JPH02169143A - 金属結合部品及びその製造方法 - Google Patents

金属結合部品及びその製造方法

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JPH02169143A
JPH02169143A JP2103089A JP2103089A JPH02169143A JP H02169143 A JPH02169143 A JP H02169143A JP 2103089 A JP2103089 A JP 2103089A JP 2103089 A JP2103089 A JP 2103089A JP H02169143 A JPH02169143 A JP H02169143A
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一明 森
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Naoki Oota
尚希 太田
Shingo Murakami
村上 心悟
Yasuo Harasaki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば輪状の金属部材と、これが挿入される
結合用穴を育する円板状の金属部材とを、該円板状部材
の一部を塑性変形させてなる塑性変形部を、輪状部材の
外周面に凹設された結合用凹溝内に流入嵌合させること
によって直接結合した金属結合部品及びその製造方法に
間し、特に金属部材の形状の特異性により、加圧用上、
下金型で挟持して加圧することが困難な場合にも採用で
きるようにした加圧方法の改善に関する。
〔従来の技術〕
2つの金属部材を直接結合する方法として、従来、スプ
ライン加工が施された金属部材同士を圧入嵌合させる方
法があるが、この方法の場合、両者の熱膨張率の差異に
よっては運転時に嵌合があまくなる問題がある。
このような問題を解消できる方法として、従来、一方の
金属の塑性変形部を相手金属に形成された結合用凹溝内
に流入させることによって両金属部材を結合する、いわ
ゆるメタルフロー法がある(例えば特開昭55−947
40号公[参照)、この方法は、第6図(ll+に示す
ように、輪状の第1金属部材2]に結合用凹溝21aを
形成するとともに、咳121aの底部にスプライン加工
、ローレフ1lJ0工等によって凹凸部21bを形成す
る。そしてこの第1金属部材21に、これより変形抵抗
が小さく、結合用穴22aを有する第2金属部材22を
嵌装し、所定位置に位置決めする。この状態で第2金属
部材22の結合用穴22aの周縁を、環状の凸部23a
、24aを有する上、下型23,24で加圧する。これ
により、第6図伽)に示すように、第2金属部材22の
周縁部分が上記結合用凹溝21a内に塑性変形して流入
し、この塑性変形部22bが上記凹溝21aに嵌合し、
その結果前金属部材21.22が結合される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来方法は、第2金属部材22の上、
下面を上、下型23.24で加圧する方法であるから、
採用できる部品に形状上の制約がある。即ち、例えば第
7図に示すように、自動二輪車用クラッチハウジング3
1と、キックビニオンが噛合する歯車部32aが形成さ
れたキックピニオン軸32とを結合する場合、この歯車
部32aが邪魔になって加圧用下型を配置できないこと
から、そのままでは従来方法を採用することはできない
また、本発明者等の実験研究によって、上記メタルフロ
ー法による金属結合においては、加圧用型23.24の
凸部23a、24aの半径方向の1!!Wと軸方向の押
し込み深さdとの比w / dによって結合力に差が生
じることが判った。!Tlち、上記比が小さいほど、つ
まり凸部23a、24aのtiwが狭く、押し込み深さ
