JPH02155955A - 形状記憶樹脂およびその使用方法 - Google Patents
形状記憶樹脂およびその使用方法Info
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- JPH02155955A JPH02155955A JP31008188A JP31008188A JPH02155955A JP H02155955 A JPH02155955 A JP H02155955A JP 31008188 A JP31008188 A JP 31008188A JP 31008188 A JP31008188 A JP 31008188A JP H02155955 A JPH02155955 A JP H02155955A
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Landscapes
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明は形状記憶樹脂およびその使用方法、さらに詳細
には通電することによっても、所定形状に戻る形状記憶
樹脂およびその使用方法に関するものである。
には通電することによっても、所定形状に戻る形状記憶
樹脂およびその使用方法に関するものである。
(従来技術)
形状記憶樹脂はガラス転移点以下で力を負荷することに
よって所望形状に変形でき、ガラス転移転移点以上の温
度に加熱することによって、元の形状に戻る架橋樹脂で
ある。
よって所望形状に変形でき、ガラス転移転移点以上の温
度に加熱することによって、元の形状に戻る架橋樹脂で
ある。
このような形状記憶樹脂としては、例えば特開昭60−
28433号公報に記載されているような合成付加重合
体の架橋成形体が公知である。
28433号公報に記載されているような合成付加重合
体の架橋成形体が公知である。
上述のような形状記憶樹脂のガラス転移点は、一般に6
5°以上と高く、したがって変形せしめた形状記憶樹脂
を元の形状に戻すなめには、かなり高温の湯を用意しな
ければならなかったり、あるいはドライヤなどの温風を
吹きかけるなどの処置が必要である。
5°以上と高く、したがって変形せしめた形状記憶樹脂
を元の形状に戻すなめには、かなり高温の湯を用意しな
ければならなかったり、あるいはドライヤなどの温風を
吹きかけるなどの処置が必要である。
すなわち、形状記憶樹脂によって製造されている部品な
どが、濡れるのを嫌う場合、あるいは屋外の作業などの
ために湯が手に入りにくい場合などが考えられ、作業性
が良好ではない恐れがあった。
どが、濡れるのを嫌う場合、あるいは屋外の作業などの
ために湯が手に入りにくい場合などが考えられ、作業性
が良好ではない恐れがあった。
(発明の概要)
本発明は上述の点に鑑みなされたものであり、湯あるい
はドライヤなどで加熱することなく、元の形状に復帰で
きる形状記憶樹脂およびその使用方法を提供することを
目的とする。
はドライヤなどで加熱することなく、元の形状に復帰で
きる形状記憶樹脂およびその使用方法を提供することを
目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による形状記憶樹脂は
ガラス転移点が室温以上の合成付加共重合体の架橋成形
体であって、ガラス転移点以下の温度での変形が固定で
き、ガラス転移点以上に加熱することによって、架橋し
た当初の形状に復帰できる形状記憶樹脂において、前記
形状記憶樹脂の固有抵抗を5〜1000Ωcmとしたこ
とを特徴とするものである。
ガラス転移点が室温以上の合成付加共重合体の架橋成形
体であって、ガラス転移点以下の温度での変形が固定で
き、ガラス転移点以上に加熱することによって、架橋し
た当初の形状に復帰できる形状記憶樹脂において、前記
形状記憶樹脂の固有抵抗を5〜1000Ωcmとしたこ
とを特徴とするものである。
本発明による形状記憶樹脂の使用方法は、ガラス転移点
が室温以上の合成付加共重合体の架橋成形体であって、
ガラス転移点以下の温度での変形が固定でき、ガラス転
移点以上に加熱することによって、架橋した当初の形状
に復帰でき、かつ固有抵抗が5〜1000Ωcmの形状
記憶樹脂をガラス転移点以下で変形固定した後、電流密
度10mA〜2Aの電流を流すことによって当初の形状
に復帰させることを特徴とするものである。
が室温以上の合成付加共重合体の架橋成形体であって、
ガラス転移点以下の温度での変形が固定でき、ガラス転
移点以上に加熱することによって、架橋した当初の形状
に復帰でき、かつ固有抵抗が5〜1000Ωcmの形状
記憶樹脂をガラス転移点以下で変形固定した後、電流密
度10mA〜2Aの電流を流すことによって当初の形状
