JPH02168506A - 耐トラッキング性材料 - Google Patents

耐トラッキング性材料

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JPH02168506A
JPH02168506A JP32229988A JP32229988A JPH02168506A JP H02168506 A JPH02168506 A JP H02168506A JP 32229988 A JP32229988 A JP 32229988A JP 32229988 A JP32229988 A JP 32229988A JP H02168506 A JPH02168506 A JP H02168506A
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JP
Japan
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magnesium hydroxide
parts
thermoplastic
weight
tracking
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Pending
Application number
JP32229988A
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English (en)
Inventor
Seiichi Takaoka
誠一 高岡
Masatoshi Ochiai
落合 正俊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐トラツキング性材料の改良および浚れた耐ト
ラツキング性を有する熱回復性物品に関する。
(従来の技術) 塩害地域その他の汚染地域で開用する絶縁材料としては
1例えば屋外ケーブルの接続、ケーブル端末の補強、防
食、防水ろるいは補修に用いら几るシート状、チューブ
状等の絶縁材料がある。
かような絶縁材料をに用し次場合、塩類、粉擾等が絶縁
材料に槓り、ここに降雨により水が付着するとu4戊区
流が流れ、ジュール熱VCよる付着水分の蒸発により一
洩電流路が断路して該個所で放電が発生し、この放電に
よって絶縁体表面が炭化し、以後この炭化の累積的発生
により戻化略が樹枝状に成長する現象、いわゆる「トラ
ッキング」の発生が不可避である。
そして、かようなトラッキングを抑制する有機絶縁材料
としては、ポリエチレン(pp)のような熱可塑性樹脂
に水酸化マグネシウム全配合しtものが知ら几ている(
特開昭59−68346号公報。
特開昭61−31446号公報)。
上記水酸化マグネシウム配合の有機絶縁材料によ几ば、
トラッキング現象の発生を遅延せしめ侍るが、熱可塑性
樹脂100重量部に対する水酸化マグネシウムの配合f
は0通常の4hi&でも5o鉱麓部以上、璽汚染地域で
は700直量以上も必要であった。
この有機絶縁材料は匣°用に際し、シート状、チューブ
状等に成形するが、水酸化マグネシウムを多濾に配分す
ると1機械的特性の低下を招くことがあり、特に伸びの
小さなものとなり易い。
有機絶縁材料における伸びは重要な特注でるり。
伸びの小ささは重大な欠陥となることがある。例えば、
熱収量性を有する有機絶縁材料を望む場合にに、熱可塑
性樹脂と水酸化マグネジタム粉末を混合した組成物をシ
ート状、チューブ状等に成形し1次いで該成形物を熱延
伸した後、この延伸状態を保愕して冷却することlこよ
す熱収縮性を付与している。このとき、絶縁材料の埋び
が小さいと。
熱延沖作業時に成形物が破断し、熱収縮性物品が得られ
ないことがめり、また、比とえ熱収縮性物品が得られて
も、その熱延伸の度合が低く、熱収量半の小さなものと
ならざるを得ない。
(発明が解決しようとする課題) 従って1本発明は耐トラツキング性を維持しつつ、伸び
の大きなltA縁材料t−提供すること倉七の目的の1
つとする。更に1本発明は耐トラツキング性に優れると
共に熱回復性の度合の大きな熱回復8:@品t−提供す
ることも目的とする。
(課題を解決する之め0手段) 本発明者は上記目的達成の友め檀々検討の結果。
従来の熱可塑性樹脂と水酸化マグネシウムの二者混合系
に特定の第三成分金持定量配合することによって、伸び
特性を同上できることを見出し1本発141jを完成す
るに至り友。
即ち1本発明に係る耐トラツキング性材料は。
熱可塑性樹脂100電量部に対し、熱可塑性ゴム1υO
