JPH02151122A - レーザ発振周波数安定化装置 - Google Patents

レーザ発振周波数安定化装置

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JPH02151122A
JPH02151122A JP30421388A JP30421388A JPH02151122A JP H02151122 A JPH02151122 A JP H02151122A JP 30421388 A JP30421388 A JP 30421388A JP 30421388 A JP30421388 A JP 30421388A JP H02151122 A JPH02151122 A JP H02151122A
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修 石田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、レーザの発振周波数を、共振器や原子・分子
の吸収スペクトル等の光の周波数基準を用いて安定化す
るレーザ発振周波数安定化装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、原子・分子の吸収スペクトルや光干渉計等を外部
の周波数基準として用いて、周波数基準の透過率が極大
若しくは極小となる光周波数の値にレーザの発振周波数
を安定化する場合には、被安定化レーザの発振周波数を
周期的に変化させる、いわゆるFM変調をかける方法が
採用されている。
第2図は、この方法を適用したレーザ発振周波数安定化
装置の第1の従来例を示す構成図である(例えば、儒学
技法0QE88−1  吉田他「周波数制御された半導
体レーザの周波数確度及び安定度の評価」参照)。
この第1の従来例においては、被安定化半導体レーザ1
の出力光は、そのバイアス電流に低周波信号発振器2か
らの微小電流を重畳することによって、FM変調がかけ
られている。その出力光を光カブラ3で二つに分岐し、
このうちの一の分岐光を光の周波数基準4に入力させた
後、受光器5で光電変換を行なう。これにより、光の周
波数基準4の透過率の周波数依存性によって、光の周波
数変化が光の強度変化に変換されるため、受光器5の出
力信号を、低周波信号発振器2の出力周波数を利用して
、ロックインアンプ6で同期検波することにより、透過
率の微分特性に相当する出力がiすられる。
即ち、FM変調されたレーザの中心周波数が、透過率の
極大若しくは極小に一致する場合には出力が「0」、そ
れよりも高い場合若しくは低い場合には符号が反転した
出力が得られる。これを誤差信号esとして、被安定化
半導体レーザ1へのバイアス電流を制御するバイアス電
流制御回路7を用いて、常に出力が「0」となるように
、いわゆるフィードバック制御を行なうことにより、光
の周波数基準4への発振周波数安定化が実現される。
また、高い周波数感度を得るための光周波数基準として
は、その透過率が極大若しくは極小となる周波数が長期
的に安定でなければならず、短波長帯の半導体レーザで
はルビジウム蒸気、セシウム蒸気の吸収スペクトルが利
用されている。特に、これらのアルカリ金属蒸気の飽和
吸収スペクトルを利用すると、吸収スペクトル幅が10
 Mllz以下と狭く、より高感度での周波数安定化が
可能になる。
第3図は、第2の従来例を示す構成図であって、0.7
95μmでのルビジウム蒸気の飽和吸収スペクトルを用
いたレーザ発振周波数安定化装置の構成を示している(
Electronics Letters Vol、2
4 No。
131988 C,G、Barvood at at、
) o図中、1は被安定化半導体レーザ、2は低周波信
号発振器、6はロックインアンプ、7はバイアス電流制
御回路で、第2図と同一構成部分を表わしている。
この第2の従来例においては、被安定化半導体レーザ1
の出力光がビームスプリッタ8で二つに分岐され、その
うちの一の分岐光が、さらにビームスプリッタ9で飽和
光sb、探索先bbSp照光rbの三つの光に分割され
る。飽和光sbはミラー10によって反射され、ビーム
スプリッタ11を透過した成分が、ルビジウム蒸気を封
入したセル12に入力する。一方、探索光hbと参照光
rbはミラー13によって反射され、セル12に飽和光
sbとは逆方向から入力する。このとき、探索光hbは
飽和光sbと重なるように入力される。
セル12を透過した探索光sbと参照光rbは、ビーム
スプリッタ11で反射され、それぞれ受光器13a、1
3bで検出される。このとき、飽和吸収スペクトルが受
光器13aの出力によって検出されるとともに、探索光
hbにFM変調がかかっているために線形吸収スペクト
ルの影響も同時に検出される。このため、次段の引算器
(あるいは割算器)14において、受光器13bの出力
を利用してその影響が取り除かれる。さらに、被安定化
半導体レーザ1に直接FM変調をかける際にAMM変調
同時にかかってしまうので、その影響によって吸収スペ
クトルのピークからずれた周波数値で安定化されてしま