に復帰させることを特徴とするものである。
本発明によれば、形状記憶樹脂を架橋当初の形状に戻す
場合に、従来の湯あるいはドライヤなどによる加熱ばか
りでなく、電流を流すことによって樹脂自身が発熱し、
この熱によって当初の形状に戻すことが可能になる。こ
のため、例えば湯などが容易に手に入らない場合、形状
記憶樹脂が濡れるのを忌避する場合などにおいても使用
可能になるという利点を生じる。すなわち使用可能な状
況が広がるという利点を有している。
場合に、従来の湯あるいはドライヤなどによる加熱ばか
りでなく、電流を流すことによって樹脂自身が発熱し、
この熱によって当初の形状に戻すことが可能になる。こ
のため、例えば湯などが容易に手に入らない場合、形状
記憶樹脂が濡れるのを忌避する場合などにおいても使用
可能になるという利点を生じる。すなわち使用可能な状
況が広がるという利点を有している。
(発明の詳細な説明)
本発明をさらに詳しく説明する。
本発明による形状記憶樹脂の本体である合成付加共重合
体としては、本発明において基本的に限定されるもので
はなく、ガラス転移点が室温以上であり、架橋体が変形
可能であればいかなるものであってもよい0例えばブタ
ジェン、イソプレン、1.3ペンタジエンなどの共役ジ
エン、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレ
ート、アリルグリシジルエーテルなどのエポキシ基含有
モノマー、ビニルクロロアセテート、アリルクロロアセ
テート、2−クロロエチルアクリレート、2−クロロエ
チルビニルエーテル、ベンジルクロライドなどの活性ハ
ロゲン含有モノマー、N−メチロールアクリルアミド、
アクロレイン、メタクロレインなどの架橋モノマーなと
の単独のあるいは共役ジエンと共重合させてゴム状ポリ
マーを生じるモノマーの少なくとも一種とこれらと共重
合可能なスチレン、α−メチルスチレンなどの芳香族ビ
ニルモノマー、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
などの不飽和ニトリルモノマー、メチルメタアクリレー
トなどのメタアクリル酸エステル系モノマー、メチルア
クリレートなどのアクリル酸エステル系モノマーなどの
少なくとも一種との共重合体を挙げることができる。
体としては、本発明において基本的に限定されるもので
はなく、ガラス転移点が室温以上であり、架橋体が変形
可能であればいかなるものであってもよい0例えばブタ
ジェン、イソプレン、1.3ペンタジエンなどの共役ジ
エン、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレ
ート、アリルグリシジルエーテルなどのエポキシ基含有
モノマー、ビニルクロロアセテート、アリルクロロアセ
テート、2−クロロエチルアクリレート、2−クロロエ
チルビニルエーテル、ベンジルクロライドなどの活性ハ
ロゲン含有モノマー、N−メチロールアクリルアミド、
アクロレイン、メタクロレインなどの架橋モノマーなと
の単独のあるいは共役ジエンと共重合させてゴム状ポリ
マーを生じるモノマーの少なくとも一種とこれらと共重
合可能なスチレン、α−メチルスチレンなどの芳香族ビ
ニルモノマー、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
などの不飽和ニトリルモノマー、メチルメタアクリレー
トなどのメタアクリル酸エステル系モノマー、メチルア
クリレートなどのアクリル酸エステル系モノマーなどの
少なくとも一種との共重合体を挙げることができる。
本発明において、前述のような形状記憶樹脂は固有抵抗
を5〜1000Ωcmとしている。固有抵抗が5Ωcm
未満であると、電気抵抗が小さすぎて良好に発熱しない
恐れがあり、一方1000Ωcmを越えると、電気消費
量が大きくなり過ぎて実用的ではなくなる。
を5〜1000Ωcmとしている。固有抵抗が5Ωcm
未満であると、電気抵抗が小さすぎて良好に発熱しない
恐れがあり、一方1000Ωcmを越えると、電気消費
量が大きくなり過ぎて実用的ではなくなる。
このような固有抵抗にする方法は、本発明において基本
的に限定されるものではない。たとえば前述のよう合成
付加共重合体に対し、導電性物質を添加することによっ
て行なうことができる。本発明において上述のような導
電性物質は基本的に限定されるものではない。例えばカ
ーボンブラック、金属粒子、金属被覆粒子などの一種以
上を有効に使用することができる0例えばカーボンブラ
ックの場合、添加する粒子の量は、樹脂100重葺部に
対し10〜60重量部であるのがよい、10重量部未満
であると、体積固有抵抗が大きくなり過ぎる恐れがあり
、一方60重量部を越えると体積固有抵抗が小さすぎて
