JPH0217005Y2 - - Google Patents

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JPH0217005Y2
JPH0217005Y2 JP1987033736U JP3373687U JPH0217005Y2 JP H0217005 Y2 JPH0217005 Y2 JP H0217005Y2 JP 1987033736 U JP1987033736 U JP 1987033736U JP 3373687 U JP3373687 U JP 3373687U JP H0217005 Y2 JPH0217005 Y2 JP H0217005Y2
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circuit
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electrolytic cell
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B15/00Operating or servicing cells
    • C25B15/02Process control or regulation
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2006Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means
    • G05D16/2066Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using controlling means acting on the pressure source
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/36Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばガスクロマトグラフのキヤリ
ヤガス源、炎イオン検出器(FID)や炎光光度検
出器(FPD)等を用いた分析計などの燃料ガス
源、物理・化学実験室や研究室用のガス源などの
ように、比較的少量かつ定量のガス供給源として
多用される電気分解式ガス(例えば水素ガス)発
生装置に係り、更に詳しくは、所定の電解液を流
通可能に構成されると共に、その電解液を電気分
解させて所望のガスを発生させるための電極を内
部に備え、かつ、前記発生ガスを取り出すための
ガス導出流路が連通接続されている電解セルと、
前記電解セルにおける電極に電気分解用の電力を
供給するための電力供給手段とを具備させて成る
電気分解式ガス発生装置におけるセル電圧制御手
段の改良に関する。
〔従来の技術〕
この種の電気分解式ガス発生装置(手法)の原
理的構成は、米国特許第3489670号(日本特許:
特公昭58−15544号)、米国特許出願第66−
5529340号(日本特許:特公昭45−6681号)等に
より既に周知である。
また、この種の電気分解式ガス発生装置におい
て、電解セルの電極に供給される電気分解用の電
力(この場合、電気分解であるからその電流によ
り重要な意味がある)を設定値に維持し得るよう
に、その供給電流自体に対応する信号基いてその
供給電流に対するフイードバツク制御を実行する
電力制御手段を設けるとか、あるいは、電解セル
からの発生ガスの圧力を設定値に維持し得るよう
に、その発生ガスを取り出すためのガス導出流路
に介装されたガス圧センサーによる検出圧力に対
応する信号に基いて前記供給電流に対するフイー
ドバツグ制御を実行する電力制御手段を設けると
いつた基本的な電圧制御構成も、例えば米国特許
第3485742号等により既に周知である。
而して、この種の電気分解式ガス発生装置は、
前述したように、比較的少量かつ定量のガス供給
源として特殊な分野で用いられるものであるか
ら、それによるガス発生量を安定に制御し得るよ
うにすることが要求され、従つて、上記した電解
セルにおける電極へ供給される電流に対するフイ
ードバツク制御を、その供給電流自体に対応する
信号に基いて行うにしろ、発生ガスの検出圧力に
対応する信号に基いて行うにしろ、如何にしてそ
の電力制御を精密にかつ応答性良くしかも安定的
に行えるようにするか、ということが重大な課題
であり、そこで、従来から、かかる課題をより良