う、いわゆるオフセットが発生する事態を防ぐため、第
3高調波発生手段15による低周波信号発振器2の第3
高調波を用いてロックインアンプ6で同期検波し、飽和
吸収スペクトルの3次の微分信号を検出して誤差信号e
sを発生する。この誤差信号esの入力に基づいて、バ
イアス電流制御回路7により被安定化半導体レーザ1の
発振周波数の安定化を行なっている。
また、波長1.5μm帯には、アルカリ金属蒸気の吸収
スペクトルのように、吸収量が大きく、かつ、周波数の
安定が容易な光の周波数基準が存在しないため、第2高
調波発生手段を用いて0,78μmのルビジウム原子吸
収スベトクルを利用する方法が検討されている(例えば
、特願昭63−137494号)。第4図は、この原理
を採用した第3の従来例を示す構成図である。図中、2
は低周波信号発振器、5は受光器、6はロックインアン
プ、7はバイアス電流制御回路で、第2図と同一構成部
分を表わしている。
この第3の従来例においては、波長1.56μm近傍で
発振する被安定化半導体レーザ16の出力光がビームス
プリッタ17で二つに分岐され、このうちの一の分岐光
が非線形光学素子で構成される第2高調波発生手段18
に入力して0.78μmの光出力を得る。この第2高調
波発生手段18の出力光は、ルビジウムを封入したセル
19に入力する。
次に、セル19を透過した出力光は、受光器5で検出さ
れる。これにより、ルビジウム原子吸収スペクトルが検
出され、前述と同様に、受光器5の出力信号を、低周波
信号発振器2の出力周波数を利111シてロックインア
ンプ6で同期検波し、誤差信号esを発生する。これに
より、1.56μm帯被安定化゛l′−導体レーザ16
の発振周波数を安定化することかできる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記第1の従来例では、被安定化半導体
レーザ1にF M変調をかけて、光の周波数基準4から
制御用の誤差信号esを検出し発生しているので、無変
調の光出力を得ることができず、この装置を光通信等に
利用する場合に、問題の発生する恐れがある。また、S
/Nの良い誤差信号esを検出して高い周波数安定度・
確度を実現するためには、光の周波数基準4に強い光パ
ワーを入力させる必要があり、装置外部に取り出せる先
出力が制限されてしまうという問題点をaしている。
また、第2の従来例では、無変調の光出力を得ることが
できないという欠点に加えて、線形吸収スペクトルの影
ツを取り除くために参照光「bを利用する必要があり、
装置の複雑化を招くとともに、引算器14の精度やその
特性のドリフトのため、あるいは3次の微分信号が1次
の微分信号に比べてS/Nが悪いため、周波数安定度・
確度が制限されてしまうという問題点を有している。
さらに、第3の従来例では、上記したような種々の欠点
に加えて、第2高調波発生手段18の変換効率に周波数
安定度・確度が影響され、変換効率が小さい場合、検出
される誤差信号esのS/Nが低くなり、高い周波数安
定度・確度を得ることが困難となる。従って、大きな変
換効率を有する第2高調波発生手段が必要不可欠となり
、採用できる第2高調波発生手段が制限されてしまうと
いう問題点がある。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、無変調で、しかも
光パワ一の大きな被安定化光出力を得ることができると
ともに、構成要素の性能に左右されることなく安定した
光出力を得ることのできる優れたレーザ発振周波数安定
化装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、請求項(1)によれば、所定
の周波数近傍で発振するレーザの発振周波数を安定化す
るレーザ発振周波数安定化装置において、第1の誤差信
号の入力により前記レーザの発振周波数を所定の周波数
基準に追従させる第1の発振周波数制御回路と、前記レ
ーザの出力光を分岐する第1の光分岐手段とからなるレ
ーザ発振周波数制御部と、所定の周波数近傍で発振する
参照レーザと、該参照レーザの出力光を分岐する第2の
光分岐手段と、該第2の光分岐手段による一の分岐光と
前記第1の光分岐手段による一の分岐光を合波しビート
信号を検出するビート信号検出部と、所定周期の信号を
発振する信号発振器と、該信号発振器の出力信号の入力
に応じて周波数を変化させた基準信号を発振する基準信
号発振器と、該基準信号と前記ビート信号を比較し両信
号の位相差または周波数差に応じた第2の誤差信号を発
生する比較器と、該第2の誤差信号の入力により前記参
照レーザの発振周波数を前記基準信号発振器の出力周波
数に追従させる第2の発振周波数制御回路とからなる参
照レーザ発振周波数制御部と、前記第2の光分岐手段に
よる他の分岐先の入力により該分岐光の周波数と周波数
基準との周波数差に応じた検出信号を発生する周波数差
検出部と、該検出信号を前記信号発振器の出力信号に同
期させて前記第1の誤差信号を発生する同期検波部とか
らなる誤差信号発生部とを備えた。
また、請求項(2)によれば、所定の周波数近傍で発振