dが深いほど結合力が大きくなり、逆に上記比が大きく
なると、結合用凹溝21a内に塑性変形部22bが充分
に流入せず、咳凹溝21bの底部との間に隙間ができ、
充分な結合力が得られない。
上記従来の結合方法においては、上記比w / dを小
さくするには、加圧型の凸部23a、24aの幅Wを狭
く、かつ押し込み深さdを長く、つまり細長いものにす
る必要がある。しかしあまり細長くすると該凸部23a
、24aの根元付近にクランクが生じる恐れがあるから
、おのずと限度があり、現状ではw / d −1程度
が限界である。また、輻をあまり狭くすると、この凸部
23a、24aの面圧が極端に高くなるので超硬合金等
が必要となり、コスト増大の原因になる。さらにこの場
合、加圧跡形が深くなる問題もある。
本発明は上記従来の間8点を解決するためになされたも
ので、形状上の制約がほとんどなく、しかも結合力を大
幅に向上できる金属結合部品及びその製造方法を提供す
ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本願の第1項の発明は、第1金属部材と、これより変形
抵抗の小さい第2金属部材とを、該第2金属部材の塑性
変形部を第1金属部材の結合用凹溝内に流入嵌合させて
なる金属結合部品において、上記第1金属部材の結合用
凹溝縁部の近傍に突起部を形成し、該突起部が、上記第
2金属部材の一部を塑性変形させて凹溝内に流入嵌合さ
せていることを特徴としている。
本願の第2項の発明は、第1金属部材と、これより変形
抵抗の小さい第2金属部材とを、該第2金属部材の塑性
変形部を第1金属部材の結合用凹溝に流入嵌合させるよ
うにした金属結合部品の製造方法において、上記第1金
属部材として結合用凹溝縁部の近傍に突起部が形成され
たものを準備し、該第1金属部材に上記第2金属部材を
嵌装してこれの端面を上記突起部に当接させるとともに
、該第2金属部材をさらに移動するよう相対的に加圧し
、上記端面の上記突起部との当接部を、該突起部による
移動阻止により塑性変形させ、該塑性変形部を上記結合
用凹溝に流入嵌合させるようにしたことを特徴としてい
る。
また、本願の第3項、第4項の発明は、第1゜第2項の
発明が2つの金属部材を直接結合したのに対して、中間
に第3部材を介在させ、これにより2つの金属部材を結
合させるようにしたものである。第3項の発明は、第3
金属部材と、これの結合用入内に挿入された第4金属部
材との間に該第3.4金属部材より変形抵抗の小さい第
5金属部材を介在させるとともに、該第36第4金属部
材の結合用凹溝縁部の近傍に突起部を形成し、該突起部
が、上記第5金属部材の一部を塑性変形させて上記結合
用凹溝内に流入嵌合させていることを特徴とする金属結
合部品である。
また第4項の発明は、第3項の金属部品の製造方法であ
って、上記第3.第4金属部材として結合用間II!縁
部の近傍に突起部が形成されたものを準備し、上記第5
金属部材を第3.第4金属部材間に挿入してこれの端面
を上記突起部に当接させるとともに、該第5金属部材を
相対的にさらに移動するよう加圧し、上記端面と突起部
との当接部を、該突起部による移動阻止により塑性変形
させ、該塑性変形部を上記両結合用溝内に流入させるよ
うにしたことを特徴としている。
ここで、本発明における突起部は、第1.第3゜第4金
属部材と一体のものだけでなく、別体のものも含む、ま
た、第2.第5金属部材を加圧する加圧用型は、該加圧
面全面を均一に加圧するもの、及び上記従来の型のよう
に凸部が形成されているものの両方を含む。
また、本発明において、第2.第5金属部材を相対的に
さらに移動するよう加圧するとは、該部材を可動型で加
圧し移動させる場合、及び逆に該第2.第5金属部材は
固定型で支持しておき、第14 第3.第4金属部材を
可動型で移動させる場合の両方を含む趣旨である。
〔作用〕
本発明の金属結合部品及びその製造方法によれば、第1