く達成するために種々の工夫が試みられてきた。
そして、この点に関する最近の技術として注目
すべきものでは、米国特許第3870616号により提
案されているものがある。
即ち、この米国特許第3870616号に係る従来の
電解分解式(水素)ガス発生装置は、第6図およ
び第7図に示すように構成されている。
第6図の全体概略構成図において、01は電解
セルであつて、電磁開閉弁02を介して電解液タ
ンク03から供給される所定の電解液04(この
例では水:H2O)を流通可能に構成されると共
に、その水を電気分解させて所望のガスである水
素(H2)ガスを発生させるための電極(陰極)
05および排出すべき酸素(O2)ガスを発生さ
せるための電極(陽極)06とを、それらの間に
電解膜07を挟持させる状態で内部に備えてい
る。また、08は、前記電解セル01内で発生し
た水素ガスを取り出すためにその電解セル01に
連結された水素ガス導出流路であつて、前記電解
セル01における陰極05側の液室09に直接連
通する水素ガス分離トラツプ010、除湿筒01
1、流路内ガス圧が一定圧以上に上昇したときに
ON作動する圧力スイツチ012、調圧弁01
3、圧力計014等をこの順に配列して構成され
ている。なお、015は水位センサーであつて、
前記水素ガス分離トラツプ010内の水位が一定
水位以上になると信号を発して、前記電磁開閉弁
02を閉成させることにより、前記電解液タンク
03からの水の供給を停止させるように構成され
ている。更に、016は、前記電解セル01内で
発生した酸素ガスを取り出すためにその電解セル
01における陽極06側の液室017に連通接続
された酸素ガス排出流路であつて、その途中には
酸素ガス分離トラツプ018が介装されている。
なお、この酸素ガス分離トラツプ018において
酸素ガスと分離した水は、前記電解液タンク03
へ帰還させられるように構成されている。そし
て、019は、前記電解セル01における電極0
5,06に電気分離用の電流を供給するための電
力供給手段であつて、第7図のブロツク回路構成
図を参照して以下に詳述するように、電極05,
06への供給電流を設定値に維持し得るように、
その供給電流自体に基いてその供給電流に対する
フイードバツク制御を実行する電力制御機能、お
よび、前記水素ガス導出流路08内のガス圧が一
定圧以上に上昇して前記圧力スイツチ012が
ON作動したときに、前記電極05,06への供
給電力を低下ないし停止させる緊急制御機能を備
えている。
即ち、第7図に示される電力供給手段019に
おいて、020は電源トランスであつて、入力さ
れた交流電源電圧021から、前記電解セル01
における電極05,06へ供給すべき電気分解用
の電力の基礎となる変圧された交流電圧022、
および後述する制御用の各所要回路へ供給すべき
制御用直流電圧023を生成するように構成され
ている。また、024は、前記電解セル01にお
ける電極05,06に対する供給電流を生成する
ための出力回路網であつて、前記電源トランス0
20から供給される変圧された交流電圧022を
脈流電流025に変換するための交互導通型ソリ
ツドステートスイツチングデバイス(SCRと称
される)026と、そのSCR026により生成
される前記脈流電流025の一部のみ(部分的に
オンされた分割脈流電流027)を出力させるよ
うに作用するゲート回路028とを備えている。
更に、029は誤差検出回路網であつて、前記電
源トランス020より供給される直流電圧023
から前記設定値に対応する基準信号030を生成
する基準信号発生回路031と、前記出力回路網
024から出力されて電解セル01に流れる平均
電流032に対応するフイードバツク信号033
との差に応じた誤差信号035を生成するための
比較回路036とを備えている。そして、037
は、前記出力回路網024におけるゲート回路0
28へトリガーパルス038を供給するための電
圧応答型可変反復周波数パルス発生回路網であつ
て、前記誤差検出回路網029から供給される誤
差信号035の大きさに応じた周波数のトリガー
パルス038を出力するように構成されている。
なお、前記誤差検出回路網029における基準
信号発生回路031には、前記第6図で示した水
素ガス導出流路08に介装された前記圧力スイツ
チ012による検出信号が入力されており、流路
08内のガス圧が一定圧以上に上昇してその圧力
スイツチ012からのON信号が基準信号発生回
路031へ供給された場合には、その基準信号発
生回路031による発生基準信号が本来の設定値
