JPH07309966A - ポリオレフィン系樹脂のマーブル調発泡体の製造方法 - Google Patents

ポリオレフィン系樹脂のマーブル調発泡体の製造方法

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JPH07309966A
JPH07309966A JP10366194A JP10366194A JPH07309966A JP H07309966 A JPH07309966 A JP H07309966A JP 10366194 A JP10366194 A JP 10366194A JP 10366194 A JP10366194 A JP 10366194A JP H07309966 A JPH07309966 A JP H07309966A
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JP
Japan
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product
foam
marble
polyolefin resin
pattern
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JP10366194A
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English (en)
Inventor
Shogo Asano
省吾 浅野
Tsuneo Yamamoto
恒夫 山本
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SANPUKU KOGYO KK
Original Assignee
SANPUKU KOGYO KK
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ポリオレフィン系樹脂の変化に富ん
だマーブル調の発泡体を容易にかつ安価に大量製造出来
るポリオレフィン系樹脂のマーブル調発泡体の製造方法
を目的としている。 【構成】ポリオレフィン系樹脂に発泡剤、架橋剤等を混
練りし、これを粉砕して粉砕品1を形成し、かつ、これ
等の粉砕品1を混ぜてプレス金型内で発泡させて、表面
に大理石状の境界線3が現れる発泡体2を製造するポリ
オレフィン系樹脂のマーブル調発泡体の製造方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マーブル調の発泡体を
製造する方法に係り、特にポリオレフィン系樹脂に発泡
剤、架橋剤等を加えて混練りしたものを、粉砕機、切断
機或いはペレタイザー等で細かく粉砕、切断或いはペレ
ット加工(以下単に粉砕という)した小径の物品(以下
単に粉砕品という)を発泡させることによってマーブル
調の発泡体を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のポリオレフィン系樹脂の
発泡体を製造する方法としては、ポリオレフィン系樹脂
に発泡剤、架橋剤等を混練りし、その後で、この混練し
たものをシート状、板状、あるいはブロック状に成形
し、更にこれをプレス金型内に充填し、加熱加圧してポ
リオレフィン系樹脂の発泡体を製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前述の従来の
方法を実施した場合には、発泡体に着色を施すことは可
能であっても、無地物の発泡体しか製造することが出来
ない問題があった。従って、前述の従来の製造方法で
は、本発明の目的とするマーブル調を持った発泡体を製
造することは困難である問題があった。
【0004】本発明は、前述の従来の技術の問題点に鑑
み開発された全く新規な技術であって、特にポリオレフ
ィン系樹脂に発泡剤、架橋剤等を混入したものを粉砕し
て小径の粉砕品を形成し、これ等の粉砕品を混ぜてプレ
ス金型内で発泡させることによってマーブル調の発泡体
を製造する方法の技術を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るポリオレフ
ィン系樹脂のマーブル調発泡体の製造方法は、前述の従
来の問題点を根本的に改善した技術であって、その第1
発明の要旨は、ポリオレフィン系樹脂に発泡剤、架橋剤
等を加えて混練りし、かつ該混練りしたものを粉砕機、
切断機或いはペレタイザー等で細かく粉砕して粉砕品を
形成し、更にこれ等の粉砕品を混ぜてプレス金型内で発
泡させて製造することを特徴としたポリオレフィン系樹
脂のマーブル調発泡体の製造方法である。
【0006】また、本発明に係る第2発明の要旨は、粉
砕品の表面に着色剤を塗した後で発泡させて製造するこ
とを特徴とした第1発明のポリオレフィン系樹脂のマー
ブル調発泡体の製造方法である。第3発明の要旨は、予
め所定の色に着色された色の異なる二種以上の粉砕品を
混合した後で発泡させて製造することを特徴とした第1
発明及び第2発明のポリオレフィン系樹脂のマーブル調
発泡体の製造方法である。更に、第4発明の要旨は、予
め混入された発泡剤量が異なる二種以上の粉砕品を混合
した後で発泡させて製造することを特徴とした第1発
明、第2発明及び第3発明のポリオレフィン系樹脂のマ
