JPH0217001Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0217001Y2 JPH0217001Y2 JP18247785U JP18247785U JPH0217001Y2 JP H0217001 Y2 JPH0217001 Y2 JP H0217001Y2 JP 18247785 U JP18247785 U JP 18247785U JP 18247785 U JP18247785 U JP 18247785U JP H0217001 Y2 JPH0217001 Y2 JP H0217001Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- chamber
- combustion
- exhaust gas
- nitriding
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、加熱室内の高温ガスで間接加熱され
るガス窒化処理室、及び、そのガス窒化処理室か
らの排ガスを燃焼処理する脱臭手段を設けたガス
窒化炉の排ガス処理装置に関する。
るガス窒化処理室、及び、そのガス窒化処理室か
らの排ガスを燃焼処理する脱臭手段を設けたガス
窒化炉の排ガス処理装置に関する。
ガス窒化炉においては、窒素による鉄の表面硬
化処理のためにアンモニアがガス窒化処理室に供
給されることに起因して、ガス窒化処理室からの
排ガスにアンモニアが含まれ、アンモニアの悪臭
による環境悪化を生じる危険性があり、したがつ
て、従来、第４図に示すように、排ガス路１１で
ガス窒化処理室１に接続した後燃焼用バーナ１７
に、助燃用バーナ１８を付設し、後燃焼用バーナ
１７の外部において、大気との混合に伴つて排ガ
ス中のNH3，CO，H2等の可燃成分を燃焼させ、
排ガスの無害化及び無臭化を図るように構成して
いた。
化処理のためにアンモニアがガス窒化処理室に供
給されることに起因して、ガス窒化処理室からの
排ガスにアンモニアが含まれ、アンモニアの悪臭
による環境悪化を生じる危険性があり、したがつ
て、従来、第４図に示すように、排ガス路１１で
ガス窒化処理室１に接続した後燃焼用バーナ１７
に、助燃用バーナ１８を付設し、後燃焼用バーナ
１７の外部において、大気との混合に伴つて排ガ
ス中のNH3，CO，H2等の可燃成分を燃焼させ、
排ガスの無害化及び無臭化を図るように構成して
いた。
しかし、高温の排ガスを大気空間に噴出させて
燃焼させる型式であるため、大気との混合不良や
排ガスの温度低下等によつてアンモニアの一部が
未然のまま大気放出される危険性が大きく、脱臭
処理の信頼性において一層の改良の余地があつ
た。
燃焼させる型式であるため、大気との混合不良や
排ガスの温度低下等によつてアンモニアの一部が
未然のまま大気放出される危険性が大きく、脱臭
処理の信頼性において一層の改良の余地があつ
た。
本考案の目的は、燃焼式の脱臭手段に改良を加
えて、排ガスの脱臭を確実に行えるようにする点
にある。
えて、排ガスの脱臭を確実に行えるようにする点
にある。
本考案の特徴構成は、加熱室により間接加熱さ
れるガス窒化処理室からの排ガスに対する脱臭手
段を形成するに、内部に燃焼室を形成する管状の
断熱構造体を、一端側で前記ガス窒化処理室にか
つ他端側で前記加熱室に接続し、前記ガス窒化処
理室からの排ガスに対する燃焼用空気を供給する
給気路を前記燃焼室に接続し、前記燃焼室に対す
る助燃用バーナを、高温ガスが前記燃焼室におい
て螺旋流動する方向に噴出されるよう配置したこ
とにあり、その作用効果は次の通りである。
れるガス窒化処理室からの排ガスに対する脱臭手
段を形成するに、内部に燃焼室を形成する管状の
断熱構造体を、一端側で前記ガス窒化処理室にか
つ他端側で前記加熱室に接続し、前記ガス窒化処
理室からの排ガスに対する燃焼用空気を供給する
給気路を前記燃焼室に接続し、前記燃焼室に対す
る助燃用バーナを、高温ガスが前記燃焼室におい
て螺旋流動する方向に噴出されるよう配置したこ
とにあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、断熱構造体で保温された燃焼室の内部
において、排ガスとそれに対する燃焼用空気を混
合し、かつ、その混合ガスを、助燃用バーナから
の高温ガスで加熱及び着火させると共に、高温ガ
スの螺旋流動に伴つて強制撹拌するから、十分か
つ確実な燃焼用空気混合と高温維持とによつて排
ガス中のアンモニアを信頼性の極めて高い状態で
燃焼処理できる。
において、排ガスとそれに対する燃焼用空気を混
合し、かつ、その混合ガスを、助燃用バーナから
の高温ガスで加熱及び着火させると共に、高温ガ
スの螺旋流動に伴つて強制撹拌するから、十分か
つ確実な燃焼用空気混合と高温維持とによつて排
ガス中のアンモニアを信頼性の極めて高い状態で
燃焼処理できる。
その上、燃焼室からの排ガスを高温の加熱室に
送るから、万一燃焼室の排ガスにアンモニアが残
存しても、加熱室において残存アンモニアの燃焼
処理が行われ、大気中に放出される排ガスを、ア
ンモニアによる悪臭の無いものに確実にできる。
送るから、万一燃焼室の排ガスにアンモニアが残
存しても、加熱室において残存アンモニアの燃焼
処理が行われ、大気中に放出される排ガスを、ア
ンモニアによる悪臭の無いものに確実にできる。
その結果、排ガスの悪臭による公害や作業環境
悪化を確実に無くせ、環境衛生面で優れたガス窒
化炉を提供できるようになつた。
悪化を確実に無くせ、環境衛生面で優れたガス窒
化炉を提供できるようになつた。
次に実施例を示す。
第２図に示すように、窒素による鉄の表面硬化
処理を行うガス窒化処理室１と、ガス窒化処理室
１を高温ガスで間接加熱する加熱室２を形成し、
N2とNH3にCOやH2やその他のガスを加えた窒
化用ガスを供給する給気装置３、及び、排ガスを
燃焼処理して加熱室２に送る脱臭手段Ａをガス窒
化処理室１に接続し、軟窒化や酸窒化のためのガ
ス窒化炉を形成してある。
処理を行うガス窒化処理室１と、ガス窒化処理室
１を高温ガスで間接加熱する加熱室２を形成し、
N2とNH3にCOやH2やその他のガスを加えた窒
化用ガスを供給する給気装置３、及び、排ガスを
燃焼処理して加熱室２に送る脱臭手段Ａをガス窒
化処理室１に接続し、軟窒化や酸窒化のためのガ
ス窒化炉を形成してある。
加熱室２に高温ガスを供給するバーナ４に、燃
料ガスを供給する流路５、及び、燃焼用空気を供
給する送風機６を接続し、加熱室２からの排ガス
路１６に燃焼用空気を予熱する熱交換器７を設
け、脱臭手段Ａを給気路８で送風機６に接続して
ある。
料ガスを供給する流路５、及び、燃焼用空気を供
給する送風機６を接続し、加熱室２からの排ガス
路１６に燃焼用空気を予熱する熱交換器７を設
け、脱臭手段Ａを給気路８で送風機６に接続して
ある。
脱臭手段Ａは第１図及び第２図に示すように構
成してある。つまり、耐火断熱材９ａを金属管９
ｂに貼付けた管状の断熱構造体９の内部に燃焼室
１０を形成し、断熱構造体９の一端側を排ガス路
１１でガス窒化処理室１にかつ他端側を排ガス路
１２で加熱室２に接続してある。そして、燃焼室
１０に対する助燃用バーナ１３を燃料ガス供給用
流路５に接続して断熱構造体９に付設し、送風機
６からの給気路８を助燃用バーナ１３と燃焼室１
０に接続し、助燃用バーナ１３及び給気路８の吐
出口８ａを、高温ガス及び燃焼用空気が燃焼室１
０において螺旋流動する方向に噴出されるように
配置してある。尚、１４は蓋１５で閉じられた監
視孔である。
成してある。つまり、耐火断熱材９ａを金属管９
ｂに貼付けた管状の断熱構造体９の内部に燃焼室
１０を形成し、断熱構造体９の一端側を排ガス路
１１でガス窒化処理室１にかつ他端側を排ガス路
１２で加熱室２に接続してある。そして、燃焼室
１０に対する助燃用バーナ１３を燃料ガス供給用
流路５に接続して断熱構造体９に付設し、送風機
６からの給気路８を助燃用バーナ１３と燃焼室１
０に接続し、助燃用バーナ１３及び給気路８の吐
出口８ａを、高温ガス及び燃焼用空気が燃焼室１
０において螺旋流動する方向に噴出されるように
配置してある。尚、１４は蓋１５で閉じられた監
