JPH02169630A - ポリイミドフィルムの製造方法 - Google Patents

ポリイミドフィルムの製造方法

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JPH02169630A
JPH02169630A JP32556988A JP32556988A JPH02169630A JP H02169630 A JPH02169630 A JP H02169630A JP 32556988 A JP32556988 A JP 32556988A JP 32556988 A JP32556988 A JP 32556988A JP H02169630 A JPH02169630 A JP H02169630A
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polyimide powder
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はポリイミドフィルムの製造方法に関し、詳しく
は広幅の熱可塑性ポリイミドフィルムの製造方法に関す
る。
〈従来の技術〉 従来、耐熱性接着性材料などに用いるポリイミドフィル
ムの製造方法としては、熱可塑性ポリアミドフエスを平
滑面上に塗工し、加熱して脱溶剤化およびイミド化を行
なってフィルムを得るというキャスティング法が採用さ
れていた。しかし、キャスティング法ではフェス含有溶
媒の除去やイミド化時に塗膜が高温に曝されるために、
熱可塑性ポリイミドフィルムが溶融し、フィルム特性に
変化を生じるという問題がある。
また、キャスティング法ゆえに、これらのフェスは対数
粘度が0.5〜0.8程度(N、N−ジメチルアセトア
ミド中、固形分濃度0.5g/a、測定温度30℃)の
比較的低粘度のポリアミド酸が用いられており、高温下
での溶融性や流動性が高く、均一厚で広幅のポリイミド
フィルムを得がたいものである。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は上記従来のキャスティング法による熱可塑性ポ
リイミドフィルムの製造方法では成し得なかった広幅の
ポリイミドフィルムを提供することを目的とするもので
ある。
く課題を・解決するための手段〉 本発明者らは上記目的を達成するために鋭意検討を重ね
た結果、熱可塑性のポリイミド粉末をブロック状体とし
、これを切削することによって広幅のフィルムが得られ
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は熱可塑性ポリイミド粉末をブロック状に
圧縮成形したのち、該ブロック状成形体を切削すること
を特徴とするポリイミドフィルムの製造方法に関するも
のである。特に、97%硫酸中、固形分濃度0.5g/
a、測定温度30°Cの条件で対数粘度が1以上である
熱可塑性ポリイミド粉末を用いることにより機械的強度
にも優れたフィルムを得ることができる。
本発明において用いるポリイミド粉末は熱可塑性を有す
るものであり、テトラカルボン酸またはその誘導体とジ
アミンとの重合反応によって得られるものである。
テトラカルボン酸またはその誘導体としては、例えば、
ピロメリット酸、3.3’ 、4.4’ビフエニルテト
ラカルボン酸、2,3,3°、4゜−ビフェニルテトラ
カルボン酸、l、2,3.5−ナフタレンテトラカルボ
ン酸、2,3,6.7−ナフタレンテトラカルボン酸、
3.3’ 、4゜4°−ベンゾフェノンテトラカルボン
酸、2.2−ビス(4−(2,3−ジカルボキシフェノ
キシ)フェニル)プロパン、4,4°−ビス(2,3−
ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルエーテルなどの芳
香族テトラカルボン酸や、これらの二無水物、酸化物、
低級アルコールエステル化物、多価アルコールエステル
化物などが挙げられ、これらは2種類以上併用すること
もできる。
また、ジアミンとしては、例えばジアミノジフェニルエ
ーテル、ジメチルジアミノジフェニルエーテル、ジフェ
ニルエーテル系芳香族ジアミンまたはこれらのチオエー
テルなどのジフェニルチオエーテル系芳香族ジアミン、
ジアミノベンゾフェノン、ジメチルジアミノベンゾフェ
ノンなどのベンゾフェノン系芳香族ジアミン、ジアミノ
ジフェニルメタン、ジメチルジアミノジフェニルメタン
などのジフェニルメタン系芳香族ジアミン、ビス(アミ
ノフェニル)プロパンなどのビスフェニルプロパン系芳
香族ジアミン、ジアミノジフェニルスルホキシドなどの
ジフェニルスルホキシド系芳香族ジアミン、ジアミノジ
フェニルスルホンなどのジフェニルスルホン系芳香族ジ
アミン、ベンチジン、ジアミノビフェニルなどのビフェ
ニル系芳香族ジアミン、ジアミノピリジンなどのピリジ
ン系芳香族ジアミン、その他各種芳香族ジアミンなどが
挙げられ、これらは2種類以上併用することもできる。
また、脂肪族ジアミンを上記芳香族ジアミンの一部に置
換して用いることもできる。
ポリイミド粉末の具体的な製法の1例としては、まず上
記ジアミンと有機種性溶媒との溶液(ジアミン濃度1〜
30重量%、好ましくは5〜lO重量%)中に、テトラ
カルボン酸またはその誘導体を少量ずつ添加して徐々に
反応を進行させ、ポリアミド酸を合成する。次に、撹拌
しながら比較的短時間、例えば昇温速度10°C/分程
度で140〜250°Cの温度に昇温し、イミド転化に
伴う縮合水を反応系外に除去しながら徐々にイミド化反
応を行っ”ζ、ポリイミド粒子を析出させてスラリー状
