JPH02152143A - X線イメージ管及びその製造方法 - Google Patents

X線イメージ管及びその製造方法

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JPH02152143A
JPH02152143A JP63305785A JP30578588A JPH02152143A JP H02152143 A JPH02152143 A JP H02152143A JP 63305785 A JP63305785 A JP 63305785A JP 30578588 A JP30578588 A JP 30578588A JP H02152143 A JPH02152143 A JP H02152143A
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JP
Japan
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small holes
phosphor screen
fluorescent
ray image
image
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JP63305785A
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Hideo Abu
秀郎 阿武
Katsuhiro Ono
勝弘 小野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to US07/602,687 priority patent/US5047624A/en
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/02Manufacture of electrodes or electrode systems
    • H01J9/12Manufacture of electrodes or electrode systems of photo-emissive cathodes; of secondary-emission electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/10Screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored
    • H01J29/36Photoelectric screens; Charge-storage screens
    • H01J29/38Photoelectric screens; Charge-storage screens not using charge storage, e.g. photo-emissive screen, extended cathode

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Image-Pickup Tubes, Image-Amplification Tubes, And Storage Tubes (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明はX線イメージ管及びその製造方法に係り、特
にその入力蛍光面の改良に関する。
(従来の技術) 一般に、X線イメージ管を使用した被写体観察システム
は、第8図に示すように構成され、X線管1の前方にX
線イメージ管2が配置され、被写体3を透過した変調X
線の入射により、このX線イメージ管2に得られる出力
像を、例えば撮像カメラで観察してモニタテレビに再生
出来るように構成されている。
即ち、X線イメージ管2内には、一端部に入力面4、他
端部にこの入力面4に対向して出力蛍光面5が配設され
、動作時には変調されたX線像を入力面4で光学像に、
更にこの光学像を光電子像に変換し、この光電子像を集
束加速して、出力蛍光面5に輝度増強された出力像を得
ている。そして、この出力像を例えば撮像カメラにより
観察するようになっている。
ところで、従来のX線イメージ管2の人力面4は、第9
図に示すように、球面状に形成されたアルミニウム基板
6の凹面にヨウ化ナトリウム付活ヨウ化セシウム蛍光体
の柱状晶7からなる蛍光体層8が形成され、この蛍光体
層8上に酸化アルミニウム層と酸化インジウム層からな
る中間層9を介して光電面10が形成された構造になっ
ている。
(発明が解決しようとする課題) 被写体3のX線被爆を少なくするためには、被写体透過
X線を損失なく蛍光体層8に入力させて、その吸収量を
多くすることが要請される。蛍光体層8については、X
線吸収量を多くするためには蛍光体の柱状晶7を長くし
た方が良いが、柱状晶7が長くなると光の屈折回数が増
加し、柱状晶7側面から他の柱状晶7に伝搬する光の量
