JP6504851B2 - 放射線撮像装置、及び放射線撮像システム - Google Patents

放射線撮像装置、及び放射線撮像システム Download PDF

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本発明は、放射線撮像装置、及び放射線撮像システムに関する。
放射線を光に変換するシンチレータと、光を電気信号に変換する撮像基板とを有する放射線撮像装置において、シンチレータで吸収されなかった放射線が撮像基板に達する。これによって、撮像基板の特性劣化や寿命低下を引き起こす場合があることが知られている。特許文献1には、放射線から撮像基板を保護するため、シンチレータと撮像基板との間に、放射線を吸収し、光を透過する光ファイバアレイを配する構成が開示されている。
特開2011−117966号公報
シンチレータと撮像基板との間に配置される中間体には、放射線を吸収するだけでなく、得られる画像を劣化させないことが望まれる。本発明は、放射線撮像装置において、画像の劣化を抑制しつつ、放射線から撮像基板を保護する技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明の一部の実施形態に係る放射線撮像装置は、放射線を光に変換するシンチレータと、光を光電変換する複数の光電変換素子がアレイ状に配されたセンサパネルと、シンチレータを透過した放射線を吸収するためにシンチレータとセンサパネルとの間に配された中間体と、を有する放射線撮像装置であって、中間体は、所定の形状を有する複数の区画を定義する隔壁部と、隔壁部によって区画された領域に配され、シンチレータで変換された光を散乱することを抑制しながらセンサパネルに伝搬させる複数の光アレイ部と、光アレイ部と隔壁部との界面に配された界面層と、を含み、界面層は、金属を含み、隔壁部が、樹脂及びガラスの少なくとも何れか一方を含むことを特徴とする。また、本発明の他の一部の実施形態にかかる放射線撮像装置は、放射線を光に変換するシンチレータと、光を光電変換する複数の光電変換素子がアレイ状に配されたセンサパネルと、シンチレータを透過した放射線を吸収するためにシンチレータとセンサパネルとの間に配された中間体と、を有する放射線撮像装置であって、中間体は、所定の形状を有する複数の区画を定義する隔壁部と、隔壁部によって区画された領域に配され、シンチレータで変換された光を散乱することを抑制しながらセンサパネルに伝搬させる複数の光アレイ部と、光アレイ部と隔壁部との界面に配された界面層と、を含み、界面層は、金属を含み、隔壁部が、金属粒子の添加された樹脂及びガラスの少なくとも何れか一方を含むことを特徴とする。また、本発明の他の一部の実施形態にかかる放射線撮像装置は、放射線を光に変換するシンチレータと、光を光電変換する複数の光電変換素子がアレイ状に配されたセンサパネルと、シンチレータを透過した放射線を吸収するためにシンチレータとセンサパネルとの間に配された中間体と、を有する放射線撮像装置であって、中間体は、所定の形状を有する複数の区画を定義する隔壁部と、隔壁部によって区画された領域に配され、シンチレータで変換された光を散乱することを抑制しながらセンサパネルに伝搬させる複数の光アレイ部と、を含み、隔壁部が、金属粒子の添加された樹脂及びガラスの少なくとも何れか一方であり、隔壁部が、光アレイ部と接する表面にマイクロクラックを有することを特徴とする。
上記手段により、放射線撮像装置において、画像の劣化を抑制しつつ、放射線から撮像基板を保護する技術が提供される。
本発明に係る放射線撮像装置の概略構成図。 本発明に係る放射線撮像装置の撮像基板の受光面の拡大図。 従来構造に用いる光ファイバアレイを示す図及び断面図。 本発明に係る放射線撮像装置の断面図。 本発明の第1の実施形態に係る中間体の製造方法を示す工程図。 本発明の第2の実施形態に係る中間体の製造方法を示す工程図。 本発明の第3及び第4の実施形態に係る中間体の製造方法を示す工程図。 本発明に係る放射線撮像装置を用いた放射線撮像システムの構成例を説明する図。
以下、本発明に係る放射線撮像装置の具体的な実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面において、複数の図面に渡って共通の構成については共通の符号を付している。そのため、複数の図面を相互に参照して共通する構成を説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。
第1の実施形態
図1から図5を参照して、本発明の第1の実施形態による放射線撮像装置を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における放射線撮像装置100を示す斜視図である。放射線撮像装置100は、センサパネル120、シンチレータパネル140、及びセンサパネル120とシンチレータパネル140との間の中間体130を含む。図1において、センサパネル120、中間体130及びシンチレータパネル140は、それぞれ離れて描かれているが、例えば接着剤や、粘着剤など固定するための部材を介して貼り合わせ、接続して用いられる。