よりも大きく低下して、その結果、前記電解セル
01における電極05,06への供給電流を低下
させる、という安全制御構成が採用されている。
また、上記したように、誤差検出回路網029
における比較回路036へ電解セル01における
電極05,06への供給電流に対応する信号をフ
イードバツクして、その供給電流自体に基いてそ
の供給電圧に対するフイードバツク制御を行うの
では無く、前記水素ガス導出流路08に流路内の
ガス圧を検出するための圧力センサー039を介
装すると共に、第7図において点線で示すよう
に、その圧力センサー039による検出ガス圧に
対応する信号を比較回路036へフイードバツク
することにより、前記電極05,06への供給電
流に対するフイードバツク制御を行い、電解セル
01からの発生ガスの圧力を設定圧力に維持する
ように構成できる、ということも前記米国特許第
3870616号に開示されている。
要するに、この従来構成の電気分解式ガス発生
装置においては、電解セル01における電極0
5,06に対する供給電力としては、基本的には
交流電源電圧021を変圧した上で交互にスイツ
チングして得られる脈流電流025(結果的には
それをゲートにより部分的にオンして得られる分
割脈流電流027)を用いるように構成すると共
に、その分割脈流電流027の平均電流032に
対応する電流信号に基くフイードバツク制御によ
り、前記基本的な脈流電流025に対するゲート
オン量を調節することによつて、前記電極05,
06へ供給される平均電流032が前記設定され
た基準信号030に対応する値に維持されるよう
に制御する、というセル電流制御手段を採用して
おり、これにより、比較的精密で応答性の良い電
流制御が可能となつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来構成の電気分解式ガス
発生装置においては、 (a) 電解セル01における電極05,06に対す
る印加電流の基礎となる電圧として、交流電源
電圧021の周波数に等しい脈流電流025を
利用する構成であるため、大型で重量の大きい
変圧用トランス020(この例では電源トラン
ス)が必要となる欠点があり、 (b) また、その脈流電流025のピーク電流が、
電極05,06へ供給される実質的な電流であ
る平均電流032に比べて高い(少なくとも2
倍以上になる)ために、各種電気的構成要素と
しても耐電流特性の大きいものを用いなければ
ならない欠点があり、従つて、前記欠点(a)とも
相俟つて、電力供給手段019が全体として大
型でコスト高になり易く、 (c) 更には、電解セル01における電極05,0
6に対して分割脈流電流027を印加する構成
であるから、基本的に不安定な電圧供給状態に
なり易いという欠点があり、 (d) 更にまた、本来非線型な脈流電流025をト
リガーパルスによりゲートオンして分割脈流電
流027を得る制御方式であるから、線型的な
フイードバツク制御にはならず、従つて、ハン
チング現象が生じ易いという欠点があり、 (e) その上、電解セル01における電極05,0
6に対して平均電流032に比べて高いピーク
電流を有する分割脈流電流027を印加する構
成であるから、電解セル01の発熱量が比較的
大きくなり、従つて、電力ロスが大きくなると
共に、電解膜07の消耗などの悪影響によつて
電解セル01の寿命も非常に短くなる、という
欠点もある。なお、電解セル01の内部抵抗を
Rs、脈流電流027のピーク電流を約2i(i
は平均電流032)とし、前記脈流電流025
を近似的に周期2Tの繰り返し方形パルスと考
えて概略計算すると、前記電解セル01におけ
る電力ロス(発熱量に相当)は (2i)2・Rs・T/2T≒2i2Rs で表される。
本考案は、かかる従来構成の電気分解式ガス発
生装置における各欠点を解消することを目的とし
てなされたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案による電気
分解式ガス発生装置は、冒頭に記載したような基
本的構成を有するものにおいて、 前記電力供給手段を構成するに、 入力された交流電源電圧から直流電圧を生成す
るための第1整流平滑回路を備えた入力回路網
と、 前記入力回路網から供給される直流電圧から一
定周波数のパルス電圧を生成するためのスイツチ
ング回路と、そのスイツチング回路により生成さ
れたパルス電圧を直流電圧に変換するための第2
整流平滑回路とを備え、その第2整流平滑回路に