良好に発熱しない恐れを生じるからである。
的に限定されるものではない。たとえば前述のよう合成
付加共重合体に対し、導電性物質を添加することによっ
て行なうことができる。本発明において上述のような導
電性物質は基本的に限定されるものではない。例えばカ
ーボンブラック、金属粒子、金属被覆粒子などの一種以
上を有効に使用することができる0例えばカーボンブラ
ックの場合、添加する粒子の量は、樹脂100重葺部に
対し10〜60重量部であるのがよい、10重量部未満
であると、体積固有抵抗が大きくなり過ぎる恐れがあり
、一方60重量部を越えると体積固有抵抗が小さすぎて
良好に発熱しない恐れを生じるからである。
金属粒子あるいは金属被覆粒子のように導電性の良好な
粒子は樹脂100重量部に対し、50〜300重量部添
加するのがよい、前記金属粒子あるいは金属被覆粒子の
添加量が50重量部未満であると、体積固有抵抗が大き
すぎて多量の電気を消費する恐れを生じ、一方300重
量部を越えると、体積固有抵抗が小さすぎて、発熱が困
難になる恐れを生じるからである。
粒子は樹脂100重量部に対し、50〜300重量部添
加するのがよい、前記金属粒子あるいは金属被覆粒子の
添加量が50重量部未満であると、体積固有抵抗が大き
すぎて多量の電気を消費する恐れを生じ、一方300重
量部を越えると、体積固有抵抗が小さすぎて、発熱が困
難になる恐れを生じるからである。
次に本発明による形状記憶樹脂の使用方法について説明
する。
する。
本発明による形状記憶樹脂は所定形状に保持したまま架
橋することによって、その形状が記憶される。
橋することによって、その形状が記憶される。
このような形状の樹脂をガラス転移点以下で変形する。
この時、常温で変形を行なってもよいし、ガラス転移点
以下の温度に加熱して変形を行なってもよい、上述のよ
うに加熱して行なう場合、従来の形状記憶樹脂と同様に
、湯、ドライヤなどによって加熱しても良いのは明らか
であるが、本発明においては、通電によって加熱するこ
とができる。この場合の電流密度は、好ましくは10m
A〜500mAであるのがよい、10mA未満であると
、加熱に時間がかかり過ぎる恐れがあり、方500mA
を越えると、発熱量が増加し温度上昇が早くなり、した
がって温度調節が難しく収り扱いにくくなる恐れがある
。
以下の温度に加熱して変形を行なってもよい、上述のよ
うに加熱して行なう場合、従来の形状記憶樹脂と同様に
、湯、ドライヤなどによって加熱しても良いのは明らか
であるが、本発明においては、通電によって加熱するこ
とができる。この場合の電流密度は、好ましくは10m
A〜500mAであるのがよい、10mA未満であると
、加熱に時間がかかり過ぎる恐れがあり、方500mA
を越えると、発熱量が増加し温度上昇が早くなり、した
がって温度調節が難しく収り扱いにくくなる恐れがある
。
このようにガラス転移点以下で変形し、固定された樹脂
を架橋当初の形状に戻す場合(すなわち記憶された形状
に戻す場合)、本発明における形状記憶樹脂は湯、ドラ
イヤなどによる加熱のほかに通電によって当初の形状に
復帰させることができる。
を架橋当初の形状に戻す場合(すなわち記憶された形状
に戻す場合)、本発明における形状記憶樹脂は湯、ドラ
イヤなどによる加熱のほかに通電によって当初の形状に
復帰させることができる。
このように形状記憶樹脂に通電する電流の密度は、好ま
しくは10mA〜2Aである。10mA未満であると、
当初の形状に復帰するのに時間がかかり過ぎる恐れがあ
り、一方2Aを越えると、発熱量が多く、温度上昇が早
く、したがって温度調節が難しい。
しくは10mA〜2Aである。10mA未満であると、
当初の形状に復帰するのに時間がかかり過ぎる恐れがあ
り、一方2Aを越えると、発熱量が多く、温度上昇が早
く、したがって温度調節が難しい。
以下本発明の実施例について説明する。
実施例
100重量部
15重量部
ステアリン酸(日本油脂(株)製) 1重量部亜鉛華
(堺化学工業(株)製) 5重量部硫黄(鶴見化
学工業(株)製) 0.3重量部17セラーTT(大
向9新興化学工業(株)製)1重量部 上述の組成よりなる共重合体を130℃のロール状で混
合し、約3mm厚のシート状に調整した。
(堺化学工業(株)製) 5重量部硫黄(鶴見化
学工業(株)製) 0.3重量部17セラーTT(大
向9新興化学工業(株)製)1重量部 上述の組成よりなる共重合体を130℃のロール状で混
合し、約3mm厚のシート状に調整した。
次にこのシート状物を170℃、30分の条件で金型中
でプレスし、架橋し、15X15cm、厚さ2mmのシ
ートを得た。
でプレスし、架橋し、15X15cm、厚さ2mmのシ
ートを得た。
このシートに100vの家庭用の電流を0.2分通電(
