JPH02168790A - 輝度信号記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野） 本発明は、周波数変調した輝度信号に色信号等の他の信
号を混合して磁気テープに記録再生するヒデオテーブレ
コーダ等の輝度信号記録再生装置に関し、特に、上記輝
度信号の周波数変調キャリア周波数を切り換える機能を
備えてなるものである。

［発明の概要〕 本発明は、周波数変調した輝度信号に色信号等の他の信
号を混合して磁気テープに記録再生する輝度信号記録再
生装置において、再生手段の出力の上側波帯に生じる有
害な周波数成分を除去するフィルタ手段の周波数特性を
、記録系にお＋３る輝度信号の周波数変調キャリア周波
数の切り換えに連動して変化させることにより、上記フ
ィルタ手段によるフィルタ効果を高めて画質の改善を図
るようにしたものである。

〔従来の技術〕

一般に、家庭用ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）では、
クロマ（色）信号（Ｃ）のキャリア周波数（ｆｓｃ）を
低域変換した低域変換クロマ信号（Ｃｃｏｎｖ）を周波
数変調（ＦＭ）された輝度信号（Ｙ　−Ｆ　Ｍ　）に重
畳して磁気テープに記録し、再生時には周波数変調輝度
信号（Ｙ　−Ｆ　Ｍ　）と低域変換クロマ信号（Ｃｃｏ
ｎＶ）とを分離し、上記周波数変調輝度信号（Ｙ−ＦＭ
）から輝度信号を復調するとともに、低域変換クロマ信
号（Ｃｃｏｎｖ）のギヤリア周波数（ｆｃ　）を高域変
換して正規のギヤリア周波数（ｆ　ｓｃ）のクロマ信号
を形成し、これら信Σを混合するごとにより再生ビデオ
信号を得るようにした低域変換クロマ方式か採用されて
いる。

このような低域変換クロマ方式のＶＴＲにおける輝度信
号の再生系には、低域変換クロマ信号（ＣｃｏｎＶ）の
ギヤリア周波数（ｆｃ）をトラップするトラップ回路が
設けられ、このトラップ回路によって上記低域変換クロ
マ信号（Ｃｃｏｎｖ）成分を除去し、また、ｌ：Ｉ−バ
スフィルタを出力段に設ＬＪることにより磁気テープや
磁気ヘラ］Ｓを使用した信号伝送系の歪によって生じる
」−記キャリア周波数（ｆｃ　）の−に側帯波ＵＳＢ　
（２ｆｙ　−ｆｃ　）成分を除去するようにしている。

なお、上記［ｙは周波数変調輝度信号（Ｙ−ＦＭ）のキ
ャリア周波数である。

また、従来、磁気テープに記録される周波数変調輝度信
号（Ｙ−ＦＭ）のギヤリア周波数（ｆｙ）を高域側にシ
フトするごとにより帯域を広くして画質の改善を図るよ
うにしたキャリア周波数（ｆｙ）の切り換え可能なＶ　
Ｔ　Ｒや、低域変換クロマ信＠　（Ｃｃｏｎｖ）のキャ
リア周波数（［Ｃ）と周波数変調輝度信号（Ｙ−ＦＭ　
）のキャリア周波数（ｆｙ　）の中間のキャリア周波数
（ｆａ）を音声信号により周波数変調した周波数変調音
声信号（Ａ−ＦＭ）を上記イ氏域変換クロマ信号（Ｃｃ
ｏｎＶ）と周波数変調輝度信号（Ｙ−Ｆ　Ｍ　）の間の
周波数帯域に重畳して磁気テープに記録するようにして
、音声信号の品質を高めるようにしたＶＴＲが提供され
ている。

（発明が解決しようとする課題〕 ところで、上述の如き従来の低域変換クロマ方式ＶＴＲ
における輝度信号の再生系では、記録系において周波数
変調輝度信号（Ｙ−ＦＭ）のキャリア周波数（ｆｙ　）
を高域イリ１ｊにシフトすると、輝度信号の高域成分が
カントされて反転現象か起こり易くなる。しかも、上記
輝度信号の周波数帯域が１ｌｉｌ＋限されてしまうので
周波数特性が劣化してしまい、上記・トヤリアｒ、’ｉ
ｌ波数（ｆｙ　）を高域側にシフｌ−したことにより画
質改善効果を充分に得ることができないという問題点が
ある。