より生成された直流電圧を前記電解セルにおける
電極へ電気分解用の電圧として印加するように構
成された出力回路網と、 前記出力回路網からの出力値または前記発生ガ
スの圧力を設定値に維持するために、その出力回
路網からの出力電圧に対応する信号または前記発
生ガスの検出圧力に対応する信号の何れかのフイ
ードバツク信号と前記設定値に対応する基準信号
との差に応じた誤差信号を生成するための比較回
路と、その比較回路から供給される誤差信号に応
じたパルス幅に変調された一定周波数のパルス信
号を生成するための周波数固定パルス幅変調回路
と、その周波数固定パルス幅変調回路から供給さ
れる変調パルス信号に応じて前記出力回路網にお
けるスイツチング回路のスイツチング動作を制御
するためのドライブパルスを発生するための駆動
回路とを備えている電圧制御回路網と、 を設けてあるという特徴を備えている。
〔作用〕
かかる特微構成故に発揮される作用は次の通り
である。
即ち、上記本考案による電気分解式ガス発生装
置における電力供給手段は、後述する実施例の記
載から一層明らかとなるように、 (A) 電解セルにおける電極に対する供給電流の基
礎となる電圧として、従来のように電源交流電
圧の周波数に等しい脈流電流を利用するのでは
無く、第1整流平滑回路を備えた入力回路網に
おいて交流電源電圧を直流電圧に変換したもの
を、出力回路網において、一旦スイツチング回
路にて交流化した上で、更に第2整流平滑回路
により再度直流電流に変換したものを用いる構
成を採用したため、回路内で必要とされる変圧
用のトランスの大幅な小型化および軽量化が可
能となり、 (B) また、電解セルにおける電極に対する最終的
な印加電流としても、従来のように分割脈流電
流を与えるのでは無く、出力回路網における第
2整流平滑回路により生成された直流電流を与
えるように構成してあるから、その電流には、
それに供給される実質的な電流(平均電流)よ
りも高いピーク電流が供給されることが無く、
従つて、各種電気的構成要素としても耐電流特
性の比較的小さなものを用いることができ、以
つて、上記した利点(A)とも相俟つて、電力供給
手段ひいては装置全体の大幅な小型化およびコ
スト低減を図ることができるようになり、 (C) 更に、電解セルにおける電極に対して、従来
のように分割脈流電流を与えるのでは無く、平
滑化された直流電流を与えるように構成してあ
るから、非常に安定な電流供給状態を得ること
ができ、 (D) 更にまた、前記電解セルにおける電極に対す
る供給電流を生成するための基礎となるパルス
電圧を、従来のように本来非線型な脈流電圧を
トリガーパルスによりゲートオンして得るので
は無く、入力回路網により得られた直流電圧
を、電圧制御回路網における周波数固定パルス
幅変調回路から供給されるドライブパルスによ
り動作するスイツチング回路で分割するように
しているから、従来に比べて線型性に優れた安
定なフイードバツク制御が可能になり、 (E) その上、前述したように、電解セルにおける
電極に対する最終的な印加電流としては、その
実質的な電流(平均電流)よりも高いピーク電
流が表れない直流電流を与えるようにしている
から、電解セルにおける電力ロスおよび発熱量
を従来に比べて非常に小さくすることができ、
以つて、電解セルの寿命を長く保持できるよう
になつた。なお、本考案の場合には、電解セル
の内部抵抗をRsとし、電解セルにおける電極
に対する供給電流をi(iは平均電圧でもある)
として計算すると、前記電解セルにおける電力
ロス(発熱量に相当)はi2Rsとなることが明ら
かであり、これは従来の場合(約2i2Rs)に比
べて約半分の値である。
かくして、本考案によれば、電力供給手段の大
幅な小型化およびコスト低減、ならびに、装置の
長寿命化および省エネルギー化を達成できると共
に、電解セルにおける電極に対する供給電流の制
御を、非常に精密にかつ応答性良くしかも安定的
に行える電気分解式ガス発生装置を提供できるに
至つた。
〔実施例〕
以下、本考案の具体的実施例を図面(第1図な
いし第5図)に基いて説明する。
第1図ないし第4図は、第1実施例に係る電気
分解式ガス発生装置の一例である水素ガス発生装
置を示している。
即ち、第1図の全体概略構成図において、0は
コンパクトな卓上設置型に構成された外装ケーシ
ングを示し、その内部には下記の構成要素が内蔵
されている。
1は電解セルであつて、逆止弁2を介して電解
液タンク3から供給される所定の電解液4(この
例では純水:H2O)を流通可能に構成されると