金属部材又は第3.第4金属部材の結合用凹溝縁部の近
傍に突起部を形成し、これに第2金属部材又は第5金属
部材を、これの先端面が突起部に当接するように装着す
るとともに、この第2金属部材又は第5金属部材を相対
的にさらに移動するよう加圧するようにしたので、該第
2金属部材又は第5金属部材の上記突起部との当接部部
分は、その移動が阻止されて塑性変形し、該塑性変形部
が結合用凹溝内に流入するとともに嵌合する。これによ
り第1.第2金属部材が直接結合され、又は第3.第4
金属部材が第5金属部材を介して結合されることとなる
。そして上記突起部は、第1金属部材又は第3.第4金
属部材と一体、あるいは別部材からなるが、何れの場合
も、従来の型の凸部のようにその根元部にクランクが生
じるという問題はなく、従って上記w / d比を自由
に設定でき、この点から結合強度を大幅に向上でき机 第15図(a)、 I)は、上記比w / dと結合力
との関係を示す実験結果であり、これは突起部の幅Wと
押し込み深さdとで決定される押し込み体積を一定にし
ながら上記比w / dを変化させて結合力を測定した
ものである。同図からも明らかなように、上記従来方法
により実現可能のw/d”1では結合力は86kg−m
程度であるのに対し、本発明方法で実現可能のw/d=
0.3付近では95kg−mと大幅に向上していること
が判る。
また、本発明は第1金属部材又は第3.第4金属部材に
一体又は別体の突起部を形成する方法であるから、上述
の従来例のような一方の型の配置が困胃という問題は解
消され、形状上の制約がなく、適用範囲を拡大できる。
ここで上記突起部は、上記従来の一方の型の凸部に相当
するが、従来の凸部のように繰り返して使用するもので
はなく、該部品について1回だけ押し込めば済むから、
特別に高硬度にする必要はない、従って上述のような超
硬合金等を使用する必要はな(、コストを低減できる。
(実施例〕 以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本願第1項、第2項の発明の第1
実施例による自動二輪車のクラッチハウジングアンセン
ブリ及びその製造方法を説明するための図である。
本実施例部品の結合前の状態を示す第2図において、1
はクラッチハウジングアンセンブリであり、これは第1
金属部材としてのキンクビニオン軸2と、第2金属部材
としてのクラッチハウジング3とから構成されている。
上記キンクビニオン軸2は、SCM材を浸炭処理してな
る円筒状のもので、クラッチ軸が挿通される軸穴2aが
貫通形成されており、その一端部には、キックビニオン
(rgJ示せず)が噛合する歯車部2bが一体形成され
ている。また、第3図に示すように、このキンクビニオ
ン軸2には結合用凹1112cが歯車部2bと少し間を
開けて凹設されており、該凹溝2cの底部には、スプラ
イン加工による凹凸部2dが形成されている。そしてこ
の凹1112cと上記歯車部2bとの間には突起部2e
が段状に形成されており、この突起部26は上記凹溝2
Cの縁部に連続しており、従ってこの凹溝2Cと突起部
20間には隙間は無い。
また、クラッチハウジング3は、AIダイカスト製のも
ので、円板状の端板部3aの中心部には結合用穴3bを
有するボス部3cが形成されており、また周縁部にはク
ラッチプレート(図示せず)と係合するスリフト3dを
有する筒状の保合部3eが一体形成されている。
上記キックピニオン軸2とクラッチハウジング3との結
合状態を示す第1図及び第3図において、上記クラッチ
ハウジング3のボス部3cの先端付近には、塑性変形し
てなる塑性変形部3fが形成されており、該塑性変形部
3fは、上記結合用凹溝2c内に流入し、凹凸部2dに
嵌合している。
次に本実施例部品の結合工程を主として第1図及び第4
図について説明する。
まず、第1図に示すように、加圧装置110基台11.