〔課題を絹″決するための手段〕

そごで、本発明は、Ｆｉ本したような問題点を解〕する
ため、輝度信号を周波数変調する変調手段と、この変調
手段の出力を別の信号と混合して磁気テープに記録する
記録手段と、上記周波数変調のキャリア周波数を切り換
える手段と、上記周波数変調された輝度信号を上記磁気
テープから再生する再生手段と、該再生手段の出力の上
側波帯に生じる有害な周波数成分を除去するフィルタ手
段とを備え、」−記フィルタ手段の周波数特性を」−記
ギャリア周波数の切り換えに応じて変化させるようにし
たことを特徴とする。

〔作用〕

本発明では、再生手段の出力の上側波帯に生じる有害な
周波数成分を除去するフィルタ手段の周波数特性が、記
録系におりる周波数変調輝度信号のキャリア周波数の切
り換えに応じて切り換えられることにより、再生輝度信
号の反転現象が防止されるとともに再生ＲＦ信号の上側
波帯に生じる有害信号成分による再生画像の画質劣化が
防１１−される。

〔実施例〕

以下、本発明に係る輝度信号記録再生装置の一実施例を
図面を参照して説明する。

本発明に係る輝度信号記録再生装置は、第１図に示すよ
うに構成されてなるものであって、第１図のブロック図
に示す実力か例において、入カヒデオ仁号（Ｓｉｎ）は
、信号入力端子１から自動利得制御′Ｊ１回路（ＡＧＣ
）２を介してＹ／Ｃ分離回路３に供給され、このＹ／Ｃ
分剤回路３で輝度信号（Ｙ）とりＩ′Ｊマ（色）信号（
Ｃ）とに分離される。

１−配色クロマ信−号（Ｃ）は、ハン］パスフィルタ（
ＢＰＦ）４を介して自動クロマ信号レベル制御回路（Ａ
ＣＣ）５に供給され、ごの自動クロマ伝号レベル制御回
路５により所定の１８号レベルに制御された状態で周波
数変換回路（ＣＯＮＶ）６に供給される。この周波数変
換回路６は、」二記色信−写（Ｃ）のキャリア周波数（
ｆｓｃ）＋：低域周波数（ｆｃ　）に変換し、その変換
出力すなわち低域変換クロマ信号（ＣＣ０ｎＶ　）をロ
ーパスフィルタ（ＬＰＦ）７を介して信号合成器１３に
供給する。

ここで、上記周波数変換回路６は、例えば、ＰＡｌ、方
式の場合にはｆｓｃ＝４．４３ＭＨｚのクロマ信号（Ｃ
）をｆｃ　＝０．７ＭＨｚの低域変換クロマ信号（Ｃｃ
ｏｎｖ　）に周波数変換する。

また、上記Ｙ／Ｃ分離回路３から得られる輝度信号（Ｙ
）は、ローパスフィルタ（ＬＰＦ）８刀）らプリ・エン
ファシス回路９を介して周波数変調回路１０に供給され
ている。この周波数変調回路１０は、発振器１１から供
給されるキャリアを上記輝度信号（Ｙ）によって周波数
変調し、その変調出力すなわち周波数変調輝度信号（Ｙ
−ＦＭ）を上記信号合成器１３に供給する。こごで、上
記発振器１１は、スイッチ１２の操作により発振周波数
をｆｙ　＝４．７ＭＨｚとｆｙ’＝５．’２ＭＨｚに切
り換えることができるように構成されている。

そして、上記信号合成器１３は、上記周波数変調輝度信
号（Ｙ−ＦＭ）と低域変換クロマ信号（Ｃｃｏｎｖ）と
を加算合成する。この信号合成器１３で加算合成された
合成出力し」、記録増幅器１４から切り換えスイッチ１
５を介して回転磁気ヘソＩ・１６に供給され、この回転
磁気ヘット１６により磁気テープ１７に記録される。

