JPH02166335A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH02166335A
JPH02166335A JP63321707A JP32170788A JPH02166335A JP H02166335 A JPH02166335 A JP H02166335A JP 63321707 A JP63321707 A JP 63321707A JP 32170788 A JP32170788 A JP 32170788A JP H02166335 A JPH02166335 A JP H02166335A
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米田 裕二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動温調機能の他、人の動きに応じた運転
制御機能を有する空気調和機に関するものである。
(従来の技術) 近年の空気調和機は、室内の温度を利用者の希望する設
定温度に近づけ、そしてこの温度に維持するように運転
を制御する自動温調機能を備えている。ところで室内に
おける利用者の行動状態は種々変化し、例えば大きな動
きを行った後には体温の上昇を生じることから、静止状
態で快適であった略設定温度の室温状態も、そのままで
は逆に暑苦しさを感じるものとなってしまう。
そこで本出願人は、人の動きを検出し、その検出結果に
応じて設定温度を変更する機能を有する空気調和機を先
に提案した(特願昭63−219690号参照)。その
装置は、人体の体温相当の赤外線に感応する赤外線セン
サを備えると共に、室内に対して離散的な複数の検知ゾ
ーンを設定する集光レンズを設けて、室内における人の
動きに伴って、非検知ゾーンから上記検知ゾーンへの人
の出入りを生じたときの上記赤外線センサへの入射赤外
線量の変化を検出するように構成している。そして所定
時間内の変化回数を計数することによって、室内におけ
る人の動きの頻度、すなわち活動量を把握し、その結果
に基づいて、設定温度を自動的に変更する。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように人の動きに適応した制御を行うことによっ
て、より快適感を向上することが可能である。しかしな
がら、上記では検知ゾーンへの人の出入りの回数が同じ
であれば大きな動きも小さな動きも同質なものとして把
握されるために、体温の変化に対しては必ずしも的確に
追随した制御とはならない場合を生じ、このため充分に
満足し得る快適性が得られないという問題を生じている
この発明は上記に鑑みなされたものであって、その目的
は、人の動きに伴う体温変化をより的確に検出すること
が可能であり、これによって空調快適性をさらに向上し
得る空気調和機を提供することにある。
(課題を解決するための手段) そこでこの発明の第1請求項記載の空気調和機は、室内
から放射される赤外線が入射する赤外線センサ3と、上
記赤外線センサ3の出力から赤外線放射物の温度を求め
る温度検出手段44と、上記赤外線センサ3の出力の所
定時間内における変化量を基準値と比較して人の存在を
判別する人検出手段43と、人の存在が判別されたとき
の上記温度検出手段44で求められる温度を人体表面温
度として記憶する記憶手段42と、上記人体表面温度の
変化に基づいて空気調和機本体20の運転を制御する運
転制御手段45とを設けている。
また第2請求項記載の空気調和機は、上記第1請求項記
載の装置において、室内温度を設定温度に近づけるべく
上記空気調和機本体20の運転を制御する上記運転制御
手段45が、上記人体表面温度の上昇変化量が基準量を
超えた時に設定温度を低い温度に変更する設定温度変更
手段48を有している。
なおこの明細書の中では、波長1〜15μmの赤外線を
対象とし、この赤外線に光に係る誘電を適宜用いて説明
する。
(作用) 上記第1請求項記載の空気調和機においては、室内の床
面等から放射される赤外線が赤外線センサ3に入射し、
その強度から床面等の温度が検出される。また検出する
領域に人がおり、人体から放射される赤外線が上記セン
サ3に入射する場合には、その人の動きに伴って上記セ
ンサ3への入射赤外線量が人体からの赤外線量と床面等
からの赤外線量との間で変動するものとなり、この入射
赤外線量の変化量を基準値と比較することによって、人
の存在が判別される。そして通常、空調室内は人体温度
よりも低い温度に調節されることから、上記入射赤外線
量の変化の中で、最大の赤外線量に応じる温度が人体表
面温度として同時に求められる。このように、上記にお
いては室内における人の検出がなされると共に、その人
の体温が直接的に検出されるので、この検出結果に基づ