が増加し、解像度を低下させる。そのため、柱状晶7を
余り長くすることは出来ず、400μm程度が限度であ
る。
そこで、上記の問題を解決しようとする試みは従来から
あった。例えば、実開昭48−2465号公報には、多
数の管状ファイバーを並列に集積して形成された板体の
ファイバーの透孔の内壁に光反射層を設けた後、透孔内
に蛍光物質を埋め込むことによって作製した蛍光板が示
されている。
この例では、蛍光物質がX線を吸収して発光した光は隣
接する他のファイバーへと透過することはなく、各ファ
イバーの中に閉じ込められたまま表面に到達することが
出来る。従って、各ファイバーの径を十分小さ(するこ
とによって、高解像度の蛍光面が原理的には得られると
予想される。
しかしながら、X線診断に現在使用されている増感紙は
最大14″角のサイズを有し、X線イメージ管の入力面
の視野径も6′以上であり、最大22′にも及ぶ。この
ような大口径の入力面を実開昭48−2465号公報に
述べられている方法で作製することは、莫大なコストが
かかり実用化することは不可能であった。
又、市販のファイバープレートを使用し、コアの部分の
みをケミカルエツチングにより除去したプレートを作成
することは容易である。従って、コア部分を除去したフ
ァイバープレートの小孔の内壁に光反射性のコーティン
グ層を形成した後、小孔に蛍光体を充填することにより
、解像度の優れた入力蛍光面を得ることが出来る。
しかし、6′以上の口径を有するファイバープレートを
作成するには、莫大なコストを要し、耐熱性が不十分で
あるため、X線イメージ管の入力蛍光面に適用すること
は出来なかった。
又、特開昭51−127668号公報には、金属基板に
ケミカルエツチングによっって多数の小孔を穿ち、その
小孔に蛍光物質を充填した入力蛍光面をX線イメージ管
の入力面に使用することが開示されている。
しかし、ケミカルエツチング法によって金属基板に小孔
を穿設する場合、現状の技術では小孔の最大内径の小孔
とその深さに対する比を1以下とすることは、非常に困
難である。例えば、小孔に充填される蛍光物質がCsl
を母体とする蛍光体である場合に必要とされる厚さ40
0μmに対応して、小孔の深さを400μmとする場合
を考えるならば、小孔の断面サイズはほぼ400μm程
度にしか小さくすることは出来ない。
従って、金属基板に400μm径で深さ400μmの多
数の小孔を穿ち、小孔にCsl蛍光体を充填することに
よって作られた入力蛍光面の限界解像度は20j7p/
cm程度になり、現行の400μmの厚さのCsl入力
蛍光面の限界解像度50〜100ρp / c mに比
較して、大幅に解像度特性が低下してしまうと予想され
る。
この発明は、上記従来の課題を解消し、X線吸収率が高
く、解像度(及びコントラスト)を向上させ安価で信頼
性の高いX線イメージ管及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) この発明は、入射X線像を入力蛍光面で蛍光像に変換し
、この蛍光像を上記入力蛍光面上に直接又は間接に形成
された光電面により光電子像に変換し、この光電子像を
加速集束して出力蛍光面に入射させ電子工学的に増倍し
て出力蛍光像を得るX線イメージ管において、上記入力
蛍光面は、少なくとも、結晶化ガラスからなり多数の小
孔が穿設された基板と、上記小孔に充填された蛍光物質
とからなり、且つ上記小孔はその最大内径と深さの比が
065以下に設定されてなるX線イメージ管である。
又、この発明は、入射X線像を入力蛍光面で蛍光像に変
換し、この蛍光像を上記入力蛍光面上に直接又は間接に
形成された光電面により光電子像に変換し、この光電子
像を加速集束して出力蛍光面に入射させ電子工学的に増
倍して出力蛍光像を得るX線イメージ管において、上記
入力蛍光面は、少なくとも、結晶化ガラスからなり多数
の小孔が穿設された基板と、上記小孔の内壁に形成され
た低屈折率物質層と、上記小孔に充填された蛍光物質と
からなるX線イメージ管である。
更に又、この発明は、感光性ガラスからなる基板に多数
の小孔を穿設する工程と、上記基板を熱間プレスで曲面
状に形成する工程と、上記各小孔に蛍光物質を充填し入
力蛍光面を得る工程と、を少なくとも具備するX線イメ
ージ管の製造方法である。
(作用) この発明によれば、小孔に充填される蛍光物質がX線を
吸収して発光した光は、小孔の内壁で反射を繰り返し、
殆ど強度を弱めることなく、小孔の中を伝播して表面に
到達する。従って、蛍光は而に平行な方向には小孔の径
以上に拡散することがなく、従来よりも高い限界解像度
を得ることが出来る。又、光の拡散が起こらないため、
中間的な空間周波数帯においてもMTFを大幅に向上さ
せることが出来る。
(実施例1) 以下、図面を参照して、この発明の実施例を詳細に説明
するが、この発明はX線イメージ管の入力蛍光面を改良
したもので、入力蛍光面についてのみ述べることにする
