JPH02152939A - 高純度4−tert−ブチルカテコールの製造法 - Google Patents
高純度4−tert−ブチルカテコールの製造法Info
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- JPH02152939A JPH02152939A JP30726188A JP30726188A JPH02152939A JP H02152939 A JPH02152939 A JP H02152939A JP 30726188 A JP30726188 A JP 30726188A JP 30726188 A JP30726188 A JP 30726188A JP H02152939 A JPH02152939 A JP H02152939A
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- catechol
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Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は高純度の4− tert−ブチルカテコール(
以下4−TBOと略称する)を製造する方法に関する。
以下4−TBOと略称する)を製造する方法に関する。
(従来の技術と発明の解決しようとする課題)4−TB
Cはスチレン、ブタジェンなどの重合性モノマーの重合
禁止剤として重要な化合物であるが、その製造法として
は、p −tert−ブチルフェノールのオルト位をハ
ロゲン化したのちアルカリ溶融する方法(西独特許公開
筒2.039.077号、英国特許筒1.130.18
8号)、p −tert −ブチルフェノールに直接水
酸基を導入する方法(西独特許公開筒3.308.76
9号、特開昭52−118.437号および同118,
438号)、カテコールとイソブチレンを直接反応させ
る方法(特開昭49−127,952号)などが知られ
ている。
Cはスチレン、ブタジェンなどの重合性モノマーの重合
禁止剤として重要な化合物であるが、その製造法として
は、p −tert−ブチルフェノールのオルト位をハ
ロゲン化したのちアルカリ溶融する方法(西独特許公開
筒2.039.077号、英国特許筒1.130.18
8号)、p −tert −ブチルフェノールに直接水
酸基を導入する方法(西独特許公開筒3.308.76
9号、特開昭52−118.437号および同118,
438号)、カテコールとイソブチレンを直接反応させ
る方法(特開昭49−127,952号)などが知られ
ている。
上記の方法のうら、p−tert−ブチルフェノールを
用いる方法は苛酷な反応条件と大量の助剤を必要とする
ので、現在はカテコールとイソブチレンを用いる方法が
行われている。
用いる方法は苛酷な反応条件と大量の助剤を必要とする
ので、現在はカテコールとイソブチレンを用いる方法が
行われている。
カテコールとイソブチレンの反応では、通常主生成物と
して4−TBCが得られるが、3−tert−プチルカ
テコール(以下、5−TBOと略称する)、3,5−ジ
ーtart−ブチルカテコール(以下、3.5−DTB
Oと略称する)などを副生し、それらの分離は蒸留では
非常に困難であり、再結晶によるしかないとされている
(英国特許第1、130.188号、特開昭49−12
7,932号)。
して4−TBCが得られるが、3−tert−プチルカ
テコール(以下、5−TBOと略称する)、3,5−ジ
ーtart−ブチルカテコール(以下、3.5−DTB
Oと略称する)などを副生し、それらの分離は蒸留では
非常に困難であり、再結晶によるしかないとされている
(英国特許第1、130.188号、特開昭49−12
7,932号)。
特開昭49−127,932号の方法においては、副生
物を減らすために、カテコールに対するイソブチレンの
モル比を0.9以下としてカテコールと反応させたのち
、転位および不均化反応を行わせて5−TBCと5.5
−D’l’E(:!を4−’rEoに変換させている。
物を減らすために、カテコールに対するイソブチレンの
モル比を0.9以下としてカテコールと反応させたのち
、転位および不均化反応を行わせて5−TBCと5.5
−D’l’E(:!を4−’rEoに変換させている。
しかしながら、この公報に記載されている実施例を追試
したところ、反応終了後の反応混合物中には3−TBO
および3.5−DTBOが各々1〜2%含有されており
(比較例1参照)、この値は転位および不均化反応の時
間を延長しても減少しなかった。また、この組成の反応
混合物を蒸留してもその組成はほとんど変らず、4−T
B(:!の融点が53°Cであるにもかかわらず、水冷