センサパネル120は、撮像基台121、撮像基板固定材122及び撮像基板123を含む。図1において、複数の小判の撮像基板を用いて単一の撮像面を形成する撮像基板123が描かれているが、本実施形態はこれに限られるものでない。例えば1つの大判の撮像基板で、単一の撮像基板123を構成してもよい。撮像基板123として、結晶シリコンにCMOSセンサを形成した撮像基板や、非晶質シリコンにPINセンサを形成した撮像基板などを用いてよい。図2に、シンチレータからの光が入射する撮像基板123の受光面の拡大図を示す。撮像基板123の受光面は、2次元アレイ状に複数の画素124が並ぶ。画素は一定のピッチ126で並ぶ。また画素124中には、光電変換素子125や他の回路素子(不図示)、配線(不図示)などが配され、光電変換素子125は、シンチレータから入射した光を電気信号に変換する。光電変換素子125は、一定のピッチ127で配される。本実施形態において、ピッチ126とピッチ127とは、同じピッチである。
シンチレータパネル140は、シンチレータ基台141、及びシンチレータ142を含む。シンチレータ基台141には、放射線の透過性の優れた材料を用いることが望ましく、例えばアルミニウムや、アモルファスカーボンなどが用いられる。シンチレータ142は、入射した放射線を光に変換する。シンチレータ142に用いられる材料として、例えばテルビウムをドープした酸硫化ガドリニウム(GOS)や、ヨウ化セシウム(CsI)などが広く用いられる。GOSを用いる場合、例えばシンチレータ基台141にGOSを含む樹脂と有機溶剤の混合ペーストの塗布し、その後、乾燥させることによって、シンチレータパネル140を形成する。またCsIを用いる場合、例えばシンチレータ基台141にCsIを蒸着し、シンチレータパネル140を形成する。
被検体(不図示)を透過した放射線は、放射線撮像装置100のシンチレータパネル140の側から入射する。シンチレータ基台141を透過した放射線は、シンチレータ142に入射し、シンチレータ142は、この放射線を光に変換する。シンチレータ142で発生した光は、中間体130を透過して撮像基板123の受光面に達し、撮像基板123に配された画素124中の光電変換素子125によって電気信号に変換される。この電気信号を基に、信号処理部(不図示)で信号処理を行い、被検体(不図示)を透過した放射線の情報を有する画像を生成する。
シンチレータ142は、厚く形成された場合においても、すべての放射線を吸収することは難しい。このため入射した放射線の一部は、シンチレータパネル140を透過し、撮像基板123に入射する。撮像基板123に入射した放射線は、撮像基板123に形成された画素124の光電変換素子125や他の回路素子などの短寿命化、特性劣化などを引き起こす可能性がある。
シンチレータ142で吸収されなかった放射線を吸収し、なおかつシンチレータ142で発生した光を透過する中間体を撮像基板123とシンチレータ142との間に配置する方法が提案されている。これによって、撮像基板123の短寿命化や特性劣化を防止する。従来、中間体として光ファイバアレイ(ファイバオプティックプレート(Fiber Optic Plate:FOP)とも称される)が、広く用いられている。図3に、FOP330を示す。FOP330は、光透過部となる光ファイバ331を多数束ねた構造になっている。光の拡散を防止するため、光ファイバ331を束ねるファイバ間部材332は、光ファイバ331と屈折率の異なる例えば樹脂などの部材を用いる。
図4(a)に、本実施形態における中間体130を用いた放射線撮像装置100の断面図を示す。また比較構造として、中間体としてFOP330を用いた放射線撮像装置400を図4(b)に示す。
中間体130は、所定の形状を有する複数の区画を定義する隔壁部132と、隔壁部132によって区画された領域に配され、シンチレータ142で変換された光をセンサパネル120に透過させる複数の光アレイ部131を含む。光アレイ部131は、シンチレータ142で変換された光を、隔壁部132との界面で光アレイ部131外への散乱を抑制しながらセンサパネル120に伝搬させる。本実施形態において、光アレイ部131は、格子状に形成された隔壁部132によって互いに隔てられており、アレイ状に配置される。光アレイ部131は、シンチレータ142と撮像基板123の画素124との間で、光電変換素子125を覆うように形成されてよい。隔壁部132は、シンチレータ142と撮像基板123の画素124との間で、互いに隣接する光電変換素子125の間の部分を覆うように形成されうる。
また光電変換素子125と光アレイ部131との間の配列の位置関係が、センサパネル120に渡り均一であってよい。また少なくとも1つの光電変換素子125と少なくとも1つの光アレイ部131とが互いに整合するように、複数の光電変換素子125と複数の光アレイ部131とがセンサパネル120及び中間体130に渡って配列していてもよい。このように配列することによって、光電変換素子125と光アレイ部131との間の配置の不整合に起因し、それぞれの光電変換素子125の開口率が変化することによって生じる撮像基板123で得られる画像のむらが抑制される。
