JPH02155960A - 粉体塗料および粉体塗装方法 - Google Patents
粉体塗料および粉体塗装方法Info
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- JPH02155960A JPH02155960A JP30935888A JP30935888A JPH02155960A JP H02155960 A JPH02155960 A JP H02155960A JP 30935888 A JP30935888 A JP 30935888A JP 30935888 A JP30935888 A JP 30935888A JP H02155960 A JPH02155960 A JP H02155960A
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- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明はポリアミドによる粉体塗装に関し、ことに融点
の高い、摩擦磨耗特性に優れた硬度の高いポリアミドに
よる粉体塗装に関する。
の高い、摩擦磨耗特性に優れた硬度の高いポリアミドに
よる粉体塗装に関する。
（従来の技術）
ポリアミドによる粉体塗装は広く一般に行われている。
これに用いられるポリアミドは、ナイロン１１、ナイロ
ン１２がほとんどで、一部ナイロン１２を主体とする共
重合ポリアミドが用いられている。
ン１２がほとんどで、一部ナイロン１２を主体とする共
重合ポリアミドが用いられている。
ナイロン１１、ナイロン１２、ことにナイロン１２は吸
水率が低くかつ接着性も良いため、長期間腐蝕を防ぐた
め等に好ましく用いられている。
水率が低くかつ接着性も良いため、長期間腐蝕を防ぐた
め等に好ましく用いられている。
しかしながらナイロン１１、ナイロン１２は比較的融点
が低く、かつ柔軟であるため温度上昇を伴う用途、ある
いは強い摩擦磨耗を受ける用途には十分対応できない。
が低く、かつ柔軟であるため温度上昇を伴う用途、ある
いは強い摩擦磨耗を受ける用途には十分対応できない。
一方融点が高くて硬いポリアミドとしてナイロン６、ナ
イロン６６の粉体塗装を試みたが、これらのポリアミド
は粉体塗装ができない、理由は明らかでないが、ナイロ
ン６、ナイロン６６の粉体は金属面上で加熱溶融された
とき、溶融状態では被膜となるが、冷却固化する時に被
膜が割れて金属面から剥離脱落してしまう。
イロン６６の粉体塗装を試みたが、これらのポリアミド
は粉体塗装ができない、理由は明らかでないが、ナイロ
ン６、ナイロン６６の粉体は金属面上で加熱溶融された
とき、溶融状態では被膜となるが、冷却固化する時に被
膜が割れて金属面から剥離脱落してしまう。
（発明が解決しようとする課題）
本発明の目的は、融点が高くかつ硬度の高い粉体塗装用
ポリアミド粉体を提供し、もって金属を粉体塗装し、融
点が高く、かつ硬度の高いポリアミドで被覆された金属
体を提供することにある。
ポリアミド粉体を提供し、もって金属を粉体塗装し、融
点が高く、かつ硬度の高いポリアミドで被覆された金属
体を提供することにある。
（課題を解決するための手段）
本発明は、意外にもポリヘキサメチレンドデカミド粉体
が粉体塗装可能であり、優れた塗膜の得られることを見
出したものである。
が粉体塗装可能であり、優れた塗膜の得られることを見
出したものである。
即ち本発明は、ポリヘキサメチレンドデカミド粉体から
なる粉体塗料およびポリヘキサメチレンドデカミド粉体
によって金属を粉体塗装する粉体塗装方法ならびにこの
粉体塗料によって粉体塗装された金属塗装体を提供する
ものである。
なる粉体塗料およびポリヘキサメチレンドデカミド粉体
によって金属を粉体塗装する粉体塗装方法ならびにこの
粉体塗料によって粉体塗装された金属塗装体を提供する
ものである。
ポリヘキサメチレンドデカミドはへキサメチレンジアミ
ンとドデカンニ酸から重合されるポリアミドで、ポリヘ
キサメチレンドデカミド１００重量部に対し１０重量部
以下、更に好ましくは５重量部以下の共重合モノマーと
の共重合体を含む。
ンとドデカンニ酸から重合されるポリアミドで、ポリヘ
キサメチレンドデカミド１００重量部に対し１０重量部
以下、更に好ましくは５重量部以下の共重合モノマーと
の共重合体を含む。
共重合モノマーが１０重量部を越えると融点の低下と硬
度の低下が大きい０重合度としては、０．５％ｍ−クレ
ゾール溶液の相対粘度が１．５〜１．８のものが粉体塗
装用として最も好ましく用いられる。
度の低下が大きい０重合度としては、０．５％ｍ−クレ
ゾール溶液の相対粘度が１．５〜１．８のものが粉体塗
装用として最も好ましく用いられる。
ポリヘキサメチレンドデカミド粉本は、液体窒素等で冷
却して粉砕機で機械的に粉砕するか、アルコール等の溶
剤に溶解した後再沈するかによって作られる。
却して粉砕機で機械的に粉砕するか、アルコール等の溶
剤に溶解した後再沈するかによって作られる。
本発明に述べる粉体塗装法は、ポリヘキサメチレンドデ
カミド粉体を金属表面で溶融させて連続被膜を形成する
塗装方法であり、流動浸漬塗装、静電塗装、静電浸漬塗
装等が例示できる。ポリヘキサメチレンドデカミド被膜
と金属の接着性を向上させるため、金属表面を脱脂脱錆
後、あらかじめプライマーを塗布した後ポリヘキサメチ
レンドデカミド粉体を粉体塗装することが好ましい。
カミド粉体を金属表面で溶融させて連続被膜を形成する
塗装方法であり、流動浸漬塗装、静電塗装、静電浸漬塗
装等が例示できる。ポリヘキサメチレンドデカミド被膜
