JPH0216093A - 縮小画像データ記録カード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は、カード基材上に絵柄や文字などの画像データ
をそのままの形で縮小して蓄積した縮小画像データ記録
カードに関するものである。

〔従来の技術〕

カード化された記憶媒体の従来技術として例えば、磁気
カード、ＩＣカード、光カード等が知られている。これ
らのカードは、携帯の便利さにおいて、ディスク等の他
の記憶媒体に対して優位性を持っており、この特徴を生
かした用途が種々提案されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

前述の各カードでは、蓄積されたデータを特別なリーグ
を用いなければ読み取ることができなかった。また、蓄
積されたデータをカラー再生するには、そのリーダが複
雑かつ高価になるという問題があった。さらに、画像を
記録するのに必要なメモリ単位は大きく、カード１枚に
蓄積可能な画像数は限られていた。

一方、それらのカードでは、文字データを再生し文章と
して再現したり、圧縮された画像データをデイスプレィ
上に表現していたが、音声情報を対応させて記憶したも
のはなく、記録内容によっては、表現力が乏しいもので
あった。

本発明の目的は、簡単な拡大光学系があれば解読できる
縮小画像データ記録カードを提供することである。

本発明の他の目的は、簡単な拡大光学系で縮小された画
像データをカラー再生できる縮小画像データ記録カード
を提供することである。

本発明のさらに他の目的は、そのようなカードで画像に
対応した音声データを記録できる縮小画像データ記録カ
ードを提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

前記課題を解決するために、本発明の縮小画像データ記
録カードは、カード基材に積層される金属または非金属
基板上に縮小された文字や絵柄等が単色または多色に微
細加工された画像データ記録部を設け、その反射像を拡
大して再生するように構成しである。

また、他の手段としては、カード基材の開口に挿入され
る透明または半透明基板上に縮小された文字や絵柄等が
単色または多色に微細加工された画像データ記録部を設
け、その透過像を拡大して再生するように構成すること
ができる。

さらに別の手段としては、前記画像データ記録部に文字
や絵柄等を記録し、前記カード基材に設けられたＩＣチ
ップまたは光記録部もしくは磁気記録部にその文字や絵
柄等に対応する音声を記録する構成とすることができる
。

〔実施例〕

つぎに、本発明について、実施例をあげて、図面等を参
照してさらに説明する。

第１図は、本発明による縮小画像データ記録カードの第
１の実施例を示した図、第２図は、同第１の実施例カー
ドの製造工程を示した工程図、第３図は、同第１の実施
例カードの読取装置を示した図である。

カード１を構成するカード基材１１上には、画像データ
記録部１２が形成されている。

この画像データ記録部１２は、第１図（ｂ）に示すよう
に、カード基材１１に設けられた凹部に微細加工された
画像記録基板１２ａを挿入して、保護シート１１ａでラ
ミネートした構造である。

また、画像データ記録部１２は、第１図（Ｃ）に拡大し
て示したように、記録する書籍等の各員に対応する画像
データをデジタル化せずにそのままの形態で、精密縮尺
したものである。

縮小の倍率は、使用用途や拡大する光学系等によって適
宜選択することができるが、１／１０〜１／１００程度
が好適な範囲であり、例えば、Ａ４版の書籍で６頁〜６
００頁程度記録することができる。肉眼での判読を困難
にして、機密性をもたせる場合には、１１５０以上に縮
尺することが好ましい。

つぎに、第２図を参照しながら、第１の実施例のカード
１の製造工程を説明する。

まず、作成する書籍等の各員に対応する図柄を準備して
、原稿２１を作成する（第２図（ａ））。原稿２１の図
柄は、単独頁でも頁順に付は合わせたものであってもよ
い。

次に、作成した原稿２１を精密縮小カメラを用いて撮影
し、１段目の縮小を行い、写真用ガラス乾板に焼きつけ
て縮小原版２２を作成する（第２図Φ））０作成した縮
小原版２２を使用し、フォトレピータによって、２段目
の縮小を行い、レビートレチクルを作成して、これを用
いて３段目の縮小を行い、以降所望の縮尺になるまでそ
の操作を繰り返し、マスタマスク２３を作成する（第２
図（Ｃ））。

