JPH02160065A

JPH02160065A - 噴射ノズル

Info

Publication number: JPH02160065A
Application number: JP31597188A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Toyoda; 豊田　恭弘; Hirotaka Shigaki; 志垣　博隆; Yumiko Tashiro; 田代　有美子
Original assignee: Rohto Pharmaceutical Co Ltd
Current assignee: Rohto Pharmaceutical Co Ltd
Priority date: 1988-12-14
Filing date: 1988-12-14
Publication date: 1990-06-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】

本発明は、噴射ノズルに係り、特に、シェービングフオ
ーム等の泡状液を噴射して対象物に塗布するのに好適な
噴射ノズルに関する。

【従来の技術】

従来、例えばシェービングフオームを噴出するためのス
プレーには、通常のスプレーと同じように、小さな円筒
形部材の外周側面に一つの微小な穴が噴射口としてあけ
られたものが噴射ノズルとして用いられていた。そして
この噴射ノズルが装着されたシェービングフオームのス
プレーを使う場合は、−旦泡を掌に噴き出し、次いでそ
れを口の回り等に塗布していた。ところがこの場合には
、泡の出しすぎや不足など噴射量を調整し損なうことが
多く、また、手に泡が付くという問題があった。そこで、この問題を解消するための噴射ノズルとして、
噴射面を構成してその噴射面に多数個の小さな穴を噴射
口としてあけたものがある。この噴射ノズルが装着され
たシェービングフオームのスプレーは、噴射ノズルを口
の回りに近付けてから皮膚に直接スプレーし、その噴射
面を使って泡を適当にのばすというものである。

【発明が解決しようとする課題】

ところが、このような噴射ノズルが装着されたスプレー
では、泡を塗りのばす際に泡が噴射面の裏側に回り込ん
だり、また、塗布した泡を噴射面で削り取ったりするこ
とがある。さらに、泡を塗り終わってスプレーを皮膚か
ら離すときにノズルが泡を削り取って塗り残しができる
など、泡の塗布面に塗りむらが生じやすい。以上のような問題が生じる原因は、泡の噴射面が塗布面
すなわち皮膚に接触するなど、噴射面を塗布面に対して
好ましい距離に常時保持し難いところに存する。したが
って、本発明の解決すべき技術的課題は、泡の噴出面の
塗布面に対する距離を、常に好ましい値に維持できるよ
うにすることである。

【課題を解決するための手段】

本発明に係る噴射ノズルは、上記の目的を達成するため
に、以下のように構成されている。すなわち、噴射口を形成した噴射面を存する噴射ノズル
において、上記噴射口は噴射而の中心付近に形成され、
上記噴射面の周囲には、所定間隔毎に、使用時に塗布対
象物と当接する突起が形成されている。

【作用・効果】今、上記構成の噴射ノズルがシェービングフオーム用ス
プレーに適用された場合を考えてみる。この場合には、まず噴射面に形成された突起を塗布対象
物である皮膚に当ててから泡を噴出させる。そうすると、泡が皮膚と噴射而との間で噴射面の周囲に
向かって広がる。泡の塗布はノズルを移動させながら行
なうが、噴射面上の突起は断続的に形成されたものであ
るため、突起を皮膚に当てたままノズルを移動させても
、突起が泡を削り取ることはない。すなわち、塗布され
た泡は各突起の間を通って皮膚の上に残される。したが
って、この作業を繰り返せばシェービングフオームを皮
膚の所要部分に簡単に塗布できる。上記構成によれば、噴射面に形成された突起により、作
業の際、皮膚と噴射面との距離が常に一定に保持される
ため泡の塗り厚も一定に保持され、塗りむらが生じ難い
。