中間体130の隔壁部132及び隔壁部132に区画される光アレイ部131は、センサパネル120上に、所定の形状で所定の位置に配されうる。例えば光アレイ部131が、光電変換素子125の形成されるピッチ127の自然数倍のピッチで形成されてもよい。例えば、光アレイ部131が光電変換素子125と同じピッチ127を有するように、隔壁部132及び光アレイ部131が配されてもよい。この場合、1つの光電変換素子125の上に1つの光アレイ部131が配置され、これらが複数、アレイ状に配置される。また例えば、光アレイ部131が、ピッチ127の2倍のピッチを有するように、隔壁部132及び光アレイ部131が配されてもよい。この場合、2次元に縦横2つずつ、計4つの光電変換素子125の上に、1つの光アレイ部131が配置され、これらがアレイ状に配置される。また例えば、光アレイ部131が、縦方向にピッチ127と同じピッチ、横方向にピッチ127の2倍のピッチを、それぞれ有するように配されてもよい。この場合、2つの光電変換素子125の上に1つの光アレイ部131が配置される。また何れの場合であっても、隔壁部132は、画素124のうち光電変換素子125の配されない部分に形成されるとよい。
本実施形態において、光アレイ部131は、光電変換素子125と同じピッチ127で形成され、隔壁部132は、互いに隣接する光電変換素子125の間に形成される。また光アレイ部131及び隔壁部132は、光電変換素子125の形状と整合するように配される。具体的には、矩形の光電変換素子125と整合するように、隔壁部132は矩形の開口を有する格子形状に形成され、1つ1つの光アレイ部131が矩形となるように分割する。更に隔壁部132で分割された光アレイ部の光アレイ部131は、それぞれ1つの光電変換素子125ごとに配される。
光アレイ部131及び隔壁部132は、シンチレータ142で吸収されなかった放射線を吸収しうる。また隔壁部132の放射線の吸収率は、光アレイ部131の放射線吸収率よりも高くてもよい。また光アレイ部131は、シンチレータ142で発生した光を光電変換素子125へ伝搬する。ここで中間体130の放射線吸収率は20%以上であることが望ましい。放射線吸収率とは、中間体130に入射した放射線のうち、中間体130を透過せずに吸収された放射線の割合を表す。また光アレイ部131及び隔壁部132それぞれの放射線吸収率は、例えばそれぞれに用いる部材の放射線の吸収率を測定することによって求めることが可能である。また中間体130の光透過率が80%以上であることが望ましい。光透過率とは、シンチレータ142で発生し中間体130に入射した光のうち、中間体130に吸収されずに透過する光の割合を表す。光透過率は、例えばJIS規格 R 3106に準拠して測定されうる。例えば中間体130に同じ構成及び材料を用いた場合、中間体130の厚みの厚い方が、放射線の吸収率は高くなり、また光透過率は低くなる。また本実施形態において、光アレイ部131は、入射した放射線を光に変換しなくてもよい。このため光アレイ部131の中にシンチレータを含まなくてもよい。
光アレイ部131及び隔壁部132として、例えば樹脂や、ガラスなどが用いられる。光アレイ部131及び隔壁部132に樹脂を用いる場合、例えば熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂などが用いられる。熱可塑性樹脂として、例えばアクリロニトリルスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリル、ポリアミド、ポリカーボネート、四フッ化エチレン、エチレン酸ビコポリマーなどが用いられる。また熱硬化性樹脂として、例えばフェノール樹脂、メラミン、不飽和ポリエステル、エポキシなどが用いられる。またガラスを用いる場合には、例えば主成分としてシリコンの酸化物であるケイ酸を含むものが用いられる。ケイ酸以外の成分として、例えば酸化ソーダ、酸化石灰、酸化マグネシウム、アルミナ、酸化鉛、酸化カリ、ホウ酸、酸化リチウム、酸化チタンなどが含まれる。また隔壁部132として、金属や半導体などが用いられる。金属及び半導体として、例えばアルミニウム、シリコン、チタン、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、ゲルマニウム、ストロンチウム、銀、インジウム、スズ、アンチモン、バリウム、鉛、ビスマスなどや、これらを含む合金が用いられる。
光アレイ部131及び隔壁部132に樹脂を用いる場合、中間体130に樹脂のみの部分が生じるため、例えば金属や金属酸化物などの金属粒子を樹脂に添加することによって、放射線の吸収率を向上させるとよい。また金属の中でも、重金属を用いることが望ましい。ここで重金属とは、比重が4g/cm以上の金属のことを言う。添加する金属粒子として、例えばストロンチウム、鉛、バリウムや、その酸化物、例えば酸化鉛(PbO)などを用いてもよい。またガラスを光アレイ部131及び隔壁部132に用いる場合も、ガラス中に金属粒子を添加し用いてもよい。
