JPH02159076A - クライオスタットおよびその運転方法 - Google Patents

クライオスタットおよびその運転方法

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JPH02159076A
JPH02159076A JP63314335A JP31433588A JPH02159076A JP H02159076 A JPH02159076 A JP H02159076A JP 63314335 A JP63314335 A JP 63314335A JP 31433588 A JP31433588 A JP 31433588A JP H02159076 A JPH02159076 A JP H02159076A
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JP
Japan
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movable tube
liquid helium
helium
liquid
cooled
Prior art date
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Pending
Application number
JP63314335A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Kanazawa
金沢 克明
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、断熱容器内を極低温状態に保持するクライオ
スタットおよびその運転方法に関し、特に沸点が4.2
にの液体ヘリウムの収容容器を排気減圧することによっ
て該容器内に4.2に〜0.6に程度の低温を生成、保
持するクライオスタットの構造および該クライオスタッ
トを運転する方法に関する。
(従来技術) この種のクライオスタットは超低温冷却実験などに用い
られているが、従来のクライオスタットの構造は、第3
図に示すように、真空容器1内に環状の液体窒素溜3を
配置し、さらにその中心に液体ヘリウム溜2を挿入した
構造を有しており、液体ヘリウム溜2内に収容した試料
6を液体ヘリウム4の蒸発潜熱で冷却する能力をもって
いる。
その運転方法は、まず初めに液体窒素溜3に液体窒素5
を上部の充填口9から導入し、その後液体ヘリウム充填
口8に液体ヘリウム移送管(図示せず)を挿入して液体
ヘリウム4を液体ヘリウム溜2内に導入する。所定の量
の液体ヘリウムが溜ると、充填口8を遮断して排気弁7
を開き、図示しない減圧ポンプにより液体ヘリウムガス
内の圧力を減圧する。i体ヘリウム溜2内の液体ヘリウ
ム4はどんどん蒸発すると同時にその蒸発潜熱によって
残っている液体ヘリウム4の温度は低下していき、最終
的には0.6 K程度まで下る。これによって試料6を
4.2に以下0.6に程度まで冷却することができる。
液体ヘリウム溜2内の液体ヘリウム4がなくなると内部
を大気圧に戻して充填口8より再び液体ヘリウムを補充
する。
(発明が解決しようとする課a) 上述したように従来のクライオスタンドは運転始めの初
期充填時は勿論運転中でも液体ヘリウム溜内の液体ヘリ
ウムがなくなると、その都度液体ヘリウムを補給、充填
しなければならない、この液体ヘリウムの移送、充填の
作業はヘリウムガスの場合と異なり特殊な技術を要し、
非常に煩雑で時間のかかる作業を強いられるという問題
がある。
本発明は、最初のセット時にのみ極低温液体冷媒例えば
液体ヘリウムを充填すればよく、それ以後は液化ガスの
形態で補給することができ、これによって運転操作性の
向上を図り得るクライオスタットおよびクライオスタッ
トの運転方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明に係るクライオスタットは、内筒部および外筒部
を備えかつこの内外筒部間に液体冷媒が収容される断熱
容器と、前記内筒部内に上下動可能に挿入されかつ冷媒
および被冷却材が収容される可動管と、前記可動管に設
けられた排気残圧弁および冷媒導入口とを有し、前記可
