JPH02150448A - 難燃性ポリウレタンフォーム - Google Patents

難燃性ポリウレタンフォーム

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JPH02150448A
JPH02150448A JP30222188A JP30222188A JPH02150448A JP H02150448 A JPH02150448 A JP H02150448A JP 30222188 A JP30222188 A JP 30222188A JP 30222188 A JP30222188 A JP 30222188A JP H02150448 A JPH02150448 A JP H02150448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyurethane foam
flame
brominated
flame retardant
foam
Prior art date
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Pending
Application number
JP30222188A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Mishima
三島 清志
Noriyuki Kawanishi
教之 川西
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MANATSUKU KK
Manac Inc
Original Assignee
MANATSUKU KK
Manac Inc
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、車両用の内装材あるいは電気製品の部材等に
用いられる難燃性ポリウレタンフォームに関する。更に
詳しくは、特定の臭素化シクロアルカンを添加型難燃剤
として特定量配合した難燃性ポリウレタンフォームに関
する。
(従来技術及び発明が解決しようとする課題)ポリウレ
タンフォームは、良好なりッション性、通気性、断熱性
、吸音性、また配合処方により広範囲な比重、クツショ
ン特性を有することから、きわめて広範囲の分野で使用
されている。しかしながらその反面、非常に燃えやすい
という性質を有しており、その難燃化は防災上の見地か
ら強く要望されている。
難燃性付与のために、−船内に行なわれている方法は、
添加型の難燃剤を予め配合して発泡させる方法、後処理
により難燃剤に含浸させる方法がある。これらの方法に
使用される難燃剤としては、従来からトリス(2,3−
ジブロモプロピル)ホスフェート、トリス(ブロモクロ
ロプロピル)ホスフェート、トリス(ブロモエチル)ホ
スフェート等の液状のハロゲン化燐酸エステル、ヘキサ
ブロモベンゼン等のハロゲン化芳香族化合物等が一般的
に用いられ、その他難燃助剤として三酸化アンチモン等
の金属酸化物や水酸化物が併用されることがある。とこ
ろで、添加型難燃剤として専ら利用されているハロゲン
化燐酸エステルは、ポリオールなどとの相溶性が非常に
優れているものの、添加型は本質的に液状物であるため
、可塑化効果やフオームの硬さが低下したり、低密度フ
オームを得難い欠点がある。また、一般にハロゲン化芳
香族化合物は熱に安定であり、ポリウレタン樹脂の難燃
化のためには必ずしも十分な効果を発揮しえない場合が
多い、上記の添加型難燃剤の外に、反応型難燃剤である
燐またはハロゲン含有ポリオールを使用して難燃性ポリ
ウレタンを得る方法もある。しかしながら、この場合は
ハロゲン含有ポリオールがポリウレタンの基本構成成分
となるため、難燃性と物性とを均衡させるために組成比
が制約され、狙い通りの性能が得難いこともある。
上記のようにポリウレタンの難燃化方法は数多く提案さ
れているが、実用上満足できる方法は非常に少ないのが
現状である。
[発明の構成] (課題を解決するための手段及び作用)本発明者らは、
ポリウレタンフォームの難燃化について上記のような未
解決の諸問題を全面的に解消すべく鋭意検討を重ねた結
果、特定の臭素化シクロアルカンを難燃剤として配合す
ることにより、その目的を達成し得ることを見いだし、
本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、側鎖に臭素化アルキル基を有するか有
しない単環式、縮合多環式若しくは架橋環式の炭素数5
〜20の臭素化シクロアルカンを含有し、かつポリウレ
タンフォームにおける臭素含有率が2.5〜10重量%
である難燃性ポリウレタンフォームである。
本発明の難燃性ポリウレタンフォームは、ポリエーテル
ポリオールおよび/またはポリエステルポリオールに、
難燃剤として上記臭素化シクロアルカンを分散させ、こ
の混合液にジイソシアネートを加えて、水またはフレオ
ンにより発泡させながら反応させ、硬化させることによ
って得られる。この反応は既知の方法であり、架橋反応
