JPH02158590A - エレベータ用冷房装置のドレン水処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） この発明はエレベータ用冷房装置のドレン水処理装置に
係り、特に冷房装置に発生したドレン水を自動的に外部
に排水できるようにしたエレベータ用冷房装置のドレン
水処理装置に関する。

（従来の技術） ビルディング等に付設されるエレベータは、実公昭６３
−７７９７６＠公報に開示されているように、昇降路１
に沿って乗りかご２が昇降せしめられるようになってい
る。乗りかご２にはかご室３内空調用冷房装δ４が設け
られている。

この冷房装置４にてかご室３内を冷房すると、冷房Ｖｔ
′ｉ１４の熱交換フィン（図示せず）等に凝結水が付着
する。この凝結水は冷房装置４の運転を続けると、ドレ
ン水となってドレンホース５を通り、乗りかご２の外側
に付設されたドレンタンク６に貯溜される。

ドレンタンク６に貯溜されたドレン水は、乗りかご２の
かご室３内に搬入される持出タンク７内に、作業員によ
る定期的な拮水弁８の操作により排水され、回収される
。ドレン水が回収された持出タンク７は続いて乗りかご
２外に持ち出され、処理される。

（発明が解決しようとする課題） 従来のエレベータ用冷房装置のドレン水処理装置におい
ては、ドレンタンク６内に貯溜されたドレン水を定期的
に作業員が持出タンク７を利用して排出するものである
から、定期的に水運び等のメインテナンスが必要になり
、メンテナンスが非常に大変でかつ面倒である。

また、ドレンタンク６から持出タンク７にドレン水位を
移すとき、乗りかご２内部に水滴が落ちたり、洩れたり
する恐れがあったり、ドレンタンク６の満水を見落すと
、ドレン水がドレンタンク６をオーバフローし、天井か
らドレン水が滴下する恐れがあった。

この発明は上述した事情を考慮してなされたもので、冷
房装置で発生したドレン水を、かご室を汚すことなく、
ドレンタンクから安全かつ確実に外部に排水させること
ができるエレベータ用冷房装置のドレン水処理装置を提
供することを目的とする。

この発明の他の目的は、乗りかごが所定位置、例えば最
下階に達したとき、ドレンタンクに貯溜されたドレン水
を自動的に排水し、ドレン水の処理を自動化しく９るよ
うにしたエレベータ用冷房装置のドレン水処理装置を提
供するにある。

この発明のさらに他の目的は、ドレンタンク内に貯溜さ
れるドレン水のタンク水位を常時検出し、タンク水位が
所定レベル以上のとき、ドレン水をドレンタンクからド
レン排水ホッパに強制的かつ積極的に排水させ、ドレン
水処理の信頼性を向上させたエレベータ用冷房装置のド
レン水処理装置を提供するにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） この発明に係るエレベータ用冷房装置のドレン水処理装
置は、上述した課題を解決するために、昇降路内を昇降
する乗りかごに冷房装置を備えたエレベータにおいて、
上記冷房１ｉｆｆｉで発生したドレン水を貯溜するドレ
ンタンクを前記乗りかごに設けるとともに、上記ドレン
タンクの下部にドレン排水口を設け、前記乗りかごが所
定（ｆｆ置に達したとき、上記ドレン排水弁からのドレ
ン排水口が、前記昇降路に設けられたドレン排水ホッパ
に臨むように構成したものである。

また、この発明のエレベータ用冷房装置のドレン水処理
装置においては、ドレン排水弁はバルブ作動ロッドを備
えた機械式常ｒＪ］　ｔＪｌ水弁であり、この排水弁は
乗りかごが最下階に達したときＪｉ降路に固定されたス
トッパへの当接によりバルブ作〃」ロッドが持ち上げら
れて開口するように構成したものである。

さらに、この発明に係るエレベータ用冷房装置のドレン
水処理装置は、上述した課題を解決するために、昇降路
内を昇降する乗りかごに冷房装置を備えたエレベータに
おいて、上記冷房装置で発生したドレン水を貯溜するド
レンタンクを前記乗りかごに設け、上記ドレンタンクに
ドレン水のタンク水位を検出する水位検知センサを設け
るとともに、ドレンタンク下部にドレン排水弁を設け、
前記乗りかごが所定位置に達したとき、ドレン排水弁か
らのドレン排水口が、前記昇降路に設けられたドレン排
水ホッパに臨むように構成し、前記水位検知センサが設
定レベル以上のタンク水位を検出したとき、乗りかごを
所定位置に停止させてドレン排水ホッパにドレン水を排
出するようにしたものである。

