JPH02155622A - 高周波誘電加熱による熱可塑性合成樹脂材の成型方法 - Google Patents

高周波誘電加熱による熱可塑性合成樹脂材の成型方法

Info

Publication number
JPH02155622A
JPH02155622A JP31050588A JP31050588A JPH02155622A JP H02155622 A JPH02155622 A JP H02155622A JP 31050588 A JP31050588 A JP 31050588A JP 31050588 A JP31050588 A JP 31050588A JP H02155622 A JPH02155622 A JP H02155622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
resin material
molding
high frequency
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31050588A
Other languages
English (en)
Inventor
Itsuo Kuraki
逸生 椋木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAMOTO BINITAA KK
Original Assignee
YAMAMOTO BINITAA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YAMAMOTO BINITAA KK filed Critical YAMAMOTO BINITAA KK
Priority to JP31050588A priority Critical patent/JPH02155622A/ja
Publication of JPH02155622A publication Critical patent/JPH02155622A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は塩化ビニール樹脂、ポリウレタン樹脂などの熱
可塑性合成樹脂材の成型方法に関する発明である。さら
に詳しくは、従来にない地模様を有する成型品を得るこ
とができる成型方法に係る発明である。
[従来の技術] 従来、合成樹脂材の成型には、−7Ii熔融させたもの
を金型内に射出成型する方法や、押し出しダイを用いて
連続する型材、フィルム材、シート材などを成型する方
法が知られている。従って、成型された製品は基本的に
は単色のものであった。そして、ビニールシートや床材
、壁材のように表面に任意の模様を印刷して使用される
ことがある。
成型製品に地模様が形成されるものには、例えば複数色
の溶融物を射出し流れ模様とするものや、ガラス繊維な
どの異物を混入するものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の合成樹脂製品の成型方法では、いずれも材料を溶
融させた状態で成型するため、複数色の材料を用いる場
合、材料どうしの混合、流動はさけることができなかっ
た。従って、例えば11影石模様のように材料が静止状
態で混合した地模様の製品を得ることはできなかった。
また、従来の方法では流動物として取り扱い可能な高温
状態が比較的長時間持続されるため、(オ料自体の劣化
(分解)の可能性があった。
このような点に鑑み、本発明は材料を混合状態のまま流
動させずに効果的に溶融し、成型することができる熱可
塑性合成樹脂材の成型方法を発明したものである。
[課題を解決するための手段〕 熱可塑性合成樹脂材料の加熱手段として、高周波誘電加
熱装置を用いる。そして、この高周波誘電加熱装置の上
部電極(1)および下部電極(2)には、それぞれ加熱
手段(3)、 (4)を設ける。
また、ペレット状や粉状の合成樹脂材料を一定形状に保
持するために成型枠(5)を用いる。
成型枠(5)内に、所望の種類、量の合成樹脂材料Aを
投入し、上部電極(1)と下部電極(2)とで挟圧する
。この加圧条件下において高間波電流を印加し、合成樹
脂材料A全体を溶融させ一体に成型する。
〔作 用〕
成型枠(5)内に保持された合成樹脂材料Aを、−上部
電極(1)と下部型+Tit (2)とで挟圧すると、
上部電極(1)と下部電極(2)に備えた加熱手段によ
って合成樹脂材料の上下表面が一定の高温に加熱されて
行く。これと同時に上下電極間に高周波電流を印加する
と、合成樹脂材料の中心部が高温に加熱されて行く。
このように、本発明方法では電))自体に備えた加熱手
段と、誘電加熱の2つの手段によって合成樹脂材料全体
が均一な溶融状態に加熱されて行き、電極の加圧力によ
って材料粒子間の空気が押し出され、全体が一体として
成型される。
このとき、合成樹脂材料自体の動きは流動空間を埋める
範囲の動きであり、全体として流動しない。
[実施例] 以下、本発明方法の実施例を添付の図面に基づいて説明
する。
第1図は本発明方法を実施する装置の概略図である。高
周波誘電加熱装置の上部電極(1)と下部N極(2)に
は、それぞれシーズヒータやパネルヒータと言った加熱
手段(3)、 (4)を設け、少なくとも電極の対向表
面が高温に加熱され得るようにする。
下部電極(2)上には成型枠(5)が載置され、その内
部に合成樹脂材料Aを保持し得るものとしている。この
成型枠(5)は粒状、その他の未溶融状態の合成樹脂材
料が散逸しないように保持され、かつ、溶融状態では外
部に流出しないようにするものであって、放電等を生じ
ない構造のものであればよい。
第2図は、成型枠の一例を示すもので、合板(6)上に
例えば雲母を素材とする耐熱絶縁材料で作った絶縁ブロ
ック(7)で方形枠を形成している。
方形の枠内には、離型用のフロン樹脂シート(8)を敷
き、その上に合成樹脂材料を供給するようにし、別のフ
ロン樹脂シート(9)で覆い、さらにその上に落し10
0)を置き、落し蓋00)を介して上部電極(1)で合
成樹脂材料を押圧できるようにしている。
すなわち、上部電極(1)と下部電極(2)は相対的に
上下動を行ない、その間にある合成樹脂材ネ1を加圧す
ることができるようにするものであって、上部電極(1