いて運転を制御することで、空調快適性の向上を図るこ
とが可能となり、例えば第2請求項記載の空気調和機の
ように、人体表面温度の上昇変化量が大きくなったこと
が検出された場合に、設定温度を低く変更し、室温を低
下させることによって、体感温度の上昇が抑えられ、快
適な空調感を維持することが可能となる。
(実施例) 次にこの発明の空気調和機の具体的な実施例について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず第2図には、この発明の一実施例における空気調和
機の壁掛は形室内機(空気調和機本体)20が一壁面に
取付けられた室内の模式図を示している。上記室内機2
0には、その前面パネルに吸込口21と、この吸込口2
1の下側に吹出口22とが形成され、この吹出口22に
吹出風の吹出方向を制御するための水平フラップ23、
垂直フラップ24が設けられている。そして上記吸込口
21の側部に赤外線検出装置Mが内装されている。
第3図には、上記赤外線検出装置Mの内部構成を示す断
面図を示しており、図において、lは、上記赤外線検出
装置Mの略箱形のケーシングであって、このケーシング
1の内部に立設されている回路基板2に、熱雷形の赤外
線センサ3がその受光面を上記ケーシングlにおける前
面(第3図において下側の面)4に5Rませて取着され
ている。
そして上記前面4にはフレネルレンズより成る集光板5
が装着される一方、ケーシング1内に上記回路基板2を
囲う円筒状のドラム6が立設されている。このドラム6
の下端軸部には、第4図に示しているようにステップモ
ータ7が連結されている。
上記集光板5は、赤外線検出装置Mが例えば8畳間の壁
面に据付けられる室内機に内装される場合、第4図に示
すように、上下二段、左右三列の計6個の小レンズ部5
a〜5fを有するフレネルレンズにより構成される。こ
れらの小レンズ部5a〜5fは、第2図に示すように、
上記8畳間の室内において室内機20の直下近傍を除く
床面を、上記室内機20据付壁面からの前後方向に二分
割、左右方向に三分割した計6領域A−Fにそれぞれ対
応して設けられ、領域Aの床面や壁面、家具等から放射
される赤外線が小レンズ部5aを通して、また領域B、
C,D、ESFからの各赤外線はそれぞれ小レンズ部5
b、 5c、 5d、 5e、 5fを通して、上記セ
ンサ3の受光面に集光するようになされている。
一方、第5図に示すように、前記ドラム6の円筒面には
、周方向に互いに離間すると共に上下方向に位置の異な
る小形状の第1、第2開口8.9と、さらに形状の大き
な第3開口10とが形成されている。このドラム6を、
例えば第3図において左回転させる場合に、まず回転の
初期位置において、第3開口10が集光板5とセンサ3
との間に位置し、このときには室内における全領域A〜
Fからの赤外線が上記第3開口10を通してセンサ3に
入射する。そして回転を開始すると、上記第3開口10
が全入射光路から外れた時点で第1開口8が領域Aから
の入射光路上に位置し、このとき、領域Aからの赤外線
のみがセンサ3に入射する。次いでさらに回転させるこ
とによって上記センサ3への入射が領域B、Cからの赤
外線に順次切換えられる。そして第1開口8が領域Cか
らの入射光路上を超えた時点で、第2開口9が領域りか
らの入射光路上に位置し、したがってさらに回転させる
ことで、上記と同様に、センサ3への入射が領域り、E
、Fからの赤外線に順次切換わるようになされている。
次に上記構成の赤外線検出装置Mを有する空気調和機で
の運転の制御について説明する。第6図にはその制御ブ
ロック図を示しており、図のように、上記赤外線検出装
置Mの前記回路基板2上に、上記のようなドラム6の回
転制御と、センサ3に入射する赤外線量から各領域A−
F毎の床面等の温度及び人の検出を行う制御回路30が
構成されている。この制御回路30において、センサ3
からの出力は、増幅回路31、補正演算部32で信号増
幅と補正とが行われた後、温度変換部33において温度
信号に変換され、マイクロコンピュータの機能を有する
制’411 I Cから成るシーケンス処理部34に入
力される。上記補正演算部32には、放射率補正回路3
5、センサ3の周囲温度による温度補正回路36の他に
、センサ3の受光面への入射赤外線の入射角が各領域A
−F毎に異なることを補正する赤外線入射エネルギ補正
回路37、また床面までの距離や小レンズ部で規定され
る集光面積が各領域A−F毎に異なることを補正する距
離・面積補正回路38が設けられている。これらの赤外
線入射エネルギ補正回路37と距離・面積補正回路38
とには、各領域A−F毎の検出操作開始時に、シーケン
ス処理部34から検出しようとする領域に対応する補正
定数が入力される。
