JPH02152519A - 湿式排煙脱硫装置のスラリ循環量制御装置 - Google Patents

湿式排煙脱硫装置のスラリ循環量制御装置

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JPH02152519A
JPH02152519A JP63307027A JP30702788A JPH02152519A JP H02152519 A JPH02152519 A JP H02152519A JP 63307027 A JP63307027 A JP 63307027A JP 30702788 A JP30702788 A JP 30702788A JP H02152519 A JPH02152519 A JP H02152519A
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slurry
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Okikazu Ishiguro
石黒 興和
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は湿式排煙脱硫装置に係り、特に吸収塔循環ポン
プの動力コストを低減するに好適なスラリ循環量制御方
法に関する。
〔従来の技術〕
従来の湿式排煙脱硫装置の制御方法は第2図に示される
ように、排ガスをダクト25から吸収塔29中へ導入し
、ここで循環する吸収液30と気液接触させる。排ガス
中のSO3は吸収液30に吸収された後、排ガスは排出
ライン34を通って煙突から排出される。
一方、S 02を吸収した吸収?&30は、吸収塔29
の底部からタンク32へ流下する。タンク32には吸収
剤スラリ供給ライン26から吸収剤が供給されており、
この吸収剤によりS 02の吸収性能を回復した吸収液
30は吸収塔スラリ循環ポンプ23により循環う、イン
31を通って吸収塔29へ供給される。なお、循環液の
一部は抜出しライン33を通って排出され、後工程にお
いて石膏に酸化される。なお、24は負荷検出器、27
は吸収剤スラリ流量計、28は吸収剤スラリ流量調整弁
である。
このSO□吸収装置において、従来は吸収塔スラリ循環
流量を次のように制御している。
吸収塔29の脱硫性能、すなわち脱硫率は、循環ライン
31を流れる循環流量によって大きく左右される。低負
荷時における吸収塔スラリ循環ポンプ23の動力コスト
を低減するためには、負荷にかかわらず一定の脱硫率を
得ることが必要であり、循環流量の最適な制御方式が必
要であるのは周知の事実である。この循環流量の制御は
、例えば、特開昭60−110320号公報によると、
吸収塔に流入する排ガスの負荷量に対応してシミュレー
ションモデルにより吸収塔を循環する吸収液の最適PH
値及び吸収塔スラリ循環ポンプの最適稼動台数を設定し
、これら設定値に基づいて吸収剤の供給流量及び稼動ポ
ンプ台数を制御する際に、負荷安定時には前記算出され
ている最適稼動台数から1を減じた台数を設定し、かつ
前記算出されている最適P H値に予め定めた増加分を
加えた値を設定し、これら設定値をシミュレーションモ
デルに人力し、モデル条件を満たしている場合、これか
ら変更された設定値に基づいて吸収剤の供給流量及び稼
動ポンプ台数を制御している。
しかし、ポンプ台数制御では、頻繁な負荷変動時に、モ
ータの絶縁物の温度上昇の制限値により、起動回数が制
限され、実質的に台数制御が不可能となること、台数制
御では、循環量の変化が不連続となり、きめの細かい脱
硫率の制御が困難であること、循環量の変化に対する脱
硫率の応答には〜2分間程度の遅れがあるので、この点
についての配慮が無い場合には、脱硫率の制御性が低下
する等の欠点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、ポンプ起動停止時のモータの絶縁物の
温度上昇による起動回数制限、脱硫率のきめ細かい制御
、循環量の変化に対する脱硫率の応答遅れ等の点につい
て配慮がされておらず、急速な負荷変動時には、脱硫率
を目標値の近傍に維持できないので、循環ポンプ動力の
低減効果が小さくなるという問題があった。
本発明の目的は、オンライン計測量に基づいて、脱硫率
を予測する計算モデルをオンラインで同定し、最適な吸
収塔スラリ循環流量を供給することにより、低負荷時の
ポンプ動力コストを低減するとともに、あらゆる運転状
態において、脱硫率を目標値近傍に維持することにある
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、排ガス流量、入口soz?J1度、吸収液
PH1出口sogta度及び吸収塔スラリ循環流量のオ
ンライン計測信号に基づいて、脱硫率計算モデルを自動
修正し、最適な循環量デマンド先行値を求めるとともに
、負荷変化率による先行補正、脱硫率フィードバック補
正及び将来脱硫率フィードバック補正を加え合わせて、
循環量デマンドとして、吸収塔スラリ循環流量を制御す
ることにより、達成される。
〔作用〕
脱硫率計算モデルは、オンライン同定により、制御対象
の脱硫装置と同一の挙動を示す。したがって、必要な脱
硫率を維持できる循環量デマンドが与えられる。脱硫率
フィードバック補正は、脱硫率計算モデルに誤差が生じ
た場合の補正を与えるものであり、将来脱硫率フィード
バック補正及び負荷変化率による先行補正は、循環量に
対する脱硫率の応答遅れをカバーするように動作する。
このため、あらゆる運転状態において脱硫率を目標値近
傍に維持でき、特に低負荷時のポンプ動力コストを低減
できる。
〔実施例] 本発明の吸収塔スラリ循環流量の制御方法の具体的実施