次に光アレイ部131と隔壁部132との界面について説明する。一般的に、シンチレータ142と撮像基板123との間の距離が短くなるほど、得られる画像の鮮鋭度が高くなる。これは、シンチレータ142と撮像基板123との間の距離が短いほど、シンチレータ142から発せられた光が撮像基板123に達するまでに拡散し難いためである。このためシンチレータ142と撮像基板123との間に中間体130を配置することは、鮮鋭度の観点から望ましくない。中間体130を配置したことによる画像の鮮鋭度の劣化を抑制するため、本実施形態において光アレイ部131と隔壁部132との界面は、シンチレータ142の発する光を反射する反射面を有する。入射した光のうち、光アレイ部131を直進して通過できない一部の光が、光アレイ部131と隔壁部132との界面に当たった場合においても、この反射面で反射し光アレイ部131外への散乱を抑制しながら、光アレイ部131を伝搬することが可能となる。これによって、中間体130を配置した場合においても、光の拡散を抑制し、シンチレータ142の発する光を撮像基板123に伝搬させ、鮮鋭度の劣化を防ぐことが可能となる。
例えば中間体130が、光アレイ部131と隔壁部132との界面に配された反射面となる界面層を更に有してもよい。界面層として、例えば上述した金属を例えばスパッタ法を用いて形成し、これを反射面として用いてもよい。また界面層として、酸化チタン(TiO)や酸化ストロンチウム(SrO)など金属を含む酸化物の反射性顔料を塗布し、これを反射面として用いてもよい。また例えば、隔壁部132を金属や半導体などで形成し、光アレイ部131と隔壁部132との界面で光を反射する反射面としてもよい。また例えば、樹脂やガラスにTiOやSrOなどの金属を含む酸化物の反射性顔料を添加し隔壁部132を形成し、光アレイ部131と隔壁部132との界面で光を反射させ反射面としてもよい。光アレイ部131と隔壁部132との界面に光を反射する反射面を有することによって、光アレイ部131を通過する光の拡散が抑制され、得られる画像の鮮鋭度の劣化を防ぐことが可能となる。
光アレイ部131と隔壁部132との界面が光を反射することによって、得られる画像の鮮鋭度の劣化を抑制できるため、中間体130の厚みを厚くしてもよい。中間体130を厚くすることによって、放射線の吸収率を高めることが可能となる。また、中間体130の厚みの上限は、先述した光透過率によって決定される。例えば、中間体130の厚さを、1mm以上10mm以下とするとよい。
ここで本実施形態の効果について説明する。比較構造の放射線撮像装置400の場合、撮像基板123の上に中間体としてFOP330が配される。放射線撮像装置400の撮像基板123の光電変換素子125の上には、FOP330の光ファイバ331の1本1本が細いため、光透過部となる光ファイバ331とファイバ間部材332との両方が配される。光ファイバ331と比較して、ファイバ間部材332の光透過率が低い場合がある。また光ファイバ331とファイバ間部材332との形状、配する位置を撮像基板123上で任意に決定することは難しい。このためそれぞれの光電変換素子125上の開口率を一定に保ち難く、得られる画像にむらができる可能性がある。また光電変換素子125上に配されるファイバ間部材332によって光電変換素子125に到達する光が減少してしまい、シンチレータ142で発生した光の変換効率が劣化してしまう可能性がある。また一般に樹脂などを用いるファイバ間部材332の放射線吸収率は、光ファイバ331よりも劣り、FOP330の中で放射線吸収率の低い部分が局所的に発生する場合がある。このため画素124の光電変換素子125や、他の回路素子などに対して局所的な特性劣化による不具合の発生や、放射線撮像装置の短寿命化を引き起こしてしまう可能性がある。
一方、本実施形態による放射線撮像装置100において、所定の形状を有する隔壁部132によって、光アレイ部131の配される領域が決定される。このため、撮像基板123の光電変換素子125に対して、光を伝搬させる光アレイ部131の形状や位置など、中間体130の設計の自由度が生じる。本実施形態において、光電変換素子125の上には、光アレイ部131のみが配され、隔壁部132は配されない。このため、シンチレータ142で発生した光は、効率的に光電変換素子125へ導入され、光電変換することが可能となる。また本実施形態において、互いに隣接する光アレイ部131の間の隔壁部132は、金属や半導体を含み形成され、FOP330のファイバ間部材332と比較して、放射線の吸収率を向上できる。このため、中間体130の全域で撮像基板123に到達する放射線の量を減らすことができる。このため、局所的な不具合の発生を抑制し、また放射線撮像装置の放射線の照射による劣化を抑制しながら、シンチレータ142で発生した光をより多く透過し、鮮鋭度の劣化を抑制する放射線撮像装置100が実現する。
次いで、図5を用いて中間体130の製造方法について説明する。本実施形態において、光アレイ部131に上述した樹脂又はガラスを、隔壁部132に感光性ペーストを、それぞれ用いた場合について説明する。感光性ペーストとは、上述した樹脂又はガラスの中に感光性の成分を含み、紫外光などの光の照射、及び現像処理によって所望の形状を形成することのできる材料である。