上記シーケンス処理部34は、モータ駆動部41に逐次
作動信号を出力し、これによってドラム6の回転角度位
置を制御する機能と、上記温度変換部33での温度信号
から各領域A−F毎の温度と人との検出操作を行い、そ
の結果を記憶部(記憶手段)42に格納する機能とを有
しており、以下、上記シーケンス処理部34での制御に
ついて第7図の制御フローチャートを参照して説明する
第7図のステップS1は検出領域の切換を行うステップ
であって、モータ駆動部41に作動信号を出力し、これ
によりステップモータ7が作動されて、ドラム6は、ま
ず前記した第1開口8が領域Aからの入射光路上に位置
するまで回転される。
次いでステップS2において上記した補正演算部32に
領域Aに対応する補正定数を出力した後、ステップS3
において、−領域当たりの検出操作時間tl (例えば
3秒)の時間設定がなされているタイマtmlの計時を
開始し、このタイマtmlでの計時が設定時間t1に達
するまで(ステップS5)、ステップS4で上記温度変
換部33から入力される温度信号の読込を所定のサンプ
リング時間毎に繰返す。
次いでステップS6は、上記検出操作時間t1の間に読
込まれた温度の中から最高温度Tmaxと最低温度Tm
1nとの温度差を基準値ΔTと比較するステ・ンプであ
る。検出領域Aに人が存在せず、領域Aにおける床面や
壁面、家具等の静止物からの放射赤外線のみが上記検出
操作時間tlO間にセンサ3に入射している場合には、
数秒の検出操作時間の間では入射赤外線量に殆ど変化を
生じない。一方、動体である人が領域Aにいる場合には
、この人の動きに伴って人体から放射される赤外線量と
、床面等からの放射赤外線量との間で上記センサ3への
入射赤外線量の変動を生じる。このことから、静止体の
みの場合と人がいる場合とを識別し得る基準値へTと上
記温度差(Tmax−Tmin)とを比較することによ
って、人の有無を判別することが可能であり、また、人
の存在が判別された領域における高低温度によって、通
常、空調室内は人体温度よりも低い温調状態となされる
ことから、上記最高温度Tmaxが人体の表面温度とし
て、また最低温度Tm1nが床面等の背景温度としてそ
れぞれ求められることとなる。
そこで上記ステップS6において、温度差(TmaxT
min)がΔTを超えている場合には、ステップS7に
おいて記憶部42における領域Aに対応する人検出メモ
リに人の存在ありの確定信号を格納すると共に、ステッ
プS8において上記最高温度Tmaxを人体表面温度と
して、またステップS9において最低温度Tm1nをそ
の領域の床面等の温度を示す領域温度として、それぞれ
記憶部42の領域Aに対応する温度メモリに格納する。
一方、上記温度差(Tmax  Tm1n)がΔT以下
である場合には、ステップS10において上記人検出メ
モリに人不在信号を格納した後、ステップS9に移行す
ることによって領域温度として最低温度Tm1nのみを
上記温度メモリに格納して、領域Aに対する検出操作を
終了する。したがってこの実施例の場合には上記ステッ
プS6、S7、SIOによって人検出手段43を、また
ステップS8、S9によって温度検出手段44を構成し
ている。
次のステップSllは、領域Fに対する検出操作を終了
したか否かを判別するステップであり、領域Fに対する
検出操作を終了するまではステップS1に戻る処理が行
われる。したがってステップS1において検出領域を次
の領域Bとする切換操作、すなわち領域Bからの赤外線
がセンサ3に入射するようにドラム6の回転が行われ、
以降ステップSllまでの処理が繰返されることによっ
て、上記と同様に、領域Bにおける人の有無と温度の検
出が行われる。続いて領域C,D、E、Fの順で順次同
様の操作が繰返され、領域Fに対する検出操作を完了し
た段階で、ステップSllからステップS12に移行し
て、空気調和機全体の運転を制御する空調運転制御装置
(運転制御手段)45に、検出操作完了信号と、上記記
憶部42に格納された各頌域毎の温度と人の判別結果を
送信する。その後、再びステップS1に戻る処理を行い
、したがって以降、領域AからFに至る検出操作が繰返
され、領域Fまでの操作が完了する毎に、約20秒の時
間間隔で検出操作完了信号と、そのときの検出結果とが
上記空調運転制御装置45に順次送信される。
第8図(a)(b)には上記制御結果の一例を示してい
る。同図(a)において、領域C,E、Fでの各検出温
度は検出操作時間t1の間、大きな変化を生じておらず
、この結果、同図(b)に示しているように、これらの
各領域C,E、Fは人の不在領域として確定され、それ
ぞれの検出温度が各領域温度として求められる。一方、
同図(a)中の領域りにおいては、検出操作時間t1の
間に検出温度の大きな変化を生じたことから、同図(b