するレーザの発振周波数を安定化するレーザ発振周波数
安定化装置において、第1の誤差信号の入力により前記
レーザの発振周波数を所定の周波数基準に追従させる第
1の発振周波数制御回路と、前記レーザの出力光を分岐
する第1の光分岐手段とからなるレーザ発振周波数制御
部と、所定の周波数近傍で発振する参照レーザと、該参
照レーザの出力光を分岐する第2の光分岐手段と、該第
2の光分岐手段による一の分岐光と前記第1の光分岐手
段による一の分岐光を合波しビート信号を検出するビー
ト信号検出部と、所定周期の信号を発振する信号発振器
と、該信号発振器の出力信号の入力に応じて周波数を変
化させた基準信号を発振する)Ii準倍信号発振器、該
基準信号と前記ビート信号を比較し両信号の位相差また
は周波数差に応じた第2の誤差信号を発生する比較器と
、該第2の誤差信号の入力により前記参照レーザの発振
周波数を前記基準信号発振器の出力周波数に追従させる
第2の発振周波数制御回路とからなる参照レーザ発振周
波数制御部と、前記第1の光分岐手段の他の分岐光を分
岐する第3の光分岐手段と、前記第2の光分岐手段の他
の分岐光の入力により発生する飽和吸収スペクトルを周
波数基準とし、該周波数基準と前記第3の光分岐手段の
一の分岐光の周波数との周波数差に応じた検出信号を発
生する周波数差検出部と、該検出信号を前記信号発振器
の出力信号に同期させて前記第1の誤差信号を発生する
周期検波部とからなる誤差信号発生部とを備えた。
また、請求項(3)によれば、第1の光分岐手段の一の
分岐光出力側とビート信号検出部の当該一の分岐光入力
側間に、第N高調波発生手段を配置した。
(作用) 請求項(1)によれば、所定の周波数で発振したレーザ
の出力光は、第1の光分岐手段に入力して分岐され、分
岐された一の分岐光は、参照レーザ発振周波数制御部の
ビート信号検出部に出力される。
同様に、所定の周波数で発振した参照レーザの出力光は
、第2の光分岐手段に入力して分岐される。分岐された
一の分岐光はビート信号検出部に出力され、他の分岐光
は誤差信号発生部の周波数差検出部に出力される。ビー
ト信号検出部は、第1及び第2の光分岐手段による各分
岐光を合波してビート信号を検出し出力する。一方、基
準信号発振器は、信号発振器の出力信号を入力し、この
入力に応じて発振周波数を周期的に変化させた基準信号
を出力する。これに伴ない、比較器はビートイー号と基
準信号を比較し、両信号の位相差または周波数差に応じ
た第2の誤差信号を発生し、第2の発振周波数制御回路
に出力する。第2の発振周波数制御回路は、第2の誤差
信号を入力することにより、参照レーザの発振周波数を
基準信号発振器の出力周波数に追従するように制御する
これにより、レーザの発振周波数変動に同期し、かつ、
FM変調のかかった参照レーザの出力光を得ることがで
きる。この出力光は、上記したように第2の光分岐手段
に入射して分岐される。分岐された一の分岐光はビート
信号検出部に出力され、上記したと同様の作用を受ける
一方、分岐された他の分岐光は誤差信号発生部の周波数
差検出部に入力する。周波数差検出部は、入力した分岐
光の周波数と周波数IA準との周波数差を検出し、この
検出信号を同期検波部に出力する。同期検波部は、この
検出信号の入力に基づいて、信号発振器の出力信号に同
期させて第2の誤差信号を発生し、第1の発振周波数制
御回路に出力する。
第1の発振周波数制御回路は、第1の誤差信号の入力に
より、レーザの発振周波数を周波数基準に追従するよう
に制御する。これにより、レーザの発振周波数が無変調
で安定化される。この安定化されたレーザの出力光は、
上記したように第1の光分岐手段に入力して分岐され、
分岐された一の分岐光はビート信号検出部に出力されて
、上記したと同様の作用を受ける。一方、分岐された他
の分岐光が当該装置の光出力として出力される。
また、請求項(2)によれば、所定の周波数で発振した
レーザの出力光は、第1の光分岐手段に入力して分岐さ
れる。分岐された一の分岐光は、参照レーザ発振周波数
制御部のビート信号検出部に出力され、他の分岐光は第
3の光分岐手段に出力される。
同様に、所定の周波数で発振した参照レーザの出力光は
、第2の光分岐手段に入力して分岐される。分岐された
一の分岐光はビート信号検出部に出力され、他の分岐光
は誤差信号発生部の周波数差検出部に出力される。ビー
ト信号検出部は、第1及び第2の光分岐手段による各分
岐光を合波してビート信号を検出し出力する。一方、基
準信号発振器は、信号発振器の出力信号を入力し、この
入力に応じて発振周波数を周期的に変化させた基糸信号
を出力する。これに伴ない、比較器はビート信号と基準
信号を比較し、両信号の位相差または周波数差に応じた
第2の誤差信号を発生し、第2の発振周波数制御回路に
出力する。第2の発振周波数制御回路は、第2の誤差信
号を入力することにより、参照レーザの発振周波数を基
準信号発振器の出力周波数に追従するように制御する。
これにより、レーザの発振周波数変動に同期し、かつ、
FM変調のかかった参照レーザの出力光を得ることがで