最初に、隔壁部132を形成する隔壁部形成工程を行う。図5(a)に示すように、ガラスなどの基板501の上に透明下地層502を形成し、この上に感光性ペースト503を、例えばスリットコート法やスピンコート法などを用いて塗布する。感光性ペースト503は、放射線の吸収率の向上のために、例えばPbOなどの金属粒子が添加されていてもよい。これによって、例えば感光性ペースト503が樹脂である場合でも、形成される隔壁部の放射線の吸収率の向上が可能となる。次いで図5(b)に示すように、感光性ペースト503の上にマスク504を配し露光を行う。ここで、マスク504は、形成される隔壁部132によって囲まれる互いに隣接する光アレイ部131同士のピッチが撮像基板123の光電変換素子125のピッチ127と整合するように設計されたマスクを用いることが望ましい。次に現像行い、図5(c)に示すように、光の照射された部分が開口し、光の照射されなかった部分が格子状に残るパターンが形成される。その後、例えば500℃で30分の焼成を行うことによって有機成分である感光性の成分を揮発させ、所定の形状を有する隔壁部132が形成される。本実施形態のように、マスク504を用いたリソグラフィー工程を用いることによって、所定の位置に所定の形状を有する区画を定義する隔壁部132を形成することが可能となる。このときの状態を図5(d)に示す。
次いで、図5(e)に示すように、基板上に形成された格子状のパターンの上に、例えばスパッタ法による金属の形成や、TiOなどの金属を含む酸化物の反射性顔料を用いた塗布によって、界面層133を形成する反射面形成工程を行う。以上の工程によって、光アレイ部131との界面となる隔壁部132を構成する開口の側面に界面層133が形成される。
次に光アレイ部形成工程を行う。図5(f)に示すように、界面層133の形成された隔壁部132の格子状に囲まれた開口した部分に、粉末状の樹脂又はガラス505を充填する。この粉末状の樹脂又はガラス505は、放射線の吸収率の向上のために、例えばPbOなどの金属粒子が添加されていてもよい。その後、加熱、焼成を行い粉末状の樹脂又はガラス505を溶かし、図5(g)に示すように、格子状に囲まれた部分に樹脂又はガラス506を固定し光アレイ部131が形成される。このとき例えば粉末状の樹脂又はガラス505が樹脂の場合、100℃程度の温度に昇温することによって、開口部分に固定する。最後に例えばバックグライディング法によって、基板501、透明下地層502及び界面層133の一部を除去する。以上の工程によって図5(h)に示す所定の形状を有する区画を定義する隔壁部132、隔壁部132に区画された光アレイ部131、及び光アレイ部131と隔壁部132との界面に配された反射面となる界面層133を含む中間体130が形成される。
中間体130の光アレイ部131及び隔壁部132は、放射線を吸収する。また光アレイ部131を直進できなかった光は、反射面で反射され光アレイ部131外への散乱を抑制しながら、光アレイ部131を通過、伝搬することが可能である。これによって、撮像基板123を放射線から保護しつつ、鮮鋭度の高い画像を得ることが可能となる。
また光を透過しなくてもよい隔壁部132は、光透過率が低くてもよいため、光アレイ部131よりも放射線を吸収するための金属や半導体、又はそれらの酸化物を多く混ぜ込むことができる。これによって隔壁部132の方が、光アレイ部131よりも放射線の吸収率が高くなってもよい。これによって、中間体130の全体の放射線吸収率を向上させることが可能となる。また本実施形態の製造方法は、大判化の難しいFOPとは異なり、大判化の進む撮像基板123に対応することが可能であり、大判の中間体130を製造することが可能である。
形成された中間体130をセンサパネル120及びシンチレータパネル140と貼り合わせることによって、放射線撮像装置100が形成される。この貼り合わせる工程のうち、中間体130をセンサパネル120の撮像基板123と貼り合わせる際に、撮像基板123の画素124中の光電変換素子125と、中間体130の光アレイ部131とが重なるように貼り合わせることが望ましい。これによって、シンチレータ142で発生した光の効率的な光電変換が可能となる。
第2の実施形態
図6を参照して、本発明の第2の実施形態による放射線撮像装置を説明する。図6は、本発明の第2の実施形態における中間体630の製造方法について説明する図である。本実施形態において、中間体の構造が第1の実施形態と異なる。これ以外の構成などは、第1の実施形態と同じであってよい。
図6を用いて本実施形態の中間体630の製造方法について説明する。本実施形態において、光アレイ部131に上述した感光性ペーストを、隔壁部132に金属を、それぞれ用いる。