下においても結晶化が起らなかった。結晶化しない場合
、4−TBG!は室温では水飴状の非常に粘稠な液体と
なり取り扱いが不便である。
したところ、反応終了後の反応混合物中には3−TBO
および3.5−DTBOが各々1〜2%含有されており
(比較例1参照)、この値は転位および不均化反応の時
間を延長しても減少しなかった。また、この組成の反応
混合物を蒸留してもその組成はほとんど変らず、4−T
B(:!の融点が53°Cであるにもかかわらず、水冷
下においても結晶化が起らなかった。結晶化しない場合
、4−TBG!は室温では水飴状の非常に粘稠な液体と
なり取り扱いが不便である。
(課題を解決するための手段)
そこで本発明者らは上記の従来法の欠点を改善し、工業
的に有利に高純度4−TEOを製造する方法を鋭意検討
した結果、カテコールに対するイソブチレンのモル比は
3−TBCや3.5−DTBG!の副生に大きな影響を
及ぼすことが判明した(表1参照)。すなわち、カテコ
ールに対するイソブチレンのモル比が0.5を超える付
近より副生する3−TBCおよび5.5−DTBCが急
増する。これら副生物は蒸留によっては完全に取り除く
ことが出来ないために製品となる4−TBCに含まれ、
それが結晶化を妨げていると考えられる。事実モル比が
0.6を超えた反応から得られた4−TBCは結晶化が
起こりにくく、0.8を超えた場合はもはや結晶化が起
こらない。しかしながら、工業的な見地からすれば、モ
ル比をあまり小さくすることは好ましくない。よって、
カテコールに対するイソブチレンのモル比は0.3以上
0,5以下がより適当である。この条件によって得られ
た反応混合物は3−TBC!および3.5−DTB(:
!を殆んど含まず、実質上刃テコールと4−TBCを分
離する為の蒸留で良く、実段数3〜4段の蒸留塔により
高純度の4−TBCを得ることが出来る。
的に有利に高純度4−TEOを製造する方法を鋭意検討
した結果、カテコールに対するイソブチレンのモル比は
3−TBCや3.5−DTBG!の副生に大きな影響を
及ぼすことが判明した(表1参照)。すなわち、カテコ
ールに対するイソブチレンのモル比が0.5を超える付
近より副生する3−TBCおよび5.5−DTBCが急
増する。これら副生物は蒸留によっては完全に取り除く
ことが出来ないために製品となる4−TBCに含まれ、
それが結晶化を妨げていると考えられる。事実モル比が
0.6を超えた反応から得られた4−TBCは結晶化が
起こりにくく、0.8を超えた場合はもはや結晶化が起
こらない。しかしながら、工業的な見地からすれば、モ
ル比をあまり小さくすることは好ましくない。よって、
カテコールに対するイソブチレンのモル比は0.3以上
0,5以下がより適当である。この条件によって得られ
た反応混合物は3−TBC!および3.5−DTB(:
!を殆んど含まず、実質上刃テコールと4−TBCを分
離する為の蒸留で良く、実段数3〜4段の蒸留塔により
高純度の4−TBCを得ることが出来る。
本発明はこれらの新知見に基づくもので、硫酸を含むカ
テコールに加温時イソブチレンを導入して4− ter
t−ブチルカテコールを製造する方法において、カテコ
ールに対するイソブチレンの導入1を前者1モルに対し
て後者0.5モル以下とし、110°C以上245°C
以下の温度で反応を行い得られた反応混合物を分別蒸留
することを特徴とする高純度4− tert−ブチルカ
テコールの製造法である。
テコールに加温時イソブチレンを導入して4− ter
t−ブチルカテコールを製造する方法において、カテコ
ールに対するイソブチレンの導入1を前者1モルに対し
て後者0.5モル以下とし、110°C以上245°C
以下の温度で反応を行い得られた反応混合物を分別蒸留
することを特徴とする高純度4− tert−ブチルカ
テコールの製造法である。
本発明に用いる硫酸を含むカテコールはそれが液・状で
あればよく、そのため硫酸は通常使用される触媒量(対
カテコール0.01〜1重量%)からカテコールを溶解
する量、あるいはそれ以とでも構わない。硫酸を含むカ
テコールを110 ”Cから245°Cの間の所定温°
度でイソブチレンをカテコールに対して0.3モル比以
J:o、 sモル比以下を撹拌下に導入し、必要に応じ
て熟成反応を行なう。
あればよく、そのため硫酸は通常使用される触媒量(対
カテコール0.01〜1重量%)からカテコールを溶解
する量、あるいはそれ以とでも構わない。硫酸を含むカ
テコールを110 ”Cから245°Cの間の所定温°
度でイソブチレンをカテコールに対して0.3モル比以
J:o、 sモル比以下を撹拌下に導入し、必要に応じ
て熟成反応を行なう。
反応混合物中の硫酸を中和するか、または分11により
分離したのち、蒸留操作によりカテコールと4−TBO