視孔である。
要するに、ガス窒化処理室１からの排ガスを、
その可燃成分が完全燃焼するに必要な燃焼用空気
を給気路８から混入した状態で、助燃用バーナ１
３の作用により燃焼室１０内で燃焼処理し、燃焼
室１０からの排ガスを加熱室２に送つて、排ガス
中にNH3が全く残らないように構成してある。
また、高温ガスと燃焼用空気の螺旋流動による強
制撹拌で、燃焼室１０での燃焼による脱臭処理が
信頼性の高い状態で完了するように構成してあ
る。
その可燃成分が完全燃焼するに必要な燃焼用空気
を給気路８から混入した状態で、助燃用バーナ１
３の作用により燃焼室１０内で燃焼処理し、燃焼
室１０からの排ガスを加熱室２に送つて、排ガス
中にNH3が全く残らないように構成してある。
また、高温ガスと燃焼用空気の螺旋流動による強
制撹拌で、燃焼室１０での燃焼による脱臭処理が
信頼性の高い状態で完了するように構成してあ
る。
次に別の実施例を示す。
断熱構造体９は、形状、構成、その他において
適宜変更が可能である。
適宜変更が可能である。
燃焼室１０、加熱室２のバーナ４及び助燃用バ
ーナ１３に供給する燃焼用空気は酸素富化空気で
もよい。
ーナ１３に供給する燃焼用空気は酸素富化空気で
もよい。
ガス窒化炉の具体構成は不問である。
第１図ないし第３図は本考案の実施例を示し、
第１図は要部断面図、第２図は第１図の−線
断面図、第３図はガス窒化炉の概念図である。第
４図は従来例の概念図である。 １……ガス窒化処理室、２……加熱室、８……
給気路、９……断熱構造体、１０……燃焼室、１
３……助燃用バーナ、Ａ……脱臭手段。
第１図は要部断面図、第２図は第１図の−線
断面図、第３図はガス窒化炉の概念図である。第
４図は従来例の概念図である。 １……ガス窒化処理室、２……加熱室、８……
給気路、９……断熱構造体、１０……燃焼室、１
３……助燃用バーナ、Ａ……脱臭手段。
Claims (1)
- 加熱室２内の高温ガスで間接加熱されるガス窒
化処理室１、及び、そのガス窒化処理室１からの
排ガスを燃焼処理する脱臭手段Ａを設けたガス窒
化炉において、前記脱臭手段Ａを形成するに、内
部に燃焼室１０を形成する管状の断熱構造体９
を、一端側で前記ガス窒化処理室１にかつ他端側
で前記加熱室２に接続し、前記ガス窒化処理室１
からの排ガスに対する燃焼用空気を供給する給気
路８を前記燃焼室１０に接続し、前記燃焼室１０
に対する助燃用バーナ１３を、高温ガスが前記燃
焼室１０において螺旋流動する方向に噴出される
よう配置してあるガス窒化炉の排ガス処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18247785U JPH0217001Y2 (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18247785U JPH0217001Y2 (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6293361U JPS6293361U (ja) | 1987-06-15 |
| JPH0217001Y2 true JPH0217001Y2 (ja) | 1990-05-11 |
Family
ID=31128312
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18247785U Expired JPH0217001Y2 (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0217001Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-27 JP JP18247785U patent/JPH0217001Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6293361U (ja) | 1987-06-15 |
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