例を第1図に示す。第1図において、9はスラリ循環流
量演算器であり、以下の演算により、スラリ循環流量デ
マンド先行値信号14を求める。
Gld=69 ・f  (RT U L/G )   
   −−−−−filL / G = f  (RT
 UL/G  )          −−−一・−(
3)ここに、Gt、1ニスラリ循環流量デマンド(m3
/h)、排ガス量(m’ N/h) 、RTU :相対
的移動単位数(−) 、L/G :液−ガス比(Il/
m”N)、η3.L :脱硫率設定値(−) 、BTU
:基準移動単位数(−) 、SO2:入口SOZ濃度(
PPm) 、PH:吸収液P Hoなお、(2)式にお
けるBTtJはBTU同定器10の出力信号であるBT
U信号13を用いる。
B T Ll同定器10では、以下の演算を行う。
ここに、η:オンライン計測脱硫率(−)次に、将来脱
硫率演算器21では以下の演算を行う。
n分先のガス側運転条件、G、”、So□1は負荷変化
率信号(微分器11の出力信号)Rを用いて、 L“= l、 + R−n           −−
−−−一・(5)G*”  = fe (L” )、S
o□”  = f s  (L”  )  −16)こ
こに、L:負荷(%)、R;負荷変化率(%/分)、*
:n分後の状態を示す。
なお、吸収液PHは設定値P Hに維持されているので
、将来脱硫率信号η“7は次式で計算される。
’7 ”= 1.0−exh(−BTU−RTLIPH
−RTIIsoz  ・RTUL7c”)L/G”  
=G、/G9”            −・−(81
ここに、G1 :吸収塔スラリ循環流量(m3/h) なお、(7)式のBTUは(4)式の値を使用する。
従って、全体の構成は以下のようになる。
BTU同定器10で、排ガス流量計4の出力信号、脱硫
率5、入口S Oを濃度計3の出力信号、PH計2の出
力信号、スラリ循環流量計6の出力信号を用いて、(4
)式よりBTU信号13を求める。
スラリ循環流量演算器9で、脱硫率設定値1、P H計
2の出力信号、入口soz濃度計3の出力信号、排ガス
流量計4の出力信号、BTU信号13より、+11〜(
3)式を用いて、スラリ循環流量デマンド先行値信号1
4が求まる。
加算器leaでは、スラリ循環流量デマンド先行値信号
14に、脱硫率フィードバック信号17、負荷先行スラ
リ循環流量信号19、将来脱硫率フィードバック信号2
2を加え合わせてスラリ循環流量デマンド信号を求める
このスラリ循環流量デマンド信号2oとスラリ循環流量
計6の出力信号を減算器15bに入力して偏差信号を求
め、調節計16cにより信号処理して吸収塔スラリ循環
ポンプ23を回転数制御することにより、スラリ循環量
を制御する。尚8は負荷要求信号、11は微分器、12
は係数器である。
本発明はこのような構成なので、必要な脱硫率を維持す
るためのスラリ循環量を供給でき、あらゆる運転状態に
おいて脱硫率を目標値近傍に維持でき、特に低負荷時に
おけるポンプ動力コストを低減できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、以下に示すような効果がある。
<11スラリ循環量演算器はオンライン同定されるので
、必要な脱硫率を維持できるスラリ循環量の供給が可能
となり、脱硫率の制jコn性が改善され、ポンプ動力の
低減効果が大きくなる。
(2)急速な負荷変動時においては、負荷先行スラリ循
環量及び将来脱硫率フィードバック信号により、循環量
に対する脱硫率の応答遅れを補正できるので、あらゆる
運転状態においても、脱硫率を目標値近傍に維持でき、
負荷応答性が改善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る吸収塔スラリ循環流量の制御方法
の一実施例を示す制御系統図、第2図は従来例に係る脱
硫プラントの制御概念図である。 第 ! 図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ボイラ等の排ガス中の硫黄酸化物を吸収除去する湿式排
    煙脱硫装置のスラリ循環量制御方法において、オンライ
    ン計測信号に基づいて、スラリ循環流量デマンド先行値
    を求める演算器を設置し、この演算器を実測脱硫率によ
    つて自動修正するとともに、負荷変化率に対応した負荷
    先行補正量及び脱硫率フィードバック補正量及び将来脱
    硫率フィードバック補正量を加算して、この合計値をス
    ラリ循環流量デマンドとして吸収塔スラリ循環流量を制
    御するようにしたことを特徴とする湿式排煙脱硫装置の
    スラリ循環量制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5110580A (en) * 1989-09-14 1992-05-05 Iolab Corporation Method and apparatus for chlorine dioxide manufacture
US5234678A (en) * 1989-09-14 1993-08-10 Johnson & Johnson Method and apparatus for chlorine dioxide manufacture

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63229126A (ja) * 1987-03-19 1988-09-26 Babcock Hitachi Kk 湿式排煙脱硫装置の吸収液循環量制御装置

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