きる。この出力光は、上記したように第2の光分岐手段
に入射して分岐される。分岐された一の分岐光はビート
信号検出部に出力され、上記したと同様の作用を受け、
他の分岐光は誤差信号発生部の周波数差検出部に出力さ
れる。
一方、第3の光分岐手段に第1の光分岐手段による他の
分岐光が入力し分岐される。分岐された一の分岐光は、
誤差信号発生部の周波数差検出部に出力される。周波数
差検出部は、第2の光分岐手段による他の分岐光の入力
により周波数基準となる飽和吸収スペクトルを発生する
とともに、第3の光分岐手段による一の分岐光の周波数
と当該周波数基準との周波数差を検出し、この周波数差
に応じた検出信号を同期検波部に出力する。同期検波部
は、この検出信号の入力に基づいて、信号発振器の出力
信号に同期させて第2の誤差信号を発生し、第1の発振
周波数制御回路に出力する。
第1の発振周波数制御回路は、第1の誤差信号の入力に
より、レーザの発振周波数を周波数基準に追従するよう
に制御する。これにより、レーザの発振周波数が無変調
で安定化される。この安定化されたレーザの出力光は、
上記したように第1の光分岐手段に入力して分岐され、
分岐された一の分岐光はビート信号検出部に出力されて
、上記したと同様の作用を受ける。一方、分岐された他
の分岐光は第3の光分岐手段に入力して分岐され、分岐
された一の分岐光は周波数差検出部に出力され、上記し
たと同様の作用を受け、他の分岐光が当該装置の光出力
として出力される。
また、請求項(3)によれば、所定の周波数で発振した
レーザの出力光は、第1の光分岐手段に入力して分岐さ
れ、分岐された一の分岐光は、第N高調波発生手段に出
力される。第N高調波発生手段は、入力した分岐光から
第N高調波を発生し参照レーザ発振周波数制御部のビー
ト信号検出部に出力する。以後、上記した請求項(1)
または請求項(2)と同様の作用を受ける。
(実施例) 第1図は、本発明によるレーザ発振周波数安定化装置の
第1の実施例を示す構成図である。第1図において、2
0は被安定化レーザ発振周波数1.す御部、30は参照
レーザ発振周波数制御部、40はj差信号発生部である
被安定化レーザ発振周波数制御部20は、周波数ν近傍
で発振する被安定化半導体レーザ21と、後記する第1
の誤差信号ES1の入力に基づいて、被安定化半導体レ
ーザ21に、その発振周波数νを後記する周波数基準に
追従させるように制御したバイアス電流を供給するバイ
アス電流制御回路(第1の発振周波数制御回路)22と
、被安定化半導体レーザ21の出力光LDを二つに分岐
し、一の分岐光を参照レーザ発振周波数制御部30に出
力し、他の分岐光を当該装置の光出力として出力する第
1の光分岐手段、例えば先カプラ23とから構成されて
いる。
参照レーザ発振周波数制御部30は、周波数ν で発振
する参照レーザ31と、参照レーザ31の出力光RLD
を二つに分岐し、一の分岐光を後記するビート信号検出
部33に出力し、他の分岐光を誤差信号発生部40に出
力する第2の光分岐手段、例えば光カブラ32と、先カ
プラ32の一の分岐光と前記光カブラ23の一の分岐光
とを合波する光合波手段、例えば光カブラ33a並びに
光カプラ33aの出力光を光電変換したビート信号BT
を出力する受光器33bとからなるビート信号検出部3
3と、例えば周波数fm −1kl12程度の周期的な
低周波信号LSを発振する低周波信号発振器34と、低
周波信号LSの入力に応じて出力周波数f(中心周波数
fos周波数偏波Δf)を周期的に変化させたマイクロ
波信号である基準信号BSを発振するマイクロ波基準発
振器35と、この基準信号BSとビート信号BTの位相
差に応じた第2の誤差信号ES2を発生する位相比較器
36と、この第2の誤差信号ES2の入力に基づいて、
参照半導体レーザ31に、その発振周波数ν、を前記マ
イクロ波基準発振器35の出力周波数に一致するように
制御したバイアス電流を供給するバイアス電流制御回路
(第2の発振周波数制御回路)37とから構成されてい
る。
誤差信号発生部40は、光の周波数基準として用いられ
、光カブラ32の他の分岐光が入力するルビジウム蒸気
を封入したセル41a並びにセル41aの透過光を受光
して光電変換し、参照半導体レーザ31の出力光の周波
数と周波数基準との周波数差に応じた検出信号DSを出
力する受光器41bとからなる周波数差検出部41と、
この検出信号DSを前記低周波信号発振器34による低
周波信号LS(周波数fm)で同期検波して第1の誤差
信号ESIを発生し、バイアス電流制御回路22に出力
する同期検波部、例えばロックインアンプ42とから構
成されている。
次に、上記構成による動作を説明する。なお、参照゛七
導体レーザ31の発振周波数の制御帯域を低周波信号発
振器34の発振周波数fa+より大きく設定しであるも
のとする。
まず、周波数νで発振した被安定化半導体レーザ21の
出力光LDは、光カプラ23に入力して二つに分岐され
、その一の分岐光がビート信号検出部33の光カブラ3
3aに出力される。
また、周波数ν で発振した参照半導体レーザ31の出
力光RLDは、光カプラ32に入力して分岐される。分