ーブル調発泡体の製造方法である。
【0007】
【作用】本発明に係るポリオレフィン系樹脂のマーブル
調発泡体の製造方法の第1発明は、前述の如く、ポリオ
レフィン樹脂に発泡剤、架橋剤等を加えて混練りしたも
のを一旦小さな径に粉砕して粉砕品を形成し、更にこれ
等の粉砕品を混ぜてプレス金型内で発泡させたので、発
泡して膨張した各粉砕品の隣接線上に、夫々の粉砕品の
境界線が濃淡模様となって現れるので、全体として大理
石の模様を形成することが出来る。特に径の異なる大小
の粉砕品を混合して発泡させた場合には、より変化に富
む大理石模様を形成することが出来る。
【0008】本願の第2発明に於いては、小径の粉砕品
の表面に着色剤を塗した後で発泡させたので、発泡して
膨張した各粉砕品の隣接線上に、着色剤が現れるので、
各粉砕品の境界線の濃淡模様が第1発明の場合よりも、
より鮮明に表示されるので、大理石模様を明確に表現す
ることが出来る。
【0009】本願の第3発明に於いては、予め所定の色
に着色された色の異なる二種以上の粉砕品を混合した後
で発泡させるので、二種以上の発泡体が模様状に混り合
った多色マーブル模様の発泡体を製造することが出来
る。
【0010】本願の第4発明に於いては、予め混入され
た発泡剤量が異なる二種以上の粉砕品を混合した後で発
泡させるので、膨張の大きい発泡部分と膨張の小さい発
泡部分とをアトランダムに隣り合わせることが出来、こ
れによって膨張した各粉砕品全体で濃淡模様を形成し、
変化に富むマーブル模様を形成することが出来る。
【0011】
【実施例】図により本発明に係るポリオレフィン系樹脂
のマーブル調発泡体の製造方法の一実施例を具体的に説
明すると、図1(A),(B)は夫々第1発明の製造方
法に使用される粉砕品及び発泡体の表面の模様図、図2
(A),(B)は夫々第2発明の製造方法に使用される
粉砕品及び発泡体の表面の模様図、図3(A),(B)
は夫々第3発明の製造方法に使用される粉砕品及び発泡
体の表面の模様図、図4(A),(B)は夫々第4発明
の製造方法に使用される粉砕品及び発泡体の表面の模様
図である。
【0012】本発明の製造方法に使用されるポリオレフ
ィン系樹脂、発泡剤、架橋剤、着色剤、充填剤等は、通
常ポリオレフィン系樹脂発泡体を製造する場合に使用さ
れる材料であって、特に限定される物ではない。前述の
ポリオレフィン系樹脂、発泡剤、架橋剤、その他着色
剤、充填剤等を用いて本発明のポリオレフィン系樹脂の
マーブル調発泡体の製造方法を実施する具体例につい
て、例示すると次の通りである。
【0013】〔第1実施例〕ポリオレフィン系樹脂に発
泡剤、架橋剤等をニーダーにて混練りし、熱ロールにて
1.5mm厚のシート状にした後で冷却する。冷却後、
粉砕機にて5mm角以下の径を持った図1(A)に示す
粉砕品1を形成する。次に、該粉砕品1を混合しながら
発泡出来る条件に調節されたプレス金型内に充填し、加
熱加圧して発泡させる。このようにして、図1(B)に
示す如き発泡体2を製造することが出来る。この発泡体
2の表面には図にも明らかな如く、発泡して膨張した各
粉砕品の隣接線上に、夫々の粉砕品の境界線3が濃淡模
様となって現れるので、全体として大理石の模様を形成
することが出来た。また、粉砕品の色、形状、大きさ等
を変える事によって、種々な変化に富むマーブル調の発
泡体2を製造することが出来る。
【0014】〔第2実施例〕第1実施例に於いて用いら
れた該粉砕品1の100重量部に対し、カーボンブラッ
クパウダーを0.05重量部を市販のポリエチレン製の
袋に入れ、良く混合し粉砕品1の表面にカーボンブラッ
クパウダーをよく塗して、カーボンブラックパウダーが
塗着された図2(A)に示す粉砕品4を形成する。この
ように形成した粉砕品4を前記ポリエチレン製の袋ごと
発泡出来る条件に調節されたプレス金型内に充填した
後、加熱加圧して、図2(B)に示す如き発泡体5を製
造する。この発泡体5は図にも明らかなように、発泡し
て膨張した各粉砕品の隣接線上に、夫々カーボンブラッ
クが介在するので、粉砕品の境界線6が鮮明な線となっ
て表示され、明確な大理石模様を形成することが出来
た。
【0015】また、粉砕品4の色、形状、大きさ或いは
粉砕品1に塗す着色剤パウダーの色等を変える事によっ
ても、種々なマーブル調の発泡体5を製造することが出
来る。ここで、市販のポリエチレン製の袋を使用する目
的は、粉砕品1に塗す着色パウダーの飛散を防止するば
かりでなく、プレス金型内に粉砕品4を充填し易く、非
常に有効な方法である。しかも、袋はポリエチレン製で
発泡体5と同質系の材料であるので、発泡に何ら影響は
ない。
【0016】〔第3実施例〕図3(A)に示すような予
め所定の色に着色された色の異なる三種類の粉砕品7
a,7b,7cを市販のポリエチレン製の袋内に混入し
て良く混ぜた後、発泡出来る条件に調節されたプレス金
型内にポリエチレン製の袋ごと充填し、加熱加圧するこ
とによって、図3(B)に示すように、発泡して膨張し
た各粉砕品の境界線8が複雑な模様状に入り組んだマー
ブル調の発泡体9を製造することが出来た。粉砕品7
a,7b,7c,7d等の種類、色、形状、大きさ等を
変えることによって、変化に富んだ多種多様の発泡体9
を製造することが出来る。
【0017】〔第4実施例〕第1実施例に於いて、発泡
