JPH02156074A - 超電導体薄膜の製造方法 - Google Patents

超電導体薄膜の製造方法

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JPH02156074A
JPH02156074A JP31174588A JP31174588A JPH02156074A JP H02156074 A JPH02156074 A JP H02156074A JP 31174588 A JP31174588 A JP 31174588A JP 31174588 A JP31174588 A JP 31174588A JP H02156074 A JPH02156074 A JP H02156074A
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JP
Japan
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superconductor
thin film
substrate
ceramics
laser beam
Prior art date
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Pending
Application number
JP31174588A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Kondo
英之 近藤
Sadaaki Hagiwara
萩原 貞明
Takuo Takeshita
武下 拓夫
Tadashi Sugihara
杉原 忠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Metal Corp
Original Assignee
Mitsubishi Metal Corp
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Publication date
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  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はレーザー光照射の下に被着体上に気相超電導体
セラミックスを堆積させる超電導体セラミックス薄膜の
製造方法に間する。
〈従来の技術〉 従来よりレーザービームスバッタリング法を用いて超電
導体薄膜を形成する技術は知られている。
この方法によれば、第4図に示すように、超電導体セラ
ミックスのターゲット1にレーザー光2を照射してクラ
スタ状の気相超電導体セラミックス3を発生させ(この
クラスタ状のスパッタ粒子3を基板4上に堆積さすて薄
膜5を形成する。そして、この後基板上の薄膜を炉内で
比較的高温度(900℃程度)て熱処理して超電導体薄
膜を形成している。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記した従来の方法にあっては、高温の熱処理を施すこ
とから、超電導体の組成(特に酸素)が変化してしまい
所期の特性(臨界温度Tc等)の超電導体を得ることが
です、また、高温炉を必要として装置が高価となってし
まっていた。
また、アルミニウム配線を施された基板上に超電導体薄
膜を形成することにより電子部品への応用が望まれてい
る。この応用を実現するには基板上に超電導体薄膜をで
きるだけ低温(少なくともアルミニウムの融点約660
℃以下)で形成する必要があるが、被着体となる基板の
温度が低いとクラスタ状のスパッタ粒子が分解せずに基
板上に堆積するクエンチを発生したリスバッタ粒子のマ
イグレーションが不十分となり、薄膜中に結晶欠陥が生
じて所期の超電導体を得ることができない。
そして、このように−旦結晶欠陥が生ずると、薄膜の成
長に伴ってこの欠陥が成長し、後の熱処理での再結晶化
によっても欠陥を十分に是正することができない。
本発明は上記従来の事情に鑑みなされたもので、低温条
件下で良質な超電導体薄膜を形成することができる方法
を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決する本願の第1の発明は、気相超電導体
セラミックスを発生させ1.該超電導体セラミックスを
レーザー光の照射下で被着体上に堆積させることを特徴