又、2つの実施例につき説明するが、先ず実施例1につ
いて述べることにする。
即ち、この実施例1の入力蛍光面は第1図に示すように
構成され、符号33は結晶化ガラスからなる基板33で
ある。この基板33には、後述の方法により多数の小孔
39(第5図参照)が穿設されている。この小孔39は
、その最大内径と深さの比が0.5以下に設定されてい
る。
このような小孔39内壁には、光反射層34と低屈折率
物質層35が順次積層して形成されている。この低屈折
率物質層35は、後述の蛍光物質の発光の波長に対する
屈折率が、蛍光物質の屈折率に比べて小さい値を有する
透明物質からなっている。このように内壁に光反射層3
4と低屈折率物質層35が形成された小孔39の中には
、蛍光物質例えばCsl蛍光体36が充填されている。
Csl蛍光体36が充填された基板33の一面(入力側
)には、光反射コーティングとしてアルミニウムの蒸着
層37が形成され、他面(出力側)には酸化インジウム
・スズからなる透明導電膜38が形成されている。
さて次に、上記の入力蛍光面の製造方法について説明す
る。
先ず、基板33の製作であるが、この基板33は第2図
に示すような基板素材13を用いる。この基板素材13
は酸化シリコンを主成分とする感光性ガラスからなり、
厚さ0.7mmの円板形状にして、その両面は研磨加工
により鏡面に仕上げられている。
次に、このような基板素材13にフォトエツチング法に
より多数の小孔39を穿設するが、この場合、第3図に
示すようなパターンを有するフォトマスク15を使用す
る。このフォトマスク15は、例えば0.1mm程度の
板厚のステンレス板にフォトエツチング法により直径6
0μmの微細な透孔16を多数穿つことにより容易に得
られる。
このようなフォトマスク15を第2図に示すように基板
素材13の一面に密着して載せ、点状の紫外線光源11
から基板素材13の方へ紫外線12を放射する。放射さ
れた紫外線12の一部は、フォトマスク15の透孔16
を通過して基板素材13に照射される。すると、基板素
材13の感光性ガラスは、この紫外線12により感光し
、潜像14を形成する。尚、紫外線光源11と基板素材
13との距離は、後に説明する基板の曲面加工の際に設
定されるべき平均的な曲率半径の値にほぼ等しくなるよ
うに設定されている。
次に、基板素材13は、潜像工程の後、400℃〜60
0℃の温度範囲で熱処理を行ない、潜像14が形成され
た部分を結晶化させ、後に説明するエツチング工程で酸
に溶は易い状態とする(現像処理)。更に、後述する結
晶化のための熱処理工程の前処理工程として、基板素材
13の全面に紫外線の一照射を行なう(再露光処理)。
次に、結晶化して酸に溶は易くなった潜像領域を、基板
素材13の両面から希弗酸を吹付けながらエツチングす
る。感光性ガラスの特性により、この結晶化して酸に溶
は易くなった潜像領域のエツチング速度は、非潜像領域
のエツチング速度に比べて30〜60倍も大きい。従っ
て、エツチングにより穿設された孔は、エツチング時間
の経過と共に径が大きくなる速度に比べて、深さが大き
くなるスピードの方が30〜60倍も大きい。従って、
エツチング工程の終了時には、第4図に示すような貫通
孔24(基板33の小孔39に相当)が多数穿たれた基
板23を形成することが可能である。ここで得られた基
板23の厚さは約0.60mmであり、貫通孔24の直
径は約90〜95μmとなる。全体積に占める貫通孔2
4の占有率は約73%となる。
次に、基板23を500℃〜900℃の温度範囲で熱間
プレスを行なうことにより、第5図に示すようにX線イ
メージ管の入力面形状つまり曲面状に成形することが出
来る。又、この成形工程中の加熱処理により、感光性ガ
ラスの結晶化が進み、最終的には700℃以上の温度に
対しても軟化しない結晶ガラスからなり多数の小孔39
を有する基板33を得ることが出来る。
次に、第1図に示すように、この基板33の小孔39の
内壁に光反射材をコーティングして光反射層34を形成
する。例えば、良く知られているみず銀と呼ばれる銀色
の焼付は絵具を使用して、白金膜を2〜3μmの厚さに
コーティングすることにより光反射層34が得られる。
基板33の小孔39の内壁に光反射層34を形成した後
、更に酸化シリコンの膜を約1μmの厚さに積層させる
。例えば、半導体素子の製造分野で良く知られているポ
リシロキサン高分子のアルコール溶液を塗布後、大気中
で加熱処理を行なうという一連の工程を繰り返すことに
より低屈折率物質層35を形成する。エツチングにより
形成された小孔39の内壁は1〜2μmの凹凸が見られ
、非常に荒れているが、上記光反射層34や低屈折率物
質層35がコーティングされることにより、表面の平滑
性が向上する。
次に、基板33のの凹面側からCsl蛍光体36を蒸着
法により均一の膜厚に蒸着する。
次に、真空中でCsl蛍光体36を蒸着した基板33を
、Csl蛍光体36の融点よりもやや高めの温度(63