剤の添加量をポリオレフィン系樹脂100重量部に対
し、2重量部と4重量部添加した、図4(A)に示すよ
うな粉砕品10a,10bを市販のポリエチレン製の袋
に同量づつ入れ、良く混合した後、発泡出来る条件に調
節されたプレス金型内にポリエチレン製の袋ごとを充填
し、加熱加圧し発泡させることによって、図4(B)に
示す発泡体11を製造した。このようにして製造した発
泡体11は、発泡剤の添加量が2重量部、或いは4重量
部である粉砕品10a,10bの発泡倍率が異なるの
で、これ等の発泡して膨張した粉砕品全体に濃淡模様1
2が形成され、これによってマーブル模様を形成するこ
とが出来る。また、粉砕品10a,10b,10c等の
添加する発泡剤の量、その色、大きさ、形状、混合の割
合等を変えることによって、より多種多様なマーブル模
様お持った発泡体11を製造することが出来る。
【0018】上記具体的実施例は、本発明のほんの一部
の実施例を開示したものであって、粉砕品の色、大き
さ、形状、粉砕品に塗す色、発泡剤量の差、混合割合等
を変える事によって極めて変化に富んだマーブル調の発
泡体を製造することが可能である。更に上記実施例に於
いては、樹脂に発泡剤、架橋剤等を混練したものを粉砕
して粉砕品を形成したが、無地物の発泡体に使用された
未加工混和物の残材を粉砕して粉砕品を形成することも
可能であり、残材を有効に利用することが出来る。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るポリオレフィン系樹脂のマ
ーブル調発泡体の製造方法は、前述の構造と作用とを有
するので、次のような多大な効果を有している。
【0020】(1)樹脂に発泡剤、架橋剤等を加えて混
練したものを粉砕するので、粉砕品を容易に形成するこ
とが出来る。(2)二種以上の粉砕品を混ぜて発泡させ
ることによって、その表面にマーブル模様が現出した発
泡体を簡単に大量生産することが出来る。(3)着色剤
等を粉砕品の内外に混ぜるか或いは塗すことによって変
化に富むマーブル模様を形成することが出来る。
【0021】(4)発泡剤量の異なる二種以上の粉砕品
を混合して発泡させることによっても、マーブル模様を
有する発泡体を製造することが出来る。(5)粉砕品の
形状、寸法、色、種類の増減、混合割合等を変えること
によって、多種多様な極めて変化に富んだ発泡体を製造
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A),(B)は夫々第1発明の製造方法
に使用される粉砕品及び発泡体の表面の模様図である。
【図2】図2(A),(B)は夫々第2発明の製造方法
に使用される粉砕品及び発泡体の表面の模様図である。
【図3】図3(A),(B)は夫々第3発明の製造方法
に使用される粉砕品及び発泡体の表面の模様図である。
【図4】図4(A),(B)は夫々第4発明の製造方法
に使用される粉砕品及び発泡体の表面の模様図である。
【符号の説明】
1,4,7a,7b,7c,10a,10b 粉砕品 2,5,9,11 発泡体 3,6,8 境界線 12 濃淡模様

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂に発泡剤、架橋剤等
    を加えて混練りし、かつ該混練りしたものを粉砕機、切
    断機或いはペレタイザー等で細かく粉砕して粉砕品を形
    成し、更にこれ等の粉砕品を混ぜてプレス金型内で発泡
    させて製造することを特徴としたポリオレフィン系樹脂
    のマーブル調発泡体の製造方法。
  2. 【請求項2】粉砕品の表面に着色剤を塗した後で発泡さ
    せて製造することを特徴とした請求項1のポリオレフィ
    ン系樹脂のマーブル調発泡体の製造方法。
  3. 【請求項3】予め所定の色に着色された色の異なる二種
    以上の粉砕品を混合した後で発泡させて製造することを
    特徴とした請求項1及び請求項2のポリオレフィン系樹
    脂のマーブル調発泡体の製造方法。
  4. 【請求項4】予め混入された発泡剤量が異なる二種以上
    の粉砕品を混合した後で発泡させて製造することを特徴
    とした請求項1、請求項2及び請求項3のポリオレフィ
    ン系樹脂のマーブル調発泡体の製造方法。
JP10366194A 1994-05-18 1994-05-18 ポリオレフィン系樹脂のマーブル調発泡体の製造方法 Pending JPH07309966A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011506208A (ja) * 2007-11-15 2011-03-03 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 吹込み成形した迷彩ボトル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011506208A (ja) * 2007-11-15 2011-03-03 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 吹込み成形した迷彩ボトル

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