JPH02134803A - 段積形変圧器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、単位変圧器を段積みするようにした段積形変
圧器に関する。

（従来の技術） ビル内の配電機器は、空調設備、照明設備。

その他の設備の自動化及び各種の事務機器の設置等によ
り、その容量が増加傾向にあり、変圧器としても経済性
の面から高圧大容量のものが用いられてきている。反面
、配電機器の搬入を容易にし且つビルのフロアスペース
を有効に活用するため、配電機器の据付面積を少なくす
ることが要望されている。このため、変圧器の据付面積
をいかに小さ（するかが問題になり、従来では、大容量
の変圧器を１台設置するのに代えて、小容二の変圧器中
身を例えば二個段積みして使用することが行なわれてい
る。この場合、変圧器中身を段積みするに際しては、変
圧器中身を直接積重ねることができないので、変圧器中
身を個々にケース内に収納した上で積重ねるようにして
いる。しかしながら、従来のように変圧器中身をケース
内に単に収納しただけでは、両者の間に余剰空間が存す
ることになってケースの底面積が比較的大きくなり、そ
れ程据付面積が減少しないという問題があった。そこで
、最近では、据付面積の減少を図るべく、ケースの代り
に矩形状の枠体を用い、この枠体内に乾式の変圧器中身
を取付けて＋１を位変圧器を構成し、この単位変圧器を
二段に積載して一体に連結することが考えられている。

そして、下段の１１１位変圧器の底部には車輪が取付け
られており、上段、下段の単位変圧器が変圧器盤内に収
容された後、変圧器盤の底部に固定装置により固定され
るようになっている。

（発明が解決しようとする課題） 然しなから、上述のｔＭ成においては、次の問題がある
。第１に、下段の単位変圧器には上段の単位変圧器の重
量が加わるため、下段の単位変圧器の強度を大にしなけ
ればならない。第２に、２個の単位変圧器を段積みする
ので、重心の位置が高くなる。このため、地震等により
、単位変圧器に水平方向の力が作用したときに、下段の
単位変圧器の固定装置に作用するトルクが大きくなるの
で、固着装置の強度を強くしなければならない。

第３に、現地で上段の単位変圧器を上段のｊｌｉ位変圧
変圧器に段積みするときにクレーンが必要である。第４
に、上段の単位変圧器または＝上段の１ｂ位変圧器の何
れか一方が故障した場合に、該当するｊ１位変圧器のみ
を取出すことができない。即ち、２個の１４位変圧器を
段積みした状態で変圧器盤外へ運びだし、両者の連結を
解除した後、上段の！１１位変圧器をおろし、メンテナ
ンスまたは取替え作業を行なわなけらればならない。

本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、下段のｌｊ位変圧器に重量が加わらず、固着装置の
強度を特別大きくする必要がなく、現地での段積み作業
が不要で、上段または下段の中位変圧器をｌｌｔ独に移
動させることができる段積形変圧器を提供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の段積形変圧器は、下端部に車輪を備えて移動可
能な下段の単位変圧器を設け、下端部に車輪を備えて両
脚部が前記下段の単位変圧器の両外側に位置する架台を
前記単位変圧器を跨ぐように移動可能に設け、この架台
の上部に上段の単位変圧器を固定するように構成したと
ころに特徴を有する。

（作用） 本発明の段積形変圧器によれば、上段の単位変圧器が下
段のＩｎ位変圧器を跨ぐ架台の上部に固定されているの
で、下段のｌｌｔ　急変圧器に上段の＋１ｉ位変圧器の
重量が加わらない。また、下端部に車輪を合する架台に
固定された上段の単位変圧器及び下端部に車輪をＨする
下段の単位変圧器は夫々単独で移動できる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例につき第１図乃至第４図を参照
して説明する。即ち、第３図において、１は支持枠で、
これは、底枠２と、この底枠２の両端部から上方に延び
る一対の側部枠３，３と、この一対の側部枠３，３の上
端部にねじ４，４によりに連結された仕切り枠５とから
構成されている。第１図及び第２図において、６は鉄心
６ａ及び３個のコイル６ｂ乃至６ｄからなる変圧器中身
で、この変圧器中身６は、その鉄心６ａの外周部が夫々
前記底枠２．一対の側部枠３，３及び佳切り枠５の嵌合
部２ａ、３ａ、３ａ及び５ａに嵌合されることにより支
持枠１に取付けられ、以て下段の単位変圧２″：、７を
＄７．？成している。７′は下段の単位変圧器７と同し
構成の上段゛の単位変圧器であり、その単位変圧器７と
同一箇所には同一符号を付す。８は下段の単位変圧器７
の底枠２の下面部に取付けられた下部クロスパー　９は
下段の中位変圧器７の下部クロスパー８の下面部に取付
けられた車輪、１０は変圧器盤である。この下段の単位
変圧器７には、下部クロスパー８と変圧器盤１０の底部
との間に図示しない固定装置が設けられている。