0℃〜680℃)に加熱してCsl蛍光体36を溶かし
、基板33の小孔3つの中へ充填させる。この際、基板
33の昇温スピード及び降温スピードは十分大きくする
ことにより、Csl蛍光体36の蒸発ロスを防ぐことが
出来る。又、Csl蛍光体36の蒸着膜厚は、真空中溶
融により基板33の小孔39の内部がほぼ完全にCsl
蛍光体36で満たされ、且つ小孔39の外部に余分のC
sl蛍光体36が残存しないような値に選ぶ必要がある
このようにして基板33の小孔39の中にCsl蛍光体
36を充填した後、X線が入射する凸面側に光反射材、
例えばアルミニウムの蒸着層37を形成し、光電面を形
成する凹面側には透明導電膜38を形成することにより
、入力蛍光面が得られる。
このようにして得られた入力蛍光面をX線イメージ管に
組込んだ後、入力蛍光面上に光電面を形成して人力面を
得る。
さて、上記のようなこの発明のX線イメージ管において
は、Csl蛍光体36の蛍光波長における屈折率は約1
.78であり、低屈折率物質層35つまり酸化シリコン
の蛍光波長における屈折率は約1.46である。従って
、基板33の小孔3つの中に充填されたCsl蛍光体3
6がX線を吸収して発光した光の一部は、低屈折率物質
層35とCsl蛍光体36との界面で全反射を繰返し、
殆ど強度を弱めることなく小孔39の中を伝播して光電
面に入射する。その他の蛍光も白金のコーティング層で
ある光反射層34の表面で反射を繰返し、隣の小孔39
へと拡散することなく、有効に光電面へと入射すること
が出来る。
小孔39の体積占有率に対応して、その中に充填される
Csl蛍光体36の体積占有率も約70%と低下するが
、小孔39の深さが600μmあるため、従来の蒸着法
によって作られた400μmの膜厚のCsl蛍光体層と
同等のX線の吸収効率を保つことが出来る。又、Csl
蛍光体36は、溶融して小孔3つに充填されているため
、蛍光に対する透過率は従来の蒸着膜よりも高い値が得
られた。
又、入力蛍光面の表面(光電面が形成される側)はほぼ
完全な連続面となっており、その表面に透明導電膜38
を形成した後、形成される光電面の感度は従来に比べて
高い値が得られた。
約90μm径の小孔39の中に充填されたCsl蛍光体
36によって発光した光は、この小孔39の外部に拡散
伝播することが全くなく、従来の入力蛍光面に見られる
光の拡散によるぼけが全くなくなった。又、小孔39の
長さ方向の向きが、はぼX線の入射方向に揃っているた
め、入力蛍光面の周辺においても、従来の入力蛍光面に
見られるX線斜入射による蛍光のはけがなくなった。
上記のような結果、この実施例1によれば、従来に比べ
限界解像度が5CN7p/amから5647p/amへ
と向上し、空間周波数209p / c mにおけるM
TF値も25%から60%へと向上した。周辺位置の限
界解像度も、従来の46fIp/cmから54.Qp/
cmへと向上した。
又、感度も従来に比べて約10〜20%高い値を得るこ
とが出来た。
(実施例2) 第6図は、この発明における入力蛍光面の実施例2を示
したものである。
即ち、第6図において、第1蛍光而41は、実施例1と
同一の手順に従ってCsl蛍光体46を結晶ガラスから
なる基板43の小孔50の中に充填することによって得
られた入力蛍光面である。
但し、この場合、凸面側に光反射層は形成していない。
図中の44は光反射層、45は低屈折率物質層である。
更に49は、第1蛍光面41の凸面側に従来の蒸着法に
よって積層形成されたCsI蛍光体からなる第2蛍光面
である。この第2蛍光i!11i49の膜厚分布は、第
1蛍光面41と第2蛍光面49とを合わせた人力蛍光面
42の膜厚が、X線イメージ管に組込まれてX線撮影を
行なう際に、人力蛍光面42のどの場所においてもX線
の吸収特性が均一になるように調整されている。
即ち、第7図に示すように入力蛍光面42の任意の位置
Xを透過するX線が入力蛍光面42を透過する距離R(
x)は、Xの値によらず一定となるように第2蛍光面4
9の膜厚分布を選ぶ。具体的には、中心位置(x−0)
においては、第2蛍光面49の膜厚を250μmとし、
周辺に行く程より薄くなるような膜厚分布とする。
第2蛍光1j49の表面(凸面側)には、光反射コーテ
ィングとしてアルミニウムの蒸着層47が形成されてい
る。又、第1蛍光面41の表面(凹面側)には、酸化イ
ンジウム・スズからなる透明導電膜48が形成されてい
る。
このような入力蛍光面42を、X線イメージ管に組込ん
だ後、入力蛍光面42上に光電面を形成して入力面を得
ることが出来る。
さて、この実施例2では、従来よりも蛍光の拡散による
ぼけが少ない第1蛍光面41と従来よりも膜厚が薄い第
2蛍光面49とを積層させることにより、従来の約40
0μmの膜厚を有する入力蛍光面に比べて、蛍光の拡散
によるはけを少なくすることが出来る。
又、従来の膜厚400μmに比べて850μmと螢光層
の膜厚が厚いため、X線の吸収効率が増大する。又、中
心と周辺とでX線の吸収特性を均一にすることが出来る
