JPH02160274A - 定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の産業上の利用分野］ 本発明は、複写機及びレーザービームプリンタ等の画像
記録装置に使用される定着用回転体を備えた定着装置に
関するものであり、特に定着用回転体の表面上に離型剤
を塗布する塗布装置が設けられた定着装置に関するもの
である。

［従来技術及び背景技術］ 従来、未定着トナー像を定着する定着装置では、定着用
回転体を用い、特には一対の回転体間で未定着トナー像
を挟持搬送することにより定着を行うことが広く行なわ
れている。

このような定着用回転体ではトナーのオフセットを防止
するために回転体表面に離型剤を塗布することが一般的
である。

離型剤の塗布は離型剤を含んだフェルト、スポンジ等の
多孔質材料を回転体に押圧させて行なっている。

第４図に本発明がなされた背景となる定着装置を示す。

この定着装置は定着用回転体（定着ローラ）ｌと加圧用
弾性回転体く加圧ローラ）４の一対のローラより構成さ
れ、定着ローラｌはアルミニウム、鉄等の中空芯金２の
表層部に室温加硫型シリコーンゴム３を被覆することに
より形成されている。又、定着ローラｌの内部にはハロ
ゲンランプ等のヒータ７が配置されており、定着ローラ
ｌを加熱する働きをなす。

一方、加圧ローラ４は鉄やステンレス等の芯金６の上部
に高温加硫型シリコーンゴム５を形成しこのシリコーン
ゴム層５はフッ素コーティングが施されている０本例で
は加圧ローラ４の内部にもハロゲンランプ等のヒータ７
が配置されている。

ローラ１，４表面は、更にサーミスタ等の感温素子１９
及び温度調節回路（図示せず）を介してヒータへの電圧
を制御することにより所定設定値に制御される。

周知の方法にて形成された未定着トナー像１６を有した
支持材Ｐは、入ロガイト８ａにより定着ローラｌと加圧
ローラ４の間へと導入され、支持材Ｐ上のトナー像１６
は定着ローラｌと加圧ローラ４の間で加圧および加熱さ
れて定着される。定着後の支持材Ｐは出口ガイド８ｂに
て機外へと案内される。又、定着ローラｌにはクリーナ
９が設けられ定着ローラｌの表面上に付着したトナーや
紙粉をクリーニングする。

また、定着ローラ１の表面に離型剤を塗布する離型剤塗
布装置１０か設けられている。該離型剤塗布装置ｌＯは
離型剤１５か離型剤槽１４に入れてあり、支持板１３に
保持されたフェルト１１によって離型剤［１４から吸い
上げられ駆動手段１７と支持軸２０によってフェルト１
１に融着された高分子樹脂＠１２と定着ローラｌとの接
離がなされるように構成されている。フェルト１１によ
って吸い上げられた離型剤１５は高分子樹脂膜１２によ
って塗布量か調整され定着ローラ１に転着する。

［発明か解決する問題点］ しかし、第４図に示したように表層に多孔質材料を有す
る塗布装置ては次のような問題が発生した。

表層の気孔の不揃いやトナー、紙粉等の付着により離型
剤の塗布ムラか発生し、定着後のトナー像にオイルすし
か発生する。

［問題点を解決するための手段］ 上記問題点を解決する本発明は、未定着トナー像を定着
するための定着用回転体と、この定着用回転体に押圧さ
れ離型剤を塗布する塗布手段とを有する定着装置におい
て、上記塗布手段の定着用回転体との接触領域内で且つ
、回転体の回転方向最下流域は無圧状態であることを特
徴とするものである。

［発明の実施例］ 次に本発明の実施例の定着装置を図面に則して更に詳し
く説明する。

尚、同一機能を果たす部材には同一番号を符しである。

第１図は本発明の実施例の定着装置の断面図である。本
実施例の定着装置は塗布装置を除いて第４図に関連して
説明した定着装置と同し構成とされる。つまり、定着装
置は定着用回転体（定着ローラ）ｌと加圧用弾性回転体
（加圧ローラ）４の一対のローラより構成され、定着ロ
ーラ１には塗布装置１０により離型剤１５か塗布される
。