さて、第４図において、１１は架台で、これは両脚部１
２．１２の上端部を載置部１３で連結してなり、両脚部
１２．１２の下端部から内方に向けて折曲部１４．１４
が形成され、この折曲部１４．１４の両端下面部に車輪
１５．１５が取付けられている。そして、両脚部１２．
１２間の寸法Ｗは下段のｑ１位変圧器７の幅寸法よりも
大であって、両脚部１２．１２は下段の１１１位変圧器
７の外側に位置し、車輪１５から載置部１３までの高さ
寸法Ｈは下段のｌｌ４位変圧器７の高さ寸法よりも高く
、全体として下段のｌｌ１位変圧器７を跨ぐようになっ
ている。尚、両脚部１２．１２及び載置部１３には夫々
開口部１２ａ、１２ａ及び１３ａが形成されている。そ
して、上段の単位変圧器７′は、架台１１の載置部１３
に載せられ、底枠２に形成された孔２ｂ及び載置部１３
に形成された孔１３ｂを挿通する４個のねじ１６にナツ
ト（図示せず）を螺着することにより架台１１に固定さ
れている。

また、この架台１］は折曲部１４に形成された挿通孔１
４ａを挿通ずるボルト１７により変圧器盤１０に固定さ
れている。

つぎに現地において単位変圧器７，７″を据付ける場合
について説明する。

下段の単位変圧器７は、４個の車輪９によって変圧器盤
１０の所定の位置に運ばれた後、下部クロスパー８と変
圧器盤１０の底部との間に設けられた図示しない固定装
置によって固定される。

一方、架台１１の載置部１３に固定された上段の単位変
圧器７′は、架台１１と一体となって４Ｈの車輪１５に
より移動される。而して、架台１１は変圧器盤１０内の
下段のｌｌｊ位変圧変圧器７ぐ位置に運ばれ、ここで挿
通孔１４ａを挿通するボルト１７により変圧器盤１０に
固定される。これにより、上段の単位変圧器７゛は下段
の単位変圧器７の上方に位置して段積み状態になる。

上記実施例によればつぎの効果を奏する。

第１に、上段の単位変圧器７゛を架台１１の載置部１３
に固定し、この架台１１を変圧器盤１０に固定すること
により、上段の単位変圧器７″を下段の単位変圧器７の
上方に位置させたので、下段の単位変圧器７に上段の単
位変圧器７″の重量が加わらず、従って、下段の単位変
圧器７の強度を上段の単位変圧器７′のそれよりも大と
する必要がない。第２に、下段の単位変圧器７及び上段
の単位変圧器７′を夫々単独で据付固定できるので、地
震等によって上段の単位変圧器７′に水平方向の力が作
用しても、この力が下段の単位変圧器７の図示しない固
定装置に作用しないので、固着装置を特別に強化する必
要がない。第３に、現地で上段の単位変圧器７′を下段
の単位変圧器７の上に段積みする必要がないので、クレ
ーンが不要である。第４に、下段の単位変圧器７及び上
段の単位変圧器７−が夫々単独で移動でき且つ据付固定
するので、上段の単位変圧器７゛または下段の単位変圧
器７の何れか一方が故障した場合に、該当する単位変圧
器７或いは７′のみを変圧器盤１０内から取出すことが
でき、２個の単位変圧器を段積みした状態で変圧器盤外
へ運びだしていた従来とは異なり、メンテナンスまたは
取替え作業が容易になる。第５に、防振装置を取付ける
場合、下段のｌｉ位変圧器７及び上段の単位変圧器７゛
毎に設計仕様を決めればよいので、製作が容易になる。

第５図は本発明の他の実施例を示すもので、上記実施例
との相違は、架台１１の脚部１２の下端部に孔１８ａを
６する外向きの折曲部１８を形成し、これに車輪１５．
１５を取付けたもので、この実施例にても同様の効果を
奏するものである。

尚、架台１１の載置部１３に挿通孔１９を形成し、この
挿通孔１９を挿通する図示しないボルトによって架台１
１と下段の単位変圧器７とを連結すれば、耐震強度を増
すことができる。

Ｃ発明の効果〕 以上の説明から明らかなように本発明の段積形変圧器に
よれば、下端部に車輪を備えて移動可能な下段の単位変
圧器を設け、下端部に車輪を備えて両脚部が前記下段の
単位変圧器の両外側に位置する架台を前記単位変圧器を
跨ぐように移動可能に設け、この架台の上部に上段の単
位変圧器を固定するように構成したので、下段の単位変
圧器にｆｆｉ量が加わらず、固着装置の強度を特別大き
くする必要がなく、現地での段積み作業が不要で、上段
または下段の単位変圧器を単独に移動させることができ
るという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は全体の正面図、第２図は同側面図、第３図は支持
枠の分解斜視図、第４図は架台の斜視図であり、第５図
は本発明の他の実施例を示す第４図相当図である。 図中、７は下段の単位変圧器、７゛は上段の単位変圧器
、９は車輪、１１は架台、１２は脚部、５は車輪を示す
。 同 第 子 丸 健 第 図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．下端部に車輪を備えて移動可能な下段の単位変圧器
   と、両脚部が前記下段の単位変圧器の両外側に位置して
   この単位変圧器を跨ぐように設けられ下端部に車輪を備
   えて移動可能な架台と、この架台の上部に固定された上
   段の単位変圧器とを具備してなる段積形変圧器。