このように磁気テープ１７に記録されたビデオイ；ｉ号
を再生する再刈−系では、−Ｉ−記磁気テーブ１７の記
録トラックを回転磁気へソＦ　１６がトレースするする
ことによって得られる再生ＲＦ信号が、切り換えスイン
チ１５を介して再生増幅器２１に供給され、この再生増
幅器２１により増幅されて輝度惟号（Ｙ）再生系の第１
のトラップ回路３〕とクロマ信号（Ｃ）再生系のし１−
パスフィルタ（ＬＰＦ）２２に供給されるように構成さ
れている。

ここで、回転磁気ヘット１６から得られる再生ＲＦ信号
は、前述した記録系において上記発振器１１の発振周波
数をｆ　ｙ−４、７Ｍ　）−（ｚとして記録が行われて
いるよ、第３図の（Ａ）に示すように、信号伝送系の歪
によって生じる上記キャリア周波数（ｆｃ　）の上側帯
波ＵＳＢ　（２ｆｙ　−ｆｃ）成分を周波数が８．７Ｍ
Ｈｚのところに含め、また、上記発振器１１の発振周波
数をｆｙ”−５２Ｍ　Ｈｚに切り換えて記録が行われて
いると、第４図の（Ａ）に示すように周波数が９．７Ｍ
Ｈｚのところに上側帯波ＵＳＢ　（２ｆｙ−ｆｃ　）成
分を含んでいる。

そして、上記ローパスフィルタ２２は、上記再生ＲＦ信
号中の低域周波数成分ずなわち低域変換クロマ信号（Ｃ
ｃｏｎｖ）を取り出す。このローパスフィルタ２２から
得られる低域変換クロマ信号（Ｃｃｏｎｖ）は、自動ク
ロマ信号レベル制御回路（ＡＣＣ）２３に供給され、こ
の自動クロマ信号レベル制御回路２３により所定の信号
レベルに制御された状態で周波数変換回路（ＣＯＮＶ）
２４に供給される。この周波数変換回路２４は、低域変
換クロマ信号（Ｃｃｏｎｖ　）のキャリア周波数（［Ｃ
）を正規の−１−ヤリア周波数Ｎ５ｃ）に高域変換し、
その変換比ツノすなわち正規のキャリア周波数を有する
クロマ信号（Ｃ）をクロマ・コムフィル夕２５とバント
パスフィルタ（ＢＰＦ）２６を介して信号合成器４Ｉに
供給する。ここて、−１−記周波敞変換回路２４は、ｆ
　ｃ　＝　０　、　７　Ｍ　Ｈｚの低域変換クロマ信号
（Ｃｃｏｎｖ）をＦＡＩ一方式における正規のキャリア
周波数ｆｓｃ＝　４　、　　／Ｊ　３　ＭＨＺのり１−
２７信号（ｃ）　ｇこ周波数変換する。

また、上記再生増幅器２１から再生ＲＦ（３号が供給さ
れる第１のトランプ回路３冒Ｊ、上記再生ＲＦ信号中に
含まれている低域変換クロマ信号（Ｃｃｏｎｖ　）のギ
ヤリア周波数ｆｃ　＝０．１ＭＨｚ成分を１−ラップし
て除去する。この第１の１ランプ回路３１の出力は、第
２の再生増幅器３２を介して第２のトラップ回路３３に
供給されている。

この第２のトランプ回路３３は、上記回転磁気・＼ラド
１６や磁気テープ１７を用いた磁気記録再生系に歪によ
って再生ＲＦ信号の高域側に生じる上側帯波ＵＳＢ　（
２ｆｙ−ｆｃ　）成分をトラ・ンプして除去する。上記
第２の１−ランプ回路３３は、前ｉホの記録系における
周波数変調用のキャリアを出力する発振器１１の発振周
波数、ずなわぢキャリア周波数を切り換えるスイッチ１
２の操作に連動して切り換え制御されるスイッチ３４の
動作により周波数特性を変化さゼることができるように
構成されている。