を分離する。反応混合物中には3−TBCおよび3.5
−DTBOがほとんど含まれていないので、蒸留による
カテコールと4−TBCの分離は容易である。たとえば
、実段数3〜4段の節単な蒸留塔を用いて、初留分(カ
テコール)、中間留分(カテコールと4−TBC計99
%以J:)および主留分(4−TBO)に分離し容易に
高純度の4−TB(:!を得ることができる。回収した
初留分はカテコールであり、中間留分はカテコールと4
−TBCから成っているので、そのまま、次回の反応に
おいて必要とするカテコールの少くとも一部に充当して
反応および蒸留操作を反復して高純度4−TBG!を製
造することができる。
分離したのち、蒸留操作によりカテコールと4−TBO
を分離する。反応混合物中には3−TBCおよび3.5
−DTBOがほとんど含まれていないので、蒸留による
カテコールと4−TBCの分離は容易である。たとえば
、実段数3〜4段の節単な蒸留塔を用いて、初留分(カ
テコール)、中間留分(カテコールと4−TBC計99
%以J:)および主留分(4−TBO)に分離し容易に
高純度の4−TB(:!を得ることができる。回収した
初留分はカテコールであり、中間留分はカテコールと4
−TBCから成っているので、そのまま、次回の反応に
おいて必要とするカテコールの少くとも一部に充当して
反応および蒸留操作を反復して高純度4−TBG!を製
造することができる。
蒸留によって分離された4−TBOは容易に結晶化して
何らそれ以との精製を必要とせずに各種用途に供するこ
とができる。
何らそれ以との精製を必要とせずに各種用途に供するこ
とができる。
以下に実施例の形で本発明をさらに説明し、比較例を挙
げて本発明と対比する。
げて本発明と対比する。
実施例1
ガス導入管および温度計を備えた5 00 txlフラ
スコにカテコール110.1 f (1,0モル)およ
び濃硫酸0.13gを仕込み120°Cまで昇温した。
スコにカテコール110.1 f (1,0モル)およ
び濃硫酸0.13gを仕込み120°Cまで昇温した。
強力な撹拌下に、イソブチレン22.51 (0,4モ
ル)を3時間で導入した。導入後48.5%水酸化ナト
リウム0.21fを添加し、実段数4段の蒸留塔を使用
して20 yttttHgでカテコールを留去したのち
、5 MMHgまで減圧度を下げ、カテコールと4−T
BCの混合した中間留分を取り、次いで4−TBOを主
留分として得た。回収したカテコール及び中間留分は次
回反応に供し・、4−TBOに変換しただけのカテコー
ルを新たに追加して2回目の反応を行ない、蒸留により
カテコールと4TECを分離した。同様にして4回反応
を行ない、234、01のカテコールと90.0 !の
イソブチレンから237.89 (1,43モル)の4
−TBCの無色結晶を得た。ガスクロマトグラフィーに
よる純度は995%であり、イソブチレンを基準とした
収率は89.2%である。
ル)を3時間で導入した。導入後48.5%水酸化ナト
リウム0.21fを添加し、実段数4段の蒸留塔を使用
して20 yttttHgでカテコールを留去したのち
、5 MMHgまで減圧度を下げ、カテコールと4−T
BCの混合した中間留分を取り、次いで4−TBOを主
留分として得た。回収したカテコール及び中間留分は次
回反応に供し・、4−TBOに変換しただけのカテコー
ルを新たに追加して2回目の反応を行ない、蒸留により
カテコールと4TECを分離した。同様にして4回反応
を行ない、234、01のカテコールと90.0 !の
イソブチレンから237.89 (1,43モル)の4
−TBCの無色結晶を得た。ガスクロマトグラフィーに
よる純度は995%であり、イソブチレンを基準とした
収率は89.2%である。
実施例2
実施例1と同様の装置にカテつ−ル110.1g(1,
0モル)および49%硫酸220.2gを仕込み120
”Cまで昇温した。強力な撹拌下にイソブチレン22.
51 (0,4モルンを2時間で導入し、その温度で2
時間撹拌を続けたのち、66m1のトルエンを添加した
。分層後トルエン層を重曹水、次いで水で洗浄し、中性
となったのちトルエンを留去した。残渣を実段数4段の
蒸留塔を使用して実施例1と同様に蒸留を行なった。回
収したカテコール及び中間留分はトルエン添加分層時の
硫酸層に戻し、4−TEOに変換しただけのカテコール
を新たに追加して2回目の反応を行なった。1回目と同
様の蒸留によりカテコールと4−TB(:!を分離した
。この2回の反応により148.9 fのカテコールと
45.0gのイソブチレンから95,9り(0,577
モル)の4−TEG!の無色結晶を得た。
0モル)および49%硫酸220.2gを仕込み120
”Cまで昇温した。強力な撹拌下にイソブチレン22.