【実施例】

以下に、本発明のｌ実施例について第１図から第４図を
用いて説明する。なお、本実施例はシェービングフオー
ム用の噴射ノズルである。第１図は本発明のｌ実施例に係る噴射ノズルの正面図、
第２図は第１図の■−■線断面図である。図示するように、本実施例に係る噴射ノズルは、７エー
ビングフオームを噴射する噴射部材１と、シェービング
フオームを噴射部材１に導くための導出部材２とから構
成されており、それぞれが僅かに柔軟性を有する樹脂に
より形成されている。そして、噴射部材１には噴射面として円形平板部３が形
成されており、この円形平板部３の中心付近仮想円周上
には、噴射口として複数個の微小噴射孔４が形成されて
いる。また、円形平板部３の外周には周壁１３が形成さ
れており、この周壁１３の内面にはその断面が半円状の
周溝６が形成されている。さらに、円形平板部３の周囲
には、突起５が等間隔に形成されている。一方導出部材２は、第３図に示すようにキャップ２４に
形成された導出管２８を通じてスプレー管２１に接続さ
れる接続部９と、この接続部９の端部から徐々に拡径さ
れて噴射部材ｌに連結される円錐部８から成っている。そして、この円錐部８は、スプレーの使用がより容易に
なるように、円錐の中心を接続部９の中心軸に対して約
４５度傾斜さ仕て形成されている。さらに円錐部８の外
周には周状突起７か形成されており、円錐部８を噴射部
材１の周壁１３に挿入した際に、この周状突起７と周壁
１３に形成された周溝６とが係合して噴射部材１と導出
部材２の間の抜は止めとなる。また、接続部９の下端の一部は切り欠かれており、その
切り欠き部にスプレーの押しボタン２２（第３図）と係
止する係止爪１■が形成されている。そして、接続部９の内側には、導出管２８が差し込まれ
る管接続口１０が形成されている。また、円錐部８はそ
の円錐面に所定の厚みを残して噴射部材ｌとの組み合わ
せ時にその内部が空洞となるように形成されている。さ
らに、円錐部８と管接続口ｌＯの両側から、スプレー液
を通過させる挿通孔１２があけられており、円錐部８の
中心と接続部９の中心軸のなす角度をもって連結されて
いる。以上のように構成された噴射ノズルをシェービングフォ
ーム用スプレーに装着した状態が第３図に示されている
。この図に示すように、スプレー容器２０には合成樹脂
製のキャップ２４が装着されている。詳しくは、スプレ
ー容器２０の係止部２５に、キャップ２４の内部に形成
された係止爪２６が嵌められて互いに係合している。ス
プレー管２１は、スプレー容器２０の内部に所定量押し
込まれることにより容器２０内のシェービングフオーム
を噴出するが、スプレー管２１をそのように動作させる
ためにキャップ２４に操作部２７が一体成型されている
。この操作部２７は、第４図に示すように、キャップ２
４の上壁３０１♀形成された円弧状のスリット２９によ
って形成される基部２３と、この基部２３から突出する
とともにその内部にスプレー管２！が挿入される導出管
２８と、さらに、基部２３上のスリット側端部に形成さ
れる押しボタン２２とから構成されている。基部２３は
可撓自在であり、したがって、押しボタン２２はスプレ
ー容器側へ押し込み可能である。導出管２８のスプレー
容器側にはスプレー管２１と嵌合する穴が、また、それ
よりらノズル側にはスプレー管２１の外径より小径の穴
が形成されている。キャップ２４を以上のように構成することにより、押し
ボタン２２が容器側に押し込まれた際、導出管２８がス
プレー管２！を容器内に押し込み、逆に言えば、スプレ
ー管２１が押しボタン２２と一体的に動作する。次に、スプレーを実際に使用する場合について説明する
。まず、円形平板部３の外周に形成された突起５を、皮膚
の泡を塗布したい部分に当接させ、次いで押しボタン２
２を押し込む。そうすると、押しボタン２２の動作に伴
ってスプレー管２Ｉがスプレー容器２０の内部に揮し込
まれる。これに伴って、スプレー管２１の先端から泡が