動管の上下動操作により該可動管と前記内筒部が離間、
接触動作するようにしたものである。
また本発明によるクライオスタンド運転方法は、内情部
および外筒部から成る二重構造の断熱容器の内情部およ
び外筒部間に液体冷媒を収容し、前記可動管を前記内筒
部を介して前記液体冷媒に伝熱接触させた状態で該可動
管内に液化冷媒ガスを導入して液化せしめ、この液化冷
媒ガスの液化量が所定量に達した後膣可動管を移動させ
て前記内筒部および外筒部間の液体冷媒との伝熱接触を
切り離すとともに該可動管内を減圧し、該可動管内の液
化冷媒の蒸発潜熱で該可動管内の被冷却材料を冷却する
ようにしたものである。
(実施例) 次に、本発明を実施例について図面を参照して説明する
第1図は本発明の1実施例に係るクライオスタットの概
略的な側部断面図である0図示のように断熱のための真
空容器1の中に環状の液体窒素溜3が配置され、この液
体窒素溜3の内側に、内筒部および外筒部から成る環状
の液体ヘリウム溜12が固定され、さらにこの液体ヘリ
ウム溜12の中心部に、冷却すべき試t46および該試
料を冷却する液体ヘリウム4の入った可動管2が前記内
筒部との間に空隙を有して挿入されている。液体ヘリウ
ム溜12は真空フランジ16に固定されているが、可動
管2は真空フランジ16を貫通して上下に移動できるよ
うになっている。可動管2の上下動の際は摺動気密シー
ル15によって容器l内の真空が保たれるようになって
いる。液体ヘリウム溜12の内筒部の内側(中心側)の
下部(液体ヘリウムitが充分接する部分)には熱伝導
リング13が固着され、また可動管2の外周部下側(可
動管内の液体ヘリウムが充分接する位置)にも熱伝導リ
ング14が固着されている0両熱伝導リング13.14
は同じ勾配のテーパ面を有しており、可動管2を下方へ
移動させたとき両リング13゜14がテーパ面で密に接
触するようになっている。
第1図の実施例でその運転方法を説明すれば、まず最初
に真空容器1内を真空排気し、可動管2内をヘリウムガ
スで置換し、試料6を可動管2内に取り付ける0次に液
体窒素5を液体窒素溜3内に液体窒素導入口9から充填
する。また液体ヘリウム導入口8から液体ヘリウム移送
管(図示せず)を用いて液体ヘリウム11を液体ヘリウ
ム溜12内に充填する。これで最初のセットが完了する
次に可動管2を下降させ、熱伝導リング13.14を熱
的に充分接触させる。このとき液体ヘリウム溜12内の
液体ヘリウム11により熱伝導リング13.14を介し
て可動管2の内壁面下部は液体ヘリウム温度に冷却され
る。この状態で液体ヘリウム溜12内の内圧よりO,1
kg/crn”程度可動管2内の圧力が高くなるように
ヘリウムガス導入弁IOからヘリウムガスを可動管2内
に導入する。可動管2内のヘリウムガスは、下部の液体
ヘリウム温度になっている可動管内壁面で凝縮し、液体
ヘリウムとなって可動管下部に溜っていく。
ヘリウムガスの導入を続けて充分な量の液体ヘリウムが
溜ると、ヘリウムガス導入弁lOを閉じ、可動管2を上
方へ移動させ、熱伝導リング1314の接触を切り離す
0次に排気弁7から図示しない排気ポンプによって可動
管2内を減圧する。
可動管2内の圧力が下っていくにつれ、溜っていた液体
ヘリウム4は蒸発し、その蒸発潜熱によって残っている
液体ヘリウム4の温度を下げていく。
このようにして排気弁7および排気ポンプを調整しつつ
4.2に〜0.6に程度の温度に可−2内の液体ヘリウ
ム4の温度を下げることができ、したがって管内の試料
6を上記の温度に下げることができる。可動管2内の液
体ヘリウム4がなくなれば、再び可動管2を下降せしめ
、排気弁7を閉にし、ヘリウムガス導入弁lOを開いて
ヘリウムガスを導入すれば、液体ヘリウム4を溜めるこ
とができる。tL体ヘリウム溜12の液体ヘリウム11
も蒸発するが、液体ヘリウム11の量が多くなるように
液体ヘリウム溜12を作製しておくと、実験中の液体ヘ
リウム11の補給を不要にすることができる。したがっ
て実験中は、技術も要し手間のかかる液体ヘリウム2の
移送充填の作業が不要でヘリウムガスの充填だけでよい
ので実験の効率が上る。
第2図は本発明の他の実施例の貯蔵容器を示した側部断
面図であって、開口部の広い(穴径50mm程度)既存
の1001程度の液体ヘリウム貯蔵容器17を使用した