本実施形態において、隔壁部形成工程の前に光アレイ部形成工程を行う。図6(a)に示すように、ガラスなどの基板501の上に透明下地層502を形成し、その上に感光性ペースト503を、例えばスリットコート法やスピンコート法などを用いて塗布する。この感光性ペースト503は、放射線の吸収率の向上のために、例えばPbOなどの金属粒子が添加されていてもよい。次いで図6(b)に示すように、感光性ペースト503の上にマスク601を配し露光を行う。ここで、マスク601は、形成される互いに隣接する光アレイ部131同士のピッチが撮像基板123の光電変換素子125のピッチ127と整合するように設計されたマスクを用いることが望ましい。次に現像行い、図6(c)に示すように、光の照射された部分が格子状の溝となり、また光の照射されなかった部分に島状のパターンが形成される。その後、例えば500℃で30分の焼成を行うことによって有機成分である感光性の成分を揮発させ、感光性ペーストから、樹脂又はガラスが生成され光アレイ部131が形成される。このときの状態を図6(d)に示す。
次いで、隔壁部形成工程を行う。図6(e)に示すように、基板上に形成された樹脂又はガラスの光アレイ部131の上に、金属602を用いた金属板を配する。ここで金属602は、例えば半田などの融点の低い金属や合金が望ましい。例えば上述した金属を含む半田を用いてもよい。次に図6(f)に示すように、加熱することによって金属602を溶かし、基板上に形成された格子状の溝の部分に、金属602を充填する。金属602が半田だった場合、加熱する際の温度は、例えば300℃程度である。これによって所定の形状を有する隔壁部132が形成される。本実施形態において、反射面は金属で形成された隔壁部132の表面を、そのまま用いる。その後、図6(g)に示すように、例えば研磨法によって表面の余剰な金属602を削り取る。最後に基板501を剥離する。本実施形態において透明下地層502は剥離しないが、透明下地層502を剥離してもよい。以上の工程によって図6(h)に示す感光性ペーストから生成された樹脂又はガラスによる光アレイ部131と、金属で形成された隔壁部132とを含み、光アレイ部131と隔壁部132との界面で光を反射する反射面を有する中間体630が形成される。本実施形態においても、隔壁部132は、所定の形状を有する区画を定義し、隔壁部132によって区画された領域に光アレイ部131が配される。
本実施形態の中間体630においても、第1の実施形態に示す中間体130と同様に光アレイ部131及び隔壁部132は放射線を吸収する。また光アレイ部131を直進できなかった光は、反射面で反射され光アレイ部131外への散乱を抑制しながら、光アレイ部131を伝搬することが可能である。これによって、本実施形態の中間体630は、中間体130と同様の効果を有する。また隔壁部132は、金属で形成されるため、隔壁部132の方が、光アレイ部131よりも放射線の吸収率が高くなってもよい。これによって中間体130の全体の放射線吸収率を向上することが可能となる。
第3の実施形態
図7(a)〜(d)を参照して、本発明の第3の実施形態による放射線撮像装置を説明する。図7(a)〜(d)は、本発明の第3の実施形態における中間体730の製造方法について説明する図である。本実施形態において、中間体の構造が第1及び第2の実施形態と異なる。これ以外の構成などは、第1及び第2の実施形態と同じであってよい。
図7(a)〜(d)を用いて本実施形態の中間体730の製造方法について説明する。本実施形態において、光アレイ部131に上述した樹脂又はガラスを、隔壁部132に半導体としてシリコンを、それぞれ用いる。
本実施形態において、光アレイ部形成工程の前に隔壁部形成工程を行う。図7(a)に示すように、半導体基板であるシリコン基板701の上にフォトレジストを用い、露光及び現像工程を用いレジスト702を形成する。ここで、レジスト702は、形成される隔壁部132によって互いに隣接する光アレイ部131同士のピッチが撮像基板123の光電変換素子125のピッチ127と整合するように設計されたマスクを用いることが望ましい。次いで例えばドライエッチング法やウエットエッチング法を用いて、シリコン基板のエッチングを行う。エッチングすることによって、図7(b)に示すような、格子状の所定の形状を有する区画を定義する隔壁部132が形成される。格子状のパターンを形成した後、シリコン表面の開口した側面に上述した金属を、スパッタ法などを用いて形成し反射面となる界面層133としてもよいし、TiOやSrOなどの金属を含む酸化物の反射性顔料を塗布して反射面となる界面層133としてもよい。またシリコン表面を反射面として、そのまま用いてもよい。次に光アレイ部形成工程を行う。図7(c)に示すように、シリコン基板上の格子状の隔壁部132に囲まれた開口した部分に、粉末状の樹脂又はガラスを充填する。この樹脂又はガラスは、放射線の吸収率の向上のために、例えばPbOなどの金属粒子が添加されていてもよい。その後、加熱、焼成を行い、粉末状の樹脂又はガラスを溶かし、格子状のパターンに囲まれた部分に樹脂又はガラスを固定し光アレイ部131を形成する。最後に例えばバックグライディング法などによって、シリコン基板701や、固定された樹脂又はガラスの不要な部分を除去する。以上の工程によって図7(d)に示す樹脂又はガラスによる光アレイ部131と、シリコンによって形成された隔壁部132とを含み、光アレイ部131と隔壁部132との界面で光を反射する反射面を有する中間体730が形成される。本実施形態においても、隔壁部132は、所定の形状を有する区画を定義し、隔壁部132によって区画された領域に光アレイ部131が配される。
