。第11図および第12図は、選択されたダイオー
ド導通角67°を達成するために必要な終端手段23の
低周波インピーダンス値を数値的に示している。これは
、信号ソース・インピーダンスRsの関数として表わさ
れている。
第11図には、終端手段は定電流源26として示されて
いて、その出力(Vout)はこの定電流源26の両端
の電圧である。この出力電圧は、この電流源26の両端
に接続された従来方式の電圧計14によって測定可能で
ある。
第12図においては、信号終端手段は定電圧源27であ
り、振幅検出器の出力(1out)は電圧源27を通し
て流れる電流として読むことができる。出力電流信号は
、電圧源27に直列の従来方式の電流計15によって、
測定できる。
第13図においては、信号終端手段は受動抵抗性負荷す
なわち抵抗器28であり、その出力(Vout)はこの
抵抗器28の両端の電圧として読み取られる。
第14図においては、信号終端信号は増幅器29およ閏 びフィードバック抵抗器≠社を具備する能動抵抗性負荷
であり、この場合抵抗器30の値は示されている式によ
って与えられかつ第13図に示されているものと等しい
等価インピーダンスをもたらす。
この出力は、増幅器29の出力端子における電圧出力(
Vout)の変化として読み取られる。
この時点において振幅検出器を利用する最良の方法は、
無線周波ノイズ測定用に設計された位相検出器内にこれ
を含ませることである。現在の位相検出器回路の簡略化
回路図が、第7図に示されている。従来の方法によれば
、2つの入力無線周波信号は、別個の信号出力41およ
び42を有する組合せ手段40の無線周波数(RF)お
よび局部発振器(LO)信号人力に供給されている。信
号出力41および42は、信号入力における人力無線周
波信号に対する通過ポートおよび結合ポートの両者とし
て働いている。面入力信号の少なくとも1つの信号の位
相角は、2つの信号出力41と42との間で一定の角度
量だけシフトされる。組合せ手段40は変成器であって
も良い一方、この手段は相互に絶縁されかつ円筒状シー
ルドによって被覆された1対の撚り内部導体を有するあ
る長さは同軸ケーブルのような伝送線路カップラである
ことが好ましい。
各々の信号出“力41.42は、前述のタイプの振幅2
つのダイオード21.31は、ダイ万一ド21の一方側
がキャパシタ22を通してグラウンドにシャントされか
つダイオード31の一方側がグラウンドにシャントされ
た状態で接続されている。RF波形のフィルタ処理は、
インダクタ44およびキャパシタ45から成っているフ
ィルタ装置を通して確実になっている。
信号終端手段23が、受動抵抗器47として第7図に示
されている。各抵抗器47と直列の定電圧源46は、振
幅検出器のダイオードに対するターン・オン電圧を提供
している。2つの振幅検出器からの出力信号は、振幅検
出器43によって発生される復調信号の振幅における差
の関数である信号を生じる加算手段に導かれる。図説の
加算手段は、演算増幅器48、および負のフィードバッ
クを提供スる抵抗器49である。振幅検出器43におけ
る出力電圧振幅のすべての差は、演算増幅器48の出力
における電圧(Va)の変化として反映されることにな
る。
第15図は、伝送線路カップラ50の信号出力Cおよび
DにおけるRF倍信号入力LOおよび人力RF倍信号そ
れぞれの位相特性に関連づけている。
信号出力CおよびDにおけるこれらの位相関係は、ベク
トル図第16A図および第16B図によって図説されて
いる。第16A図および第16B図の目的のため、信号
出力CおよびDにおける信号は等しい振幅を有しかつL
O人力信号およびRF人力信号の位相角は同一であると
仮定している。LO倍信号位相がRF倍信号位相に関し
て増大するにつれて、Aおよび已における信号間の位相
角が相互に90゜になるまでCにおける信号の振幅が増
大しまたDにおける信号の振幅が減少することになるこ
とが分かる。同様に、第17A図および第17B図はA
およびBにおけるLO倍信号よびRF信号間の位相角は
180°離れていて、その振幅はまた等しいものと仮定
している。AにおけるRF倍信号関してLO倍信号位相
角が増大するにつれて、両人力信号間の位相角が相互に
再び90°になるまでCにおける結果的に発生する信号
の振幅が減少しまたDにおける信号の振幅が増大するこ
とになる。したがって、第7図に示されている計装は入
力RFおよび入力LO倍信号これらの既知の点のいずれ
において相互に関して僅かにシフトされると動作可能に
なり、検出器出力(Va)の結果的変化は入力RF信号
間の位相差の関数になる。
例示のとおり、本発明のノイズ改善は位相検出器として
使用されている混合器に比べて、約6〜9dBである。