も同時に行なわれ、架橋の程度により軟質ポリウレタン
フォーム、硬質ポリウレタンフォームが得られる。
本発明に使用されるポリエーテルポリオールは、分子量
200〜10000の三官能、三官能又は四官能のポリ
エーテルポリオールであり、代表的なものとしては、ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポ
リプロピレントリオール等が挙げられる。
本発明に使用されるポリエステルポリオールは、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール等のアルキレング
リコールと、アジピン酸を代表とする炭素数2〜6の二
塩基酸とを反応させたものである。
本発明に使用されるジイソシアネートは、2.4−トリ
レンジイソシアネート、2.4−トリレンジイソシアネ
ートと2.6−)−リレンジイソシアネートの混合物、
ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソ
シアネート、1.5−ナフタレンジイソシアネート等の
芳香族ジイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、テトラメチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイ
ソシアネート:イソホロンジイソシアネート、水添キシ
リレンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソ
シアネート等の脂環族ジイソシアネートが挙げられる。
本発明の難燃剤として配合される炭素数5〜20の臭素
化シクロアルカンとしては、テトラブロモシクロヘキサ
ン、テトラブロモシクロオクタン、ヘキサブロモシクロ
ドデカン等の臭素化単環式シクロアルカン:テトラブロ
モテトラヒドロインデン等の臭素化縮合多環式シクロア
ルカンおよびビシクロペンタジェン四臭素付加物等の臭
素化架橋環式シクロアルカンが挙げられる。これら臭素
化シクロアルカンの側鎖に臭素化アルキル基を有してい
てもよく、そのような臭素化シクロアルカンとしては1
.2−ジブロモエチル−3,4−ジプロモシクロヘキサ
ン等が挙げられる。
炭素数5未満の臭素化シクロアルカンも難燃剤として使
用可能であるが、化合物は不安定な性質を有するため、
ポリウレタンフォームの商品価値を損なうことが多い、
また、炭素数が20を越える臭素化シクロアルカンも難
燃剤として使用可能ではあるが、実用上安価に入手する
ことが困難である。
本発明の難燃性ポリウレタンフォームの臭素含有率は、
2.5〜10重量%であることが必要である。臭素含有
率が2.5重量%未満では難燃効果が十分でなく、一方
、10重量%を越える場合は、難燃効果は十分得られる
が、多量の難燃剤の添加を必要とするため、フオーム発
泡時の安定性に欠ける等の本来の優れた特性が損なわれ
る。更に好ましい臭素含有率の範囲は3〜9重量%であ
り、最も好ましい範囲は4〜8重量%である。
本発明の難燃性ポリウレタンフォームの製造には、難燃
剤の他に触媒として三級アミン化合物および有機金属化
合物、界面活性剤、発泡剤並びに整泡剤等の添加剤を加
えるのが好ましい、また。
難燃助剤として三酸化アンチモン等の無機物を併用する
こともできる。
本発明の難燃性ポリウレタンフォームは、難燃性が優れ
、しかもポリウレタンフォーム特有の良好なりッション
性等の特性を損なわないという効果が得られる。これは
本発明の難燃剤である臭素化シクロアルカンは、ポリオ
ールに対する分散性が良いためポリウレタンフォームに
均一に分散し、均一な難燃性を付与するためと推定され
る。
また、本難燃剤はハロゲン化芳香族化合物と比較して、
ポリウレタンフォームの燃焼時に熱安定性がやや低いた
め有効な難燃効果を与えることになり、少量の添加で済
むためであると推定される。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例によって限定されるものではな
い、なお、以下において「%」は「重量%」を、「部」
は「重量部」を表わす。
実施例1 水酸基価56のポリプロピレントリオール100部にヘ
キサブロモシクロドデカン15部を分散させた。この混
合液にトリエチレンジアミン0.1部、シリコーン整泡
剤(東しシリコーン5H190)1.2部、オクチル酸
錫0.4部および水4部を加え、約10分間攪拌した後
、TDI−80(2,4−トリレンジイソシアネートと
2.6−トリレンジイソシアネートの80対20の混合
物)50部を加え、激しく攪拌した後、80℃の乾燥機
内で1時間硬化させた。
得られたポリウレタンフォームは以下の試験方法で評価
した。
密度: J I S−に−6401 引張り強さ、引裂き強さ: J I S−に−臭素含有
率:JIS−に−6388 難燃性:JIS−D−1201 分析の結果、得られたポリウレタンフォームは、臭素含
有率6.8%であり、自消性で、機械強度、密度も優れ
たものであった。
実施例2 実施例1において、ヘキサブロモシクロドデカンの代わ