共に、その水を電気分解させて所望のガスである
水素(H2)ガスを発生させるための電極(陰極)
5および排出すべき酸素(O2)ガスを発生させ
るための電極(陽極)6とを、それらの間に保守
が非常に簡単な固体高分子電解膜7を挟持させる
状態で内部に備えている。なお、Vは前記電極
5,6間に印加される電圧を検出する電圧センサ
ーである。また、8は、前記電解セル1内で発生
した水素ガスを取り出すためにその電解セル1に
連結された水素ガス導出流路であつて、前記電解
セル1における陰極5側の液室9および前記電解
液タンク3に連通接続されると共に、水位自動調
節用の浮力式ニードル弁体10(これについて
は、本願出願人が実願昭61−164750号により既に
提案しているので、ここではその詳細構成および
作用の記載を省略する)および逆止弁11を内蔵
する水素ガス分離トラツプ12、シリカゲルなど
の吸湿剤13を封入した除湿筒14、流路内ガス
圧が一定圧以上に上昇したときにON作動する圧
力スイツチ15、流路内ガス圧が危険圧以上に上
昇したときに開成作動する安全弁16および水素
ガス排気口17を備えた分岐流路18、調圧弁1
9、流路8内のガス圧を検出するための圧力セン
サー20、開閉弁21、水素ガス取出口22等を
この順に配列して構成されている。なお、23は
水位センサーであつて、前記電解液タンク3内の
水位が一定水位以下になると、電解液(純水)の
補給が必要であることの警報信号を発するように
構成されている。なお、前記電解液タンク3は、
前記電解セル1内で発生した酸素ガスを取り出す
ための酸素ガス分離トラツプ33をも兼備してお
り、それ故に、前記電解セル1における陽極6側
の液室24にも連通接続されていると共に、酸素
ガス排気口26を備えた酸素ガス排気流路25が
導出されている。
そして、27は電気ユニツトであつて、前記電
解セル1における電極5,6に電気分解用の電圧
を印加するための電力供給手段28、ならびに、
前記電圧センサーV、圧力スイツチ15、圧力セ
ンサー20、水位センサー23からの入力信号に
基いて、電解セル1における電極5,6に対する
印加電圧の値や水素ガス導出流路8内のガス圧の
値、セル異常警報、電解液水位異常警報などをデ
ジタル表示可能な制御表示手段29を備えてい
る。30は商用交流電源(50〜60Hz)用の電源コ
ネクタである。
次に、第2図のブロツク回路構成図、第3図の
要部詳細回路図、第4図の要部動作説明図等を参
照しながら、本考案の要旨に係る前記電力供給手
段28の構成について詳述する。
この電力供給手段28は、電解セル1における
電極5,6への供給電流を設定値に維持し得るよ
うに、その供給電流自体に基いてその供給電流に
対するフイードバツク制御を実行する電力制御機
能、および、前記水素ガス導出流路8内のガス圧
が一定圧以上に上昇したときに、前記電極5,6
への供給電流を直ちに遮断させる緊急制御機能を
備えている。
即ち、第2図に示される電力供給手段28にお
いて、31は入力回路網であつて、商用交流電源
(50〜60Hz)30からの交流電源電圧が入力供給
される入力フイルタ34と、フイルタ34を通過
した交流電圧32を整流および平滑化することに
より直流電圧35を生成するための第1整流平滑
回路36とを備えている。
また、37は出力回路網であつて、前記入力回
路網31より供給される直流電圧35から一定周
波数のパルス電圧38を生成するための高周波ス
イツチング回路39(一般にフオーワードタイプ
のものとしてよく知られているもの)と、そのス
イツチング回路39により生成されたパルス電圧
38を整流および平滑化することにより直流電流
40に変換するための第2整流平滑回路41とを
備えており、その第2整流平滑回路41により生
成された直流電流40は電解セル1における電極
5,6へ電気分解用の電流として供給されるよう
に構成されている。
更に、42は、前記出力回路網37からの出力
電流40を設定値に維持するための制御を行うと
共に、前記水素ガス導出流路8内のガス圧が一定
圧以上に上昇して前記圧力スイツチ15がON作
動したときに、前記電極5,6への供給電流を直
ちに遮断させる緊急制御を行うための電圧制御回
路網であり、また、43は、前記入力回路網31
より供給される直流電圧35から、前記電圧制御
回路網42の作動用定電圧44を生成するための
制御用電圧発生回路であり、この制御用電圧発生
回路43からの出力電圧44は、電圧制御回路網
42内の各構成要素へ供給されるように構成され
ている。