（作用） このエレベータ用冷房ｔｉｌｔのドレン水処理装置は、
冷房装置で発生したドレン水をドレンタンクに貯溜させ
るとともに、ドレンタンクの下部にドレン排水弁を設け
、このドレン排水弁からのドレン排水口を、乗りかごが
所定位置に達したとき、昇降路に設けられたドレン排水
ホッパに臨ませて、このドレン排水ホッパにドレンタン
ク内のドレン水を排水させるようにしたものである。こ
のドレン排水ホッパにドレン水を排水することにより、
従来の持出タンクによる水運び等が不要となり、乗りか
ごのかご室を汚すことなくドレン水の処理ができ、ドレ
ン水処理が安全で確実になる。

その際、ドレンタンクに設けられるドレン排水弁を機械
式常閉排水弁とし、乗りかごが最下階に達したとき、昇
降路内固定のストッパとバルブ作動ロッドが当接するこ
とによりドレン排水弁を自動的に開口させるようにする
と、乗りかごが最下階に達゛スる毎にドレン排水弁が開
口してドレン排水が行なわれるので、ドレンタンクに貯
溜されたドレン水を自動的に排水することができる。

また、ドレンタンクにドレン水のタンク水位を検出する
水位検知センサを段ｔノ、この水位検知センサが所定レ
ベル以上のタンク水位を検出したとき、乗りかごを所定
位置に停止させてドレ・ン排水ホッパにドレン水を排出
さけるようにしたので、ドレン水がドレンタンク内でオ
ーバーフローするのを確実かつ未然に防止でき、ドレン
水処理の信頼性を一層向上させることができる。

（実施例） 以下、この発明に係るエレベータ用冷房装置のドレン水
処理装置の一実施例を添付図面を参照して説明する。

第１図はビルディング等に付設されるエレベータ１０を
示す。このエレベータ１０は乗りかご１１が昇降路１２
に沿って昇降自在に吊設されており、乗りかご１１の天
井裏にはかご室１３内を空調する冷房装置１４などの空
気調和機が設置される。冷房装置１４は乗りかご１１の
冷房負荷に応じた能力を有し、吹き出される冷却風によ
りかご室１３内を冷房するようになっている。

冷房装置１４にはドレンホース１５が設けられ、冷ｒｙ
ｉ装置ｉｌ！ｆ１４の運転により生じた凝結水等のドレ
ン水はドレンホース１５に回収される。このドレンホー
ス１５は乗りかご１１の、例えば、外側壁に設けられた
ドレンタンク１６に接続される。ドレンタンク１６には
内部に貯溜されるドレン水のタンク水位を検出する水位
検知センサ１７が設けられ、この水位検知センサ１７で
検出された水位信号は後述する運転制御装置１８に送ら
れる。

一方、ドレンタンク１６からドレン管２０が必要に応じ
て下方に延びており、このドレン管２０の下部にドレン
排水弁２１が設けられる。ドレン排水弁２１は、第２図
に示すようにバルブ作動ロッド２３を備えた機械式常閉
排水弁であり、この排水弁２１は弁ケーシング２４のド
レン排水口２５周りにパツキンを兼ねるバルブシート２
６が設けられ、このバルブシート２６にプレート状弁体
２７がスプリング２８により押圧され、密封保持される
。弁体２７にはバルブ作動ロッド２３が一体あるいは一
体的に設けられる。このバルブ作動ロッド２３はガイド
スリーブ２９内を貴いで下方に突出している。ガイドス
リーブ２９はドレンＩＪ［水口２５に接続され、ドレン
排水口２５から排水されるドレン水を案内している。

また、乗りかご１１の昇降路１２内にはドレン排水弁２
１から排水されるドレン水を受けるトイ機能を有するド
レン排水ホッパ３０が設けられており、このドレン排水
ホッパ３０内にストッパ３１が高さ位置をｖＡＷＪ自在
に設置される。また、ドレン排水ホッパ３０から図示し
ないドレン排水処理系に接続される排水管３２が延びて
おり、このＩＩＦ水管３２の途中にはドレンポンプ３３
が設置されている。