岐された一の分岐光はビート信号検出部33の光カブラ
33aに出力され、他の分岐光は誤差信号発生部40の
セル41aに出力される。ビート信号検出部33では、
光カブラ33aで、光カブラ32の一の分岐光と光カプ
ラ23の一の分岐光が合波され、その出力光が受光器3
3bで受光され、充電変換されたビート信号BTが位相
比較器36に出力される。
一方、低周波信号発振器34は、周波数ftaの低周波
信号LSを周期的に発振する。これに伴ない、マイクロ
波基準発振器35は、この低周波信号LSの入力に応じ
て、周期的に変化させた基苧信号BSを発振し、位相比
較器36に出力する。
位相比較器36は、入力したビート信号BTの位相と基
準信号BSの位相とを比較し、両信号の位相差に応じた
第2の誤差信号ES2を発生し、バイアス電流制御回路
37に出力する。バイアス電流制御回路37は、第2の
誤差信号ES2の入力に伴ない 参照半導体レーザ31
の発振周波数ν を、被安定化半導体レーザ21の発振
周波数νからマイクロ波基準発振器35の出力周波数f
だけずれた値、即ち、ν −ν±fに安定化する「 ように制御したバイアス7fS流を、参照半導体レーザ
31に供給する。これにより、参照半導体レーザ31の
発振周波数ν がν±fの値に安定化され(この動作を
半導体レーザの周波数オフセットロッキングという。例
えば、申他 電気学会論文誌CVol、108−c、N
o、91988.pp、678−684)。
即ち、参照半導体レーザ31の発振周波数ν、は、被安
定化半導体レーザ21の発振周波数変動に追従し、かつ
、変調周波数frB、周波数偏移△fのFM変調がかけ
られることになる。
次に、F M変調がかけられた参照半導体レーザ31の
出力光RLDは、上記したように光カブラ32で分岐さ
れ、一の分岐光はビート信号検出部33に出力されて、
上記したと同様の作用を受ける。一方、光カプラ32に
よる他の分岐光は、誤差信号発生部40のセル41aに
入力する。このセル41aの透過光は、参照半導体レー
ザ31の発振周波数ν の中心値ν+fo  (あるい
はシーfo)とルビジウム吸収スペクトルのピーク周波
数ν。との周波数差を検出しており、この透過光が受光
器41bで受光され、充電変換された検出信号DSがロ
ックインアンプ42に出力される。
次に、ロックインアンプ42は、この検出信号DSを、
低周波信号発振器34による低周波信号LS(周波数f
m)で同期検波し、上記周波数差に応じた第1の誤差信
号ESIを発生し、バイアス電流制御回路22に出力す
る。
バイアス電流制御回路22は、第1の誤差信号ESIの
入力に伴ない、被安定化半導体レーザ21の発振周波数
νを、νofo(あるいはν。
+fo)に安定化するように制御したバイアス電流を被
安定化半導体レーザ21に供給する。これにより、安定
化された被安定化半導体レーザ21の出力光LDは、上
記したように先カプラ23で分岐され、一の分岐光はビ
ート信号検出部33に出力されて、上記したと同様の作
用を受ける。−方、光カプラ23の他の分岐光は、当該
装置の被安定化先出力として装置外部へ出力される。
第5図は、上記した一連の周波数安定化動作例を原理的
に示した図である。即ち、第5図の(a)に示すように
、被安定化半導体レーザ装置21の発振周波数νが、周
波数基準であるピーク周波数ν。と基準信号BSの中心
周波数f。との周波数差(νo  fo)より小さい場
合(νくν。
fo)、同図中DSaで示す検出信号が周波数差検出部
41で検出され、これに基づく第1の誤差信号は同図中
ES1aで示すような、例えばマイナス(−)の信号と
なる。従って、バイアス電流制御回路22は、被安定化
半導体レーザ21の発振周波数νを増加するように制御
する。
また、第5図の(b)に示すように、発振周波数νが、
ピーク周波数ν。と中心周波数f。との周波数差(νo
  fo)より大きい場合には(ν〉νo  fo)、
同図中DSbで示す検出信号が検出され、これに基づく
第1の誤差信号は、同図中ES1bで示すような、例え
ばプラス(+)の信号となる。従って、バイアス電流制
御回路22は、被安定化半導体C−ザ21の発振周波数
νを減少するように制御する。
さらに、第5図の(C)に示すように、発振周波数νが
、ピーク周波数ν。と中心周波数f。との周波数差(ν
。−f。)と等しい場合(ν一部。
−f。)、同図中DScで示す検出信号が検出され、こ
れに基づく第1の誤差信号は同図中ESICで示すよう
に、「±0」の信号となる。従ってバイアス電流制御回
路22は、被安定化半導体レサ21の発振周波数νをそ
のままの状態で保持するように制御する。
以上説明したように、本節1の実施例によれば、参照半
導体レーザ31を利用し、かつ、ビート信号BTを検出
してそのビート周波数を利用し、被安定化”F−導体レ
ーザ21の発振周波数変動に同期した参照半導体レーザ
31にFM変調をかけるため、被安定化半導体レーザ2
1に周波数変調をかけることなく高い確度で発振周波数
νを安定化することができる。
また、光の周波数基準に基づいて第1の誤差信号ESI
