JPH0216997Y2 - - Google Patents

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JPH0216997Y2
JPH0216997Y2 JP4029686U JP4029686U JPH0216997Y2 JP H0216997 Y2 JPH0216997 Y2 JP H0216997Y2 JP 4029686 U JP4029686 U JP 4029686U JP 4029686 U JP4029686 U JP 4029686U JP H0216997 Y2 JPH0216997 Y2 JP H0216997Y2
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water
rotating shaft
water tank
seal
shaft body
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JP4029686U
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、冷却水槽中への外気侵入を防止した
線材連続軟化機における水封構造に関する。
(従来の技術) 線材を焼鈍する冷却水への空気混入を防止する
従来装置としては、実公昭49−15763号公報に開
示された線材連続焼鈍機に於ける気泡集溜防止装
置がある。
この従来装置は、第2,3図に示すように、冷
却水槽2中に下部電極プーリ或は線材牽引プーリ
等の水中回転部材4を配置し、この水中回転部材
4を回転軸体11の先端に取付け、この回転軸体
11と水槽壁3との間に軸方向一対のシール部材
18でシールされた水套部21を形成し、この水
套部21に圧力水を供給する加圧水手段22を接
続し、且つ前記シール部材18より外側の水槽壁
3の外部側と回転軸体11との間に水切部30を
形成して構成されている。
線材連続焼鈍機は水中回転部材4が回転するこ
とによつて冷却水が遠心方向に流動し、そのため
水中回転部材4の中心部が負圧となり、その負圧
によつて外気がシール部材18を通つて水槽2内
に入つてくると線材5を酸化させるが、前記従来
装置では水套部21に圧力水を供給して水槽2側
のシール部材18aから洩らすことにより防止
し、また、圧力水が外側シール部材18bから洩
れて装置外部に出るのを水切部30で阻止してい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来装置においては、外側のシール部材1
8bから洩れる圧力水を水切部30のみで外部へ
の流出を阻止しているだけであるため、確実なシ
ールが困難であり、流出した水が回転軸体11の
回転によつて飛散することがある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、水套部21を形成しているシール部
材18と水切部30との間に外部シール体35を
設けることにより、前記従来の技術の問題点を解
決できるようにしたものである。
即ち、本考案における問題解決手段の具体的構
成の特徴とするところは、冷却水槽2中に下部電
極プーリ等の水中回転部材4を配置し、この水中
回転部材4を回転軸体11に取付け、この回転軸
体11と水槽壁3との間に軸方向一対のシール部
材18でシールされた水套部21を形成し、この
水套部21に圧力水を供給する加圧水手段22を
接続し、前記シール部材18より外側の水槽壁3
の外部側と回転軸体11との間に水切部30を形
成した線材連続軟化機において、前記シール部材
18と水切部30との間には水槽壁3と回転軸体
11との間に外部シール体35を設けている点に
ある。
(作用) 線材5を巻掛けた水中回転部材4を回転軸体1
1を介して回転すると、水槽2内の冷却水は遠心
方向に流動し、水中回転部材4の中心部側が負圧
になる。水套部21には加圧水手段22から常に
所定圧の加圧水が供給されていて、回転中の振動
等によつてシール部材18と回転軸体11との間
に間隙が生じ、水槽2内の負圧によつて外気が吸
入されようとしても、これを加圧水が洩れること
により防止し、内側シール部材18aからの洩水
は水槽2内に入り、外側シール部材18bからの
洩水は水切部30側へ流動する。水切部30側へ
洩れた水は、外部シール体35に遮断されて水切
部30に至ることなく排水路36から排出され
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図において、線材連続軟化機1の水槽2は
前後水槽壁3a,3bを最中状に合わせて、例え
ば正面視略U字形に形成された軟化管であり、そ
の下部に下部電極プーリ又は線材牽引プーリ等の
水中回転部材4が配置され、この水中回転部材4
に線材5が巻掛けられている。
6はモータ等によつて駆動される軸で、ケーシ
ング7に軸受を介して支持されており、その先端
部にブラシリング8がキー着されており、このブ
ラシリング8の先端に水中回転部材4がテーパ嵌
合し、押え板9及びボルト10を介して軸6に固
定されている。前記軸6及びブラシリング8によ
つて回転軸体11が形成されており、給電ブラシ
12から前記ブラシリング8を介して水中回転部