51 (0,4モルンを2時間で導入し、その温度で2
時間撹拌を続けたのち、66m1のトルエンを添加した
。分層後トルエン層を重曹水、次いで水で洗浄し、中性
となったのちトルエンを留去した。残渣を実段数4段の
蒸留塔を使用して実施例1と同様に蒸留を行なった。回
収したカテコール及び中間留分はトルエン添加分層時の
硫酸層に戻し、4−TEOに変換しただけのカテコール
を新たに追加して2回目の反応を行なった。1回目と同
様の蒸留によりカテコールと4−TB(:!を分離した
。この2回の反応により148.9 fのカテコールと
45.0gのイソブチレンから95,9り(0,577
モル)の4−TEG!の無色結晶を得た。
ガスクロマトグラフィーによる純度は99.5%であり
、イソブチレンを基準とした収率は71.9%である。
、イソブチレンを基準とした収率は71.9%である。
比較例1
実施例1と同様の装置にカテコール110.1 f(1
,0モル)および濃硫酸0.13Fを仕込み120°C
まで昇温した。強力な撹拌下にイソブチレン48、39
(0,86モル)を1.5時間で導入した。
,0モル)および濃硫酸0.13Fを仕込み120°C
まで昇温した。強力な撹拌下にイソブチレン48、39
(0,86モル)を1.5時間で導入した。
同温度で2時間保持したのち、48,5%水酸化ナトリ
ウム0.211を添加し、実段数10段の蒸留塔を使用
して蒸留を行なった。
ウム0.211を添加し、実段数10段の蒸留塔を使用
して蒸留を行なった。
20 WILHyでカテコールを留去し、5 朋E1g
まで減圧度を下げカテコールと4−TB(:!の混合し
た中間留分を取ったのち、4−TBCを主留分として得
た。その結果、カテコール留分として15.01(純度
92.0%)、中間留分として12.8g(カテコ・−
ル33,4%、3−TBC4,6%、4−TBG!60
.7%、3.5−DTBCl、3%より成る)、および
粘性液体として4−TBC留分124.1 f(純度9
8.5%)を得た。イソブチレンを基準とした収率は8
6.8%である。
まで減圧度を下げカテコールと4−TB(:!の混合し
た中間留分を取ったのち、4−TBCを主留分として得
た。その結果、カテコール留分として15.01(純度
92.0%)、中間留分として12.8g(カテコ・−
ル33,4%、3−TBC4,6%、4−TBG!60
.7%、3.5−DTBCl、3%より成る)、および
粘性液体として4−TBC留分124.1 f(純度9
8.5%)を得た。イソブチレンを基準とした収率は8
6.8%である。
以下余白
1)反応は120℃でイソブチレンを導入後、2時間同
温度で保持した。
温度で保持した。
2)分析法はガスクロマトグラフィーによる。
特許出願人 扶桑化学工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 硫酸を含むカテコールに加温時イソブチレンを導入
して4−tert−ブチルカテコールを製造する方法に
おいて、カテコールに対するイソブチレンの導入量を前
者1モルに対して後者0.5モル以下とし、110℃以
上245℃以下の温度で反応を行い、得られた反応混合
物を分別蒸留することを特徴とする高純度4−tert
−ブチルカテコールの製造法。 2 分別蒸留によりカテコールを含む留分と4−ter
t−ブチルカテコールよりなる留分に分別する請求項1
記載の製造法。 3 分別蒸留によりカテコールよりなる初留分、カテコ
ールと4−tert−ブチルカテコールを含む中留分お
よび4−tert−ブチルカテコールよりなる主留分に
分別する請求項1または2記載の製造法。 4 蒸留により分別したカテコールもしくはそれを含む
留分を次回の反応に要するカテコールの少くとも一部に
充当して操作を反復する請求項1、2または3記載の製
造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30726188A JPH02152939A (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 高純度4−tert−ブチルカテコールの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP30726188A JPH02152939A (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 高純度4−tert−ブチルカテコールの製造法 |
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JPH02152939A true JPH02152939A (ja) | 1990-06-12 |
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Family Applications (1)
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US20160230089A1 (en) * | 2013-09-19 | 2016-08-11 | Rhodia Operations | Composition preventing the polymerization of ethylenically unsaturated monomers and the removal thereof before polymerization |
-
1988
- 1988-12-05 JP JP30726188A patent/JPH02152939A/ja active Pending
Cited By (2)
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US20160230089A1 (en) * | 2013-09-19 | 2016-08-11 | Rhodia Operations | Composition preventing the polymerization of ethylenically unsaturated monomers and the removal thereof before polymerization |
US9605203B2 (en) * | 2013-09-19 | 2017-03-28 | Rhodia Operations | Composition preventing the polymerization of ethylenically unsaturated monomers and the removal thereof before polymerization |
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