を検出し発生する際に、参照半導体レーザ31のパワー
を利用しているので、参照半導体レーザ31の光出力が
充分大きい場合には、受光器33bでビート信号BTを
検出するために必要とされる彼安定化半導体レーザ21
の光パワーは僅かでよく、外部に取り出せる被安定化光
出力パワーを大きくできるという効果を有する。さらに
、被安定化半導体レーザ21の発振周波数νは、マイク
ロ波基準発振器35の出力の中心周波数f。
にも依存するため、これを変化させることによって、安
定化される光周波数の値を連続的に変化させることがで
きるという効果をも有する。また5、得らえた被安定化
光出力に外部変調器を用いて変調をかければ、そのまま
光通信に利用できる。
なお、本節1の実施例において、光の周波数基準として
ルビジウム蒸気を封入したセル41aを用いたが、これ
に限定されるものではなく、他の原子や分子蒸気を封入
したセルや、ファブリ・ペロ干渉計、リング共振器、導
波路型リング共振器などを用いてもよく、また、飽和吸
収スペクトルの検出系を利用しても勿論よい。
第6図は、本発明によるレーザ発振周波数安定化装置の
第2の実施例を示す構成図である。本節2の実施例と前
記第1の実施例の異なる点は、被安定化レーザ発振周波
数制御部20における光カプラ23の他の分岐光の出力
側(被安定化光出力側)に、この分岐光を二つに分岐し
、その一の分岐光をコモ差信号発生部40に出力すると
ともに、他の分岐光を当該装置の光出力とする第3の光
分岐手段、例えば光カプラ50を配置し、かつ、誤差信
号発生部40の周波数差検出部41に、セル41aの光
カブラ32の他の分岐光(以下、飽和光SBという。)
は透過し、セル41aを透過した光カブラ50の一の分
岐光(以下、探索光HBという。)を反射して受光器4
1bに入力させるビームスプリッタ41cを配置したこ
とにある。
次に、本節2の実施例による動作を前記第1の実施例と
異なる部分ついてのみ説明する。
被安定化半導体レーザ21の出力光LDの一部が、光カ
ブラ50によって探索光HBとしてルビジウム蒸気を封
入したセル41aに入力する。
方、参照半導体レーザ31の出力光RLDのうち、光カ
ブラ32により分岐された他の分岐光は、飽和光SBと
してビームスプリッタ41cを透過し、探索光HBとは
反対方向からセル41aに入力する。
ここで探索光HBと飽和光SBの間に光周波数差f。が
あり、かつ探索光HBは無変調で、飽和光SBにはFM
変調がかけられているため、光周波数差f。がルビジウ
ム蒸気吸収スペクトルのドツプラー拡がり(室温で!I
−値幅500 M Hz程度)より狭ければ、±t o
 / 2だけ周波数がシフトした飽和吸収スペクトルの
1次微分信号が検出される。セル41aを透過した探索
光HBは、ビームスプリッタ41Cを介して受光器41
bで検出され、この検出信号DSがロックイアンプ42
に入力する。ロツイクイアンプ42は、この検出信号D
Sを低周波信号発振器34による低周波信号LS(周波
数fm)で同期検波して第1の誤差信号ESIを発生し
、バイアス電流制御回路22に出力する。
バイアス電流制御回路22は、第1の誤差信号ESIの
入力に伴ない、被安定化半導体レーザ21の発振周波数
νを、ν。−f。/2(あるいはνo十f。/2)に安
定化するように制御したバイアス電流を被安定化半導体
レーザ21に供給する。これにより、安定化された被安
定化半導体レザ21の出力光LDは、光カブラ23及び
50を介し当該装置の被安定化光出力として装置外部に
出力される。
本箱2の実施例においては、前記第1の実施例と同様の
効果を得ることができる。加えて、飽和吸収スペクトル
の検出時に、飽和光SBとして参照゛ト導体レーザ31
の出力光RLDを、探索光HBとして被安定化半導体レ
ーザ21の出力光LDを利用しており、かつ探索光HB
には何ら変調がかけられていないため、線形吸収スペク
トルが検出されることはな〈従来技術(第3図)で説明
したような参照光を利用する必要はない。従って、誤差
信号発生部40の構成が第3図の場合に比べて簡単にな
り、かつ、この部分での周波数安定度、確度の劣化を避
けることができる。さらに、参照半導体レーザ31の直
接FM変調時に生じるAM変調成分の影響は吸収の飽和
量を変化させるにとどまり、探索光HBから飽和吸収ス
ペクトルを検出する際には第1義的な影響を及ぼさない
。このため、周波数オフセットを生しることなく、3次
微分信号よりもS/Hのよい1次微分信号を光の周波数
基準からの第1の誤差信号として利用できるという利点
も[jjつ。
なお、ビームスプリッタ41cとして偏波ビームスブリ
ツタを利用することにより、飽和・探索両光の1−波状
態を制御すれば、飽和・探索両光の有効利用パワーを増
すことも可能である。
第7図は、本発明によるレーザ発振周波数安定化装置の
第3の実施例を示す構成図である。本箱3の実施例と前
記第1の実施例の異なる点は、光カプラ23の一の分岐
光出力側とビート信号検出部33の当該一の分岐光入力
側との間に、非線1じ光学素子等からなる第2高調波発
生手段24を配置し、かつ、被安定化レーザとして1.