りに、1.2−ジブロモエチル−3,4−ジブロモシク
ロヘキサンを配合した以外は実施例1と同様の方法でポ
リウレタンフォームを製造した。
得られたポリウレタンフォームは実施例1と同一の方法
で試験評価した。その結果、得られたポリウレタンフォ
ームは臭素含有率6.9%であり、自消性で、機械強度
、密度も優れたものであった。
実施例3 水酸基価60のポリエステルポリオール100部にテト
ラブロモテトラヒドロインデン13部を加え、さらにト
リエチレンジアミン1.5部、シリコーン整泡剤1.5
部、オクチル酸錫0.03部および水4部を加え、約1
0分間撹拌した後、TDI−65(2,4−トリレンジ
イソシアネートと2.6−)−リレンジイソシアネート
の65対35の混合物)45部を加え、激しく撹拌した
後、80℃の乾燥機で1時間硬化させた。
得られたポリウレタンフォームは実施例1と同一の方法
で試験評価した。その結果、得られたポリウレタンフォ
ームは臭素含有率6.1%であり、自消性ヤ、機械強度
、密度も優れたものであった。
比較例1 実施例1において、ヘキサブロモシクロドデカンを配合
しない以外は実施例1と同様の方法でポリウレタンフォ
ームを製造した。
得られたポリウレタンフォームは実施例1と同一の方法
で試験評価した。その結果、得られたポリウレタンフォ
ームは機械強度、密度は優れたものであったが、完全燃
焼した。
比較例2 実施例1において、ヘキサブロモシクロドデカン15部
の代わりに5部配合した以外は実施例1と同様の方法で
ポリウレタンフォームを製造した。
得られたポリウレタンフォームは実施例1と同一の方法
で試験評価した。その結果、得られたポリウレタンフォ
ームは臭素含有率2.4%であり、機械強度、密度は優
れたものであったが、難燃性は遅燃2級であった。
比較例3 実施例1において、ヘキサブロモシクロドデカン15部
の代わりに300部配した以外は実施例1と同様の方法
でポリウレタンフォームを製造した。
得られたポリウレタンフォームは実施例1と同一の方法
で試験評価した。その結果、得られたボッウレタンフオ
ームは臭素含有率12.4%であり、自消性であったが
、機械強度に劣り、密度も大きいものであった。
比較例4 実施例1において、ヘキサブロモシクロドデカンのイ曵
わりに、ジブロモネオペンチルグリコール15部を配合
した以外は実施例1と同様の方法でポリウレタンフォー
ムを製造した。
得られたポリウレタンフォームは実施例1と同一の方法
で試験評価した。その結果、得られたポリウレタンフォ
ームは臭素含有率5.5%であり、自消性であり、機械
強度は優れたものであったが、発泡状態が悪(密度の大
きいものであった。
比較例5 実施例1において、ヘキサブロモシクロドデカンの代わ
りに、トリス(2−ブロモエチル)ホスフェートを配合
した以外は実施例1と同様の方法でポリウレタンフォー
ムを製造した。
得られたポリウレタンフォームは実施例1と同一の方法
で試験評価した。その結果、得られたポリウレタンフォ
ームは臭素含有率5.1%であり、機械強度に劣り、密
度の大きいものであった。R燃性は、遅燃1級であった
比較例6 実施例1において、ヘキサブロモシクロドデカンの代わ
りに、デカブロモジフェニルエーテルを配合した以外は
実施例1と同様の方法でポリウレタンフォームを製造し
た。
得られたポリウレタンフォームは実施例1と同一の方法
で試験評価した。その結果、得られたポリウレタンフォ
ームは臭素含有率7.5%であり、機械強度に劣り、密
度は大きいものであった。また、難燃性は、遅燃2級で
あった。
表1及び表2に実施例1〜3および比較例1〜6の試験
結果をまとめて示す。
上記表2より明らかなように、本発明の難燃性ポリウレ
タンフォームは難燃性に優れ、しかも、ポリウレタンフ
ォーム本来の優れた特性を有している。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の難燃性ポリウレタンフォ
ームは優れた難燃性とポリウレタンフォーム本来の優れ
た特性を維持しており、商品価値の優れた加工製品を得
ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 側鎖に臭素化アルキル基を有するか有しない単環式、縮
    合多環式若しくは架橋環式の炭素数5〜20の臭素化シ
    クロアルカンを含有し、かつポリウレタンフォームにお
    ける臭素含有率が2.5〜10重量%である難燃性ポリ
    ウレタンフォーム。
JP30222188A 1988-12-01 1988-12-01 難燃性ポリウレタンフォーム Pending JPH02150448A (ja)

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JP30222188A JPH02150448A (ja) 1988-12-01 1988-12-01 難燃性ポリウレタンフォーム

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