なお、第2図中、45は過電圧保護回路であつ
て、これは、前記電解セル1の電圧が過大な値
(危険値)になつた場合に前記PWM回路53の
動作(出力)を停止させるための信号を発するよ
うに構成されており、これによつて、電解セル1
の過大な発熱等による破損が未然に防止される。
また、前記過電流保護回路51も、同様の目的で
設けられている要素であつて、前記比較回路50
から供給される誤差信号49の電流が過大な値に
なつた場合には、PWM回路53への誤差信号4
9の供給を遮断するように構成されている。
さて、前記電圧制御回路網42は、設定電流に
対応する基準信号46を生成するための基準信号
発生回路47と、前記出力回路網37からの出力
されて電極5,6へ供給される電流40に対応す
る信号(これは、電流検出手段Aにより生成され
る)のフイードバツク信号48と前記設定値に対
応する基準信号46との差に応じた誤差信号49
を生成するための比較回路50と、その比較回路
50から過電流保護回路51を介して供給される
誤差信号49に応じたパルス幅に変調された一定
周波数のパルス信号52を生成するための周波数
固定パルス幅変調回路(所謂PWM:Pulse
Width Modulation回路)53と、その周波数固
定パルス幅変調回路53から供給される変調パル
ス信号52に応じて前記出力回路網37における
スイツチング回路39のスイツチング動作を制御
するためのドライブパルス54を発生するための
駆動回路55とを備えている。
つまり、上記電圧制御構成においては、電解セ
ル1における電極5,6に対する供給電圧の基礎
となる電圧として、入力回路網31において生成
された直流電圧35を用いると共に、電極5,6
に対する最終的な供給電流としても、出力回路網
37において生成された直流電流40を与えるよ
うにし、かつ、その電極5,6に対して供給すべ
き直流電流40の大きさの制御を行うに、入力回
路網31により得られた直流電圧35を、誤差信
号49の大きさに応じたパルス幅を有するように
生成されたドライブパルス54でスイツチングに
よりオン・オフ(分割)した上で整流および平滑
化する、という手段を採用しているのである。
また、前記周波数固定パルス幅変調回路53に
は、前記水素ガス導出流路8に介装された圧力ス
イツチ15からの信号が入力されており、水素ガ
ス導出流路8内のガス圧が一定圧以上に上昇して
圧力スイツチ15からのON信号が供給されたと
きには、パルス信号52を全く出力しないように
構成されている。従つて、その場合には、前記電
極5,6への供給電流は直ちに遮断されることに
なる。なお、この例においては、前記圧力スイツ
チ15からの信号を周波数固定パルス幅変調回路
53の動作を停止させるスイツチング(ゲート)
信号として用いているが、例えば駆動回路55な
どの周波数固定パルス幅変調回路53以外の構成
要素に対して作用させても、同様の目的が達成さ
れることは言うまでもない。
第3図および第4図は、前記周波数固定パルス
幅変調(PWM)回路53およびその周辺の詳細
回路構成とその動作例を示しており、第3図にお
いて、56は周波数固定パルス発振器であつて、
固定抵抗RTおよびコンデンサーCTで決定される
一定周波数の鋸歯状パルス信号(第4図参照)
を発生し、このパルス信号は電圧比較器で構成
される後段のパルス幅変調回路57へ入力されて
いる。また、このパルス幅変調回路57へは、比
較回路50における誤差増幅器58から出力され
る誤差信号(第4図参照:これは前記第2図に
おける信号49に同じ)も入力されている。而し
て、このパルス幅変調回路57は、前記鋸歯状パ
ルス信号と誤差信号とを比較して、鋸歯状パ
ルス信号が誤差信号よりも大きい場合にのみ
信号を発することによつて、第4図における
(これは前記第2図における信号52に同じ)に
示すように、誤差信号に基いてパルス幅が変調
されたパルス信号(つまり、誤差信号が大きい
ほど小さな幅のパルス信号)を出力するのであ
る。
一方、59は前記圧力スイツチからのON/
OFF信号を増幅するための増幅器であつて、そ
の出力信号は、前記パルス幅変調回路57の出
力段に介装されたスイツチング(ゲート)回路6
0に供給されており、このスイツチング(ゲー
ト)回路60は、前記信号がOFFである限り、
パルス幅変調回路57からの変調パルス信号を
そのまま通過させるが、信号がONになると直
ちにその変調パルス信号を遮断して出力させな
いように切り換わるものである。
第5図は第2実施例に係る電気分解式ガス発生