56μm帯で発振する半導体レーザ21aを採用すると
ともに、参照レーザとして0.78μ[n帯で発振する
半導体レザ31aを採用したたことにある。
この構成においては、1.56μm帯被安定住半導体レ
ーザ21aの出力光LDaは、光カプラ23で分岐され
、その一の分岐光が第2高:A波発生手段24に入射さ
れ、0.78μm帯の光(第2高調波)が生しる。この
第2高調波発生手段24の出力光を用いて、第1の実施
例と同様に、第1の誤差信号ESIを発生し、これに基
づいてバイアス電流制御回路22により、1.58μm
帯披安走化半導体レーザ21の発振周波数νを制御する
ようになっている。
本箱3の実施例においても、前記第1の実施例と同様の
効果を得ることができる。加えて、■、56μm帯にお
ける第2高、周波発生手段24の変換効率が小さい場合
でも、0.78μm帯の参照半導体レーザ31の出力パ
ワーが充分大きければ、高い周波数安定度・確度が得ら
れる。これは、光領域の高調波発生手段においては低い
周波数変換効率しか実現できていない現在においては、
特に有効な利点である。
また、第6図で説明した第2の実施例において、被安定
化レーザ発振周波数制御部20を第7図に示した第3の
実施例における被安定化レーザ発振周波数制御部20で
置き変えることにより、1.56μm帯のレーザ発振周
波数安定化装置を構成することができ、第2または第3
の実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、上記各節1.蒐2及び第3の実施例では、被安定
化レーザ及び参照レーザとして半導体レーザを使用した
が、これに限定されるものではなく気体レーザ、色素レ
ーザ、外部共振器からの光帰還をかけた半導体レーザ等
を用いてもよく、これの場合には発振周波数を制御する
ためにバイアス電流制御回路22及び37として共振器
長を制御する回路を利用すればよい。
また、マイクロ波基準発振器35として直接合成型の周
波数シンセサイザを利用すれば、その中心周波数f。を
高確度に保ったまま、周波数偏移Δfの大きなマイクロ
波の基準信号BSを得ることができ(例えばΔf−10
MHz)、効果的である。
さらに、第2の誤差信号ES2を発生する際に、ビート
信号BTと基準信号BSの位相差に応じて発生するよう
に構成したが、これらの周波数差に応じて発生するよう
にしても上記したと同様の作用効果を得ることができる
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)によれば、発振周波
数が安定化されるレーザの出力光の一部と参照レーザの
出力光の一部を合波して検出されるビート信号と、その
発振周波数が周期的に変化するバ■信号発振器による基
準信号の位相差または周波数差を比較することで参照レ
ーザの発振周波数を制御し、かつ、参照レーザの出力光
を利用して光の周波数基亭に基づいて誤差信号を発生し
、これを用いて被安定化レーザの発振周波数を制御する
ようにしたので、レーザの発振周波数変動に開明した参
照レーザにFM変調をかけることが可能となり、これに
より、レーザの発振周波数を高い確度で安定化すること
ができ、無変調で、かつ、安定化された先出力を得るこ
とができる。
また、光の周波数基準から第1の誤差信号を発生する際
に、参照レーザの光パワーを利用しているので、参照レ
ーザの光出力が充分大きい場合には、ビート信号を検出
するために必要とされるレーザの光パワーは僅かでよく
、外部に取り出せる被安定化光出力の光パワーを大きく
できる。さらに、レーザの発振周波数は基準信号発振器
の出力の中心周波数にも依存するため、これを変化させ
ることによって、安定化される光周波数の値を連続的に
変化させることができるという効果も有する。
さらにまた、得られた被安定化光出力に外部変調器を用
いて変調をかければ、そのまま光通信に利用できるとい
う利点を有する。
また、請求項(2)によれば、請求項(1)の効果に加
えて、第1の誤差信号の検出、発生の際に、参照レーザ
の出力光とともに無変調のレーザの出力光を利用してい
るので、さらに精度よく安定化された光出力を得ること
ができる。
また、請求項(3)によれば、請求項(1)または請求
項(2)の効果に加えて、1.5μm帯等の長波長帯の
レーザの発振周波数を精度よく安定化することができる
。さらに、第N高調波発生手段の変換効率が小さい場合
でも参照レーザの出力パワーが充分大きければ、高い周
波数安定度・確度を得ることができる。これは光領域の
高調波発生手段においては低い周波数変換効率しか実現
できていない現在において、特に有効な利点である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるレーザ発振周波数安定化装置の第
1の実施例を示す構成図、第2図は第1の従来例を示す
構成図、第3図は第2の従来例を示す構成図、第4図は
第3の従来例を示す構成図、第5図は本発明に係るレー
ザ発振周波数安定化動作例の説明図、第6図は本発明に
よるレーザ発振周波数安定化装置の第2の実施例を示す
構成図、第7図は本発明によるレーザ発振周波数安定化