材4へ給電する。
前記水槽2の後水槽壁3bには回転軸体11と
同芯の環状の支持部13が一体成形されており、
この支持部13は外方へ突出状となつている。こ
の支持部13の内周に軸方向一対のシール部材1
8a,18bが取付けられている。19はシール
部材18bの止め板である。
前記両シール部材18はブラシリング8に摺接
しており、このブラシリング8と一対のシール部
材18と支持部13とで囲まれた環状の空間が水
套部21となつており、加圧水手段22と接続さ
れている。
加圧水手段22は給水ポンプ23、導管24及
び水路25等から成り、水套部21に一定圧の圧
力水を供給可能である。
前記支持部13の外端部には蓋27が固定され
ている。この蓋27の内周面はブラシリング8の
中途部8a外周面と僅少間隙28を介して対面し
ており、この僅少間隙28によつてシール部材1
8より外側で水洩れを阻止する水切部30が形成
されることになる。
前記蓋27の内周部にはシール部材31が取付
けられており、ブラシリング8の中途部8aの外
周面と摺接している。このシール部材31は水切
部30より内側(シール部材18側)に位置し、
水切部30へ達しようとする水を阻止する。
また、前記シール部材31より内側には、中途
部8aの段部を利用して円板状のシール体32が
取付けられている。このシール体32は外周に1
本の周溝34が形成されていて、筒体15の内周
面と対面しており、ラビリンス効果を生じるよう
に構成されている。このラビリンス効果を上げる
には、周溝34を複数本形成する。
前記シール部材31とシール体32とは、シー
ル部材18と水切部30との間にあつてシール部
材18から水切部30へ洩れてくる水をシールす
る外部シール体35を構成するものであるが、シ
ール部材31とシール体32とはどちらか一方で
も良い。
36は支持部13の下部を穿孔して形成した排
水路で、シール部材18と外部シール体35との
間に連通しており、外部シール体35によつて洩
れが阻止された水を外部へ排出する。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、水套部21を形
成しているシール部材18とその外方の水切部3
0との間に外部シール体35を設けているので、
水槽2内への外気侵入を阻止すべく水套部21に
供給された圧力水がシール部材18から洩れて
も、水切部30に達する手前でシールすることが
でき、水切部30から流出する水を減少させ、よ
り確実な水洩れ阻止ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図、第2
図は従来装置の正面説明図、第3図は第2図の
−線断面図である。 1……線材連続軟化機、2……水槽、3……水
槽壁、4……水中回転部材、5……線材、11…
…回転軸体、18……シール部材、21……水套
部、22……加圧水手段、30……水切部、31
……シール部材、32……シール体、35……外
部シール体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却水槽2中に下部電極プーリ等の水中回転部
    材4を配置し、この水中回転部材4を回転軸体1
    1に取付け、この回転軸体11と水槽壁3との間
    に軸方向一対のシール部材18でシールされた水
    套部21を形成し、この水套部21に圧力水を供
    給する加圧水手段22を接続し、前記シール部材
    18より外側の水槽壁3の外部側と回転軸体11
    との間に水切部30を形成した線材連続軟化機に
    おいて、前記シール部材18と水切部30との間
    には水槽壁3と回転軸体11との間に外部シール
    体35を設けていることを特徴とする線材連続軟
    化機における水封構造。
JP4029686U 1986-03-18 1986-03-18 Expired JPH0216997Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4029686U JPH0216997Y2 (ja) 1986-03-18 1986-03-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4029686U JPH0216997Y2 (ja) 1986-03-18 1986-03-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62157963U JPS62157963U (ja) 1987-10-07
JPH0216997Y2 true JPH0216997Y2 (ja) 1990-05-11

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JP4029686U Expired JPH0216997Y2 (ja) 1986-03-18 1986-03-18

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JPS62157963U (ja) 1987-10-07

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