と金属の接着性を向上させるため、金属表面を脱脂脱錆
後、あらかじめプライマーを塗布した後ポリヘキサメチ
レンドデカミド粉体を粉体塗装することが好ましい。
（発明の効果）
本発明によって粉体塗装された金属体は、表面のポリヘ
キサメチレンドデカミド被膜の融点が高く、かつ硬度が
高いため、高温時の使用あるいは強い磨擦磨耗を受ける
用途において、従来のナイロン１１、ナイロン１２被膜
体に比べ、より好ましく用いられ得る。
キサメチレンドデカミド被膜の融点が高く、かつ硬度が
高いため、高温時の使用あるいは強い磨擦磨耗を受ける
用途において、従来のナイロン１１、ナイロン１２被膜
体に比べ、より好ましく用いられ得る。
（実施例）
実施例１、比較例１〜４
表−１に示すポリアミドを液体窒素にて冷凍粉砕し、６
０メツシユから２５０メツシユ迄の粉に篩分した。但し
比較例１、比較例２については粉体をそのまま以下の試
験に用いた。７３ｗＸ９０ｍ＋ Ｘ ３ ｌ１ｍ厚の軟
鋼板にブタジェン系プライマー（ダイセル・しュルス■
製プライマーＴ−１−Ｄ ）を塗布し、これを３５０℃
の炉で７分間加熱した。
０メツシユから２５０メツシユ迄の粉に篩分した。但し
比較例１、比較例２については粉体をそのまま以下の試
験に用いた。７３ｗＸ９０ｍ＋ Ｘ ３ ｌ１ｍ厚の軟
鋼板にブタジェン系プライマー（ダイセル・しュルス■
製プライマーＴ−１−Ｄ ）を塗布し、これを３５０℃
の炉で７分間加熱した。
但し比較例４の場合だけ３８０℃で９分間加熱した。加
熱された軟鋼板を流動槽中で、空気により流動状態にあ
るポリアミド粉体中に５秒間浸漬し、１分間放置後水冷
した。この時ナイロン６（比較例３）、ナイロン６６（
比較例４）は被膜にクラックが入り、被膜が剥離脱落し
た。ポリヘキサメチレンドデカミド（実施例１）、ナイ
ロン１１（比較例１）、ナイロン２（比較例２）は光沢
のある被膜が得られた。
熱された軟鋼板を流動槽中で、空気により流動状態にあ
るポリアミド粉体中に５秒間浸漬し、１分間放置後水冷
した。この時ナイロン６（比較例３）、ナイロン６６（
比較例４）は被膜にクラックが入り、被膜が剥離脱落し
た。ポリヘキサメチレンドデカミド（実施例１）、ナイ
ロン１１（比較例１）、ナイロン２（比較例２）は光沢
のある被膜が得られた。
被膜を削ってＤＳＣにより融点を測定した。また被膜の
鉛筆硬度を測定した。ナイフで被膜に切込を入れ被膜を
起こし接着性を調べた。更にこの被Ｍ１１板を１００’
Ｃの熱水に２４時間浸漬した後同様にして接着性を調べ
た。結果を表−１に示す。
鉛筆硬度を測定した。ナイフで被膜に切込を入れ被膜を
起こし接着性を調べた。更にこの被Ｍ１１板を１００’
Ｃの熱水に２４時間浸漬した後同様にして接着性を調べ
た。結果を表−１に示す。
実施例２
実施例１で用いたポリヘキサメチレンドデカミドを液体
窒素にて冷凍粉砕し、２００メツシユパスの粉体を篩分
した。
窒素にて冷凍粉砕し、２００メツシユパスの粉体を篩分
した。
７３鴎Ｘ９０ａｍＸ１市厚の軟鋼板にプライマー（ダイ
セルヒュルス■製プライマーＥ−１）を塗布し、上記粉
体をゲマ社製ＣＨ９０１５にて静電吹付した。これを２
４０℃のオーブン中で３分間加熱後水冷した。
セルヒュルス■製プライマーＥ−１）を塗布し、上記粉
体をゲマ社製ＣＨ９０１５にて静電吹付した。これを２
４０℃のオーブン中で３分間加熱後水冷した。
美しい光沢のある被膜が得られ、ナイフで剥離しようと
したが被膜が剥離しなかった。
したが被膜が剥離しなかった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、ポリヘキサメチレンドデカミド粉体からなる粉体塗
料。 ２、ポリヘキサメチレンドデカミド粉体によって金属を
粉体塗装する粉体塗装方法。 ３、ポリヘキサメチレンドデカミド粉体によって粉体塗
装された金属塗装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30935888A JPH02155960A (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | 粉体塗料および粉体塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30935888A JPH02155960A (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | 粉体塗料および粉体塗装方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02155960A true JPH02155960A (ja) | 1990-06-15 |
Family
ID=17992040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30935888A Pending JPH02155960A (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | 粉体塗料および粉体塗装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02155960A (ja) |
-
1988
- 1988-12-07 JP JP30935888A patent/JPH02155960A/ja active Pending
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