JPH0814524A - 廃液処理装置 - Google Patents

廃液処理装置

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Publication number
JPH0814524A
JPH0814524A JP14908594A JP14908594A JPH0814524A JP H0814524 A JPH0814524 A JP H0814524A JP 14908594 A JP14908594 A JP 14908594A JP 14908594 A JP14908594 A JP 14908594A JP H0814524 A JPH0814524 A JP H0814524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste liquid
combustion chamber
waste
waste liquor
treating apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14908594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Komada
英雄 駒田
Sadahiro Kamata
貞博 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH0814524A publication Critical patent/JPH0814524A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃液の処理に余分な時間を必要とせず、又、
高粘度廃液や異物混入廃液であっても問題なく焼却処理
できる廃液処理装置を提供する。 【構成】 一次燃焼室1、二次燃焼室9、及び排気塔1
1よりなる燃焼炉を有する廃液処理装置であって、上記
二次燃焼室9に廃液容器20が設けられ、可燃廃棄物の
焼却熱により廃液容器20内の廃液が焼却処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃液処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、焼却炉を用いた産業廃棄物である
廃液の処理には、ノズルより廃液を焼却炉内に供給して
燃焼させて処理する手段が採られている。例えば、特開
平2−203108号公報において、焼却炉内に火格子
を設け、この火格子上に廃液を散布する手段、及び燃焼
用空気を供給する手段が設けられた廃液処理装置が記載
されている。
【0003】又、特開平4−283309号公報におい
て、窒素化合物を含む廃液を、高温に保持された焼却炉
の上部に噴霧導入し、ガス化し、これを炉下部において
焼却する手段が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平2−203108号公報、及び特開平4−2833
09号公報に記載された方法においては、高粘度廃液や
異物混入廃液等を直接焼却炉内に散布の方法により供給
すると、液分の蒸発に時間がかかり、燃焼時間が大幅に
延びるといった処理効率の悪さに問題がある。
【0005】又、高粘度廃液や異物混入廃液である場合
には、廃液の供給ノズルがこれらの高粘度廃液や異物混
入廃液により閉鎖されるといったことが起こり、このた
め廃液の供給そのものができなくなり、実用的には使用
できないといった問題がある。
【0006】本発明は、このような上記の問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、廃液の処理に特に余分な時間を
必要とせず、又、高粘度廃液や異物混入廃液等であって
も問題なく焼却処理できる廃液処理装置を提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の廃液処理装置に
おいては、一次燃焼室、二次燃焼室、及び排気塔よりな
る焼却炉を有する廃液処理装置であって、上記二次燃焼
室に廃液容器が設けられ、可燃廃棄物の焼却熱により、
廃液容器内の廃液が焼却処理可能となされていることを
特徴とする。
【0008】本発明の廃液処理装置においては、二次燃
焼室には扉が設けられ、この扉より廃液容器の出し入れ
が行われるようになっている。
【0009】
【作用】本発明の廃液処理装置を用いて、二次燃焼室に
おいて廃液を処理すると、廃液容器の下部の可燃廃棄物
の燃焼熱が廃液容器全体の加熱に効率良く利用できるの
で熱効率が良く、廃液中の液の沸騰による蒸発促進と、
その後の固形分燃焼への移行が円滑に行われるので、高
粘度廃液や異物混入廃液等であっても問題なく、又、特
に余分な時間を必要とせずに焼却処理することができ
る。又、廃液容器内に残る燃焼後の残渣物は容器周辺に
僅かに残る程度であり、次の廃液の処理には影響がな
く、1週間連続の焼却処理が可能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の廃液処理装置の一例を示す正面
図である。図1において、1は焼却炉本体の一次燃焼室
であり、この一次燃焼室1は地下に設置されている。こ
の一次燃焼室1の炉壁2は、耐熱性コンクリート製で構
築されている。炉床3の上方には、多数の孔が設けられ
た送風管4が設けられており、この送風管4の一端は一
次燃焼室1の外部に設けられた送風機5に接続されてい
る。
【0011】一次燃焼室1の上方には、前後にスライド
する可燃廃棄物の投入用の開閉扉6が設けられ、この開
閉扉6に一次空気供給口7が設けられている。この一次
空気供給口7と上記送風管4に接続された送風機5によ
り、一次空気の導入装置が構成されている。
【0012】炉内で発生した可燃性ガス、或いは固定炭
素燃焼排ガスは、一次燃焼室1の側壁から延設された煙
道8に導かれ、この煙道8に連通して設けられた二次燃
焼室9に供給される。
【0013】この二次燃焼室9には扉が設けられ、又、
二次燃焼室9の床面上にはレールが敷かれて、下記の廃
液容器20が出し入れされるようになっている。