このマスタマスク２３に感光性樹脂板２４を密着させ、
紫外線（ＵＶ）に富んだ光により露光を行い、所定の現
像液で洗い出しすることにより、マザーマスク２５を作
成する（第２図（ｄ））。

このマザーマスク２５を母型として、感光性ポリマを流
し込み、紫外線を照射して硬化させたのち、マザーマス
ク２５を離型させることにより、マザーマスク２５を複
製した画像記録基板２６を作成する（第２図（ｅ））。

さらに、その画像記録基板２６の表面にＡｎ蒸着等によ
り反射膜２７を形成し、画像データ層１２ａを得る（第
２図（ｆ））。

最後に、画像データ層１２ａをカード基材１１の凹部に
嵌め込み接着したのち、表面を保護フィルムｌｌａでラ
ミネートして、縮小画像データ記録カード１を得る（第
２図（ｇ））。

得られた縮小画像データ記録カードｌは、第３図に示す
ような読取装置３により読み取ることができる。この読
取装置３は、光源３１からの光をハーフミラ−３２で反
射させて、レンズ３３を介して、カード１の画像データ
記録部１２に照射し、その反射光をレンズ３３で集光し
、ハーフミラ−３２を通して、スリガラス等の観察部３
４に投射する。なお、観察部３４としてＴＶカメラを配
置して逼像し、通常のＣＲＴデイスプレィに再生しても
よい。また、画像の送りは、カード１を載置したＸＹ子
テーブルマニュアルまたはオートで送るようにしである
。

第４図は、本発明による縮小画像データ記録カードの第
２の実施例を示した図、第５図は、同第２の実施例カー
ドの読取装置を示した図である。

第２の実施例のカード４は、第４図（ａｌら）に示すよ
うに、プラスチック性の透明基板上に、微細加工されて
着色された黄色画像記録層４２Ｙ、紅色画像記録層４２
Ｍ、藍色画像記録層４２Ｃを積層した画像データ記録部
４２が形成されている。

カード４の製造方法は、図柄をイエロー（Ｙ）。

マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の３色分解したのち、原
稿作成、縮小原版作成、マスクマスク作成までは、第１
の実施例と同様に行う０次に、作成したマスタマスクを
、マイクロリソグラフィ技術を応用して、プラスチック
基板上にＹ、Ｍ、−０３色の黄色画像記録層４２Ｙ、紅
色画像記録層４２Ｍ、藍色画像記録層４２Ｃを順次形成
させ画像記録基板４２を得る。

第２の実施例のカード４は、第５図に示したような読取
装置５により画像を再生することができる。この読取装
置５は、裏面側に配置された光源５１からの光をカード
４の画像データ記録部４２に照射し、その透過光をレン
ズ５２で拡大して、観察部５３に投射するものであり、
透過像を拡大してみるので、カラー画像の再現性が優れ
ている。

第１および第２の実施例のカード１．４に記録する画像
データとしては、バイプル等の宗教団体の法典、六法全
書、会員規定、絵本の絵画部、ステンドグラス模様等を
記録することができる。

なお、このようなカードは、携帯性に優れているので、
法典等の場合には、記録内容を随時確認するのではなく
、法典等を肌身離さずもつことができるという利点もあ
る。

第６回、第７図は、本発明による縮小画像データ記録カ
ードの第３および第４の実施例を示した図である。

第３の実施例のカード６は、カード基材６１に第１の実
施例と同様な画像データ記録部６２と、光記録部６３を
形成したものである。

光記録部６３は、画像データ記録部６２の絵柄等に対応
する音声データが記録されており、例えば、音声データ
に従ってビットパターンとして作製されたフォトマスク
を用い、−括露光で転写し非銀塩パターン層に非反射部
を形成し、Ａｌの反射層を蒸着したものなどを使用でき
る。