とする超電導体薄膜の製造方法である。
また、上記課題を解決する本願の第2の発明は、クラス
タ状の気相超電導体セラミックスを発生させ、該超電導
体セラミックスをレーザー光の照射下で被着体上に堆積
させることを特徴とする超電導体薄膜の製造方法である
また、上記課題を解決する本願の第3の発明は、超電導
体セラミックスのターゲットにレーザー光を照射してク
ラスタ状の気相超電導体セラミックスを発生させ、該超
電導体セラミックスをレーザー光の照射下で被着体上に
堆積させることを特徴とする超電導体薄膜の製造方法で
ある。
〈作用〉 本願の第1の発明では、気相超電導体粒子発生源から発
生された超電導体セラミックスの粒子(原子あるいはク
ラスタ)をレーザー光を照射した被着体上に供給し、こ
の粒子にクラスタのクエンチを防止し更には原子のマイ
グレーションに必要なエネルギーを被着体へのレーザー
光照射により付与して、被着体上に超電導体セラミック
スの均質な薄膜を低温条件下で形成する。すなわち、被
着体へのレーザー光照射により薄膜の成長と同時に熱処
理を施し、薄膜中の結晶欠陥の成長を未然に防止すると
共に従来必要であった成膜後の熱処理を不要とし、良質
な超電導体薄膜を低温条件下で経済的に製造する。
そして、本願の第2の発明では、クラスタ状の気相超電
導体セラミックスの粒子をレーザー光照射下の被着体上
に供給するようにし、原子単位のスパッタ粒子に較べて
飛躍的に速い成膜速度で良質な超電導体薄膜を製造する
そして、本願の第3の発明では、超電導体セラミックス
のターゲットにクラスタ発生用レーザー光(例えばエキ
シマレーザ−)を照射してこのターゲットから当該ター
ゲットの組成に極めて近い組成のクラスタを発生させ、
このクラスタを他のレーザー光(例えばYAGレーザ−
)@射下にある被着体へ供給し、被着体上に低温条件下
で良質な薄膜を形成する。すなわち、第1図に示すよう
に2種類のレーザー光を用いてターゲット31と被着体
く基板)36をそれぞれ照射し、ターゲット31からク
ラスタ状のスパッタ粒子34を発生させて基板35上に
供給し、このクラスタにエネルギーを付与して超電導体
薄膜36を形成するものであり、第2H!J(a)に示
すようにクラスタ発生用レーザー光32でターゲット3
1を照射することによりターゲット31からクラスタ状
のスパッタ粒子34aを発生させるプロセスと、第2図
(b)に示すように基板照射用レーザー光33で基板3
5を照射することにより到達したクラスタ状スパッタ粒
子34にエネルギーを付与してこれを原子34aに分解
してクエンチ防止を図り更には原子34aのマイグレー
ション励起を図り、良質な超電導体薄膜36を基板35
上に堆積させるプロセスとを含んでいる。
尚、上記した本願の第2の発明はクラスタを発生させる
方法に特に限定はなく、上記したレーザー光照射の他に
、原料元素を高周波電場でプラズマ化してクラスタを形
成する等の種々の方法を用いるこができる。
また、本願発明はレーザー光照射下で薄膜を連続的に形
成するものであるが、薄膜を配向させるエネルギーは膜
厚が薄い程小さくて済むことに鑑み、数百人単位で薄膜
を作りこれを一旦レーザー光で熱処理し更にこの上に数
百人単位で薄膜を作りこれをレーザー光で熱処理すると
いう工程を繰り返して所望の厚さの超電導体薄膜を形成
するようにしても、各熱処理用のレーザー光のエネルギ
ーは小さいため基板への熱影響を回避した低温条件下で
超電導体薄膜を得ることができる。
〈実施例〉 まず、本発明の製造方法を実施する装置は、第3図に示
すように、酸素供給管41と排気管42とが接続された
容器43内にターゲット44、基板45、加熱用ヒータ
46を備え、容器43に設けられたガラス忠47.48
に臨むレーザー発振器49.50を備えたものである。
容H43内には図外の酸素供給源から酸素供給管41を
介して酸素ガスが供給される一方、図外の排気装置に接
続された排気管42を介して容器43内の排気がなされ
る。また、ターゲット44は回転機構を有したホルダに
支持され、一定の速度で回転するようになっている。ま
た、ターゲット44に対向した基板45はヒータ46に
より加熱されるようになっている。また、レーザー発振
器49はターゲット44の回転中心から偏心した位置に
レーザー光を照射し、レーザー発振器50は基板45上
を隈なく走査しながらレーザー光を照射するようになっ
ている。
次いで、上記の装置において超電導体薄膜を製造した結
果を以下に説明する。