【0014】11は排気塔であり、この排気塔11の上
方には二次燃焼室9より延設された排気ダクト9aが連
通して設けられている。又、この排気塔11には下方よ
り上方に向かって空気の噴出管10aが送風機10に接
続されて設けられている。排気塔11の上方先端部には
排気口12が設けられ、上記噴出管10aの先端は、こ
の排気口12内に突き出して設けられている。
【0015】煙道8と二次燃焼室9には、温度計13、
及び14が取り付けて設けられており、温度調節装置1
5を経由してインバーター装置付の送風機5と送風機1
0に接続されている。
【0016】17は送風管4の上方に敷き詰められた波
板であり、この波板17の裏側にはぐり石18が敷き詰
められている。又、19は送風機5と送風管4との経路
に設けられた空気圧力計であり、送風管の目詰まりによ
る送風圧力を観察するために設けられている。
【0017】図2は、廃液容器の構造を示す斜視図であ
る。図2において、20は廃液容器であり、この廃液容
器20は有底の四角形状の箱体であり、耐熱性のある鉄
板等により製作されたものである。又、21は間仕切り
板であり、この間仕切り板21の中央部下方には隣側の
仕切られた区画と連通するトンネル22が設けられ、廃
液の蒸発と、可燃廃棄物の燃焼の効率を上げるようにな
されている。
【0018】〔実施例〕本発明の廃液処理装置を用い、
一次燃焼室1に可燃廃棄物を投入し、廃液容器の中に廃
液を入れ、燃焼テストを実施した。本発明の廃液処理装
置における処理能力は、1日当たり600リットルであ
った。この結果により、廃液容器における熱効率が良
く、廃液中の液の沸騰による蒸発促進と、その後の固形
分燃焼への移行が円滑に行われることによるものである
ことが確認された。
【0019】上記テストとの比較のため、従来の一次燃
焼室の可燃廃棄物の上に廃液を散布する方法により、廃
液の処理を行った結果は、2日間かかって100リット
ルの処理しか行うことができなかった。この原因は、高
粘度廃液や異物混入廃液の処理量が多すぎると、廃液が
炉底上のぐり石にまで浸透し、多孔管の目詰まりや廃液
固形分の未燃焼等の不具合が発生したことによるもので
あった。
【0020】以上のテスト結果から判るように、本発明
の廃液処理装置においては、従来の焼却炉による廃液の
散布に比べて、ほぼ12倍の処理が可能となった。
【0021】
【発明の効果】本発明の廃液処理装置を用いて、二次燃
焼室において廃液を処理すると、廃液容器の下部の可燃
廃棄物の燃焼熱が廃液容器全体の加熱に効率良く利用で
きるので熱効率が良く、廃液中の液の沸騰による蒸発促
進と、その後の固形分燃焼への移行が円滑に行われるの
で、高粘度廃液や異物混入廃液等であっても問題なく、
又、特に余分な時間を必要とせずに焼却処理することが
できる。又、廃液容器内に残る燃焼後の残渣物は容器周
辺に僅かに残る程度であり、次の廃液の処理には影響が
なく、1週間連続の焼却処理が可能である。従って、廃
液処理装置として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃液処理装置の一例を示す断面図。
【図2】図1に示す廃液容器の構造を示す斜視図。
【符号の説明】
1 一次燃焼室 9 二次燃焼室 11 排気塔 20 廃液容器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次燃焼室、二次燃焼室、及び排気塔よ
    りなる焼却炉を有する廃液処理装置であって、上記二次
    燃焼室に廃液容器が設けられ、可燃廃棄物の焼却熱によ
    り、廃液容器内の廃液が焼却処理可能となされているこ
    とを特徴とする廃液処理装置。
JP14908594A 1994-06-30 1994-06-30 廃液処理装置 Pending JPH0814524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14908594A JPH0814524A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 廃液処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14908594A JPH0814524A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 廃液処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0814524A true JPH0814524A (ja) 1996-01-19

Family

ID=15467377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14908594A Pending JPH0814524A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 廃液処理装置

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JP (1) JPH0814524A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116892730A (zh) * 2023-09-11 2023-10-17 珙县华洁危险废物治理有限责任公司成都分公司 一种有机废液的处理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116892730A (zh) * 2023-09-11 2023-10-17 珙县华洁危险废物治理有限责任公司成都分公司 一种有机废液的处理方法
CN116892730B (zh) * 2023-09-11 2023-11-10 珙县华洁危险废物治理有限责任公司成都分公司 一种有机废液的处理方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040414

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02