)は成型製品の大きさとほぼ同一とし、成型枠(5)の
内接寸法よりも小さなものとしている。合成樹脂材料を
加熱、加圧したときに押し出される粒子間の空気は成型
枠の内接寸法と上部電極との隙間を通って排気されるこ
とになる。なお、合板(6)および落しMoo)はアル
ミニュームのように導電性材料としている。また、成型
枠および上部電極の大きさ、形状は特に限定されるもの
ではないが、成型しようとする製品の大きさに合った、
ものとする。
本発明方法では、成型枠に収容した合成樹脂材料が、電
極に備えた加熱手段による直接加熱と、高周波による内
部発熱とで全体として比較的バラ付きの少ない溶融温度
に加熱される。本発明者らの実験によれば、製品の厚み
はおよそ70關程度まで良好な結果を得ることができた
また、溶融状態において内部の空気を完全に抜くには、
およそ8〜20kg/c+4程度の加圧力で良好な結果
が得られた。しかしながら、この設定条件は必ずしも必
要なもではなく、例えば多少の残留空気によって通気性
のある製品を得ることもできる。
本発明は、熱可塑性合成樹脂であれば概ね通用可能であ
るが、中でも塩化ビニール樹脂、ポリウレタン樹脂、酢
酸ビニル共重合体といった誘電力率の高い合成樹脂の成
型に応用するとより効果的である。そして、’に穫の温
度、加圧力、高周波電流値、印加時間といった成型条件
は合成樹脂の種類、成型物の厚みや大きさなどから総合
的に判断し設定する。
次に、本発明方法による具体的な成型製品に付いて説明
する。
方形の成型枠に合成樹脂材料を投入して成型すると、第
3図、第4図に示すように厚板Bあるいはブロンク状の
成型品が得られる。この状態での用途もあるが、これを
1乃至2馴といった厚みに切断すると地模様ををするソ
ート材XCが得られる。このシート材は、床材や壁材と
して有効である。そして、これらシート材の地模様は、
プリン日内のようにヱ11げ落ちたり、退色することが
ない。
成型品の地41II様は、成型材料の混合や配列によっ
て種々の工夫をこらすことができる。
合成樹脂材料としては、粒状、粉状あるいはゾル状のも
のがある。例えば複数色の粒状材料を任意の割合で混合
撹拌して成型すると、j2I影石のように斑模様とする
ことができる。第3図は大きな粒状材料と粉状あるいは
ゾル状材料との組み合わせの例、第4図は予め一定形状
に成型した模様あるいは一定形状の模様の範囲に配置し
た材料の周囲をわ〕状あるいはゾル状材料で囲って成型
した模様の一例を示す。
熱可塑性合成樹脂の成型には、再生ペレットが使用され
ることがある。ところが、この再生ベレントは合成樹脂
の種類と色に分けて使用する必要があり、一般には下地
となるものや暗色の低品質の製品に用いられる。ところ
が本発明方法では、各種の色が混合したものであっても
独自の地模様の製品として成型することができる。この
点、廃棄プラス千ノヂ公害の解消に役立つ。
なお、異なる種類の合成樹脂材料の混合は、内杆に融合
性があれは混合して使用することもできる。たとえ、融
合性に乏しくても一方を微粉末として他方を包囲するこ
とも可能であろう。
これらの場合、−・部材料は誘電力率の低いものであっ
ても、全体として誘電加熱によって溶融温度に加熱する
ことができる。そして、異種の合成樹脂材料の組み合わ
せは、従来になり特性を備えた成型品を得ることができ
る。
なお、図示実施例における成型製品は、厚板状としてい
るが、電極の形状を変えることによって各種立体形状と
し得ること勿論である。この場合、立体形状に応じて加
熱手段の配置、電極の温度分布を変えるのが好ましい。
〔発明の効果〕
本発明高周波誘電加熱による熱可塑性合成樹脂材の成型
方法によれば、異なる色や形態の合成樹脂材料を、流動
させない状態で成型することができ、従来にない種々模
様の成型品を作ることができる。そして、この成型品は
プリント)杓のように脱落する虞れがない。
粒状その他の合成樹脂材料を一定の型に収容し、外部加
熱あるいは誘電加熱の一手段で加熱すると仮定すると、
粒子間の空気が断熱効果を発揮し、部分的な高温と低温
を生じ、成型ネト分な部分と過熱による分解を生しる部
分とができる可能性がある。ところが、本発明方法によ
れば、全体を比較的短時間に所望の高温に加熱して成型
することができ、従来の射出成型品などと比較しても品
質的に優れた成型製品を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明を説明するためのもので、第1図は本
発明を実施する装置の一例を示す概略図、 第2図は成型枠の一例を示す分解斜視図、第3図、 第4図はそれぞれ本発明方法による 成型製品の一例を示す斜視図、 である。 下部電極、 下部電極、 加熱手段、 成型枠。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、それぞれに加熱手段を有する上部電極(1)と下部
    電極(2)の間に成型枠によって未溶融状態の熱可塑性
    合成樹脂材料を保持し、該熱可塑性合成樹脂材料を上部
    電極(1)と下部電極(2)による加圧条件下で高周波
    電流を印加して溶融せしめ成型することを特徴とする高
    周波誘電加熱による熱可塑性合成樹脂材の成型方法。
JP31050588A 1988-12-08 1988-12-08 高周波誘電加熱による熱可塑性合成樹脂材の成型方法 Pending JPH02155622A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31050588A JPH02155622A (ja) 1988-12-08 1988-12-08 高周波誘電加熱による熱可塑性合成樹脂材の成型方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31050588A JPH02155622A (ja) 1988-12-08 1988-12-08 高周波誘電加熱による熱可塑性合成樹脂材の成型方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02155622A true JPH02155622A (ja) 1990-06-14