のポリイミド溶液を得る。
得られたスラリー状溶液を冷却後、濾別、洗浄、乾燥す
ることによって本発明に用いるポリイミド粉末を得るこ
とができる。
また、上記のようにして得られるポリイミド粉末の対数
粘度を97%硫酸中、固形分濃度0.5g/a1測定温
度30’Cの条件下で1以上とすることにより、最終的
に得られるポリイミドフィルムの機械的強度が向上する
ので好ましいものである。
本発明の製造方法では、以上のようにして得られた熱可
塑性ポリイミド粉末を圧縮成形することによって、まず
円柱状、円筒状等のブロック状の成形体を製造する。製
造方法としては、例えばシリンダー内に熱可塑性ポリイ
ミドの粉末を充填し、加圧加熱することによって行なう
。圧縮成形時の圧力、温度および時間は適宜設定するこ
とができるが、通常、圧力を約100〜1000 kg
/cd。
好ましくは200〜500kg/cd、温度を約280
〜40゛0°C5好ましくは300〜350°C1加熱
加圧時間を約20〜600分の範囲とすることにより、
最適な特性を有するフィルムが得られる。
本発明の製造方法においては、圧縮成形時に使用するシ
リンダーの長さによって最終的に得られるポリイミドフ
ィルムの幅が決定されるが、従来のキャスティング法に
よるフィルム化とは異なり、本発明の製造方法では50
0閣幅以上のものも得ることが可能である。
次に、圧縮成形されたブロック状成形体は、圧縮成形に
用いたシリンダー内で圧力条件をできるだけ維持しなが
ら室温まで徐冷する。
そして、最終工程として徐冷が終了したブロック状成形
体を旋盤等の公知の切削手段により所望の厚さのフィル
ムに切削する。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明の製造方法では特定の対数粘度を
有する熱可塑性ポリイミド粉末を用い、圧縮成形および
切削によってポリイミドフィルムを製造しているので、
高温下でも溶融粘度が高く、可塑化によるフィルム特性
の変動が少ない。また、従来のキャスティング法による
製造と比べてフィルム化工程での脱溶剤化、イミド化を
行なうことがないので厚みのバラツキも少なく、安定し
た厚みのポリイミドフィルムの供給が可能となるもきで
ある。
〈実施例〉 以下に本発明の実施例を示し、本発明をさらに具体的に
説明する。
実施例 3.3’  4,4°−ベンゾフェノンテトラカルボン
酸二無水物と、3,3°−ジアミノベンゾフェノンとを
有機溶媒中にて重合させてポリアミド酸とした後、加熱
してイミド化を行ない、ポリイミド粒子を析出させ、対
数粘度1.2のポリイミド粉末を得た。
この粉末を120°Cで12時間乾燥した後、内径30
0閣の金属製シリンダーに充填し、圧力500kg/c
1aで予備成形する。次に、温度を350°Cまで昇温
し、圧力300〜500kg/c+11で100分間加
゛熱加圧し、円筒状のブロック状体に成形した。そのの
ち、圧力を維持しながら室IJL(25”c >下にて
放置して徐冷を行なった。
徐冷終了後、常圧に戻し、シリンダーからブロック状成
形体(外径300I!1fIl、内径250+n+++
)を取り出し、旋盤により切削を行なって厚さ50μm
、幅500鋪の長尺の熱可塑性ポリイミドフィルムを得
た。
このフィルムの引張強度は16.5 kg/ cIfl
、接着性は10.3 kg/cIiI(対カプトンフィ
ルム)、5.5kg/cffl(対アルミニウム板) 
、25 kg/c4以上(対ステンレス板)であった。
比較例 実施例と同様の組成でポリアミド酸フェスを調製し、キ
ャスティング法により50μm厚で100mm幅の熱可
塑性ポリイミドフィルムを調製した。
なお、ポリアミド酸の対数粘度は0.6であり、500
m幅のフィルムを作製することはできなかった。
このフィルムの引張強度は16.6 kg/cIfl、
接着性は10.2 kg/d (対カプトンフィルム)
、5.5kg/c4(対アルミニウム板)、25kg/
d以上(対ステンレス板)であった。
なお、上記実施例および比較例にて得た熱可塑性ポリイ
ミドフィルムの引張強度および接着性は下記試験方法に
て行なった。
■1伎度拭■ 万能引張試験機(東洋ボールドウィン社製、テンシロン
)を用い、温度25°C1引張速度10〇−/分の条件
で測定した。
捜1盟成襞 得られたポリイミドフィルムを基材としてのカプトンフ
ィルム、アルミニウム板、ステンレス板の間に挟着し、
温度280°Cで5分間保持してから、温度350 ’
Cまで昇温しで350°Cに達した後、圧力45kg/
cI11で4分間保持してから冷却を行ない、測定試料
とした。
次いで、万能引張試験機(東洋ボールドウィン社製、テ
ンシロン)を用い、温度25°C1引張速度100aa
/分の条件でLap 5hear試験により測定した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性ポリイミド粉末をブロック状に圧縮成形
    したのち、該ブロック状成形体を切削することを特徴と
    するポリイミドフィルムの製造方法。
  2. (2)熱可塑性ポリイミドが97%硫酸中、固形分濃度
    0.5g/dl、測定温度30℃の条件で対数粘度が1
    以上である請求項(1)記載のポリイミドフィルムの製
    造方法。
JP32556988A 1988-12-22 1988-12-22 ポリイミドフィルムの製造方法 Expired - Lifetime JP2528508B2 (ja)

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