 a上にキックピニオン軸2を載置し、次に第4図に示
すように、このキックピニオン軸2にクラッチハウジン
グ3の結合穴3bを嵌合させ、加圧型11bでクラッチ
ハウジング3のボス部3Cの上端面3gを加圧し、下降
させる。すると上記ボス部3cの下端面3hがキックピ
ニオン軸2の上記突起部2eに当接する(第4図(5)
、(bl)。
そして上記加圧型11bでクラッチハウジング3をさら
に加圧下降させると、ボス部3cの突起部2eとの当接
部31付近が塑性変形し、該塑性変形部3fが上記結合
口m2c内に流入する。そして加圧型IIbがキックピ
ニオン軸2の下端面2fに当接した時点で加圧を停止す
れば、これにより両部材が結合される(@1図、第4図
+01. fd+)。
上述のように、上、下型で加圧するようにした従来方法
では、本実施例のような歯車部2bを有する形状の場合
、該部分に下型を配置することができず、従ってこのよ
うな形状の部品の結合には採用することができない、こ
れに対して、本実施例では、キックビニオン軸2の凹1
112cと歯車部2bとの間に突起部2eを形成し、該
部分がボス部3Cと当接するようにしたので、該突起部
2@が従来の加圧用下型の機能を果たす、従って本実施
例では下側の加圧型は不要であり、加圧型を配置するた
めに形状上の制約が生じることはなく、それだけ適用範
囲を拡大できる。なお、本実施例方法は上記歯車部2b
の無いものにも勿論適用できる。
また、上述のような加圧型の凸部で加圧する従来方法で
は、該加圧による跡形が残るが、本実施例の型11bの
押圧面は平坦に形成されており、凸部がないので、この
ような跡形がのこることはない。
また、上述のように、従来の加圧用型を用いる方法では
、核型の凸部を、破損を防止する観点からあまり幅狭に
形成することはできず、そのため金属の流入が確実に行
われにりく、結合強度の改善に限度があった。これに対
して本実施例では、上記突起部2eはキックビニオン軸
2と半径方向に一体化されているので、破損の懸念はな
く、必要なw / d比に応じて所望の幅に設定するこ
とができ、その結果、塑性変形部の凹溝への流入が確実
となり、結合強度を改善できる。
さらにまた、上記従来方法では、結合強度を向上させる
には、第6開山)に示すように、加圧型23.24の凸
部23a、24aによる凹部の底面と、結合凹溝21a
の端部との間隔Sを最小又は0にすることが望ましく、
凸部23a、24aによる凹部の底面が結合凹溝21a
の端部を越え中へ喰い込むと強度が低下する。一方、上
記間隔Sに対しては各部の製作誤差等の集積値が影響す
ることから、現実にはこの製作誤差があっても凸部23
!、24−による凹部の底面が結合凹溝21aの端部を
越え中へ喰い込むことがないよう設定せざるを得ない、
その結果上記間隔Sが大きくなり、この点からも充分な
結合力を得ることは困難であるとともに、ばらつきが生
じ易い、これに対して本実施例では、上述のような問題
はなく、結合凹溝2Cの縁部から直ちに突起部26を形
成すればよく、このような加工は容易であり、この点か
らも結合力を向上でき、かつばらつきをなくすることが
できる。
なお、上記実施例では、突起部2eをキンクビニオン#
に2と一体形成したが、本発明ではこの突起部は必ずし
も一体でなくてもよく、例えば、第5図に示すように、
キックビニオン軸2と別体で、上記突起部と同様の形状
のリング部材12eを、配設してもよい。
また、上記実施例では加圧型11bの加圧面が平坦な場
合を説明したが、この加圧型は、従来と同様の凸部を形
成したものを採用してもよい。
さらにまた、上記実施例ではキンクピニオン軸とクラッ
チハウジングとを結合する場合を説明したが、本発明の
適用範囲はこのような部品に限定されないのは勿論であ
り、要は金属部材の一部を相手金属部材の結合用凹溝に
流入させて結合する部品であれば何れにも適用できる。
第8図ないし第10図は、本願の第1.第2項の発明の
第2実施例を説明するための図であり、本実施例は自動
二輪車に採用されるセルスタータ用アイドラギヤに適用
した例である。
図において、41はワンウェイクラッチを備えた常時噛
み合い式セルスタータ用アイドラギヤであり、これはワ
ンウェイクラッチを介してクランク軸に装着されるボス
42(第1金属部材)と、円板状のギヤ板43(第2金