噴出され、その泡は、噴射ノズルの挿通孔１２および噴
射孔４を通じ°ζ皮膚に噴射される。噴射孔４が円形平
板部３の中心付近に形成されているため、噴射された泡
は、皮膚と円形平板部３の間でこの円形平板部３の周囲
に向かって広がって行く。このとき、噴射ノズルを移動
さければ、噴出された泡は突起５の間を通って皮膚の上
に残される。したがって、以上のような動作を繰り返せ
ば、皮膚の所望部分に、泡を簡単に塗布できる。上記構成によれば、噴射部材１に形成された突起５によ
り皮膚と円形平板部３との間隔が常に一定に保たれる。したがって、噴射面としての円形平板部３が皮膚に接触
せず、また、この間隔を手加減で調整する必要がないた
め、塗布された泡の層としての厚さもほぼ一定となる。すなわち、泡の塗布を極めて簡単に、しかも、塗りむら
のないように行なうことができる。なお、円形平板部３に形成される突起５は、所望の塗布
量やその厚さによって、その高さや個数が選定される。仮に、その高さが低すぎた場合には、塗布厚さが薄くな
り、また、その個数が多すぎた場合には泡を削り取る量
が多くなるため、本実施例に示したような構成としてお
くことが本発明にとって非常に有効である。本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その他
種々の態様で実施することができる。例えば、噴射口は
第５図のように構成してもよい。この変形例においては
、上記噴射孔４に代えて、噴射口として円弧状の噴射溝
４ａが放射状に形成されている。前記実施例に係る噴射ノズルでは、皮膚に突起５を当て
てから押しボタン２２を押し込めば何等問題はないが、
もし皮膚から離したままで押しボタン２２を押し込んだ
場合には、噴射孔４から泡が勢いよく飛び出してしまう
ことがある。これは、特に、泡の噴出量に対して噴射孔
４の径が小さい時に起こりやすく、そのような場合には
泡の噴出速度が速くなりすぎるからである。本変形例は
このような問題を避けるために構成されたものであり、
噴射口を溝として形成し、その面積を大きくしているた
めに上述したような問題が生じることはない。つまり、
本変形例の構成では、各噴射溝３１より噴射される泡は
変曲帯状となり、かつ帯状の泡同士が一体となって球状
となるため、泡が勢いよく飛び出すことが効果的に防止
される。さらに、上述の問題に対するその他の解決法としては、
噴射孔４の数を増やすかその径を大きくしてもよく、ま
た、円形平板部３の中央部に、直線状の溝を相互に平行
となるように、あるいはその円形平板部３の中心を通っ
て放射状に交差するように配置してらよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例に係る噴射ノズルの正面図、
第２図は第１図のｎ−■線断面図、第３図は本発明の１
実施例に係る噴射ノズルをシェービングフオームのスプ
レーに適用した状態を示す要部断面図、第４図は第３図
のＩＶ−１’Ｖ線断面図、第５図は本発明に係る噴射ノ
ズルの変形例を示す正面図である。ｌ・・・噴射部材、２・・・導出部材、３・・・噴射面
としての円形平板部、４・・・噴射口としての噴射孔、
５・・・突起、６・・・周溝、７・・・周状突起、訃・
・円錐部、９・・・接続部、１０・・・スプレー管接続
口、１１・・・係止爪、Ｉ２・・・挿通孔、１３・・・
周溝、２０・・・スプレー容器、２１・・・スプレー管
、２２・・押しボタン、２３・・・基部、２４・・・キ
ャップ、２６・・・係止爪、２７・・・操作部、２９・
・・スリット、３０・・・上壁、ての噴射溝

Claims

【特許請求の範囲】１、噴射口（４）を形成した噴射面（３）を有する噴射
ノズルにおいて、上記噴射口（４）は、噴射面（３）の中心付近に形成さ
れ、上記噴射面（３）の周囲には、所定間隔毎に、使用時に
塗布対象物と当接する突起（５）が形成されたことを特
徴とする噴射ノズル。