〜50υ@黛部が配合され、更にこれら熱可塑性樹脂と
熱可塑性ゴムの合計量1t)u直童部に対し。
水酸化マグネシウム20〜50重量部が配合されて成る
ものでるる。
本発明に2いて用いる熱可塑性gB脂は、従来から耐ト
ラツキング性材料の主成分として用いられているものが
そのまま受用でき、好ましい具体例として、pg、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体。
ポリアクリル酸エチル等t−挙げることができる。
これら熱可塑性樹脂は単独で用いてもよく、あるいに二
種以上を併用してもよい。
この熱可塑性樹脂には、エチレンプロピレンジェンター
ポリマー(EPDM)、スチレン−ブタジェン−スチレ
ン共重合体CBBS)、  スチレン−エチレン−ブタ
ジェン−スチレン共重合K(SEBS)等の熱可塑性ゴ
ムが混合さ几る。
熱可塑性ゴムの配合tは樹脂100重量gに対し。
100〜500重童部(好ましく rilo1重童部以
1.より好ましくは1it)〜500直盪部9である。
かような量のゴム配合によれば、得られる耐トラツキン
グ性材料に2ける水酸化マグネシウムの分散性が向上し
、該材料の伸びは実用に供し得る程度に大きくなる。ゴ
ムの配合量が少な過ぎると伸びの向上が期待できず、多
過ぎると抗張力の低下を招くので、いずnも好ましくな
い。
更に1本発明に2いては上記熱可塑性樹脂および熱可塑
性ゴム両者の会計量100重量部に対し。
20〜50重量部の水酸化マグネシウムが配会さ几る。
水酸化マグネシウムの配合量が少な過ぎると耐トラツキ
ング性の同上が望めず、配合量が多過ぎると熱可塑性ゴ
ムの配合にも何らず、伸びの低下傾向を生ずる。
本発明における水酸化マグネシウムの配合tri従来の
材料が軽汚染環境で用いる場合でも50重量部以上を要
したのと比べ少量であり、それにも拘らず、従来と同等
以上の耐トラツキング性を示すと共に機械的特性の向に
、をも得ら几ることは。
本発明による固有の効果である。
なお1本発明において用いる水酸化マグネシウムとして
は、平均粒径lμ慨以下で且つ比表面積が5rl19以
J:、(BET法による測定値)の粉末を用−るのが好
ましいことが判明している。
また、熱可塑性樹脂および熱可塑性ゴムへの分散性同上
の之め、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸あるいは
脂肪酸金属塩で表面処理した水酸化マグネシウム粉末ヲ
匣用することも好ましいも0である。分散性向上の次め
の水酸化マグネシウムに対する表面処理は既IC知らn
ており1例えば。
「無ai@質とポリマーとの相互作用(経゛膚開発セン
ター出版部、総合技術資料果)」の第395〜420頁
に記載されている。
勿論、かような表面処理を施した水酸化マグネ79ム扮
木は、協和化学工業社製、商品名キスマー等が市販され
ているので、これらを入手して便用することもできる。
本発明の耐トラツキング性材料は上記三者t−混合した
粉末状であってもよいが、屋外ケーブルの接続等に用い
るため6通常、シート状、チューブ状等の所定形状に成
形されて用いられる。
不発9jは更に熱!21&性物品をも提供する。この熱
回復性物品は、熱度mL1:植脂、熱町塑性ゴム2よび
水酸化マグネシウムの三者t−に記の如く配合した耐ト
ラッキング性材料tシート状、チニープ状等の所定形状
に成形し、この成形品に熱回復性(通常は熱収縮性であ
るが、熱膨張性であってもよい)全付与したものである
熱町朦性樹脂あるいはゴムから成る成形品に熱収縮性を
付与する方法としては9例えば該成形品を架橋しく化学
架橋、放射#M照射架傭等)1次いで成形品を熱延伸し
、この延伸状態を維持した筐ま冷却する方法が公知であ
る。
従りて1本発明の熱収縮性物品も耐トラツキング性材料
から成る成形品に、上記方法を通用して得ることができ
る。
かような方法’km用して熱収縮8:傍品を得る際。
と記載トラッキング性材料から成る成形品は、−4:の
配分、成形法等に工つて変わるが、伸びか最大約100
1j%程度のものがあり、従って%延伸率もこれに応じ
大きく、ガえば約200%程度にもI!&疋できる。こ
のため、熱収縮率も約70%と大@なものt−得ること
ができる。
(実施例) 以下、実施例に工9本発明を更に詳細VC説明する。な
お、配合量を示す「部」は全て「重を部」を意味する。
実施例1 比110.96のPB (三片石油化学工業社製、商品
名ミ2ソン67 ) 20部、EPDM (三片石油化
学工業社製、商品名X−65) 80部、水酸化マグネ