Family

ID=18006033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31050588A Pending JPH02155622A (ja) 1988-12-08 1988-12-08 高周波誘電加熱による熱可塑性合成樹脂材の成型方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02155622A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220080682A1 (en) * 2019-01-29 2022-03-17 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Composite material forming method

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940372A (ja) * 1972-08-25 1974-04-15
JPS54150469A (en) * 1978-05-19 1979-11-26 Mitsubishi Electric Corp Manufacture of mottle patterned plastic plate
JPS563130U (ja) * 1979-06-18 1981-01-12
JPS5791226A (en) * 1980-11-28 1982-06-07 Sony Corp Press forming method of synthetic resin

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940372A (ja) * 1972-08-25 1974-04-15
JPS54150469A (en) * 1978-05-19 1979-11-26 Mitsubishi Electric Corp Manufacture of mottle patterned plastic plate
JPS563130U (ja) * 1979-06-18 1981-01-12
JPS5791226A (en) * 1980-11-28 1982-06-07 Sony Corp Press forming method of synthetic resin

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220080682A1 (en) * 2019-01-29 2022-03-17 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Composite material forming method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3499848A (en) Dielectrically-modified polyurethane foam
JP5911564B2 (ja) マルチカラードフューズドデポジションモデリングプリント
CN110087804A (zh) 用于增材制造的方法及热结构
RU2008149845A (ru) Способ и устройство для изготовления формуемых изделий
CA2282542A1 (en) High efficiency heating agents
ATE70216T1 (de) Verfahren zum herstellen von gefaerbten homogenen flaechengebilden aus thermoplastischen kunststoffen.
JPH02155622A (ja) 高周波誘電加熱による熱可塑性合成樹脂材の成型方法
US3553071A (en) Novel printing sheet material
EP0932487A1 (en) Method and device for manufacturing plastic-based materials in web form, such as floor and wall covering materials, and also such material manufactured by the method
JPH0428206B2 (ja)
NL8303457A (nl) Spanningsvrije, van relief voorziene, versierde tegeloppervlaktebekleding en werkwijze voor de vervaardiging daarvan.
JPH0455585B2 (ja)
JP3158533B2 (ja) 熱硬化性樹脂材の再利用方法
JP3158546B2 (ja) 熱硬化性樹脂材の再利用方法
JPH02196043A (ja) ガラス粉末密封成形体および成形型へのガラス粉末供給方法
JPH04272833A (ja) 高周波成形用成形型
US3494778A (en) Method of producing raw materials for crown caps,raw material therefor and a crown cap with a foamable lining
JP2014091749A (ja) 樹脂成形体の製造方法
JPS63267515A (ja) 高周波成形機の成形型
JPH01316232A (ja) 自動車用装飾モールの製造方法
JPH0345312A (ja) 化粧材の製造方法
JPH06114861A (ja) ウレタンエラストマー成形品の製造方法
JP2001198967A (ja) 床材の製造方法及び製造装置並びに床材
JPH07309966A (ja) ポリオレフィン系樹脂のマーブル調発泡体の製造方法
JPH045540B2 (ja)