本発明は、50オームのソース・インピーダンスを、対
応する位相スロープの増大とともに600オームのソー
ス・インピーダンスに変換する効果を有している。この
ことは、低利得しか必要とせずまた低ノイズに指数が達
成容易であるので位相検出器増幅器の設計をはるかに容
易ならしめている。
振幅検出器は混合器の場合のように飽和することがない
ので、位相スロープは増大する電力に伴って直線的に増
大し、ダイオードの電力消費によってのみ制限されるだ
けである。混合器の場合は、より高い位相スロープはよ
り高いLO駆動レベルに対して直列にダイオードを接続
することによって達成されるが、より高い変換損失を生
じる。
この設計の1つの最後の利点は、非常に低いRF電力レ
ベルにおける位相検出器を両ポートに使用する能力であ
る。振幅検出器ダイオードをそのターン・オン電圧にバ
イアスすることによって、これらのダイオードは低電力
レベルを振幅検出することができる。
[発明の効果〕 以上説明したように、本発明を用いることにより、無線
周波用のノイズ・フロアの低い位相検出器を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明による位相検出器の一実施例を示す簡
略図である。 第1B図は本発明による位相検出器の別の実施例を示す
図である。 第2図は前記位相検出器に用いられる振幅検出器の一実
施例を示す概略図である。 第3図はラジアンの関数としての出力電圧を示す図であ
る。 第4図はダイオード導通角の関数としての5NR1ノイ
ズ、及び信号振幅のプロット図である。 第5図はソース・インピーダンス及び負荷抵抗の関数と
してのダイオード導通角のプロット図である。 第6図は最大SNRを得るダイオード導通角を計算する
ための数学的関係式を示す図である。 第7図は本発明を用いるのに適した回路の簡略配線図で
ある。 第8図乃至第10図は前記振幅検出器のそれぞれ別の実
施例を示す図である。 第11図乃至第14図は前記振幅検出器に使用可能な終
端手段のそれぞれ別の実施例を示す簡略図である。 第15図は伝送線路カップラの概略図である。 第16A図及び第16B図は、第15図において人力信
号RF及びLOが同相であるときの出力A及び已におけ
る信号成分を示す位相ベクトル図である。 第17A図及び第17B図は、第15図において、信号
RF及びLOが互いに 180°ずれているときの出力
CおよびDにおける信号成分を示す位相ベクトル図であ
る。 12:無線周波信号源 13:基準局部発振器源26:
信号終端手段  50:伝送線路カップラ54:増幅器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2つの無線周波信号入力端と、入力信号に対して
    通過ポート及び結合ポートとして機能する2つの信号出
    力端とを備えた伝送線路カップラと、前記伝送線路カッ
    プラの前記信号出力端に接続されて、それぞれ該出力端
    に存在する低周波信号の振幅に比例した振幅を有する復
    調信号を発生する2つの振幅検出手段と、 前記両振幅検出手段に接続されて、前記復調信号間の振
    幅の差の関数である信号を発生する総和手段と、 を備えて成る位相検出器。
  2. (2)前記伝送線路カップラが、包囲シールド内で互い
    に電気的に絶縁された一組の撚り導体を有する同軸ケー
    ブルを備えている請求項(1)記載の位相検出器。
  3. (3)2つの無線周波信号入力端と2つの信号出力端と
    を有し、該各信号出力端における無線周波信号の振幅が
    2つの前記入力信号の和であり、少なくとも1つの前記
    入力信号の位相角が他の入力信号に対し一定角量だけシ
    フトされている無線周波信号組み合わせ手段と、 前記信号出力端に接続され、それぞれが、前記信号出力
    端の1つに接続された半導体ダイオードと、該ダイオー
    ドの出力と基準電位との間に接続されたキャパシタ及び
    終端手段と、を備えて成り、前記両ダイオードは互いに
    逆向きであって、かつ前記両終端手段を通して所定の導
    通角で導通するようバイアスされ、前記信号出力端に存
    在する低周波信号の振幅に比例した振幅を有する復調信
    号を発生する1組の振幅検出器と、 前記両終端手段の出力に接続されて、前記復調信号の振
    幅の差の関数である信号を発生する総和手段と、 を備えて成る位相検出器。
  4. (4)前記導通角が実質的に67度であることを特徴と
    する請求項(3)記載の位相検出器。
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