属部材)とを結合した構造になっている。ボス42は例
えばSCM製で、上記ワンウェイクラッチが挿入される
クラッチ孔42Mを有する円筒状のもので、浸炭処理が
施されている。そして該ボス42の外周面には、結合用
凹溝42bが環状に3列形成されており、図示下側縁部
には突起部42Cが段状に形成されている。また上記ボ
ス42の結合用凹溝42b内には、ギヤ板43の塑性変
形部43aが流入嵌合しており、これにより両部材は結
合している。
本実施例アイドラギヤ4Iの製造に当たっては、外周部
に結合用凹溝42b及び突起部42cが形成されたボス
42.及び結合用穴43bが形成されたギヤ板43を準
備し、ボス42を下型45に装着するとともに、これに
ギヤ板43の結合用穴43bを嵌装し、該ギヤ板43を
上型44で下方に加圧下降させる(第10図fa)参照
)、するとギヤ板43の下側端面が突起部42Cに当接
し、その移動が阻止されて塑性変形し、該塑性変形部4
3aが上記結合用凹溝42b内に流入し、両部材が結合
する。
本実施例においても上記第1実施例と同様の効果が得ら
れる。
ところで第1項、第2項の発明は、一方の金属部材を他
方の金属部材の突起部で塑性変形させ、該塑性変形部を
他方の金属部材の結合用凹溝内に流入嵌合させるように
している。従って一方の金属部材が他方の金属部材より
変形抵抗が小さい(硬度が低い)必要がある。しかし結
合部品の用途等によっては上記両部材を同程度の変形抵
抗(硬度)を有するものにせざるを得ない場合があり、
このような場合には第1項、第2項の発明は適用できな
い。
第3項、第4項の発明は、上記両金属部材を同程度の硬
度にした金属結合部品に適用できるようにした発明であ
り、第11図ないし第14図は第3、第4項の発明の一
実施例を示し、これは打撃式切断機の例である。
まず、打撃式切断機を模式的に示す第13図。
第14図において、51は打撃式切断機であり、これは
フレームに固定された固定型52と、図示上下に移動可
能に配設された可動型53と、材料検出装置54とから
構成されている。この材#4検出装置54は、装置の固
定部に装着された支持部54aでストツバヘッド54b
を進退自在に支持し、該ストツバヘッド54bに固定さ
れた検知ロッド54cの進退動作により材料のを無を検
知するように構成されている。また、上記固定型52の
中央には、図示しない材料供給装置からの丸棒状の材料
55が供給されるガイド穴52aが形成されており、そ
の先端部が切刃52bとなってい上記可動型53は、例
えば5KH9(HRC60)製の可動刃(第3金属部材
)56と、これを保持する例えば5KD61  (HR
C46)製のホルダ(第4金属部材)57とを、例えば
545C製の結合リング(第5金属部材)59を介して
結合して構成されている。また、該可動刃5Gの端面に
は上記固定型52の切刃52bとで材料55を剪断する
切刃56bが形成されており、さらにこの可動刃56.
ホルダ57には、上記材料検出装置54のストッパへフ
ド54bとの干渉をさけるための逃げ溝56c、57c
が打撃ストロークに相当する長さに形成されている。な
お、58は上記可動型53を固定型52と同一高さの定
位置に位置させるエアクンシランである。
そして上記可動刃56の胴部56aはホルダ57の保持
穴57a内に常温圧入により嵌合挿入されている。また
第11図、第12図に示すように上記可動刃56.ホル
ダ57には結合用凹溝56d、57dがそれぞれ3列づ
つ形成されており、その縁部には突起部56e、57g
が一体形成されている。また各結合用凹溝56d、57
d内には上記結合リング59の塑性変形部59aが流入
嵌合しており、これにより可動刃56とホルダ57とは
結合している。
、本実施例の可動型53を組み立てるには、結合用凹溝
56d、突起部56eが形成された可動刃56と、結合
用凹溝57d、突起部57eが形成されたホルダ57と
、リング状の結合リング59(第11図(b)参照)と
を準備し、まず可動刃56とホルダ57とを常温圧入に
より仮結合させる。
なお、従来の可動型では、可動刃とホルダとを焼き嵌め
によって本結合していた。
そして上記仮結合体を下型60上にi!置セ−/ )す
るとともに、該両部材間に結合リング59を嵌合挿入し