)に示すように、この領域りに人ありの確定がなされる
と共に、変化前後の検出温度から人体表面温度と領域温
度とが求められている。
一方、上記空調運転制御装置45には、第6図に示すよ
うに、希望室温を設定するための温度設定スイッチ46
と、室内機20への吸込空気温度を室温として検出する
室温センサ47とが接続されており、上記空調運転制御
装置45により、室外機(図示せず)に内装されている
圧縮機の運転を制御して、上記室温センサ47での検出
室温を設定温度に近づけ、そしてこの設定温度に略維持
する空調運転が行われる。そしてこの際に、上記設定温
度を、赤外線検出装置Mから送信される人体表面温度の
変化に基づいて自動的に変更する設定温度変更部(設定
温度変更手段)48を上記空調運転制御装置45内に設
けており、次にこの設定温度変更部48でなされる制御
について、第9図の制御フローチャートを参照して説明
する。
まず第9図のステップS21においては、上記、赤外線
検出装置Mで室内の領域A−Fの検出操作が完了した後
、前記した検出操作完了信号と共に送信されてくるデー
タの中から、人が検出された領域での人体表面温度の読
込みを行って、この温度を初期温度T1として記憶する
。次いでステップS22においてカウンタNに0を設定
した後、次のステップS23においては、上記赤外線検
出装置Mで次の回の検出操作が完了し、新たに検出操作
完了信号が送信されてきたときの人体表面温度Tの読込
みを行う。そしてステップS24においてこのTから初
期温度T1を引いた温度差を第1基t$温度差Taと比
較する。上記温度差がTa以上の場合には、ステップS
25において上記カウンタNに1を加算し、このNを次
のステップS26で第1基準回数n1と比較して、nl
に達するまでは上記ステップS23に戻る処理を行う。
一方、ステップS24において温度差(T−Tl)がT
aよりも小さい場合には、このステップからステップS
22に戻る処理を行う。
この結果、上記初期温度T1の読込みの後で、赤外線検
出装置Mから室内の領域A−Fの検出操作が完了する毎
に送信されてくる人体表面温度が(Tl+Ta)以上で
ある状態が連続してn1回継続した場合に、ステップS
26からステップS27に移行する処理が行われ、この
ステップS27において、設定温度Tsが、前記温度設
定スイッチ46で利用者によって設定されている希望室
温Tsetよりも低い温度(Tset−α)に変更され
る。
次のステップ528においては、再度カウンタNにOが
設定され、次いでステップS29において以降の検出操
作の完了毎に人体表面温度Tが読込まれ、この人体表面
温度Tから上記初期温度Tlを引いた温度差と第2基準
温度差Tbとの比較がステップS30で行われ、ステッ
プS31において、上記Tbよりも小さい状態の連続回
数が上記カウンタNでカウントされる。そして、二〇カ
ウンタ値が第2基準回数02に達したとき(ステップ5
32)に、ステップS33において、上記設定温度Ts
を希望室温Tse tに戻した後、上記ステップS21
に戻る処理が行われる。
上記制御の結果、室内にいる人の動きが大きくなり、こ
のため人体表面温度が初期温度よりもtaoCを超える
体温上昇を生じ、その状態の継続が検出された場合に、
それまでの室温は自動的に低下されることとなり、利用
者に自ら希望室温の変更操作を行わせることなく、快適
感を継続して与え得る空調状態とすることができる。ま
たこのような設定温度の自動変更がなされた後、人の動
きが小さくなって、人体表面温度が初期温度に近づいた
状態が検出された場合にも、設定温度を自動的に元に戻
す変更が行われるので、同様に快適感の損なわれること
のない空調状態を維持し得るものとなっている。
なお上記空調運転制御装置45は、赤外線検出装置Mか
らの人の検出位置及び各領域毎の温度データに基づいて
、第6図に示すように、水平、垂直フラップ作動用のス
テップモータ49.5oへ作動信号を出力して、前記水
平、垂直フラップ23.24の吹出角の制御、すなわち
室内への吹出風の風向制御を行う機能も有しており、例
えば暖房運転開始時を例に挙げて説明すると、起動後、
吹出風の温度が例えば40°Cに達するまでは、人の頭
上へと水平に吹く吹出方向の設定を行って、低温の吹出
風が人に当たらないようにしてコールドドラフトを防止
する。次いで吹出温度が40°Cを超えた段階で、水平
フラップ23は真下方向にして床面を暖め、垂直フラッ
プ24は、赤外線検出装置Mから送信されてくる人の検
出領域に隣接する周辺領域の方向に設定して吹出風が人
を包み込むような吹出し状態とする。そしてこの状態で
検出室温が例えば15°Cを超えたときに、吹出方向を
人検出領域とする設定を行い、人に温風を直接層てて人
の周囲を急速に暖める風向制御を行う。その後、検出室
