JPH02160025A - 中空糸膜の製造方法 - Google Patents

中空糸膜の製造方法

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JPH02160025A
JPH02160025A JP31353788A JP31353788A JPH02160025A JP H02160025 A JPH02160025 A JP H02160025A JP 31353788 A JP31353788 A JP 31353788A JP 31353788 A JP31353788 A JP 31353788A JP H02160025 A JPH02160025 A JP H02160025A
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fiber membrane
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JP31353788A
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Hiroyuki Nakamura
浩之 中村
Tatsuo Azuma
東 辰夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は各種重合体を原料とする中空糸状分離膜の製造
方法に関する。
(従来技術及び発明が解決しようとする課題)選択透過
機能を有する中空糸膜は限外濾過、逆浸透等による溶液
分離やガス分離に用いられ、医療をはじめとして電子工
業あるいは食品工業、及びその他の各種産業で利用され
ている。
かかる中空糸膜の製造に際しては、乾湿式または湿式の
紡糸が一般に行われ、ノズルからの原料ドープの吐出に
はじまり、凝固、水洗処理など一連の過程を経る製造方
法が公知である。
この際中空系膜1本を独立した1つのラインで紡糸する
場合と、中空糸膜多数本を同じラインの中で同時に紡糸
する場合が考えられる。前者の製造法で大全に中空系膜
を得るためには当然多系列のラインが必要であり、設備
面でのコスト等を考えると、後者の多数本を同時に紡糸
する方法が有利である。しかしながら逆に多数本の中空
糸膜を同時に同一ラインへ流すと、1本づつを紡糸する
際には起こり得ない問題が生じる。その1つに製造した
中空系束の外観不良が挙げられる。
即ち中空糸膜の複数本を同時に紡糸するに際しては、1
つの工程から次の工程へ多数本の中空糸膜を流すにはそ
れらの工程の間にロール等の設備が当然必要となるが、
ラインが1方向にのみ続いており、全てのロールの軸が
水平で、且つ中空糸膜の進行方向に直交している様な特
別な場合を除いては、通常ロールを通るラインを流れる
多数本の中空糸膜のそれぞれに横方向の力が加わること
になる。この横方向の力が原因で多数本の中空糸膜は同
一平面上を進むことが極めて困難となり、それぞれが互
いにねじれた状態で流れたり、あるいは他の糸に対して
極端にたるんだ中空糸膜が現れる結果となる。糸のねじ
れは、ロール上の中空糸膜に横方向の力が加わる結果、
1本あるいはそれ以上の糸が他の糸の上に乗り上げるた
めに起こる現象であり、また糸のたるみは変電なるねじ
れ等により茶系の走行距離が微妙に変化し、無理やり引
きのばされた中空糸の長さ方向に分散した僅かづつのた
るみ、ねじれが−カ所に集中して、空中あるいは液中を
走行中に大きくたるむものと考えられる。このように多
数本の中空糸膜が整然と並んだ状態で流れず、乱れた状
態のまま紡糸され、それが一連の工程を経たあとも残る
ために外観の悪い製品となるが、これは極めて大きな問
題である。
この問題をさけるためには、中空糸膜に横方向の力を、
全く加えない製造ラインが必要となるが、ライン全体を
1方向にのみ連ねるのは現実的には極めて困難であり、
設備スペースの有効利用のために中空系膜のとりまわし
がある程度複雑となるのはさけられず、上記の横方向の
力が中空糸膜に加わったまま製造しているのが現状であ
る。
そこで本発明は、複数本の選択透過性中空糸膜の乾湿式
または湿式紡糸による製造に当たり、ある程度複雑にな
ったラインにおいても中空糸膜1本1本が整然と並んだ
外観の良い製品束を製造可能とすることを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記目的を達成すべく種々検討した結果
、複数本の中空糸膜同志を相互に固定して全体を1本の
流れとすることにより達成可能であることを見い出した
即ち本発明は、複数本の選択透過性中空糸膜を乾湿式ま
たは湿式紡糸により製造するに際して、並んで走行する
中空糸膜同志を一定間隔毎に一平面上で固定することを
特徴とする中空糸膜の製造方法を提供するものである。
上記固定とは、複数本の中空糸膜の流れの中で互いに並
行して進む部分を強制的に連結あるいは接合することを
意味し、複数本の中空糸膜の流れのある1点でこの固定
がひとたび行われると、この固定部分より前を走る中空
糸膜に生じたねじれ、たるみなどの乱れは固定部分を越