、これの下端面59bを上記両突起部56−55フeに
当接させ、さらに上型61の加圧部61aにより該結合
リング59を加圧し、下降させる。すると、該結合リン
グ59の下端面59bはその移動が上記突起部56e、
57eで阻止されて塑性変形し、該塑性変形部59aが
上記結合用凹溝56d、57d内に流入し、これにより
該可動刃56とホルダ57とが本結合することとなる。
次に本実施例の作用効果について説明する。
上記切断8151では、可動型53が定位置に戻り、材
料55が供給されてストッパヘッド54bに当接すると
、検知ロッド54Cにより“材料有り″と検出され、ホ
ルダ57の上部をエアハンマが打撃する。すると可動刃
56がホルダ57と共に下降し、可動刃56の切刃56
bと固定型52の切刃52bとで材料55を設定長さに
剪断する。
なお、このときストッパへ7ド54bは逃げ溝56c、
57cに位置しているので、これがホルダ57等と干渉
することはない。
このような打撃を加えることにより材料を繰り返し剪断
する切断機では、従来、可動刃がホルダから抜けて外方
に突出し、使用不能となる問題があった。これは可動刃
とホルダとの焼き嵌めによる結合力が不足しているため
と考えられる。即ち、可動刃及びホルダにはストッパヘ
ッドとの干渉を避けるための逃げ溝が設けられているこ
とから、該逃げ溝に対応する部分は結合力にほとんど寄
与せず、実際は第13図の【部分のみの焼き嵌め力で結
合されているためであると考えられる。なお、この厚さ
tは切断する材料長さ以下に設定することとなるから、
これを厚くして結合力を増大させようとしても限界があ
る。
また、上記可動刃、ホルダはその構造上いずれも硬度の
相当高いものを採用する必要があるので、上述の第1.
第2実施例のような、一方の金属部材を他方の金属部材
内に流入嵌合させることにより、両部材を直接結合させ
る方法は採用できない。
これに対して、本実施例では、高硬度の可動刃56と、
ホルダ57との間に結合用リング溝を形成し、該溝内に
低硬度の結合リング59を挿入し、さらに該結合リング
59一部を塑性変形させ、該〒1変形部59aを結合用
凹溝56d、sVd内に流入嵌合させたので、高硬度同
士の金属部材を塑性流動方式で結合させることができる
また、上記可動刃56.ホルダ57の結合用凹溝56d
、57dの縁部に形成された突起部56a、57sで結
合リング59を塑性変形させるようにしたので、上記第
1.第2実施例と同様の、■形状上の制約がなく、適用
範囲を拡大できる、■押圧面に跡形が残らない、■塑性
変形部の凹溝への流入が確実となり、結合強度を改善で
きる、■突起部と結合用凹溝との間に加工誤差が生じる
ことはなく、結合強度を向上できるとともにばらつきが
生じない、等の効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明に係る金属結合部品及びその製造
方法によれば、第i*g部材又は第3゜第4金属部材の
結合用凹溝の縁部に突起部を形成し、これにより第2金
属部材又は第5金属部材の一部を凹溝内に流入させるよ
うにしたので、形状上の制約がなく、通用範囲を拡大で
きる効果があり、また該突起部の半径方向幅と、押し込
み深さとの関係上の制約がなく、結合強度を大幅に向上
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は第1項、第2項の発明の第1実施
例によるクラッチハウジングテッセンブリ及びその製造
方法を説明するための図であり、第1図は結合状態を示
す断面側面図、第2図は結合前の分解斜?j!図、第3
図はその要部拡大図、第4図ia+ないし第4ryJf
dlはその工程図、第5図は上記実施例の変形例を示す
断面側面図、第6図(δ)0)は従来の結合方法を示す
断面側面図、第7図は従来方法の問題点を説明するため
の断面側面図、第8図ないし第1O図は第1項、第2項
の発明の第2実施例を説明するための図であり、第ε図
はその加圧状態を示す断面側面図、第9図は製品状態を
示す断面側面図、第10図(a)、第10図(blは結
合工程を示す断面側面図、第11図ないし第14図は第
3項、第4項の発明の一実施例を示し、11図(a)、
第11図(blはその製造工程を示す断面側面図、第1