7ウム20部、酸化防止剤ペンタエリスリチルナト2キ
ス(3−(3,5−ジター7ヤリグテルー4−ヒドロキ
シフェニル〕グロビオネート〕(チバガイギー社製1曲
品名イルガノックス)2部および黒色顔料ベンガラ2s
を温度140℃の熱ロールで混練りし5次いで内径IQ
Jul、肉厚IJIIIOチューブ状に押出し、耐トラ
ッキング注材料t−得る。なお。
水酸化マグネシウムとしては平均粒径0.8μ惰、比表
面積8イ/1(BET法による測定1直)で且っオレイ
ンm−arxt処理品を用いた。
次に、このチューブに対しl U Mrad (1)電
子I/Mを照射して架橋し、温度140℃に加熱し、そ
の内径が20 amになるように径万同VC延押しく円
部に全気圧をかけて延伸)、この延伸状頭金維持して室
温(約25℃)まで冷却する。
これにより、内径2υ鵡、肉厚0.9部翼の熱収縮性チ
ューブ(試1!−11)が侍らn fc、。
実施例2 PE、EPDM、  水酸化マグネ7クム、#化防止剤
2よび顔料の配合部数、あるいは水酸化マグネシウムの
d1類(平均粒径、比表面積6表面処理の有無)’kM
L表に示すように変えること以外は実施例1と同様に作
業し、7檀の熱収縮性チューブ(試料2〜8)を得た。
比較例 PE、EPDM、  水酸化マグネシウム、酸比防止剤
ンよび顔料の配合部数を第1表に示すように設定するこ
と以外は[i例1と同様に作業し、5権の熱投a在チニ
ーブ(試料9〜13)を得た。
仁れら実施例お工び比較例によって得られた熱収縮性チ
ューブについて、下記要領でus fr、 61い、得
られft−結果を第1表に併記する。
A、引張り強さ2よび伸び試験 JIS  C2132に準じ、3号ダンベルにテfTら
抜き、温度285℃、引張り速度200關/minの条
件で、ショツパー型引張り試験機にょジ°測定した。
B、耐トラッキング性試験 ASTM D  2303に準じ、シート状試験片(熱
投M性チューブから切り取り几もの)上に標準汚損gを
流し、該試験片に接触する電極間に電圧を印加しく開始
電圧2.5KV)、段階的に電圧t−あげ。
トラツ牛ング現象が始まる電圧t−みる。
C1耐アーク性試験 JIS K  69112に規正される方法による。
以’F宗日 (発明の効果) 本発明は上記のように構成されており、熱0Tffi性
樹脂および水酸化マグネ7クムの系に更に熱可塑性ゴム
を配分したので、水酸化マグネシウムの匣用量が少黛で
あるにもかかわらず、耐トラツキング性のレベルを維持
しfCまま2機械的特性の改良され友耐トラッキング性
材料お工び該材料から成る熱tgI僕注四品を提供でき
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂100重量部に対し、熱可塑性ゴム
    100〜500重量部が配合され、更にこれら熱可塑性
    樹脂と熱可塑性ゴムの合計量100重量部に対し、水酸
    化マグネシウム20〜50重量部が配合されて成る耐ト
    ラッキング性材料。
  2. (2)熱可塑性樹脂100重量部に対し、熱可塑性ゴム
    100〜500重量部が配合され、更にこれら熱可塑性
    樹脂と熱可塑性ゴムの合計量100重量部に対し、水酸
    化マグネシウム20〜50重量部が配合された耐トラッ
    キング性材料を所定形状に成形して成る熱回復性物品。
JP32229988A 1988-12-20 1988-12-20 耐トラッキング性材料 Pending JPH02168506A (ja)

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JP32229988A JPH02168506A (ja) 1988-12-20 1988-12-20 耐トラッキング性材料

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JP (1) JPH02168506A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013617A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Tosoh Corp ポリアリーレンスルフィド組成物
CN103408953A (zh) * 2013-08-08 2013-11-27 山东建筑大学 一种沥青化橡胶颗粒改性剂及制备方法

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