えて後ろの中空糸膜に伝わることはなく、その逆もまた
あり得ない。この固定を複数本の中空糸膜の流れに対し
て間欠的に、即ち一定間隔毎に一平面上で行うことで、
2つの間隔をおいた固定部分にはさまれて位置する中空
糸膜は当然その前後の中空糸膜の状態には影響を受けず
、特にその2つの固定部分間の距離、言い換えればそこ
にはさまれた中空糸膜の長さが短ければ短い程、その中
空糸膜自体に対するねじれ或いはたるみも発生し難くな
る。
通常中空糸膜の製造は、その製品モジュールを作成する
のに必要な本数と長さの糸束を得るというかたちで行わ
れるが、一般のモジュールに必要な糸束の長さはせいぜ
い2メートル以下であり、長い場合でも数メートル以下
である。
上記した中空糸膜相互の固定を目的とする製品糸束の長
さ程度の距離をおいて繰り返すならば、各固定部分には
さまれた中空糸膜の長さは長い場合でも数メートル以内
であり、この程度の長さの中空糸膜の流れの中には実質
的に問題となる程度の乱れは発生し得す、微小な乱れが
固定部分を越えて1カ所に集中することもできないため
、本発明の目的は充分に達成される。
本発明の実施に当たって、固定の手段に特に制限はなく
、例えば金具やそれに類するもので複数本の中空糸膜を
一緒に機械的にはさみつける方法や、接着剤、超音波シ
ール、熱による融着、その他の通常考え得るあらゆる手
段を用いることができるが、仮に中空糸膜が互いに乗り
上がった状態、或いはねじれた状態になった部分で固定
を行うと、固定による中空糸膜の乱れの除去効果は著し
く低下するので好ましくない。
本発明に於いては、複数本の中空系膜が同−平面内で横
一列に並んだ状態にあり、かつ横一列に並んだ中空糸膜
相互の位置関係が常に同一のまま順次固定されるのが最
も好ましい。従って固定を行う場所は、固定されるまで
に中空系膜が走行する距離が長くなればなる程乱れが発
生する可能性が高いことを考えると、中空糸膜としての
形状が整った直後、つまり凝固工程から洗浄工程へ進む
間が最適と考えられるが、上記した条件、即ち乱れが発
生しない状態という条件が満たされれば特に限定されな
い。
本発明の方法に従えば、例えば複数本の中空糸膜の中の
1本が不慮のトラブルで切断されたとしても、どれが他
の中空系膜と連結されているため、切れた中空糸膜を取
り除くだけでこと足り、トラブルの解決は極めて容易で
ある。
(発明の効果) 上述した通り、本発明によれば多数本の中空糸膜が整然
と並んだ外観の良好な製品糸束を製造することが可能で
あると同時に、紡糸時の糸切れ等のトラブルも容易に解
決出来、本発明は産業の発展に大きく寄与するものであ
る。
(実施例) 次に本発明の中空系膜の製造方法を、図面に示した中空
糸束の製造装置について説明するが、本発明はこれに限
定されるものではない。
製造装置の略示正面図を示した第1図に於いて11は多
数本の糸を紡糸するノズノペ12は凝固槽、13は洗浄
槽、14は固定装置、16は東取り機(図示せず)であ
り、1〜10は凝固槽12から洗浄槽13を経て東取り
機16へと多数本の中空糸15を導くロールである。
即ちロール3は定速回転用駆動ロールであって、紡糸速
度を決定するロールであり、4はたるみ除去用ロールで
あり、ロール5以降が停止した際、ロール3から送られ
てきた中空系をこのロールの上下(ダンシング)でたく
わえる働きをする。5.6,8.9は間欠駆動ロール、
即ち一定時間で駆動と停止をくり返し行うロールで、駆
動時にはロール3よりも、高速で回転し、ロール4にた
くわえられた中空糸をひっばり出す働きをする。
1.2,7.10はフリーロールである。
本発明では、例えばロール5. 6. 8. 9が停止
した際に固定装置14が働いて中空糸膜を相互に固定す
る。即ち糸の流れを上から見た第2図では、複数本の中
空糸15はロール5とロール6の間で例えば金具17に
より相互に固定される。
固定された多数本の糸15を第3図に示す。この様な糸
は洗浄工程を経て東取り機に送られ、東取り時に固定箇
所を第3図で点線18で示す如く切り落として糸束20
にする。
本発明の製造方法によれば束取り後特別な整束作業を行
わずとも糸が全て真直ぐ揃った外観の良好な製品糸束が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる製造装置の一例の略示正面図、
第2図はその要部の平面図、第3図は固定された多数本
の糸の略示図である。 1〜10・・ロール 11・・・ノズル 12・ 13・ 14・ 15・ 17・ 20・ ・凝固槽 ・洗浄槽 ・固定装置 ・中空糸 ・金具 ・糸束

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数本の選択透過性中空糸膜を乾湿式または湿式紡糸に
    より製造するに際して、並んで走行する中空糸膜同志を
    一定間隔毎に一平面上で固定することを特徴とする中空
    糸膜の製造方法。
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