装置の第3の実施例を示す構成図である。 図中、20・・・被安定化レーザ発振周波数制御部、2
1・・・被安定化半導体レーザ、21a・・・1.56
μm帯彼安走化半導体レーザ、22・・・バイアス電流
制御回路(第1の発振周波数制御回路)、23・・・光
カブラ(第1の光分岐手段)、24・・・第2高調波発
生手段、30・・・参照レーザ発振周波数制御部、31
・・・2照半導体レーサ、31a・・・0.78μm帯
参照゛1′−導体レーザ、32・・・光カプラ(第2の
光分岐手段)、33・・・ビート信号検出部、33a・
・・光カプラ、33b・・・受光器、34・・・低周波
信号発振器、35・・・マイクロ波基準発振器、36・
・・位相比較器、37・・・バイアス電流制御回路(第
2の発振周波数制御回路)、40・・・誤差信号発生部
、41・・・周波数差検出部、41a・・・ルビジウム
封入セル、41b・・・受光器、41C・・・ビームス
プリッタ、42・・・ロックインアンプ(同期検波部)
、50・・・光カブラ(第3の光分岐手段)。 特許出願人 日本電信電話株式会社 代理人弁理士 吉 ]l   精 孝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の周波数近傍で発振するレーザの発振周波数
    を安定化するレーザ発振周波数安定化装置において、 第1の誤差信号の入力により前記レーザの発振周波数を
    所定の周波数基準に追従させる第1の発振周波数制御回
    路と、前記レーザの出力光を分岐する第1の光分岐手段
    とからなるレーザ発振周波数制御部と、 所定の周波数近傍で発振する参照レーザと、該参照レー
    ザの出力光を分岐する第2の光分岐手段と、該第2の光
    分岐手段による一の分岐光と前記第1の光分岐手段によ
    る一の分岐光を合波しビート信号を検出するビート信号
    検出部と、所定周期の信号を発振する信号発振器と、該
    信号発振器の出力信号の入力に応じて周波数を変化させ
    た基準信号を発振する基準信号発振器と、該基準信号と
    前記ビート信号を比較し両信号の位相差または周波数差
    に応じた第2の誤差信号を発生する比較器と、該第2の
    誤差信号の入力により前記参照レーザの発振周波数を前
    記基準信号発振器の出力周波数に追従させる第2の発振
    周波数制御回路とからなる参照レーザ発振周波数制御部
    と、 前記第2の光分岐手段による他の分岐光の入力により該
    分岐光の周波数と周波数基準との周波数差に応じた検出
    信号を発生する周波数差検出部と、該検出信号を前記信
    号発振器の出力信号に同期させて前記第1の誤差信号を
    発生する同期検波部とからなる誤差信号発生部とを備え
    た ことを特徴とするレーザ発振周波数安定化装置。
  2. (2)所定の周波数近傍で発振するレーザの発振周波数
    を安定化するレーザ発振周波数安定化装置において、 第1の誤差信号の入力により前記レーザの発振周波数を
    所定の周波数基準に追従させる第1の発振周波数制御回
    路と、前記レーザの出力光を分岐する第1の光分岐手段
    とからなるレーザ発振周波数制御部と、 所定の周波数近傍で発振する参照レーザと、該参照レー
    ザの出力光を分岐する第2の光分岐手段と、該第2の光
    分岐手段による一の分岐光と前記第1の光分岐手段によ
    る一の分岐光を合波しビート信号を検出するビート信号
    検出部と、所定周期の信号を発振する信号発振器と、該
    信号発振器の出力信号の入力に応じて周波数を変化させ
    た基準信号を発振する基準信号発振器と、該基準信号と
    前記ビート信号を比較し両信号の位相差または周波数差
    に応じた第2の誤差信号を発生する比較器と、該第2の
    誤差信号の入力により前記参照レーザの発振周波数を前
    記基準信号発振器の出力周波数に追従させる第2の発振
    周波数制御回路とからなる参照レーザ発振周波数制御部
    と、 前記第1の光分岐手段の他の分岐光を分岐する第3の光
    分岐手段と、 前記第2の光分岐手段の他の分岐光の入力により発生す
    る飽和吸収スペクトルを周波数基準とし、該周波数基準
    と前記第3の光分岐手段の一の分岐光の周波数との周波
    数差に応じた検出信号を発生する周波数差検出部と、該
    検出信号を前記信号発振器の出力信号に同期させて前記
    第1の誤差信号を発生する周期検波部とからなる誤差信
    号発生部とを備えた ことを特徴とするレーザ発振周波数安定化装置。
  3. (3)前記第1の光分岐手段の一の分岐光出力側と前記
    ビート信号検出部の当該一の分岐光入力側間に、第N高
    調波発生手段を配置した請求項(1)または請求項(2
    )記載のレーザ発振周波数安定化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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