JPH02163585A - 耐摩耗鋳鉄製部材 - Google Patents
耐摩耗鋳鉄製部材Info
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- JPH02163585A JPH02163585A JP31817388A JP31817388A JPH02163585A JP H02163585 A JPH02163585 A JP H02163585A JP 31817388 A JP31817388 A JP 31817388A JP 31817388 A JP31817388 A JP 31817388A JP H02163585 A JPH02163585 A JP H02163585A
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- cast iron
- porous ceramics
- curved
- abrasion
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Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 title description 3
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 title 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims abstract description 29
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- 238000005299 abrasion Methods 0.000 abstract 3
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Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、移送管として利用される鋳鉄製耐摩耗曲管な
どの耐摩耗鋳鉄製部材に関する。
どの耐摩耗鋳鉄製部材に関する。
従来の技術
粉粒体を移送するための鋳鉄管は、移送される粉粒体の
接触により内面が摩耗し、特に曲管部などにおいては、
直管部より移送されてきた粉粒体が管内面に接触して局
部的に摩耗する。この対策として、従来の鋳鉄製の耐摩
耗管では、第3図に示すように、粉粒体の衝突する箇所
、すなわち、入口側曲部における湾曲方向の外側に位置
する部分aと出口側曲部における湾曲方向の内側に位置
する部分すとを厚肉にして、一般に用いられている肉厚
が一定の曲管よりも耐久性を向上させることが試みられ
ている。
接触により内面が摩耗し、特に曲管部などにおいては、
直管部より移送されてきた粉粒体が管内面に接触して局
部的に摩耗する。この対策として、従来の鋳鉄製の耐摩
耗管では、第3図に示すように、粉粒体の衝突する箇所
、すなわち、入口側曲部における湾曲方向の外側に位置
する部分aと出口側曲部における湾曲方向の内側に位置
する部分すとを厚肉にして、一般に用いられている肉厚
が一定の曲管よりも耐久性を向上させることが試みられ
ている。
発明が解決しようとする課題
しかし、このように単に管壁の肉厚を局部的に大きくし
ただけのものでは、必ずしも十分な耐摩耗性は得られな
かった。
ただけのものでは、必ずしも十分な耐摩耗性は得られな
かった。
本発明は上記課題を解決するもので、粉粒体を移送する
ための耐摩耗鋳鉄管などとして利用可能な耐摩耗鋳鉄製
部材を提供することを目的とするものである。
ための耐摩耗鋳鉄管などとして利用可能な耐摩耗鋳鉄製
部材を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段
上記課題を解決するために本発明は、局部摩耗の発生し
易い箇所に多孔性セラミックスを鋳包んだものである。
易い箇所に多孔性セラミックスを鋳包んだものである。
作用
上記構成において、多孔性セラミックスよりも表面側の
鋳鉄材部分が摩耗した後には多孔性セラミックスの部分
が表面側に露出するが、この多孔性セラミックスは優れ
た耐摩耗性を有するため非常に摩耗し戴くなる。また、
多孔性セラミックスは、良好な耐熱衝撃性を有するため
、溶湯で鋳包みする際に熱衝撃でクラックを生じること
もない。
鋳鉄材部分が摩耗した後には多孔性セラミックスの部分
が表面側に露出するが、この多孔性セラミックスは優れ
た耐摩耗性を有するため非常に摩耗し戴くなる。また、
多孔性セラミックスは、良好な耐熱衝撃性を有するため
、溶湯で鋳包みする際に熱衝撃でクラックを生じること
もない。
実施例
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明の一実施例の鋳鉄製部材を示す断面図、
第2図は第1図のn−n線端面図である。
第2図は第1図のn−n線端面図である。
第1−図および第2図において、1は粉粒体を移送する
ベーナイトダクタイル鋳鉄製の曲管で、粉粒体の入口側
曲部における湾曲方向の外側に位置する部分]−aと出
口側曲部における湾曲方向の内側に位置する部分1bと
は厚肉形状とされ、これらの箇所には連続気孔を有する
板状の多孔性セラミックス2がそれぞ九鋳包んで配設さ
九でいる。各多孔性セラミックス2の周壁には線材3が
巻付けられているとともにこの線材3には所定方向に延
びる位置決め用ステー4が取付けられており、この位置
決め用ステー4は、鋳造時に鋳型に固定して位置決めす
るために用いられ、曲管」、より突出する部分は鋳造後
に切断される。5は他の直管や曲管に接続されるフラン
ジ部である。なお、多孔性セラミックス2の材料として
は、例えば、AfJ、203が90%で、骨格部かさ比
重が3.3、多孔体空孔率が75〜85%のアルミナ質
のものや、Z702が97%で、骨格部かさ比重が5.