塗布装置の構成は、離型剤１５が離型剤槽１４に入れて
あり支持板１３の上流側のみ固定されたフェルト１１に
より吸い上げられ駆動手段１７によってフェルト１１と
定着ローラｌとの接離かなされ定着ローラｌに離型剤１
５か転着される。定着ローラｌとフェルト１１の接触状
態においては定着ローラｌとフェルト１１の加圧部を定
着ローラｌの軸中心より上方に設け、定着ローラｌとフ
ェルト１１の接触面最下流はフェルトの自重のみに依存
し、フェルトに対しては無圧状態に保てるように設定す
る。この無圧状態を作り出すために本実施例ではフェル
ト１１の下方をフリーな状態としている。この状態にお
いて上方より塗布された離型剤１５は定着ローラ１とフ
ェルト１１の接触面最下流において無圧状態にあるのて
離型剤１５の表面張力と定着ローラｌの遠心力により膜
ａを発生し、この離型剤１５の１ｌｆｉａによりフェル
ト１１の表層の荒れ、汚れ等によって発生する塗布むら
を防止し、均一に塗布する。

公知の手段により画像形成された未定着トナー像１６を
担持した支持材Ｐは入口ガイド８ａから定着ローラｌ及
び加圧ローラ４の間へ搬送される。本実施例では、支持
材Ｐか定着ローラｌ及び加圧ローラ４の間に進入する１
〜５ｃｍ前方より離型剤１５かフェルト１１を介して塗
布され転写材Ｐが定着ローラｌ及び加圧ローラ４から離
脱する１〜５ｃｍ後方まで塗布する。

この間、前記塗布装置で塗布された離型剤１５は離型剤
１）！！！ａを通過し支持材Ｐに塗°布されるためフェ
ルト１１の表層による影響をうけず均一に塗布される。

又トナー紙粉等の汚れはこの構成ではフェルト１１と定
着ローラｌの接触面上流に付着し塗布むらには影響せず
万一、下流にすり抜けたとしてもフェルト１１と定着ロ
ーラ１の接触面最下流は無圧状態であるためフェルト１
１の最下流にトナー紙粉等の付着は発生しない。

このため定着ローラの長平方向で均一なオイル溜りの膜
ａが形成できる。

よって、フェルト１１の表層、トナー、紙粉等の影響に
よらず長期にわたって均一な離型剤塗布か提供できる。

次に定着装置の他の実施例を第２図にて説明する。

本実施例の定着装置は塗布装置外は第１図に関連して説
明した定着装置と同じ構成とする。

つまり、定着装置は定着用回転体（定着ローラ）１と加
圧用弾性回転体（加圧ローラ）４の一対のローラより構
成され、定着ローラｌには塗布装置１０により離型剤１
５か塗布される。

塗布量この構成は離型剤１５が離型剤槽１４に入れてあ
り支持板１３の上流側のみ固定されたフェルト１１によ
り吸い上げられ高分子合成樹脂膜１２により塗布量を調
整される。本実施例では、この高分子合成樹脂膜に四弗
化エチレン樹脂膜であるボアフロン（住友電気工業株式
会社登録商標）を用いた。（以下ボアフロンシートとす
る）駆動手段１７によってフェルト１１に融着されたボ
アフロンシート１２と定着ローラｌとの接離がなされ定
着ローラｌに離型剤１５が転着される。定着ローラｌと
フェルトｌｌに融着されたボアフロンシート１２の接触
状態においては定着ローラｌとフェルト１１に融着され
たボアフロンシート１２との加圧部を定着ローラｌの軸
中心より上方に設は定着ローラｌとボアフロンシート１
２との接触面最下流は無圧状態に保てるように設定する
。この状態を作り出すためにフェルト１１の下方をフリ
ーな状態にする。この状態において上方より塗布された
離型剤１５は定着ローラｌとボアフロンシー）１２との
接触面最下流において無圧状態にあるので離型剤１５の
表面張力と定着ローラｌの回転による遠心力により１ｌ
ｌａを発生し、この離型剤１５の膜ａにより、ボアフロ
ンシート１２の表層等によって発生する塗布むらを防止
し均一に塗布する。

本実施例においても支持材Ｐが定着ローラｌ及び加圧ロ
ーラ４の間に進入する１〜５ｃｍ前方より離型剤１５が
フェルト１１及びボアフロンシート１２を介して塗布さ
れ支持材Ｐが定着ローラｌ及び加圧ローラ４から離脱す
る１〜５ｃｍ後方まで塗布する。

この間前記塗布装置で塗布された離型剤１５は離型剤１
漠ａを通過し、支持材Ｐに塗布されるためボアフロンシ
ート１２の表層トナー、紙粉等の影響によらず均一な離
型剤塗布を提供てきる。