他方、ドレンタンク１６の下部（下方を含む）に設けら
れたドレン排水弁２１はそのバルブ作動ロッド２３が昇
降路１２、−例ではドレン排水ホッパ３０、内に設けら
れたストッパ３１に対向しており、乗りかご１１が最下
階に達したとき、バルブ作動ロッド２３がストッパ３１
に当接して押し上げられる。バルブ作動ロッド２３がス
プリング２８のばね力に抗して押上げられることにより
、ドレン排水弁２１が開口し、ドレンタンク１６内のド
レン水が自動的に排水されるようになっている。このと
き、ドレン排水口２５はドレン排水ホッパ３０の上方に
位置し、ドレン排水ホッパ３０内を臨むようになってい
る。

また、ドレンタンク１６に付設された水位検知センサ１
７からの水位信号は、第３図に示すようにエレベータの
運転制御装置１８の比較演咋器３５に入力され、この比
較演算器３５で水位設定器３６からの水位指定信号と比
較される。そして、ドレンタンク１６内のタンク水位が
設定レベル以上に達すると、比較演Ｒ器３５からドライ
ブユニット３７に処理信号を出力し、ドライブユニット
３７を作動させる。このドライブユニット３７の作動に
より、エレベータ１０の乗りかご１１が一旦最下階に降
りるようにプログラムされる。これにより、ドレンタン
ク１６内に貯溜されたドレン水をドレン排水弁２１から
ドレン排水ホッパ３０内に排水させるようになっている
。

次に、エレベータ用冷房装置のドレン水処狸装置の作用
を説明する。

エレベータ１０の乗りかご１１に設けられた冷房装ｄ１
４の運転を開始すると、その熱交換フィン等に凝結水が
付着する。付着した凝結水は冷房装置１４の運転継続に
より、次第に成長し、ドレン水となってドレンホース１
５を通り、ドレンタンク１６内に回収され、貯溜される
。

ドレンタンク１６内に貯溜されたドレン水は、乗りかご
１１が最下階に達すると排出処理される。

このときにはドレン排水弁２１のバルブ作動ロッド２３
がストッパ３１に当接し、スプリング２８のばね力に抗
して押し上げられる。バルブ作動ロッド２３の押上げに
よりドレン排水弁２１は自動的に開放され、ドレンタン
ク１６内のドレン水はドレン排水口２５からガイドスリ
ーブ２９を通っ゛Ｃドレン排水ホッパ３０内に排出され
る。

ドレン排水ホッパ３０内に排出されたドレン水はドレン
ポンプ３３の作動によりビルディング等の建物のドレン
排水処理系に導かれ、排水処理される。

また、エレベータ１０の乗りかご１１が最下階に峙つる
ことがない場合には、ドレンタンク１６の下部に設けら
れたドレン排水弁２１は、バルブ作動ロッド２３がスト
ッパ３１に当接しないので開放されることがない。この
場合には、スプリング２８のばね力で弁体２７がバルブ
シート（パツキン）２６に押圧されてｒ１１塞されるの
で、エレベータ１０の運転中にドレン水が昇降路１２内
に飛散することもない。

一方、エレベータ１０の運転中に、乗りかご１１が最下
階まで降りることがない場合でも、ドレンタンク１６内
のドレン水のタンク水位は水位検知センサ１７で常時検
出される。水位検知センサ１７が設定レベル以上のタン
ク水位を検出すると、運転制ｔＩｌ装置１８を作動さ「
て乗りかご１１を一旦最下階に案内し、この最下階位置
でドレン排水弁２１を自動的に開放し、ドレンタンク１
６内に貯溜されたドレン水をドレン排水ホッパ３０に強
シリ的に拮水させることができる。したがって、ドレン
水がドレンタンク１６内でオーバーフローするのを未然
にかつ確実に防止できる。

なお、この発明の一実施例では、ドレン排水弁に機械式
常閉排水弁を用いた例を示したが、この機械式常閉排水
弁に代えて電気的作動の開閉制御弁を用いてもよい。こ
の開閉制御弁を用いた場合には、ドレン排水弁を例えば
運転制御装置からの制御信号で開閉制御できるので、ド
レンタンクに貯溜されたドレン水を、乗りかごが所定位
置、例えば１階に到達したとき、ドレン排水ホッパに排
水させることができる。この場合には、ドレン排水弁か
らのドレン排水口が昇降路に設けられたドレン排水ホッ
パに臨むように構成させる工夫が必要となる。

