JPH02170600A

JPH02170600A - 電子部品吸着ノズル

Info

Publication number: JPH02170600A
Application number: JP63324953A
Authority: JP
Inventors: Fujio Terai; 藤雄寺井; Akihiko Takada; 明彦高田
Original assignee: Toshiba Corp; Toshiba Computer Engineering Corp
Current assignee: Toshiba Corp; Toshiba Computer Engineering Corp
Priority date: 1988-12-23
Filing date: 1988-12-23
Publication date: 1990-07-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、たとえばＬＳＩチップなどの電子部品を吸着
保持し、基板に装着する電子部品装着装置に適用される
電子部品吸着ノズルに係わり、詳しくは、前記ノズル内
への異物の侵入を防止する異物侵入防止構造を改良した
電子部品吸着ノズルに関する。

（従来の技術）通常、電子部品装着装置は、第４図に示すように、ＬＳ
Ｉチップなどの電子部品ａを吸着保持するノズルｂを有
し、このノズルｂは、図示しない移動機構により水平方
向（ｘ−ｙ方向）および上下方向（Ｚ方向）に移動可能
となっており、複数種類の電子部品ａ・・・を揃えた電
子部品供給装置Ｃ１基板ｄを搬送する基板搬送装置ｅ１
および電子部品ａの大きさに見合った大きさの交換ノズ
ルｆ・・・を揃えたノズル交換装置ｇなどに対向し得る
ようになっている。

また、前記電子部品ａを吸着保持するノズルｂは、第５
図に示すように真空ポンプなどの負圧源りと連通ずるノ
ズル本体ｉと、このノズル本体１の下端部に装着される
前記交換ノズルｆとからなる。そして、ノズル交換装置
ｇで電子部品ａの大きさ形状に合せた交換ノズルｆと交
換した後、電子部品供給装置Ｃに移動して所望の電子部
品ａを吸着保持する。そして、交換ノズルｆの近傍に配
置された図示しないゲージング爪で電子部品ａを挟持す
ることにより位置補正し、この後、基板ｄ上の接着剤が
塗布された被装着位置に電子部品ａを装着するような構
成となっている。

しかしながら、電子部品ａを吸着保持する構造上、ノズ
ルｂ内に接着剤などの異物が侵入することがある。

そこで、従来においては、異物侵入防止構造として、第
５図（ａ）で示すようにノズルｂ内に網あるいは化学繊
維のフィルタｊを入れる。第５図（ｂ）で示すようにノ
ズルｂ自体の脱着が容易に出来るようにして、取外した
後、圧縮空気あるいはアルコールなどでノズルｂの洗浄
を行なう。第５図（ｃ）で示すようにノズルｂを電磁弁
を介して圧縮空気発生Ｒｋに連通させ、適宜正圧をかけ
てノズルｂ内の異物をノズルｂ外に放出する。等の構造
が実施されている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、第５図（ａ）で示すノズルｂ内にフィル
タｊを挿入する方法は、防止効果は大きいが、通気抵抗
が増大して交換ノズルｆ内の圧力の応答性が鈍くなるた
め、装着時間が長くなり、実装機などの装着スピードが
速いものには不適当である。また、第５図（ｂ）で示す
ノズルｂ全体を取外して洗浄する方法は、ノズルｂの脱
着に時間がかかる。また、ノズルｂを２本用意して交互
に使用する手段もあるが、再現性の面を同一精度にする
ことは困難である。また、脱着する時間も、機械の稼動
前と終了後に限られ、その間にノズルｂが詰まりが発生
した場合には機械を停止しなければならなかった。また
、第５図（Ｃ）で示すノズルｂ内の異物を吹き飛ばす方
法は、接着剤等はノズルの内面に付着し易く正圧だけで
それを除去するのは難しく、定期的なノズルｂの洗浄が
必要であり、前記第５図（ｂ）と同様な問題があった。

本発明は上記事情に基づきなされたもので、その目的と
するところは、簡単かつ通気抵抗が少ない構成でありな
がら、吸込み空気中の異物をノズル本体の手前で分離回
収でき、ノズル本体内への異物の混入による吸着力の低
下を防止して長期に亙って安定した実装動作が行なえる
もので、しかも、ノズル全体でなく先端部だけを取り外
すだけでメインテナンスが行なえる保守性のよい電子部
品吸着ノズルを提供しようとするものである。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は、上記目的を達成すべく、空気吸引路を有する
ノズル本体と、このノズル本体の先端に着脱可能に嵌合
され前記空気吸引路と連通ずる空間およびこの空間を吸
込み空気の流れを変えるべく仕切って吸込み空気から異
物を分離する仕切板を有する異物分離筒と、この異物分
離筒の先端部に着脱可能に装着され電子部品を吸着保持
する交換ノズルとを具備してなる構成としたものである
。

（作用）すなわち、交換ノズルから侵入された異物を含んだ空気
は、異物分離筒内に入り、ここで空間内に配置された仕
切板により流れ方向が変更される。これにより、異物は
仕切板に当接したり、生じる乱流によって遠心分離され
たりして、空間の仕切板の手前で集積され、それ以上の
侵入が阻止される。また、異物分離筒は、ノズル本体の
先端に着脱可能に嵌合されているため容易に取外して洗
浄可能となる。また、異物分離筒は、空気吸引路と連通
する空間およびこの空間を吸込み空気の流れを変える仕
切板を有するものであり、極めて簡単かつ通気抵抗が少
ない構成とすることができる。