次に本発明の定着装置の別の実施例を第３図にて説明す
る。

本実施例の定着装置も塗布装置外は第１図に関連して説
明した定着装置と同じ構成である。

塗布装置の構成は離型剤１５が離型剤槽１４に入れてあ
り支持板１３に上、下流とも保持されたフェルト１１に
より吸い上げられ高分子合成樹脂膜１２により塗布量を
調整される。

本実施例では、第２図実施例と同様この高分子合成樹脂
膜に四弗化エチレン樹脂膜であるボアフロン（住友電気
登録商標）を用いた。（以下ボアフロンシートとする）
ボアフロンシート１２は常に定着ローラｌに接触してお
り、十分フリー状態を保てる長さを持ち、離型剤槽１４
に固定する。駆動手段１７によってフェルト１．１と定
着ローラｌに常時接触しであるボアフロンシート１２と
の接離かなされ定着ローラｌに離型剤１５が転着される
。フェルト１１とボアフロンシート１２の接触状態にお
いては、フェルト１１とボアフロンシート１２との加圧
部が定着ローラｌの軸中心より上方に設け、定着ローラ
ｌとボアフロンシート１２との接触面最下流は無圧状態
に保てるように設定する０本実施例によるとボアフロン
シート１２が初期よりフリー状態に設定しであるため、
特別な設定は必要てはない。

本実施例においても支持材Ｐか定着ローラｌ及び加圧ロ
ーラ４の間に進入する１〜５ｃｍ前方より離型剤１５が
フェルト１１及びボアフロンシート１２を介して塗布さ
れ支持材Ｐが定着ローラ１及び加圧ローラ４から離脱す
る１〜５ｃ層後方まで塗布する。

以上本発明の実施例の定着装置を説明したが１本発明の
定着装置は粉体トナーを複数層重ねた後混色するフルカ
ラー画像形成装置に用いることが特に有効である。

フルカラー画像形成装置においては、トナー層かマゼン
タ、イエロー及びシアンの３層及びそれ以上の層となり
、その１該トナーは熱な印加した際の溶融性、混色性か
良いことが必要であり、軟化点が低く、且つ溶融粘度の
低いシャープメルト性のトナーを使用することが好まし
く、定着ローラの寿命を保障するにあたり、低粘度の離
型剤を多量に塗布する必要かある。

このため塗布むらは画像上に明確に現れると共に定着ロ
ーラの寿命を短くする。ゆえに本発明に８ける定着装置
の塗布装置を用いることにより塗布むらの発生を防止し
、良質な画像が得られると共に定着ローラの寿命をも保
障し得る。

［発明の効果］ 以上本発明の定着装置によれば、塗布むら防止用のロー
ラ、ブレード等の特別な部材を設けることなく塗布むら
を防止し、その上トナー、紙粉等による塗布むらをも防
止できる。従って未定着トナーを安定して定着させるこ
とができると共に良質な画像を提供できるという特徴を
有する。

更には、定着ローラの寿命をも保障できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の定着装置の断面図第２図、第
３図は夫々本発明の別の実施例の定若装おの断面図。 第４図は本発明の背景となった定着装置の断面図である
。 ｌ・・・定着用回転体 ４・・・加圧用弾性回転体 １１川フエルト １２・・・高分子合成樹脂膜 １５−＠型剤 １８・・・塗布圧調整バネ ２０−・・塗布装置支持軸

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）未定着トナー像を定着するための定着用回転体と
   、この定着用回転体に押圧され離 型剤を塗布する塗布手段と、を有する定着 装置において、 上記塗布手段の定着用回転体との接触領 域内で且つ、回転体の回転方向最下流域は 無圧状態であることを特徴とする定着装 置。
2. （２）上記塗布手段の定着用回転体との接触部表面は多
   孔質材料からなる特許請求の範囲 第１項記載の定着装置。
3. （３）上記多孔質材料は高分子合成樹脂膜であることを
   特徴とする特許請求の範囲第２項 記載の定着装置。
4. （４）上記高分子合成樹脂膜は四弗化エチレン樹脂膜で
   あることを特徴とする特許請求の 範囲第３項記載の定着装置。
5. （５）上記塗布手段は毛細管現象により吸い上げられた
   離型剤を定着用回転体に塗布する ことを特徴とする特許請求の範囲第１項乃 至第４項記載の定着装置。