〔発明の効果〕

以上に述べたように、この発明に係るエレベータ用冷房
装置のドレン水処理装置においては、乗りかごに設けら
れたドレンタンクの下部にドレン排水弁を設け、前記乗
りかごが所定位置に達したとき、ドレン排水弁からのド
レン排水口が、昇降路に設けられたドレン排水ホッパに
臨むようにされたので、このドレン排水ホッパ内にドレ
ンタンク内のドレン水を排水させることができ、従来の
ように持出タンクによる水運び等が不要となるので、乗
りかごのかご室内を汚すことがなく、また、メンテナン
スが楽になり、ドレン水の処理が安全で確実になる。

また、ドレン排水弁にバルブ作動ロッドを備えた機械式
常閉排水弁を用いた場合には、乗りかごが最下階に達す
ると、バルブ作動ロッドがストッパに当接して持ち上げ
られ、ドレン排水弁が自動的に開放されてドレンタンク
内のドレン水がドレン排水ホッパに排水されるので、ド
レン排水処理に人手がいらず、また、構造が１ｍ甲な機
械式排水弁を使うので、故障が少なくメンテナンスも楽
である。

さらに、ドレンタンクにドレン水のタンク水位を検出す
る水位検知センサを設け、この水位検知センサが設定レ
ベル以上のタンク水位を検出したとき、乗りかごを所定
位置に停止さ速てドレン排水弁を間き、ドレン水をドレ
ン排水ホッパに排出するようにしたので、ドレン水がド
レンタンク内でオーバーフローすることもなく、乗りか
ご内部に水滴が落ちたり、水洩れすることを未然に防ぐ
ことができ、ドレン水処理の信頼性を一層向上させるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るエレベータ用冷房装置のドレン
水処理装置の一実施例を示す図、第２図は第１図のＡ部
を拡大して示ず図、第３図はドレンタンクに設けられた
水位検知センサからの信号処理回路を示す図、第４図は
従来のエレベータ用冷房装置のドレン水処理装置を示す
図である。 １０・・・エレベータ、１１・・・乗りかご、１２・・
・昇降路、１３・・・かご室、１４・・・冷房装置、１
５・・・ドレンホース、１６・・・ドレンタンク、１７
・・・水位検知センサ、１８・・・運転制御装置、２０
・・・ドレン管、２１・・・ドレン排水弁、２３・・・
バルブ作動ロッド、２５・・・ドレン排水口、２つ・・
・ガイドスリーブ、３０・・・ドレン排水ホッパ（トイ
）、３１・・・ストッパ、３３・・・ドレンポンプ。 出願人代理人　　波　多　野　　　　久第 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、昇降路内を昇降する乗りかごに冷房装置を備えたエ
   レベータにおいて、上記冷房装置で発生したドレン水を
   貯溜するドレンタンクを前記乗りかごに設けるとともに
   、上記ドレンタンクの下部にドレン排水弁を設け、前記
   乗りかごが所定位置に達したとき、上記ドレン排水弁か
   らのドレン排水口が、前記昇降路に設けられたドレン排
   水ホッパに臨むように構成したことを特徴とするエレベ
   ータ用冷房装置のドレン水処理装置。 ２、ドレン排水弁はバルブ作動ロッドを備えた機械式常
   閉排水弁であり、この排水弁は乗りかごが最下階に達し
   たとき、昇降路に固定されたストツパへの当接によりバ
   ルブ作動ロッドが持ち上げられて開口するように構成し
   た請求項１に記載のエレベータ用冷房装置のドレン水処
   理装置。 ３、昇降路内を昇降する乗りかごに冷房装置を備えたエ
   レベータにおいて、上記冷房装置で発生したドレン水を
   貯溜するドレンタンクを前記乗りかごに設け、上記ドレ
   ンタンクにドレン水のタンク水位を検出する水位検知セ
   ンサを設けるとともに、ドレンタンク下部にドレン排水
   弁を設け、前記乗りかごが所定位置に達したとき、ドレ
   ン排水弁からのドレン排水口が、前記昇降路に設けられ
   たドレン排水ホッパに臨むように構成し、前記水位検知
   センサが設定レベル以上のタンク水位を検出したとき、
   乗りかごを所定位置に停止させてドレン排水ホッパにド
   レン水を排出するようにしたことを特徴とするエレベー
   タ用冷房装置のドレン水処理装置。