JPH02157582A - 多ドア形冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は多ドア形冷蔵庫における庫内正面開口の仕切
り構造に関するものである。

［従来の技術］ 第８図は従来の多ドア形冷蔵庫における庫内の仕切構造
を示す斜視図であり、図において（１）は庫内を左右に
創成するための上部縦仕切り壁（２）を背部に有する縦
仕切り前枠、（３）は例えば庫内を冷凍室と冷蔵室とに
創成する上部横仕切り前枠。

（４）は上記縦仕切り前枠（１）の前面板、（４ａ）は
その下端係止段部、（５）は庫内を左右に創成するため
の下部縦仕切り壁（６）を背部に有する縦仕切り前枠（
７）の前面板、（５ａ）はその上端係止段部、（５ｂ）
は同じく下端係止段部、（８）は上記横仕切り前枠（３
）の前面板である。

上記構成において、上記横仕切り前枠（３）の両端は冷
蔵庫本体の内箱開口部に張架状態に取付けられ、これに
対しその上下から上部縦仕切り前枠（１）と下部縦仕切
り前枠（７）とが衝合状態に取付けられ、そして各前枠
（１）（７）の正面にそれぞれ前面板（４）（５）が嵌
着され、その上から前面板（８）が各前面板（４）（５
）の係止段部（４ａ）　（５ａ）を抑える状態で横仕切
り前枠（３）の正面に嵌着され、これにより冷蔵庫の各
開閉ドアの背面との当り面が形成されている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の冷蔵庫における縦仕切り前枠は以上のように上下
に分割された状態に構成されているので、縦仕切り前枠
全体としての強度が十分でなく、したがってこれら縦仕
切り前枠と横仕切り前枠による庫内正面開口の補強も十
分でなかった。また使用される部品点数が多くなり、組
立作業の工数も増えてコスト高になるという問題点があ
った。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、縦仕切り前枠の強度を増すと共に、部品点数
および組立工数の削減を図ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明の場合は、縦仕切り前枠を上下に分割すること
なく、庫内正面開口に張架された少くとも２本の横仕切
り前枠に跨るように一体物に構成している。

［作　用］ この発明の場合は、縦仕切り前枠を庫内を例えば上下２
部屋に創成するための少くとも２本の横仕切り前枠に跨
るように一体物に構成しているために、部品点数および
組立工数が減ると共に、冷蔵庫の荷重に対する変形が少
なくなる。

［実施例］ 以下この発明の一実施例について説明する。すなわち第
１図ないし第７図において、（１１）は多ドア形の冷蔵
庫本体、（ｌｌａ）はその外箱、（１２）は庫内の正面
開口を左右に創成する単一の槌形を成すこの発明の縦仕
切り前枠、第６図の（１２ａ）はその途中に設けた後部
の切欠き、（１２ｂ）はその正面側に設けた前部切欠き
、（１３）は例えば冷凍室と冷蔵室との仕切り用断熱壁
（１４）の正面に設けられる槌形のこの発明の上部横仕
切り前枠で、内箱（１５）の正面開口に張架状態に設け
られている。（１３ａ）は上記縦仕切り前枠（１２）の
後部切欠き（１２ａ）に嵌合される前部切欠き、　（１
６）は冷蔵室の正面開口を上下に創成する中間横仕切り
前枠、（１７）は上記縦仕切り前枠（１２）の正面に嵌
着された単一の前面板、（１７ａ）はその途中の凹部、
（１８）は上記横仕切り前枠（１３）の正面に嵌着され
た前面板、（１９）は上記中間横仕切り前枠（１６）の
正面に嵌着された前面板。

（２０）は冷凍室内を左右に創成する縦仕切り壁、（２
１）は冷蔵室内を左右に創成する共通の縦仕切り壁、（
２２）　（２３）は冷蔵室内を上下に創成するトレイで
ある。また第４図および第５図の（２４）は縦仕切り前
枠の前面板（１７）に設けた凹部（１７ａ）に通された
放熱パイプ、（２５）は各横仕切り前枠（１３）　（１
６）内に充填された断熱材である。

すなわちこの発明のものでは第６図および第７図に示す
ように、縦、横の各仕切り前枠のそれぞれに庫内の各室
の大きさに応じた間隔で切欠きを設け、その切欠きを利
用してこれらを井桁状に組合せ、その後縦仕切り前枠（
１２）の正面にその前面板（１７）を面一に嵌着し１次
にその上から横仕切り前枠（１３）　（１６）の各前面
板（１８）　（１９）をその正面側端面が上記前面板（
１７）の正面側端面と面一になるように嵌着して、第２
図のように各開閉ドアの背面との仕切られた当り面を面
一に形成するものである。なおこの際断熱壁（１４）の
正面側端部は上記横仕切り前枠（１３）の後部と第４図
のように嵌合させており、これにより冷蔵庫に加わる力
は上記の縦、横の各前枠と上記の断熱壁を介して冷蔵庫
の内箱（１５）と外箱（ｌｌａ）に分散されるようにな
っている。

なお上記実施例では縦仕切り前枠（１２）とその前面板
（１７）との間に何も入れていないが、スチロフォーム
等の断熱材と放熱パイプ（２４）の一部を入れるように
してもよい。

［発明の効果］ この発明の多ドア形冷蔵庫では、庫内正面開口部におけ
る縦仕切り前枠は少くとも２本の横仕切り前枠に跨る一
体物で構成しているので、従来のものと比べて強度が大
きく、したがって各室を仕切る仕切り壁を特に厚くして
それらに冷蔵庫に加わる力を分散させる必要がないため
、各仕切り壁を薄くして、その分庫内内容積効率の高い
冷蔵庫を、少い部品と少い組立工数で簡単に得られると
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の多ドア形冷蔵庫の一実施例を示す正
面図、第２図は開閉ドアを外した状態での斜視図、第３
図はその水平断面を示す平面図。 第４図は垂直断面図、第５図、第６図および第７図は縦
仕切り前枠と横仕切り前枠の構成を示す要部の斜視図、
第８図は従来の多ドア形冷蔵庫の縦仕切り前枠と横仕切
り前枠の構成を示す要部の斜視図である。 なお図中（１１）は本体、（１２）は縦仕切り前枠、（
１３）および（１６）は横仕切り前枠である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 庫内の正面開口部に張架された複数の横仕切り前枠およ
   びこれら前枠の少なくとも２本に跨るように各前枠の正
   面側端面と、その正面側端面を面一に重合させた縦仕切
   り前枠とで、庫内各室の正面開閉ドアの背面に対する当
   り面を構成させるようにしたことを特徴とする多ドア形
   冷蔵庫。