本実施形態の中間体730においても、第1及び第2の実施形態に示す中間体130及び中間体630と同様に光アレイ部131及び隔壁部132は放射線を吸収する。また光アレイ部131を直進できなかった光は、反射面で反射され光アレイ部131外への散乱を抑制しながら、光アレイ部131を透過、伝搬することが可能である。これによって、本実施形態の中間体730は、中間体130及び中間体630と同様の効果を有する。また隔壁部132は、シリコンで形成され、隔壁部132の方が、光アレイ部131よりも放射線の吸収率が高くなってもよい。これによって、中間体130の全体の放射線吸収率を向上することが可能となる。
第4の実施形態
図7(e)〜(g)を参照して、本発明の第4の実施形態による放射線撮像装置を説明する。図7(e)〜(g)は、本発明の第4の実施形態における中間体731の製造方法について説明する図である。本実施形態において、中間体の構造が第1、第2及び第3の実施形態と異なる。これ以外の構成などは、第1、第2及び第3の実施形態と同じであってよい。
図7(e)〜(g)を用いて本実施形態の中間体731の製造方法について説明する。本実施形態の光アレイ部131及び隔壁部132に用いられる材料として、例えば上述した樹脂やガラスなどの透明基板703を用いる。この透明基板703は、放射線の吸収率の向上のために、例えばPbOなどの金属粒子が添加されていてもよい。
図7(e)に示す透明基板703に対して、図7(f)に示すように、レーザ704を集光し照射させることによって、透明基板703の内部に格子状の所定の形状を有するマイクロクラックを発生させる隔壁部形成工程を行う。格子状のマイクロクラックによって、透明基板703のうちマイクロクラックが形成されなかった部分はアレイ状に分割される。このときのレーザ704として、例えば波長532nmのレーザを用いる。レーザ704の強度がある一定まで達すると、多光子吸収過程により吸収が急激に増大し、透明基板703の内部にマイクロクラックが発生する。
透明基板703のうちマイクロクラックが形成されなかった部分のピッチが撮像基板123の光電変換素子125のピッチ127と整合するように、レーザ704を照射することが望ましい。このマイクロクラックは、光を乱反射するため、隔壁部132の反射面として用いることが可能である。以上の工程によって図7(g)に示す透明基板703による光アレイ部131と、透明基板703に形成されたマイクロクラックによる隔壁部132とが形成される。上述した実施形態と異なり、本実施形態のように、レーザ704を所定の位置に照射することによっても、所定の形状を有する区画を定義する隔壁部132を形成することが可能となる。これによって、所定の形状を有する区画を定義する隔壁部132と、隔壁部132によって区画された領域に光アレイ部131とが配される、透明基板703を用いた中間体731が形成される。
本実施形態の中間体731においても、上述した各実施形態の中間体と同様に、光アレイ部131及び隔壁部132は放射線を吸収する。また光アレイ部131を直進できなかった光は、反射面で反射され光アレイ部131外への散乱を抑制しながら、光アレイ部131を伝搬することが可能である。これによって、本実施形態の中間体731は、中間体130、中間体630及び中間体730と同様の効果を有する。
以上、本発明に係る実施形態を4形態示したが、本発明はそれらの実施形態に限定されるものではない。上述した各実施形態は適宜変更、組み合わせが可能である。また例えば光アレイ部131が、テーパー形状を有していてもよい。シンチレータパネルの側が狭い面積を有し、センサパネルの側が広い面積を有するテーパー構造であってもよいし、シンチレータパネルの側が広い面積を有し、センサパネルの側が狭い面積を有するテーパー構造であってもよい。
以下、図8を参照しながら本発明の放射線撮像装置100が組み込まれた放射線撮像システムを例示的に説明する。放射線源であるX線チューブ800で発生したX線801は、患者又は被験者802の胸部803を透過し、本発明の放射線撮像装置100に入射する。この入射したX線に患者又は被験者802の体内部の情報が含まれる。放射線撮像装置100において、X線801の入射に対応してシンチレータ142が発光し、光電変換素子125で電気信号に変換され、電気的情報を得る。この情報は、デジタルに変換され信号処理部としてのイメージプロセッサ804によって画像処理され、制御室の表示部としてのディスプレイ805で観察できる。また、この情報は、電話回線806などの伝送処理部によって遠隔地へ転送できる。これによって別の場所のドクタールームなどの表示部であるディスプレイ807に表示し、遠隔地の医師が診断することも可能である。また、この情報は、光ディスクなどの記録媒体に記録することができ、またフィルムプロセッサ808によって記録媒体となるフィルム809に記録することもできる。
100 放射線撮像装置、120 センサパネル、125 光電変換素子、130 中間体、131 光アレイ部、132 隔壁部、142 シンチレータ