この実施例において、上記第２のトランプ回路３３は、
第２図に示すように抵抗Ｒ１を介して接続された信号ラ
インの出力端子に直列接続されたコイルＬとコンデンサ
Ｃとから構成され、この直列回路がスイッチング用のト
ランジスタＴｒを介して接地されている。このトランジ
スタＴｒは、制御端子Ｔｃから人力され、２個の分割抵
抗）マ。

Ｒ３により分圧されて上記Ｉ・ランジスタＴｒのヘース
に印加される制御電圧によってスイッチング制御される
。

そして、上記第２のトラップ回路３３の出力は、ソフト
・リミッタ３５と通常のリミッタ３６を介して復調回路
３７に供給されている。この復調回路３７は、上記リミ
ッタ３６を介して供給される再生ＲＦ信号中の周波数変
調輝度信号（ｙ−ＦＭ）から輝度信号（Ｙ）を復調する
。この再生輝度信号（Ｙ）は、ローパスフィルタ（ＬＰ
Ｆ）３８、デ・エンファシス回路３９さらにノイズ除去
回路４０を介して信号合成器４１に供給される。

この信号合成器４１は、上記色信号再生系から供給され
る再生クロマ信号（Ｃ）と上記輝度信号再生系から供給
される再生輝度信号（Ｙ）を加算合成することにより再
生ビデオ信号を形成し、この再生ビデオ信号を信号出力
端子４２から出力させる。

上述の如き構成された輝度信号記録再生装置では、再生
ＲＦ信号に含まれているト側帯波ＵＳＢ（２Ｄ−ｆｃ　
ｌ）成分は、輝度信号再生系により復調されると、（ｆ
　ｙ−ｆ　ｃ　）の周波数成分となる。従って、上述の
第３図の（Ａ）に示したスペクトラム分布の再生ＲＦ信
号から輝度信号再生系により輝度信号（Ｙ）を復調する
場合に、周波数が８．７ＭＨｚの上側帯波ＩＪ’ＳＢ　
（２ｆｙ　−ｆｃ）成分を除去しておかないと、上記（
ｆｙ　−ｆＣ）の周波数成分が、第３図の（Ｂ）中に破
線で示すように再生輝度信号（Ｙ）の信号帯域の高域成
分に現れてしまう。しかし、上記上側帯波ＵＳＢ　（２
ｆｙ　−ｆｃ　）成分は、−１＝述したように第２のト
ラップ回路３３によりトラップされて除去されてなるの
で、再生画像の画質を劣化させることがない。

また、」Ｌ記記録系において発振器Ｉ】の発振周波数を
ｆｙ’＝５．２ＭＨｚに切り換えてビデオ信号の記録が
行われ、上述の第４図の（Ａ）に示したようなスペクト
ラム分布の再生ＲＦ信号から輝度信号再生系により輝度
信号（Ｙ）を復調する場合には、上記記録系における発
振器１１の発振周波数の切り換えに連動して第２のトラ
ンプ回路３３を構成する前述のトランジスタＴｒがオフ
、すなわち上記スイッチ３４が開成され、」二記第２の
トラップ回路３３のトラップ周波数が無限大に切り換え
られる。このように上記第２のトラップ回路３３のトラ
ンプ周波数を無限大に切り換えておくごとにより、再生
輝度信’３’（ｙ）の信号帯域の高域部分が上記第２の
トラップ回路３３の周波数特性により制限されることか
なくなり、復調回路３７により復調されろ由・″１創句
臭イ８．可（＼〕に八５・中７゜現象を生ずることかな
く、極めて画質の高い再ノ１−画像を再現するごとかど
き？・。この場名　−に記１１１生ＲＦ信号に含まれて
いる周波数が９．７ＭＨ２の上側帯波ＬＩＳＢ　（２ｒ
ｙ　−ｆｃ　）成分は、１−記復調回路３７により復調
Ａると（ｆｙ’　　ｆｃ）の周波数成分となり、この１
ｍｍ波数性は第４しｊの（Ｂ）中において実線で小ずよ
２１に肖牛輝度イ１、↓ｊ（Ｙ）の信冒）１）域よりも
高域側Ｑご現（するので、■）生画像の画質を劣化さ一
ヒるごＣ−が′７０（い。