0、多孔体空孔率75〜85%のジルコニア質のものが
用いられる。
ベーナイトダクタイル鋳鉄製の曲管で、粉粒体の入口側
曲部における湾曲方向の外側に位置する部分]−aと出
口側曲部における湾曲方向の内側に位置する部分1bと
は厚肉形状とされ、これらの箇所には連続気孔を有する
板状の多孔性セラミックス2がそれぞ九鋳包んで配設さ
九でいる。各多孔性セラミックス2の周壁には線材3が
巻付けられているとともにこの線材3には所定方向に延
びる位置決め用ステー4が取付けられており、この位置
決め用ステー4は、鋳造時に鋳型に固定して位置決めす
るために用いられ、曲管」、より突出する部分は鋳造後
に切断される。5は他の直管や曲管に接続されるフラン
ジ部である。なお、多孔性セラミックス2の材料として
は、例えば、AfJ、203が90%で、骨格部かさ比
重が3.3、多孔体空孔率が75〜85%のアルミナ質
のものや、Z702が97%で、骨格部かさ比重が5.
0、多孔体空孔率75〜85%のジルコニア質のものが
用いられる。
上記構成において、粉粒体が曲管1を介して移送される
際に、第1図に示すように、上流管路より流れてきた粉
粒体は、まず、曲管1における入1コ側曲部における湾
曲方向の外側に位置する部分1aに衝突してはね返り、
次に、曲管]−における出口側曲部における湾曲方向の
内側に位置する部分1bに衝突する。曲管1における各
部分1a。
際に、第1図に示すように、上流管路より流れてきた粉
粒体は、まず、曲管1における入1コ側曲部における湾
曲方向の外側に位置する部分1aに衝突してはね返り、
次に、曲管]−における出口側曲部における湾曲方向の
内側に位置する部分1bに衝突する。曲管1における各
部分1a。
1bはこの粉粒体の衝突により摩耗し、多孔性セラミッ
クス2より内側のベーナイト・ダクタイル鋳鉄材の部分
が摩耗した後には多孔性セラミックス2の部分が内面側
に露出する。このとき、まず多孔性セラミックス2の孔
部に入り込んだベーナイト・ダクタイル鋳鉄材が主とし
て摩耗し、さらに摩耗が進むと、多孔性セラミックス2
の孔部に〜3 粉粒体が入り込む。そして、この入り込んだ粉粒体と移
送されている粉粒体とが主として接触し、孔部より粉粒
体が剥離するとまた別の粉粒体が入り込んで、多孔性セ
ラミックス2が完全に摩耗してしまうまでの間は、粉粒
体同士が接触するという現象が繰り返され多孔性セラミ
ックス2自体は摩耗し難い。したがって、曲管1におけ
る部分la、]、bはセラミックス2白体の耐摩耗性と
上記粉体同士の接触現象とによって十分な耐摩耗性を有
することとなり、優れた耐久性が得られ、曲管1として
の総寿命を従来のものより延長できる。
クス2より内側のベーナイト・ダクタイル鋳鉄材の部分
が摩耗した後には多孔性セラミックス2の部分が内面側
に露出する。このとき、まず多孔性セラミックス2の孔
部に入り込んだベーナイト・ダクタイル鋳鉄材が主とし
て摩耗し、さらに摩耗が進むと、多孔性セラミックス2
の孔部に〜3 粉粒体が入り込む。そして、この入り込んだ粉粒体と移
送されている粉粒体とが主として接触し、孔部より粉粒
体が剥離するとまた別の粉粒体が入り込んで、多孔性セ
ラミックス2が完全に摩耗してしまうまでの間は、粉粒
体同士が接触するという現象が繰り返され多孔性セラミ
ックス2自体は摩耗し難い。したがって、曲管1におけ
る部分la、]、bはセラミックス2白体の耐摩耗性と
上記粉体同士の接触現象とによって十分な耐摩耗性を有
することとなり、優れた耐久性が得られ、曲管1として
の総寿命を従来のものより延長できる。
また、セラミックスが多孔性のため、良好な耐熱衝撃性
を有し、溶湯で鋳包みする際の熱m撃でクラックが入る
こともない。さらに、局部摩耗の発生し易い箇所にだけ
多孔性セラミックス2を使用したので、全体をセラミッ
クス化する場合に比べて安価に製造できる。
を有し、溶湯で鋳包みする際の熱m撃でクラックが入る
こともない。さらに、局部摩耗の発生し易い箇所にだけ
多孔性セラミックス2を使用したので、全体をセラミッ
クス化する場合に比べて安価に製造できる。
なお、この実施例においては鋳鉄製曲管の場合を説明し
たが、曲管に限られるものではなく、その他の摩耗しや
すい箇所に同様な構造の鋳鉄製部材を配設すればよい。