更に、この実施例2によれば、従来に比べ限界解像度が
50.lJp/amから52Ωp/Cmへと向上し、空
間周波数2047p/cmにおけるMTF値も25%か
ら30%へと向上した。
又、従来に比べより少ないX線量で同等の画質を得るこ
とが出来、入射X線量を同一にした場合、従来に比べて
ノイズが少ないX線画像を得ることが出来た。
又、X線イメージ管を用いてエネルギーサブトラクショ
ン撮影を行なう場合、中心から周辺部まで均一な画像を
得ることが出来た。
又、螢光層の膜厚が厚いため、感度も従来に比べて30
〜40%向上することが認められた。
尚、上記実施例1及び実施例2では、小孔39.50は
貫通孔であったが、小孔は非貫通孔の場合もある。
又、上記実施例1及び実施例2では、感光性ガラスから
なる基板に多数の小孔を穿設した後、上記基板を熱間プ
レスで曲面状に形成したが、現像処理及び再露光処理の
後に熱間プレスで曲面状に形成を行なった後、エツチン
グ処理により小孔を穿設しても良い。
但し、その場合には、エツチング処理後、再度700〜
900℃の温度範囲で過熱処理を行ない、基板に結晶化
させる必要がある。
又、上記実施例1及び実施例2では、光反射層34.4
4は小孔39.50の内壁に直接設けられていたが、間
接的に設けても良い。
更に、上記実施例1及び実施例2では、低屈折率物質層
35.45は小孔3つ、50の内壁に間接的に設けられ
ていたが、直接設けても良い。
[発明の効果] この発明によれば、X線吸収率が優れており、小孔に充
填される蛍光物質がX線を吸収して発光した光は、小孔
の内壁で反射を繰り返し、殆ど強度を弱めることなく、
小孔の中を伝播して表面に到達する。従って、蛍光は面
に平行な方向には小孔の径以上に拡散することがなく、
この結果、従来よりも高い限界解像度を得ることが出来
る。又、光の拡散が起こらないため、中間的な空間周波
数帯においてもMTFを大幅に向上させることが出来る
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るX線イメージ管の入
力蛍光面を拡大して示す断面図、第2図乃至第5図はこ
の発明の一実施例に係るX線イメジ管の製造方法(基板
の製造方法)を示す断面図、平面図、断面図、断面図、
第6図はこの発明の他の実施例に係るX線イメージ管の
入力蛍光面を拡大して示す断面図、第7図は第6図の入
力蛍光面とX線管からのX線との関係を示す説明図、第
8図は従来のX線イメージ管を使用した被写体観察シス
テムを示す断面図、第9図は従来のX線イメージ管にお
ける入力蛍光面を示す断面図である。 33.43・・・基板、34.44・・・光反射層、3
5.45・・・低屈折率物質層、36.46・・・Cs
l蛍光体(蛍光物質)、39.50・・−小孔。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 図 第 図 第 図 すへ゛ 到7 図 第 図 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入射X線像を入力蛍光面で蛍光像に変換し、この
    蛍光像を上記入力蛍光面上に直接又は間接に形成された
    光電面により光電子像に変換し、この光電子像を加速集
    束して出力蛍光面に入射させ電子工学的に増倍して出力
    蛍光像を得るX線イメージ管において、 上記入力蛍光面は、少なくとも、結晶化ガラスからなり
    多数の小孔が穿設された基板と、上記小孔に充填された
    蛍光物質とからなり、 且つ上記小孔はその最大内径と深さの比が 0.5以下に設定されてなることを特徴とするX線イメ
    ージ管。
  2. (2)入射X線像を入力蛍光面で蛍光像に変換し、この
    蛍光像を上記入力蛍光面上に直接又は間接に形成された
    光電面により光電子像に変換し、この光電子像を加速集
    束して出力蛍光面に入射させ電子工学的に増倍して出力
    蛍光像を得るX線イメージ管において、 上記入力蛍光面は、少なくとも、結晶化ガラスからなり
    多数の小孔が穿設された基板と、上記小孔の内壁に形成
    された低屈折率物質層と、上記小孔に充填された蛍光物
    質とからなることを特徴とするX線イメージ管。
  3. (3)感光性ガラスからなる基板に多数の小孔を穿設す
    る工程と、 上記基板を熱間プレスで曲面状に形成する工程と、 上記各小孔に蛍光物質を充填し入力蛍光面を得る工程と
    、 を少なくとも具備することを特徴とするX線イメージ管
    の製造方法。
JP63305785A 1988-12-02 1988-12-02 X線イメージ管及びその製造方法 Pending JPH02152143A (ja)

Priority Applications (4)

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