温が略設定室温Tsに達すると、人検出領域の周辺領域
に向かう吹出方向の設定を行い、気流が直接人体に当た
ることによる不快感を防止しなから略設定室温での風向
制御を行う。このように、上記では起動時のコールドド
ラフトを防止しながら、より速暖性の向上した制御が行
われると共に、室内における人の検出位置に応じた制御
を行う構成であるので、人の動きにもより的確に追随し
た風向制御が行われる。
また上記では、赤外線センサ3からの出力により人の検
出と温度の検出との双方が行われ、それぞれ独立したセ
ンサを設ける場合に比べて構成が簡素になり、さらにド
ラム6を設けて検出領域の切換えを行う構成とすること
により、高価な赤外線センサ3を一個設ける構成で全領
域に渡る人の検出と温度の検出とが可能であり、製作費
をより安価にし得るものともなっている。
以上、この発明の具体的な実施例についての説明を行っ
たが、上記実施例はこの発明を限定するものではなくこ
の発明の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば上記
実施例においては、熱電形の赤外線センサ3を用いた例
を挙げたが、チョッパ付きの焦電形赤外線センサで構成
することや、室内の複数の区画領域に対応させて、複数
の赤外線センサを設ける構成とすることも可能である。
また上記では室内を6区画した例を挙げて説明したが任
意の区画数としてこの発明を適用して構成することが可
能である。また人体表面温度の変化に基づいて、例えば
上昇変化が検出された場合に人の検出領域から離れた領
域へと吹出方向を変更する風向制御を行う構成や、或い
は吹出風量を低下させる風量制御を行う構成とすること
がこの発明の第1請求項記載の空気調和機において可能
である。
(発明の効果) 上記のようにこの発明の第1請求項記載の空気調和機に
おいては、室内における人の動きに伴う体温変化が直接
的に検出されるので、この検出結果に基づいて運転を制
御することで、空調快適性の向上を図ることが可能とな
り、例えば第2請求項記載の空気調和機のように、人体
表面温度の上昇変化量が大きくなったことが検出された
場合に、設定温度を低く変更することによって、人が実
際に感する空調感がより快適な状態に維持され、この結
果、空調快適性が従来よりも向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の機能ブロック図、第2図はこの発明
の一実施例における空気調和機の室内機が据付けられる
室内の模式図、第3図は上記室内機に内装されている赤
外線検出装置の内部構成を示す平面図、第4図は第3図
のIV−TV線矢視図、第5図は上記赤外線検出装置に
おけるドラムの斜視図、第6図は上記空気調和機の制御
ブロック図、第7図は上記赤外線検出装置におけるシー
ケンス処理部でなされる制御のフローチャート、第8図
(a)は上記赤外線検出装置による室内の各領域毎の検
出温度の変化の一例を示すグラフ、第8図(b)は第8
図(a)の各検出温度に基づく上記赤外線検出装置での
確定結果の一例を示す説明図、第9図は上記空気調和機
の設定温度変更部で行う制御フローチャートである。 3・・・赤外線センサ、20・・・室内機(空気調和機
本体)、42・・・記憶部(記憶手段)、43・・・人
検出手段、44・・・温度検出手段、45・・・空調運
転制御装置(運転制御手段)、48・・・設定温度変更
部(設定温度変更手段)。 第 図 第2図 第3図 第9図 第8図 (b)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.室内から放射される赤外線が入射する赤外線センサ
    (3)と、上記赤外線センサ(3)の出力から赤外線放
    射物の温度を求める温度検出手段(44)と、上記赤外
    線センサ(3)の出力の所定時間内における変化量を基
    準値と比較して人の存在を判別する人検出手段(43)
    と、人の存在が判別されたときの上記温度検出手段(4
    4)で求められる温度を人体表面温度として記憶する記
    憶手段(42)と、上記人体表面温度の変化に基づいて
    空気調和機本体(20)の運転を制御する運転制御手段
    (45)とを設けていることを特徴とする空気調和機。
  2. 2.室内温度を設定温度に近づけるべく上記空気調和機
    本体(20)の運転を制御する上記運転制御手段(45
    )が、上記人体表面温度の上昇変化量が基準量を超えた
    時に設定温度を低い温度に変更する設定温度変更手段(
    48)を有していることを特徴とする第1請求項記載の
    空気調和機。
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