JPH02158111A - 段積形変圧器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、単位変圧器を段積みするようにした段積形変
圧器に関する。

（従来の技術） ビル内の配電機器は、空調設備、照明設備。

その他の設備の自動化及び各種の事務機器の設置等によ
り、その容量が増加傾向にあり、変圧器としても経済性
の面から高圧大容量のものが用いられてきている。反面
、配電機器の搬入を容易にし且つビルのフロアスペース
を有効に活用するため、配電機器の据付面積を少なくす
ることが要望されている。このため、変圧器の据付面積
をいかに小さくするかが問題になり、従来では、大容量
の変圧器を１台設置するのに代えて、小容量の変圧器を
例えば二個段積みして使用することが行なわれている。

この場合、変圧器を段積みするに際しては、変圧器本体
を個々にケース内に収納した上で積重ねるようにしてい
る。しかしながら、従来のように変圧器本体をケース内
に単に収納しただけでは、両者の間に余剰空間が存する
ことになってケースの底面積が比較的大きくなり、それ
程据付面積が減少しないという問題があった。そこで、
最近では、据付面積の減少を図るべく、ケースの代りに
矩形状の支持枠を用いることが考えられている。これを
第３図及び第４図に示す。即ち、１は下段の単位変圧器
で、これは鉄心２ａおよびコイル２ｂからなる変圧器本
体２を有し、その鉄心２ａの外周部に矩形状の支持枠３
を取付けて構成されている。４．４は支持枠３の底面部
の両端部に取付けられた断面り字状の下部クロスバ−で
、これの両端部に車輪５，５が取付けられている。

６．６は下部クロスバー４．４に夫々設けられた固定座
で、これと変圧器盤の床面７との間にボルト８を螺菅す
ることにより下段の単位変圧器１が床面７に固定される
。９は連結部材で、これは下段の単位変圧器１の上面部
を覆う水平な取付部９ａと、これの両端部に取着された
垂直片部９ｂ。

９ｂとから構成されており、これらの垂直片部９ｂ、９
ｂが下段の単位変圧器１の支持枠３の上端部に嵌合同着
されている。１０は上段の単位変圧器で、これは鉄心１
１ａおよびコイルｌｌｂからなる変圧器本体１１の鉄心
１１ａの外周部に矩形状の支持枠１２を取付けて構成さ
れている。この単位変圧器１０は、連結部材９の取付部
９ａに載置されて支持枠１２の下端部に取付けた４個の
固定片１３を介してボルト１４により固定されている。

（発明が解決しようとする課題） 然しなから、上述の構成においては、上段の単位変圧器
１０または下段の単位変圧器１の何れか一方が故障した
場合に、該当する単位変圧器１または１０のみを変圧器
盤から取出すことができない。従って、上、下段の単位
変圧器１０．１を段積みした状態で変圧器盤外へ運びだ
さなければならないので、上、下段の単位変圧器１０，
１全での配線を取外す必要があり、搬出作業が面倒であ
った。

本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、上段または下段の単位変圧器を単独で搬出すること
ができ、搬出作業が容易になる段積形変圧器を提供する
にある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の段積形変圧器は、床面に下段の単位変圧器を据
付け、この下段の単位変圧器の上面部に載置されてその
下面部と前記上面部との間に所定の間隔を存するような
支持脚を介して上段の単位変圧器を前記下段の単位変圧
器に着脱可能に取付け、この上段の単位変圧器とその上
方の静止部位との間に上段の単位変圧器が下段の単位変
圧器との取付は状態を解除されて下段の単位変圧器から
離反するように上方へ持ち上げられたときにその位置に
保持する吊下げ装置を設けた構成に特徴を有する。

（作用） 本発明の段積形変圧器によれば、上段のｔｉｔ位変圧変
圧器面部と下段の単位変圧器の上面部との間の支持脚に
より形成された所定の間隔にフォークリフトの爪を挿入
することにより、下段の単位変圧器を床面に据付けた状
態のまま上段の単位変圧器が移動できる。また、上段の
単位変圧器が下段の単位変圧器との取付は状態を解除さ
れて下段の単位変圧器から離反するように上方へ持ち上
げられたときに、吊下げ装置により上段の単位変圧器が
その位置に保持されるので、下段の単位変圧器が移動で
きる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例につき第１図及び第２図を参照
して説明する。

２１は下段の単位変圧器で、これは、鉄心２２ａにコイ
ル２２ｂ、２２ｂを巻装した変圧器本体２２と、断面コ
字状をなす矩形状の支持枠２３とから構成されており、
支持枠２３の内周部に鉄心２２ａの外周部が嵌合固着さ
れている。２４，２４は支持枠２３の底面両端部に取付
けられた断面り字状の下部クロスバ−で、これの両端部
に車輪２５．２５が取付けられている。２６．２６は下
部クロスバー２４．２４の外側中央部に夫々設けられた
Ｌ字状をなす固定座である。２７．２７は変圧器盤の床
面２８に取着された固定ナツトで、これは下段の単位変
圧器２１の据付位置における前記固定座２６．２６の位
置に対応している。２９．２９は２本の固定ボルトで、
これらは固定座２６．２６を貫通して固定ナツト２７．
２７に螺着することにより下段の単位変圧器２１を床面
２８に固定している。３０は連結部材で、これは下段の
単位変圧器２１の上面部をなす水平な取付部３０ａと、
これの両端部に取着された垂直片一部３０ｂ、３０ｂと
から構成されており、これらの垂直片部３０ｂ、３０ｂ
が下段の（ｌ１位変圧器２１の支持枠２３の上端部に嵌
合固着されている。３１は上段の単位変圧器で、これは
、鉄心３２ａにコイル３２ｂを巻装した変圧器本体３２
と、断面コ字状をなす矩形状の支持枠３３とから構成さ
れており、支持枠３３の内周部に鉄心３２ａの外周部が
嵌合固着されている。３４．３４は支持枠３３の底面両
端部に取付けられた断面り字状の一対の支持脚で、これ
は連結部材３０の取付部３０ａ上に載置されて上段の単
位変圧器３１の下面部３１ａと取付部３０ａとの間にフ
ォークリフトの爪３５が挿入できる所定の間隔３４ａを
形成するようになっている。３６．３６は支持脚３４．
３４の外側中央部に夫々設けられたＬ字状をなす固定座
で、これら固定座３６．３６を貫通、した固定ボルト３
７．３７を取付部３０ａのねじ孔３０ｃ、３０ｃに螺若
することにより、上段の単位変圧器３１が下段の単位変
圧器２１に着脱可能に取付けられている。