Claims (14)

  1. 放射線を光に変換するシンチレータと、
    光を光電変換する複数の光電変換素子がアレイ状に配されたセンサパネルと、
    前記シンチレータを透過した放射線を吸収するために前記シンチレータと前記センサパネルとの間に配された中間体と、を有する放射線撮像装置であって、
    前記中間体は、
    所定の形状を有する複数の区画を定義する隔壁部と、
    前記隔壁部によって区画された領域に配され、前記シンチレータで変換された光を散乱することを抑制しながら前記センサパネルに伝搬させる複数の光アレイ部と、
    前記光アレイ部と前記隔壁部との界面に配された界面層と、を含み、
    前記界面層は、金属を含み、
    前記隔壁部が、樹脂及びガラスの少なくとも何れか一方を含むことを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 放射線を光に変換するシンチレータと、
    光を光電変換する複数の光電変換素子がアレイ状に配されたセンサパネルと、
    前記シンチレータを透過した放射線を吸収するために前記シンチレータと前記センサパネルとの間に配された中間体と、を有する放射線撮像装置であって、
    前記中間体は、
    所定の形状を有する複数の区画を定義する隔壁部と、
    前記隔壁部によって区画された領域に配され、前記シンチレータで変換された光を散乱することを抑制しながら前記センサパネルに伝搬させる複数の光アレイ部と、
    前記光アレイ部と前記隔壁部との界面に配された界面層と、を含み、
    前記界面層は、金属を含み、
    前記隔壁部が、金属粒子の添加された樹脂及びガラスの少なくとも何れか一方を含むことを特徴とする放射線撮像装置。
  3. 放射線を光に変換するシンチレータと、
    光を光電変換する複数の光電変換素子がアレイ状に配されたセンサパネルと、
    前記シンチレータを透過した放射線を吸収するために前記シンチレータと前記センサパネルとの間に配された中間体と、を有する放射線撮像装置であって、
    前記中間体は、
    所定の形状を有する複数の区画を定義する隔壁部と、
    前記隔壁部によって区画された領域に配され、前記シンチレータで変換された光を散乱することを抑制しながら前記センサパネルに伝搬させる複数の光アレイ部と、を含み、
    前記隔壁部が、金属粒子の添加された樹脂及びガラスの少なくとも何れか一方であり、
    前記隔壁部が、前記光アレイ部と接する表面にマイクロクラックを有することを特徴とする放射線撮像装置。
  4. 前記光アレイ部が、樹脂及びガラスの少なくとも何れか一方であることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記光アレイ部が、金属粒子の添加された樹脂及びガラスの少なくとも何れか一方であることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記光アレイ部が、放射線を光に変換しないことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記光電変換素子と前記光アレイ部との間の配列の位置関係が、前記センサパネルに渡り均一であることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  8. 少なくとも1つの前記光電変換素子と少なくとも1つの前記光アレイ部とが互いに整合するように、前記複数の光電変換素子と前記複数の光アレイ部とが前記センサパネル及び前記中間体に渡って配列していることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  9. 前記光アレイ部の配されるピッチが、前記光電変換素子の配されるピッチと同じであることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  10. 前記中間体の厚さが、1mm以上10mm以下であることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  11. 前記中間体の光透過率が80%以上であることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  12. 前記中間体の放射線吸収率が20%以上であることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  13. 前記光アレイ部が、テーパー構造を有することを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  14. 請求項1乃至13の何れか1項に記載の放射線撮像装置と、
    前記放射線撮像装置からの信号を処理する信号処理部と、を備えることを特徴とする放射線撮像システム。
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