たが、曲管に限られるものではなく、その他の摩耗しや
すい箇所に同様な構造の鋳鉄製部材を配設すればよい。
発明の効果
以上のように本発明によれば、局部摩耗の発生し易い箇
所に多孔性セラミックスを配設したので、十分な耐摩耗
性が得られて、総寿命の延長化を行えるとともに全体を
セラミックス化したものに比べて安価に製造できる。ま
た、セラミックスを耐熱衝撃性を有する多孔性のもので
構成したので鋳包む際にクラックが生じることはない。
所に多孔性セラミックスを配設したので、十分な耐摩耗
性が得られて、総寿命の延長化を行えるとともに全体を
セラミックス化したものに比べて安価に製造できる。ま
た、セラミックスを耐熱衝撃性を有する多孔性のもので
構成したので鋳包む際にクラックが生じることはない。
第1図は本発明の一実施例の耐摩耗鋳鉄製曲管を示す断
面図、第2図は第1図の■−■線端面図、第3図は従来
の曲管を示す断面図である。 1・・・曲管(耐摩耗鋳鉄製部材)、2・・・多孔性セ
ラミックス。 代理人 森 本 義 弘 −6= 第f 図 N2図 第3図
面図、第2図は第1図の■−■線端面図、第3図は従来
の曲管を示す断面図である。 1・・・曲管(耐摩耗鋳鉄製部材)、2・・・多孔性セ
ラミックス。 代理人 森 本 義 弘 −6= 第f 図 N2図 第3図
Claims (1)
- 1、局部摩耗の発生し易い箇所に多孔性セラミックスを
鋳込んだ耐摩耗鋳鉄製部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31817388A JPH02163585A (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 耐摩耗鋳鉄製部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31817388A JPH02163585A (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 耐摩耗鋳鉄製部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02163585A true JPH02163585A (ja) | 1990-06-22 |
Family
ID=18096282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31817388A Pending JPH02163585A (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 耐摩耗鋳鉄製部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02163585A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100479922B1 (ko) * | 2002-02-21 | 2005-03-30 | 최백남 | 주조된 Fe-Cr-X계 분체이송곡관 및 그 제조방법 |
KR100814794B1 (ko) * | 2006-10-09 | 2008-03-19 | (주)동양특수주강 | 집진덕트용 곡관부의 이중 내마모층 형성방법 및 이를 통해제조된 이중 내마모층이 형성된 집진덕트용 곡관부 |
-
1988
- 1988-12-15 JP JP31817388A patent/JPH02163585A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100479922B1 (ko) * | 2002-02-21 | 2005-03-30 | 최백남 | 주조된 Fe-Cr-X계 분체이송곡관 및 그 제조방법 |
KR100814794B1 (ko) * | 2006-10-09 | 2008-03-19 | (주)동양특수주강 | 집진덕트용 곡관부의 이중 내마모층 형성방법 및 이를 통해제조된 이중 내마모층이 형성된 집진덕트용 곡관부 |
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