第４の実施例のカード７は、カード基材７１に第１の実
施例と同様な画像データ記録部７２を形成するとともに
、ＩＣチップ７３を搭載したものである。

第３および第４の実施例のカード６．７に記憶させるデ
ータとしては、画像データ記憶部６２゜７２に絵本、技
術マニュアル　！ＩＩ理の本等の各員を記録し、それに
対応する音声による解説を光記録部６３またはＩＣチッ
プ７３に記録することができる。

これらのカード６．７の読取装置としては、第３図に示
したような読取装置と、通常使用される光カードリーグ
やＩＣカードリーグを組み合わせたものを使用すること
ができる。この際、画像データの座標情報から音声記録
部のキュー出しを行い、画像と音声の同期をとるように
すればよい。

なお、光記録部６３．ＩＣチップ７３に関しては、後か
ら音声データを書き込むタイプのものであってもよい。

以上説明した実施例にとられれることなく、種々の変形
ができる。

第１の実施例の製造工程（第２図）で、型取りアルミ蒸
着方法の例を示したが、金属析出による微細加工を行う
方法でも、あるいは、金属表面にエツチングにより微細
パターンを形成する方法でもよい。

また、第１の実施例の場合でも、微細パターンを着色し
て、カラー画像を形成してもよい。

さらに、第３および第４の実施例における画像データ記
録部は、第２の実施例のような透過形の記録部としても
よい。

さらにまた、音声記録部として、磁気記録層をもつもの
であってもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、画像データ記録部
は、絵柄や文字等をそのまま縮小しただけであるので、
簡単な拡大光学系のみで容易に判読することができる。

また、その画像データは、高い品質のカラー再生をする
ことができる。

さらに、画像データ記録部に対応する音声情報を記憶す
ることができるので、絵本、解説書等として、分かりや
すく表現力の豊かな書籍代用のカードが実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による縮小画像データ記録カードの第
１の実施例を示した図、第２図は、同第１の実施例カー
ドの製造工程を示した工程図、第３図は、同第１の実施
例カードの読取装置を示した図である。 第４図は、本発明による縮小画像データ記録カードの第
２の実施例を示した図、第５図は、同第２の実施例カー
ドの読取装置を示した図である。 第６図は、本発明による縮小画像データ記録カードの第
３の実施例を示した図である。 第７図は、本発明による縮小画像データ記録カードの第
４の実施例を示した図である。 １．４，６．７・・・カード １１．４１，６１．７１・・・カード基材１２．４２，
６２．７２・・・画像データ記録部６３・・・光記録部
　　　　７３・・・ＩＣチップ３．５・・・読取装置 特許出層人　大日本印刷株式会社 代　理　人　弁理士　鎌１）次男 第１図 （Ｇ） （ｂ）８−８断面 （Ｃ）Ｃ艶拡人 〜 派 第 図 第 図 （ｂ）８ＪＰ誠人 第 図 第 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）カード基材に積層される金属または非金属基板上
   に縮小された文字や絵柄等が単色または多色に微細加工
   された画像データ記録部を設け、その反射像を拡大して
   再生するように構成した縮小画像データ記録カード。
2. （２）カード基材の開口に挿入される透明または半透明
   基板上に縮小された文字や絵柄等が単色または多色に微
   細加工された画像データ記録部を設け、その透過像を拡
   大して再生するように構成した縮小画像データ記録カー
   ド。
3. （３）前記画像データ記録部に文字や絵柄等を記録し、
   前記カード基材に設けられたＩＣチップまたは光記録部
   もしくは磁気記録部にその文字や絵柄等に対応する音声
   を記録したことを特徴とする請求項（１）または請求項
   （２）記載の縮小画像データ記録カード。