場合の例である。真空内筒18を貯蔵容器17の開口部
に入るように細長い形状にし、その中に可動管2を挿入
する。可動管2と真空内筒18の間の空間部は真空排気
弁19から真空排気しておく、真空内筒18の下部内面
および可動管2の下部外面にはそれぞれテーパ面をもつ
熱伝導リング14.13が固着され、また可動管2を上
下させるときの耐真空のシールをするために第1図にも
示した摺動気密シール15が内筒18の上部に設けられ
ている。運転の際は前もってヘリウムガスを可動管2内
に充填し、試料6を入れた後、この可動管2を内筒18
内に挿入し、内筒18内の空間部は真空排気しておく、
このようにセットした内筒18および可動管2を液体ヘ
リウム11の入っている貯蔵容器17内に挿入する。内
筒18の下部は液体ヘリウムに浸漬され、液体ヘリウム
温度に冷却される。この時可動管2を下方へ移動させて
熱伝導リング14.13を接触させると、両リングの熱
伝導によって可動管2の下部の内壁面も液体ヘリウム温
度に冷却され、可動管2内のヘリウムガスはこの内壁面
で凝縮液化し、液体ヘリウムとなって可動管2内に溜る
。所定量溜った後、可動管2を上昇させ、熱伝導リング
間の接触を離すことは第1図の実施例と同様である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、従来のように運転
中の液体ヘリウムの補給作業が不要で、セット時の液体
ヘリウムの充填以外はヘリウムガスの取り扱いだけでよ
いので、液体ヘリウムの取扱技術を習得していない者で
もクライオスタットの運転が可能であり、試料冷却実験
の効率が上る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例によるクライオスタットの概
略的な側部断面図、第2図は本発明の他の実施例の断面
図、第3図は従来のクライオスタットの断面図である。 1・・・真空容器、2・・・可動管、4・・・液体ヘリ
ウム、5・・・液体窒素、6・・・試料、7・・・排気
弁、lO・・・ヘリウムガス導入弁、 11・・・液体ヘリウム、12・・・液体ヘリウム溜、
13.14・・・熱伝導リング、15・・・摺動気密シ
ール、17・−貯蔵容器、18・・・真空内筒、19・
・・真空排気弁。 復代理人 弁理士 染 川 利 吉 第 図 1○

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、内筒部および外筒部を備えかつこの内外筒部間
    に液体冷媒が収容される断熱容器と、前記内筒部内に上
    下動可能に挿入されかつ冷媒および被冷却材料が収容さ
    れる可動管と、前記可動管に設けられた排気減圧弁およ
    び冷媒導入口とを有し、前記可動管の上下動により該可
    動管と前記内筒部が離間、接触動作することを特徴とす
    るクライオスタット。
  2. (2)、二重筒構造の断熱容器と、該容器の内筒部に挿
    入される被冷却材料収容可動管とを有するクライオスタ
    ットの運転方法において、前記断熱容器の内筒部および
    外筒部間に液体冷媒を収容し、前記可動管を前記内筒部
    を介して前記液体冷媒に伝熱接触させた状態で該可動管
    内に液化冷媒ガスを導入して液化せしめ、この液化冷媒
    ガスの液化量が所定量に達した後該可動管を移動させて
    前記内筒部および外筒部間の液体冷媒との伝熱接触を切
    り離すとともに該可動管内を減圧し、該可動管内の液化
    冷媒の蒸発潜熱で該管内の被冷却材料を冷却することを
    特徴とするクライオスタットの運転方法。
JP63314335A 1988-12-13 1988-12-13 クライオスタットおよびその運転方法 Pending JPH02159076A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03123199U (ja) * 1990-03-28 1991-12-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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