装置における電力供給手段28のブロツク回路構
成を示し、電圧制御回路網42における基準信号
発生回路47を、設定ガス圧に対応する基準信号
を生成ように構成すると共に、比較回路50へ
は、上記第1実施例の場合のように電極5,6へ
供給される電流40に対応する信号をフイードバ
ツクさせる代わりに、前記水素ガス導出流路8に
介装された圧力センサー20による圧力検出信号
をフイードバツク信号として入力させることによ
り、水素ガス導出流路8から導出される水素ガス
の圧力を設定値に維持させるように、電解セル1
の電極5,6に対する供給電流を制御するように
構成したものである。その他の構成は上記第1実
施例の場合と基本的に同様であるから、同じ機能
を有する要素には同じ参照符号を付すことによ
り、それについての説明は省略する。
〔考案の効果〕
以上詳述したところから明らかなように、本考
案に係る電気分解式ガス発生装置によれば、電力
供給手段の大幅な小型化およびコスト低減、なら
びに、装置の長寿命化および省エネルギー化を達
成できると共に、電解セルにおける電極に対する
印加電圧の制御を、非常に精密にかつ応答性良く
しかも安定的に行える、という実用上極めて優れ
た効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、本考案に係る電気分解
式ガス発生装置の具体的実施例を示し、第1図は
第1実施例の全体概略構成図であり、第2図は電
源供給手段の全体ブロツク回路構成図、第3図は
その要部詳細回路図、第4図はその動作説明図で
あり、また、第5図は第2実施例の全体概略構成
図である。そして、第6図および第7図は、本考
案の技術的背景ならびに従来技術の問題点を説明
するためのものであつて、第6図は従来構成の電
気分解式ガス発生装置の全体概略構成図、第7図
は電源供給手段の全体ブロツク回路構成図を夫々
示している。 1……電解セル、4……電解液、5……電極
(陰極)、6……電極(陽極)、8……ガス導出流
路、28……電力供給手段、31……入力回路
網、36……第1整流平滑回路、37……出力回
路網、39……スイツチング回路、41……第2
整流平滑回路、42……駆動回路電圧制御回路
網、50……比較回路、53……周波数固定パル
ス幅変調回路、55……駆動回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 所定の電解液を流通可能に構成されると共に、
    その電解液を電気分解させて所望のガスを発生さ
    せるための電極を内部に備え、かつ、前記発生ガ
    スを取り出すためのガス導出流路が連通接続され
    ている電解セルと、 前記電解セルにおける電極に電気分解用の電力
    を供給するための電力供給手段と、 を具備させて成る電気分解式ガス発生装置におい
    て、 前記電力供給手段を構成するに、 入力された交流電源電圧から直流電圧を生成す
    るための第1整流平滑回路を備えた入力回路網
    と、 前記入力回路網から供給される直流電圧から一
    定周波数のパルス電圧を生成するためのスイツチ
    ング回路と、そのスイツチング回路により生成さ
    れたパルス電圧を直流電圧に変換するための第2
    整流平滑回路とを備え、その第2整流平滑回路に
    より生成された直流電圧を前記電解セルにおける
    電極へ電気分解用の電圧として印加するように構
    成された出力回路網と、 前記出力回路網からの出力値または前記発生ガ
    スの圧力を設定値に維持するために、その出力回
    路網からの出力電圧に対応する信号または前記発
    生ガスの検出圧力に対応する信号の何れかのフイ
    ードバツク信号と前記設定値に対応する基準信号
    との差に応じた誤差信号を生成するための比較回
    路と、その比較回路から供給される誤差信号に応
    じたパルス幅に変調された一定周波数のパルス信
    号を生成するための周波数固定パルス幅変調回路
    と、その周波数固定パルス幅変調回路から供給さ
    れる変調パルス信号に応じて前記出力回路網にお
    けるスイツチング回路のスイツチング動作を制御
    するためのドライブパルスを発生するための駆動
    回路とを備えている電圧制御回路網と、を設けて
    あることを特徴とする電気分解式ガス発生装置。
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