電流密度50mA)したのち、180゜折曲げ、室温ま
で冷却した。
電流密度50mA)したのち、180゜折曲げ、室温ま
で冷却した。
このように180°に折曲げられた形状記憶樹脂に家庭
用電流を1分通電したところ、0,5分で元の状態、す
なわちシート状になった。
用電流を1分通電したところ、0,5分で元の状態、す
なわちシート状になった。
(発明の効果)
以上説明したように本発明による形状記憶樹脂によれば
、家庭用電気を通電するだけで変形、復帰が可能になる
という利点がある。このため従来の形状記憶樹脂に比較
して使用範囲が広範になるという利点を生じる。
、家庭用電気を通電するだけで変形、復帰が可能になる
という利点がある。このため従来の形状記憶樹脂に比較
して使用範囲が広範になるという利点を生じる。
手
続
ネ市
正
書く自発)
1、事件の表示
昭和63年
特許願
第310081号
発明の名称
形状記憶樹脂およびその使用方法
3゜
補正をする者
事件との関係 特許出願人
住 所 東京部品用区西五反田2丁目11番2
0号氏 名 (51?) 藤倉ゴム工業株式会
社7、内容 (1)明細書第9頁下から第2行目「17セラーTT(
大向9新興化学工業(株)製)」を「ツクセラーTT(
大向新興化学工業(株)製)」と訂正する。
0号氏 名 (51?) 藤倉ゴム工業株式会
社7、内容 (1)明細書第9頁下から第2行目「17セラーTT(
大向9新興化学工業(株)製)」を「ツクセラーTT(
大向新興化学工業(株)製)」と訂正する。
(2)同書第10頁第1行「17セラー」をrツクセラ
ー」と訂正する。
ー」と訂正する。
4゜
Claims (2)
- (1)ガラス転移点が室温以上の合成付加共重合体の架
橋成形体であって、ガラス転移点以下の温度での変形が
固定でき、ガラス転移点以上に加熱することによって、
架橋した当初の形状に復帰できる形状記憶樹脂において
、前記形状記憶樹脂の固有抵抗を5〜1000Ωcmと
したことを特徴とする形状記憶樹脂。 - (2)ガラス転移点が室温以上の合成付加共重合体の架
橋成形体であって、ガラス転移点以下の温度での変形が
固定でき、ガラス転移点以上に加熱することによって、
架橋した当初の形状に復帰でき、かつ固有抵抗が5〜1
000Ωcmの形状記憶樹脂をガラス転移点以下で変形
固定した後、電流密度10mA〜2Aの電流を流すこと
によつて当初の形状に復帰させることを特徴とする形状
記憶樹脂の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31008188A JPH02155955A (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 形状記憶樹脂およびその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31008188A JPH02155955A (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 形状記憶樹脂およびその使用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02155955A true JPH02155955A (ja) | 1990-06-15 |
Family
ID=18000954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31008188A Pending JPH02155955A (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 形状記憶樹脂およびその使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02155955A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7692361B2 (en) | 2005-05-19 | 2010-04-06 | Hitachi, Ltd. | Actuator and material for the actuator |
-
1988
- 1988-12-09 JP JP31008188A patent/JPH02155955A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7692361B2 (en) | 2005-05-19 | 2010-04-06 | Hitachi, Ltd. | Actuator and material for the actuator |
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