これにより、異物の混入による吸着力の低下を防止し長
期に亙って安定した実装動作が可能となり、しかも、保
守性の向上も可能となる。

（実施例）以下、本発明を一実施例を第１図および第２図を参照し
て説明する。

図中１は、空気吸引路１ａを有するノズル本体１であり
、このノズル本体１の先端に着脱可能に異物分離筒２が
嵌合されている。さらに、この異物分離筒２の先端部に
は、空気吸引路３ａを有する交換ノズル３が嵌合され、
公知の手段で着脱可能に保持されている。

異物分離筒２は、ノズル本体１の前記空気吸引路１ａと
連通する空間４および交換ノズル３の空気吸引路３ａと
連通ずる空気吸引路２ａを有する中空構造となっており
、前記空間４は、前記空気吸引路２ａおよび１ａよりも
大径に形成されている。

また、前記空間４の上下方向略中央部には、吸込み空気
Ｅの流れを変えるべく仕切る仕切板５が配設されている
。この仕切板５は、円形板状を呈し、前記空気吸引路２
ａおよび１ａと対向しないように中心位置から変位した
位置に２つの透孔６゜６を設けたものである。２つの透
孔６，６は、取扱われる最小電子部品７が通過し無いよ
うな大きさに設定されている。

なお、第１図中１０．１０は、ノズル本体１と異物分離
筒２とを固定するための止めねじである。

しかして、電子部品７を装着する場合は、交換ノズル３
の下端に電子部品７を吸着保持した後、第１図に示すよ
うに接着剤８が塗布された基板９上の電子部品被装着部
に装着されるが、この際に、交換ノズル３内に吸込まれ
た異物Ｐ、たとえば、はみ出した接着剤８などを吸込ん
でしま°うことかある。また、試験時などにおいて、誤
って大きな径の交換ノズル３を取付けてしまって小さな
電子部品７などを吸込んでしまうことがある。

しかし、本発明のものにあっては、異物分離筒２の部分
で前記異物Ｐの通過が阻止され、ノズル本体１側に吸込
まれることがない。

すなわち、異物分離筒２内での吸引空気Ｅの流れは、直
進的ではなく、第２図に示すように、空間４に設けられ
た仕切り板５により径方向に一旦広げられる。これによ
り、第３図に示すように、異物分離筒２内に吸込まれた
電子部品７等の大きな異物Ｐは仕切板５に当接するとと
もに、仕切板５に形成された透孔６，６は、電子部品７
などを通過し得ない大きさに設定されているため、それ
以上の侵入が阻止され、空間４の仕切板５の手前に溜る
ことになる。また、接着剤８などの小さな異物Ｐは、仕
切板５に衝突した際に生じる乱流により遠心分離され、
空間４の仕切板の手前に溜ることになる。

また、異物分離筒２は、ノズル本体１の先端に着脱可能
に嵌合されて止めねじ１０．１０で固定されているだけ
なので、容易に取り外して洗浄可能となる。また、異物
分離筒２は、空気吸引路と連通ずる空間４およびこの空
間４を吸込み空気Ｅの流れを変える仕切板５を有する極
めて簡単な構成で済むとともに、通気抵抗も極めて少な
い状態とすることができる。

これにより、長期に亙って安定した実装動作が可能であ
り、しかも、保守性の向上が、可能となる。

なお、上述の一実施例において、仕切板５に２つの透孔
６，６を形成したものに付いて説明したが、これに限る
ものでないことは勿論である。

その他、本発明は要旨を変えない範回で種々変形実施可
能なことは勿論である。

［発明の効果］以上説明したように、本発明によれば、簡単かつ通気抵
抗が少ない構成でありながら、吸込み空気中の異物をノ
ズル本体の手前で分離回収でき、ノズル本体内への異物
の混入による吸着力の低下を防止して長期に亙って安定
した実装動作が行なえるもので、しかも、ノズル全体で
なく先端部だけを取り外すだけでメインテナンスが行な
える保守性のよい電子部品装着装置を提供できるといっ
た効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の一実施例を示すもので、
第１図は要部の概略的縦断正面図、第２図は異物分離筒
部の吸込み空気の流れ状態を示す説明図、第３図は異物
分離状態を示す説明図、第４図は実装装置の概念図、第
５図は従来の異物分離構造を示す説明図である。１・・・ノズル本体、２・・・異物分離筒、３・・・交
換ノズル、ｌａ、２ａ、３ａ・・・空気吸引路、４・・
・空間、５・・・仕切板、７・・・電子部品、Ｅ・・・
吸込み空気、Ｐ・・・異物。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第第図 ′１１−Ｅ第図

Claims

【特許請求の範囲】

空気吸引路を有するノズル本体と、このノズル本体の先
端に着脱可能に嵌合され前記空気吸引路と連通する空間
およびこの空間を吸込み空気の流れを変える状態で仕切
って吸込み空気中に含まれる異物の通過を阻止する仕切
板を有する異物分離筒と、この異物分離筒の先端部に着
脱可能に装着され電子部品を吸着保持する交換ノズルと
を具備してなることを特徴とする電子部品吸着ノズル。