2図は結合部分の拡大断面図、第13図は該実施例が適
用された打撃式切断機の断面側面図、第14図はその正
面図、第15図+a+、 +blは本発明の詳細な説明
するための図であり、第15図(司はその結合部の拡大
断面図、第15図(blはw / dと結合力との関係
を示す特性図である。 図において、1,41.53はクランチハウジングアン
センブリ、アイドラギヤ、可動型(金属結合部品)、2
.42はキックピニオン軸、ボス(第1金属部材) 、
2c、42b、56d、57dは結合用凹溝、2s、4
2c、56e、57sは突起部、3,43はクランチハ
ウジング、ギヤ板(1J2金属部材)、3b、43b、
57aは結合用穴、31,43a、59aは塑性変形部
、56.57は可動刃、ホルダ(第3.第4金属部材)
、59は結合リング(第5金属部材)である。 特許出願人 ヤマハ発動機株式会社 代理人    弁理士 下布 努 第 図 第 図 第1 第2図 第4図 (a) (b) (d) 第8 図 加圧 第11 図 第12図 第11図 (b) 第13図 第14 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1金属部材と、これより変形抵抗の小さい第2
    金属部材とを、該第2金属部材の塑性変形部を上記第1
    金属部材の外周面の結合用凹溝内に流入嵌合させること
    によって結合させてなる金属結合部品において、上記第
    1金属部材の結合用凹溝縁部の近傍に突起部を形成し、
    該突起部が、上記第2金属部材の一部を塑性変形させて
    上記結合用凹溝内に流入嵌合させていることを特徴とす
    る金属結合部品。
  2. (2)第1金属部材を、これより変形抵抗の小さい第2
    金属部材の結合用穴内に挿入するとともに、該第2金属
    部材を加圧することにより該第2金属部材に形成される
    塑性変形部を第1金属部材の外周面に形成された結合用
    凹溝内に流入嵌合させるようにした金属結合部品の製造
    方法において、上記第1金属部材として結合用凹溝縁部
    の近傍に突起部が形成されたものを準備し、該第1金属
    部材に上記第2金属部材を嵌装してこれの端面を上記突
    起部に当接させるとともに、該第2金属部材を相対的に
    さらに移動するよう加圧し、上記端面の上記突起部との
    当接部を、該突起部による移動阻止により塑性変形させ
    、該塑性変形部を上記結合用凹溝内に流入させるように
    したことを特徴とする金属結合部品の製造方法。
  3. (3)第3金属部材と、これの結合用穴内に挿入された
    第4金属部材との間に該第3、4金属部材より変形抵抗
    の小さい第5金属部材を介在させるとともに、該第5金
    属部材の塑性変形部を第3、第4金属部材に形成された
    結合用凹溝内に流入嵌合させることによって結合させて
    なる金属部品であって、上記第3、第4金属部材の結合
    用凹溝縁部の近傍に突起部を形成し、該突起部が、上記
    第5金属部材の一部を塑性変形させて上記結合用凹溝内
    に流入嵌合させていることを特徴とする金属結合部品。
  4. (4)第3金属部材の結合用穴内に第4金属部材を挿入
    するとともに、該両金属部材間に該両金属部材より変形
    抵抗の小さい第5金属部材を介在させ、該第5金属部材
    を加圧することにより該第5金属部材に形成される塑性
    変形部を上記第3、第4金属部材に形成された結合用凹
    溝内に流入嵌合させるようにした金属結合部品の製造方
    法であって、上記第3、第4金属部材として結合用凹溝
    縁部の近傍に突起部が形成されたものを準備し、上記第
    5金属部材を第3、第4金属部材間に挿入してこれの端
    面を上記突起部に当接させるとともに、該第5金属部材
    を相対的にさらに移動するよう加圧し、上記端面と両突
    起部との両当接部を、該両突起部による移動阻止により
    塑性変形させ、該塑性変形部を上記両結合用溝内に流入
    させるようにしたことを特徴とする金属結合部品の製造
    方法。
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