まず、基板45とターゲット44との間隔を5OmL 
 ターゲット44の組成をBi: Sr: Ca:Cu
: O=1:  1:  1: 2: X、基板45を
Mgoとし、レーザー発振器49からArFエキシマレ
ーザ−光(波長0.193μm、パルス幅1゜ns、出
力120 mJ/5hot)をターゲット44に照射し
て容器内圧力3.  OX 10”Torr、基板温度
550℃で基板45上に薄膜を形成した。この結果得ら
れた薄膜は77Kまでの範囲では超電導性を示さなかっ
た。
次いで、上記条件の下にレーザー発振器5oからNd 
 YAGレーザー光(波長1,064μm、パルス輻1
5ns、出力I X 10−”J/cm2)を基板45
に照射した状態で上記と同様の操作を行フた。
この結果、基板45上に臨界温度Tc=87にのB1−
5r−Ca−Cu−0系超電導体薄膜が得られた。
また更に、酸素ガス25 SCCMを基板45付近に導
入して酸素の組成比の増大を図ったところ、臨界温度T
c=98にのB i −5r−Ca−Cu −0系超電
導体薄膜が得られた。
く効果〉 以上説明したように本願の発明によれば、被着体にレー
ザー光を照射した状態で当該被着体上に気相超電導体セ
ラミックスを堆積させるようにしたため、所期の組成を
有した超電導体薄膜を低温条件下で製造することができ
る。そして、低温条件下で超電導体薄膜を製造できるこ
とから、高価な高温熱処理炉を必要とせず安価な装置で
製造することができ、またアルミニウム配線を施した基
板上への薄膜形成が実現されて電子部品への応用が可能
となる。そして、被着体へのレーザー光照射によりエネ
ルーギーを付与しながら薄膜を堆積させるため、薄膜中
の結晶欠陥の成長を未然に防止することができ、良質な
超電導体薄膜を得ることができる。
また第2の発明では特に、原子1単位当りのエネルギー
が比較的小さいクラスタ状の粒子を被着体上に堆積させ
るようにしたため、被着体上で再スパツタを生ずること
なく所期の組成を有した超電導体薄膜をかなりの成膜速
度で形成することができる また第3の発明では特に、クラスタ発生用レーザー光に
よりターゲットからクラスタ状のスパッタ粒子を発生さ
せ、これをレーザー光により照射された被着体上に堆積
させるようにしたため、ターゲットの組成に近い組成の
超電導体薄膜を容易に得ることができ、更に、レーザー
光の種類によりクラスタの励起状態を容易に制御するこ
とができ、超電導体組成等に応じた細かな制御を達成す
ることができる。
4.35.45は被着体く基板)、 49.50はレーザー発振器、 2.32.33はレーザー光である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気相超電導体セラミックスを発生させ、該超電導
    体セラミックスをレーザー光の照射下で被着体上に堆積
    させることを特徴とする超電導体薄膜の製造方法。
  2. (2)クラスタ状の気相超電導体セラミックスを発生さ
    せ、該超電導体セラミックスをレーザー光の照射下で被
    着体上に堆積させることを特徴とする超電導体薄膜の製
    造方法。
  3. (3)超電導体セラミックスのターゲットにレーザー光
    を照射してクラスタ状の気相超電導体セラミックスを発
    生させ、該超電導体セラミックスをレーザー光の照射下
    で被着体上に堆積させることを特徴とする超電導体薄膜
    の製造方法。
JP31174588A 1988-12-09 1988-12-09 超電導体薄膜の製造方法 Pending JPH02156074A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6338571A (ja) * 1986-08-04 1988-02-19 Nippon Kokan Kk <Nkk> 被膜形成方法
JPS63264819A (ja) * 1987-04-22 1988-11-01 Hitachi Ltd 酸化物超伝導体薄膜の形成方法
JPH01309956A (ja) * 1988-05-09 1989-12-14 Chiyoudendou Hatsuden Kanren Kiki Zairyo Gijutsu Kenkyu Kumiai 酸化物系超電導体の製造方法

Patent Citations (3)

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