さて、３８は吊下げ装置であり、以下これについて述べ
る。３９．３９はＬ字状をなす一対の支え部材で、夫々
の垂直片部３９ａ、３９ａが支持枠３３の上端部の両側
の吊下げ部３３ａ、３３ａにボルト４０．４０及びナツ
ト４１．４１によって取付けられている。４２．４２は
全ねじの一対のスタッドであり、これらは上段の１１１
位変圧器３１の上方の静止部位例えば変圧器盤の天井板
４３に下方に向けて取付けられている。そして、これら
のスタッド４２．４２にはナラｌ−４４４４が螺合され
、夫々の下端部は水平片部３９ｂ、３９ｂを貫通して下
方へ突出するようになっており、その突出部にはナツト
４５．４５が螺合されている。

上述の構成において、まず上段の単位変圧器３１だけを
移動させる場合について説明する。吊下げ装置３８のボ
ルト４０．４０及びナツト４１゜４］を取外して吊下げ
部３３ａ、３３ａの垂直片部３９ａ、３９ａに対する締
付は状態を解除する。

つぎに、２本の固定ボルト３７．３７を螺退させて、上
段の単位変圧器３１を下段の単位変圧器２１の取付は状
態から解除する。そこで、フォークリフトの爪３５を間
隔３４ａ内に挿入し、フォークリフトにより上段の単位
変圧器３１を持ち上げて下段の単位変圧器２１から離反
させ、その後、前方に移動させる。この場合、下段の単
位変圧器２１は据付状態に保持されている。

つぎに下段の単位変圧器２１だけを移動させる場合につ
いて説明する。吊下げ装置３８のナツト４４．４４を上
方に螺退させ、２本の固定ボルト３７．３７を螺退させ
る。更に、フォークリフトの爪３５を間隔３４ａ内に挿
入し、上段の１１１位変圧器３１を持ち上げて下段の単
位変圧器２１から離反させる。そこで、吊下げ装置３８
のナツト４４．４４を下方に螺進させるとともにナラｌ
−４５。

４５を上方に螺進させ、これらより支え部材３９゜３９
の水平片部３９ｂ、３９ｂを上下から締付ける。これに
より、上段の単位変圧器３１が変圧器盤の天井板４３か
ら吊下げ状態に保持される。そこで、２本の固定ボルト
２９を螺退させて、下段の単位変圧器２１を床面２８に
対する固定状態から解放し、下段の単位変圧器２１を車
輪２５，２５を回転させながら前方に移動する。

上記実施例によれば、つぎの効果を奏する。即ち、上段
の単位変圧器３１あるいは下段の単位変圧器２１の何れ
か一方が故障した場合に、該当する単位変圧器のみをＪ
ＩＩ！ｊＨすることができ、２台の単位変圧器を段積み
の状態で搬出しなければならなかった従来とは異なり、
搬出作業が容易になる。

また、変圧器盤の天井板４３と上段の単位変圧器３１及
び下段の単位変圧器２１が吊下げ装置３８によって連結
されているので、全体が一体化されて耐震強度が向上す
る。その他、フォークリフトまたはりフタ−等の小形吊
り装置が使用できるので、設置スペースに制限がある場
合に有利である。

［発明の効果］ 本発明の段積形変圧器は、下段の単位変圧器の上面部に
、これとの間に下面部が所定の間隔を存するように支持
脚を介して上段の単位変圧器を着脱可能に取付け、この
上段の単位変圧器とその上方の静止部位との間に上段の
単位変圧器が下段の単位変圧器から離反するように上方
へ持ち上げられたときにその位置に保持する吊下げ装置
を設けたので、上段または下段の単位変圧器を単独で搬
出することができて、搬出作業が容易になるという効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は全体の正面図、第２図は同側面図であり、第３図
及び第４図は従来例の第１図及び第２図相当図である。 図中、２１は下段の単位変圧器、３０ａは取付部（上面
部）、３１は上段の単位変圧器、３１ａは下面部、３４
は支持脚、３４ａは間隔、３８は吊下げ装置を示す。 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．床面に据付けられた下段の単位変圧器と、この下段
   の単位変圧器の上面部に載置される支持脚を備えこの支
   持脚を介して下面部と前記上面部との間に所定の間隔を
   存するように前記下段の単位変圧器に着脱可能に取付け
   られた上段の単位変圧器と、この上段の単位変圧器とそ
   の上方の静止部位との間に設けられ上段の単位変圧器が
   下段の単位変圧器との取付け状態を解除されて下段の単
   位変圧器から離反するように上方へ持ち上げられたとき
   にその位置に保持する吊下げ装置とを具備してなる段積
   形変圧器。