なお、上述の実施例に、むいて、第２θ゛メ１−５．ツ
ノ。

回路３３のトラップ周波数Ｌｌｌｌ：　、記録系４：　
ＪＮＬ、ｌイ）周波数変調の；１−やりア周波数のりＪ
／）換えるこ応こて変化させれば良く、必ずしも無限大
に切り換える必要なない。

また、］二述の実施例において、低域変換りＩコマ信号
（Ｃｃｏｎｖ）の・トラップ周波数（ｆｃ　）と周波数
変調輝度信号（Ｙ−Ｆ、Ｍ）　ｏ）−＋　ヤリア周波数
（ｆｙ）の中１７７１のキャリア周波数（ｒａ）を音声
信号によって周波砂変調した周波数変、羽音パｉ信−号
（八−ＦＭ）を、」−記記録系の信号合成器］３に供給
するようにし、に記周波数変調音声信号（△ＦＭ）を低
域変換クロマ信号、（Ｃｃｏｎｖ）と周波数変調輝度信
号（１−ＦＭ）の間の周波数帯域に重畳して磁気テープ
１７に記録し、品質の高い音声信号の記録再生を行うよ
うにしても良い。

さらに、本発明は、」二連の実施例のようにＰＡｌ、方
式のＶＴＲ以外の例えばＮＴＳＣ方式のビデオ信号の記
録再生を行うＶ　Ｔ　Ｒにも適用でき、前記実施例のも
のと同様の作用効果を実現できる。

〔発明の効果〕

」二連したように、本発明に係る輝度信号記録再生装置
では、記録系における輝度信号（Ｙ、）の周波数変調用
のキャリア周波数の切り換えに応じて再生系のフィルタ
特性を切り換えることにより、再生輝度信号（Ｙ）の反
転現象域を防止し、しかも、再生ＲＦ信号の上側波・１
１シに生じる有害信号成分による再生画像の画質劣化を
確実に防止することができ、品質の高い画像再生を行う
ごとができる。

【図面の簡単な説明】

第１図Ｌ１本発明に係る輝度信号記録再生装置の実施例
を示すブロンク図であり、第２図は上記輝度信号記録再
生装置を構成する第２のトラ、プ回路の具体的な構成例
を示す回路図であり、第３図及び第４図は上記輝度信号
記録再生装置における輝度信号再生系の動作を説明する
ための各スペクトラム分布図である。 １　・・・　・・信号入力端子 ３・・　　・・・・Ｙ／Ｃ分離回路 ６．２４・・　・周波数変換回路 １０・　・・・　周波数変調回路 １１・　・・　　発振器 １２３４　　・　スイッチ １３・　　・　・信号合成器 ］６　・・・・　回転磁気ヘット １７・・　・・　磁気デ＝ブ （３１・・第１のトラップ回路 ４２　・ 第２のトラップ回路 ・・復調回路 ・・・信号出力端子 特許出願人　　　ソニー株式会社

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）輝度信号を周波数変調する変調手段と、上記変調
   手段の出力を別の信号と混合して磁気テープに記録する
   記録手段と、 上記周波数変調のキャリア周波数を切り換える手段と、 上記周波数変調された輝度信号を上記磁気テープから再
   生する再生手段と、 上記再生手段の出力の上側波帯に生じる有害な周波数成
   分を除去するフィルタ手段とを備え、上記フィルタ手段
   の周波数特性が上記キャリア周波数の切り換えに応じて
   変化させられてなる輝度信号記録再生装置。
2. （２）前記別の信号は、色信号であることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の輝度信号記録再生装置。
3. （３）前記別の信号は、周波数変調された音声信号であ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の輝度信
   号記録再生装置。